JP5368473B2 - インターネットプロトコルサービス品質保証型ルータの自動設定 - Google Patents

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Description

本発明は、VOIPネットワークを監視するノードを自動設定するシステムに関するものである。
インターネットプロトコルによる音声伝送技術(Voice over Internet Protocol:VOIP)は、どの呼び出し経路を監視するかをユーザがひとたび設定すると、受け手側の応答機の作動を含め、インターネットプロトコルサービス品質保証制度(IP SLA)が保証する項目を、全て自動的に実行する。このようなサービス品質保証型のネットワークでは、設定時間が経過したり、ルータがリセットされたりして、これらの実行内容が消失した場合には、消失した内容が適宜再現される。
VOIPは、電話通信をサンプリングしてデジタル化し、複数のノードと分散ネットワーク型のデータパケット伝送網とを経由して伝送することで、当該ノード間での電話通信を可能にする技術である。VOIPは、性能が向上したこと、またデータ伝送帯域が広く、比較的低コストで通信が可能であることより、次第に普及してきている。VOIP通信について完全に説明することは本願の範囲外であるので、VOIP通信の詳細については、国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)が標準化したH.323プロトコル・バージョン6、またはInternet Engineering Task Force(IETF)が標準化したセッション確立プロトコル(Session Initiation Protocol:SIP)を参照されたい。本願明細書では、これらのプロトコルの内容を全て参照し、援用する。
VOIP通信を満足に行うためには、前記分散ネットワーク内の多様なノード間の接続条件を設定しなくてはならない。例えば、顕著な遅延やデータ損失を生ずることなくデータ伝送時のオーディオ遅延やオーディオ損失を回避するためには、VOIP通信のQoSは十分に高レベルであることが必要である。IP SLAは典型的には、VOIP型ネットワークノード間で、例えば所望レベルのQoSを維持するために必要な、標準通信プロトコルを規定するものである。IP SLAでは、高レベルのQoS通信と、高レベルのQoS通信を行うためのネットワークオーバーヘッドとのバランスをとらなくてはならない。したがってIP SLAは、主としてノード間でのVOIPデータの伝送に用いる高レベルQoSのみならず、主としてノード間での非VOIPデータの伝送に用いる低レベルQoSについても規定している。
このような多様なノード間の接続状態は、手動で設定される。VOIPネットワークは小規模であっても、複数のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を含み、各LANにおいては数多くのノードが相互に接続されている。その結果数多くのノードの設定作業には時間と労力を要する。
VOIPでは障害を正確に特定できることが重要であり、通常支援およびトラブル対応の2つの業務は、VOIPシステムの運営上、特に困難な業務である。例えば、ある特定のルータやスイッチが消失した場合の影響度と、このような状況変化に応じて経路変更がなされた場合のVOIPネットワーク上の情報量とを予見することは困難である。従来のVOIP監視手段は、ネットワークを監視して障害の所在を正確に特定し、ネットワーク上の接続形態が変わった場合に何が起こるかをシミュレーションすることが可能である。これらの監視手段の多くは、ジッタ(信号の時間的なズレや揺らぎ)、パケットロス(ノードにパケットを送っても応答がない状態)、スループット(単位時間あたりの処理能力)、音量、遅延、および、その他の保証項目であるネットワークの内部および/またはコールセンターで用いるアプリケーションプログラム等の品質を監視する。ネットワーク上でのVOIP処理の監視は単調な作業であり、コストおよび演算オーバーヘッドを必要とする。
従来の解決手段は、スイッチ上のスイッチポートアナライザからエンドユーザの電話通話の記録をとり、これに対して処理を行うという受動的な形で、VOIPの品質を測定する。しかしながら、VOIPの品質および性能は、終端から終端までの接続状態を通じて判定するものであって、あるひとつの終端ノードの状態を監視してもネットワーク状態の正確な情報は得られない。このため、ある特定のスイッチ上に位置するスイッチポートアナライザによって、ネットワーク全体のVOIP品質を測定しても、芳しい結果が得られない。また、実際の通話データを監視することには、プライバシー上の問題がある。
Cisco社製IOSソフトウェアによるIP SLAでは、合成音声データを生成して、その情報量を監視することにより、VOIPシステムの監視が可能である。他の競合製品も同様の機能を備えている。特にCisco製のIP SLAでは、ルータおよびノードのような多様なVOIPネットワーク装置が、合成トラフィックを生成して伝送することで、システム状態を測定する。
IP SLAは、多様なネットワークルータおよびノード上に常駐するCisco社製IOSソフトウェアに含まれる機能のひとつである。IP SLAにより、システム管理者はVOIPを含むインターネットプロトコルソフトウェアの品質レベルおよびサービスを分析することができる。IP SLAの詳細情報については、ハイパーリンク「http://www.cisco.com/application/pdf/en/us/guest/products/ps6350/c2001/ccmigration 09186a0080789b77.pdf」にあるIP SLAユーザ取扱説明書を参照されたい。IP SLAは、ネットワーク上の情報量の連続的な変化を能動的に監視する手法を用いて、ネットワーク全体の能力を測定する。ルータはIP SLA対応型応答機を備える。このIP SLA対応型応答機は、合成データを受信してネットワーク能力の統計データを生成するので、ネットワーク全体での測定データが正確なものになる。
特にIP SLAを用いてネットワーク全体の状態を示すデータを生成することによって、ノードなどの2つのネットワーク装置間で保証品質の接続状態が得られているかどうかを判定することが多い。IP SLAや、類似の合成音声データ配信監視手段では、ルータおよび/またはスイッチを用いてVOIPネットワークの状態を監視し、実際の音声通話を妨げることなくネットワーク性能の統計データを収集するという観測を、断続的に実行することが可能である。これらの統計データは、Mean Opinion Score(MOS:平均オピニオンスコア)、ジッタ、ネットワークのレイテンシ、パケットロス、およびその他の重要項目である通信速度の測定値を含む。通信速度を実測値で表すことにより、VOIPの性能の詳細が理解しやすくなる。
システム全体を通じて合成トラフィックを用いることにより、システム性能を十分正確に測定しつつ、上述のプライバシー問題を回避することができる。
しかしながら、合成トラフィックを用いることにも欠点があり、システムトラッフィックを測定して生成したデータは、容量が大きく、処理が困難である。また合成トラフィックを生成・伝送する帯域が必要になるため、合成トラフィックの生成・伝送により、膨大なシステムオーバーヘッドが発生する。さらに、合成トラフィックを処理してネットワーク性能の測定データを生成することは、ルータおよび他の関連ネットワーク装置内の処理装置にとって負担になる。
さらに、VOIPノードにIP SLAを監視させるソフトウェアのプログラミングには、時間がかかる。上述のように、VOIPは小規模であっても数多くのノードを含む。またユーザは、膨大なコンピュータリソースを消費し、膨大な量のデータを生成することになる長期または無期限のIP SLAと、所望の期間中に満了してしまうかもしれない短期のIP SLAとの、どちらを用いるかという判断に直面する。
これら及びその他の要請に対し本発明の実施例は、ネットワークノードによるVOIP作動状態の監視設定を行うユーザを支援する方法、およびこれに関する手段を提供する。インターネットプロトコルによる音声伝送技術(Voice over Internet Protocol:VOIP)は、監視する呼び出し経路をユーザがひとたび設定すると、受け手側の応答機の作動をはじめとする、インターネットプロトコルサービス品質保証制度(Internet Protocol Service Level Agreement:IP SLA)が保証する項目を、全て自動的に実行する。当該品質保証型のネットワークでは、設定した時間を過ぎたり、ルータがリセットされることにより、これらの実行内容が消失した場合は、消失した内容が適宜再現される。
本発明は、VOIPネットワークを監視するノードを自動設定するシステムを提供する。当該システムは、前記VOIPネットワークを監視するノードと、前記ノードごとの前記VOIPネットワークの監視持続時間とを記憶する第1の記憶装置であって、前記監視ノードおよび前記監視持続時間はユーザが指定する第1の記憶装置と、前記監視を実行する前記ノードを設定する命令を記憶する第2の記憶装置と、各ノードによる監視状態を判定し、当該監視状態と前記ユーザが指定したデータとを比較するサーバとを備え、前記監視状態が前記ユーザ指定のデータに適合しない場合、前記サーバは第2の記憶装置を呼び出して適切な命令を取得し、前記VOIPネットワークを監視する前記ノードの設定をする更新する。
前記システムは、前記ノードの設定状態を記憶する第3記憶手段をさらに備えてもよい。前記監視は、前記VOIPネットワーク内での合成データの伝送と監視を含んでも良い。また前記監視は、2つ以上の前記ノード間でのIP SLAの起動を含んでも良い。前記第2の記憶装置は、IP SLAを起動する命令を含んでも良い。前記サーバは、前記IP SLAのひとつが満了する時を判定してもよい。また前記サーバは、ノードのひとつがリセットされる時を判定してもよい。
前記システムは、ユーザが指定条件を入力するユーザインターフェースをさらに備えてもよい。前記ユーザインターフェースは、前記監視の結果を表示してもよい。特に前記ユーザインターフェースはさらに、前記監視結果を表示し、前記表示した監視結果は、前記VOIPネットワークが所定のパラメータの範囲外で作動する時を示してもよい。
前記システムの他、本発明は、ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VOIP)ネットワークを監視する複数のノードの、自動設定方法を開示する。この方法は、前記VOIPネットワークを監視するノードと、前記ノードごとの前記VOIPネットワークの監視持続時間とを記憶する工程であって、前記監視ノードおよび前記監視持続時間はユーザが指定したデータである工程と、前記ノードを設定して前記監視を実行する命令を記憶する工程と、 前記VOIPネットワークを監視する工程と、各ノードによる監視状態を判定し、当該監視状態と前記ユーザが指定したデータとを比較する工程と、前記監視状態が前記ユーザ指定のデータに適合しない場合、第2の記憶装置を呼び出して適切な命令を取得し、前記VOIPネットワークを監視する前記ノードの設定をする更新する工程と、前記命令を前記ノードへ送信する工程と、を備える。
前記方法は、前記ノードの設定状態を記憶する工程をさらに備えてもよい。前記監視は、前記VOIPネットワーク内での合成データの伝送及び監視を含んでもよい。また前記監視は、2つ以上の前記ノード間でのIP SLAの起動を含んでも良い。前記命令は、IP SLAを起動する命令を含んでも良い。前記方法は、前記IP SLAのひとつが満了する時を判定する工程をさらに備えてもよい。前記監視の結果、前記VOIPネットワークが所定のパラメータの範囲外で作動している場合は、このことを前記監視結果として表示してもよい。前記方法は、前記ノードのひとつがリセットされる時を判定する工程をさらに備えてもよい。
本発明は、指示プログラムを実行する装置が読み取り可能なプログラムの、記憶装置を提供する。前記指示プログラムは、前記VOIPネットワークを監視するノードと、前記ノードごとの前記VOIPネットワークの監視持続時間とを記憶する工程であって、前記監視ノードおよび前記監視持続時間はユーザが指定したデータである工程と、前記ノードを設定して前記監視を実行する命令を記憶する工程と、各ノードによる監視状態を判定し、当該監視状態と前記ユーザが指定したデータとを比較する工程と、前記監視状態が前記ユーザ指定のデータに適合しない場合、第2の記憶装置を呼び出して適切な命令を取得し、前記VOIPネットワークを監視する前記ノードの設定をする更新する工程と、前記命令を前記ノードへ送信する工程と、を備える。
前記監視は、前記VOIPネットワーク内での合成データの伝送及び監視を含んでもよい。また前記監視は、2つ以上の前記ノード間でのIP SLAの起動を含んでも良い。前記指示は、前記IP SLAのひとつが満了する時の判定を含んでも良く、または前記ノードひとつがリセットされる時の判定を含んでも良い。
図1Aは、本願の実施例のVOIP監視設定システムの構成要素のブロック図である。 図1Bは、本願の実施例のノード設定データの項目を示す。 図2は、本願の実施例のハブ&スポーク型構造のノードを監視するように設定した、VOIPネットワークを示す。 図3は、本願の実施例のメッシュ型構造のノードを監視するように設定した、VOIPネットワークを示す。 図4は、本願の実施例のメッシュ型構造のノードを監視するように設定した、VOIPネットワークを示す。 図5は、本願の実施例のVOIP監視方法のフローチャートを示す。 図6は、本願の他の実施例のVOIPの動的監視に用いるノードの設定方法を示す。 図7は、本願の実施例の図6に記載のVOIPの動的監視に用いるノードの設定方法のプロセスフロー図である。
図1を参照し、本発明の実施例のインターネットプロトコル音声伝送(VOIP)監視設定システム100について説明する。特に、VOIP監視システム100は、複数のノード111を含むVOIPネットワーク110を備える。VOIP監視設定装置120は、適宜ネットワーク110に接続され、ノード111とデータのやり取りを行う。一般的にユーザは、VOIP監視設定装置120を用いて、ネットワーク110内の多様なノード110間の接続状態に関する設定を、呼び出して制御することができる。VOIP監視設定装置120に特有の機能の詳細は、以下の通りである。
インターネットプロトコル音声伝送監視設定システム100はさらに、ノード監視設定データベース130を備える。このノード監視設定データベース130には、多様なノード111の状態及びノード間の接続状態についてのデータ131が記憶されている。例えば図1Bに示すように、ある特定のノード111に関するノード監視設定データ131は、ノード識別子132、およびネットワークまたはノードの地理的な位置133に関する情報を含んでも良い。ノード監視設定データ131は、当該
特定ノードと他のノード間でのサービス品質保証契約(SLA)に関するデータ134をさらに含んでも良い。ネットワーク分野では公知のとおり、SLAは、当該特定ノードとこれに接続する他のノードとの間で、通信変更設定の標準値を規定するものである。このようにSLAデータ134は、例えば、SLA中に含まれるノード、SLAが規定する接続設定、およびSLAの実行時間を含んでも良い。
同様に、ノード監視設定データ131は、当該特定ノードと他の接続ノード間でのIP SLAに関するデータ135をさらに含んでも良い。IP SLA135または他のVOIP監視設定データは、2つ以上のノード間で伝送される合成データまたは架空データに関するもので、合成データの伝送をノードに適宜監視させ、また観測した伝送能力を算出させることに用いられる。このIP SLAデータ134は、例えば、IP SLA中に含まれるノード、伝送する合成データおよび算出する測定結果の詳細、ならびにIP SLAの実行時間などの項目を含んでも良い。
ノード設定データ131は、VOIPノード監視設定データベース130上にあるものとして説明したが、実際には、ノード設定データ131はVOIPネットワーク110内の各ノード111上に常駐しても良いし、VOIPノード監視設定データベース130はこのデータの写しを含んでも良いことを理解されたい。またこれらのいずれでもない場合には、ノード設定データ131は、VOIPノード監視設定データの位置情報を含んでも良い。
図1Aに戻り、システム管理者または他のユーザは、ユーザインターフェース140を用いてVOIP監視設定ツール120に接続することができる。例えばユーザインターフェース140は、ローカルコンピュータ上に常駐するアプリケーションソフトウェアであってもよい。ここでのローカルコンピュータとは、VOIP監視設定ツール120を管理し、またVOIP監視設定ツール120の呼び出しを制御するものである。同様にユーザインターフェース110は、VOIP監視設定ツール120から提供されるプログラムであってもよいし、システム管理者のコンピュータ上に常駐するブラウザソフトウェア上で実行されるデータサーバから提供されるプログラムであってもよい。以下に詳述するとおり、ユーザインターフェース140はVOIPノードデータ131のひとつ以上のデータ項目を受信し、表示するものである。さらにユーザは、ユーザインターフェース140を介して入力できるので、ユーザはVOIPノード監視に関する多様な設定条件を指定することができる。また、ユーザが指定したVOIPノード監視選択項目151を、VOIPノード監視選択データテーブル150に記憶しても良い。例えばユーザは、監視すべきノードおよび接続箇所を、合成トラフィックおよび監視実行時間を用いて指定しても良い。同様にユーザは、IP SLA監視用の態様として、伝送する合成データの形式を指定したり、指定接続伝送パラメータのように選択可能な態様を指定してもよい。
一実施形態としてVOIP監視設定装置120は、ノード111にIP SLAを実行させる監視命令を含む監視命令保持手段136を呼び出しても良い。例えば命令保持手段136は、必要なIP SLAを各ノード111に実行させる種々の特定命令を含んでも良く、所望のIP SLA状態の実現に必要なこれらの特定命令が、選択および実行される。またノード設定の技術分野で公知のように、監視命令保持手段136は、汎用IP SLA設定命令を含んでも良い。汎用IP SLA設定命令とは、ノードデータベース130に記憶された特定ノードおよび接続データを用いて、確定・実行される命令である。ノード接続手段は公知であり、必要に応じてこれらを活用してもよい。
好ましい作動状態では、ユーザインターフェース140は、多様なノード111が監視するVOIPネットワーク110の状態から、一般状況データを表示する。例えば、ユーザインターフェース140はノード111をひとつ以上列挙して、そのノードからの接続状態を監視する設定を表示しても良い。また、複数のノード111、およびこれらのノード111間の接続状態を、公知の手法によって図式的に表示しても良い。これらのノード111およびその接続状態の監視状況を観察後、ユーザは命令を入力してノード111の監視設定を変更しても良い。特に本願の実施例のユーザは、VOIPネットワーク監視用の一般的な設定を選択し、この中のIP SLAに関する設定を変更して実行してもよい。このようにすることでユーザは、最小限の手動プログラミングで所望の監視設定を実現することができる。
ユーザインターフェース140は、ノードの作動状態を、実測性能統計データのような形式でユーザに表示しても良い。伝送される合成データを測定して得た性能統計データが、予め設定した目標性能値の範囲外で作動しているノードがあることを示す場合、ユーザインターフェース140は、このノードに標識をつけて示してもよい。
図2〜4に示すように本願の実施例のユーザは、メッシュ型、スポーク&ハブ型、および特殊仕様型の3つの中から、標準監視設定を選択可能である。なお本発明では、上記以外の標準監視設定を用いるてもよいことを理解されたい。また、メッシュ型、スポーク&ハブ型、および特殊仕様型の各標準監視設定に関する下記説明は、本発明を明瞭に理解することを目的とし、本発明を限定することを目的としているのではないことを理解されたい。
図3に示すスポーク&ハブ型監視構造300からわかるように、ここに示すVOIPネットワークは、位置1_210および位置2_210の2つの位置を含む。ネットワーク分野では公知のとおり、これらの位置は地理的位置またはネットワーク上の位置を示す。典型的には、位置210はノード211および212を含み、位置220はノード221および222を含む。これらのノード211,212,221,および222を組み合わせることでLANが形成される。特にこのスポーク&ハブ型VOIP監視構造では、第1の位置210は、内部接続213に沿ってボーダーノード212と通信を行う規定内部ノード211を含む。同様に第2の位置220は、内部接続223を通じてボーダーノード222に接続された、内部ノード221を監視するように規定される。ボーダーノード212,222はチャンネル230を通じて合成データの交換を実行するように設定されている。
このようにハブ&スポーク型構造は、ユーザが「ハブ」として指定したサイト/ノード212,222のサブセット、およびユーザが「スポーク」として指定したその他すべてのノード211および221を備える。合成データは、第1の位置210および第2の位置220の少なくとも一方において、ハブノード212と各ノード211との間、またはハブノード222と各ノード221との間でやり取りされるため、合成データのやり取りは、特に第1の位置210におけるハブノード212とノード211との間、および第2の位置220におけるハブノード222とノード221との間で監視される。ハブノード212,222間も、合成データをやり取りできるように接続されている。例えばスポーク&ハブ型構造は、複数個所にオフィスを持つ組織に用いると好適である。各々の位置(すなわち、位置210をLAN210とし、位置220をLAN220とした場合)での電話通話は、メッシュ型構造として監視しても良い。またこれらの位置間のトラッフィックを、ハブ212,222間の接続230に沿って監視してもよい。
再び図1に戻って説明する。ユーザインターフェース140は、ユーザが指定したハブおよびスポークを、VOIP監視設定ツール120へ送信する。ユーザは、特定のハブノード212,222および/またはスポークハブ211,221を選択してもよい。またユーザは論理基準(例えば、性能および/または互換性要件)を設けてもよく、VOIP監視設定ツール120は、この基準に基づいて、ハブノード212,222および/またはスポークハブ211,221を選択してもよい。
VOIP監視設定ツール120は、これらのデータを用いて、ユーザインターフェース経由で、スポーク&ハブ型構造200を構成する接続213,223,230の状態を、ユーザに表示しても良い。例えば表示された接続状態の情報は、指定したハブ212,222の各々との接続を示す統計情報を含んでも良い。このようにすると、スポークハブ211,221間の接続が省略され、ユーザは接続状態の確認作業を容易に行うことができる。
ハブ&スポーク型ネットワーク監視構造200を実施する際に、VOIP監視設定ツール120は、ハブノード212,222へ信号を送信して、ハブノード212とスポークノード211との間の接続213、ハブノード222とスポークノード221との間の接続223、およびハブノード212,222間の接続230におけるIP SLA処理を開始してもよいが、スポークノード211,221へ信号を送信して、指定したひとつ以上のハブノード212,222のみとの接続、すなわちハブノード212とスポークノード211との間の接続213、および/またはハブノード222とスポークノード221との間の接続223におけるIP SLA処理を開始してもよい。例えば、VOIP監視設定ツール120は、ノードデータベース130を呼び出して、ハブノード212,222およびスポークノード211,221の各々のIP SLAの状態を判定しても良い。その後、VOIP監視設定ツール120は設定命令データベース136を呼び出して、所望の命令コードを適宜取得し、接続213,223,230の各々に対してIP SLAを起動させても良い。またVOIP監視設定ツール120は、ノード211,212,221,222のいずれを再設定する必要があるか、およびVOIPネットワークを監視するための所望のIP SLAを、いずれのノード211,212,221,222が既に備えているかを、データベース130からのデータに基づいて判定しても良い。そして、監視対象である接続213,223,230に関連するノード211,212,221,222のみが、IP SLAに関する新たな命令を受信する。
図3に示すように、メッシュ型VOIP監視構造300では、各ノードがそれ以外のノードと形成する接続状態を監視する。上述のように完全メッシュ型のネットワーク監視構造ではオーバーヘッドの発生が必須であり、ネットワーク帯域のほとんどが典型的に、合成VOIPデータの伝送と、IP SLA能力の統計データの処理とに振り向けられる。典型的な状況としては、メッシュ型VOIPネットワーク監視は、各ノード間で通話が数多く発生する場合に好適である。
上述のメッシュ型VOIPネットワーク監視構造300は、位置1_310および位置2_320の2つの位置を含む。位置310はノード311および312を含み、位置320はノード321および322を含む。これらのノード311,312,321,および322を組み合わせることでLAN310および320が形成される。特に、メッシュ型VOIP監視構造300は、位置310,320内に規定した内部ノード311,321およびボーダーノード312,322を備える。しかし、IP SLA状態を位置内チャンネル313,323および位置間チャンネル330の両方で実測するため、メッシュ型構造300内の内部ノード311,321およびボーダーノード312,322は、合成データを送受信するように設定される。
図1によれば、完全メッシュ型を実施する際、ユーザは各ノード111のIP SLA状態を観察しても良い。そのようにすることでユーザは、所望のメッシュ型監視構造となるようにノード111の監視設定を更新すべきかを、判断することができる。典型的には、必要なノード111すべてについてIP SLA状態を表示して、メッシュの状態を判断してもよい。
またVOIP監視設定ツール120は、各ノード111へIP SLAを送信して、各ノード111でこれを起動して監視を行っても良い。例えば、VOIP監視設定ツール120はノードデータベース130を呼び出して、各ノード111の監視状態を判定しても良い。その後、VOIP監視設定ツール120は設定命令データベース136を呼び出して、各ノード111に対する所望のIP SLA命令を取得し、さらにその後、これらの命令を適切なノードへ送信してIP SLAを起動してもよい。これに替えてVOIP監視設定ツール120は、IP SLA状態の実測を行うには、複数のノード111のいずれを再設定する必要があるか、および他のノード間での通信の監視を既に適切に行っているのはいずれのノード111であるかを、データベース130からのデータに基づいて判定しても良い。
上述のVOIP接続構造とは異なる構造として、ユーザは所望のノード111を個別に監視できる特殊仕様のネットワーク監視構造を指定しても良い。この特殊仕様のネットワーク監視構造は、メッシュ型でもハブ&スポーク型でもない。例えば、図4が示す特殊仕様のネットワーク監視構造400では、ノード411,412が位置1_410に含まれ、ノード421,422が位置2_240に含まれ、位置1_410と位置2_240とは別個である。この特殊仕様のネットワーク監視構造400では、ノード411,412,421,422は、選択された他のノードとの合成音声データの通信状態を監視するようにプログラミングされている。特に、特殊仕様のVOIP監視構造400は、位置410内に規定したノード411,412,および位置420内に規定したノード421,422を備える。しかしながら、特殊仕様構造400内の内部ノード411,421およびボーダーノード412,422は、ユーザが設定した条件に従って合成データを通信して、IP SLA状態を実測するように設定されている。上述の特殊設定の監視作業は、例えば、選択した位置内通話チャンネル413,423および選択した位置間チャンネル440内で行われる。このようにすることで、図2に記載のスポーク&ハブ型構造のノード数より多く、図3に記載のメッシュ構造のノード数より少ない数のノードにより、監視が行われる。
再び図1に戻って説明する。ユーザインターフェース140は、監視用にユーザが指定した関連ノード111をVOIP監視設定ツール120へ送信する。また、ユーザは論理基準(例えば、性能および/または互換性要件)を設けてもよく、VOIP監視設定ツール120は、この基準に基づいて、関連ノード111を指定しても良い。VOIP監視設定ツール120は、このデータを用いて、ユーザインターフェース140を経由して、ノード111による所望の特殊仕様構造400の関連ノード111の監視状態をユーザに表示しても良い。例えば表示した監視状態の情報には、ある指定ハブ111から取得した接続状態の監視情報のみを含むようにし、他の接続状態の監視情報は省略するようにしても良い。
カスタム仕様設定を実行する際、メッシュ型構造300およびハブ&スポーク型構造200と同様に、VOIP監視設定ツール120は、ノード111へ命令を送信して、ユーザが指定した所望の接続部において、IP SLAを開始してもよい。その後、VOIP監視設定ツール120は、設定命令データベース136を呼び出して、各ノード111に対する所望のIP SLA命令を適宜取得し、所望のIP SLAを起動してもよい。またVOIP監視設定ツール120は、所望の監視を行うにはいずれのノード111を再設定する必要があるか、および既に所望の監視条件が設定されているのはいずれのノード111かを、ノードデータベース130からのデータに基づいて判定しても良い。そして、IP SLAの設定変更が必要なノード111のみが、新たな命令を受信する。
図5にVOIP監視設定方法500を示す。方法500は、ノードによる監視データを表示する工程510、およびノードによる所望の監視設定条件をユーザが選択する工程520を含む。例えば上述のようにユーザは、メッシュ型監視構造300を選択するか、またはハブ&スポーク型監視構造200および特殊仕様の監視構造400のいずれかを選択する。ユーザがメッシュ構造を選択した場合は、全ノード間の通信チャンネルが監視対象として選択される。ユーザが、メッシュ型VOIP監視構造300ではなく、ハブ&スポーク型監視構造200または特殊仕様の監視構造400を選択した場合は、方法500は工程530に進み、ここでユーザは監視対象のノード及び通信チャンネルを指定する。上述のように工程530においてユーザは、ボーダーノードと内部ノードとを規定することができる。
これに続けて方法500は工程540に進んで指定ノードを設定し、合成トラフィックを送信して送信状態を実測し、IP SLA状態を監視させる。次に方法500は工程550に進み、上述のVOIP性能データが収集され、ユーザに対して表示される。
例えば、H.323プロトコル、またはセッション確立プロトコルを用いる場合、IP SLAのVOIP通話設定を操作することにより、始端ゲートウェイが(電話番号を含む)電話メッセージを送信してから、この始端ゲートウェイが(受け手側の)終端ゲートウェイから、前記電話番号の電話が鳴った、または受け手が電話に出たことを示すメッセージを受信するまでの、合計時間を実測することができる。ユーザはVOIP通話設定作業を、指定した時間間隔、指定した繰り返し回数、および指定した実行時間で繰り返すことができる。H.323プロトコルでの電話呼び出しに、ゲートキーパー(GK)またはディレクトリ・ゲートキーパー(DGK)を使用する場合は、(電話番号を含む)前記電話呼び出しのメッセージを実際に送信する前に、前記始端ゲートウェイと終端ゲートウェイとの間で、追加のメッセージが送受信される。これらの追加メッセージの送受信に要する時間は、IP SLAによるVOIP通話設定返信時間の測定に含まれる。同様に、セッション確立プロトコルでの電話呼び出しにプロキシ・サーバまたはリダイレクション・サーバを用いる場合も、(呼び出しメッセージの送信前に)追加メッセージを送受信する所要時間は、VOIP通話設定返信時間の測定に含まれる。IP SLAのVOIP試験通話用アプリケーションソフトウェアを起動するため、試験通話の相手方となるダイアルピアの設定、VOIPの通話接続条件の設定、およびVOIPの通話接続の予定日時の設定は、始端側ゲートウェイを用いて行う。
本発明の他の実施形態として図6に、ユーザの特殊設定に基づいて監視用ノードを設定して、能動的な監視を実行する方法600を示す。上述の方法600の工程610において、ユーザはユーザインターフェース140を用いて、監視条件を任意で設定する。設定作業は工程620に進み、ユーザが設定した監視条件にしたがって、ノードが初期設定される。工程620において、例えば所望のIP SLAを指定することによりノードが適切に初期設定されると、設定作業は工程630に進み、伝送される合成データを用いてノードを監視する。そして設定作業は工程640に進み、VOIPシステムのデータが収集される。
次に方法600の設定作業は工程650に進み、工程640で収集したVOIP監視データを、ユーザが設定した初期監視条件と比較する。例えば指定したノードの性能を評価して、所望の監視が行っているかどうかを判定する。性能の統計データが何も戻ってこない場合、または性能の統計データが、工程610でユーザが指定した監視条件を正確に反映していない場合は、問題のあるノードを特定する。例えば、あるノードでIP SLAが満了した場合は、当該ノードからは、ユーザが所望する監視結果がなにも戻らない。設定作業は工程660に進み、上述のように所望の監視条件が変更されている場合は、これを反映してノード設定を更新し、IP SLA状態の監視において発生するいかなる問題にも対応する。
図1に戻って参照すると、方法600を、図6に示した工程に要約することはできないことがわかる。特に、ユーザインターフェース140に、監視条件についてのユーザの任意設定を入力してもよいし、ユーザインターフェース140は、この設定をVOIP監視設定ツール120へ送信してもよい。VOIP監視設定ツール120は、ユーザ指定のVOIPノード監視選択項目151をVOIPノード監視選択データテーブル150に記憶してもよい。またVOIP監視設定ツール120は、これらの監視条件を用いてIP SLAや他のノード監視手法を設定してもよい。所望の監視条件が変更されている場合は、VOIP監視設定ツール120は、変更された設定をノード監視設定データテーブル130に記憶してもよい。
監視結果が戻ってくると、すなわちIP SLAの統計データが監視ノードから戻ってくると、VOIP監視設定ツール120は、監視結果をユーザ設定データ150と比較し、ユーザが指定した監視条件を正確に実施していないノードを特定する。またVOIP監視設定ツール120は、ノード111から収集したIP SLA状態データを用いて、定期的または能動的にノード監視設定データテーブル130を更新してもよい。またノード監視設定データ131を、VOIPノード監視選択データテーブル150内のVOIPノード監視選択項目151のデータと比較して、ユーザ指定のVOIPノード監視選択項目151に適合しないノードを特定してもよい。
これらのノードが特定されると、VOIP監視設定ツール120は、ユーザ指定のVOIP監視選択項目151の実現に必要なノード監視設定データ131を更新することができる。例えば上述のようにVOIP監視設定ツール120は、ノード監視命令データベース136を呼び出して適切な命令を取得および形成して、所望のノードで実行する必要のある所望のIP SLAを形成することができる。
図7に、IP SLAを自動更新する処理手順700を示す。処理手順700は、特にネットワークノード710、ネットワーク監視設定システム720、およびユーザインターフェース730の、3つの構成要素間での相互通信を含んでいる。まずネットワーク監視設定システム720が、ノードおよびノード監視設定条件を示すノードデータ740を収集して、ユーザインターフェース730へ送信する。ノード710とその監視状態を示すノード設定データ740を受信すると、ユーザインターフェース730は、ユーザ監視設定データ750をネットワーク監視設定システム720へ送信する。ネットワーク監視設定システム720は、受信したユーザ監視設定データ750およびノード設定データ740を用いて、適切なIP SLA命令760を形成し、ユーザが設定した所望の通話経路の監視条件を、必要があれば変更する。
図7の処理手順700の説明を続ける。ネットワーク監視設定システム720は、IP SLA状態のデータおよび/または統計情報770を受信して、これらのデータおよび/または情報を、ユーザインターフェース730へ送信する。またネットワーク監視設定システム720は、受信したユーザ監視設定データ750を評価して、監視中のIP SLA状態がユーザ監視設定データ750と適合するかどうかを判定する。例えば、あるノードのIP SLAが、設定した所望の監視時間内に満了した場合は、ワーク監視設定システム720は、この満了状態を反映した設定データを戻す。ワーク監視設定システム720は、監視データが所望のIP SLA状態を示していない、と判定してもよい。これに対し、ネットワーク監視設定システム720は、更新したIP SLA命令780を送信して、満了したIP SLAを適宜再起動し、受信したユーザ監視設定データ750中に指定した、所望のVOIPノード監視を完了する。
多様な実施形態を用いて説明したように、本発明のVOIP作動状態の監視は、数多くの物理的構成内で実施してもよいし、単一のネットワーク装置内で実施してもよいし、公知の多様な機能が多数の構成要素内に分散したシステム内で実施してもよい。IP SLA状態の監視制御や他の監視設定および機能を、ユーザ設備、VOIPサーバ、接続ゲートウェイ、またはVOIPネットワークおよびネットワーク接続に関連する他のネットワーク装置のような、多様なネットワーク装置にて実行してもよい。
本発明の実施形態は説明目的のみであること、および本発明は多様な構成において実施可能であることを、当業者は理解するであろう。本願明細書では本発明の実施例を、方法における工程、ハードウェア的な構成、またはハードウェア/ソフトウェア的な構成として説明したが、さらに本発明は、コンピュータ読取可能な媒体に記憶したコンピュータプログラムとして実行可能である。ここでのコンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な媒体に記憶されたものであって、コンピュータまたは処理装置を制御して多様な機能を実行するものをいう。
100 インターネットプロトコル音声伝送監視設定システム
110 VOIPネットワーク
111 ノード
120 VOIP監視設定装置
130 ノード監視設定データベース
131 ノード監視設定データ
132 ノード識別子
133 位置
134 SLAデータ
135 IP SLAデータ
136 設定命令データベース
140 ユーザインターフェース
150 VOIPノード監視選択データテーブル
151 VOIPノード監視選択項目
200 ハブ&スポーク型ネットワーク監視構造
210 第1の位置
211 内部ノード
212 ボーダーノード
213 位置内接続
220 第2の位置
221 内部ノード
222 ボーダーノード
223 位置内接続
230 チャンネル
300 メッシュ型VOIP監視構造
311,321 ノード
312,322 ボーダーノード
400 特殊仕様のネットワーク監視構造
411,421 ノード
412,422 ボーダーノード
413,423 ノード間通話チャンネル
430 位置間チャンネル
500 VOIP監視設定方法
510 ノード監視データ
520 ノード監視構造
710 ネットワークノード
720 ネットワーク監視設定システム
730 ユーザインターフェース
740 ノード設定データ
750 ユーザ監視設定データ
760 IP SLA命令
770 統計情報
780 更新したIP SLA命令

Claims (20)

  1. ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VOIP)ネットワークを監視するノードを自動設定するシステムであって、
    前記VOIPネットワークを監視するノードと、前記ノードによる前記VOIPネットワークの監視持続時間とを記憶する第1の記憶装置であって、前記監視ノードと前記監視持続時間とはユーザの指定である、前記第1の記憶装置と、
    命令を記憶する第2の記憶装置であって、前記命令は前記監視を実行させる前記ノードを設定する命令である、第2の記憶装置と、
    各ノードによる監視状態を判定し、前記監視状態と、前記ユーザが指定したデータとを比較するサーバと、を備え、
    前記監視状態が前記ユーザ指定のデータに適合しない場合、前記サーバは前記第2の記憶装置を呼び出して適切な命令を取得し、前記VOIPネットワークを監視する前記ノードの設定をする更新することを特徴とするシステムであって、
    前記監視は、前記ユーザが選択した2つ以上の前記ノードの間でIP SLAを確立することと、前記第2の記憶装置が前記IP SLAを形成する命令を含む、ことを特徴とするシステム
  2. 前記ノードの設定状態を記憶する第3記憶手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記監視は、前記VOIPネットワーク内での合成データの伝送及び監視よりなることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記サーバは、前記IP SLAのひとつが満了するときを判定することを特徴とする、請求項に記載のシステム。
  5. 前記ユーザが指定条件を入力するユーザインターフェースをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記ユーザインターフェースはさらに前記監視の結果を表示することを特徴とする、請求項に記載のシステム。
  7. 前記ユーザインターフェースはさらに前記監視の結果を表示し、前記表示した監視の結果は、前記VOIPネットワークが所定のパラメータの範囲外で作動する時を示す ことを特徴とする、請求項に記載のシステム。
  8. 前記サーバは、前記ノードのひとつがリセットされる時を判定することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  9. ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VOIP)ネットワークを監視する複数のノードを自動設定する方法であって、
    前記VOIPネットワークを監視するノードと、前記ノードごとの前記VOIPネットワークの監視持続時間とを記憶する工程であって、前記監視ノードおよび前記監視持続時間はユーザが指定したデータである工程と、
    前記ノードを設定して前記監視を実行する命令を記憶する工程と、
    各ノードによる監視状態を判定し、前記監視状態と、前記ユーザが指定したデータとを比較する工程と、
    前記第2の記憶装置を呼び出して適切な命令を取得し、前記VOIPネットワークを監視する前記ノードの設定をする更新する工程と、
    前記命令を前記ノードへ送信する工程と、
    を含むことを特徴とする方法であって、
    前記監視は、前記ユーザが選択した2つ以上の前記ノードの間でIP SLAを確立することと、前記第2の記憶装置が前記IP SLAを形成する命令を含む、ことを特徴とする方法
  10. 前記ノードの設定状態を記憶する工程をさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  11. 前記監視は、前記VOIPネットワーク内での合成データの伝送及び監視よりなることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  12. 前記IP SLAのひとつが満了するときを判定する工程をさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  13. 前記ユーザが指定条件を入力するユーザインターフェースをさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  14. 前記監視の結果を表示する工程をさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  15. 前記VOIPネットワークが所定のパラメータの範囲外で作動することを、前記監視の結果を表示する時に、前記監視の結果を表示することを特徴とする、請求項に記載の方法。
  16. 前記ノードのひとつがリセットされる時を判定する工程をさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  17. 指示プログラムを実行する装置が読み取り可能なプログラムの記憶装置であって、前記指示プログラムは、
    前記VOIPネットワークを監視するノードと、前記ノードごとの前記VOIPネットワークの監視持続時間とを記憶する工程であって、前記監視ノードおよび前記監視持続時間はユーザが指定したデータである工程と、
    前記ノードを設定して前記監視を実行する命令を記憶する工程と、
    前記VOIPネットワークを監視する工程と、
    各ノードによる監視状態を判定し、前記監視状態と、前記ユーザが指定したデータとを比較する工程と、
    前記監視状態が前記ユーザ指定のデータに適合しない場合、第2の記憶装置を呼び出して適切な命令を取得し、前記VOIPネットワークを監視する前記ノードの設定をする更新する工程と、
    前記命令を前記ノードへ送信する工程と、
    を含むことを特徴とするプログラム記憶装置であって、
    前記監視は、前記ユーザが選択した2つ以上の前記ノードの間でIP SLAを確立することと、前記第2の記憶装置が前記IP SLAを形成する命令を含む、ことを特徴とするプログラム記憶装置
  18. 前記監視は、前記VOIPネットワーク内での合成データの伝送及び監視よりなることを特徴とする、請求項17に記載のプログラム記憶装置。
  19. 前記指示はさらに、前記IP SLAのひとつが満了する時を判定することを特徴とする、請求項17に記載のプログラム記憶装置。
  20. 前記指示はさらに、前記ノードのひとつがリセットされる時を判定することを特徴とする、請求項17に記載のプログラム記憶装置。
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