JP5367156B2 - インターネット電話の通話接続方法 - Google Patents

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Description

本発明はインターネット電話の通話接続方法に関し、より具体的には特定の通話サービスに加入したり、特定の通話システムにログインしなくても、ユーザが電子メール又はウェブブラウザで表示される電話をかけようとする電話接続表示をクリックすることで、受信側電話機と接続できるインターネット電話の通話接続方法に関する。
現在、インターネット電話を介した通話の接続が既に世界的規模で広範囲に利用されており、その使用頻度と通話量は幾何級数的に増加している。
インターネット電話を利用して通話する方法としては、いわゆる070サービスとして知られているものであって、インターネットと接続されてインターネット電話機(以下、「VoIP電話」という)を使って受信側と通話する方法と、インターネットと接続されているコンピュータ端末にマイクが備えられたヘッドセット(これを「VoIP電話」と区別するために、以下では「VoIPソフトフォン」という)を使って受信側と通話する方法がある。前者の場合は一般電話と形態及び使用方法が類似する反面、後者の場合にはコンピュータ端末に取り付けられたヘッドセットを用いて通話を行う方法を取っている。
VoIPソフトフォンを利用したインターネット電話サービスを提供する代表的なインターネット電話仲介事業者としては、米国のスカイプ(登録商標)・テクノロジーズ(Skype Technologies)社(以下、「スカイプ社」という)が挙げられる。スカイプ社で提供するサービスを利用して電話をかけるためには、送信者は(1)スカイプ社に会員登録をしなければならず、(2)ログインIDとパスワードを入力し、スカイプ社で提供する該当通信サーバに接続した後、(3)電話をかけようとする受信側の電話番号を入力することによって、受信側電話機と接続できる。
このようなスカイプ社で提供するインターネット電話サービスを利用しようとする場合、電話をかけようとする送信者は必ずスカイプ社の会員として登録しなければならず、ログイン過程を経なければならない。即ち、会員登録する場合、該当ログインIDを用いて他人と識別できる識別子が付与され、このような識別子が結局、送信者のVoIPソフトフォンを他のVoIPソフトフォンと識別できる識別番号として認識される。ところが、このような会員登録手続きとログイン手続きによって使用が不便であり、利用が制限されるという短所があった。
本発明は前記のような短所を解決するためのものであって、その目的は、インターネット電話で電話をかけるとき、別途の登録手続きやログイン手続きを経なくても、受信側電話機と通話接続が可能なインターネット電話の通話接続方法を提示することにある。
本発明の前記目的は、インターネット電話が備えられている送信側クライアントシステムと、交換機と、受信側電話機及び送信側クライアントと前記交換機の間に設置されて前記交換機を用いて前記インターネット電話と前記受信側電話機の通話をセットアップするコールセットアップサーバを含むインターネット電話システム上で前記送信側クライアントシステムを他のクライアントシステムと区別するための識別情報が与えられていない状態で、前記インターネット電話と前記受信側電話機を接続するインターネット電話の通話接続方法であって、コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムに前記受信側電話機の識別情報が含まれ、電話をかけようとする受信側を表示する電話接続表示をディスプレイする第1段階と、送信側クライアントがディスプレイされた前記電話接続表示をクリックすれば、前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムに前記受信側電話機の識別情報を提供する第2段階と、コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムを前記交換機で他のインターネット電話と区別し、前記交換機で識別可能な臨時送信側クライアント識別子を設定する第3段階と、前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから入力される前記識別情報を利用せずに、前記送信側クライアントシステムから前記受信側電話機の識別情報を受けて前記交換機に伝送して通話ラインをセットアップする第4段階とを含んでコールセットアップを行うことを特徴とするインターネット電話の通話接続方法によって達成可能である。
本発明の前記目的は、インターネット電話が備えられている送信側クライアントシステムと、受信側電話機と、交換機と、前記交換機を用いて前記送信側クライアントシステムと前記受信側電話機間の通話をセットアップするコールセットアップ通信サーバ及び前記コールセットアップ通信サーバのURL情報と受信側電話機の識別情報を前記送信側クライアントシステムに提供するコールセットアップウェブサーバを含むインターネット電話システム上で前記送信側クライアントシステムを他のクライアントシステムと区別するための識別情報が与えられていない状態で、前記インターネット電話と前記受信側電話機を接続する前記コールセットアップ通信サーバのインターネット電話の通話接続方法であって、前記コールセットアップウェブサーバが前記送信側クライアントシステムに前記コールセットアップ通信サーバのURL情報及び前記受信側電話機の識別情報が含まれ、電話をかけようとする受信側を表示する電話接続表示をディスプレイし、前記送信側クライアントシステムがディスプレイされた前記電話接続表示をクリックすれば、前記送信側クライアントシステムに前記コールセットアップ通信サーバのURL情報と前記受信側電話機の識別情報を提供した後、前記コールセットアップ通信サーバは前記送信側クライアントシステムから入力される前記識別情報を利用せずに、前記送信側クライアントシステムを前記交換機で他のインターネット電話と区別し、前記交換機で識別可能な臨時送信側クライアント識別子を設定する第1段階と、前記コールセットアップ通信サーバは前記送信側クライアントシステムから前記受信側電話機の識別情報を受けて前記交換機に伝送して通話ラインをセットアップする第2段階とを含んでコールセットアップを行うことを特徴とする前記コールセットアップ通信サーバのインターネット電話の通話接続方法によっても達成可能である。
また、本発明の前記目的は、インターネット電話が備えられている送信側クライアントシステムと、交換機と、受信側電話機及び送信側クライアントと前記交換機の間に設置されて前記交換機を用いて前記インターネット電話と前記受信側電話機の通話をセットアップするコールセットアップサーバを含むインターネット電話システム上で前記送信側クライアントシステムを他のクライアントシステムと区別するための識別情報が与えられていない状態で、前記インターネット電話と前記受信側電話機を接続するインターネット電話の通話接続方法であって、コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから前記受信側電話機の識別情報の提供を受ける第1段階と、コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから入力される前記識別情報を利用せずに、前記送信側クライアントシステムを前記交換機で他のインターネット電話と区別し、前記交換機で識別可能な臨時送信側クライアント識別子を設定する第2段階と、前記コールセットアップサーバは前記受信側電話機の識別情報を前記交換機に伝送して通話ラインをセットアップする第3段階とを含んでコールセットアップを行うことを特徴とするインターネット電話の通話接続方法によっても達成可能である。
本発明の前記目的は、インターネット電話が備えられている送信側クライアントシステムと、交換機と、受信側電話機及び送信側クライアントと前記交換機の間に設置されて前記交換機を用いて前記インターネット電話と前記受信側電話機の通話をセットアップするコールセットアップサーバを含むインターネット電話システム上で前記送信側クライアントシステムを他のクライアントシステムと区別するための識別情報が与えられていない状態で、前記インターネット電話と前記受信側電話機を接続するインターネット電話の通話接続方法であって、コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムに前記コールセットアップサーバのURL情報及び前記受信側電話機の識別情報が含まれ、電話をかけようとする受信側を表示する電話接続表示をディスプレイする第1段階と、前記送信側クライアントがディスプレイされた前記電話接続表示をクリックすれば、前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから入力される前記識別情報を利用せずに、前記送信側クライアントシステムを前記交換機で他のインターネット電話と区別し、前記交換機で識別可能な臨時送信側クライアント識別子を設定する第2段階と、前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから前記受信側電話機の識別情報を受けて前記交換機に伝送して通話ラインをセットアップする第3段階とを含んでコールセットアップを行うことを特徴とするインターネット電話の通話接続方法によっても達成可能である。
本発明によるインターネット電話の通話接続方法によれば、電子メール、ウェブページに表示される受信者の電話番号表示をクリックし、別途の会員登録又はログインなしにVoIPソフトフォンで通話が可能になるという効果を奏する。即ち、送信者の場合、いかなる登録手続きやID、パスワードの入力、費用の支払いなしに電話通話が可能になる。
特に、電子メール、ウェブページを提供するユーザは、自身の電話番号を該当電子メール又はウェブページに提供して消費者に簡単に表示させ、提供できるという利点からより容易に利用できる。
インターネット仲介事業者の立場からは送信者電話機を他の送信者電話機と区別し、交換機で認識できる送信者電話識別子DNを電話通話を要請する送信者にのみ臨時で発給し、通話が終わり次第、再使用できるので、効率的な利用が可能になる。
本発明による一実施形態のインターネット電話の通話接続システムを示す構成図である。 本発明による他の実施形態のインターネット電話の通話接続システムを示す構成図である。 本発明による更に他の実施形態のインターネット電話の通話接続システムを示す構成図である。 本発明による更に別の実施形態のインターネット電話の通話接続システムを示す構成図である。 本発明による一実施形態のインターネット電話の通話接続システムを用いた通話接続のフローチャートである。 ウェブブラウザを通じて送信側クライアントにディスプレイされる電話接続表示と電子メールを通じて送信側クライアントにディスプレイされる電話接続表示の例である。 コールセットアップサーバから送信側クライアントシステムに提供されるものであって、ウェブサイトを訪問した後、LN情報を入力するウェブページの一例である。 本発明によるインターネット電話の通話接続システムのコールセットアップ及び通話接続のフローチャートである。 送信側クライアントシステムとコールセットアップサーバの詳細構成図及びDN付与フローチャートである。
まず、本発明で使用する用語を定義する。送信側クライアント識別子は交換機で認識できる電話をかけた送信者を特定するための識別子であって、本発明ではこれをDN(Dial Number)と称する。受信側電話機識別子は交換機で認識できる電話を受ける受信側電話機を特定するための識別子であって、本発明ではこれをLN(Location Number)と称する。
本発明の好適な実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による一実施形態のインターネット電話の通話接続システムを示す構成図である。インターネット電話の通話接続システムは、送信側クライアントシステム100、コールセットアップサーバ250、交換機350及び受信側電話機600で構成される。
送信側クライアントシステム100は、コールセットアップサーバ250からコールセットアップサーバURL(Uniform Resource Locator)情報と受信側電話機識別番号の提供を受け、交換機350を介して受信側電話機600と通話を行うシステムである。送信側クライアントシステム100は、一般の入出力装置を備える個人用コンピュータ又はノートブックコンピュータ又はモバイルフォン又はインターネットにより接続される電子機器などのハードウェア的な構成を有する。送信側クライアントシステム100は、HTML(Hyper Text Markup Language)を解析して示すウェブブラウザと、コールセットアップサーバ250に接続してコールをセットアップし、パケットネットワークに接続してVoIPソフトフォンの音声又は映像通話を行うユーザエージェントとを有する。
ユーザエージェントは、通話のセットアップ又は進行中に送信用クライアントシステムのメモリに一時的又は永久的に設けられるソフトウェアモジュールであって、いわゆるフラッシュというソフトウェアで実現可能なモジュールである。即ち、一般の汎用プログラムであるフラッシュソフトウェアを用いてサービスを実現できる。この場合、コールセットアップ通信サーバ210にはフラッシュアプリケーションが備えられ、交換機350で使用可能なDN番号をユーザエージェントの代わりに割り当てられるなどの大部分のコールセットアップ動作を行う。従って、送信側クライアントシステム100にはフラッシュエージェントと連動してフラッシュフォンとしての機能のみを担当する簡単なユーザエージェントが、電話時にのみユーザが特別な動作を取らなくても一時的に設置されるようにすることができる。
ユーザエージェントは、送信者がウェブブラウザに表示される電話機アイコン又はボタン(電話接続表示)をクリックする瞬間、コールセットアップサーバ250のURL情報の提供を受けた後、コールセットアップサーバ250と接続してコールをセットアップし、交換機350と接続された受信側電話機600と通話を行い、送信者と受信者間の通話が終了すれば、通話を中断するなどの一連の過程を行うモジュールである。
コールセットアップサーバ250は、コールセットアップウェブサーバ200とコールセットアップ通信サーバ210で構成される。コールセットアップウェブサーバ200は、送信側クライアントシステム100にコールセットアップ通信サーバ210のURLとLNが格納された電話接続表示をディスプレイし、送信側クライアントシステム100が電話接続表示をクリックする場合、送信側クライアントシステム100にコールセットアップ通信サーバ210のURLとLNを提供するサーバ装置である。コールセットアップ通信サーバ210は、送信側クライアントシステム100に割り当てられる臨時DN番号を設定し、交換機350と送信側クライアントシステム100間で通話をセットアップし、通話を進行させるサーバシステムである。コールセットアップサーバ250は、メモリと多数の演算制御装置を有する通常のサーバシステムで構成され、送信側クライアントシステム100とインターネット網で接続される。
図1の実施形態でコールセットアップサーバ250は、コールセットアップウェブサーバ200とコールセットアップ通信サーバ210で構成されるものと説明したが、多様なハードウェアの構成によって1つのサーバで構成してもよく、3つ以上のサーバ装置で構成してもよい。
コールセットアップ通信サーバ210は、コールセットアップウェブサーバ200及びIP基盤電話交換機300と互いに通信を行う。コールセットアップ通信サーバ210は、ユーザエージェントと通信を行い、これを中継してIP基盤電話交換網と通信を接続する。一般にコールセットアップ通信サーバ210とユーザエージェント間は公認IP基盤で通信を行い、コールセットアップ通信サーバ210とIP基盤電話交換機300は私設IP又は公認IP基盤の通信を行う。本発明ではDNを接続時に自動で割り当てるコールセットアップ通信サーバ210の特徴によって送信側クライアントシステム100で本サービスを利用するために事前にログイン過程を経るようにする必要がなくなる。
ユーザエージェントは、それ自体でIP基盤電話交換機300と直/間接的に接続されている受信側電話機600と通話を行うことができない。その理由は、通話を相互間で接続しなければならないIP基盤電話交換機300がLNを有する受信者電話機600と送信側クライアントシステム100を接続するためにはIP基盤電話交換機300が認識でき、接続可能なDNをユーザエージェントが使用しなければ、接続情報が理解できないためである。従って、コールセットアップ通信サーバ210は、IP基盤電話交換機300が送信側クライアントシステム100を認識できる臨時電話機識別子DNを選定し、IP基盤電話交換機300に通話を要請すれば、IP基盤電話交換機300は送信側クライアントシステム100が使用する電話機識別子DNと受信側電話機識別子LNとの間に通話を接続する機能を行える。即ち、臨時電話機識別子DNが付与されたユーザエージェントは仮想のサービス提供者の内部電話機と同じ機能で動作するようになる。
交換機350は、送信側クライアントシステム100と受信側電話機600をスイッチングする装置である。交換機350は、パケットネットワーク(Packet Network)基盤で動作するIP基盤電話交換機300、スイッチ回路基盤のネットワーク(Switched Circuit Network)で動作する一般電話交換機500及びIP基盤電話交換機300と一般電話交換機500の間で信号を接続する機能をするゲートウェイ(Gateway)400で構成される。
受信側電話機600は、一般電話交換機500と接続される一般電話と、IP基盤電話交換機300と接続されるVoIP電話(VoIPフォン)及びVoIPソフトフォンを通称する用語として用いられる。
IP基盤電話交換機300はインターネットプロトコルを基盤とする電話交換機であって、既存の電話交換機として知られているものと同じ機能をIP(Internet Protocol)基盤で行う装置である。主に呼処理、シグナリング及びダイヤルプランを管理し、電話機で提供される機能を管理する装置である。通常、IP基盤電話交換機300はIP PBXと呼ばれる。
受信側電話機600はIP基盤電話交換機300に取り付けられて通話を行える電話機又は一般電話交換機500に接続される一般電話機を通称する用語であり、受信側電話機600の一例としては、IP基盤でクライアントコンピュータにソフトウェアモジュールを設置し、マイクが取り付けられたヘッドセットを用いて通話を行うソフトウェアインターネット電話(又は「VoIPソフトフォン」ともいう)、このようなソフトウェアモジュールと電話機ハードウェアで構成されたインターネット電話(又は「VoIP電話」ともいう)、そして一般電話機などであってもよい。受信側電話機600は、交換機350と接続されるいかなる種類の電話機であっても構わない。
交換機350の構成は、受信側電話機600の種類によって多様な構成を有する。例えば、図1のように、受信側電話機600が一般電話とIP電話(VoIP電話とVoIPソフトフォンを通称する用語として用いている)で構成される場合、交換機350はIP基盤電話交換機300と一般電話交換機500をいずれも備え、両交換機の間にゲートウェイ400が備えられる。また、図2及び図4の構成のように、受信側電話機600が一般電話だけで構成される場合、交換機350は、図2に示すように、ゲートウェイ400と一般電話交換機500で構成してもよく、図4に示すように、IP基盤電話交換機300、ゲートウェイ400及び一般電話交換機500で構成してもよい。
コールセットアップサーバ250と交換機350は、図1及び図2に示すように、通信ラインで形成されてもよく、図3及び図4のように、インターネット網で形成されてもよい。交換機350と受信側電話機600は、図1、図2及び図4に示すように、有/無線の通信/通話ラインで接続されてもよく、又は図3に示すように、インターネット網で接続されてもよいことはもちろんである。
本発明ではユーザエージェントと受信側電話機600との音声通話又は映像通話のシグナリングはSIPプロトコルを利用することが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。SIPプロトコルが国際標準ではあるものの、スカイプ社の場合もSIPプロトコルを使用せず、変形された自体のプロトコルを用いることが知られている。
電話接続表示が電子メールの本文などに含まれて送信側クライアントシステム100に提供される場合には送信側クライアントシステム100は、コールセットアップウェブサーバ200からいかなる情報も受けず、直接コールセットアップ通信サーバ210と接続されてコールセットアップ過程が行われる。
図2は、本発明による他の実施形態のインターネット電話の通話接続システムを示す構成図である。図2のシステム構成と図1のシステム構成の差異は、図2はコールセットアップサーバ250がゲートウェイ400を経由して一般電話交換機500に接続されたり、ゲートウェイ400も経由せずに直接一般電話交換機500に接続された場合である。サービス提供者によっては、IP基盤電話交換機300を利用せず、一般電話交換機500のみをサービス提供者のシステム内で用いる場合に図2のように接続して使用する。
コールセットアップ通信サーバ210とゲートウェイ400間の接続は、一般にSIPプロトコルを用い、ゲートウェイ400と一般電話交換機500間は、スイッチされた回路ネットワーク(Switched Circuit Network)で用いる電話接続方式を用いる。コールセットアップ通信サーバ210をゲートウェイ400を経由せず、直接一般電話交換機500に接続して使用する方法は一般に使わない方式であるが、コールセットアップ通信サーバ210にゲートウェイ400機能が含まれている場合には適用できる。
図3は、本発明による更に他の実施形態のインターネット電話の通話接続システムを示す構成図である。図3のシステム構成は、受信側電話機600が通信事業者のVoIP電話サービスに加入されており、サービス提供者システムにIP基盤電話交換機300或いは一般電話交換機500を有していない場合に本サービスを提供する方法に関する。
IP基盤交換機300は、通信事業者が運営するIP基盤交換機300を意味し、受信側電話機600はサービス提供者が用いるVoIP電話である。従って、通信事業者のIP基盤電話交換機300と受信側電話機600は、インターネットで接続される場合が大部分であり、専用線で接続される場合もある。
図4は、本発明による更に別の実施形態のインターネット電話の通話接続システムを示す構成図である。図3との差異は、受信側電話機600が通信事業者の一般電話フォンサービスに加入されており、サービス提供者システムにはIP基盤電話交換機300或いは一般電話交換機500が備えられていない場合、本サービスを提供する方法に関する。
IP基盤電話交換機300は、通信事業者が運営するIP基盤電話交換機を意味し、IP基盤電話交換機300と一般電話交換機500を接続するゲートウェイ400、そして一般電話交換機500に接続される受信側電話機600は一般電話機である。コールセットアップ通信サーバ210とゲートウェイ400又は一般電話交換機500を直接接続することも技術的に可能である。但し、大部分の場合、通信会社は外部とのデータ通信接続の用途として用いる場合にはIP基盤電話交換機300と連動するようにするのが一般的である。
図1から図4まで提示されたコールセットアップサーバ250は、コールセットアップウェブサーバ200とコールセットアップ通信サーバ210をサービス提供者内部システムで構成してもよく、又は外部の第三者のシステム形態で実現してもよいことはもちろんである。送信側クライアントシステム100とコールセットアップ通信サーバ210は、公認IPアドレスで互いに通信接続されるが、ユーザが専用線で接続されていたり、サービス提供者システムの内部にいる場合には私設IPで接続されることもできる。コールセットアップ通信サーバ210とIP基盤電話交換機300又は一般電話交換機500は、公認IP基盤又は私設IP基盤でどの方式でも実現が可能である。
図1から図4に示す実施形態において、送信側クライアントシステム100で使用する臨時番号であるDNの発給と関連して追加的な変形も可能であることはもちろんである。図1〜図4に提示された図面及び該当する説明ではコールセットアップ通信サーバ210でDNが割り当てられるものと説明されたが、DN番号発給ロジックを他の部分に合わせるか、別途に構成できることはもちろんである。例えば、コールセットアップウェブサーバ200、IP基盤電話交換機300、一般電話交換機500又はサービス提供者システムと連動される第3のシステムなどに臨時DNを送信側クライアントシステム100に発給するロジックを実現できることはもちろんである。
図5は、本発明による一実施形態のインターネット電話の通話接続システムを用いた通話接続のフローチャートである。図5の接続フローチャートではコールセットアップサーバ250がコールセットアップウェブサーバ200及びコールセットアップ通信サーバ210に分離された場合に基づいて説明し、コールセットアップサーバ250が1つの統合されたサーバで構成される場合には差異がある流れについてのみ説明する。
ステップ(Step)501は、送信側クライアントシステム100がウェブブラウザを通じてコールセットアップウェブサーバ200に接続する段階である。即ち、コールセットアップウェブサーバ200は、コールセットアップ通信サーバ210のURL情報とLN情報が含まれている電話接続表示を送信側クライアントシステム100のウェブブラウザを通じてディスプレイする。電話接続表示は、ウェブブラウザ以外にも電子メールを通じてもディスプレイ可能であることはもちろんである。電話接続表示は、テキスト形態、イメージ形態、又はリンク文などの多様な方式で提供され得る。図6は、ウェブブラウザを通じて送信側クライアントにディスプレイされる電話接続表示と電子メールを通じて送信側クライアントにディスプレイされる電話接続表示の例である。図6(a)ではそれぞれイメージとテキスト形態で提供される電話接続表示601、603を示し、図6(b)ではイメージ形態で提供される電話接続表示605の例である。図6に示す電話接続表示は、外観上ではコールセットアップ通信サーバ210のURLとLN情報が含まれていないように見えるが、該当電話接続表示にはメタ情報として電話接続表示をクリックした際に実行される実行文と共にコールセットアップ通信サーバ210のURLとLN情報を含むようにした。
ステップ503は、接続された送信側クライアントシステム100でクライアントが通話を所望する電話接続表示をクリックする段階である。クライアントが電話接続表示をクリックする瞬間、コールセットアップウェブサーバ200は送信側クライアントシステム100にコールセットアップ通信サーバ210のURL情報とLN情報を伝送する。
ステップ505は、送信側クライアントシステム100のウェブブラウザがコールセットアップ通信サーバ210のURL情報を用いてコールセットアップ通信サーバ210内に存在するウェブサーバ機能に接続した後、送信側クライアントシステム100がコールセットアップ通信サーバ210に接続するジョブ(job)の順序が格納されたindex.htmlをダウンロードすることを意味する。通常、1つのサーバシステム内には多様な機能ロジックが含まれているが、コールセットアップ通信サーバ210内にもウェブサーバ機能(ウェブブラウザが接続するとき、情報を提供すること)を提供するロジックが含まれている。
通常、index.htmlにはフラッシュ(FLASH(登録商標))関連タグ(tag)が存在するが、ステップ507は送信側クライアントシステム100のウェブブラウザがタグを認識し、コールセットアップ通信サーバ210内に8080ポートを用いるウェブサーバ機能のポートで接続して通話機能をするユーザエージェントをダウンロードする。本発明の実施形態ではフラッシュ機能を用いて電話通話を行うように実現したので、フラッシュプレーヤーが備えられている送信側クライアントシステム100の場合、クライアントが別途のプログラムをダウンロードする必要がない。即ち、コールセットアップ通信サーバ210内に8080ポートを用いるウェブサーバ機能を利用してコールセットアップ通信サーバ210が送信側クライアントシステム100に一時的にユーザエージェント(以下、「フラッシュフォン」という)ポートで接続して通話機能をするユーザエージェントを提供する。
ステップ509は、送信側クライアントシステム100に自動でダウンロードされたフラッシュフォンが自動でコールセットアップ通信サーバ210の内部に存在するフラッシュサーバとフラッシュアプリケーションに接続される段階である。
ステップ511は、フラッシュフォンが自動ログイン機能を実行しながら、DNが付与される段階である。即ち、フラッシュフォンがログインを試みれば(フラッシュアプリケーションまでアクセスすることを意味する)、コールセットアップ通信サーバ210の内部にあるフラッシュアプリケーションはユーザシステムが使用するDN番号を割り当てるロジック機能を有するSIPサーバからDN番号を割り当てられてログインを試みる。スカイプ又はネイトフォンの場合、電話をかける前にユーザがIDとパスワードを入力してログインするが、本発明ではクライアントシステムユーザは別途のログインとパスワードを入力する必要がないことを意味する。従って、送信側クライアントシステム100は、本発明のインターネット電話の通話接続システムの会員として登録されていなくても通話を行えるようになる。
但し、前記SIPサーバが割り当てるDN番号の割り当てロジックは使用上の必要に応じてコールセットアップウェブサーバ200、コールセットアップ通信サーバ210内の他のロジック部分又は第3の独立サーバで行われるように容易に構成できる。
ステップ513は、接続するフラッシュフォンが接続を所望するLN番号を有しているかを確認する段階である。ステップ515は、LN番号を確認し、電話を接続する段階である。ステップ517は、電話が接続されているか否かを確認する段階である。ステップ519は、LNとDN間で電話通話をした後、DNで先に通話が終了する段階である。ステップ521は、LNとDN間で電話通話をした後、LNで先に通話が終了する段階である。ステップ523は、フラッシュフォン通話が終了した場合、クライアントに終了画面をディスプレイする段階であり、ステップ525は、送信側クライアントシステム100にLN番号の入力を要請する待機画面を提供する段階である。
前述した段階のうち、ステップ525はステップ523に進んだ後、送信側クライアントシステム100でリセットボタンなどを押し、新たなLN情報を入力しようとする場合である。この場合、コールセットアップウェブサーバ200で通話しようとする相手方LN情報を入力し、通話ボタンをクリックすれば、図5に提示されたステップ513から手続きが行われる。送信側クライアントシステム100がコールセットアップ通信サーバ210と接続されており、既にDN番号が割り当てられているため、ステップ505、ステップ507、ステップ509及びステップ511段階を再び行う必要がないからである。
更に他の一例として、より変形された実施形態について説明する。本発明によるインターネット電話の通話接続システムは、電話接続表示を提供せず、コールセットアップサーバ250は送信側クライアントシステム100にウェブサイトを提供し、通話しようとする相手方LN情報を入力するようにする。図7は、コールセットアップサーバ250から送信側クライアントシステム100に提供されるものであって、ウェブサイトを訪問した後、LN情報を入力するウェブページの一例である。クライアントがLN情報(例えば、vicwave-0126)を入力し、通話ボタンをクリックすれば、図5に提示されたステップ505から手続きが行われる。
コールセットアップサーバ250がコールセットアップウェブサーバ200とコールセットアップ通信サーバ210に分離されず、2つの機能が統合された1つのコールセットアップサーバ250で備えられる場合、ステップ503からステップ505を経由せず、直ちにステップ507に進まなければならない。これは送信側クライアントシステム100がウェブブラウザを通じてコールセットアップサーバ250に接続すれば、該当サーバのURL情報を伝達する必要がなくなるためである。また、電話接続表示にもLN情報だけ含まれ、コールセットアップサーバ250のURL情報を含む必要がなくなる。ステップ503段階ではクライアントが電話接続表示をクリックする瞬間、ステップ505を経由せず、ステップ507に進む。
コールセットアップサーバ250がコールセットアップウェブサーバ200とコールセットアップ通信サーバ210に分離されず、2つの機能が統合された1つのコールセットアップサーバ250で備えられる場合であっても、電話接続表示が電子メールを通じてディスプレイされる場合、クライアントが電話接続表示をクリックすれば、図5で説明したステップ501段階を経る。
図8は、本発明によるインターネット電話の通話接続システムのコールセットアップ及び通話接続のフローチャートである。図8は、図1に示すインターネット電話の通話接続システムに基づいてコールセットアップ及び通話接続の流れを示すものである。本発明の最も重要な特徴部であるコールセットアップ(Call Set up)段階(a)について説明する。図8のコールセットアップ段階(a)は、図5でステップ509、ステップ511及びステップ515を詳細に説明するフローチャートである。送信側クライアントシステム100のユーザエージェントがコールセットアップサーバ250と接続されれば(open)、コールセットアップサーバ250のフラッシュアプリケーション(Flash APP)はSIPサーバ(SIP Server)に送信側クライアントシステム100に割り当てられる臨時DNを要請し(Get User ID)、SIPサーバはフラッシュアプリケーションに臨時DNを付与する(User ID)。その後、SIPサーバに送信側クライアントシステム100をログインさせ(REGISTER)、レジスタ(Register)要請に対する確認を送る(200 OK)。前記段階のうち、Register段階と200 OK段階はあらゆるSIP通信で共通して進行される段階である。
次に、送信側クライアントシステム100のユーザエージェントは、LNに該当するコール(Call)をフラッシュアプリケーションに要請し、フラッシュアプリケーションはSIPサーバとIP基盤電話交換機300を通じて受信側電話機600をインバイト(invite)とリンイング(ringing)段階を経てコールセットアップ段階(a)を完了する。そうすると、inviteでinvite LN番号の形態(LNに対するinvite)でSIPサーバに伝送される。
通話進行段階(c)で送信側クライアントシステム100のユーザエージェントとフラッシュアプリケーションは、ネットストリーム(net stream)方式で行われ、フラッシュアプリケーションと受信側電話機600の間はRTPストリーム(rtp stream)方式で行われる。通話進行段階(c)でフラッシュアプリケーションと受信側電話機600は、直接インターネット上で接続されてパケット通信で行われるのが一般的であるが、IP基盤電話交換機300を通じてパケット通信が進行され得ることはもちろんである。通話終了段階(d)では全ての装置に通話が終了したことを通知する。
図9は、送信側クライアントシステムとコールセットアップサーバの詳細構成図及びDN付与フローチャートである。本発明による送信側クライアントシステム100のユーザエージェントとコールセットアップサーバ250をフラッシュを用いて実現すれば、図8ではコールセットアップサーバ250にはフラッシュアプリケーションとSIPサーバが備えられるものと説明したが、実質的に図9のように、フラッシュサーバが更に備えられる。図8では、説明の便宜上、フラッシュサーバを省略したまま説明した。
送信側クライアントシステム100にはユーザエージェント(フラッシュで実現する場合、これを「フラッシュフォン」という)が備えられ、コールセットアップサーバ250にはフラッシュサーバ、フラッシュアプリケーション及びSIPサーバが備えられる。より好ましくは、フラッシュサーバ、フラッシュアプリケーション及びSIPサーバはコールセットアップサーバ250のうち、コールセットアップ通信サーバ210に備えられることが好ましい。ユーザエージェントがフラッシュサーバに接続すれば(ST1)、フラッシュサーバがこれをフラッシュアプリケーションに伝達する。フラッシュアプリケーションは、SIPサーバDNを要請し(ST2)、SIPサーバはDNをフラッシュアプリケーションに伝送する(ST3)。このとき、SIPサーバは交換機350で使用可能なDNをメモリに予め格納具備していなければならない。又はSIPサーバがST2段階の要請を受けると、SIPサーバは交換機350又は第3のサーバに使用可能なDNを要請し、交換機350又は第3のサーバから伝送を受けたDNをSIPサーバに伝送する段階に進むこともできる。その後、SIPサーバは該当クライアントをログインさせることで、臨時DNの自動付与が完了する。次に、送信側クライアントシステム100がCallを要請し、LNを伝送する(ST4)。フラッシュサーバはCallの要請とLN情報をフラッシュアプリケーションに伝達し、フラッシュアプリケーションはSIPサーバに該当LNに対するinviteを要請し(ST5)、SIPサーバを交換機350に該当LNに対するinviteをする(ST6)。
図9に説明した通り、該当フラッシュアプリケーションに付与されてユーザエージェントが利用するDNはクライアントの要請がなくても、コールセットアップサーバ250が自動で付与し、付与されたDNはユーザエージェントには伝達されないことが分かる。付与されたDNはフラッシュアプリケーションに格納され、フラッシュアプリケーションとユーザエージェントはフラッシュサーバを通じて接続を維持する。このような接続構成は、フラッシュプログラムで実現されたゲームプログラムなどの実現において普遍的に用いる方式であるので、詳細な説明は省略する。
以上、本発明の特定の実施形態を説明及び図示したが、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で当業者によって多様に変形されて実施される可能性があることは自明である。このように変形された実施形態は、本発明の思想及び範囲から個別的に理解されてはならず、本発明に添付された請求範囲内に属すると言える。本発明では音声通話を中心に説明が行われたが、映像通話にも容易に適用できることはもちろんである。この場合、受信側電話機600は映像フォンを指し、SIPプロトコルの代りに、映像に適合したプロトコルを使用すべきである。
100 送信側クライアントシステム
200 コールセットアップウェブサーバ
210 コールセットアップ通信サーバ
250 コールセットアップサーバ
300 IP基盤電話交換機
350 交換機
400 ゲートウェイ
500 一般電話交換機
600 受信側電話機

Claims (11)

  1. インターネット電話が備えられている送信側クライアントシステムと、交換機と、受信側電話機及び送信側クライアントと前記交換機の間に設置されて前記交換機を用いて前記インターネット電話と前記受信側電話機の通話をセットアップするコールセットアップサーバを含むインターネット電話システム上で前記送信側クライアントシステムを他のクライアントシステムと区別するための識別情報が与えられていない状態で、前記インターネット電話と前記受信側電話機を接続するインターネット電話の通話接続方法であって、
    前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムに前記受信側電話機の識別情報が含まれ、電話をかけようとする受信側を表示する電話接続表示をディスプレイする第1段階と、
    前記送信側クライアントがディスプレイされた前記電話接続表示をクリックすれば、前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムに前記受信側電話機の識別情報を提供する第2段階と、
    前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムを前記交換機で他のインターネット電話と区別し、前記交換機で識別可能な臨時送信側クライアント識別子を設定する第3段階と、
    前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから入力される前記識別情報を利用せずに、前記送信側クライアントシステムから前記受信側電話機の識別情報を受けて前記交換機に伝送して通話ラインをセットアップする第4段階と
    を含んでコールセットアップを行うことを特徴とするインターネット電話の通話接続方法。
  2. 前記コールセットアップサーバには複数の送信側クライアント識別子を格納具備し、前記第3段階は前記複数の送信側クライアント識別子のうちの1つを選択して設定することを特徴とする請求項1に記載のインターネット電話の通話接続方法。
  3. 前記送信側クライアントシステムにはフラッシュプレーヤーが設置具備され、前記コールセットアップサーバと前記送信側クライアントシステムはフラッシュを用いて前記第3段階及び前記第4段階が行われることを特徴とする請求項1に記載のインターネット電話の通話接続方法。
  4. インターネット電話が備えられている送信側クライアントシステムと、受信側電話機と、交換機と、前記交換機を用いて前記送信側クライアントシステムと前記受信側電話機間の通話をセットアップするコールセットアップ通信サーバ及び前記コールセットアップ通信サーバのURL情報と前記受信側電話機の識別情報を前記送信側クライアントシステムに提供するコールセットアップウェブサーバを含むインターネット電話システム上で前記送信側クライアントシステムを他のクライアントシステムと区別するための識別情報が与えられていない状態で、前記インターネット電話と前記受信側電話機を接続する前記コールセットアップ通信サーバのインターネット電話の通話接続方法であって、
    前記コールセットアップウェブサーバが前記送信側クライアントシステムに前記コールセットアップ通信サーバのURL情報及び前記受信側電話機の識別情報が含まれ、電話をかけようとする受信側を表示する電話接続表示をディスプレイし、前記送信側クライアントシステムがディスプレイされた前記電話接続表示をクリックすれば、前記送信側クライアントシステムに前記コールセットアップ通信サーバのURL情報と前記受信側電話機の識別情報を提供した後、
    前記コールセットアップ通信サーバは前記送信側クライアントシステムから入力される前記識別情報を利用せずに、前記送信側クライアントシステムを前記交換機で他のインターネット電話と区別し、前記交換機で識別可能な臨時送信側クライアント識別子を設定する第1段階と、
    前記コールセットアップ通信サーバは前記送信側クライアントシステムから前記受信側電話機の識別情報を受けて前記交換機に伝送して通話ラインをセットアップする第2段階と
    を含んでコールセットアップを行うことを特徴とする前記コールセットアップ通信サーバのインターネット電話の通話接続方法。
  5. 前記コールセットアップ通信サーバには複数の送信側クライアント識別子を格納具備し、前記第1段階は前記複数の送信側クライアント識別子のうちの1つを選択して設定することを特徴とする請求項4に記載のインターネット電話の通話接続方法。
  6. 前記送信側クライアントシステムにはフラッシュプレーヤーが設置具備され、前記コールセットアップ通信サーバと前記送信側クライアントシステムはフラッシュを用いて前記第1段階及び前記第2段階が行われることを特徴とする請求項4に記載のインターネット電話の通話接続方法。
  7. インターネット電話が備えられている送信側クライアントシステムと、交換機と、受信側電話機及び送信側クライアントと前記交換機の間に設置されて前記交換機を用いて前記インターネット電話と前記受信側電話機の通話をセットアップするコールセットアップサーバを含むインターネット電話システム上で前記送信側クライアントシステムを他のクライアントシステムと区別するための識別情報が与えられていない状態で、前記インターネット電話と前記受信側電話機を接続するインターネット電話の通話接続方法であって、
    前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから前記受信側電話機の識別情報の提供を受ける第1段階と、
    前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから入力される前記識別情報を利用せずに、前記送信側クライアントシステムを前記交換機で他のインターネット電話と区別し、前記交換機で識別可能な臨時送信側クライアント識別子を設定する第2段階と、
    前記コールセットアップサーバは前記受信側電話機の識別情報を前記交換機に伝送して通話ラインをセットアップする第3段階と
    を含んでコールセットアップを行うことを特徴とするインターネット電話の通話接続方法。
  8. 前記コールセットアップサーバには複数の送信側クライアント識別子を格納具備し、前記第3段階は前記複数の送信側クライアント識別子のうちの1つを選択して設定することを特徴とする請求項7に記載のインターネット電話の通話接続方法。
  9. 前記送信側クライアントシステムにはフラッシュプレーヤーが設置具備され、前記コールセットアップサーバと前記送信側クライアントシステムはフラッシュを用いて前記第3段階及び前記第4段階が行われることを特徴とする請求項7に記載のインターネット電話の通話接続方法。
  10. インターネット電話が備えられている送信側クライアントシステムと、交換機と、受信側電話機及び送信側クライアントと前記交換機の間に設置されて前記交換機を用いて前記インターネット電話と前記受信側電話機の通話をセットアップするコールセットアップサーバを含むインターネット電話システム上で前記送信側クライアントシステムを他のクライアントシステムと区別するための識別情報が与えられていない状態で、前記インターネット電話と前記受信側電話機を接続するインターネット電話の通話接続方法であって、
    前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムに前記コールセットアップサーバのURL情報及び前記受信側電話機の識別情報が含まれ、電話をかけようとする受信側を表示する電話接続表示をディスプレイする第1段階と、
    前記送信側クライアントがディスプレイされた前記電話接続表示をクリックすれば、前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから入力される前記識別情報を利用せずに、前記送信側クライアントシステムを前記交換機で他のインターネット電話と区別し、前記交換機で識別可能な臨時送信側クライアント識別子を設定する第2段階と、
    前記コールセットアップサーバは前記送信側クライアントシステムから前記受信側電話機の識別情報を受けて前記交換機に伝送して通話ラインをセットアップする第3段階と
    を含んでコールセットアップを行うことを特徴とするインターネット電話の通話接続方法。
  11. 前記第1段階の前記電話接続表示が電子メールを通じてディスプレイされることを特徴とする請求項10に記載のインターネット電話の通話接続方法。
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