JP5366891B2 - 半楕円体面状フットサルコート - Google Patents

Description

この発明は、鉛直真上から見ると円形、鉛直真上から断面して水平真横から見た断面図で見ると半楕円形に見え
る半楕円体面状に成形した、強化プラスチック外枠の内側面に人工芝を貼りつけたコート面を有し、その内側面
における互いに向かい合う上端両側をへこませることで成形したゴールを有することを特徴とするフットサル
コートに関するものである。

従来、少人数で行うサッカーであるフットサルは、平面上に設置されたコートでプレーされてきた。

そのために、次のような問題点があった。
（１） サッカーコートと比べると、狭いスペースであるため、競技者が空間を使ったプレーを楽しむことが困
難であった。
（２） 公園、スポーツジム、建物の屋上等にコートが設置されてきたが、これには平面上、長方形のある程度
広いスペースが必要であった。

鉛直真上から見ると円形、鉛直真上から断面して水平真横から見た断面図で見ると半楕円形となるような半楕円体面状に成形した、適当な厚みを持つ強化プラスチック外枠を用意する、この強化プラスチック外枠の内側面に沿った部分がコート用半楕円体面であると考える。

コート用半楕円体面に、人工芝のマットを貼りつけることで、半楕円体面状コート面を形成する。

コート用半楕円体面における互いに向かい合う上端両側をへこませる。このへこませた部分に人工芝と異なる色
のマットを貼りつけることで、ゴールを形成する。

強化プラスチック外枠は、半楕円体面状コート面内最高部と同じ高さに、半楕円体面状コート面内と区別される
コート外平面部分を有する。さらに、コート接地面から、コート用半楕円体面及びコート外平面部分を支える部
分を有する。これらが一体として強化プラスチック外枠であると考える。
以上を特徴とするフットサルコートである。

競技者がコートの内側の空間を自在に使ったプレーを楽しむことができる。 また、平面、長方形状の広いスペースが必要ないため、従来のフットサルコートより 比較的簡易に設置できる。

以下、本発明の実施の形態について説明する。鉛直真上から見ると円形、鉛直真上から断面して水平真横から見た断面図で見ると半楕円形となるような半楕円体面状に成形した、適当な厚みを持つ強化プラスチック外枠（１）を用意する、この強化プラスチック外枠（１）の内側面に沿った部分がコート用半楕円体面（２）である。

コート用半楕円体面（２）に、人工芝のマット（３）を貼りつけることで、半楕円体面状コート面（４）を形成
する。

コート用半楕円体面（２）における互いに向かい合う上端両側をへこませる。このへこませた部分に人工芝と異
なる色のゴール用マット（５）を貼りつけることで、ゴール（６）を形成する。

強化プラスチック外枠（１）は、半楕円体面状コート面（４）内最高部と同じ高さに、半楕円体面状コート面（４）
内と区別されるコート外平面部分（７）を有する。さらに、コート接地面（８）から、コート用半楕円体面（２）
及びコート外平面部分（７）を支える部分を有する。これらが一体として強化プラスチック外枠（１）である。
コート外平面部分（７）は、コート面内外に出入りしたり、第三者が立ち入ったりするときに使用するスペース
である。この項までが本発明の技術的特徴を示すものであり、以下、発明の実施時に必要と思われるものを列記
する。

強化プラスチック外枠（１）の最外周部から昇降階段（９）を設けて、コート内外に出入りできるようにする。また、強化プラスチック外枠の最外周部から弓状のパイプ（１０）を渡して天頂部とし、ネット（１１）を張ってボールが外に出るのを防ぐ。

本発明は以上のような構成で、これを使用するときは、半楕円体面状コート面（４）の最低点である中心点（１
２）からキックオフし、両チームのゴールキーパーを含めた各３乃至５名が、自チームのゴールを守りつつ、相
手チームのゴールマットにボールを当てることを目的として、両チームの得点数を競う。半楕円体面状コート面
内またはその鉛直上にボールがあるときは、コート内とみなしてインプレーとし、その外側にボールが出たとき
はアウトプレーとする。その他の規則は従来から行われてきたフットサルのルールに準拠する。

本発明の斜視図（ネットは省略） 本発明のＡ−Ａ´断面図（弓状パイプ、ネットは省略） 本発明のＢ−Ｂ´断面図（ネットは省略） 弓状パイプに張るネット（４枚）

１ 強化プラスチック外枠
２ コート用半楕円体面
３ 人工芝のマット
４ 半楕円体面状コート面
５ ゴール用マット
６ ゴール
７ コート外平面部分
８ コート接地面
９ 昇降手段
１０ 弓状パイプ
１１ ネット
１２ 中心点（最低点）

Claims (2)

1. 鉛直真上から見ると円形、鉛直真上から中心を通るように断面して水平真横から見た断面図で見ると半楕円形となるような半楕円体面状に成形した強化プラスチック部材を有することと、前記強化プラスチック部材は互いに向かい合う上端両側を凹ませた凹部を有することと、前記強化プラスチック部材の内側面のうち、半楕円体面状部分に人工芝のマットを貼りつけて形成される半楕円体面状コート面を有することと、前記凹部内側面に前記人工芝と異なる色のゴール用マットを貼りつけて形成されるゴールを有することを特徴とするフットサルコート。
2. 前記半楕円体面状コート面の最高部と同じ高さに、水平方向に存在するコート外平面部分を有することと、前記半楕円体面状コート面及び前記コート外平面部分を接地面から支える部材を有することと、前記コート外平面部分及び接地面から支える部材が強化プラスチックにより構成されることを特徴とする請求項１記載のフットサルコート。
   

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