JP5366009B2 - 回転打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、モータにより回転駆動され、間欠的な打撃力を利用してネジやボルト等の締め付け部材を締め付ける回転打撃工具に関する。
ネジやボルト等の締め付けを行う回転打撃工具(動力工具)として、回転力又は回転方向への打撃力を与えて締め付けを行う回転打撃工具が知られている。回転打撃工具の種類としては、特許文献1に記載のように、スプリングやカム機構を用いてハンマ部が軸方向に移動可能な状態で回転し、ハンマがアンビル部に対して1回転する間に1回又は2回打撃する方式のインパクトドライバや、特許文献2のように打撃機構としてオイルパルスユニットを用いたオイルパルス工具が知られている。
オイルパルス工具は、金属同士の衝突がないため作動音が低いという特徴を有する。オイルパルスユニットを駆動する動力としてモータを使用し、モータの出力軸がオイルパルスユニットに直結される。オイルパルス工具を作動させるためのトリガスイッチを引くと、モータに駆動電力が供給され、トリガスイッチを引く量に比例してモータの駆動力を変化させてモータの回転速度を制御する。オイルパルスユニットでパルス状のトルクが発生すると、先端工具に強い打撃トルクが伝達され、トルクセンサにて毎回の打撃による出力軸のトルクのピーク値が検出される。また出力軸に設けた角度センサにて出力軸の回転角度を検出し、予め設定したねじ締め開始から終了までのピークトルクの目標曲線と測定したピークトルクの差から、ピークトルクが目標出力に近づくように制御を行う。
特開2005−305578号公報 特開平06−091552号公報
特許文献2で例示されるようなオイルパルスユニットにおいては、動力源として高圧エアを用いているが、近年、電気モータを用いた回転打撃工具が用いられるようになってきた。電気モータを用いた回転打撃工具では、各打撃におけるピークトルクを検出し、そのピークトルクの大きさに応じて次の打撃時の目標トルク値を設定し、目標トルク値で打撃が行われるようにモータの回転制御を行う。そして、打撃時のピークトルクが締め付け完了の判定値を超えたらモータを停止させる。この制御を行う場合には、トルクセンサを用いて打撃時のピークトルクを正確に検出することが重要であるが、オイルパルスユニットの場合は、その構造上、主打撃によるピークトルクだけでなく、主打撃位置と回転位置で約180度離れた地点で出現するトルクによるパルス(本明細書では、この180度離れた地点でのトルクパルスを「半パルス」という)が出現するため、主打撃によるピークトルクを正確に識別して制御することが重要である。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、オイルパルスユニットを用いた回転打撃工具において、主打撃による衝撃と、その他の要因に基づく衝撃を正確に識別してモータの回転制御を行う回転打撃工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、ブラシレスモータの位置検出素子の出力を利用して、主打撃による衝撃と、その他の要因に基づく衝撃を識別できるようにした回転打撃工具を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、衝撃の大きさを検出する検出手段の出力を無視する閾値を設定し、この閾値まで達しない出力値をモータの回転制御に用いることを除外することによって、ノイズの影響のない締め付け制御を可能にした回転打撃工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、回転位置検出素子を有するモータと、モータによって駆動されるオイルパルスユニットと、オイルパルスユニットに連結され先端工具が装着される出力軸と、オイルパルスユニットにおいて衝撃の大きさを検出する検出手段を有する回転打撃工具において、前記検出手段により衝撃力の大きさの出力値が検出されたら、その後に出現する回転位置検出素子の位置信号までの時間間隔を測定し、測定された時間間隔が所定の時間以上である場合に出力値を主打撃によるものであると判定し、測定された時間間隔が所定の時間未満である場合に出力値を半パルスであると判定し、主打撃による出力値を用いて締め付け制御を行うように構成した。主打撃による出力が、規定の出力値に達した場合にモータの回転を停止させる。
本発明の他の特徴によれば、モータは、永久磁石を有する回転子と巻線を有する固定子を有し、回転位置検出素子は永久磁石に対向して設けられる複数のホール素子であって、位置信号は複数の回転位置検出素子の出力信号から作成される。ホール素子とはホール効果を利用して磁界を検出する素子であって、磁石の発生する磁界や電流の発生する磁界を電気信号に変換し出力する。ホール素子は円周方向の所定間隔毎に3つ配置され、位置信号は回転子が所定角度回転する毎、例えば30度毎に出現する。
本発明のさらに他の特徴によれば、検出手段によって検出される出力値の閾値を設け、閾値以下の出力値は時間間隔の測定には採用しないように構成した。さらに制御部を設けて、検出手段から検出された検出信号を処理し、検出信号を用いてモータの回転制御を行う。制御部はマイクロプロセッサを有し、検出手段の出力値と目標出力値を比較してフィーバック制御をすると好ましい。
請求項1の発明によれば、検出手段により出力値が検出されたら、その後に出現する回転位置検出素子の位置信号までの時間間隔を測定し、測定された時間間隔が所定の時間以上である場合に出力値を主打撃によるものであると判定するので、検出手段によって検出される半パルスの影響を受けることなく、精度良く締め付けを行うことができる回転打撃工具を実現できる。
請求項2の発明によれば、モータは、永久磁石を有する回転子と巻線を有する固定子を有し、回転位置検出素子は永久磁石に対向して設けられる複数のホール素子であって、位置信号は複数のホール素子の出力信号から作成されるので、先端工具が装着される出力軸に回転角度を検出するセンサを設ける必要がなく、回転打撃工具の大きさを小さくすることができ、また製造のコストダウンを図ることができる。
請求項3の発明によれば、ホール素子は所定間隔毎に3つ配置され、位置信号は回転子が所定角度回転する毎に出現するので、オイルパルスユニットの回転角度をモータの回転位置検出素子を用いて検出することができる。
請求項4の発明によれば、出力値が規定の出力値に達した場合にモータの回転を停止させるので、主打撃によって確実に締め付けが完了したことを確認した上で作業を終了させることができる。
請求項5の発明によれば、検出手段によって検出される出力値の閾値を設け、閾値以下の出力値は時間間隔の測定用には採用しないので、主打撃後のすり抜け時などの小さい出力値による締め付け制御への悪影響を防止することができる。
請求項6の発明によれば、検出手段から検出された信号を処理し、検出信号を用いてモータの回転制御をおこなう制御部を有するので、精度の高いモータの回転制御を実現できる。
請求項7の発明によれば、制御部はマイクロプロセッサを有し、採用された出力値と目標出力値を比較してフィーバック制御をするので、目標出力値管理によるモータの回転制御を高精度に実現できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るインパクトドライバの全体構成を示す断面図である。 図1のオイルパルスユニット4の拡大断面図である。 図2のA−A断面であって、オイルパルスユニット4の使用状態における一回転の動きを8段階で示した断面図である。 本発明の実施例に係るモータ3の駆動制御系の構成を示すブロック図である。 回転子位置検出回路43の出力波形と、その波形を用いたモータ3の回転位置信号との関係を示す図である。 オイルパルスユニット4での打撃のタイミングと時間の関係、それに関連する衝撃センサの出力信号の関係、及び、モータの回転速度との関係を示すグラフである。 本発明の実施例による主打撃による出力ピークを判定する制御を示すフローチャートである。 主打撃位置、半パルス位置と、位置検出パルスの出現位置の別の例を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。本実施例においては回転打撃工具の例としてオイルパルスユニットを用いたインパクトドライバを用いて説明する。また、本明細書の説明において上下及び前後の方向は、図1中に示した方向として説明する。図1は本発明の実施例に係るインパクトドライバの全体を示す断面図である。
インパクトドライバ1は、外部から電源コード2により供給される電力を利用してモータ3を駆動し、モータ3によってオイルパルスユニット4を駆動し、オイルパルスユニット4のメインシャフト24に回転力と打撃力を与えることによってドライバビットや六角ソケット等の図示しない先端工具に回転打撃力を連続的又は間欠的に伝達してねじ締め、ナット締め、ボルト締め等の締め付け作業を行う。
電源コード2により供給される電源は、直流又はAC100V等の交流であり、交流の場合はインパクトドライバ1内に図示しない整流器を設けて直流に変換した後に、モータの駆動用回路に送られる。モータ3は、内周側に永久磁石を有する回転子3bを有し、外周側に鉄心に巻かれた巻き線を有する固定子3aを有するブラシレス直流モータであって、2つのベアリング10a、10bによってその回転軸が回転可能に固定され、ハウジング6の筒状の胴体部6a内に収容される。ハウジング6は胴体部6aとハンドル部6bが一体的に、プラスチック等により製造される。モータ3の後方には、モータ3を駆動するための駆動回路基板7が配設され、この回路基板上にはFETなどの半導体素子により構成されるインバータ回路及び回転子3bの回転位置を検出するためのホール素子、ホールICなどの回転位置検出素子42が搭載される。ハウジングの胴体部6a内部の最後端には、冷却用の冷却ファンユニット17が設けられる。
胴体部6aから略直角に下方向に延びるハウジングのハンドル部6bの取り付け部付近にはトリガスイッチ8が配設され、その直下に設けられるスイッチ回路基板14によりトリガスイッチ8を引いた量に比例する信号が、モータ制御用基板9aに伝達される。ハンドル部6bの下側には、モータ制御用基板9a、回転位置検出用基板9bの2つの制御基板9が設けられる。モータ制御用基板9aには、オイルパルスユニット4における打撃の衝撃を検出するための衝撃センサ12が設けられる。衝撃センサ12の出力によって、行われた打撃の大きさを検出することができる。尚、オイルパルスユニット4における打撃の大きさを検出する手段は、衝撃センサ12だけに限られず、モータに流れる電流により衝撃の大きさを検出する手段であっても良い。
ハウジングの胴体部6a内に内蔵されたオイルパルスユニット4は、後方側のライナプレート23がモータ3の回転軸に直結され、前方側のメインシャフト24がインパクトドライバ1の出力軸として作用する。トリガスイッチ8が引かれてモータ3が起動されると、モータ3の回転力はオイルパルスユニット4に伝達される。オイルパルスユニット4の内部にはオイルが充填されていて、メインシャフト24に負荷のかかっていないとき、又は、負荷が小さい際には、オイルの抵抗のみでメインシャフト24はモータ3の回転にほぼ同期して回転する。メインシャフト24に強い負荷がかかるとメインシャフト24の回転が止まり、オイルパルスユニット4の外周側のライナのみが回転を続け、1回転に1箇所あるオイルを密閉する位置にてオイルの圧力が急激に上昇して衝撃パルスを発生し、尖塔状の強いトルクによりメインシャフト24を回転させ、メインシャフト24に大きな締付トルクが伝達される。以後、同様の打撃動作が数回繰り返され、締結対象が設定トルクで締め付けられる。メインシャフト24は、ベアリング10cによりハウジング6の胴体部6aに。本実施例のベアリング10cはボールベアリングであるが、ニードルベアリング等の他の軸受を用いることができる。
図2は、図1のオイルパルスユニット4の拡大断面図である。オイルパルスユニット4は、主に、モータ3と同期して回転する駆動部分と、先端工具が取り付けられるメインシャフト24と同期して回転する出力部分の2つの部分により構成される。モータ3と同期して回転する駆動部分は、モータ3の回転軸に直結されるライナプレート23と、その外周側で前方に延びるように固定される外径が略円柱形のライナ21及びローワプレート22を含む。メインシャフト24と同期して回転する出力部分は、メインシャフト24と、メインシャフト24の外周側に180度隔てて形成された溝にバネを介して取り付けられるブレードを含んで構成される。
メインシャフト24はローワプレート22に貫通されて、ライナ21、ライナプレート23及びローワプレート22により形成される閉空間内で回転できるように保持され、この閉空間内には、トルクを発生するためのオイル(作動油)が充填される。ローワプレート22とメインシャフト24の間にはOリング30が設けられ、ライナ21とライナプレート23の間にはOリング29が設けられ、相互間の気密性が確保される。尚、図示していないが、ライナ21にはオイルの圧力を高圧室から低圧室に逃がす図示しないリリーフバルブが設けられ、発生するオイルの最大圧力を制御し、締め付けトルクを調整することができる。
図3は図2のA−A断面であって、オイルパルスユニット4の使用状態における一回転の動きを8段階で示した断面図である。ライナ21の内部は、図3(1)に示すような4つの領域を形成するような断面を有するライナ室が形成される。メインシャフト24の外周部には、対向する2個の溝部にバネを介してブレード25a、25bが嵌挿され、ブレード25a、25bがライナ21の内面に当接するようにバネによって円周方向に付勢される。ブレード25a、25b間のメインシャフト24の外周面には軸方向に延びる二本の突条たる凸状シール面26a、26bが設けられる。ライナ21の内周面には山形状に盛り上げて成る凸状シール面27a、27bと、凸状部28a、28bが形成される。
インパクトドライバ1はボルト締め付け時において締め付けボルトの座面が着座すると、メインシャフト24に負荷がかかり、メインシャフト24、ブレード25a、25bはほぼ停止した状態になり、ライナ21だけが回転し続ける。メインシャフト24に対してライナ21が回転することに伴い、1回転に1回の衝撃パルスが発生するが、この衝撃パルス発生時においてインパクトドライバ1内は、ライナ21の内周面に形成した凸状シール面27aとメインシャフト24の外周面に形成した凸状シール面26aが接触する。同時に、凸状シール面27bと凸状シール面26bが接触する。このようにライナ21の内周面に形成した一対の凸状シール面と、メインシャフト24の外周面に形成した一対の凸状シール面がそれぞれ当接することにより、ライナ21の内部は二つの高圧室と2つの低圧室に仕切られる。そして、高圧室と低圧室との圧力差によりメインシャフト24に瞬間的な強い回転力が発生する。
次に、オイルパルスユニット4の動作手順を説明する。図3の(1)〜(8)は、ライナ21がメインシャフト24に対して相対角で1回転する状態を示した図である。トリガ8を引くことによりモータ3が回転し、これに伴いライナ21も同期して回転する。本実施例では、モータ3の回転軸にライナプレート23が直結され、同じ回転数で回転するが、この構成に限定されず、減速機構を介して接続するようにしても良い。メインシャフト24に負荷のかかっていないとき、又は、負荷が小さい時には、オイルの抵抗のみでメインシャフト24はモータ3の回転にほぼ同期して回転する。先端工具に強い負荷がかかるとメインシャフト24の回転が止まり、外側のライナ21が回転を続ける。このライナ21のみが回転を続ける状態を示すのが図3である。
図3の(1)は、メインシャフト24に衝撃パルスによる打撃力が発生するときの位置関係を示す図である。この(1)に示す位置が、1回転に1箇所ある“オイルを密閉する位置”である。ここでは、凸状シール面27aと26aが、シール面27bとシール面26bが、ブレード25aと凸状部28aが、ブレード25bと凸状部28bがそれぞれメインシャフト24の軸方向全域において当接し、これによりライナ21の内部空間が2つの高圧室と2つの低圧室の4室に区画される。
ここで高圧、低圧とは、内部に存在するオイルの圧力である。さらにモータ3の回転によってライナ21が回転すると、高圧室の容積は減少するためオイルは圧縮されて瞬間的に高圧が発生し、この高圧はブレード25を低圧室側に押し出す。その結果、メインシャフト24には上下のブレード25a、25bを介して瞬間的に回転力が作用して強力な回転トルクが発生する。この高圧室が形成されることにより、ブレード25a、25bを図中時計方向に回転させるような強い打撃力が作用する。図3(1)に示す位置を本明細書では「打撃位置」と呼ぶ。
図3の(2)は、打撃位置からライナ21が45度回転した状態を示す。(1)に示す打撃位置を過ぎると、凸状シール面27aと26a、凸状シール面27bとシール面26b、ブレード25aと凸状部28a、及び、ブレード25bと凸状部28bの当接状態が解除されるため、ライナ21の内部の4室に区画されていた空間が解除され、相互の空間にオイルが流れるため、回転トルクは発生せず、ライナ21はモータ3の回転によりさらに回転する。
図3の(3)は、打撃位置からライナ21が90度回転した状態を示す。この状態では、ブレード25a、25bが凸状シール面27a、27bに当接してメインシャフト24から突出しない位置まで半径方向内側まで後退するため、オイルの圧力の影響を受けず回転トルクは発生しないため、ライナ21はそのまま回転する。
図3の(4)は、打撃位置からライナ21が135度回転した状態を示す。この状態ではライナ21の内部空間は連通してオイルの圧力変化は生じないため、メインシャフトに回転トルクは発生しない。
図3の(5)は、打撃位置からライナ21が180度回転した状態を示す。この位置では、凸状シール面27bと26a、凸状シール面27bとシール面26bが接近するが、当接しない。これは、メインシャフト24に形成した凸状シール面26aと26bが、メインシャフトの軸に対して対称位置にないためである。同様にライナ21の内周に形成した凸状シール面27aと27bもメインシャフトの軸に対して対称位置にはない。従って、この位置ではオイルの影響をほとんど受けないため回転トルクはほとんど発生しない。尚、内部に充填されるオイルには粘性があり、凸状シール面27bと26a、又は、凸状シール面27aと26bが対面した際に、ほんの僅かながら高圧室が形成されるため、(2)〜(4)、(6)〜(8)と違って若干の回転トルクが生じるが、この回転トルクは締め付けには効果がない。
図3の(6)〜(8)の状態は、(2)〜(4)とほぼ同様であり、これらの状態の際は回転トルクが発生しない。(8)の状態からさらに回転すると、図3の(1)の状態に戻り、凸状シール面27aと26aが、シール面27bとシール面26bが、ブレード25aと凸状部28aが、ブレード25bと凸状部28bがそれぞれメインシャフト24の軸方向全域において当接し、これによりライナ21の内部空間が2つの高圧室と2つの低圧室の4室に区画されるため、メインシャフト24に強い回転トルクが発生する。
次に、前記モータ3の駆動制御系の構成と作用を図4に基づいて説明する。図4はモータ3の駆動制御系の構成を示すブロック図である。本実施例では、モータ3は3相のブラシレス直流モータで構成される。このブラシレス直流モータは、インナーロータ型であって、複数組のN極とS極を含む永久磁石(マグネット)を含んで構成される回転子(ロータ)3bと、スター結線された3相の固定子巻線U、V、Wからなる固定子3a(ステータ)と、回転子3bの回転位置を検出するために周方向に所定の間隔毎、例えば角度60°毎に配置された3つの回転位置検出素子42を有する。これら回転位置検出素子42からの位置検出信号に基づいて固定子巻線U、V、Wへの通電方向と時間が制御され、モータ3が回転する。
インバータ回路47は、3相ブリッジ形式に接続されたFET等の6個のスイッチング素子Q1〜Q6を含んで構成される。ブリッジ接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、制御信号出力回路46に接続され、6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ドレイン又は各ソースは、スター結線された固定子巻線U、V、Wに接続される。これによって、6個のスイッチング素子Q1〜Q6は、制御信号出力回路46から入力されたスイッチング素子駆動信号(H1〜H6の駆動信号)によってスイッチング動作を行い、インバータ回路47に印加される直流電源52を3相(U相、V相及びW相)電圧Vu、Vv、Vwとして固定子巻線U、V、Wに電力を供給する。尚、直流電源52は着脱可能に設けられる二次電池で構成しても良い。
6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートを駆動するスイッチング素子駆動信号(3相信号)のうち、3個の負電源側スイッチング素子Q4、Q5、Q6をパルス幅変調信号(PWM信号)H4、H5、H6として供給し、演算部41によって、トリガスイッチ8の操作量(ストローク)を印加電圧設定回路49の検出信号に基づいてPWM信号のパルス幅(デューティ比)を変化させることによってモータ3への電力供給量を調整し、モータ3の起動/停止と回転速度を制御する。
ここで、PWM信号は、インバータ回路47の正電源側スイッチング素子Q1〜Q3又は負電源側スイッチング素子Q4〜Q6の何れか一方に供給され、スイッチング素子Q1〜Q3又はスイッチング素子Q4〜Q6を高速スイッチングさせることによって結果的に直流電源から各固定子巻線U、V、Wに供給する電力を制御する。尚、本実施の形態では、負電源側スイッチング素子Q4〜Q6にPWM信号が供給されるため、このPWM信号のパルス幅を制御することによって各固定子巻線U、V、Wに供給する電力を調整してモータ3の回転速度を制御することができる。
インパクトドライバ1には、モータ3の回転方向を切り替えるための正逆切替レバー51が設けられ、回転方向設定回路50は正逆切替レバー51の変化を検出するごとに、モータの回転方向を切り替えて、その制御信号を演算部41に送信する。演算部41は、図示していないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するための中央処理装置(CPU)、処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含んで構成される。回転数検出回路44は、回転子位置検出回路43からの信号を入力とし、モータ3の回転数を検出する回路であり、その検出値を演算部41に出力する。回転角度検出回路44は、複数の回転子位置検出回路43からに信号からモータ3の回転位置を示す位置信号を出力する回路である。衝撃検出回路45は、衝撃センサ12の信号を入力とし、打撃により生じた衝撃の大きさを検出して演算部41に出力する回路である。
制御部41は、回転方向設定回路50と回転子位置検出回路43の出力信号に基づいて所定のスイッチング素子Q1〜Q6を交互にスイッチングするための駆動信号を形成し、その駆動信号を制御信号出力回路46に出力する。これによって固定子巻線U、V、Wの所定の巻線に交互に通電し、回転子3bを設定された回転方向に回転させる。この場合、インバータ回路47の負電源側スイッチング素子Q4〜Q6に印加する駆動信号は、印加電圧設定回路49の出力制御信号に基づいてPWM変調信号として出力される。モータ3に供給される電流値は、電流検出回路48によって測定され、その値が演算部41にフィードバックされることにより、設定された駆動電力となるように調整される。尚、PWM信号は正電源側スイッチング素子Q1〜Q3に印加しても良い。
次に、図5を用いて回転子位置検出回路43の出力波形と、その波形を用いたモータ3の回転位置信号との関係を示す図である。モータ3は3相2極モータであり、U、V、W相用にそれぞれ60度ずつ離れた3つの位置検出素子42が設けられる。位置検出素子42からの出力信号をA/D変換した信号は、矩形波61〜63のようになり、それぞれが回転子3bの回転角にして90度毎にHighからLowに、又は、LowからHighに交互に変化する。矩形波形64はU、V、W相用の矩形波61〜63の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジによって極性反転するパルス波であり、回転子3bが30度ずつ回転する毎に短い間隔の矩形波64が出現する。この矩形波は位置検出パルスとして用いられるものであり、回転子3bが360度回転すると、位置検出パルスが12個出現する。図6においては、回転子3bの位置の起点(=回転角0度、位置信号“12”)から、30度回転する毎に矩形波64がHigh状態となり、回転子3bが固定子3aに対して360度回転した時点で12個目の矩形パルスが出現する。
本実施例におけるオイルパルスユニット4は、その入力部(ライナプレート23)がモータ3の回転軸に連結されているので、回転子3bの回転角とライナ21の回転は同期しており、これらの回転角は一致する。ライナ21とメインシャフト24の回転は図3で示したように完全に同期しているわけではないが、打撃によってメインシャフト24がある角度だけ回転すると、次の打撃位置に達するまでに回転するライナ21の回転角(=回転子3bの回転角)は、(360度+打撃によって回転した回転角)となる。
図6は、オイルパルスユニット4での打撃のタイミングと、それに関連する衝撃センサの出力信号、及び、モータの回転速度との関係を示すグラフである。図6においては、横軸は時間の経過であり、3つのグラフの横軸は同じスケールで記載している。図6(1)は時間の経過と打撃時の衝撃センサの出力信号の関係を示すグラフである。衝撃センサの出力ピークは、図3(1)に示すライナ21の回転角360度の位置(主打撃位置)でパルス状に大きく出現する(矢印71、73)。また、主打撃の後にライナ21が若干逆回転し、再びライナ21が打撃位置を通過するために、僅かながら小さい出力ピーク71aが出現する。しかしながら、衝撃検出回路45で検出する出力信号の閾値Nが設定され、その閾値以下の出力ピークは無視されるので、出力ピーク71aについては演算部41での処理には用いられないので、締め付け制御の妨げにはならない。同様にして出力ピーク73aも閾値以下であるので無視される。
一方、主打撃からほぼ180度回転した位置、即ち図3(5)に示す位置において、出力ピーク72が出現する。本実施例においては、この出力ピーク72を、主打撃による主パルスに対応させて「半パルス」と称する。出力ピーク72は本来ならば締め付け管理のためには不要なものであり無視するのが好ましい。しかしながら、出力ピーク72は閾値を超えることが多々あり、自動的に演算部41での処理から除外するようにするのは難しい。また、出力ピーク72の存在のために、出力ピーク71、73の位置が誤って識別されるおそれがあり、インパクトドライバ1の締め付け制御においては、主打撃の出力ピーク71、73の位置を正確に識別しないと締め付け制御が正しくできない恐れがある。
そこで本実施例においては、ある出力ピーク(例えば71)から、その次に出現する位置検出パルス(例えば74b)までの時間間隔t1を測定し、t1が所定の時間以上である場合に出力ピークを主打撃によるものであると識別するようにした。図6(2)のグラフは、時間と位置検出パルス74の出現タイミングを示すものである。位置検出パルス74は、モータ3及びライナ21の回転角30度毎に出現する。位置検出パルス74は、厳密には図5の64で示すような矩形波であるが、本図では簡略的に縦線で示している。図6(3)のグラフは、モータ3の回転速度を示すグラフである。
ここで注目すべき点は、主打撃における出力ピーク71の後に、モータ3が打撃(矢印76)によりモータの回転数が大きく減少し、わずかながら逆回転している(矢印77)ことである。このように逆回転77が起こることにより、74aから74bに至るまでの位置検出パルスの間隔が、他の位置検出パルス間の間隔に比べて顕著に大きくなる。一方、半パルスによる出力ピーク72では、少ない打撃の発生(矢印78)により僅かながらモータ3の回転速度が低下する(矢印79)。従って、出力ピーク72の出現直後の位置検出パルスの間隔(74c〜74d)が僅かながら増大する。しかし、間隔Tpは間隔Tpに比べて顕著に大きいので、この間隔Tp、Tpの大きさを予め設定した基準値Tdと比較することによって、出現した出力ピークが主打撃によるものか、半パルスによるものなのかを容易に識別することができる。
次に、出現した出力ピークが主打撃によるものか、半パルスによるものなのかを識別するための手順を、図7のフローチャートを用いてさらに説明する。図7に示すフローチャートは、例えば、演算部41に含まれるマイクロプロセッサが、プログラムを実行することによってソフト的に実現される。
図7において、まず、閾値Nを設定し、主打撃における出力ピークか半パルスかの判定基準となる待ち時間Tdを設定する(ステップ81)。次に、トリガスイッチが引かれたら、モータ3を起動する(ステップ82)。次に、演算部41は衝撃検出回路45から出力される出力値と、回転角度検出回路44からの位置信号をモニタして出力ピークを検出する(ステップ83)。ここで検出された出力ピークが閾値N以下で有る場合は、モータの回転制御に用いる出力ピークとして不採用とし、ステップ83に戻る(ステップ84、85)。検出された出力ピークが閾値N以上の場合は(ステップ84)、その出力ピークを検出してから次に出現する位置検出パルスまでの時間間隔Tpを測定する(ステップ86)。
次に、測定された時間間隔TpがTd以下であるかを判定する(ステップ87)。基準となる時間間隔Tdは、例えば図7の位置パルス74a〜74bの時間と、位置パルス74c〜74dの時間の平均値を設定する事ができる。時間間隔TpがTd未満である場合は、その出力ピーク時の打撃によるモータ3の回転速度の落ち込みが小さいことを意味し、それは半パルスによるものであると判断できる。そこで、その出力ピークを不採用としてステップ83に戻る(ステップ88)。一方、時間間隔TpがTd以上である場合は、その出力ピーク時の打撃によるモータ3の回転速度の落ち込みが大きいことを意味し、それは主打撃によるものであると判断できる。従って、その出力ピークを採用する(ステップ89)。
次に、採用された出力値が、カット出力値(締付け材の目標締め付け出力値)を超えたか否かを判定し(ステップ90)、超えている場合は締め付け完了としてモータを停止させ(ステップ92)、締め付け処理を終了する。超えていない場合は、ディーティ変更のためのフィードバック制御を行い、演算部41は、次の打撃時の目標出力を設定し、その目標出力で打撃が行われるようにモータ3の回転を制御し、ステップ83に戻る(ステップ91)。通常、打撃が行われる際には、その打撃によって所定の目標出力が発生されるようにモータ3の回転が制御される。例えば、最初の打撃の目標出力Tr1は、所定の初期値が設定され、その目標出力Tr1に応じた制御によって実際の打撃が行われる。実際の打撃におけるピーク出力をTとすると、そのピーク出力Tの大きさを参考にして、さらに次の目標出力Tr2が計算されて打撃が行なわれる。このように次の打撃を行うのに前回の打撃の強さを反映させて制御する制御がフィードバック制御である。フィードバック制御では、例えば、ステップ89で採用された出力ピークが目標出力よりも低い場合はデューティ比を増加させるようにし、ステップ89で採用された出力ピークが目標出力よりも高い場合はデューティ比を減少させるように制御する。
図8は、主打撃位置、半パルス位置と、位置検出パルスの出現位置の別の例を示す図である。図6(1)(2)においては、主打撃による出力ピーク71と、半パルスによる出力ピーク72と、位置検出パルスが同時に出る状態を示して説明した。しかしながら、実際には、主打撃位置、半パルス位置と、位置検出パルスの出現位置は同期していないため、図8のように主打撃位置と位置検出パルスの出現位置、半パルス位置と位置検出パルスの出現位置がそれぞれずれることがある。この場合であっても出力ピーク71の次に出現する位置検出パルス94bを検出することにより、測定された時間間隔TpがTd以下であるか否かを判定することによって、検出された出力ピークが主打撃によるものか半パルスによるものなのかを即座に判定することができる。同様にして、出力ピーク72の次に出現する位置検出パルス94dを検出することにより、測定された時間間隔TpがTd以下であることから、検出された出力ピークが半パルスによるものであると即座に判定することができる。
尚、図8(3)のように、主打撃による出力ピーク71の出現した直後に次の位置検出パルス95bが出現することもあり得る。この場合は、主打撃時においてもTp<Tdとなってしまい、半パルスと誤認される恐れがある。そこで、主打撃による出力ピーク71の出現した直後に位置検出パルスの検出の不感時間Wを設け、この不感時間が経過した後から最初に検出した位置検出パルス95bまでの時間間隔Tpを測定するようにしても良い。このように不感時間Wを設定することによりどのような状態であっても主打撃による出力ピークと半パルスによる出力ピークを正確に識別することが可能となる。尚、不感時間Wの長さは、モータの設定回転速度における位置検出パルスの間隔を基準に設定すると良い。同様にして、による出力ピーク72の際も不感時間Wを経過した後に最初に検出した位置検出パルス95fまでの時間間隔Tpを測定し、基準の時間間隔Td以下であるかを判定する。
以上説明したように本実施例によれば、毎回の主打撃による打撃センサの出力ピークを検出し、この出力ピークに基づいてモータの回転数を制御する。これにより検出された出力ピークが、主打撃によるものなのか半パルスによるものなのかを即座に識別できるので、回転打撃工具の精度の良い締め付け制御を行うことができる。また、本実施例によれば出力ピークの閾値Nの設定によって半パルスを除外できなくても、主打撃によるピークパルスの出現を正確に判別できるので、回転打撃工具の回転制御及び締め付け精度の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明を示す実施例に基づき説明したが、本発明は上述の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施例では回転打撃工具の例としてオイルパルスユニットを用いたインパクトドライバの例で説明したが、これだけに限られずに、オイルパルス、油圧式パルスを用いたインパクトレンチ、インパルスレンチ、ドライバ等の回転打撃工具においても同様に適用できる。また、上述の実施例においてはインパクト機構の駆動源として、ブラシレス直流モータを用いた例を説明したが、ブラシ付き直流モータであっても、エアモータ等のその他の駆動源による回転打撃工具であっても同様に適用できる。
1 インパクトドライバ 2 電源コード 3 モータ
3a モータの固定子 3b モータの回転子 4 オイルパルスユニット
6a ハウジングの胴体部 6b ハウジングのハンドル部
7 駆動回路基板 8 トリガスイッチ 9 制御基板
9a モータ制御用基板 9b 回転位置検出用基板
10a、10b、10c ベアリング 12 衝撃センサ
14 スイッチ回路基板 16 メタル 17 冷却ファンユニット
21 ライナ 22 ローワプレート 23 ライナプレート
24 メインシャフト 25a、25b ブレード
26a、26b 凸状シール面 27a、27b 凸状シール面
28a、28b 凸状部 29、30 Oリング
41 演算部 42 回転位置検出素子 43 回転子位置検出回路
44 回転角度検出回路 45 衝撃検出回路 46 制御信号出力回路
47 インバータ回路 48 電流検出回路 49 印加電圧設定回路
50 回転方向設定回路 51 正逆切替レバー 52 直流電源
61〜64 矩形波
70〜73 (主打撃パルスによる)出力ピーク
70、72 (半パルスによる)出力ピーク
74、74a〜74d 位置検出パルス
94、94a〜94d 位置検出パルス
95、95a〜95f 位置検出パルス

Claims (7)

  1. 回転位置検出素子を有するモータと、該モータによって駆動されるオイルパルスユニットと、該オイルパルスユニットに連結され先端工具が装着される出力軸と、前記オイルパルスユニットにおいて発生された衝撃の大きさを検出する検出手段を有する回転打撃工具において、
    前記検出手段により衝撃力の大きさの出力値が検出されたら、
    その後に出現する前記回転位置検出素子の位置信号までの時間間隔を測定し、
    測定された前記時間間隔が所定の時間以上である場合に前記出力値を主打撃によるものであると判定し、
    前記測定された時間間隔が所定の時間未満である場合に前記出力値を半パルスであると判定し、
    主打撃による前記出力値を用いて締め付け制御を行うことを特徴とする回転打撃工具。
  2. 前記モータは、永久磁石を有する回転子と巻線を有する固定子を有し、
    前記回転位置検出素子は前記永久磁石に対向して設けられる複数のホール素子であって、
    前記位置信号は前記複数のホール素子の出力信号から作成されることを特徴とする請求項1に記載の回転打撃工具。
  3. 前記ホール素子は所定間隔毎に3つ配置され、前記位置信号は前記回転子が所定角度回転する毎に出現することを特徴とする請求項2に記載の回転打撃工具。
  4. 前記主打撃による出力値が規定の出力値に達した場合に前記モータの回転を停止させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の回転打撃工具。
  5. 前記検出手段によって検出される出力値の閾値を設け、該閾値以下の出力値は前記時間間隔の測定には採用しないことを特徴とする請求項4に記載の回転打撃工具。
  6. 前記検出手段から検出された検出信号を処理し、該検出信号を用いて前記モータの回転制御をおこなう制御部を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の回転打撃工具。
  7. 前記制御部はマイクロプロセッサを有し、
    前記検出手段の出力値と目標出力を比較してフィーバック制御をすることにより前記モータの回転制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の回転打撃工具。
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