JP5365428B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複数の操作部を備えた画像形成装置に関し、特に、原稿台やADF(Auto Document Feeder)で検出された原稿の所有者が操作している操作部を特定する技術に関する。
複数の操作部を備えた画像形成装置の開発が進められている。
これは、画像形成装置が、当該画像形成装置本体に具備された操作部以外に、本体にリモートアクセスが可能なリモコン型の操作部を有しており、これら複数の操作部がそれぞれ異なるユーザからの操作を受け付けることができるものである。
また、特許文献1には、プリンタ動作モード及びコピー動作モード等、複数の動作モードで画像処理を行う画像処理装置の発明が開示されている。この発明は、プリンタ操作部及びコピー操作部という二つの独立した操作部を有しており、操作部毎にアクセス可能な記憶領域を設定する。これにより、各動作モードが参照すべき動作条件が格納されている記憶領域を限定し、複数の操作部を有していても、各動作モードが設定した動作条件を、独立して用いることができるというものである。
特開2000−32186号公報
上述したような複数の操作部を有する画像形成装置では、一人のユーザが原稿台に原稿を置いて、ある操作部を操作しようとしたとき、他のユーザが他の操作部でスタートボタンを押下した場合、原稿の所有者が意図しない処理が成されることになる。誤って印刷処理やファックス送信がなされれば、資源の無駄遣いや情報漏えい等の問題が生じる。
本発明は上記の問題点に鑑みなされたものであって、複数の操作部を有する画像形成装置において、原稿の所有者が意図しない動作を防止するために原稿の所有者が操作している操作部を特定することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、原稿を読み取り、画像データを生成する画像形成装置であって、原稿の有無を検出する検出手段と、ユーザの操作を受け付ける複数の操作部と、前記検出手段が原稿を検出すると、1以上の操作部から、検出された前記原稿とユーザとの関係を示す入力情報を受け付け、受け付けた入力情報の内容を判断することにより、前記原稿の所有者が操作している操作部を、前記複数の操作部の中から特定する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の操作部を有する画像形成装置において、原稿が検出された場合に、複数の操作部を操作している複数のユーザのうちから、原稿の所有者が操作している操作部を特定することができる。
例えば、複数の操作部が、画像形成装置本体、即ち、原稿をセットする原稿台から離れた場所に位置している場合には、原稿の所有者が原稿台に原稿をセットしてから操作部を操作するまでの間に、他のユーザが他の操作部を操作してしまう可能性が高い。このような場合に本発明を用いれば、原稿の所有者が操作している操作部を特定することにより、所有者が意図しない動作が成されるのを防止することができる。
ここで、前記複数の操作部のそれぞれは、表示手段を含み、前記制御手段は、前記複数の操作部の表示手段に、前記原稿の所有者であるか否かをユーザに問い合わせる問い合わせ画面を出力し、1以上の操作部から、前記問い合わせ画面に対する回答である前記入力情報を受け付け、前記入力情報の内容を判断し、肯定的な回答を送信した操作部を、前記原稿の所有者が操作している操作部であると特定するように構成してもよい。
この構成によると、画像形成装置は、各操作部を操作しているユーザに対して原稿の所有者を訊ね、ユーザから回答を得ることができるので、原稿をセットしたユーザが操作している操作部を確実に特定することができる。
ここで、前記制御手段は、各操作部がユーザによる操作の受付を開始した順序で、前記問い合わせ画面を、各操作部の表示手段に出力するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、各操作部がユーザによる操作の受付を開始した順序を記憶する操作順序記憶部を備え、前記操作順序記憶部に記憶されている順序で、各操作部の表示手段に前記問い合わせ画面を出力するように構成してもよい。
複数ある操作部のうち、原稿台又は原稿トレイに原稿をセットしたユーザ(原稿の所有者)は、例えば、リモコン型の操作部ではなく、画像形成装置の本体に具備された操作部を操作する可能性が高いと考えられる。また、複数ある操作部のうちから、一番初めにユーザのログインを受け付け、動作を開始した操作部が、原稿の所有者が操作している操作部である可能性も高いと考えられる。
したがって、操作部がユーザの操作を受け付けた順序で問い合わせ画面を出力することにより、画像形成装置は、より早く原稿の所有者が操作している操作部を特定することが可能となる。
ここで、前記画像形成装置は、原稿台に載置された原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取部と、前記画像読取部により生成された画像データを記憶するデータ記憶部とを備え、前記制御手段は、前記画像読取部により画像データが生成され、生成された画像データが前記データ記憶部に記憶された後に、前記原稿の所有者を特定するように構成してもよい。
この構成によると、原稿が原稿台にセットされてから原稿を読み取るまでの時間を短縮することができる。そして、原稿の所有者を特定する処理が終了するよりも前に、次に使用するユーザのために原稿台を空けることができる。
ここで、前記画像形成装置は、原稿トレイに載置された原稿を自動的に原稿台に搬送する自動原稿搬送装置を備え、前記データ記憶部は、前記原稿を含む複数の原稿から生成された複数の画像データを記憶しており、前記制御手段は、前記データ記憶部に記憶されている複数の画像データについて、各画像データに対応する各原稿の所有者が操作している操作部を特定するように構成してもよい。
即ち、ADFを備える画像形成装置では、ADFの原稿トレイに原稿がセットされる都度、原稿を自動で読み取っていく。そして、複数の原稿についての読み取りが終了した後に、それぞれの原稿の所有者を特定するように構成してもよい。
この構成によると、原稿が原稿トレイにセットされてから原稿を読み取るまでの時間を短縮することができる。そして、原稿の所有者を特定する処理が終了するよりも前に、次に使用するユーザのために原稿トレイを空けることができる。
各ユーザは、先に、自身の原稿の読み取り処理を終了させて、データ記憶部に原稿のデータを格納しておき、後で必要なときに、印刷又はファックス送信などを指示することができる。
ここで、前記制御手段は、前記複数の操作部の表示手段に、前記複数の原稿の中から自身の原稿をユーザに選択させる選択画面を出力し、前記複数の操作部から、前記選択画面に対するユーザの選択である前記入力情報を受け付け、前記入力情報の内容を判断し、前記データ記憶部に記憶されている複数の画像データについて、ユーザが自身の原稿であるとして選択した操作部を、各画像データに対応する各原稿の所有者が操作している操作部を特定するように構成してもよい。
この構成によると、画像形成装置は、各操作部を操作しているユーザに対して、複数の原稿のうちから、自身の原稿を選択させることにより、各原稿の所有者が操作している操作部を確実に特定することができる。
ここで、前記制御手段は、前記データ記憶部に記憶されている画像データを解析する画像解析部を備え、前記複数の操作部の表示手段に、自身の原稿の特徴を入力するための特徴情報入力画面を出力し、前記複数の操作部から前記特徴情報入力画面に対する入力である前記入力情報を受け付け、前記画像解析部が前記入力情報に従い、前記データ記憶部に記憶されている画像データを解析することで、前記複数の原稿の所有者が操作している操作部を特定するように構成してもよい。
この構成によると、画像形成装置は、原稿に含まれるキーワード、原稿サイズ及び原稿の特徴などでデータを検索することにより、原稿の所有者が操作していている操作部を特定することができる。
ここで、前記画像形成装置は、ユーザの生体情報を取得する生体情報取得部を具備した原稿台又は自動原稿搬送装置を備え、前記生体情報取得部は、原稿の所有者が原稿台又は自動原稿搬送装置に前記原稿をセットするときに、前記所有者の生体情報を取得し、前記複数の操作部のそれぞれは、前記入力情報としてユーザの生体情報を取得する生体情報取得部を備え、前記制御手段は、前記所有者の生体情報と、各操作部を操作するユーザの生体情報とを比較する生体情報認証部を備え、前記生体情報認証部により、両生体情報の誤差が所定値以下であると判断された操作部を、前記所有者が操作している操作部であると特定するように構成してもよい。
この構成によると、ユーザ毎に唯一性及び永続性を有する生体情報(バイオメトリクス情報)を用いて判断するので、原稿の所有者が操作している操作部を確実に特定することが可能となる。
ここで、前記画像形成装置は、各操作部の生体情報取得部で取得する生体認証情報を、当該操作部を操作しているユーザが当該画像形成装置にログインする際の認証処理に用いるように構成してもよい。
この構成によると、生体認証の機構を、ログイン処理及び原稿の所有者を特定する処理で併用するので、処理毎に異なる機構を具備する必要がない。
ここで、前記画像形成装置は、原稿の所有者が操作している操作部からの前記原稿に係る印刷指示を受け付け、原稿の所有者以外のユーザが操作している操作部からの前記原稿に係る印刷指示を禁止するように構成してもよい。
この構成によると、原稿の所有者の印刷指示を受け付け、原稿の所有者以外のユーザの印刷指示は受け付けないので、原稿の所有者の意図しない印刷処理がなされることはない。したがって、資源の無駄遣いや情報漏えい等を防止することができる。
画像形成装置1の外観を示す図である。 実施形態1に係る画像形成装置1の構成を示すブロック図である。 操作部の外観を示す図である。 画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。 操作部の画面表示部に表示される問い合わせ画面120の図である。 実施形態2に係る画像形成装置2の構成を示すブロック図である。 操作順序記憶部210に記憶される情報を示す図である。 画像形成装置2の動作を示すフローチャートである。 実施形態3に係る画像形成装置3の構成を示すブロック図である。 画像形成装置3の動作を示すフローチャートである。 操作部の画面表示部に表示される画像選択画面310の図である。 実施形態4に係る画像形成装置4の構成を示すブロック図である。 画像形成装置4の動作を示すフローチャートである。 (a)操作部の画面表示部に表示されるキーワード入力画面410の図である。(b)変形例に係る原稿サイズ選択画面420の図である。(c)変形例に係る特徴情報入力画面430の図である。 実施形態5に係る画像形成装置5の構成を示すブロック図である。 画像形成装置5の動作を示すフローチャートである。 スタートボタンの有効化及び無効化について説明するための図である。 スタートボタンの有効化及び無効化の制御について説明するためのフローチャートである。
以下では、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
1.実施形態1
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置1の外観を示す図である。画像形成装置1は、スキャナ機能(印刷機能)、プリンタ機能、FAX機能などを備えた多機能複合機器である。
画像形成装置1は、その本体に備え付けられた操作部105aと、本体から離れた場所に持ち運びが可能であり、無線LANなどの無線通信により、画像形成装置1の本体にリモートアクセスが可能な操作部105b及び操作部105cを備える。各操作部は、それぞれが異なるユーザからの操作を受け付けるものとする。
図2は、画像形成装置1の構成を機能的に示す機能ブロック図である。
同図に示すように、画像形成装置1は、FAX部101、プリンタ部102、スキャナ部103、ADF104、操作部105a、操作部105b、操作部105c、及び制御部106から構成される。
FAX部101は、公衆回線を介して画像データを送受信するためのモデムとして機能する。
プリンタ部102は、制御部106がプリント処理を受け付けると、印刷用に変換されたデータを用紙に印刷し紙文書として出力する。なお、プリンタ部102には、ソート、パンチ穴空け或いはステーブル付け等のフィニッシング機能を有するフィニッシャが備えられていてもよい。
スキャナ部103は、プラテンガラスから成る原稿台及び画像読取部を含む。スキャナ部103は、制御部106がスキャン処理を受け付けると、画像読取部が、原稿台上に載置された紙原稿から文字、図形或いは写真等の画像を読み取って、電子データからなる画像データを生成する。スキャナ部103は、原稿台に紙原稿が載置されたことを検出する検出部110を備える。検出部110は、原稿台に紙原稿が載置されたことを検出すると、その旨を制御部106へ通知する。
ADF104は、スキャナ部103の上部に設けられ、原稿トレイに載置された複数の紙原稿を、自動で1枚ずつスキャナ部103の原稿台に搬送する装置である。ADF104は、両面スキャンを行うためのDuplex機能を有していてもよい。ADF104は、原稿トレイに紙原稿が載置されたことを検出する検出部111を備える。検出部111は、原稿トレイに紙原稿が載置されたことを検出すると、その旨を制御部106へ通知する。
操作部105aは、ユーザが画像形成装置1を操作するためのコントロールデバイスであり、ユーザ操作に応じた入力情報を生成し、生成した入力情報を制御部106へ通知する。また、操作部105aは、制御部106から各種の画面情報を受け取り、受け取った画面情報を表示手段に出力(表示)する。
図3は、操作部105aの外観を示す図である。操作部105aは、テンキー、スタートボタン117、及びストップボタンなどの各種ボタンが配列された操作ボタン部115と、各種の画面を表示する表示手段である画面表示部116とを含む。画面表示部116は、具体的には、タッチパネル液晶ディスプレイであって、画面上をユーザが押下することにより入力を受け付けることができるものである。画面表示部116として、液晶ディスプレイの代わりに、有機ELディスプレイを用いてもよい。
操作ボタン部115に含まれるスタートボタン117は、スキャン処理(印刷処理)及びファックス送信処理に伴う原稿の読み取り開始を指示するボタンである。
操作部105b及び操作部105cの外観も、図3と同様である。操作部105b及び操作部105cは、上述したように、無線LANを介して、画像形成装置1の本体へリモートアクセスが可能である。具体的には、画像形成装置1は、図示していないネットワーク接続ユニットを備えており、無線LAN及びネットワーク接続ユニットを介して、操作部105b及び操作部105cは、制御部106へ入力情報を送信したり、制御部106から画面情報を受信したりする。
なお、各操作部は、ユーザが画像形成装置1にログインすることによって動作を開始するが、本実施形態では、各操作部にて、それぞれ異なるユーザが画像形成装置1にログインし、既に各操作部が動作している状態であるとして説明する。
制御部106は、CPU、ROM、RAM、HDD等から構成される。HDD又はROMには、全体制御プログラム、画像処理プログラム、ネットワーク制御プログラムなど画像形成装置1を機能させるための各種のコンピュータプログラムが記録されている。制御部106は、CPUが作業用のRAMを用いて各種のコンピュータプログラムを実行することにより、他のユニットを制御し、画像形成装置1全体としての機能及び動作を制御する。
また、制御部106は、原稿の所有者が操作している操作部を特定し、その操作部のスタートボタンのみを有効化するという、本発明の特徴的な機能を担う。
次に、図4のフローチャートを用いて、画像形成装置1が原稿の所有者が操作している操作部を特定し、その操作部のスタートボタンのみを有効化する処理について説明する。
先ず、検出部110又は検出部111が、原稿を検出すると(ステップS1)、検出部110又は検出部111は、その旨を制御部106へ通知する。
制御部106は、検出部110又は検出部111から、原稿検出の通知を受け取ると、全ての操作部に、問い合わせ画面を表示させるための画面情報を送信する。各操作部は、制御部106から画面情報を受信すると、画面表示部に問い合わせ画面を出力する(ステップS2)。
図5は、各操作部の画面表示部に表示される問い合わせ画面120を示す図である。問い合わせ画面120は、「原稿が検出されました。原稿をセットしましたか?」というメッセージ121と、メッセージ121に対して「はい」を選択するためのボタン122と、「いいえ」を選択するためのボタン123とを含む。
各操作部の画面表示部に表示されている問い合わせ画面120を見ているユーザは、原稿台又はADF104にセットされている原稿が、自身がセットした原稿であるなら、「はい」を選択するボタン122を押下し、自身がセットした原稿でないなら、「いいえ」を選択するボタン123を押下する。
各操作部は、ユーザが押下したボタンを示す入力情報を生成し、制御部106へ送信する。
制御部106は、各操作部から受信した入力情報を判断する。
具体的に、制御部106は、1つの操作部で「はい」が選択されたか否か判断する。「はい」を選択した操作部が無い場合には(ステップS3でNO)、全ての操作部で「いいえ」が選択されたか否か判断する。
全ての操作部で「いいえ」が選択されていない場合(ステップS4でNO)、まだ入力情報を送信していない操作部があるので、制御部106は、ステップS3に戻り、処理を続ける。全ての操作部で「いいえ」が選択された場合(ステップS4でYES)、画像形成装置1は、処理を終了する。
1つの操作部で「はい」が選択された場合(ステップS3でYES)、各操作部は、画面表示部に表示している問い合わせ画面120を消す(ステップS5)。
そして、制御部106は、「はい」を選択した操作部のみ、スタートボタンを有効化し、「いいえ」を選択した操作部のスタートボタンを無効化のまま維持する(ステップS6)。
ここで、スタートボタンの有効化及び無効化について説明する。
スタートボタンの有効化とは、ユーザが操作部のスタートボタンを押下した場合に、スタートボタンに対応する処理を行うことを意味し、スタートボタンの無効化とは、ユーザが操作部のスタートボタンを押下しても、制御部106が、その入力情報をマスクして、スタートボタンに対応する処理を行わないことを意味する。
本実施形態の画像形成装置1は、複数の操作部が動作している場合に、原稿台又はADFに原稿がセットされると、セットされた原稿の所有者が操作している操作部を特定するまでの間、全ての操作部でスタートボタンが無効化される。
具体的には、制御部106は、各操作部を識別する情報とフラグとを対応付けたテーブルを管理している。フラグは「0」又は「1」に設定される。「0」は、対応する操作部のスタートボタンが無効化されていることを示し、「1」は、対応する操作部のスタートボタンが有効化されていることを示す。
そこで、制御部106は、複数の操作部が動作している場合には、先ず、全ての操作部でフラグを「0」に設定する。その後、図4のフローチャートの処理が行われ、原稿の所有者が操作している操作部が特定されると、特定された操作部に対応するフラグを「1」に書き換えることで、原稿の所有者が操作している操作部のスタートボタンのみ有効化する。
図17は、制御部106が管理しているテーブルの一つの具体例であるテーブル500を示す。テーブル500は、操作部105aに対応するフラグは「1」であり、操作部105b及び操作部105cのそれぞれに対応するフラグは、共に「0」である。従って、テーブル500は、操作部105aのスタートボタン117が有効化されており、操作部105bのスタートボタン及び操作部105cのスタートボタンは、無効化されていることを表している。
図18は、制御部106が各操作部からスタートボタンが押下されたことを示す入力情報を受け付けた場合の処理を示すフローチャートである。
制御部106は、内部で管理しているテーブルから、スタートボタンを押下した操作部に対応するフラグを読む(ステップS71)。フラグが「1」の場合う(ステップS72で「1」)、スタートボタンに対応する処理を行う(ステップS73)。フラグが「0」の場合(ステップS72で「0」)、スタートボタンに対応する処理は行わずに、処理を終了する。
なお、ここで説明した、スタートボタンの有効化及び無効化の処理は、後述する実施形態2〜5の全ての実施形態でも用いることができる。
2.実施形態2
次に、本発明の一実施形態である画像形成装置2について説明する。
上述した実施形態1では、動作中の全ての操作部に、同時に、問い合わせ画面120を出力した。それに対し、本実施形態では、各操作部がユーザ操作を受け付けた順序で各操作部に問い合わせ画面120を出力する。
画像形成装置2の外観は、図1の画像形成装置1と同様である。
図6は、画像形成装置2の構成を機能的に示す機能ブロック図である。ここで、画像形成装置1と同様の機能を有する構成要素には、図2と同じ符号を付して説明を省略する。
画像形成装置2の制御部206は、操作順序記憶部210を備える。制御部206は、各操作部を介して画像形成装置2に対するユーザのログインを受け付け、制御部206によるログイン処理が正常に終了すると、その都度、ログインを受け付けた操作部を識別する情報を、操作順序記憶部210に登録する。
なお、制御部206は、ユーザのログイン処理を行うため、ユーザ情報管理部及び認証部等を備える。ユーザ情報管理部には、画像形成装置2を利用することができるユーザのユーザIDやパスワード等、ユーザに関する情報が登録されている。
そして、制御部206が操作部からログイン要求と共にユーザID及びパスワード等を受信すると、認証部が、受信した情報と、ユーザ情報管理部に登録されている情報とを比較して、当該ログイン要求に係るユーザが、画像形成装置2を利用することができるユーザであるか否かを判断する。
認証部は、受信した情報と登録されている情報とが一致する場合に、当該ユーザが画像形成装置2を利用することができると判断し、制御部206によるログイン処理は正常に終了する。認証部は、受信した情報と登録されている情報とが不一致の場合に、当該ユーザは画像形成装置2を利用することができないと判断する。
図7は、操作順序記憶部210が管理している情報の一例を示す図である。同図に示すように、操作順序記憶部210は、1〜3までの通し番号に、各操作部を識別する情報を対応付けて管理している。これは即ち、先ず1番目に、操作部105cがユーザ操作を受け付け、2番目に、操作部105aがユーザ操作を受け付け、3番目に、操作部105bがユーザ操作を受け付けたことを示している。
制御部206は、操作順序記憶部210が管理している情報を参照して、各操作部がユーザ操作を受け付けた順序で各操作部に問い合わせ画面120を出力する。
図8は、本実施形態の画像形成装置2が、原稿の所有者が操作している操作部を特定し、その操作部のスタートボタンのみを有効化する処理を示すフローチャートである。
本実施形態の場合、先ず、原稿の検出に先立ち、各操作部からユーザがログインすると、制御部206は、ログインを受け付けた順序で、操作順序記憶部210に、操作部を識別する情報を登録する(ステップS11)。
続いて、検出部110又は検出部111が、原稿を検出すると(ステップS12)、検出部110又は検出部111は、その旨を制御部206へ通知する。
制御部206は、検出部110又は検出部111から、原稿検出の通知を受け取ると、操作順序記憶部210が管理している情報を参照し、操作順序が1番目である操作部を特定し、1番目の操作部に問い合わせ画面を表示させるための画面情報を送信する。画面情報を受信した操作部は、画面表示部に問い合わせ画面120を出力する(ステップS13)。
制御部206は、1番目の操作部から受信した入力情報から、問い合わせ画面120で「はい」が選択されたか否か判断する。「はい」が選択された場合(ステップS14でYES)、制御部206は、1番目の操作部のみスタートボタンを有効化する(ステップS15)。このとき、他の操作部のスタートボタンは無効化されたままである。
1番目の操作部で「はい」が選択されなかった場合(ステップS14でNO)、制御部206は、操作順序記憶部210が管理している情報を参照し、操作順序が2番目である操作部を特定し、2番目の操作部に、問い合わせ画面を表示させるための画面情報を送信する。画面情報を受信した操作部は、画面表示部に問い合わせ画面120を出力する(ステップS16)。
制御部206は、2番目の操作部から受信した入力情報から、問い合わせ画面120で「はい」を選択されたか否か判断する。「はい」が選択された場合(ステップS17でYES)、制御部206は、2番目の操作部のみスタートボタンを有効化する(ステップS18)。このとき、他の操作部のスタートボタンは無効化されたままである。
2番目の操作部で「はい」が選択されなかった場合(ステップS17でNO)、制御部206は、操作順序記憶部210が管理している情報を参照し、操作順序が3番目である操作部を特定し、3番目の操作部に、問い合わせ画面を表示させるための画面情報を送信する。画面情報を受信した操作部は、画面表示部に問い合わせ画面120を出力する(ステップS19)。
制御部206は、3番目の操作部から受信した入力情報から、問い合わせ画面120で「はい」を選択されたか否か判断する。「はい」が選択された場合(ステップS20でYES)、制御部206は、3番目の操作部のみスタートボタンを有効化する(ステップS21)。このとき、他の操作部のスタートボタンは無効化されたままである。
3番目の操作部で「はい」が選択されなかった場合(ステップS20でNO)、制御部206は、全ての操作部で「いいえ」が選択されたか否か判断する。全ての操作部で「いいえ」が選択されていない場合(ステップS22でNO)、制御部206は、ステップS13に戻り、処理を続ける。全ての操作部で「いいえ」が選択された場合(ステップS22でYES),画像形成装置2は、処理を終了する。
3.実施形態3
次に、本発明の一実施形態である画像形成装置3について説明する。
画像形成装置3の外観は、図1の画像形成装置1と同様である。
図9は、画像形成装置3の構成を機能的に示す機能ブロック図である。ここで、画像形成装置1と同様の機能を有する構成要素には、図2と同じ符号を付して説明を省略する。
画像形成装置3は、読み込んだ画像データを一時的に保存する画像データ記憶部301を備える。
上述した実施形態1及び実施形態2では、原稿が検出されると、原稿の所有者が操作している操作部が特定された後に、スキャン処理又はファックス送信処理に伴う原稿の読み取り開始を指示するスタートボタン117の入力を受け付けた。即ち、実施形態1及び実施形態2では、スタートボタン117の入力を受け付けた後に、原稿の読み込みが開始される構成を有していた。
それに対し、本実施形態では、ADF104の原稿トレイに原稿がセットされるとADF104が、セットされた原稿を自動で読み込む。そして、スキャナ部103の画像読取部が画像データを生成して、一時保存用のメモリである画像データ記憶部301(共有ボックス)に画像データを保存する。
次に、ADF104は、他のユーザの原稿が原稿トレイにセットされると、他のユーザの原稿を自動で読み込む。そして、スキャナ部103の画像読取部が画像データを生成して、画像データ記憶部301に画像データを保存する。
制御部306は、画像データ記憶部301に保存されている複数の画像データについて、それぞれの画像データの元となった原稿の所有者が操作している操作部を特定し、特定された操作部のみから、スタートボタンの入力を受け付ける。ここで、本実施形態では、実施形態1及び実施形態2とスタートボタンの意味が異なる。実施形態1及び実施形態2のスタートボタンは、スキャン処理又はファックス送信処理に伴う原稿の読み取り開始を意味していた。これに対し、実施形態3のスタートボタンは、既に読み込みが終了している原稿の印刷開始又はファックス送信開始を意味する。
図10は、画像形成装置3の動作を示すフローチャートである。
ADF104の検出部111が、原稿を検出すると(ステップS31)、ADF104及びスキャナ部103は、ステップS31で検出した原稿を自動で読み込み、画像データを生成する(ステップS32)。そしてスキャナ部103は、生成した画像データを、画像データ記憶部301に保存する(ステップS33)。
ここで、検出部111が、続けて他の原稿を検出した場合には、ステップS31に戻り、ステップS31〜ステップS33の処理を繰り返すようにしてもよい。
以下では、複数の画像データが画像データ記憶部301に保存されていることを前提として説明する。なお、ステップS34以降の処理を開始するタイミングとしては、制御部306が、各操作部のログインを受け付け、各操作部が動作中となった後に、ステップS34以降の処理を開始するとしてもよい。
制御部306は、各操作部に画像選択画面310を表示させるための画面情報を生成し、生成した画面情報を、全ての操作部へ送信する。画面情報を受信した操作部は、画面表示部に画像選択画面310を出力する(ステップS34)。
図11は、画像選択画面310を示す図である。
画像選択画面310は、「原稿が共有ボックスに保存されました。原稿を選択してください。」というメッセージ311と、画像データ記憶部301に保存されている画像データの元である原稿を示す情報である原稿情報312、原稿情報313と、複数の原稿情報を参照するためのスクロールバー314と、終了ボタン315とを含む。各原稿情報は、画像データ(原稿)のサムネイル画像と、原稿枚数と、原稿の読込み日時とを含む。
各操作部では、ユーザが原稿情報にタッチすれば当該原稿情報が選択される。選択された原稿情報は反転表示されることで、ユーザは、どの原稿情報を選択しているのかを知ることができる。ユーザが選択された状態の原稿情報に再度タッチすれば選択が解除される。
操作部105aのユーザは、画面表示部に表示されている画像選択画面310を見ながら、自身がセットした原稿の原稿情報があるか否か判断する。自身がセットした原稿の原稿情報があれば、その原稿情報を選択する。操作部105aは、ユーザが原稿情報を選択した場合には、選択された原稿情報を示す入力情報を生成して、制御部306へ送信する。
自身がセットした原稿の原稿情報が無ければ、ユーザは、終了ボタン315を選択する。操作部105aは、終了ボタン315が選択された場合には、その旨を示す入力情報を生成して、制御部306へ送信する。
制御部306は、操作部105aから画像の選択を示す入力情報を受け付けたか否か判断する。入力情報を受け付けていない場合、又は、終了ボタン315の選択を示す入力情報を受け付けた場合(ステップS35でNO)、ステップS38へ進む。
制御部306は、画像の選択を示す入力情報を受け付けた場合(ステップS35でYES)、選択された画像の原稿情報を、画像選択画面310から削除する(ステップS36)。これにより、その後、各操作部に表示される画像選択画面310では、既に選択された画像の原稿情報は表示されなくなる。
そして、制御部306は、操作部105aにより選択された画像データについてのみ、操作部105aのスタートボタンを有効化する(ステップS37)。その後、ステップS38へ進む。
操作部105bのユーザは、画面表示部に表示されている画像選択画面310を見ながら、自身がセットした原稿の原稿情報があるか否か判断する。自身がセットした原稿の原稿情報があれば、その原稿情報を選択する。操作部105bは、ユーザが原稿情報を選択した場合には、選択された原稿情報を示す入力情報を生成して、制御部306へ送信する。
自身がセットした原稿の原稿情報が無ければ、ユーザは、終了ボタン315を選択する。操作部105bは、終了ボタン315が選択された場合には、その旨を示す入力情報を生成して、制御部306へ送信する。
制御部306は、操作部105bから画像の選択を示す入力情報を受け付けたか否か判断する。入力情報を受け付けていない場合、又は、終了ボタン315の選択を示す入力情報を受け付けた場合(ステップS38でNO)、ステップS41へ進む。
制御部306は、画像の選択を示す入力情報を受け付けた場合(ステップS38でYES)、操作部105bで選択された画像の原稿情報を、画像選択画面310から削除する(ステップS39)。
そして、制御部306は、操作部105bにより選択された画像データについてのみ、操作部105bのスタートボタンを有効化する(ステップS40)。その後、ステップS41へ進む。
操作部105cのユーザは、画面表示部に表示されている画像選択画面310を見ながら、自身がセットした原稿の原稿情報があるか否か判断する。自身がセットした原稿の原稿情報があれば、その原稿情報を選択する。操作部105cは、ユーザが原稿情報を選択した場合には、選択された原稿情報を示す入力情報を生成して、制御部306へ送信する。
自身がセットした原稿の原稿情報が無ければ、ユーザは、終了ボタン315を選択する。操作部105cは、終了ボタン315が選択された場合には、その旨を示す入力情報を生成して、制御部306へ送信する。
制御部306は、操作部105cから画像の選択を示す入力情報を受け付けたか否か判断する。
制御部306は、画像の選択を示す入力情報を受け付けた場合(ステップS41でYES)、操作部105cで選択された画像の原稿情報を、画像選択画面310から削除する(ステップS42)。そして、制御部306は、操作部105cにより選択された画像データについてのみ、操作部105cのスタートボタンを有効化する(ステップS43)。その後、ステップS44へ進む。
制御部306は、入力情報を受け付けていない場合、又は、終了ボタン315の選択を示す入力情報を受け付けた場合(ステップS41でNO)、制御部306は、全ての操作部が画像選択画面310を確認したか否か判断する。
即ち、制御部306は、全ての操作部から入力情報を受信している場合には、全ての操作部で画像選択画面310が確認されたものと判断し(ステップS44でYES)、処理を終了する。
制御部306は、全ての操作部から入力情報を受信していない場合には、未だ画像選択画面310を確認していない操作部が存在するものと判断し(ステップS44でNO)、ステップS35へ戻り、処理を続ける。
4.実施形態4
次に、本発明の一実施形態である画像形成装置4について説明する。
画像形成装置4の外観は、図1の画像形成装置1と同様である。
図12は、画像形成装置4の構成を機能的に示す機能ブロック図である。ここで、実施形態1及び実施形態3と同様の機能を有する構成要素には、図2及び図9と同じ符号を付して説明を省略する。
画像形成装置4の制御部406は、画像解析部401を含む。画像解析部401は、画像データ記憶部301に保存されている画像データを解析し、各操作部から受け付けた文字列(キーワード)が、画像データ記憶部301に保持されている画像データに含まれるか否かを判断する機能を有する。文字列検索については、既に公知の技術であるため、説明を省略する。
ユーザは、操作部を用いて、自身がADF104にセットした原稿の特徴情報として、原稿に含まれるキーワードを入力することができる。そして、画像解析部401は、画像データ記憶部301に保存されている画像データから、ユーザによって入力されたキーワードを検索することにより、原稿の所有者が操作している操作部を特定する。
図13は、画像形成装置4の動作を示すフローチャートである。
ADF104の検出部111が、原稿を検出すると(ステップS51)、ADF104及びスキャナ部103は、ステップS51で検出した原稿を自動で読み込み、画像データを生成する(ステップS52)。そしてスキャナ部103は、生成した画像データを、画像データ記憶部301に保存する(ステップS53)。
ここで、検出部111が、続けて他の原稿を検出した場合には、ステップS51に戻り、ステップS51〜ステップS53の処理を繰り返すようにしてもよい。
以下では、複数の画像データが画像データ記憶部301に保存されていることを前提として説明する。なお、ステップS54以降の処理を開始するタイミングとしては、制御部406が、各操作部のログインを受け付け、各操作部が動作中となった後に、ステップS54以降の処理を開始するとしてもよい。
制御部406は、各操作部にキーワード入力画面410を表示させるための画面情報を生成し、生成した画面情報を、全ての操作部へ送信する。画面情報を受信した操作部は、画面表示部にキーワード入力画面410を出力する(ステップS54)。
図14(a)は、キーワード入力画面410を示す図である。同図に示すように、キーワード入力画面410は、「原稿が共有ボックスに保存されました。原稿のキーワードを入力してください。」というメッセージ411と、入力欄412と、終了ボタン413とを含む。
ユーザは、画面表示部にキーワード入力画面410が表示されると、操作部を用いて、自身の原稿に含まれる文字列を、キーワードとして入力欄412に入力する。ここで、ユーザは、操作部の各種ボタンを操作することにより文字列を入力してもよいし、タッチパネル上でペン先や指先で文字を描くことにより文字列を入力してもよい。
各操作部は、ユーザからキーワードの入力を受け付けると、受け付けたキーワードを示す入力情報を生成し、生成した入力情報を制御部406へ送信する。また、各操作部は、ユーザから終了ボタン413の選択を受け付けると、その旨を示す入力情報を生成し、生成した入力情報を制御部406へ送信する。
制御部406は、キーワードを示す入力情報を受け付けると、画像解析部401が画像データ記憶部301に保存されている画像データを解析して(ステップS55)、キーワードを含む画像データが存在するか否か判断する。
キーワードを含む画像データが存在する場合(ステップS56でYES)、各操作部は、キーワード入力画面を消し(ステップS57)、一致するキーワードを含む画像データについて、当該キーワードを入力した操作部のスタートボタンを有効化する(ステップS58)。そして、ステップS59へ進む。
キーワードを含む画像データが存在しない場合(ステップS56でNO)、制御部406は、全ての操作部でキーワードの入力、又は、終了ボタン413の選択がされたか否か判断する。
全ての操作部でキーワードの入力、又は、終了ボタン413の選択がされていない場合(ステップS59でNO)、ステップS55へ戻り処理を続ける。 全ての操作部でキーワードの入力、又は、終了ボタン413の選択がされた場合には(ステップS59でYES)、処理を終了する。
(実施形態4の変形例)
上記の実施形態4では、原稿の特徴情報として、原稿に含まれる文字列(キーワード)用いた。即ち、操作部がユーザからキーワードの入力を受け付けて、制御部406が、入力されたキーワードを含む原稿を検索し、当該キーワードが入力された操作部が、原稿の所有者が操作している操作部であると判断した。
しかし、実施形態4は、上記の構成に限定されない。
ユーザが、原稿の特徴を示す特徴情報を入力し、制御部が、入力された特徴情報を元に画像データ記憶部に保存されている画像データを検索することにより、原稿の所有者が操作している操作部を特定する構成であれば、その特徴情報の種類は限定されない。
例えば、原稿の特徴情報として、原稿のサイズ(大きさ)を用いてもよい。この場合、図14(b)に示すように、各操作部に原稿サイズ選択画面420を出力して、ユーザに、原稿のサイズを問い合わせる構成としてもよい。
原稿サイズ選択画面420は、「原稿が共有ボックスに保存されました。原稿サイズを選択してください。」というメッセージ421と、A3サイズ、A4サイズ、B4サイズ、B5サイズ、及び、ハガキサイズの中から、ユーザが自身の原稿のサイズを選択するために用いるアイコン422と、終了ボタン423とを含む。
制御部は、選択されたサイズの原稿を検索して、原稿の所有者が操作している操作部を特定する。そして、特定された操作部のみから、当該原稿についてのスタートボタンの入力を有効化する。
また、図14(c)に示すように、各操作部に特徴情報入力画面430を出力して、ユーザに原稿の特徴として、原稿がテキスト(文書)であったか、写真であったかを入力させたり、原稿がカラー原稿であったか、モノクロ原稿であったか等を入力させたりする構成としてもよい。
特徴情報入力画面430は、「原稿が共有ボックスに保存されました。原稿の特徴を選択してください。」というメッセージ431と、テキスト、写真、カラー、及び、モノクロの中から、ユーザが自身の原稿の特徴を選択するために用いるアイコン432と、終了ボタン433とを含む。
制御部は、選択された特徴を有する原稿を検索して、原稿の所有者が操作している操作部を特定する。そして、特定された操作部のみから、当該原稿についてのスタートボタンの入力を有効化する。
5.実施形態5
次に、本発明の一実施形態である画像形成装置5について説明する。
画像形成装置5の外観は、図1の画像形成装置1と同様である。
図15は、画像形成装置5の構成を機能的に示す機能ブロック図である。ここで、実施形態1と同様の機能を有する構成要素には、図2と同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態の制御部506は、指紋情報検証部510を備える。
また、本実施形態のスキャナ部103、ADF104、操作部105a、操作部105b、及び、操作部105cには、それぞれ、生体情報取得部としての指紋読取装置が付加されている。各操作部に付加された指紋読取装置は、例えば、図3に示した操作ボタン部115の一部に設置されているものとする。
指紋読取装置については、既に公知の技術で実現可能であるため、以下、簡単に説明し、詳細な説明は省略する。
指紋読取装置は、発光部、ハーフミラー、指紋読取面、及び、受光部から構成される。
発光部から照射された光は、光の光路に対し45度の角度をなすように位置するハーフミラーを透過し、光路に対し垂直に設置された指紋読取面に到達する。指紋読取面に到達した光は、指紋読取面上の指紋によって反射する。指紋により反射した反射光は、上記のハーフミラーにより光路を45度の角度で変化させ、反射光の光路に垂直に位置する受光部へ到達する。受光部は、反射光を電気信号に変換することにより、指紋情報を生成する。受光部は、生成した指紋情報を、制御部506の指紋情報検証部510へ出力する。
スキャナ部103に付加されている指紋読取装置501は、ユーザが原稿台に原稿をセットするときに、ユーザ(原稿所有者)の指紋を読み取り、指紋情報を生成する。
ADF104に付加されている指紋読取装置502は、ユーザがADF104の原稿トレイに原稿をセットするときにユーザ(原稿所有者)の指紋を読み取り、指紋情報を生成する。
操作部105aに付加されている指紋読取装置503aは、操作部105aを操作しているユーザの指紋を読み取り、指紋情報を生成する。
同様に、操作部105bに付加されている指紋読取装置503bは、操作部105bを操作しているユーザの指紋を読み取り、指紋情報を生成し、操作部105cに付加されている指紋読取装置503cは、操作部105cを操作しているユーザの指紋を読み取り、指紋情報を生成する。
制御部506の指紋情報検証部510は、スキャナ部103又はADF104から指紋情報を受け取ると、受け取った指紋情報が、操作部105a、操作部105b、及び操作部105cの内、どの操作部から受け取った指紋情報に一致するかを検証することにより、原稿の所有者が操作している操作部を特定する。
図16は、画像形成装置5の動作を示すフローチャートである。
先ず、指紋読取装置501又は指紋読取装置502にて、原稿所有者の指紋を読み取り、指紋情報を生成する(ステップS61)。指紋読取装置501又は指紋読取装置502は、生成した指紋情報を、制御部506の指紋情報検証部510へ出力する。
続いて、検出部110又は検出部111が、原稿を検出すると(ステップS62)、その旨を制御部506へ通知する。ステップS61及びステップS62は、この順序でなく、逆の順序で行ってもよい。
続いて、各操作部は、ログイン処理が終了すると、各操作部に付加された指紋読取装置で、ユーザの指紋を読み取り、指紋情報を生成する(ステップS63)。各操作部の指紋読取装置は、生成した指紋情報を、制御部506の指紋情報検証部510へ出力する。
指紋情報検証部510は、検出部110又は検出部111から、原稿の検出の通知を受けると、ステップS61で生成された指紋情報と、ステップS63で生成された指紋情報とを比較し、指紋情報が一致するか否か判断する(ステップS64)。なお、指紋情報検証部510が複数の操作部から指紋情報を受け付けた場合には、指紋情報検証部510は、ステップS64では、1つの指紋情報について判断する。
指紋情報が一致する場合(ステップS65でYES)、一致した指紋情報が入力された指紋読取装置を備える操作部からのスタートボタンのみを有効化する(ステップS66)。その後、ステップS67へ進む。
指紋情報が一致しなければ(ステップS65でNO)、操作部から受け付けた全ての指紋情報を比較したか否かを判断する。
全ての指紋情報についてステップS64の比較処理が終了していなければ(ステップS67でNO)、ステップS64に戻り、処理を続ける。全ての指紋情報についてステップS64の比較処理が終了していれば(ステップS67でYES)、画像形成装置5は、処理を終了する。
なお、実施形態5において、「指紋情報が一致する」とは、指紋情報が完全に一致する場合のみを示すのではなく、スキャナ部103又はADF104の指紋読取装置で生成された指紋情報と、操作部の指紋読取装置で生成された指紋情報との誤差が所定値以下である場合を含む。
また、実施形態5では、指紋を用いたが、指紋以外に、虹彩、手指の静脈パターン、声紋、筆跡等、他の生体情報を用いて、原稿をセットしたユーザが操作している操作部を特定する構成としてもよい。
また、実施形態5のように、ユーザの指紋を読み取る指紋読取装置が具備された画像形成装置5においては、ユーザの指紋を、原稿の所有者、又は、原稿の所有者が操作している操作部を特定するために用いるだけでなく、ユーザが画像形成装置5にログインする際の認証に用いてもよい。
具体的には、制御部506は、ユーザのログイン処理を行うためのユーザ情報管理部及び認証部等を備える。ユーザ情報管理部には、画像形成装置5を利用することができるユーザのユーザIDと指紋情報とが、予め登録されている。ユーザ情報管理部は、ユーザID及び指紋情報以外に、更に、パスワードを登録していてもよい。
そして、各操作部では、ユーザのログイン要求を受け付ける際に、各操作部に具備された指紋読取装置で、ユーザの指紋を読み取り、指紋情報を生成する。
各操作部は、ログイン要求、ユーザにより入力されたユーザID、及び、生成した指紋情報を制御部506へ送信する。制御部506の認証部は、各操作部から受信した指紋情報と、ユーザ情報管理部に登録されている指紋情報とを比較して、当該ログイン要求に係るユーザが、画像形成装置5を利用することができるユーザであるいか否かを判断する。
認証部は、受信した指紋情報と登録されている指紋情報とが一致する場合に、当該ユーザが画像形成装置5を利用することができると判断し、制御部506によるログイン処理は正常に終了する。認証部は、受信した指紋情報と登録されている指紋情報とが不一致の場合に、当該ユーザは画像形成装置5を利用することができないと判断する。
本発明は、複数の操作部を備えた画像形成装置の製造及び販売をする産業において、原稿台にセットされた原稿の所有者が操作している操作部を特定することにより、原稿の所有者が意図しない動作を防止し、資源の無駄遣いや情報漏えいを防止する技術として利用することができる。
1 画像形成装置
2 画像形成装置
3 画像形成装置
4 画像形成装置
5 画像形成装置
101 FAX部
102 プリンタ部
103 スキャナ部
104 ADF
105a 操作部
105b 操作部
105c 操作部
106 制御部
110 検出部
111 検出部
206 制御部
210 操作順序記憶部
301 画像データ記憶部
306 制御部
401 画像解析部
406 制御部
501 指紋読取装置
502 指紋読取装置
503a 指紋読取装置
503b 指紋読取装置
503c 指紋読取装置
506 制御部
510 指紋情報検証部

Claims (11)

  1. 原稿を読み取り、画像データを生成する画像形成装置であって、
    原稿の有無を検出する検出手段と、
    ユーザの操作を受け付ける複数の操作部と、
    前記検出手段が原稿を検出すると、1以上の操作部から、検出された前記原稿とユーザとの関係を示す入力情報を受け付け、受け付けた入力情報の内容を判断することにより、前記原稿の所有者が操作している操作部を、前記複数の操作部の中から特定する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の操作部のそれぞれは、表示手段を含み、
    前記制御手段は、
    前記複数の操作部の表示手段に、前記原稿の所有者であるか否かをユーザに問い合わせる問い合わせ画面を出力し、
    1以上の操作部から、前記問い合わせ画面に対する回答である前記入力情報を受け付け、
    前記入力情報の内容を判断し、肯定的な回答を送信した操作部を、前記原稿の所有者が操作している操作部であると特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    各操作部がユーザによる操作の受付を開始した順序で、前記問い合わせ画面を、各操作部の表示手段に出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    各操作部がユーザによる操作の受付を開始した順序を記憶する操作順序記憶部を備え、
    前記操作順序記憶部に記憶されている順序で、各操作部の表示手段に前記問い合わせ画面を出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、
    原稿台に載置された原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取部と、
    前記画像読取部により生成された画像データを記憶するデータ記憶部とを備え、
    前記制御手段は、前記画像読取部により画像データが生成され、生成された画像データが前記データ記憶部に記憶された後に、前記原稿の所有者を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、
    原稿トレイに載置された原稿を自動的に原稿台に搬送する自動原稿搬送装置を備え、
    前記データ記憶部は、前記原稿を含む複数の原稿から生成された複数の画像データを記憶しており、
    前記制御手段は、
    前記データ記憶部に記憶されている複数の画像データについて、各画像データに対応する各原稿の所有者が操作している操作部を特定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記複数の操作部の表示手段に、前記複数の原稿の中から自身の原稿をユーザに選択させる選択画面を出力し、
    前記複数の操作部から、前記選択画面に対するユーザの選択である前記入力情報を受け付け、
    前記入力情報の内容を判断し、前記データ記憶部に記憶されている複数の画像データについて、ユーザが自身の原稿であるとして選択した操作部を、各画像データに対応する各原稿の所有者が操作している操作部を特定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記データ記憶部に記憶されている画像データを解析する画像解析部を備え、
    前記複数の操作部の表示手段に、自身の原稿の特徴を入力するための特徴情報入力画面を出力し、
    前記複数の操作部から前記特徴情報入力画面に対する入力である前記入力情報を受け付け、
    前記画像解析部が前記入力情報の内容に従い、前記データ記憶部に記憶されている画像データを解析することにより、前記複数の原稿の所有者が操作している操作部を特定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、
    ユーザの生体情報を取得する生体情報取得部を具備した原稿台又は自動原稿搬送装置を備え、
    前記生体情報取得部は、原稿の所有者が原稿台又は自動原稿搬送装置に前記原稿をセットするときに、前記所有者の生体情報を取得し、
    前記複数の操作部のそれぞれは、前記入力情報としてユーザの生体情報を取得する生体情報取得部を備え、
    前記制御手段は、
    前記所有者の生体情報と、各操作部を操作するユーザの生体情報とを比較する生体情報認証部を備え、
    前記生体情報認証部により、両生体情報の誤差が所定値以下であると判断された操作部を、前記所有者が操作している操作部であると特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置は、
    各操作部の生体情報取得部で取得する生体認証情報を、当該操作部を操作しているユーザが当該画像形成装置にログインする際の認証処理に用いる
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置は、
    原稿の所有者が操作している操作部からの前記原稿に係る印刷指示を受け付け、原稿の所有者以外のユーザが操作している操作部からの前記原稿に係る印刷指示を禁止する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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