JP5365120B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5365120B2
JP5365120B2 JP2008246515A JP2008246515A JP5365120B2 JP 5365120 B2 JP5365120 B2 JP 5365120B2 JP 2008246515 A JP2008246515 A JP 2008246515A JP 2008246515 A JP2008246515 A JP 2008246515A JP 5365120 B2 JP5365120 B2 JP 5365120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
password
input
unit
information
recording unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008246515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010079562A (ja
Inventor
洋介 中村
和明 二村
孝一 矢崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008246515A priority Critical patent/JP5365120B2/ja
Publication of JP2010079562A publication Critical patent/JP2010079562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5365120B2 publication Critical patent/JP5365120B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パスワード認証機能を有する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
近年、例えば、ノートパソコンのように、持ち運びが容易にできるパーソナルコンピュータ(情報処理装置)が普及してきている。このため、パーソナルコンピュータは、盗難にあったり、紛失したりする機会が増えてきている。ここで、例えば、パーソナルコンピュータを紛失し、そのパーソナルコンピュータを第三者が拾得した場合に、この第三者によって、パーソナルコンピュータに記憶されている個人データ、企業データ、重要データ等のデータが取得されてしまうことがある。すなわち、パーソナルコンピュータに記憶されているデータが第三者へ漏洩することになる。
そこで、パーソナルコンピュータが盗難・紛失した場合に、第三者によって、パーソナルコンピュータに記憶されているデータが解読されないように、当該データを暗号化することが一般に行われている。これにより、パーソナルコンピュータに記憶されているデータの第三者への漏洩を防ぐことができる。しかしながら、データを暗号化した場合であっても、パーソナルコンピュータには依然としてデータが記憶されているため、時間をかけて解析すれば、データが解読されてしまう可能性がある。そのため、データを暗号化した場合であっても、当該データが第三者へ漏洩してしまう可能性は依然として残されている。
このような問題を解決するため、従来から次のような方法が提案されている。すなわち、例えば、パーソナルコンピュータの起動時に、ユーザに対してパスワードの入力を求めることにより、正しいパスワードが入力された場合(パスワード認証が成功した場合)には、パーソナルコンピュータを起動し、一定回数以上誤ったパスワードが入力された場合(パスワード認証が失敗した場合)には、パーソナルコンピュータに記憶されているデータを消去する方法である。この方法では、パーソナルコンピュータが盗難・紛失した場合に、通常第三者は正しいパスワードを知らないため、パスワード認証に失敗したタイミングで、パーソナルコンピュータに記憶されているデータは消去されることになる。これにより、パーソナルコンピュータに記憶されているデータの第三者への漏洩を確実に防ぐことができる。
しかしながら、たとえ正当なユーザであっても、パスワードの入力ミスにより一定回数以上誤ったパスワードを入力すれば、パーソナルコンピュータに記憶されているデータは消去されることになる。すなわち、パスワード認証に成功するためにはパスワードの完全一致が求められているため、ユーザが普段してしまいそうな些細な入力ミスをしてしまった場合でも、パスワード認証に失敗してしまうことになる。この結果、正当なユーザによってパスワードが入力されたにも関わらず、パーソナルコンピュータに記憶されているデータは消去されてしまう。このように、パスワードの入力ミスによって簡単にデータが消去されてしまうようなパーソナルコンピュータを使用することは、ユーザにとって好ましくない。
そこで、誤ったパスワードが入力された場合に、その誤った度合いを判定し、判定した度合いに応じて、再度パスワードの入力を求めるように処理する方法が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、例えば、1文字だけ隣のキーを押した場合や、CapsLockキーの有効・無効を逆にして入力した場合(つまり、大文字と小文字を逆にして入力した場合)等のように、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定される場合には、パーソナルコンピュータに記憶されているデータを消去することなく、再度パスワードの入力を求めることになる。これにより、パスワードの入力ミスによって簡単にデータが消去されることを防ぐことができる。
特開平11−259425号公報
しかしながら、上記従来の方法では、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する場合に、キーボードが有するキーの配置の種別の相違は考慮していなかった。すなわち、上記従来の方法では、あるキーボードが有するキーの配置を基準とすることにより、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定していた。このため、基準となるキーボードとは異なるキーの配置を有するキーボードを用いてユーザが入力パスワードを入力した場合に、ユーザが入力ミスをした場合であっても、入力ミスとは判定されないことがあった。そのため、使用するキーボードの種別によっては、パーソナルコンピュータに記憶されているデータが消去されてしまうことがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを、キーボードが有するキーの配置の種別に応じて判定することができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における情報処理装置は、キーボードからの入力を受け付け可能な情報処理装置において、正解パスワードを記録するパスワード記録部と、ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付部と、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定部と、前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部と、ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出部とを備え、前記パスワード判定部は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する。
上記の構成によれば、対応関係記録部には、キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とが対応付けて記録されている。入力ミス情報読出部は、ユーザが入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、対応関係記録部から読み出す。そして、パスワード判定部は、パスワード記録部に記録された正解パスワードと、パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致しない場合に、入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する。これにより、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを、キーボードが有するキーの配置の種別に応じて判定することができる。
上記目的を達成するために本発明における情報処理方法は、キーボードからの入力を受け付け可能な情報処理装置が処理を実行する情報処理方法において、正解パスワードを記録するパスワード記録部と、前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部とに、前記情報処理装置がアクセス可能であって、前記情報処理装置が備えるパスワード受付部が、ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付工程と、前記情報処理装置が備えるパスワード判定部が、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定工程と、前記情報処理装置が備える入力ミス情報読出部が、ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出工程とを含み、前記パスワード判定工程は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出工程により読み出された入力ミス情報と、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する。
上記目的を達成するために本発明におけるプログラムは、キーボードからの入力を受け付け可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、正解パスワードを記録するパスワード記録部と、前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部とに、前記コンピュータがアクセス可能であって、ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付処理と、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定処理と、ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出処理とを前記コンピュータに実行させ、前記パスワード判定処理は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出処理により読み出された入力ミス情報と、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する。
なお、本発明における情報処理方法およびプログラムは、上記の情報処理装置と同様の効果を得る。
以上のように、本発明の情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムは、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを、キーボードが有するキーの配置の種別に応じて判定することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態において、前記キーボードが有するキーの配置を表す配置情報を取得し、取得した配置情報を、配置情報記録部へ記録する配置情報取得部と、前記入力ミス情報を生成するための生成ルールが予め記録されたルール記録部と、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記配置情報記録部に記録された配置情報と、前記ルール記録部に記録された生成ルールとに基づいて、前記キーボードが有するキーの配置の種別毎に前記入力ミス情報を生成し、生成した入力ミス情報を、前記対応関係記録部へ記録する入力ミス情報生成部とを備える態様とするのが好ましい。この態様によれば、入力ミス情報生成部は、正解パスワードと配置情報と生成ルールとに基づいて、キーボードが有するキーの配置の種別毎に入力ミス情報を生成し、生成した入力ミス情報を、対応関係記録部へ記録することができる。
本発明の実施形態において、ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力ミス情報を、当該キーボードから受け付け、受け付けた入力ミス情報を、追加記録部へ記録する入力ミス情報受付部をさらに備え、前記入力ミス情報読出部は、前記追加記録部に記録された入力ミス情報を読み出す態様とするのが好ましい。この態様によれば、ユーザが所望する入力ミス情報を追加記録部へ記録することができる。すなわち、パスワード判定部は、ユーザが所望する入力ミス情報に基づいて、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定することができる。
本発明の実施形態において、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部がはじめに受け付けた入力パスワードとが前記パスワード判定部によって一致しないと判定された後に、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が次に受け付けた入力パスワードとが前記パスワード判定部によって一致すると判定された場合に、前記パスワード受付部がはじめに受け付けた入力パスワードを入力ミス情報として前記追加記録部へ記録する判定処理監視部をさらに備え、前記パスワード判定部は、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定する態様とするのが好ましい。この態様によれば、パスワード受付部がはじめに受け付けた入力パスワードをユーザが再度入力しても、当該入力パスワードが入力ミス情報として追加記録部に記録されているので、パスワード判定部は、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定することができる。
本発明の実施形態において、ユーザが前記キーボードを用いて入力した正解パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード設定部をさらに備え、前記パスワード設定部は、前記パスワード記録部に記録されていた正解パスワードを、前記キーボードから受け付けた正解パスワードへ更新し、前記パスワード設定部によって前記正解パスワードが更新される前に前記パスワード記録部に記録されていた正解パスワードを入力ミス情報として前記追加記録部へ記録する正解パスワード監視部をさらに備え、前記パスワード判定部は、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定する態様とするのが好ましい。この態様によれば、更新前の正解パスワードを入力パスワードとしてユーザが入力しても、更新前の正解パスワードが入力ミス情報として追加記録部に記録されているので、パスワード判定部は、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定することができる。
本発明の実施形態において、データを記録するデータ記録部と、前記入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードでないと前記パスワード判定部によって判定された場合に、前記データ記録部に記録されたデータに対して保全処理を実行する保全部とを備える態様とするのが好ましい。ここで、前記保全処理は、例えば、前記データ記録部に記録されたデータを消去する処理である。この態様によれば、保全部は、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードでないとパスワード判定部によって判定された場合に、データ記録部に記録されたデータに対して保全処理を実行することができる。
以下、本発明のより具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1の概略構成を示すブロック図である。図1に示す情報処理装置1は、キーボード2に接続されている。ここで、情報処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ワークステーション等である。キーボード2は、情報処理装置1への入力装置である。本実施形態においては、キーボード2は、物理的な構成を有するキーボードである場合について説明するが、例えば、キーボードを模擬して情報処理装置1の表示画面に表示されたキーボード画像であっても本発明の一実施形態である。
情報処理装置1は、パスワード記録部11、パスワード設定部12、パスワード受付部13、パスワード判定部14、動作決定部15、動作部16、配置情報取得部17、配置情報記録部18、ルール記録部19、入力ミス情報生成部20、対応関係記録部21、入力ミス情報読出部22、不正回数記録部23、消去範囲記録部24、データ記録部25、およびデータ消去部26を備えている。
ここで、上記のパスワード設定部12、パスワード受付部13、パスワード判定部14、動作決定部15、動作部16、配置情報取得部17、入力ミス情報生成部20、入力ミス情報読出部22、およびデータ消去部26の各機能は、コンピュータが備えるCPU等の演算装置が所定のプログラムを実行することによって実現される。したがって、上記の各機能をコンピュータで実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も本発明の一実施態様である。また、パスワード記録部11、配置情報記録部18、ルール記録部19、対応関係記録部21、不正回数記録部23、消去範囲記録部24、およびデータ記録部25は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
パスワード記録部11は、正解パスワードを記録する。
パスワード設定部12は、ユーザがキーボード2を用いて入力した正解パスワードを、当該キーボード2から受け付ける。パスワード設定部12は、受け付けた正解パスワードを、パスワード記録部11へ記録する。これにより、ユーザが所望する正解パスワードを、パスワード記録部11へ新たに設定することができる。ここで、パスワード記録部11に正解パスワードが既に記録されている場合には、パスワード設定部12は、パスワード記録部11に記録されていた正解パスワードを、キーボード2から受け付けた正解パスワードへ更新する。なお、正解パスワードは、更新不可能なように、パスワード記録部11に固定的に記録されていてもよい。
パスワード受付部13は、ユーザがキーボード2を用いて入力した入力パスワードを、当該キーボード2から受け付ける。パスワード受付部13は、受け付けた入力パスワードをパスワード判定部14へ出力する。
パスワード判定部14は、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、パスワード受付部13が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定する。この場合、パスワード判定部14は、入力パスワードを入力したユーザが正当なユーザであることを示す認証成功情報を、動作決定部15へ出力する。なお、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、パスワード受付部13が受け付けた入力パスワードとが一致しない場合のパスワード判定部14の処理については後述する。
動作決定部15は、パスワード判定部14から出力された認証成功情報を受け付けた場合に、情報処理装置1を起動するように、動作部16に対して指示する。例えば、パスワード受付部13が受け付けた入力パスワードが情報処理装置1のログイン時におけるログインパスワードであった場合に、動作決定部15は、情報処理装置1をBIOS(Basic Input/Output System)モードからOS(Operating System)モードへ移行するように、動作部16に対して指示する。
動作部16は、動作決定部15からの指示に従って、情報処理装置1を起動する。
配置情報取得部17は、キーボード2が情報処理装置1に対して新たに接続された場合に、キーボード2が有するキーの配置を表す配置情報を取得する。具体的には、配置情報取得部17は、情報処理装置1が備える図示しない特定のレジスタに記録された値を参照することにより、配置情報を取得することができる。ここで、本実施形態に係る配置情報には、キーボード2が有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、キーボード2が有するキーの隣接キーを表す隣接キー情報とが含まれる。配置情報取得部17は、取得した配置情報を、配置情報記録部18へ記録する。
図2は、本実施形態に係る配置情報記録部18に記録された配置情報の一例を示す図である。すなわち、本実施形態に係る配置情報記録部18は、配置情報が含む配置種別情報をテーブル18aとして、配置情報が含む隣接キー情報をテーブル18bとして記録する。
すなわち、テーブル18aには、配置種別情報として、キーボードの種別と、アルファベットの種別と、記号の種別と、テンキーの有無とが記録されている。キーボードの種別は、キーボード2が有するキーの配置の種別である。キーボードの種別には、例えば、日本語106キーボード、英語101キーボード等がある。アルファベットの種別は、キーボード2が有するアルファベットキーの配列の種別である。アルファベットの種別には、例えば、QWERTY配列、Dvorak配列、AZERTY配列、QWERTZ配列等がある。記号の種別は、キーボード2が有する記号キーの配列の種別である。記号の種別には、例えば、ロジカルペアリング、タイプライターペアリング等がある。テンキーの有無は、キーボード2にテンキーを有しているか否かである。ここで、キーボードの種別が決まれば、アルファベットの種別と記号の種別とは一意に決まる関係にある。すなわち、キーボードの種別が「日本語106キーボード」であれば、アルファベットの種別は「QWERTY配列」、記号の種別は「ロジカルペアリング」となる。また、キーボードの種別が「英語101キーボード」であれば、アルファベットの種別は「QWERTY配列」、記号の種別は「タイプライターペアリング」となる。
また、テーブル18bには、隣接キー情報として、キーボードの種別と、キー番号と、キーと、隣接キー番号とが記録されている。キー番号は、キーボード2が有するキーを一意に識別するための番号である。図3は、日本語106キーボードが有するキーの配置を示す図である。本実施形態においては、各キーのそれぞれには、図3に示すように、キー番号が付与されている。すなわち、キー「1」に対してキー番号「1」、キー「2」に対してキー番号「2」、・・・キー「Q」に対してキー番号「14」、キー「W」に対してキー番号「15」、・・・のように、各キーのそれぞれにキー番号が付与されている。隣接キー番号は、キーに隣接するキーのキー番号である。
なお、配置情報取得部17は、パスワード受付部13が入力パスワードをキーボード2から受け付けた場合にも、配置情報を取得する。この場合、配置情報取得部17は、取得した配置情報を配置情報記録部18へ記録することなく、取得した配置情報が含む配置種別情報を、入力ミス情報読出部22へ出力する。
ルール記録部19は、入力ミス情報を生成するための指標となる生成ルールを予め記録する。ここで、入力ミス情報は、ユーザがキーボード2を用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための情報である。本実施形態においては、ルール記録部19には、下記の(a)〜(d)の生成ルールが予め記録されている。なお、ルール記録部19に記録された生成ルールは、予め固定的に記録されていてもよいし、情報処理装置1の管理者が更新可能なように記録されていてもよい。また、ルール記録部19に記録されるべき生成ルールは、下記の(a)〜(d)の生成ルールに限定されるものではない。すなわち、ルール記録部19には、下記の(a)〜(d)の生成ルール以外の生成ルールが記録されていてもよい。例えば、正解パスワードの各文字における1文字だけ、Shiftキーの有効・無効を逆にして入力した文字になっている、等である。また、ルール記録部19には、下記の(a)〜(d)のうちいずれかの生成ルールのみが記録されていてもよい。
(a)正解パスワードの各文字における1文字だけ、隣接するキーに対応する文字になっている。
(b)正解パスワードの各文字における1文字だけ、CapsLockキーの有効・無効を逆にして入力した文字になっている。すなわち、正解パスワードの各文字における1文字だけ、大文字と小文字が逆になっている。
(c)正解パスワードの全文字について、CapsLockキーの有効・無効を逆にして入力した文字になっている。すなわち、正解パスワードの全文字について、大文字と小文字が逆になっている。
(d)正解パスワードの全文字について、NumLockキーの有効・無効を逆にして入力した文字になっている。
入力ミス情報生成部20は、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、配置情報記録部18に記録された配置情報と、ルール記録部19に記録された生成ルールとに基づいて、上記の入力ミス情報を、キーボード2が有するキーの配置の種別毎に生成する。例えば、正解パスワードが「abcd」、キーボード2が日本語106キーボードであった場合、入力ミス情報生成部20は、上記の(a)の生成ルールを指標とすることにより、正解パスワード「abcd」から、入力ミス情報「qbcd」、「wbcd」、「sbcd」、「zbcd」、・・・を生成する。つまり、日本語106キーボードが有する「a」のキーに隣接するキーは、「q」、「w」、「s」、「z」の4つのキーだからである。また、入力ミス情報生成部20は、上記の(b)の生成ルールを指標とすることにより、正解パスワード「abcd」から、入力ミス情報「Abcd」、「aBcd」、「abCd」、「abcD」を生成する。また、入力ミス情報生成部20は、上記の(c)の生成ルールを指標とすることにより、正解パスワード「abcd」から入力ミス情報「ABCD」を生成する。さらに、例えば、正解パスワードが「hijk」、キーボード2が日本語106キーボードであった場合、入力ミス情報生成部20は、上記の(d)の生成ルールを指標とすることにより、正解パスワード「hijk」から入力ミス情報「h512」を生成する。
すなわち、本実施形態においては、入力ミス情報は、ユーザが普段してしまいそうな些細な入力ミスをする可能性のあるパスワードとなる。入力ミス情報生成部20は、それぞれの生成ルールを指標とすることで生成したそれぞれの入力ミス情報を、キーボード2の種別毎に対応関係記録部21へ記録する。
図4は、本実施形態に係る対応関係記録部21に記録された配置種別情報および入力ミス情報の一例を示す図である。すなわち、本実施形態に係る対応関係記録部21は、配置種別情報および入力ミス情報をテーブル21aとして記録する。つまり、テーブル21aには、配置種別情報のキーボードの種別と、入力ミス情報とが対応付けて記録されている。
入力ミス情報読出部22は、パスワード受付部13が入力パスワードをキーボード2から受け付けた場合に、すなわち、配置情報取得部17から出力された配置情報が含む配置種別情報を受け付けた場合に、次の処理を行う。すなわち、入力ミス情報読出部22は、受け付けた配置種別情報のキーボードの種別に対応する入力ミス情報を、対応関係記録部21から読み出す。入力ミス情報読出部22は、読み出した入力ミス情報を、パスワード判定部14へ出力する。
パスワード判定部14は、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、パスワード受付部13が受け付けた入力パスワードとが一致しない場合に、次の処理を行う。すなわち、パスワード判定部14は、入力ミス情報読出部22が読み出した入力ミス情報と、パスワード受付部13が受け付けた入力パスワードとに基づいて、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する。
具体的には、パスワード判定部14は、入力ミス情報と入力パスワードとが一致する場合に、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定する。この場合、パスワード判定部14は、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであることを示す入力パスワード失敗情報を、動作決定部15へ出力する。動作決定部15は、パスワード判定部14から出力された入力パスワード失敗情報を受け付けた場合に、パスワード受付部13が入力パスワードをキーボード2から再度受け付けるように、動作部16に対して指示する。動作部16は、動作決定部15からの指示に従って、例えば、情報処理装置1の表示画面に、ユーザに対してパスワードの入力を求めるパスワード入力画面を表示させる。これにより、ユーザは、再度パスワードを入力することができる。
一方、パスワード判定部14は、入力ミス情報と入力パスワードとが一致しない場合に、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードでないと判定する。この場合、パスワード判定部14は、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードでないことを示す認証失敗情報を、動作決定部15へ出力する。またこれと共に、パスワード判定部14は、不正回数記録部23に記録された不正回数に“1”を加算する。
消去範囲記録部24は、不正回数記録部23に記録された不正回数に応じた、データ記録部25に記録されたデータの消去範囲を示す消去範囲情報を記録する。ここで、データ記録部25は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等から構成されている。データ記録部25には、ユーザによって、個人データ、企業データ、重要データ等のデータが記録されている。
図5は、本実施形態に係る消去範囲記録部24に記録された消去範囲情報の一例を示す図である。すなわち、本実施形態に係る消去範囲記録部24は、消去範囲情報をテーブル24aとして記録する。つまり、テーブル24aには、不正回数と、消去範囲とが記録されている。
動作決定部15は、パスワード判定部14から出力された認証失敗情報を受け付けた場合に、まず、不正回数記録部23に記録された不正回数を読み出す。動作決定部15は、読み出した不正回数に対応する消去範囲情報を、消去範囲記録部24から読み出す。動作決定部15は、読み出した消去範囲情報が示す消去範囲内のデータを消去するように、データ消去部26に対して指示する。データ消去部(保全部)26は、動作決定部15からの指示に従って、データ記録部25に記録されたデータのうち消去範囲内のデータを消去する。
次に、上記の構成に係る情報処理装置1の動作について、図6〜図9を参照しながら説明する。
図6は、キーボード2が情報処理装置1に対して新たに接続された場合の、情報処理装置1の動作例を示すフローチャートである。図6に示すように、配置情報取得部17は、キーボード2が情報処理装置1に対して新たに接続されたか否かを判定する(Op1)。配置情報取得部17は、キーボード2が情報処理装置1に対して新たに接続されたと判定すれば(Op1にてYES)、キーボード2が有するキーの配置を表す配置情報を取得する(Op2)。一方、配置情報取得部17は、キーボード2が情報処理装置1に対して新たに接続されていないと判定すれば(Op1にてNO)、Op1へ戻り、Op1の判定処理を繰り返す。
Op2の後、配置情報取得部17は、Op2にて取得された配置情報が配置情報記録部18に既に記録されているか否かを判定する(Op3)。配置情報取得部17は、Op2にて取得された配置情報が配置情報記録部18に既に記録されていると判定すれば(Op3にてYES)、Op2にて取得された配置情報を廃棄する(Op4)。一方、配置情報取得部17は、Op2にて取得された配置情報が配置情報記録部18に未だ記録されていないと判定すれば(Op3にてNO)、Op2にて取得された配置情報を、配置情報記録部18へ記録する(Op5)。
Op5の後、入力ミス情報生成部20は、配置情報記録部18に記録された配置情報が含む配置種別情報のキーボードの種別に対応する入力ミス情報が、対応関係記録部21に既に記録されているか否かを判定する(Op6)。入力ミス情報生成部20は、キーボードの種別に対応する入力ミス情報が対応関係記録部21に既に記録されていると判定すれば(Op6にてYES)、図6の処理を終了する。一方、入力ミス情報生成部20は、キーボードの種別に対応する入力ミス情報が対応関係記録部21に未だ記録されていないと判定すれば(Op6にてNO)、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、配置情報記録部18に記録された配置情報と、ルール記録部19に記録された生成ルールとに基づいて、キーボード2の種別毎に入力ミス情報を生成する(Op7)。入力ミス情報生成部20は、Op7にて生成された入力ミス情報を、キーボード2の種別毎に対応関係記録部21へ記録する(Op8)。
図7は、パスワード設定部12が正解パスワードをキーボード2から受け付けた場合の、情報処理装置1の動作例を示すフローチャートである。図7に示すように、パスワード設定部12は、ユーザがキーボード2を用いて入力した正解パスワードを、当該キーボード2から受け付ける(Op11)。パスワード設定部12は、Op11にて受け付けた正解パスワードを、パスワード記録部11へ新たに記録もしくは更新する(Op12)。これにより、ユーザが所望する正解パスワードを、パスワード記録部11へ新たに設定することができる。
そして、入力ミス情報生成部20は、配置情報記録部18に記録された配置情報が含む配置種別情報のキーボードの種別に対応する入力ミス情報が、対応関係記録部21に既に記録されているか否かを判定する(Op13)。入力ミス情報生成部20は、キーボードの種別に対応する入力ミス情報が対応関係記録部21に既に記録されていると判定すれば(Op13にてYES)、図6の処理を終了する。一方、入力ミス情報生成部20は、キーボードの種別に対応する入力ミス情報が対応関係記録部21に未だ記録されていないと判定すれば(Op13にてNO)、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、配置情報記録部18に記録された配置情報と、ルール記録部19に記録された生成ルールとに基づいて、キーボード2の種別毎に入力ミス情報を生成する(Op14)。入力ミス情報生成部20は、Op14にて生成された入力ミス情報を、キーボード2の種別毎に対応関係記録部21へ記録する(Op15)。
図8は、パスワード受付部13が入力パスワードをキーボード2から受け付けた場合の、情報処理装置1の動作例を示すフローチャートである。図8に示すように、パスワード受付部13は、ユーザがキーボード2を用いて入力した入力パスワードを、当該キーボード2から受け付ける(Op21)。そして、配置情報取得部17は、配置情報を取得する(Op22)。
そして、入力ミス情報読出部22は、Op22にて取得された配置情報が含む配置種別情報のキーボード2の種別に対応する入力ミス情報を、対応関係記録部21から読み出す(Op23)。
パスワード判定部14は、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、Op21にて受け付けた入力パスワードとが一致するか否かを判定する(Op24)。パスワード判定部14は、正解パスワードと入力パスワードとが一致すると判定すれば(Op24にてYES)、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定する。この場合、動作決定部15は、情報処理装置1を起動するように、動作部16に対して指示する(Op25)。動作部16は、Op25の指示に従って、情報処理装置1を起動する(Op26)。
一方、パスワード判定部14は、正解パスワードと入力パスワードとが一致しないと判定すれば(Op24にてNO)、Op23にて読み出された入力ミス情報と、Op21にて受け付けた入力パスワードとが一致するか否かを判定する(Op27)。パスワード判定部14は、入力ミス情報と入力パスワードとが一致すると判定すれば(Op27にてYES)、Op21にて受け付けた入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定する。この場合、動作決定部15は、パスワード受付部13が入力パスワードをキーボード2から再度受け付けるように、動作部16に対して指示する(Op28)。動作部16は、Op28の指示に従って、情報処理装置1の表示画面に、ユーザに対してパスワードの入力を求めるパスワード入力画面を表示させる(Op29)。これにより、ユーザは、再度パスワードを入力することができる。
一方、パスワード判定部14は、入力ミス情報と入力パスワードとが一致しないと判定すれば(Op27にてNO)、Op21にて受け付けた入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードでないと判定する。この場合、パスワード判定部14は、不正回数記録部23に記録された不正回数に“1”を加算する(Op30)。そして、動作決定部15は、不正回数記録部23に記録された不正回数を読み出す(Op31)。そして、動作決定部15は、Op31にて読み出された不正回数に対応する消去範囲情報を、消去範囲記録部24から読み出す(Op32)。動作決定部15は、Op32にて読み出された消去範囲情報が示す消去範囲内のデータを消去するように、データ消去部26に対して指示する(Op33)。データ消去部26は、Op33の指示に従って、データ記録部25に記録されたデータのうち消去範囲内のデータを消去する(Op34)。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置1によれば、対応関係記録部21には、キーボード2が有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボード2を用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とが対応付けて記録されている。入力ミス情報読出部22は、ユーザが入力パスワードを入力した際に用いたキーボード2が有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、対応関係記録部21から読み出す。そして、パスワード判定部14は、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、パスワード受付部13が受け付けた入力パスワードとが一致しない場合に、入力ミス情報読出部22が読み出した入力ミス情報と、パスワード受付部13が受け付けた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する。これにより、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを、キーボード2が有するキーの配置の種別に応じて判定することができる。
なお、上述した実施形態は、本発明の実施形態の一具体例を示すものであり、種々の変更が可能である。以下、いくつかの主な変更例を示す。
(変更例1)
図9は、変更例1に係る情報処理装置1aの概略構成を示すブロック図である。すなわち、変更例1に係る情報処理装置1aは、図1に示す情報処理装置1に加えて、入力ミス情報受付部31、および追加記録部32を備えている。また、変更例1に係る情報処理装置1aは、図1に示す入力ミス情報読出部22の代わりに、入力ミス情報読出部33を備えている。なお、図9において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
入力ミス情報受付部31は、ユーザがキーボード2を用いて入力した入力ミス情報を、当該キーボード2から受け付ける。入力ミス情報受付部31は、受け付けた入力ミス情報を、追加記録部32へ記録する。すなわち、追加記録部32には、ユーザの所望する入力ミス情報が記録されることになる。これにより、ユーザが入力ミスし易いパスワードを入力ミス情報として追加記録部32へ記録することができる。
入力ミス情報読出部33は、図1に示す入力ミス情報読出部22が備える機能に加えて、次の機能を備えている。すなわち、入力ミス情報読出部33は、パスワード受付部13が入力パスワードをキーボード2から受け付けた場合に、すなわち、配置情報取得部17から出力された配置情報が含む配置種別情報を受け付けた場合に、追加記録部32に記録された入力ミス情報を読み出す。入力ミス情報読出部33は、読み出した入力ミス情報を、パスワード判定部14へ出力する。
以上のように、変更例1に係る情報処理装置1aによれば、ユーザが所望する入力ミス情報を追加記録部32へ記録することができる。すなわち、パスワード判定部14は、ユーザが所望する入力ミス情報に基づいて、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定することができる。
(変更例2)
変更例2の具体的な構成を説明する前に、まず、背景となる考え方について説明する。すなわち、近年、1人のユーザで管理すべきパスワードは益々増えつつある。つまり、1台の情報処理装置であっても、例えば、BIOSを起動させるためのパスワード、OSを起動させるためのパスワード、HDDにアクセスするためのパスワード等のように、多くの場面で各種のパスワードの入力が求められている。また、企業で用いる情報処理装置や自宅で用いる情報処理装置のように、1人のユーザが複数の情報処理装置を用いることも一般的である。また、パスワードが第三者へ漏洩したときの対策として、これらのパスワードは、互いに異なるパスワードであることも求められている。このように、1人のユーザで管理すべきパスワードは近年益々増えつつある。
このような状況では、ユーザの勘違いにより、当該ユーザは、他の認証処理で入力すべき入力パスワードを入力してしまう可能性がある。この場合、ユーザは、パスワード認証に失敗したタイミングで、誤った入力パスワードを入力してしまったことに気付き、そして、正しい入力パスワードを入力することになる。すなわち、正解パスワードとパスワード受付部13がはじめに受け付けた入力パスワードとがパスワード判定部14によって一致しないと判定された後に、正解パスワードとパスワード受付部13が次に受け付けた入力パスワードとがパスワード判定部14によって一致すると判定された場合は、一般に、このような場合であると考えられる。
そこで、パスワード受付部13がはじめに受け付けた入力パスワードを入力ミス情報として追加記録部32に記録しておくことにより、次回以降、当該入力パスワードをユーザが再度入力した場合であっても、パスワード判定部14は、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定できることが好ましい。このため、図10に示すように、変更例2に係る情報処理装置1bは、図9に示す情報処理装置1aに加えて、判定処理監視部41を備えている。なお、図10において、図9と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
判定処理監視部41は、パスワード判定部14が実行するパスワードの判定処理(認証処理)を監視することによって、パスワード判定部14から入力パスワードを抽出し、抽出した入力パスワードを入力ミス情報として追加記録部32へ記録する。具体的には、判定処理監視部41は、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、パスワード受付部13がはじめに受け付けた入力パスワードとがパスワード判定部14によって一致しないと判定された後に、パスワード記録部11に記録された正解パスワードと、パスワード受付部13が次に受け付けた入力パスワードとがパスワード判定部14によって一致すると判定された場合に、パスワード受付部13がはじめに受け付けた入力パスワードを入力ミス情報としてパスワード判定部14から抽出する。判定処理監視部41は、抽出した入力ミス情報を、追加記録部32へ記録する。
以上のように、変更例2に係る情報処理装置1bによれば、パスワード受付部13がはじめに受け付けた入力パスワードをユーザが再度入力しても、当該入力パスワードが入力ミス情報として追加記録部32に記録されているので、パスワード判定部14は、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定することができる。
(変更例3)
変更例3の具体的な構成を説明する前に、まず、背景となる考え方について説明する。すなわち、近年、セキュリティの向上のために、正解パスワードを定期的に変更することが求められている。このため、ユーザは、前回の正解パスワードを誤って入力してしまう可能性がある。そこで、前回の正解パスワードを入力ミス情報として対応関係記録部21に記録しておくことにより、前回の正解パスワードを入力パスワードとしてユーザが入力した場合であっても、パスワード判定部14は、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定できることが好ましい。このため、図11に示すように、変更例3に係る情報処理装置1cは、図9に示す情報処理装置1aに加えて、正解パスワード監視部51を備えている。なお、図11において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
正解パスワード監視部51は、パスワード記録部11を監視することによって、パスワード記録部11から更新前の正解パスワード(前回の正解パスワード)を抽出し、抽出した更新前の正解パスワードを入力ミス情報として追加記録部32へ記録する。具体的には、正解パスワード監視部51は、パスワード設定部12によって正解パスワードが更新される前にパスワード記録部11に記録されていた正解パスワードを入力ミス情報としてパスワード記録部11から抽出する。正解パスワード監視部51は、抽出した入力ミス情報を、追加記録部32へ記録する。
以上のように、変更例3に係る情報処理装置1cによれば、更新前の正解パスワードを入力パスワードとしてユーザが入力しても、更新前の正解パスワードが入力ミス情報として追加記録部32に記録されているので、パスワード判定部14は、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定することができる。
(変更例4)
図12は、変更例4に係る情報処理装置1dの概略構成を示すブロック図である。すなわち、変更例4に係る情報処理装置1dは、図1に示すパスワード判定部14の代わりに、パスワード判定部61を備えている。なお、図12において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。また、変更例4に係るパスワード判定部61が、変更例1に係る情報処理装置1a、変更例2に係る情報処理装置1b、および変更例3に係る情報処理装置1cに備えられていてもよいことは勿論である。
パスワード判定部61は、図1に示すパスワード判定部14と比較して、パスワード判定処理のアルゴリズムが異なっている。そこで、変更例4に係るパスワード判定部61によるパスワード判定処理について、図13のフローチャートに基づき詳細に説明する。なお、図13において、パスワードを「PW」として表している。
図13に示すように、パスワード受付部13は、ユーザがキーボード2を用いて入力した入力パスワードを、当該キーボード2から受け付ける(Op41)。そして、配置情報取得部17は、配置情報を取得する(Op42)。
そして、パスワード判定部61は、パスワード記録部11に記録された正解パスワードの文字数と、Op41にて受け付けた入力パスワードの文字数とが一致するか否かを判定する(Op43)。パスワード判定部61は、正解パスワードの文字数と入力パスワードの文字数とが一致すると判定すれば(Op43にてYES)、変数iを“1”に初期化する(Op44)。一方、パスワード判定部61は、正解パスワードの文字数と入力パスワードの文字数とが一致しないと判定すれば(Op43にてNO)、図8のOp30へ進む。すなわち、変更例4に係る情報処理装置1dは、図8のOp30〜Op34の処理を行う。
Op44の後、パスワード判定部61は、正解パスワードのi番目の文字と、入力パスワードのi番目の文字とが一致するか否かを判定する(Op45)。パスワード判定部61は、正解パスワードのi番目の文字と、入力パスワードのi番目の文字とが一致すると判定すれば(Op45にてYES)、Op49へ進み、変数iに“1”を加算(i=i+1)する。一方、パスワード判定部61は、正解パスワードのi番目の文字と、入力パスワードのi番目の文字とが一致しないと判定すれば(Op45にてNO)、Op42にて取得された配置情報が含む配置種別情報のキーボード2の種別に対応する入力ミス情報のi番目の文字を、対応関係記録部21から読み出す(Op46)。
Op46の後、パスワード判定部61は、Op46にて読み出された入力ミス情報のi番目の文字と、入力パスワードのi番目の文字とが一致するか否かを判定する(Op47)。パスワード判定部61は、入力ミス情報のi番目の文字と、入力パスワードのi番目の文字とが一致すると判定すれば(Op47にてYES)、入力ミスフラグを“1”にする(Op48)。なお、入力ミスフラグは、情報処理装置1dの図示しないレジスタに記録されている。そして、パスワード判定部61は、変数iに“1”を加算(i=i+1)する(Op49)。一方、パスワード判定部61は、入力ミス情報のi番目の文字と、入力パスワードのi番目の文字とが一致しないと判定すれば(Op47にてNO)、図8のOp30へ進む。すなわち、変更例4に係る情報処理装置1dは、図8のOp30〜Op34の処理を行う。
Op49の後、パスワード判定部61は、変数iが正解パスワードの文字数より大きいか否かを判定する(Op50)。パスワード判定部61は、変数iが正解パスワードの文字数より大きいと判定すれば(Op50にてYES)、入力パスワードの全文字における判定が終了したと判定し、Op51へ進む。一方、パスワード判定部61は、変数iが正解パスワードの文字数より小さいと判定すれば(Op50にてNO)、入力パスワードの全文字における判定が未だ終了していないと判定し、Op45へ戻る。そして、パスワード判定部61は、Op45の判定処理を繰り返す。
Op50の後、パスワード判定部61は、入力ミスフラグが“1”であるか否かを判定する(Op51)。パスワード判定部61は、入力ミスフラグが“1”であると判定すれば(Op51にてYES)、図8のOp28へ進む。すなわち、変更例4に係る情報処理装置1dは、図8のOp28およびOp29の処理を行う。一方、パスワード判定部61は、入力ミスフラグが“1”でないと判定すれば(Op51にてNO)、図8のOp25へ進む。すなわち、変更例4に係る情報処理装置1dは、図8のOp25およびOp26の処理を行う。
なお、図13においては、Op46において入力ミス情報読出部22が入力ミス情報のi番目の文字を読み出し、Op47において、パスワード判定部61が入力ミス情報のi番目の文字と、入力パスワードのi番目の文字とが一致するか否かを判定する例について説明したが、これに限定されない。すなわち、パスワード判定部に、入力ミス情報生成部の機能を備えることにより、パスワード判定部は、入力パスワードのi番目の文字がユーザの入力ミスによって入力された文字であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、情報処理装置に、入力ミス情報生成部、対応関係記録部、および入力ミス情報読出部を備えなくともよい。
以上のように、変更例4に係る情報処理装置1dによれば、パスワード判定部61は、パスワードの各文字毎に判定処理を行っているため、パスワード同士を比較して判定処理を行っている上述の実施形態と比較して、パスワード判定部によるパスワード判定処理を高速にすることができる。
(変更例5)
上述の実施形態では、データ消去部は、データ記録部に記録されたデータのうち消去範囲内のデータを消去する例について説明したが、これに限定されない。例えば、データ消去部の代わりに、情報処理装置をロックするロック部を備えるようにしてもよい。ここで、情報処理装置のロックには、例えば、BIOSモードからOSモードへの移行を停止させること、情報処理装置の図示しないCPUを停止させること、情報処理装置のユーザインタフェース機能を停止させること、または情報処理装置をシャットダウンさせること等がある。すなわち、データ記録部に記録されたデータに対して保全処理を実行することができれば、データ記録部に記録されたデータを消去する処理や、情報処理装置をロックする処理には限定されない。
(変更例6)
なお、上述の実施形態では、配置情報記録部、ルール記録部、対応関係記録部、および消去範囲記録部は、各情報をテーブルとして記録する例について説明したが、これに限定されない。すなわち、配置情報記録部、ルール記録部、対応関係記録部、および消去範囲記録部に、各情報が記録される形式については、テーブル形式に限らず、任意である。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
キーボードからの入力を受け付け可能な情報処理装置において、
正解パスワードを記録するパスワード記録部と、
ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付部と、
前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定部と、
前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部と、
ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出部とを備え、
前記パスワード判定部は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する、情報処理装置。
(付記2)
前記キーボードが有するキーの配置を表す配置情報を取得し、取得した配置情報を、配置情報記録部へ記録する配置情報取得部と、
前記入力ミス情報を生成するための生成ルールが予め記録されたルール記録部と、
前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記配置情報記録部に記録された配置情報と、前記ルール記録部に記録された生成ルールとに基づいて、前記キーボードが有するキーの配置の種別毎に前記入力ミス情報を生成し、生成した入力ミス情報を、前記対応関係記録部へ記録する入力ミス情報生成部とを備える、付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力ミス情報を、当該キーボードから受け付け、受け付けた入力ミス情報を、追加記録部へ記録する入力ミス情報受付部をさらに備え、
前記入力ミス情報読出部は、前記追加記録部に記録された入力ミス情報を読み出す、付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部がはじめに受け付けた入力パスワードとが前記パスワード判定部によって一致しないと判定された後に、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が次に受け付けた入力パスワードとが前記パスワード判定部によって一致すると判定された場合に、前記パスワード受付部がはじめに受け付けた入力パスワードを入力ミス情報として前記追加記録部へ記録する判定処理監視部をさらに備え、
前記パスワード判定部は、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定する、付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
ユーザが前記キーボードを用いて入力した正解パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード設定部をさらに備え、
前記パスワード設定部は、前記パスワード記録部に記録されていた正解パスワードを、前記キーボードから受け付けた正解パスワードへ更新し、
前記パスワード設定部によって前記正解パスワードが更新される前に前記パスワード記録部に記録されていた正解パスワードを入力ミス情報として前記追加記録部へ記録する正解パスワード監視部をさらに備え、
前記パスワード判定部は、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定する、付記3または4に記載の情報処理装置。
(付記6)
データを記録するデータ記録部と、
前記入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードでないと前記パスワード判定部によって判定された場合に、前記データ記録部に記録されたデータに対して保全処理を実行する保全部とを備える、付記1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記保全処理は、前記データ記録部に記録されたデータを消去する処理である、付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)
キーボードからの入力を受け付け可能な情報処理装置が処理を実行する情報処理方法において、
正解パスワードを記録するパスワード記録部と、
前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部とに、前記情報処理装置がアクセス可能であって、
前記情報処理装置が備えるパスワード受付部が、ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付工程と、
前記情報処理装置が備えるパスワード判定部が、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定工程と、
前記情報処理装置が備える入力ミス情報読出部が、ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出工程とを含み、
前記パスワード判定工程は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出工程により読み出された入力ミス情報と、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する、情報処理方法。
(付記9)
キーボードからの入力を受け付け可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、
正解パスワードを記録するパスワード記録部と、
前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部とに、前記コンピュータがアクセス可能であって、
ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付処理と、
前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定処理と、
ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出処理とを前記コンピュータに実行させ、
前記パスワード判定処理は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出処理により読み出された入力ミス情報と、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定する、プログラム。
以上のように、本発明は、入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを、キーボードが有するキーの配置の種別に応じて判定することができる情報処理装置、情報処理方法、またはプログラムとして有用である。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、配置情報記録部に記録された配置情報の一例を示す図である。 図3は、日本語106キーボードが有するキーの配置を示す図である。 図4は、対応関係記録部に記録された配置種別情報および入力ミス情報の一例を示す図である。 図5は、消去範囲記録部に記録された消去範囲情報の一例を示す図である。 図6は、キーボードが情報処理装置に対して新たに接続された場合の、情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図7は、パスワード設定部が正解パスワードをキーボードから受け付けた場合の、情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図8は、パスワード受付部が入力パスワードをキーボードから受け付けた場合の、情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図9は、変更例1に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図10は、変更例2に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図11は、変更例3に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図12は、変更例4に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図13は、パスワード受付部が入力パスワードをキーボードから受け付けた場合の、変更例4に係る情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d 情報処理装置
2 キーボード
11 パスワード記録部
12 パスワード設定部
13 パスワード受付部
14、61 パスワード判定部
17 配置情報取得部
18 配置情報記録部
19 ルール記録部
20 入力ミス情報生成部
21 対応関係記録部
22、33 入力ミス情報読出部
25 データ記録部
26 データ消去部(保全部)
31 入力ミス情報受付部
32 追加記録部
41 判定処理監視部
51 正解パスワード監視部

Claims (6)

  1. キーボードからの入力を受け付け可能な情報処理装置において、
    正解パスワードを記録するパスワード記録部と、
    ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付部と、
    前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定部と、
    前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部と、
    前記キーボードが有するキーの配置を表す配置情報を取得し、取得した配置情報を、配置情報記録部へ記録する配置情報取得部と、
    前記入力ミス情報を生成するための生成ルールが予め記録されたルール記録部と、
    前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記配置情報記録部に記録された配置情報と、前記ルール記録部に記録された生成ルールとに基づいて、前記キーボードが有するキーの配置の種別に対応する前記入力ミス情報を生成し、生成した入力ミス情報を、前記対応関係記録部へ記録する入力ミス情報生成部と、
    ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出部とを備え、
    前記パスワード判定部は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定し、
    前記パスワード判定部が、前記入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたと判定した場合、再度パスワードの入力を受け付ける、情報処理装置。
  2. ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力ミス情報を、当該キーボードから受け付け、受け付けた入力ミス情報を、追加記録部へ記録する入力ミス情報受付部をさらに備え、
    前記入力ミス情報読出部は、前記対応関係記録部に記録された前記入力ミス情報に加えて前記追加記録部に記録された入力ミス情報を読み出す、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部がはじめに受け付けた入力パスワードとが前記パスワード判定部によって一致しないと判定された後に、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付部が次に受け付けた入力パスワードとが前記パスワード判定部によって一致すると判定された場合に、前記パスワード受付部がはじめに受け付けた入力パスワードを入力ミス情報として追加記録部へ記録する判定処理監視部をさらに備え、
    前記パスワード判定部は、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. ユーザが前記キーボードを用いて入力した正解パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード設定部をさらに備え、
    前記パスワード設定部は、前記パスワード記録部に記録されていた正解パスワードを、
    前記キーボードから受け付けた正解パスワードへ更新し、
    前記パスワード設定部によって前記正解パスワードが更新される前に前記パスワード記録部に記録されていた正解パスワードを入力ミス情報として追加記録部へ記録する正解パスワード監視部をさらに備え、
    前記パスワード判定部は、前記入力ミス情報読出部が読み出した入力ミス情報と、前記パスワード受付部が受け付けた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. キーボードからの入力を受け付け可能な情報処理装置が処理を実行する情報処理方法において、
    正解パスワードを記録するパスワード記録部と、
    前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部と、前記入力ミス情報を生成するための生成ルールが予め記録されたルール記録部とに、前記情報処理装置がアクセス可能であって、
    前記情報処理装置が備えるパスワード受付部が、ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付工程と、
    前記情報処理装置が備えるパスワード判定部が、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定工程と、
    前記情報処理装置が備える配置情報取得部が、前記キーボードが有するキーの配置を表す配置情報を取得し、取得した配置情報を、配置情報記録部へ記録する配置情報取得工程と、
    前記情報処理装置が備える入力ミス情報生成部が、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記配置情報記録部に記録された配置情報と、前記ルール記録部に記録された生成ルールとに基づいて、前記キーボードが有するキーの配置の種別に対応する前記入力ミス情報を生成し、生成した入力ミス情報を、前記対応関係記録部へ記録する入力ミス情報生成工程と、
    前記情報処理装置が備える入力ミス情報読出部が、ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出工程とを含み、
    前記パスワード判定工程は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出工程により読み出された入力ミス情報と、前記パスワード受付工程により受け付けられた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであるか否かを判定し、
    前記パスワード判定工程において、前記入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたと判定した場合、前記情報処理装置が、再度パスワードの入力を受け付ける、情報処理方法。
  6. キーボードからの入力を受け付け可能なコンピュータに処理を実行させるプログラムにおいて、
    正解パスワードを記録するパスワード記録部と、
    前記キーボードが有するキーの配置の種別を表す配置種別情報と、ユーザが当該キーボードを用いて入力した入力パスワードが当該ユーザの入力ミスによって入力されたパスワードであると判定するための入力ミス情報とを対応付けて記録する対応関係記録部と、
    前記入力ミス情報を生成するための生成ルールが予め記録されたルール記録部とに、前記コンピュータがアクセス可能であって、
    ユーザが前記キーボードを用いて入力した入力パスワードを、当該キーボードから受け付けるパスワード受付処理と、
    前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとが一致する場合に、当該入力パスワードを入力したユーザを正当なユーザであると判定するパスワード判定処理と、
    前記キーボードが有するキーの配置を表す配置情報を取得し、取得した配置情報を、配置情報記録部へ記録する配置情報取得処理と、
    前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記配置情報記録部に記録された配置情報と、前記ルール記録部に記録された生成ルールとに基づいて、前記キーボードが有するキーの配置の種別に対応する前記入力ミス情報を生成し、生成した入力ミス情報を、前記対応関係記録部へ記録する入力ミス情報生成処理と、
    ユーザが前記入力パスワードを入力した際に用いたキーボードが有するキーの配置の種別に対応する入力ミス情報を、前記対応関係記録部から読み出す入力ミス情報読出処理とを前記コンピュータに実行させ、
    前記パスワード判定処理は、前記パスワード記録部に記録された正解パスワードと、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとが一致しない場合に、前記入力ミス情報読出処理により読み出された入力ミス情報と、前記パスワード受付処理により受け付けられた入力パスワードとに基づいて、当該入力パスワードがユーザの入力ミス
    によって入力されたパスワードであるか否かを判定し、
    前記パスワード判定処理において、前記入力パスワードがユーザの入力ミスによって入力されたと判定した場合、再度パスワードの入力を受け付ける処理をコンピュータに実行させる、プログラム。
JP2008246515A 2008-09-25 2008-09-25 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Expired - Fee Related JP5365120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008246515A JP5365120B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008246515A JP5365120B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010079562A JP2010079562A (ja) 2010-04-08
JP5365120B2 true JP5365120B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=42209937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008246515A Expired - Fee Related JP5365120B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5365120B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11477171B2 (en) 2019-11-29 2022-10-18 Kyndryl, Inc. Client authentication management based upon modeling

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5617379B2 (ja) * 2010-06-23 2014-11-05 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 携帯端末、制御方法及びプログラム。
WO2016068007A1 (ja) * 2014-10-28 2016-05-06 日本電信電話株式会社 分析装置、分析システム、分析方法、および、分析プログラム
JP5943359B2 (ja) 2014-11-05 2016-07-05 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation パスワードを検証するシステム、方法およびプログラム
CN106295266A (zh) 2015-05-28 2017-01-04 阿里巴巴集团控股有限公司 信息输入方法和装置
US10073538B2 (en) 2016-04-11 2018-09-11 International Business Machines Corporation Assessment of a password based on characteristics of a physical arrangement of keys of a keyboard
JP2018055415A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器、文字入力制御方法、及び文字入力制御プログラム
JP7409145B2 (ja) 2020-02-21 2024-01-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 パスワード認証装置、画像処理装置、パスワード認証方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63265357A (ja) * 1987-04-23 1988-11-01 Brother Ind Ltd 文書処理装置
JPH08297663A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Nec Home Electron Ltd 入力ミス修正装置及び修正方法
JPH11259425A (ja) * 1998-03-06 1999-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd パスワード内容保護装置
JP2000056927A (ja) * 1998-08-06 2000-02-25 Casio Comput Co Ltd キーボード表示装置及びその表示方法
JP4236641B2 (ja) * 2003-01-20 2009-03-11 富士通株式会社 認証情報処理方法
JP2005062975A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Canon Inc 記憶装置、その制御方法及び制御プログラム
JP2005208765A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Kyocera Mita Corp パスワード認証方法
JP2007114976A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Toshiba Corp 情報処理装置およびその認証プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11477171B2 (en) 2019-11-29 2022-10-18 Kyndryl, Inc. Client authentication management based upon modeling

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010079562A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5365120B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
Jansen Authenticating users on handheld devices
US8108685B2 (en) Apparatus and method for indicating password quality and variety
US7484173B2 (en) Alternative key pad layout for enhanced security
US7841000B2 (en) Authentication password storage method and generation method, user authentication method, and computer
US6954862B2 (en) System and method for user authentication with enhanced passwords
US20090044282A1 (en) System and Method for Generating and Displaying a Keyboard Comprising a Random Layout of Keys
US20070061589A1 (en) System and method for scrambling keystrokes related to a password
US8549314B2 (en) Password generation methods and systems
US9571487B2 (en) Systems and methods for providing a covert password manager
US20070169174A1 (en) User authentication for computer systems
US20100146619A1 (en) Electronic device and access control method thereof
CN104834840B (zh) 基于映射漂移技术的密码保护方法
US8984599B2 (en) Real time password generation apparatus and method
JP2008059173A (ja) 認証方法
JP4704369B2 (ja) コンピュータ・システムおよびユーザの認証方法
KR20060089395A (ko) 웹사이트 자동 접속을 위한 방법
JP2008160325A (ja) リムーバブル・デバイスを用いたユーザの認証方法およびコンピュータ
Syed et al. Normalizing variations in feature vector structure in keystroke dynamics authentication systems
JP2008276602A (ja) 認証方法及び認証装置
JP2011154445A (ja) 認証装置、認証方法、および認証プログラム
KR20120107610A (ko) 휴대 단말기에서의 사용자 인증 장치 및 그 방법
JP5587401B2 (ja) キーボード入力データの保安システムおよび方法
Jakobsson Mobile Authentication: Problems and Solutions
JP6493973B2 (ja) 文字列入力方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130722

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130723

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130813

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees