JP5364651B2 - 二次元コード読取システム - Google Patents

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Description

この発明は、例えばウエブサイトやデータベースにアクセスするためのリンク情報を表示する機能を備えた情報端末装置と、この情報端末装置に表示されるリンク情報を光学的に読み取る光学的情報読取装置とを備える二次元コード読取システムに関する。
近年、二次元コードを利用した情報の検索サービスや提供サービスが普及している。この種のサービスは、例えば新聞や雑誌等の印刷物に表示された、QRコードに代表される二次元コードをカメラにより撮像し、その画像データから上記二次元コードに含まれるURL(Uniform Resource Locator)を認識する。そして、このURLをもとにインターネットに対しアクセスすることにより、対応するWebサーバから検索情報や商業情報を取得するものである。
例えば、携帯電話機等のようにカメラとディスプレイを備えた装置を読取装置として使用し、紙面に印刷されたバーコードの位置をディスプレイで確認したのち、上記バーコードの画像をカメラで撮像する。そして、この撮像されたバーコードの画像からURLを認識して、インターネット上の情報サイトにアクセスするようにしている(例えば、特許文献1を参照。)。
この種のサービスを利用すると、ユーザはURLをキー操作により入力する必要がなくなり、また誤ったアクセスを減らすことができるので大変便利である。
特開2006−277445号公報
ところで、二次元コードの取得手段としては、紙面に印刷された二次元コードを光学的に読み取るものが主流であるが、PDA(Personal Digital Assistant)やスマートホン、電子読書端末等の情報端末装置の表示画面に二次元コードを表示させ、この表示された二次元コードを光学的に読み取ることができるようになると、二次元コードを多様なソースから取得できるようになり大変便利である。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、リンク先を表す二次元コードを紙面以外の情報表示媒体からも読み取ることができるようにし、これにより二次元コードの取得ソースの多様化を図った二次元コード読取システムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一つの観点は、表示部の表示面上にタッチパネル式の入力部が重ねて配置された情報端末装置と、この情報端末装置の表示部に表示された二次元コード情報を光学的に読み取る光学的情報読取装置とを具備する二次元コード読取システムにあって、上記情報端末装置では、リンク先を表す表示オブジェクトが上記表示部に表示された状態で上記入力部に対し接触操作が行われた場合に、この接触操作が上記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定する操作であるか否かを判定手段により判定する。そして、上記接触操作が上記特定領域を指定する操作であると判定された場合に、上記表示オブジェクトにより表されるリンク先に対しアクセスするための二次元コード情報を上記表示部に表示させる。一方光学的情報読取装置は、筐体面に設けられた読取窓の周縁部に当該読取窓を囲むように複数の接触子を配設し、上記読取窓を上記情報端末装置の入力部に当接させたときに、上記複数の接触子が上記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定するようにしたものである。
したがって、この発明の一つの観点によれば、情報端末装置のタッチパネル式入力部において、表示部に表示された表示オブジェクトの表示位置を囲むように接触操作が行われると、上記表示オブジェクトにより表されるリンク先に対しアクセスするための二次元コード情報が表示部に表示される。このためユーザは、印刷物に限らず、情報端末装置の表示部に表示された二次元コードを、リモートコントローラ等の光学的情報読取装置を用いて読み取ることが可能となる。また、情報端末装置の表示部に表示されたリンク先情報を光学的情報読取装置を用いて読み取る際に、表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域が上記複数の接触子により自動的に指定される。このため、ユーザは表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定する操作と、この領域指定操作により表示された二次元コードを光学的情報読取装置を用いて読み取る操作とを別々に行う必要がなくなり、これにより操作数を減らして読み取り操作を簡単化することができる。また、表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域の指定操作を、常に正確に行うことができる。
また、この発明の一つの観点は、具体的に以下のような各種態様を備えることも特徴とする。
第1の態様は、上記判定手段により、上記入力部の複数の点が予め定められた時間内に上記光学的情報読取装置の複数の接触子により接触操作された場合に、この接触操作された複数点の座標データをもとに、当該接触操作が上記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定する操作であるか否かを判定するようにしたものである。
このようにすると、上記光学的情報読取装置の複数の接触子を用いて、表示オブジェクトの表示位置を囲む複数の点を予め定められた時間内にタッチすることで、これらの点の座標データをもとに特定領域を指定することが可能となる。
第2の態様は、上記判定手段により、上記入力部において前記光学的情報読取装置の複数の接触子により線を描く操作が行われた場合に、当該線の軌跡を表す座標データをもとに、当該線の軌跡が上記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定するものであるか否かを判定するようにしたものである。
このようにすると、上記光学的情報読取装置の複数の接触子を用いて、表示オブジェクトの表示位置を囲むように線を描くことで、この線の軌跡を表す座標データをもとに上記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定することが可能となる。
第3の態様は、上記二次元コード情報の表示を、当該二次元コード情報の読取操作に必要な時間に基づいて予め設定された表示時間が経過した時点で終了し、当該二次元コード情報の表示前に表示されていた表示オブジェクトを再表示させるようにしたものである。
このようにすると、上記表示された二次元コード情報の読取操作が終了すると当該二次元コード情報の表示が自動的に終了し、表示オブジェクトが再表示される。このためユーザは、二次元コード情報の読取終了後に、二次元コード情報の表示を終了させる操作を情報端末装置に対し行う必要がない。
すなわちこの発明の一つの観点によれば、リンク先を表す二次元コードを紙面以外の情報表示媒体からも読み取ることができるようになり、これにより二次元コードの取得ソースの多様化を図った二次元コード読取システムを提供することができる。
この発明の第1の実施形態に係わる情報端末装置とリモートコントローラを利用した二次元コード読取システムの概略構成図。 図1に示した情報端末装置の構成を示すブロック図。 図2に示した情報端末装置の制御部の機能構成を示すブロック図。 図1に示したリモートコントローラの外観を示す斜視図。 図1に示したリモートコントローラの底面の構成を示す図。 図4及び図5に示したリモートコントローラによる読み取り動作を説明するための図。 図3に示した制御部による領域指定操作判定処理の手順と処理内容を示すフローチャート。 図3に示した制御部によるQRコード表示制御の手順と処理内容を示すフローチャート。 図1に示した情報端末装置の表示部における表示オブジェクトの表示例を示す図。 図7に示した領域指定操作判定処理の説明に使用するための図。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる情報端末装置とリモートコントローラを利用した二次元コード読取システムの概略構成図であり、10は情報端末装置、30はリモートコントローラを示している。
情報端末装置10は例えばスマートホン又は電子書籍端末からなり、以下のように構成される。図2はその構成を示すブロック図である。
すなわち、情報端末装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、液晶表示デバイスを使用した表示部14と、入力部15と、電源としてバッテリを使用した電源部16とを備えている。
このうち入力部15は、上記表示部14の表示面上に静電シート又は感圧シートを重ねて配置した、いわゆるタッチパネル式の入力デバイスからなる。通信部13は、制御部11の制御の下で、セルラ携帯電話網、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等の移動通信網との間で無線通信を行う。記憶部12は、例えば記憶媒体としてNAND型フラッシュメモリ等の随時書込及び読出が可能な不揮発性メモリを使用したもので、種々のアプリケーション・プログラム及びデータを記憶するために用いられる。
制御部11は中央処理ユニット(Central Processing Unit;CPU)を主制御部として有するもので、以下のような処理機能を備えている。図3はその構成を示すブロック図である。
すなわち、制御部11はこの発明を実施するために必要な制御機能として、ブラウザ111と、QRコード表示制御部112と、領域指定操作判定部113を備えている。これらの機能は、いずれも上記記憶部12に格納されたアプリケーション・プログラムを上記CPUに実行させることにより実現される。
ブラウザ111は、入力部15におけるユーザの閲覧操作に応じて、Webサーバやデータベースサーバに対し通信ネットワークを介してアクセスし、このアクセスに応答してサーバからダウンロードされるWebページ等の情報データを上記表示部14に表示させる処理を行う。
領域指定操作判定部113は、上記ブラウザ111の制御により表示部14にWebページ等の情報データが表示され、かつこの情報データに他の情報サイト等へのリンク先を表す表示オブジェクトが表示された状態で、入力部15において同時に複数の点が指定操作された場合に、これら複数の点の位置関係が後述するリモートコントローラ30に設けられている複数の接触子41〜45の配置パターンと一致するか否かを判定する。すなわち、入力部15に対する領域指定操作が、リモートコントローラ30の接触子41〜45による指定操作であるか否かを判定する。
QRコード表示制御部112は、以下の処理機能を有する。
(1) 上記ブラウザ111により表示部14に表示されたWebページ等の情報データ中に、他の情報サイト等に対するリンク先を表す表示オブジェクトが含まれている場合に、この表示オブジェクトにより表されるリンク先に対しアクセスするためのQRコードを、例えばWeb上に設けられたQRコード変換サーバから取得して記憶部12に記憶させる処理。
(2) 上記領域指定操作判定部113により、リモートコントローラ30の接触子により指定された領域内に、上記表示オブジェクトの表示位置が含まれるか否かを判定する。そして、指定領域内に表示オブジェクトの表示位置が含まれると判定された場合に、当該表示オブジェクトに対応するQRコードを上記記憶部12から読み出し、この読み出されたQRコードをそれまで表示されていた表示オブジェクトに代えて表示部14に表示させる処理。
(3) 上記QRコードが表示されている状態で、入力部15に対するリモートコントローラ30の接触子の接触の有無を監視し、入力部15からリモートコントローラ30が離れると、上記QRコードの表示を終了して代わりに当該QRコードを表示する前に表示していた表示オブジェクトを表示させる処理。
次にリモートコントローラ30は、例えばテレビジョン受信機又はビデオ記録再生装置で使用されるもので、以下のように構成される。図4はその外観を示す斜視図、図5は筐体底面の構成を示す図、図6は筐体内の構成を示す側断面図である。
すなわち、リモートコントローラ30は、長方形状をなすスティック型の筐体36を有し、この筐体36の上面にはテンキーボタン34や複数の機能キーボタンが配設されている。機能キーボタンの中には、QRコードの読取指示を入力するための読取ボタン32と、読み取ったQRコードの解読データの送信指示を入力するための送信ボタン33が含まれる。
一方、筐体36内にはカメラ35と、リモートコントローラ30を動作させるために必要な回路ユニット(図示せず)が内蔵されている。カメラ35は、撮像素子として例えばCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を使用したものである。
また、筐体36の先端側には読取光学系31が設けられている。この読取光学系31は、筐体上面部に嵌め込まれた読取位置確認用の窓313と、筐体底面部に嵌め込まれた読取窓314と、筐体内において上記読取窓314側に配置された読取用プリズム312と、読取位置確認用の窓313側に配置された補強用プリズム311とから構成される。読取位置確認用の窓313及び読取窓314は、いずれも透明なアクリル樹脂により構成される。
プリズム311,312は、いずれも透明なアクリル樹脂をくさび形に成形したもので、先端部の角度が何れも20度に設定されている。読取用プリズム312はその下面が上記読取窓314と密着した状態に設置され、補強用プリズム311はその上面が上記読取位置確認用の窓313と密着した状態に設置される。この構造により、補強用プリズム311と読取位置確認用の窓313との境界面、及び読取用プリズム312と読取窓314との境界面では、それぞれ光の反射又は屈折が発生しないようにしている。
また、プリズム311,312は、プリズム312の上面とプリズム311の下面との間に、厚さの薄い空気層が介在するように設置されている。これは、プリズム312の上面において後述するQRコード20の光学像を全反射させるためである。
なお、筐体17a内の上記プリズム31a,32aが収容される部位の内壁面は、上方に向かって開口するようにテーパ状に形成されており、これにより二次元コード21上に筐体17aの壁面による照明光の陰ができる限り生じないようにしている。
一方、筐体底面部の上記読取窓314の周縁部には、5個の接触子41〜45が配設されている。その配置位置は、例えば図5に示すように読取窓314の4つの角に対応する位置と、1つの辺に対応する位置に設定されている。接触子41〜45は、いずれも例えば導電性ゴム又は導電性スポンジからなり、リモートコントローラ30の底面を上記情報端末装置10の入力部15の静電シート上に配置したときに入力部15に静電容量の変化を生じさせる。なお、入力部15が感圧シートを使用している場合には、上記接触子41〜45はいずれも導電性を有する必要はなく、リモートコントローラ30の底面より突出する形状を有していればよい。
次に、以上のように構成された情報端末装置10を利用して、リモートコントローラ30によりQRコードを読み取るときの動作を説明する。
(1)Webページの表示とQRコードの取得
情報端末装置10において、ユーザがWebページの表示操作を行うと、ブラウザ111の制御の下で、通信部13からWebサーバに対しWebページのダウンロード要求が送信される。このダウンロード要求に対しWebサーバは、要求されたWebページの表示データを送信する。ブラウザ111は、上記Webサーバから送られたWebページの表示データが通信部13により受信されると、この受信されたWebページを表示部14に表示させる。
上記Webページが表示されると、情報端末装置10の制御部11はQRコード表示制御部112を起動し、このQRコード表示制御部112の制御の下でQRコード取得処理を以下のように実行する。図8は、このQRコード取得処理手順とその処理内容を含むQRコード表示制御手順とその制御内容を示すフローチャートである。
すなわち、QRコード表示制御部112は、先ずステップS21において、上記ブラウザ111により表示されたWebページ内にリンク先名を表す表示オブジェクトが含まれているか否かを判定する。そして、いま例えば図9に示すようにリンク先名を表す表示オブジェクトR1,R2が含まれていたとする。そうすると、QRコード表示制御部112はステップS22に移行し、通信部13から図示しないQRコード変換サーバに対し、上記表示オブジェクトR1,R2に対応するリンク先名を表す情報の変換要求を送信する。QRコード変換サーバは、上記変換要求を受信すると、上記リンク先名を表す情報をQRコードに変換し、このQRコードを要求元の情報端末装置10へ送信する。QRコード表示制御部112は、上記QRコード変換サーバから送信されたQRコードが通信部13により受信されると、この受信されたQRコードを上記表示オブジェクトR1,R2に対応付けて記憶部12に保存する。
(2)領域指定操作の判定
上記Webページが表示された状態で、ユーザがリモートコントローラ30の底面を、その読取窓311の位置が表示部14上の所望の表示オブジェクト(例えばR1)の表示位置と一致するように接触配置したとする。そうすると、制御部11は領域指定操作判定部113を起動し、以後この領域指定操作判定部113の制御の下で以下のように判定処理を実行する。図7はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
すなわち、領域指定操作判定部113は、ステップS11において上記入力部15に対する接触操作を入力部15における静電容量の変化により検出すると、先ずステップS12において入力部15の複数の点が同時に指定されたか否かを判定する。そして、複数の点が同時に指定されたと判定されると、続いてステップS13により上記検出された各点間の距離を計算する。この各検出点間の距離は、各検出点の座標値を求めてこの座標値間の差を計算することにより得ることができる。続いてステップS14において、上記算出された距離の比を計算する。
次に、ステップS15により記憶部12から予め記憶されている距離の比の基準値を読み出す。この基準値は、リモートコントローラ30に設けられた接触子41〜45の配置位置をもとに予め計算したものである。図10はこの基準値の一例を示すものである。続いてステップS16において、上記各検出点間の距離の比の計算値と、上記記憶部12から読み出された基準値とを比較し、両値が予め設定した誤差の範囲内で一致するか否かを判定する。すなわち、上記入力部15において検出された各接触点の位置関係を表すパターンが、リモートコントローラ30に設けられた各接触子41〜45の位置関係を表すパターンと一致するか否かを判定する。
そして、上記判定の結果、上記各検出点間の距離の比の計算値が基準値と一致したとする。そうすると、上記入力部15に対する接触操作はリモートコントローラ30により行われたものと判断し、領域指定操作判定部113はステップS17により上記各検出点の座標値を記憶部12に一旦保存したのち、ステップS18により、リモートコントローラ30による領域指定操作が行われた旨の通知をQRコード表示制御部112に与える。
なお、上記ステップS12において入力部15に対する複数点の接触が同時になされたものでないと判定された場合や、ステップS16において上記各検出点間の距離の比の計算値が基準値と一致しないと判定された場合には、上記入力部15に対する接触操作はリモートコントローラ30により行われたものではないと判断し、領域指定操作の判定処理を終了する。
(3)QRコードの表示
上記リモートコントローラ30による領域指定操作が行われた旨の通知をステップS23で受け取ると、QRコード表示制御部112は先ずステップS24に移行して記憶部12から上記各検出点の座標値を読み出し、これらの座標値をもとに当該各検出点により囲まれる特定領域を定義する。続いてステップS25において、表示オブジェクトR1,R2の表示位置を表す座標データの代表値を記憶部12から読み出す。そして、この読み出された表示オブジェクトR1,R2の表示位置の座標が、上記各検出点の座標値により定義された特定領域内に含まれるか否かを判定する。
この判定の結果、例えば表示オブジェクトR1の表示位置の座標が、上記各検出点の座標値により定義された特定領域内に含まれていたとする。そうするとQRコード表示制御部112は、ステップS26により記憶部12から上記表示オブジェクトR1に対応するQRコードを読み出し、この読み出されたQRコード20をそれまで表示されていた上記表示オブジェクトR1に代えて表示部14に表示させる(ステップS27)。
なお、表示オブジェクトR1,R2のいずれも上記特定領域内に含まれていなかった場合には、入力部15に対するリモートコントローラ30の読取設定位置が不適切であると判断し、QRコード表示制御部112はQRコードを表示せずにそのまま処理動作を終了する。
(4)リモートコントローラ30によるQRコードの読み取り
情報端末装置10の表示部15にQRコード20が表示されたことを、ユーザが例えば図1に示すようにリモートコントローラ30の読取位置確認窓313を通して確認し、この状態で読取ボタン32を押下したとする。そうすると、リモートコントローラ30では、上記QRコード20の光学像が図6に示すようにプリズム312を介してカメラ35に導かれ、撮像される。この撮像されたQRコードの画像信号はリモートコントローラ30内の信号処理部に入力されて解読される。そして、信号処理部では、解読処理が正しく行われたか否かが判定される。そして、正しく行われた場合にはその旨の鳴音信号が効果音出力部から出力されると共に、上記解読結果を表すデータがデータ記憶部に保存される。なお、解読処理が正しく行われなかった場合にも、その旨の鳴音信号が効果音出力部から出力される。
(5)QRコードの表示終了
QRコード表示させるとQRコード表示制御部112は、ステップS28において入力部15に対するリモートコントローラ30の接触の有無を監視する。上記(4)の読み取り操作によりQRコードの読み取りが終了し、ユーザがリモートコントローラ30を情報端末装置10の入力部15から離すと、この非接触の状態に変化したことが入力部15の検出信号をもとに検出される。この非接触状態に変化したことが検出されるとQRコード表示制御部112は、ステップS29において表示部14における上記QRコードの表示を終了する。そして、代わりに、当該QRコードの表示前に表示していた表示オブジェクトを表示部14に再度表示させる。
(6)読み取ったQRコードの送信
ユーザが、解読が正しく行われたことを上記鳴音により確認し、送信ボタン33を押下したとする。そうすると通信部内の送信制御回路は、データ記憶部から上記QRコード20の解読結果を表すデータを読み出し、この読み出したデータに対応する赤外線信号を送信器から図示しないテレビジョン受信機又はビデオ記録再生装置に向けて送信させる。
テレビジョン受信機又はビデオ記録再生装置は、上記QRコード20の解読結果を表すデータを受信すると、この受信したデータに基づいて例えば番組の録画予約の登録処理を行う。また、テレビジョン受信機又はビデオ記録再生装置がインターネット等の通信ネットワークに接続可能であれば、上記データをこの通信ネットワークを介してWebサーバへ送信し、Webサーバから配信される番組関連情報や商業サービス情報を受信して画面に表示させる。
以上述べたように第1の実施形態では、リモートコントローラ30の底面に所定の配置パターンとなるように複数の接触子41〜45を配設し、このリモートコントローラ30を情報端末装置の入力部15上に配置したときに、情報端末装置10において上記リモートコントローラ30の接触子41〜45の配置パターンを、その接触点の座標データをもとに検出する。そして、この検出された配置パターンにより定義される領域内に表示オブジェクトが表示されている場合に、当該表示オブジェクトにより表されるリンク先に対しアクセスするためのQRコード20を、当該表示オブジェクトに代えて表示部14に表示するようにしている。
したがって、情報端末装置10のタッチパネル式の入力部15において、表示部14に表示された表示オブジェクトの表示位置を囲むようにリモートコントローラ30の接触子41〜45を配置すると、上記表示オブジェクトにより表されるリンク先に対しアクセスするためのQRコード20が表示部14に表示される。このためユーザは、印刷物に限らず、情報端末装置10の表示部14に表示されたQRコード20を、リモートコントローラ30を用いて読み取ることが可能となる。
また、表示オブジェクトの表示位置の指定操作が、情報端末装置10の入力部15に対しリモートコントローラ30の接触子41〜45を接触させることで行われるので、ユーザは表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定する操作と、この領域指定操作により表示されたQRコード20をリモートコントローラ30を用いて読み取る操作とを別々に行う必要がなくなり、これにより読取操作を簡単化することができる。また、表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域の指定操作を常に正確に行うことができる。
さらに、ユーザがリモートコントローラ30を情報端末装置10の入力部15から離すと、この非接触の状態が入力部15の検出信号をもとに検出され、表示部14におけるQRコード20の表示が自動的に終了する。このため、ユーザは読取操作終了後に情報端末装置10に対しQRコードの表示を終了させるための操作を行う必要がなくなり、操作負担が軽減される。
(その他の実施形態)
なお、この発明は上記第1の実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態では表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域の指定操作が、リモートコントローラ30を情報端末装置10の入力部15に接触配置したときにリモートコントローラ30に設けた接触子41〜45により行われるようにした。しかし、特定領域の指定操作はこれに限定されるものではなく、ユーザが指やペン等を用いて手操作により指定するようにしてもよい。
ユーザが指やペン等を用いて特定領域を指定するときの当該特定領域の判定手法としては、次の2つの手法が考えられる。
第1の手法は、情報端末装置において、ユーザがタッチパネル上で同一期間内(例えば数秒内)に複数の点を指定操作した場合に、この指定操作された複数の点の座標データをもとに、当該指定操作が上記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定する操作であるか否かを判定するものである。
具体的には、例えば上記指定操作された複数の点の座標データを表示オブジェクトの表示位置を示す座標データの代表値と、x座標及びy座標ごとにそれぞれ比較する。そして、この比較の結果、上記指定操作された複数の点の座標データのすべてが表示オブジェクトの表示位置を示す座標データの代表値に対し予め設定された距離内に入っており、かつ上記指定操作された複数の点の中に、表示オブジェクトの表示位置を示す座標データの代表値より座標値が大きい点と、座標値が小さい点の両方が存在する場合に、上記指定操作により指定された複数の点は上記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定するものと判定する。
第2の手法は、情報端末装置において、ユーザがタッチパネル上で線を描く操作を行った場合に、当該線の軌跡を表す座標データをもとに、当該線の軌跡が上記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定するものであるか否かを判定するようにしたものである。
具体的には、例えば上記線の軌跡を表す座標データを追跡することにより、当該線の軌跡が閉塞図形を描いたものであるか否か、例えば円又は三角形、四角形等の図形であるか否かを判定する。そして、この判定の結果閉塞図形であれば、当該閉塞図形内の領域に上記表示オブジェクトの表示位置が含まれているか否かを判定する。
また前記実施形態では、情報端末装置10の入力部15にリモートコントローラ30を当接させてから当該リモートコントローラ30を離すまでの期間にQRコード20を表示させるようにした。しかし、ユーザが指やペン等を用いて特定領域を指定する場合には、上記QRコードの表示動作を、上記特定領域の指定操作であることが検出された時点から予め設定した表示時間が経過した時点で終了するようにしてもよい。この表示時間は、例えば上記表示されたQRコードを、ユーザがリモートコントローラを用いて読み取る差異に必要十分な時間長に設定すればよい。
さらに第1の実施形態では、Webページが表示されたときに当該Webページに含まれる表示オブジェクトに対応するQRコードをQRコード変換サーバから取得するようにした。しかしそれに限らず、QRコード変換用のアプリケーション・プログラムを情報端末装置にインストールしておき、このQRコード変換用のアプリケーション・プログラムを使用して、上記表示オブジェクトに対応するQRコードを情報端末装置内で取得するようにしてもよい。
さらに第1の実施形態では、テレビジョン受信機又はビデオ記録再生装置のリモートコントローラ30を用いてQRコードを読み取る場合を例にとって説明したが、パーソナル・コンピュータや調理機器、カーナビゲーション機器等で使用するリモートコントローラにも、この発明は適用可能である。
その他、情報端末装置の種類やその構成、リモートコントローラの種類やその構成、二次元コードの種類やその構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…情報端末装置、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、14…表示部、15…入力部、16…電源部、111…ブラウザ、112…QRコード表示制御部、113…領域指定操作判定部、20…QRコード、30…リモートコントローラ、31…読取光学系、32…読取ボタン、33…送信ボタン、34…テンキーボタン、35…カメラ、36…筐体、311…読み取り用のプリズム、312…補強用のプリズム、313…読取位置確認用の窓、314…読取窓、41〜45…接触子。

Claims (4)

  1. 表示部の表示面上にタッチパネル式の入力部が重ねて配置された情報端末装置と、この情報端末装置の表示部に表示された二次元コード情報を光学的に読み取る光学的情報読取装置とを具備する二次元コード読取システムであって、
    前記情報端末装置は、
    情報のリンク先を表す表示オブジェクトを前記表示部に表示させる第1の表示制御手段と、
    前記表示オブジェクトが前記表示部に表示された状態で前記入力部が接触操作された場合に、この接触操作が前記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定する操作であるか否かを判定する判定手段と、
    前記接触操作が前記特定領域を指定する操作であると判定された場合に、前記表示オブジェクトにより表されるリンク先に対しアクセスするための二次元コード情報を前記表示部に表示させる第2の表示制御手段と
    備え、
    前記光学的情報読取装置は、
    筐体面に設けられた読取窓を有し、前記情報端末装置の表示部に表示された二次元コード情報の光学像を前記読取窓から筐体内に導入してカメラに結像させる光学系と、
    前記読取窓の周縁部に当該読取窓を囲むように配設され、前記読取窓が前記情報端末装置の入力部に配置されたとき前記表示部に表示される前記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定する複数の接触子と
    を備えることを特徴とする二次元コード読取システム。
  2. 前記判定手段は、予め定められた時間内に前記光学的情報読取装置の複数の接触子により前記入力部の複数の点が接触操作された場合に、この接触操作された複数点の座標データをもとに、当該接触操作が前記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定する操作であるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の二次元コード読取システム。
  3. 前記判定手段は、前記入力部において前記光学的情報読取装置の複数の接触子により線を描く操作が行われた場合に、当該線の軌跡を表す座標データをもとに、当該線の軌跡が前記表示オブジェクトの表示位置を囲む特定領域を指定するものであるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の二次元コード読取システム。
  4. 前記第2の表示制御手段は、前記二次元コード情報の表示を、当該二次元コード情報の読取操作に必要な時間に基づいて予め設定された表示時間が経過した時点で終了し、当該二次元コード情報の表示前に表示されていた表示オブジェクトを再表示させることを特徴とする請求項1記載の二次元コード読取システム。
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