JP5364181B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチスロ機等の遊技機に関する。
従来より、パチスロ機と呼ばれる遊技機が知られている。パチスロ機は、遊技者のスタートレバーの操作に基づいて乱数値抽籤を行い、この抽籤の結果とストップボタンが操作されたことを検出したタイミングとに基づいてリールの回転を停止させるものである。このパチスロ機では、停止した図柄に応じて配当を得ることができ、ボーナス図柄の停止により開始されるボーナスゲームによってメダルを大量に獲得する機会を得ることができる。また、パチスロ機としては、当籤した小役の入賞をアシストするためにストップボタンの押し順をナビするとともに、再遊技の当籤確率を高めることでコインを増加させるART機能を備えた機種もある。
このようなパチスロ機では、前面側が開口したキャビネットに対して、開口を開閉する前面ドアが設けられている。キャビネットには、遊技メダルを収容するホッパーやリールなどが収容される。前面ドアには、リールを視認させるための表示窓、液晶表示装置や8セグなどの表示器、各種報知ランプなどの他、コイン投入口、ベットボタン、スタートレバー、およびストップボタンなどが設けられている。このような前面ドアは、一般的に左縁側においてヒンジを介してキャビネットに支持され、右縁側においてキャビネットにロックされるように構成されている。
キャビネットに対してヒンジを利用して前面ドアを支持する構造では、前面ドアの上部から下方に向けた荷重を作用させた場合、前面ドアが下方に位置ずれしてキャビネットと前面ドアとの間に隙間が形成されることがある。このような隙間は、ゴト行為と呼ばれる不正行為に利用されることがある。
キャビネットと前面ドアとの間に隙間が形成されるのを防止するための手段としては、前面ドアの係止部がキャビネットの係止受け部に対して係止されることでキャビネットに対して前面ドアが軸着され、前面ドアの軸方向への変位を制限するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の構造は、キャビネットと前面ドアとの間の機密性を向上させることで、閉鎖時における前面ドアの変位を制限するものである。すなわち、上部側では、キャビネットにおいて下方に突出した突起を、前面ドアの突起受け部に軸着する一方で、下方側では、キャビネットにおいて上方に突出した突起を、前面ドアの突起受け部に軸着することで、閉鎖時における前面ドアの軸方向への変位を制限している。
しかしながら、特許文献1に記載の構造は、軸方向に力を加えることにより生じるキャビネットと前面ドアとの「ずれ」を利用して扉のロックを解除し、メイン基板やサブ基板を交換するという不正な操作が行われるのを防止するためには有効である。その一方で、扉のロックを解除しない状態での不正行為を十分に抑制することはできない場合がある。すなわち、メイン基板からサブ基板に信号を送信する配線は、前面ドアの開閉を阻害しないように、またホッパーへのコインの補充やホッパーの出し入れの邪魔とならないように、前面ドアをキャビネットに固定するヒンジ側に配置される。そのため、前面ドアのロック機構の解除を抑制できる位置での隙間の形成を予防できたとしても、たとえば前面ドアとキャビネットの上面において、ヒンジが設けられた側縁側(図1において一点鎖線で囲んだ部分参照)に隙間が形成されると、ボーナスやARTの当籤情報をサブ基板に送信するための不正部材が仕込まれてしまうことがある。
また、引用文献1に記載の構造では、キャビネット、前面ドア、およびヒンジ等の各部材の製造公差や取付公差に起因して、製造される遊技機間で生じる隙間の程度が異なるため、全ての遊技機において不正行為を有効に防止できるとは限らない。そのため、各部材の製造公差を小さくするために品質管理を過度に行えば、それだけ製造コストが高くなってしまうという問題が生じる。
さらに、遊技店ごとに遊技機が設置される島設備が異なるため、突起の受け部などの形状が島設備に合致しない場合には、それらの部材に対する特殊な加工が必要となるため、パチスロ機の設置が煩雑なものとなる場合もある。
特開2004−154319号公報
本発明は、簡易かつ安価に達成な構成により、効果的に不正行為を抑制できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機は、
前面側に開放した開口(例えば、後述する開口20)を有する本体(例えば、後述するキャビネット2)と、
前記開口を開閉する扉(例えば、後述する前面ドア3)と、
前記本体に対して前記扉を回動可能に支持する連結ユニット(例えば、後述するヒンジユニット4,5)と、
を備えた遊技機(例えば、後述するパチスロ機1′)であって、
前記連結ユニットは、本体側上部連結部(例えば、後述する上部ヒンジ41)を有するとともに前記本体に固定され本体側連結ユニット(例えば、後述するキャビネット側ヒンジ4)と、前記本体側上部連結部に連結される扉側上部連結部(例えば、後述する上部ヒンジ51)を有するとともに前記扉に固定された扉側連結ユニット(例えば、後述する前面ドア側ヒンジ5)と、を含み、
前記本体側上部連結部は前方に向けて延出されたアーム部を有し、
前記アーム部は、当該アーム部により一部が囲まれ、上下に貫通している貫通空間(例えば、後述する貫通空間46)を規定し、
前記扉によって前記開口を閉じた状態において、前記本体側上部連結部と前記本体の天板(例えば、後述する天板231)との間に配置された閉塞部材(例えば、後述するスペーサ6)と、
少なくとも前記開口の閉鎖時において、前記本体側上部連結部の下方に位置して前記貫通空間を閉鎖するカバー部材(例えば、後述するヒンジカバー8)と、をさらに備えている。
このような遊技機によれば、本体側上部連結部と本体の天板との間に閉鎖部材が存在することにより、扉が下方に押し下げられたとしても、本体側上部連結部と本体の天板の間に隙間が形成されるのを抑制することができる。そのため、扉を下方に押し下げたとしても、サブ基板にボーナスやARTの当籤情報を送信するための不正部材が仕込まれることを制限することができる。
本発明の遊技機ではまた、本体側上部連結部と本体の天板との間に閉塞部材が配置されているだけであるため、遊技機間で生じる隙間の差(バラツキ)を、キャビネット、扉、および連結ユニット等の各部材の製造公差や取付公差にさほど依存することなく小さくすることができる。そのため、各部材の製造公差を小さくするために品質管理を過度に行うことなく、製造コストを大きく上昇させることもなく、効果的に不正行為を防止することが可能となる。また、単に閉鎖部材を配置するだけであれば、遊技店ごとに遊技機が設置される島設備が異なっていたとしても、島設備に合致させるための部材の加工を必要としないため、遊技機の設置が煩雑化することもない。
本発明に係る遊技機はさらに、本体側上部連結部の形状が、U状、C状あるいはL状などの形態であった場合に、本体側上部連結部によって貫通空間が規定されるが、この貫通空間をカバー部材によって塞ぐことができる。そのため、仮に本体と扉の隙間から外部から不正部材が挿入されたとしても、本体側上部連結部の貫通空間では、カバー部材によって不正部材のそれ以上の侵入を阻害することができる。
本発明によれば、簡易かつ安価に達成な構成により、効果的に不正行為を抑制できる遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るパチスロ機を示す全体斜視図である。 図1に示したパチスロ機の前面扉を開いた状態を示す斜視図である。 キャビネット側ヒンジの上部ヒンジの周りを示す斜視図である。 キャビネット側ヒンジの下部ヒンジの周りを示す斜視図である。 上部ヒンジの全体斜視図である、 図2における一点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。 図6の状態から前面ドアを取り外した状態を示す斜視図である。 図7に示した部分を斜め後方から見た斜視図である。 図7に示した部分を側方から見た斜視図である。 スペーサの全体斜視図である。 上部ヒンジにスペーサを固定した状態を示す斜視図である。 前面ドア側ヒンジの上部ヒンジを示す斜視図である。 前面ドア側ヒンジの下部ヒンジを示す斜視図である。 前面ドアを閉じた状態での前面ドア側ヒンジの部ヒンジと、キャビネット側ヒンジの部ヒンジとの係合状態を示す斜視図である。 前面ドアを閉じた状態での図1の一点鎖線で囲んだ部分を、一部を破断して示す平面図である。 前面ドアを閉じた状態でのブロッカの状態を示す斜視図である。 ブロッカの全体斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するためのキャビネットの内部を斜め後方から見た斜視図である。 図18の状態を側方から見た図である。 ヒンジカバーの全体斜視図である。 ヒンジカバーを裏面側から見た全体斜視図である。
本発明に係る遊技機の実施の形態について、図面を参照しながら以下において説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態について、図1ないし図17を参照しつつ説明する。
図1および図2に示したように、パチスロ機1は、メダルを用いて遊技するのに適合させた遊技機である。ただし、パチスロ機1は、メダルに代えて、遊技媒体として、コイン、遊技球又はトークン等の他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等を利用するように構成することも可能である。このパチスロ機1は、キャビネット2、前面ドア3、およびヒンジユニット4,5を備えている。
図2に示したように、キャビネット2は、前面に開口20を有する箱状の形態を有している。キャビネット2の内部には、ホッパー21および3つのリール22L,22C,22Rが収容されている。
ホッパー21は、当籤役の配当に応じて払い出すべきメダルをストックし、また後述するメダル投入口341(図1参照)から投入にされたメダルを収容するためのものである。
3つのリール22L,22C,22Rは、回転自在に横一列に並んで配置されている。各リール22L,22C,22Rには、図面上は省略されているが、複数種類の図柄が略等間隔で列状に描かれており、これらの図柄は、後述する前面ドア3の表示窓31L,31C,31Rを介して、一部(たとえば3種類の図柄)が外部から視認可能とされている。各リール22L,22C,22Rは、図外のステッピングモータによって、個別に定速回転(たとえば80回転/分)が可能とされている。
図1および図2に示したように、前面ドア3は、開口20を開閉するものであり、後述するヒンジユニット4,5によってキャビネット2に対して回動可能に支持されている。
図1に示したように、前面ドア3には、上半分の略中央位置において、液晶表示装置30が設けられている。この液晶表示装置30は、小役、ボーナスあるいはARTの当籤の示唆、予告あるいは報知するための演出を、1ゲームないし数ゲームに亘って表示し、ボーナスやART時において、それを消化するときの演出、あるいはトータル払い出し枚数(残りの払い出し枚数)やART消化ゲーム数(残りのARTゲーム数)を表示するためのものである。液晶表示装置30は、必要に応じて、ホッパーエンプティエラーやセレクタエラー等の各種のエラー表示を行うために利用される。
液晶表示装置30には、長矩形状の3つの表示窓31L,31C,31Rが横並びで設けられている。これらの表示窓31L,31C,31Rは、リール22L,22C,22Rに対応した位置に設けられており、外部からリール22L,22C,22Rの一部が視認可能とされている。液晶表示装置30の周囲には、各種の表示器321,322,323,324が設けられている。より具体的には、液晶表示装置30の上下にはリール上部表示器321およびリール下部表示器322、その左右にはリール演出表示器323およびサイド演出表示器324が設けられている。リール上部表示器321、リール演出表示器323およびサイド演出表示器324は、たとえば発光ダイオード(LED)の発光色や発光パターンで表示を行うように構成される。ただし、少なくとも緑色、黄色、青色、赤色に発光可能なものであれば、LEDに代えて、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)等の既存の他の発光素子を用いることができる。一方、リール下部表示装置322は、パチスロ機1に関する情報(たとえば遊戯説明、リーチ目、チャンス目、ボーナス履歴、ART履歴、あるいは出玉推移)を表示するためのものであり、たとえば液晶表示装置やドットマトリクス表示装置により構成されている。
前面ドア3には、上下方向の中央位置(リール下部表示器322の下方)に、略水平または若干傾斜した平面部34および略垂直の前面部35を有する台座部33が形成されている。
平面部34には、右側にメダル投入口341が、左側にベットボタン342および精算ボタン343が、略中央に情報表示器344がそれぞれ設けられている。メダル投入口341は、遊戯に必要なメダルを遊技者が投入するためのものである。ベットボタン342は、メダル投入に代えて、遊技に必要な数のメダルを、遊技者の押下操作によってクレジットから賭けるためのものである。精算ボタン343は、押しボタン操作で、遊技者がゲームで獲得したメダルをクレジットするか、払い出すかを切り換え、またクレジットされたメダルを払い出すためのものである。情報表示器344は、主にクレジットメダル枚数や払い出しメダル枚数に関する情報を表示するためのものであり、たとえば複数の8セグLED表示器あるいは8セグLED表示器アレイにより構成されている。
前面部35には、左寄りにスタートレバー351が、中央部に3つのストップボタン352L,352C,352Rがそれぞれ設けられている。
スタートレバー352は、遊技者の傾動操作に応じてリール22L,22C,22R(図1参照)を回転させ、表示窓31L,31C,31R内での図柄の変動表示を開始するためのものである。
3つのストップボタン352L,352C,352Rは、遊技者の押下操作により3個のリール22L,22C,22Rの回転をそれぞれ停止させるためのものである。
前面ドア3には、正面下部の左右に効果音や音声等の音による演出を行うスピーカ361,362が設けられ、このスピーカ361,362の間にメダルが払出されるメダル払出口37が設けられている。前面ドア3の最下部には、払出されたメダルを貯留するメダル受け部38が設けられている。また、前面ドア3の正面の下部のうち、ストップボタン352L,352C,352Rとメダル受け部38とに上下を挟まれた面には、機種のモチーフに対応したデザインがあしらわれた腰部パネル39が取り付けられている。この腰部パネル39は、背後に設けられた要部パネル照明器(図示略)に照射される。
図2に示したように、ヒンジユニット4,5は、キャビネット2に対して前面ドア3を回動可能に支持するためのものであり、キャビネット2の左側板232の内面に設けられたキャビネット側ヒンジ4と、前面ドア3における正面から見て左側壁の内面に設けられた前面ドア側ヒンジ5と、を含んでいる。これらのヒンジ4,5は、図面上は明確に表れていないが、上下方向に延びており、上部および下部において互いに連結されている。
図3および図4に示したように、キャビネット側ヒンジ4は、上下方向に延びるフレーム40の上端部(図3)および下端部(図4)のそれぞれに上部ヒンジ41および下部ヒンジ42が取り付けられたものである。
図3および図5に示したように、上部ヒンジ41は、後述する前面ドア側ヒンジ5の上部ヒンジ51(図12参照)と連結される部分である。この上部ヒンジ41は、基部43のから下方に向けて取付片44が延出する一方で、基部43から前方に向けてアーム部45が延出したものであり、平面視においてU字状あるいはC字状の形態を有している。取付片44は、上部ヒンジ41をフレーム40の上端部に取り付けるための部分である。アーム部45は、基部43との間に上下方向に貫通する貫通空間46を規定しており、後述する上部ヒンジ51を覆っている(図7参照)。このアーム部45は、その先端部に下方に突出した突起部451が形成されている。この突起部451は、後述する上部ヒンジ51の凹部533(図12参照)に保持されるものである。
図6ないし図9に示したように、上部ヒンジ41とキャビネット2の天板231との間には、スペーサ6が配置されている。このスペーサ6は、キャビネット2の開口20から突出する突出部60と、上部ヒンジ41と天板231との間に挿入される挿入部61と、を有している。図11に示したように、スペーサ6は、挿入部61が基部43の上面に、突出部60がアーム部45の基端部の上面に位置した状態で、フック62を上部ヒンジ41における基部43の縁に係止することで、上部ヒンジ41を覆うように上部ヒンジ41に固定されている。このようなスペーサ6は、ポリカーボネートなどの樹脂により全体を一体成型することができる。
図10および図11に示したように、突出部60は、平面視において、左右方向に延びる第1ブロック部63と、前後方向に延びる第2ブロック64とを有しており、全体としてL字状の形態を有している。第1ブロック63および第2ブロック64は、天板231における前端部27よりも、上面が高位置に設定されている。そのため、第1ブロック63によって天板231の下方への不正部材の侵入を防止し、第2ブロック64によって上部ヒンジ41の右側方への不正部材の侵入を防止している(図6参照)。
挿入部61は、平面視において、上部ヒンジ41の基部43に対応した形状を有しており、ガイドブロック65およびガイド壁66を有している。ガイドブロック65は、突出部66との間、およびガイド壁66との間に、左右方向に延びる溝状空間67,68を形成するものである。
ここで、図8および図9に示したように、天板231の裏面241には、補強板25が取り付けられている。この補強板25は、断面ハット状に曲げられており、左右方向に延びる凸部26を有するものとされている。凸部26は、スペーサ6の溝状空間68に収容される。また、天板231の前端部27は折り曲げられており、垂直部28および水平部29を有するものとされている。垂直部28および水平部29は、溝状空間67に収容される。そのため、天板231の下方に不正部材を挿入しようとした場合には、垂直部28によって不正部材の侵入が阻害され、またガイドブロック65の前面651および凸部26の前面261によっても不正部材の侵入が阻害される。
図2に示したように、下部ヒンジ42は、上部ヒンジ41とともに前面ドア3を支持する部分である。この下部ヒンジ42は、図4に示したように基部47から上方に向けて取付片48が延出する一方で、基部47から前方に向けて保持片49が延出したものである。基部47は、キャビネット2の底板に対して固定されている。取付片48は、フレーム40の下端部に取り付けられている。すなわち、下部ヒンジ42は、基部47においてキャビネット2に固定され、取付片48においてフレーム40に固定されている。保持片48は、基部47から連続して基部47よりも段下げされた水平面として形成されている。保持片49と基部47との間には、切欠421が形成され、保持片48の隅には上方に突出した突起部422が設けられている。切欠421は、前面ドア側ヒンジ5の下部ヒンジ52に舌片59が挿入される部分である(図14参照)。突起部422は、後述する前面ドア側ヒンジ5の下端部に形成された貫通孔501に挿入されるものである(図14参照)。
一方、前面ドア側ヒンジ5は、図12に示したように上下方向に延びるフレーム50の上端部に上部ヒンジ51が設けられ、図14に示したように下端部に下部ヒンジ52が設けられたものである。
図13および図14に示したように、フレーム50の下部には、貫通孔501が設けられている。この貫通孔501は、キャビネット側ヒンジ4における下部ヒンジ42の突起部422が挿入される部分である。すなわち、前面ドア3は、貫通孔501に突起部422が挿入されることで、図1および図2に示した下部側においてキャビネット2に対して回転可能に支持される。
図12に示したように、上部ヒンジ51は、固定部材53および可動部材54を含んでいる。これらの部材53,54は、支持プレート55上に配置されている。
固定部材53は、2つの凸部531,532と、これらの凸部531,532の間に形成された凹部533と、を有しており、全体として平面視C字状あるいはU字状に形成されている。凹部533は、キャビネット側ヒンジ4における上部ヒンジ41の突起部47(図5参照)を保持する部分である。この固定部材53はさらに、下方に突出したフック534を有している。
可動部材54は、一端部に爪部541が形成され、中央よりも他端部よりの部位にフック542が形成されている。この可動部材54は、爪部541に隣接した位置において、凸部532に回転可能に固定されている。すなわち、可動部材54は、爪部541およびフック542が凸部532を中心に回転する。可動部材54はさらに、フック534,542に係止されたコイルバネ56を介して固定部材53と連結されている。そのため、可動部材54は、外力が作用しない状態において、他端部側がコイルバネ56に引っ張られ、爪部541が凸部531の内面に押し付けられている。このとき、爪部541は、凹部533を閉鎖しているため、凹部533に保持された突起部451(図5参照)は凹部533と爪部541に拘束されることとなる。これにより、突起部451(図5参照)が凹部533に保持されるとともに、図1および図2に示した前面ドア3が、上部側においてキャビネット2に対して回転可能に支持される。
なお、本実施形態においては、コイルバネ56を用いたが、本発明はこれに限らず、爪部541を凸部531の内面に適度な力で押し付けるようにできる限りは、弾性を有するワイヤ片、薄板バネ、あるいは弾性を有するゴムを用いてもよい。
図15に示したように、前面ドア3には、上部ヒンジ51の直上にブロッカ7が配置されている。このブロッカ7は、図15ないし図17に示したようにプレート70および取付基部71を有しており、図6に示したように取付基部71において前面ドア3の天板の裏面24に固定されている。図17に示したように、プレート70は、扇状の形態を有しており、取付基部71の側方に位置する部分が傾斜部72とされている。この傾斜部72は、図15および図16に示したように、前面ドア3を閉じた状態では、上部ヒンジ41の基部43の前縁(貫通空間46の開口461の後縁)に沿った部分に位置する。このようなブロッカ7は、ポリカーボネートなどの樹脂を用いて一体成型することができる。
ブロッカ7は、前面ドア3に固定されていることから、前面ドア3とともに回動する。ブロッカ7(プレート70)の端部(前面ドア3から突出した部分)は、前面ドア3を閉じた状態では、スペーサ6の左側に隣接した位置において、天板231と上部ヒンジ41の間に位置する。そのため、ブロッカ7によって天板231と上部ヒンジ41との間に隙間が形成されるのを制限することができるため、天板231の下方に不正部材を挿入しようとしても、プレート70の先端によって、不正部材の侵入が阻害される。また、前面ドア3を閉じた状態では、プレート70が前面ドア3とキャビネット2の間に跨って存在するために、前面ドア3とキャビネット2との間に前後方向に開いた隙間が形成されるのを抑制することができる。さらに、傾斜部72が貫通空間46の開口461の後縁に沿って形成されているために貫通空間46への不正部材の侵入を阻害することができる。
図13および図14に示したように、下部ヒンジ52は、基部57、取付片58、および舌片59を含んでいる。基部57は、前面ドア3に固定されている(図2参照)。取付片58は、フレーム50に固定されている。すなわち、フレーム50は、下部ヒンジ52を介して前面ドア3に固定されている。舌片59は、基部57から後方に向けて延出している。この舌片57は、前面ドア3を閉めたときに、キャビネット側ヒンジ4の下部ヒンジ42における切欠421に挿入される部分である。切欠421に舌片59が位置することで、前面ドア3の上下方向への変位が制限される。
パチスロ機1によれば、前面ドア3が下方に押し下げられたとしても、本体側ヒンジユニット4の上部ヒンジ41とキャビネット2の天板231との間に隙間が形成されるのを、スペーサ6およびブロッカ7によって抑制することができる。そのため、前面ドア3が下方に押し下げられたとしても、サブ基板にボーナスやARTの当籤情報を送信するための不正部材が仕込まれることを制限することができる。
パチスロ機1ではまた、本体側ヒンジユニット4の上部ヒンジ41とキャビネット2の天板231との間にスペーサ6およびブロッカ7が配置されているだけであるため、遊技機間で生じる隙間の差を、キャビネット2、前面ドア3、およびヒンジユニット4,5等の各部材の製造公差や取付公差にさほど依存することなく小さくすることができる。そのため、各部材の製造公差を小さくするために品質管理を過度に行うことなく、製造コストを大きく上昇させることもなく、効果的に不正行為を防止することが可能となる。特に、スペーサ6およびブロッカ7は、樹脂成型により簡易かつ安価に製造できるため、不正行為の対策を講じるに当たって、コスト上昇を抑制することができる。また、単にスペーサ6やブロッカ7を配置するだけであれば、遊技店ごとにパチスロ機1が設置される島設備が異なっていたとしても、島設備に合致させるための部材の加工を必要としないため、パチスロ機1の設置が煩雑化することもない。さらに、スペーサ6は、既存のパチスロ機1に対しても取り付けることが可能であるため、パチスロ機1の設計変更を必要とせず、また遊技店に設置済みのパチスロ機1に取り付けることも可能である。
このように、本発明に係るパチスロ機1よれば、簡易かつ安価に達成な構成により、効果的に不正行為を抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図18ないし図21を参照しつつ説明する。
図18および図19に示したように、本実施の形態に係るパチスロ機1′は、閉塞部材としてのブロッカ7(図15ないし図17参照)に代えて、ヒンジカバー8を採用したものである。また、ヒンジカバー8を採用するに当たって、新たにストッパ部材9を配置している。なお、以下の説明において参照する図面では、第1の実施の形態と同一の要素については同一の符号を付してあり、その説明は省略するものとする。
ヒンジカバー8は、上部ヒンジ41を裏面側から覆うものであり、図20および図21に良く表れているように取付部80およびカバー部81を有している。このヒンジカバー8は、全体がポリカーボネート(PC)等の樹脂により一体的に形成されている。図18および図19に示したように、取付部80は、フレーム50における上部ヒンジ51のやや下方に固定されるものである。フレーム50に取付部80を固定した場合には、フレーム50からカバー部81が突出した状態となる。カバー部81は、上部ヒンジ41の外周縁の形状に対応して、平面視において全体として扇状に形成されている。このカバー部81の外周縁には、上方に起立した起立壁82が形成されている。前面ドア3によってキャビネット2の開口を閉じた場合には、カバー部81は前面ドア3とともに回転して上部ヒンジ41によって規定される貫通空間46(図3参照)の下方位置に存在し、起立壁82は上部ヒンジ41における基部43(図3参照)の周囲を囲むとともにキャビネット2の側板232に当接する。
ストッパ部材9は、前面ドア3を閉めたときにヒンジカバー8の取付部80に干渉することで、ヒンジカバー8の位置を規制するとともにヒンジカバー8に作用する負荷を軽減するものである。このストッパ部材9は、左側の縁部(固定状態では前面側の縁部)にヒンジカバー8が当接する当接面90が形成されているものの、全体として板状に形成されている。当接面90は、例えばストッパ部材9の左側の縁部を屈曲した形状とし、あるいは肉厚に形成することにより、ヒンジカバー8の取付部80が干渉しやすい形状とされている。ストッパ部材9は、キャビネット側ヒンジ4のフレーム40に固定されており、当接面90が前面側に面している。このようなストッパ部材9は、ポリカーボネート(PC)等の樹脂により一体的に形成されている。
ヒンジカバー8を採用したパチスロ機1′では、前面ドア3を閉じるときに前面ドア3とともにヒンジカバー8が回転し、前面ドア3が閉じられるときにヒンジカバー8の取付部80がストッパ部材9の左側面(当接面)90に干渉するとともに、起立壁82がキャビネット2の側板232に干渉する。すなわち、取付部80がストッパ部材9に干渉することで、カバー部81がキャビネット2の側板232に干渉するときの衝撃を小さくすることができる。一方、キャビネット2に干渉したカバー部81は、上部ヒンジ41の下方に位置し、上部ヒンジ41を裏面側から覆う。すなわち、上部ヒンジ41によって規定される貫通空間46は、ヒンジカバー8によって閉鎖される。そのため、キャビネット2と前面ドア3の隙間から不正部材が挿入されたとしても、貫通空間46を介して内部に侵入する不正部材は、カバー部81によってそれ以上の侵入が阻害される。また、カバー部81には起立壁82が設けられているため、起立壁82が上部ヒンジ41の基部43の周囲を囲む。これにより、カバー部81の周囲から不正部材が侵入しようとするのを起立壁82によって制限することができる。
本発明は、上述した実施の形態には限定されず、種々に設計変更可能である。たとえば、閉塞部材としては、ストッパおよびブロッカのうちの少なくとも一方、あるいはストッパおよびヒンジカバーのうちの少なくとも一方を採用すればよく、必ずしも両方を採用する必要はない。また、ストッパ、ブロッカおよびヒンジカバーの形状は、本発明の目的を達成できる範囲において変更可能であり、それらの取付部位も同様に変更可能である。
1,1′ パチスロ機(遊技機)
2 キャビネット(本体)
20 (キャビネットの前面の)開口
231 (キャビネットの)天板
241 (天板の)裏面
26 凸部
3 前面ドア(扉)
4 キャビネット側ヒンジ(本体側連結ユニット)
41 上部ヒンジ(本体側上部連結部)
46 (上部ヒンジの)貫通空間
5 前面ドア側ヒンジ(扉側連結ユニット)
51 (前面ドア側ヒンジの)上部ヒンジ
6 スペーサ(閉塞部材)
68 溝状空間(凹部)
7 ブロッカ(閉塞部材)
70 プレート(突出部)
8 ヒンジカバー(カバー部材)

Claims (1)

  1. 前面側に開放した開口を有する本体と、
    前記開口を開閉する扉と、
    前記本体に対して前記扉を回動可能に支持する連結ユニットと、
    を備えた遊技機であって、
    前記連結ユニットは、
    本体側上部連結部を有するとともに前記本体に固定された本体側連結ユニットと、
    前記本体側上部連結部に連結される扉側上部連結部を有するとともに前記扉に固定された扉側連結ユニットと、
    を含み、
    前記本体側上部連結部は前方に向けて延出されたアーム部を有し、
    前記アーム部は、当該アーム部により一部が囲まれ、上下に貫通している貫通空間を規定し、
    前記扉によって前記開口を閉じた状態において、前記本体側上部連結部と前記本体の天板との間に配置される閉塞部材と、
    少なくとも前記開口の閉鎖時において、前記本体側上部連結部の下方に位置して前記貫通空間を閉鎖するカバー部材と、をさらに備えていることを特徴とする、遊技機。
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