JP5362083B2 - 処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、処理装置に関し、特にたとえば、操作に応じた処理を実行する、処理装置に関する。
この種の装置の一例である携帯端末装置が、特許文献1に開示されている。この背景技術では、オフフックボタンを操作して着信に応答する。ボタン操作が困難な場合には、装置本体を握って振り下ろすことで、ショックセンサからの加速度の検出信号により着信に応答することができる。
特開平9‐261299号公報[H04M 1/00, H04Q 7/32, H04M 1/02]
このように、背景技術では、ボタン操作を行わなくても着信に応答できるが、装置本体を振り下ろすという別の着呼操作が必要である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、処理装置を提供することである。
この発明の他の目的は、処理開始の際の利便性を向上させることができる、処理装置を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、着呼操作に応じた通話処理を実行する処理装置であって、着呼イベントに応じて当該処理装置自身に所定の振動を付与する振動付与手段、振動付与手段が付与した当該処理装置自身の振動量を算出する算出手段、算出手段による算出値の変化に基づいて当該処理装置自身が手で把持されたことを判断する判断手段、および判断手段によって当該処理装置自身が手で把持されたことを判断された場合に着呼操作を待つことなく通話処理を開始させる開始制御手段を備える。
第1の発明では、処理装置(10)は、通常手で把持された状態で、着呼操作に応じた通話処理を実行する。この処理装置に所定の振動を振動付与手段(26)によって付与し、これに起因する処理装置自身の振動量を算出手段(28,S31〜S37)によって算出する。
たとえば、机の上や鞄の中で振動している処理装置が手で把持されると、振動の一部が手や体に吸収されるので、算出手段による算出値は減少する。判断手段(S51〜S69)は、このような算出値の変化に基づいて、処理装置自身が手で把持されたことを判断する。判断手段によって処理装置自身が手で把持されたことを判断された場合には、処理装置は、着呼操作を待つことなく、開始制御手段(S71)の制御によって通話処理を開始する。
第1の発明によれば、着呼イベントがあった場合、処理装置は手で把持された時点で通話処理を開始するので、ユーザは、手で把持する他は特別な操作を行う必要がなく、通話処理を開始する際の利便性が向上する。
第2の発明では、振動付与手段の動作開始時点での算出手段による算出値(V0)が、保持手段(S53)によって保持される。そして、算出手段による算出値の保持手段による保持値からの減少幅、つまり保持値から現時点の算出値を減算した値が閾値(Vth1)を上回ったか否かが、判別手段(S61)によって判別される。判断手段は、判別手段の判別結果が否定的な結果から肯定的な結果へと変化したとき手で把持されたと判断する。
第2の発明によれば、振動量の減少幅が閾値を上回った時点で把持されたと判断するので、的確な判断を容易に行える。
なお、好ましい実施例では、閾値は、保持手段による保持値に係数(k1)を乗算した値(k1*V0)であり、より好ましくは、係数は、処理装置に備わる入力手段(20)によって変更可能な変数である。他の実施例では、閾値は定数である。
その他の実施例では、判断手段は、算出手段による算出値それ自体が閾値を下回ったとき、処理装置が手で把持されたと判断する。
第3の発明は、第1の発明に従属する処理装置であって、判断手段は、振動付与手段の動作開始時点での算出手段による算出値を保持する第1保持手段、算出手段による算出値の第1保持手段による保持値からの減少幅が第1閾値を上回ったか否かを判別する第1判別手段、第1判別手段による判別結果が否定的な結果から肯定的な結果へと変化した第1時点での算出手段による算出値を保持する第2保持手段、および第1時点から所定時間が経過した第2時点での算出手段による算出値の第2保持手段による保持値に対する変動幅が第2閾値を下回ったか否かを判別する第2判別手段を含み、第2判別手段の判別結果が否定的であれば未だ把持されていないと判断する一方、第2判別手段の判別結果が肯定的であれば第1時点で把持されていたと判断する。
第3の発明では、振動付与手段の動作開始時点での算出手段による算出値(V0)が、第1保持手段(S53)によって保持される。そして、算出手段による算出値の第1保持手段による保持値からの減少幅、つまり保持値から現時点の算出値を減算した値が第1閾値(Vth1)を上回ったか否かが、第1判別手段(S61)によって判別される。さらに、第1判別手段による判別結果が否定的な結果から肯定的な結果へと変化した第1時点での算出手段による算出値(V1)が、第2保持手段(S59)によって保持される。そして、第1時点から所定時間が経過した第2時点での算出手段による算出値の第2保持手段による保持値に対する変動幅が第2閾値(Vth2)を下回ったか否かが、第2判別手段(S69)によって判別される。判断手段は、第2判別手段の判別結果が否定的であれば未だ把持されていないと判断する一方、肯定的であれば第1時点で把持されていたと判断する。
第3の発明によれば、振動量の減少幅が第1閾値を上回った第1時点では把持された可能性があるとしか判断せず、第1時点での振動量とその所定時間後の第2時点での振動量との間の変動幅が第2閾値を下回って初めて、実際に把持されていると判断するので、衝突などによって振動量が瞬間的に減少することがあっても、これを把持による減少と混同せずに、的確な判断を行える。
なお、好ましい実施例では、第1閾値は、第1保持手段による保持値に第1係数(k1)を乗算した値(k1*V0)であり、第2閾値は、第2保持手段による保持値に第2係数(k2)を乗算した値(k2*V1)であり、より好ましくは、第1係数および第2係数の少なくとも一方は、処理装置に備わる入力手段(20)によって変更可能な変数である。他の実施例では、第1閾値および第2閾値はそれぞれ定数である。第1閾値および第2閾値の一方が変数で、他方が定数でもよい。
その他の実施例では、第1判別手段は、算出手段による算出値それ自体が第1閾値を下回ったか否かを判別し、第2判別手段は、第2時点での算出手段による算出値それ自体が第2閾値を下回ったか否かを判別する。なお、このような、算出値自体が閾値を下回ったか否かの判別は、第1判別手段および第2判別手段の少なくともどちらか一方だけが行ってもよい。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明に従属する処理装置であって、振動付与手段の動作は間欠的であり、算出手段を振動付与手段の動作が停止している各停止期間に渡って休止させる休止手段をさらに備える。
第4の発明では、振動付与手段の動作は間欠的であり、休止手段(S30)は振動付与手段の動作が停止している各停止期間に渡って算出手段を休止させる。これにより、算出値は変化しなくなり、他の手段も実質的に休止状態となる。
第4の発明によれば、振動が間欠的であっても的確に判断を行え、また、各手段の負荷も軽減される。
第5の発明は、着呼イベントに応じて当該処理装置自身に所定の振動を付与する振動付与手段を有し、着呼操作に応じた通話処理を実行する処理装置のCPUを、振動付与手段が付与した当該処理装置自身の振動量を算出する算出手段、算出手段による算出値の変化に基づいて当該処理装置自身が手で把持されたことを判断する判断手段、および判断手段によって当該処理装置自身が手で把持されたことを判断された場合に着呼操作を待つことなく通話処理を開始させる開始制御手段として機能させる、制御プログラムである。
第5の発明によれば、着呼イベントがあった場合、携帯端末は、手で把持された時点で通話処理を開始するので、ユーザは、手で把持する他は特別な操作を行う必要がなく、通話処理を開始する際の利便性が向上する。
この発明によれば、処理開始の際の利便性を向上させることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 実施例における振動量の時間変化を示すグラフ図である。 実施例に適用されるメインメモリの構成を示すメモリマップ図である。 実施例に適用されるCPU動作の一部を示すフロー図である。 実施例に適用されるCPU動作の他の一部を示すフロー図である。 実施例に適用されるCPU動作のその他の一部を示すフロー図である。 実施例に適用されるCPU動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 (A)は実施例ないし変形例に適用される端末本体の各部位および各方向を示す図解図であり、(B)は(A)の各部位で計測された加速度の値ならびにこれらの計測値から計算された平均値を示す図表であり、(C)は(B)の計測値から計算された各方向の加速度の値ならびにこれらの計算値からさらに計算された振動量の値を示す図表である。 実施例の第1変形例における振動量の時間変化を示すグラフ図である。 第1変形例に適用されるCPU動作の一部を示すフロー図である。 実施例の第2変形例に適用されるCPU動作の一部を示すフロー図である。
図1を参照して、この発明の一実施例である携帯端末10は、通話処理回路14を含む。キー入力装置20によって発呼操作が行われると、CPU22は、通話処理回路14を制御して発呼信号を出力する。出力された発呼信号は、アンテナ12から放出され、図示しない移動通信網を経て通話相手の電話機に伝達される。応じて電話機は、着信音などによる呼び出しを開始する。通話相手が着呼操作を行うと、CPU22は通話処理を開始する。
通話開始前にキー入力装置20によって終呼操作が行われると、CPU22は、通話処理回路14を制御して通話相手の電話機に終呼信号を送信する。応じて電話機は、呼び出し動作を停止する。通話開始後にキー入力装置20によって終呼操作が行われると、CPU22は、通話処理回路14を制御して通話相手に終呼信号を送信し、通話処理を終了する。
通話相手からの発呼信号がアンテナ12によって捉えられると、通話処理回路14は着信をCPU22に通知し、応じてCPU22は、着信音または振動による呼び出しを開始する。この実施例では、キー入力装置20によってマナーモードを設定/解除可能であり、呼び出しは、マナーモードが解除されている場合にはスピーカ18から着信音を出力することにより行われ、マナーモードが設定されている場合にはバイブレータ26を振動させることにより行われる。通話処理は、マナーモードが解除されている場合にはキー入力装置20によって着呼操作が行われたとき開始され、マナーモードが設定されている場合にはユーザが携帯端末10を把持したとき開始される。なお、マナーモードでの通話開始処理については後述する。
通話開始前に通話相手から終呼信号を受信すると、CPU22は呼び出し動作を停止する。通話開始後に通話相手から終呼信号を受信すると、CPU22は通話処理を終了する。
通話処理は、次のように行われる。通話相手から送られてきた変調音声信号は、アンテナ12によって捉えられ、捉えられた変調音声信号は、通話処理回路14によって復調処理を施される。これによって得られた受話音声信号は、スピーカ18から出力される。マイク16によって取り込まれた送話音声信号は、通話処理回路14によって変調処理を施され、これによって生成された変調音声信号は、アンテナ12を通して通話相手に送信される。
マナーモードでの通話開始のタイミングは、次のように判断される。携帯端末10は、加速度センサ28をさらに含む。加速度センサ28は、上述したバイブレータ26の振動に起因する携帯端末10自身(筺体)の加速度を繰り返し(たとえば1/100秒周期で)検出(サンプリング)し、検出結果を示す加速度データをCPU22に出力する。CPU22は、加速度データに基づいて携帯端末10自身の振動量を繰り返し(たとえば1/10秒周期で)算出して、算出結果の変化を監視する。通話開始のタイミングは、この
算出結果の変化、つまり携帯端末10自身の振動量の変化に基づいて、たとえば振動量の減少幅が閾値を上回ったかどうかで、判断される。
一般に、携帯端末10は、待ち受け時には、机の上に載置されたり、鞄や衣類のポケットの中に収納されたりしており、通話時にはじめてユーザの手により把持される。携帯端末10が机の上や鞄の中に単に置かれた状態(以下“非把持状態”)では、携帯端末10の筺体は、その自重によって机や鞄などの支持体と接触しているに過ぎない。
これに対して、携帯端末10が手で把持された状態(以下“把持状態”)、換言すると、携帯端末10がユーザの手に持たれている状態では、携帯端末10の筺体は、手の握力によって手のひらと密着し、バイブレータ26の振動が携帯端末10の筺体から手のひらを経て効率よく人体に伝播する。
そして、人体は、携帯端末10に比べて遥かに大きな質量と高い柔軟性を有するので、バイブレータ26の振動は、その一部分が人体に吸収される。これに対して、机は、質量は大きいが柔軟性を欠くので、振動は殆ど吸収されず、むしろ共振によって増大する。一方、鞄や衣服は、柔軟ではあるが質量が小さいので、振動の吸収量は人体には及ばない。
このため、図2に示されるように、携帯端末10自身の振動量(v)は、非把持状態から把持状態へと移行したとき(t=tg)、一定以上の幅で減少する結果となる。CPU22は、このような振動量の変化を捉えて、キー入力装置20による着呼操作を待つことなく、通話処理を開始する。
上述のようなマナーモードにおける通話開始処理は、CPU22が、マルチタスクOSの制御下で、図4に示すメインタスクと、図5に示す振動量算出タスクと、図6および図7に示す通話開始タスクとを並列的に実行することにより実現される。メインタスクは、キー入力装置20によってマナーモードが設定されたとき起動され、マナーモードが解除されたとき終了される。振動量算出タスクは、メインタスクによって起動および終了される。通話開始タスクは、メインタスクによって起動され、自発的に終了する。
マナーモードが設定されている状態でのメインメモリ24のメモリマップを図3に示す。図3を参照して、メインメモリ24は、プログラム領域50,加速度領域52,振動量領域54,注目値領域56および閾値領域58などを含む。
プログラム領域50には、マルチタスクOSや、図4〜図7のフローチャートに対応する制御プログラムが記憶される。加速度領域52には、加速度センサ28によって検出された加速度データ(a0,a1,…,a9)が記憶される。振動量領域54には、振動量算出タスクによって算出された振動量(v)が記憶される。注目値領域56には、通話開始タスクによって振動量から抽出された注目値(V0,V1,V2)が記憶される。閾値領域58には、通話開始タスクによって算出された閾値(Vth1,Vth2)が記憶される。
図4を参照して、メインタスクが起動されると、CPU22は最初、ステップS1で着呼イベントの有無を判別する。着呼イベントがなければ、所定の待機時間をおいて繰り返し判別を行う。通話処理回路14が着呼信号を受信すると、CPU22は、ステップS1でYESと判別し、ステップS3〜S9の一連の処理を実行する。
ステップS3では、メインメモリ24に記憶された各変数、つまり加速度を示す変数a0〜a9(以下、単に変数a0〜a9ともいう),振動量を示す変数v(以下、単に変数vともいう),注目値を示す変数V0〜V2(以下、単に変数V0〜V2ともいう),閾
値を示す変数Vth1およびVth2(以下、それぞれ単に変数Vth1およびVth2ともいう)が“0”に初期化される。ステップS5では、バイブレータ26および加速度センサ28に対して動作開始命令が発行され、これに応じて、バイブレータ26は振動を開始し、加速度センサ28は検出動作を開始する。
ここで、図1を参照して、CPU22はバッファ22bを含み、加速度センサ28から出力された加速度データは、このバッファ22bに一時記憶される。バッファ22bは、たとえば1/10秒分の加速度データ(たとえば10サンプル:a0〜a9)を記憶可能な容量を有する。バッファ22bが満杯になると、最も古い加速度データつまり1/10秒前の加速度データが、最新の加速度データによって上書きされる。したがって、書き込み開始から1/10秒経過して以降、バッファ22bには常時、直近1/10秒分の加速度データが存在することになる。
一方、加速度センサ28は、バイブレータ26の振動に起因する加速度(たとえば最大振幅±5G、周波数100〜200Hz程度)に適した特性を有する。重力やユーザ動作(たとえば携帯端末10を手で掴む動き)に起因する加速度(0〜数Hz程度)は、加速度センサ28によって検出されない。なお、加速度センサ28から出力される加速度データにこの種のノイズ成分が含まれている場合には、たとえばCPU22がフィルタ処理などを実行することで、これを除去することができる。
図4に戻って、ステップS7では振動量算出タスクが起動され、ステップS9では通話開始タスクが起動される。振動量算出タスクが起動されると、CPU22は、0.1秒毎にバッファ22bから加速度データ(a1〜a9)を取り込んで振動量(v)を算出する処理を開始する(図5参照:後述)。通話開始タスクが起動されると、CPU22は、振動量(v)の変化に基づいて通話開始タイミングを判断する処理をさらに開始する(図6および図7参照:後述)。
こうして振動量算出タスクおよび通話開始タスクを起動させた後、メインタスク側の処理はステップS11およびS13のイベント待ちループに入る。CPU22は、ステップS11では通話処理が開始されたか否かを判別し、ステップS13では終呼イベントの有無を判別する。通話開始タスクによって通話処理が開始されると、ステップS11でYESと判別され、メインタスク側の処理はステップS17に移る。通話処理が開始されることなく通話処理回路14が終呼信号を受信すると、CPU22は、ステップS15で通話開始タスクを終了した後、ステップS17およびS19の一連の処理を実行する。
ステップS17では、バイブレータ26および加速度センサ28に対して動作停止命令が発行され、これに応じて、バイブレータ26は振動を停止し、加速度センサ28は検出動作を停止する。ステップS19では、振動量算出タスクが終了される。その後、CPU22の処理はステップS1に戻る。
振動量算出タスクでは、次のような処理が実行される。CPU22は、まずステップS31で、バッファ22bに保持された加速度(a1〜a9)をメインメモリ24の加速度領域52(図3参照)に取り込む。次のステップS33では、タイマ22tをリセットおよびスタートさせる。その次のステップS35では、加速度領域52に格納された加速度データに基づいて、携帯端末10自身の振動量を次式(1)により算出する。
v={|a0|+|a1|+…+|a9|}/10 …(1)
なお、上述の式(1)により算出される振動量(v)は、現時点の加速度の大きさを0.1秒間に渡って平均した平均加速度であるが、平均する期間つまり取り込み周囲Tは、0.1秒より長くても短くてもよい。また、必ずしも平均をとる必要はなく、次式(2)の
ように、現時点の加速度の大きさを単に積算してもよい。
v=|a0|+|a1|+…+|a9| …(2)
あるいは、取り込み周期Tを1/100秒として、次式(3)のように、現時点の加速度の大きさそれ自体を振動量(v)としてもよい。
v=|a| …(3)
しかし、上式(1)のように、適切な期間に渡って平均値をとれば、加速度の微小な変動による誤動作が防止される。
また、振動量(v)は、携帯端末10の状態変化を検出する際に参照されるだけなので、加速度や速度といった実在の物理量である必要はない。一方、状態変化は、その前後で値が急峻に変化する方が、検出は容易である。そこで、振動量(v)を、たとえば次式(4)により算出してもよい。
v=a02+a12+…+a92 …(4)
CPU22は、こうして振動量を算出した後、ステップS37で、取込み周期つまり0.1秒が経過したか否かを判別し、NOであれば、所定の待機時間をおいて繰り返し判別を行う。タイマ22tの値が0.1秒に到達すると、ステップS37でYESと判別し、ステップS31に戻る。こうして、変数vは、0.1秒毎に更新される。
通話開始タスクでは、次のような処理が実行される。CPU22は最初、変数vがN1回(N1は自然数:たとえば2回)更新されたか否かをステップS51で判別し、ここでNOであれば、所定の待機時間をおいて繰り返し判別を行う。変数vが振動量算出タスクによってN1回更新されると、ステップS51でYESと判別し、ステップS53に進む。ステップS53では、変数V0に変数vがセットされる。これにより、振動開始時刻をt=0として、たとえばt=0.1〜0.2に対応する0.1秒間の平均振動量が、変数V0つまり第1の注目値に決定される。
続くステップS55でCPU22は、変数V0に対応する閾値Vth1を算出する。具体的には、変数V0に係数k1(この実施例では定数:たとえば0.1)を乗算し、結果を変数Vth1にセットする。その後、ステップS57〜S61のループ処理が実行される。
ステップS57でCPU22は、変数vがさらにN2回(N2は自然数:たとえば1回)更新されたか否かを判別し、NOであれば、所定の待機時間をおいて繰り返し判別を行う。変数vが振動量算出タスクによってさらにN2回更新されると、ステップS57でYESと判別し、ステップS59に進む。ステップS59では、変数V1に変数vがセットされる。次のステップS61では、変数V0から変数V1を減算した結果(V0−V1)が閾値Vth1を上回ったか否かが判別され、ここでNOであれば、処理はステップS57に戻る。したがって、携帯端末10の状態が非把持状態にある期間、変数V1の値は0.1秒毎に更新される。
ステップS61でYESであれば、処理はステップS63に移る。すなわち、当初(振動開始時点)の振動量(V0)を基準に、現時点の振動量(V1)が10%超の減少を示したとき、非把持状態から把持状態への状態変化が起こった可能性があると判断される。
ステップS63では、CPU22は、変数V1に対応する閾値Vth2を算出する。具体的には、変数V1に係数k2(この実施例では定数:たとえば0.05)を乗算し、結果を変数Vth2にセットする。その後、処理はステップS57〜S69のループに入る
。こうして、携帯端末10の状態が非把持状態から把持状態へと変化した時刻(t=tg)ないしその近傍を起点とする0.1秒間の平均振動量が、変数V1つまり第2の注目値に決定される。
ステップS65でCPU22は、変数vがさらにN3回(N3は自然数:たとえば2回)更新されたか否かを判別し、NOであれば、所定の待機時間をおいて繰り返し判別を行う。変数vが振動量算出タスクによってさらにN3回更新されると、ステップS65でYESと判別し、ステップS67に進む。ステップS67では、変数V2に変数vがセットされる。こうして、t=(tg+0.2)〜(tg+0.3)に対応する0.1秒間の平均振動量が、変数V2つまり第3の注目値に決定される。
次のステップS69では、変数V1と変数V2との差分の大きさ(|V1−V2|)が閾値Vth2を下回ったか否かが判別され、ここでNOであれば、携帯端末10の状態は変化していない(非把持状態のままである)と見なされ、処理はステップS57に戻る。
ステップS69でYESであれば、処理はステップS71に移る。すなわち、状態変化の可能性有りと判断された時点(第1時点)の振動量(V1)を基準に、その0.2秒後(第2時点)の振動量(V2)が±5%の範囲内にあるとき、非把持状態から把持状態への状態変化が実際に起こったと判断される。
ステップS71でCPU22は、通話処理回路14に向けて通話開始命令を発行する。こうして、携帯端末10の状態が非把持状態から把持状態へと変化してから概ね0.2〜0.3秒後に、着呼操作を待つことなく通話処理が開始される。その後、CPU22は、この通話開始タスクを終了する。
最後に、上述の閾値Vth1およびVth2ないし係数k1およびk2について、実験データにより検討する。図8(A)には、携帯端末10本体(筺体)の各部位(P1〜P5)および方向(x〜z)が示される。図8(B)には、バイブレータ26が振動しているときに図8(A)の各部位で計測された加速度の値(単位はG)、ならびにこれらの計測値から計算された平均値が、携帯端末10を机の上に載置した場合,スポンジの上に載置した場合,および手で把持した場合について示される。図8(C)には、図8(B)の計測値から計算されたxyz各方向の加速度の値(ax,ay,az)、ならびにこれらの計算値からさらに計算された振動量の値(|a|:単位はG)が、携帯端末10を机の上に載置した場合,スポンジの上に載置した場合,および手で把持した場合について示される。
なお、図8(B)において「平均」は、図8(A)に示された各部位P1〜P5での計測結果の平均値である。また、図8(C)において、“ax”つまり縦方向の加速度は、前後一対の部位P4およびP5での計測結果の平均値であり、“ay”つまり横方向の加速度は、左右一対の部位P2およびP3での計測結果の平均値であり、“az”つまり上下方向の加速度は、部位P1での計測結果それ自体であり、そして振動量は、加速度ベクトル(ax,ay,az)の大きさとして、次式(5)により計算される。
|a|=√(ax2 +ay2+az2 ) …(5)
まず、図8(B)の「平均」に注目すると、机の上に載置された携帯端末10を手に取ったとき、加速度は3.02Gから1.20Gに変化するので、その減少幅は1.82G(3.02Gの約60%)である。一方、実施例では、k1=0.1として、閾値Vth1は0.1*3.02G≒0.30Gと計算されるので、この変化は、閾値Vth1を超える変化として検出される。また、k2=0.05として、閾値Vth2は0.05*1.20G=0.06Gなので、その後の変動幅が±0.06Gの範囲内に収まれば、こ
の変化は、非把持状態から把持状態への変化であると判断される。
同様に、スポンジの上に載置された携帯端末10を手に取ったとき、加速度は1.41Gから1.20Gに変化するので、その減少幅は0.21G(1.41Gの約15%)である。実施例では、閾値Vth1は0.1*1.41G≒0.14Gのように計算されるので、この変化は閾値Vth1を超える変化として検出される。また、閾値Vth2は同じく0.06Gなので、その後の変動幅が±0.06Gの範囲内に収まれば、この変化は、非把持状態から把持状態への変化であると判断される。
このように、非把持状態での支持体が机の場合でもスポンジの場合でも、非把持状態から把持状態への変化を検出可能である。多くの支持体は机とスポンジの中間に位置づけられるので、実施例で用いた閾値は適当であると考えられる。
次に、加速度センサ28として3軸センサを用いる場合を想定して、図8(C)の「振動量」に注目する。この場合、机上の携帯端末10を手に取ったとき、振動量は6.29Gから2.58Gに変化するので、その減少幅は3.71G(6.29Gの約59%)である。一方、実施例では、k1=0.1として、閾値Vth1は0.1*6.29G≒0.63Gと計算されるので、この変化は、閾値Vth1を超える変化として検出される。また、k2=0.05として、閾値Vth2は0.05*2.58G≒0.13Gなので、その後の変動幅が±0.13Gの範囲内に収まれば、この変化は、非把持状態から把持状態への変化であると判断される。
同様に、スポンジ上の携帯端末10を手に取ったとき、振動量は2.92Gから2.58Gに変化するので、その減少幅は0.34G(2.92Gの約12%)である。実施例では、閾値Vth1は0.1*2.92G≒0.29Gのように計算されるので、この変化は、閾値Vth1を超える変化として検出される。また、閾値Vth2は同じく0.13Gなので、その後の変動幅が±0.13Gの範囲内に収まれば、この変化もまた、非把持状態から把持状態への変化であると判断される。
したがって、3軸センサを用いる場合でも、実施例で用いた閾値は適当であると考えられる。
なお、この実施例では、閾値をVth1=k1*V0,Vth2=k2*V1(k1=0.1,k2=0.05)のよう計算したが、計算式中の係数k1およびk2の両方または一方の値を変更可能にしてもよい。たとえば、係数k1の可変値として0.05,0.1および0.15の3つの値を準備し、係数k2の可変値として0.025,0.05および0.075の3つの値を準備しておく。そして、各ユーザがこれらの可変値の中から所望の値をキー入力装置20で選択するようにすれば、握力や体重の個人差にも対応できる。
また、図8(B)および図8(C)に示した実験データによれば、閾値を固定値(たとえばVth1=0.2,Vth2=0.1)とすることも可能である。
以上から明らかなように、この実施例では、携帯端末10は、端末自身に所定の振動を付与する動作を着呼イベントに応じて開始するバイブレータ26と、少なくとも着呼操作に応じて通話処理を開始する通話処理回路14と、端末自身の加速度を繰り返し検出する加速度センサ28と、CPU22とを備える。CPU22は、バイブレータ26に起因する端末自身の振動量を加速度センサ28の検出値に基づいて繰り返し算出し(S31〜S37)、算出値の変化に基づいて端末自身が手で把持されたことを判断し(S51〜S69)、そして端末自身が手で把持されたことを判断した場合に通話処理回路14を制御
して着呼操作を待つことなく通話処理を開始させる(S71)。これにより、ユーザは、携帯端末10が振動し始めたとき、これを単に把持するだけで、着呼操作なしに通話を開始できる。
なお、この実施例は、バイブレータ26の振動が連続的であることを前提にしているので、この実施例において振動が断続的な場合を、第1変形例として次に説明する。
この変形例が原実施例と異なるのは、バイブレータ26の振動波形(図9参照)、およびこれに適した振動量算出タスク(図10参照)だけである。携帯端末10の構成、ならびにマナーモードが設定されている状態でのメモリマップ,メインタスクおよび通話開始タスクについては、原実施例と同様なので、図1,図3,図4,図6および図7がこの変形例にも援用される。
この変形例のバイブレータ26は、図9に示すように、0.5秒間振動しては0.5秒間停止する動作を繰り返す。この間欠動作はCPU22の制御によるものであり、CPU22は、現時点でバイブレータ26が振動しているか停止しているかを認識している。
振動量算出タスクでは、図10に示すように、CPU22は最初、ステップS30で現時刻が振動期間内か否かを判別し、NOであれば、所定の待機時間をおいて繰り返し判別を行う。ステップS30の判別結果がYESであれば、ステップS31〜S37の処理が実行される。したがって、変数vは、振動期間内にしか更新されない。
このため、図6および図7に示した通話開始タスクでは、停止期間中、ステップS51,S57およびS65の判別結果が常にNOとなり、処理は進行しない。したがって、バイブレータ26の振動停止が非把持状態から把持状態への変化として誤検出されることはない。
この変形例によれば、バイブレータ26が間欠振動する場合でも、非把持状態から把持状態への変化を的確に検出して通話処理を開始することができる。
なお、原実施例ないし第1変形例では、振動量が減少しても、減少後の振動量が安定していなければ通話処理を開始しなかったが(図6および図7参照:ステップS69でNOの場合)、安定しているか否かの判別は、省略してもよい。このような第2変形例では、通話開始タスクは、図11のようになる。すなわち、通話開始命令は、ステップS61の判別結果がNOからYESに変化した時点で発行される。
なお、この発明の通話開始処理は、マナーモードが設定されている場合に限らず、マナーモードが解除されている場合にも適用できる。マナーモードが解除されている場合に図4〜図7のタスクを実行すると、携帯端末10は着呼イベントに応じて着信音を出力すると同時に振動することになるが、ユーザは着呼操作なしに通話を開始できる。
なお、上で挙げた周期や閾値等に関する数値は、一例に過ぎず、適宜変更される。
以上では、携帯端末10について説明したが、この発明は、手で把持された状態で操作に応じた処理を実行する処理装置、換言すればCPUを備えた携帯端末に適用できる。実行される処理としては、通話処理のほか、電子メールなどのデータ通信処理、予約視聴処理などが挙げられる。たとえば、TV付き携帯端末の場合、所望の番組を予約しておくと、その番組の放送時刻に視聴開始イベントが発行されて、バイブレータが振動を開始する。応じてユーザが端末を把持すると、視聴開始操作を待つことなく、その番組の視聴処理が開始される。
10 …携帯端末
14 …通話処理回路
22 …CPU
22b …バッファ
22t …タイマ
24 …メインメモリ
26 …バイブレータ
28 …加速度センサ

Claims (1)

  1. 着呼を検知する着呼検知部と、
    前記着呼検知部において着呼を検知した場合に、当該処理装置自身を振動させる振動部と、
    当該処理装置自身の振動量を検出する振動量検出部と、
    前記検知部において着呼を検知している場合に、前記振動量検出部が検出した振動量に基づいて、当該処理装置自身が手で把持されたか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって当該処理装置自身が手で把持されたことを判断された場合に前記着呼に対する通話処理を開始させる開始部とを備える、処理装置。
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