JP5361750B2 - 医用情報通信接続管理装置及び医用情報通信接続管理方法 - Google Patents

医用情報通信接続管理装置及び医用情報通信接続管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、医用分野における情報通信に関する標準規格であるDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)に準拠した医用情報装置間の通信接続を管理する医用情報通信接続管理装置及び医用情報通信接続管理方法に関する。さらに詳しくは、医用情報装置間で発生した通信障害に対する対処法を提示する医用情報通信接続管理装置及び医用情報通信接続管理方法に関する。
従来、医療現場でCT装置やMRI装置等、医用画像を撮像し取得する画像診断装置が利用されている。画像診断装置は、取得した画像の保存や管理などを行う画像サーバなどとネットワークを介して接続されている。これらの装置間で画像データ等の情報が管理されている。この画像診断装置は「モダリティ(modality)」と呼ばれることもある。また、医用情報端末も前述の画像サーバや画像診断装置とネットワークを介して接続されている。操作者はその医用情報端末を用いて医用画像を参照し診断を行っている。これら医用情報の通信は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)と呼ばれる医用情報の通信に特化したプロトコルを用いて行われる。
このようなDICOM規格に準拠した通信において接続の失敗(接続エラー)が発生することがある。この接続エラーの状態としては、ネットワーク接続が確立していない状態や、ネットワーク接続は確立しているがDICOM規格に則ったデータの送受信を行うことができない状態など様々な態様が考えられる。これらの障害が発生する原因としては、多数の原因が考えられる。例えばユーザが通信の設定(接続条件)を間違えている場合がある。また機器同士の間でCS(Conformance Statement)が無く相手装置のサポートしている機能がわからない場合、つまりメーカ間での接続機器の接続条件の取り交わしが無い場合がある。さらに一方の機器の接続条件と相手装置のサポート機能とに食い違いがある場合等がある。
従来、この様な接続エラーを解決する手段として接続テストを行うことにより、接続エラーの原因の解析を支援する技術が提案されている。例えば、接続先の通信相手機器に各種パケットを送ることで、当該通信相手機器が実装しているサービス(サポートしている機能)を検知する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。また、データベースに保存してある予想出力及び予想入力と、接続相手である通信相手機器の応答とを基に、通信相手機器との接続の可否を判定し、さらにDICOMのCSを自動で更新する技術(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
特開2002−259242号公報 特開2006−110007号公報
従来の接続テストの方法では、接続が成功したか失敗したかの結果しかわからない場合がある。しかし、それではどのような対処を行えばよいのかが不明である。すなわち、問題の解決が困難である。さらに、特許文献1に記載された技術は応答結果により相手のサービスを検知するものであり、通信を行おうとする側の接続条件と応答結果の関係を把握することが困難であり、問題の原因の特定を容易に行うことは困難である。また、解決方法の提示も行わないため迅速に問題に対処することが困難である。また、特許文献2に記載された技術も接続判定の結果を出すものであり、また、CSの自動更新も登録された接続条件を更新するだけであるので、問題の原因の特定や対処方法の決定などを容易に行うことは困難である。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、エラー情報に基づいて対策方法を提示する医用情報通信接続管理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の医用情報通信接続管理装置は、ネットワーク通信における第1の接続要求及び前記ネットワーク通信において実行されるDICOM通信における第2の接続要求を、通信先の医用情報装置に向けて、前記通信先の医用情報装置を含む通信ネットワークへ送信する要求送信手段と、前記第1の接続要求に対する第1の応答データ及び前記第2の接続要求に対する第2の応答データを受信する応答データ受信手段と、前記受信した第1の応答データが接続失敗のデータであった場合に、ネットワーク通信上でのエラーを解析することにより、該第1の応答データから第1のエラー情報を取得する第1応答解析手段と、前記受信した第2の応答データが接続失敗のデータであった場合に、前記DICOM通信上のエラーを解析することにより、該第2の応答データから第2のエラー情報を取得する第2応答解析手段と、前記ネットワーク通信上のエラー情報に対する対応策及び前記DICOM通信上のエラー情報に対する対応策を記憶している対応策記憶手段と、前記第1のエラー情報及び前記第2のエラー情報の少なくともいずれか一方に基づいて前記対応策記憶手段を参照し、発生している問題に対する前記対応策を抽出する対応策取得手段と、前記抽出された対応策を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項13に記載の医用情報通信接続管理方法は、自己のDICOM通信における接続条件をあらかじめ記憶する接続条件記憶手段と、ネットワーク通信上のエラー情報に対する対応策、前記DICOM通信上のエラー情報に対する対応策、及び前記自己と前記通信先との間の接続条件の不一致に対する対応策を記憶する対応策記憶手段と、を有する医用情報通信接続管理装置における、医用情報通信接続管理方法であって、要求送信手段が、前記ネットワーク通信における第1の接続要求を前記通信先の医用情報装置に送信するステップと、応答データ受信手段が、前記第1の接続要求に対する第1の応答データを受信するステップと、第1応答解析手段が、前記応答データ受信手段により前記受信された第1の応答データが接続失敗のデータであった場合に、前記ネットワーク通信上でのエラーを解析することにより該第1の応答データから第1のエラー情報を取得するステップと、要求送信手段が、前記第1応答解析段階でエラーが検出されなかった場合に、前記ネットワーク通信における接続を確立した後、前記DICOM通信における第2の接続要求を前記通信先の医用情報装置に送信するステップと、応答データ受信手段が、前記第2の接続要求に対する第2の応答データを受信するステップと、第2応答信解析手段が、前記応答データ受信手段により前記受信された第2の応答データが接続失敗のデータであった場合に、DICOM通信上のエラーを解析することにより該第2の応答データから第2のエラー情報を取得するステップと、第3応答解析手段が、前記応答データ受信手段により前記受信された第2の応答データが接続成功のデータであった場合に、該第2の応答データに基づいて前記通信先の医用情報装置における接続条件を抽出し、前記通信先の医用情報装置における接続条件と前記接続条件記憶手段に記憶された接続条件とを比較し、一致しなかった接続条件の情報として不一致情報を取得するステップと、対応策取得手段が、前記第1のエラー情報、前記第2のエラー情報及び前記不一致情報を基に前記対応策記憶段階で記憶した情報を参照し、発生している問題に対する前記対応策を抽出するステップと、表示制御手段が、前記抽出された対応策を表示手段に表示させるステップと、を有することを特徴とするものである。
請求項1に記載の医用情報通信接続管理装置及び請求項13に記載の医用情報通信接続管理方法によると、ネットワーク通信上及びDICOM通信上の接続を順次確認し、それぞれの結果を基に問題を抽出した上で、自動的に対応策を提示する構成である。これにより、通信元と通信先の接続条件の関係を把握することができ問題の原因の特定を容易にすることが可能となる。また、発生している問題に対する対応策を参照し、問題に対応することができるため、迅速な問題解決が可能となる。
この発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置におけるブロック図。 (A)DefaultをサポートしたDICOM通信の接続要求を説明するための図表。(B)DefaultをサポートしていないDICOM通信の接続要求を説明するための図表。 ネットワーク通信におけるエラーとその対応策を説明するための図。 対応策を表示する表示画面の一例の図。 この発明の第1の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置において、接続要求に対する応答データを解析し、対応策を提供する一連の動作の概要を示すフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置において、ネットワーク通信における設定の確認をする一連の動作の概要を示すフローチャート。 (A)サービスの種類の入力を行う画面の一例の図。(B)使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせの入力を行う画面の一例の図。 この発明の第3の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置におけるブロック図。
〔第1の実施形態〕
以下、この発明の第1の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置について説明する。図1はこの発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100におけるブロック図である。
図1に示すように、この本実施形態における医用情報通信接続管理装置100は、ネットワーク001を介して医用情報装置010と接続されている。ただし以下の説明において、この「ネットワーク001を介した接続」について言及されている場合、実際にはネットワーク001が物理的に切断されている状況等を含んでいるものとする。医用情報通信接続管理装置100と医用情報装置010との間の通信の接続を行うためには、まずネットワーク通信による接続がなされる。さらにそのネットワーク通信による接続が確立された上で、DICOM通信による接続がなされる。具体的には、DICOM通信はOSI(Open Systems Interconnection)の標準モデルである7階層のセッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層における通信を行う。すなわち、ここでいうDICOM通信が行われるために必要なネットワーク通信とはOSIの標準モデルにおけるトランスポート層までの通信を示す。
ここで、DICOM通信について説明する。DICOM通信を行うためにはDICOM通信で使用されるサービスの種類や、伝えられる情報内容等が接続条件として必要となる。サービスの種類は「サービスクラス」とも呼ばれ、例えばStorage Service Class等が該当する。伝えられる情報内容としては、例えば、CT画像やMRI画像等が該当する。以下では、この伝えられる情報内容のことを「オブジェクト」という。また、このオブジェクトは本発明における「対象となるデータの種類」の一例に該当する。ここで、前述の「サービス」とはその装置で実施する機能を示すものである。例えば、前述の「Storage Service Class」は、装置間で画像を転送する機能である。そして、「サービスの種類」と「オブジェクト」を組み合わせたものがDICOMの規格におけるSOPクラスと呼ばれるものである。このSOPクラスをプログラムにおける構文として表したものが「AbstractSyntax(抽象構文)」と呼ばれる。以下では「サービスの種類」と「オブジェクト」を組み合わせたものを「AbstractSyntax」という。この「AbstractSyntax」とは、「どのようなもの」に対し「どのようなことを行いたいか」を示すものである。ここでいう「どのようなもの」とは「オブジェクト」にあたり、「どのようなことを行いたいか」とは、「サービスの種類」にあたる。具体的には、「CT画像保存SOPクラス(CT Image Storage SOP Class)」等がある。このCT画像保存SOPクラスは、CT画像というオブジェクトに対し、画像保存というサービスを行うということを表している。
また、DICOM通信の接続条件にはデータの符号化方法等があり、このデータの符号化方法を以下では「TransferSyntax(転送構文)」という。この「TransferSyntax」とは、非圧縮・圧縮や、リトルエンディアン(little endian)等のDICOM規格に従ったデータのエンコード(encode)方法である。これを定義しないとデータの並び方がわからずにデータの解釈ができないことになる。このデータの符号化方法である「TransferSyntax」は、本発明における「データの構成方法」の一例に該当する。
医用情報装置010は、医用画像などの医用情報の送受信を行う。この医用情報装置010としては例えば、RISサーバ、モダリティ、画像保管サーバ等の画像保管装置、プリンタ等のイメージャ装置、又は画像観察装置が挙げられる。なお、図1においてネットワーク001に医用情報装置010が1台のみ接続された状態が示されているが、この医用情報装置010の台数に制限はない。すなわちネットワーク001を介して接続され医用情報通信接続管理装置100との間でデータの送受信が可能なものであれば、医用情報装置010の台数は何台でもよい。この医用情報装置010は本発明における「通信先の医用情報装置」の一例に該当する。
本実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100は、医用情報装置010の中に配置されていてもよい。すなわち、医用情報装置010の中の一部の機能として医用情報通信接続管理装置100が配置されている場合がある。その場合には、医用情報通信接続管理装置100は、自己を組みこんでいる医用情報装置010の通信の接続を管理することになる。
医用情報通信接続管理装置100は、図1に示すように、要求送信部101、応答データ受信部102、第1応答解析部103、第2応答解析部104、第3応答解析部105、接続条件記憶部106、対応策記憶部107、対応策取得部108、表示制御部109、及びユーザインタフェース110を備えている。またユーザインタフェース110は入力部111及び表示部112を有する。
医師や装置の設定を行う技術者等の操作者(以下では、単に「操作者」という。)は、ユーザインタフェース110の入力部111を用いて医用情報通信接続管理装置100の接続条件を入力し接続条件の設定を行う。この接続条件とは、IPアドレス(Internet Protocol Address)などのネットワーク通信における接続条件や、前述のDICOM通信で使用されるサービスの種類やオブジェクトなどのDICOM通信における接続条件のことである。本実施形態において、入力部111が用いられて入力されるDICOM通信の接続条件には「AbstractSyntax」と「TransferSyntax」とが含まれている。
接続条件記憶部106は、ハードディスクやメモリなどの情報記憶媒体で構成されている。接続条件記憶部106は、操作者により入力部111を介して入力された「AbstractSyntax」と「TransferSyntax」とを含む接続条件を記憶している。この接続条件記憶部106は本発明における「接続条件記憶手段」の一例に該当する。
要求送信部101は、まずネットワーク通信における医用情報装置010と医用情報通信接続管理装置100との間の接続要求を、ネットワーク通信網に送信する。このネットワーク通信網は医用情報装置010とネットワーク001とを含む構成である。また、当該ネットワーク通信網は、本発明における「通信ネットワーク」の一例に該当する。またここでいう接続要求は本発明における「第1の接続要求」の一例に該当する。そして、後述する応答データ受信部102に対し、医用情報装置010からのネットワーク通信における接続要求が受け入れられた場合には、医用情報通信接続管理装置100と医用情報装置010との間のネットワーク通信が確立される。なおネットワーク通信とは具体的に、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のコネクションである。この要求送信部101は本発明における「要求送信手段」の一例に該当する。
要求送信部101は、記憶領域を有している。要求送信部101におけるこの記憶領域には、自己が使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせが設定ファイルとして予め記憶されており、かつこの組み合わせはサービスの種類毎に記憶されている。なお、ここで記載した「自己」とは、医用情報通信接続管理装置100を示すものである。またここでいう「使用可能」な状態については、以下「サポートしている」と記載することがある。また、操作者が入力部111を用いてサービスの種類及び使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを入力すると、要求送信部101は、これらの情報を含む接続要求受ける。当該入力の具体的な一例を以下に示す。
例えば、医用情報通信接続管理装置100は、自己が使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを選択するための設定画面のデータを記憶している。操作者は、入力部111を介して、この設定画面を表示させる操作を行う。この操作により医用情報通信接続管理装置100は記憶している当該設定画面のデータを読み出し、表示部112に表示させる。その結果、自己が使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせが、選択可能に設定画面に表示される。操作者が入力部111を介して当該表示の中からいずれかを選択することにより、使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxと組み合わせの入力が行われる。この自己が使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせについては、あらかじめ要求送信部101に記憶された設定ファイルに記載されている。
この設定画面の一例を図7(A)、図7(B)に示す。図7(A)は、サービスの種類の入力を行うための設定画面の一例を示す図である。図7(B)は、使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせの入力を行うための画面の一例を示す図である。操作者は入力部111により図7(A)におけるチェックボックス701のうち接続要求をおこなうサービスの種類にチェックを入れる。さらに、詳細な設定を行う場合には、操作者は入力部111によりボタン702を指定する。これにより図7(B)の設定画面が表示される。そして、図7(B)に示す設定画面において操作者は入力部111を介して、使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを指定する。
そして、要求送信部101は、入力されたサービスの種類及び使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを基に、接続要求を生成する。この接続要求は当該サービスの種類を用いた接続を行うためのものであり、かつ当該サービスの種類は当該AbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを含む。さらに当該AbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせは、医用情報通信接続管理装置100に設定されているDICOM通信の接続条件で規定されているものである。
また、この接続要求とはアソシエーションを確立するための折衝(negotiation)を行うための要求を示すものである。またこの接続要求はDICOMにおける「A−Association−RQ」と呼ばれる。なお、この接続要求は本発明における「第2の接続要求」の一例に該当する。
ここで、図2(A)及び図2(B)を用いて要求送信部101からの接続要求の具体的な一例を説明する。図2(A)はDefaultをサポートしたDICOM通信の接続要求を説明するための図表である。図2(B)はDefaultをサポートしていないDICOM通信の接続要求を説明するための図表である。例えば、操作者により入力部111を介してStorageサービスを用いた接続要求を行うよう指示が入力されると、要求送信部101は、図2(A)及び図2(B)に示すようなStorageサービスの接続要求を行うための表を作成する。そして、要求送信部101は、この表に基づいて接続要求を行う。ここで、Defaultとは、特殊な形式を有しない基本の画像情報である。またこのDefaultは、どのようなオブジェクトを使用するかわからない場合に用いられるオブジェクトである。例えば図2(A)及び図2(B)に示す表において、サービスの種類としてはStorageサービスが指定されている。さらにこの表において、オブジェクトとしてImageDataTypeが指定されている。そして、この表はさらにSendStatusによって、自己がそのオブジェクトをサポートしているか否かを示している。
すなわち、SendStatusとして“Y”が示されている場合には、そのオブジェクトをサポートしていることを示しており、“N”の場合にはサポートしていないことを示している。図2(A)では、DefaultのSendStatusとして、“Y”が示されているため、要求送信部101はDefaultのDataTypeでの接続要求を行う。そして、図2(B)ではDefaultのSendStatusとして“N”が示されているため、要求送信部101はDefaultのDataTypeでの接続要求を行わない。
この図2(A)に示す表自体が1のサービスの種類に対応しており、さらに当該表中に記載されているImageDataTypeがオブジェクトに対応している。したがって、その2つの情報から接続要求に使用するAbstractSyntaxを決定することができる。また、図2(A)及び図2(B)に示すCompressionTypeがTransferSyntaxに対応しているため、このCompressionTypeの情報から接続要求に使用するTransferSyntaxを決定することができる。
前述したネットワーク通信が確立されると、要求送信部101は、自己が作成したDICOM通信の接続要求を医用情報装置010へ送信する。具体的には、要求送信部101は、自己が作成した図2(A)又は(B)の表を参照し、その表に設定された項目に基づいて接続要求を送信する。この接続要求には前述のようにAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせが含まれる。この接続要求はサービスの種類毎に行われる。
例えば、サービスの種類としてStorage及びQ/R(Query/Retrieve)が選択された場合には、まずStorageの接続要求を行い、その応答データが帰ってきた後に、Q/Rの接続要求を行うことになる。
応答データ受信部102は、医用情報装置010又はネットワーク001から返ってくる応答データ、すなわち要求送信部101から送信されたネットワーク通信における接続要求に対する応答データを取得する。なおネットワーク001はネットワーク通信網を示す。この応答データは本発明における「第1の応答データ」の一例に該当する。コネクション確立成功の場合、応答データ受信部102は、ネットワーク通信の接続要求受諾の応答データを受け取る。また、コネクション確立失敗の場合には医用情報装置010からの応答データを受信できず、応答データとしてネットワーク001からのエラーメッセージを受信する。ネットワーク通信上でのコネクション確立失敗の場合には、応答データ受信部102は、応答データを第1応答解析部103へ出力する。この応答データ受信部102は本発明における「応答データ受信手段」の一例に該当する。
ネットワーク通信におけるコネクション確立成功の場合、次に応答データ受信部102は医用情報装置010から、DICOM通信における接続要求に対する応答データを取得する。この応答データは本発明における「第2の応答データ」の一例に該当する。
DICOM通信における接続要求に対してもまた、応答が成功の場合と応答が失敗の場合がある。応答が成功の場合とは、A−Association−ACという接続要求受諾の応答データを受信した場合である。なお、この「A−Association−AC」については、以下「A−ASS−AC」と示す。A−ASS−ACには、PresentationContext−ID、Result、Reasonが含まれている。この接続要求受諾の応答データは本発明における「接続成功のデータ」の一例に該当する。また、応答が失敗の場合とは、A−Association−RJという応答拒絶や、A−ABORTという応答中止の応答データを受信した場合である。なお、この「A−Association−RJ」については、以下「A−ASS−RJ」と示す。A−SS−RJにはResult、Source、Reasonが含まれている。A−ABORTには、Source、Reasonが含まれている。この、応答拒絶や応答中止などの応答データは本発明における「接続失敗のデータ」の一例に該当する。
応答が失敗した場合、応答データ受信部102は、受信した応答データを第2応答解析部104へ出力する。応答が成功した場合、応答データ受信部102は、受信した応答データを第3応答解析部105へ出力する。
第1応答解析部103は、CPUや、メモリなどの記憶領域を含んで構成されている。この第1応答解析部103は本発明における「第1応答解析手段」の一例に該当する。第1応答解析部103は、応答解析の手順を記載した設定ファイルを記憶している。本実施形態では、第1応答解析部103はこの設定ファイルに基づき、例えば次のようなチェックを順次行う。このチェックとしては、ファイアーウォールのチェック、DICOM SCP(Service Class Provider)への通信の可否、IPの名前解決の実行の可否、ゲートウェイに届くか、IPアドレスとサブネットマスクは正しいか、ネットワークケーブルは繋がっているか、ネットワークアダプタは壊れていないか等のチェックがある。次に第1応答解析部103による、当該設定ファイルに基づいた処理の一例を以下に示す。
まず第1応答解析部103は、応答データ受信部102からネットワーク通信ができなかった旨のエラーメッセージの応答データの入力を受ける。第1応答解析部103は、ネットワーク情報やファイアーウォール等の状態をチェックする。具体的には、第1応答解析部103は、ファイアーウォールのチェック、DICOM SCP(Service Class Provider)への通信が可能か、IPの名前解決ができるか、ゲートウェイに届くか、IPアドレスとサブネットマスクは正しいか、ネットワークケーブルは繋がっているか、ネットワークアダプタは壊れていないか、をチェックする。これらのチェックはすべてのDICOM SCPに対して行われる。そして、第1応答解析部103は、各チェックにおいて発生したエラーのアプリケーションエラーログを取得する。
例えば、ファイアーウォールのチェックの場合、第1応答解析部103は、ファイアーウォール用のDICOMのネットワークポートが使用可能になっているかをチェックする。チェックの結果、当該ポートが使用可能な場合、第1応答解析部103はファイアーウォールOKの結果を取得する。これに対し、当該ポートが使用不可能な場合、第1応答解析部103は、許可されていないという結果を取得する。そして、第1応答解析部103は、その取得したアプリケーションエラーログからエラー情報を抽出し、当該エラー情報を対応策取得部108へ出力する。この第1応答解析部103によって抽出されたエラー情報は、本発明における「第1のエラー情報」の一例に該当する。
第2応答解析部104は、CPUや、メモリなどの記憶領域を含んで構成されている。この第2応答解析部104は本発明における「第2応答解析手段」の一例に該当する。第2応答解析部104は、応答データ受信部102からDICOM通信において応答が失敗した旨の応答データの入力を受ける。
第2応答解析部104は、入力された応答データから失敗の理由を示すパラメータを抽出する。このパラメータとは、例えばエラーコードなどである。前述のように応答データであるA−ASS−RJやA−ABORTには、Reasonが含まれている。このReasonにしたがって、第2応答解析部104は失敗の理由を示すパラメータを取得する。また第2応答解析部104は、抽出した失敗の理由を示すパラメータを対応策取得部108へ出力する。この失敗の理由を示すパラメータは本発明における「第2のエラー情報」の一例に該当する。
第3応答解析部105は、CPUや、メモリなどの記憶領域を含んで構成されている。この第3応答解析部105は本発明における「第3応答解析手段」の一例に該当する。この第3応答解析部105は、応答データ受信部102からDICOM通信において応答が成功した旨の応答データの入力を受ける。当該応答データには、受諾されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせ、及び拒絶されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせが含まれている。
第3応答解析部105は、入力された応答データから受諾されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせ、及び拒絶されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを抽出する。第3応答解析部105は抽出を行うと、受諾された組み合わせ及び拒絶された組み合わせと、接続条件記憶部106に記憶された組み合わせとを比較する。この記憶された組み合わせは、自己が使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせである。そして比較の結果、第3応答解析部105は、自己がサポートしているAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせと、医用情報装置010がサポートしているAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせとで一致しない組み合わせの情報を対応策取得部108へ出力する。この一致しない組み合わせの情報を、以下、「不一致情報」という。
対応策記憶部107は、ハードディスクなどの記憶媒体を含んで構成されている。この対応策記憶部107は本発明における「対応策記憶手段」の一例に該当する。対応策記憶部107は、エラー情報等に対する対応策を記憶している。一例としては、ネットワーク通信におけるアプリケーションエラーログに含まれるエラー情報及び当該エラー情報に対応する対応策がある。また他の例としては、DICOM通信における応答失敗の場合の応答データに含まれた失敗の理由を示すパラメータ、及びパラメータに対応する対応策がある。また他の例としては、通信装置間で一致しないAbstractSyntaxとTransferSyntaxの組み合わせ及び当該組み合わせそれぞれに対応する対応策がある。この対応策は操作者が参照できるように、例えばメッセージのような形式で構成される。
これらの対応策それぞれは、簡単にはテーブルのようなものに記憶されている状態をイメージしてよい。ただし実際には、ある条件が入ってきた場合にはこの対応策を出力するというように記載されたプログラムとなっている。このプログラムは「辞書」と言い換えることもできる。例えば、対応策記憶部107は、ネットワーク通信におけるアプリケーションエラーログの情報とそれに含まれた当該エラー情報に対する対応策として、図3に示すような対応表を記憶している。図3はネットワーク通信におけるエラーと、当該エラーに対応する対応策を示す表を説明するための図である。
対応策取得部108は、CPUや、メモリなどの記憶領域を含んで構成されている。この対応策取得部108は本発明における「対応策取得手段」の一例に該当する。対応策取得部108は、ネットワーク通信の接続要求が拒絶された場合には、第1応答解析部103からエラー情報を取得する。このエラー情報はアプリケーションエラーログの情報から抽出したものである。そして、対応策取得部108は、取得したアプリケーションエラーログの情報に基づき、当該エラーに対応する対応策を取得するため対応策記憶部107を参照する。さらに対応策取得部108は、参照結果を基に、アプリケーションエラーログのエラー情報に対応する対応策の情報を取得する。
例えば、対応策取得部108が、ネットワーク通信におけるアプリケーションエラーログとしてファイアーウォールに対して不許可の情報を取得すると、対応策取得部108は取得した当該不許可の情報に対応する対応策を取得するため、対応策記憶部107に記憶されている図3に示すような表を参照する。すなわち対応策取得部108は、ファイアーウォールが不許可である時の対応策として「How to fix」を参照する。その結果、対応策取得部108は、図3の領域301に示されるような、エラーに対する対応策の情報を取得する。図3の例では「以下のDICOM SCPと通信を可能にするために、例外の設定を行ってください。 HostNama:Remote1(192.168.10.1)、ServiceClass:Strage,PortNo:1234」という対応策を取得する。そして、対応策取得部108は取得した対応策の情報を表示制御部109へ出力する。
また、ネットワーク通信が確立した後にDICOM通信の応答が失敗した場合、対応策取得部108は、第2応答解析部104から失敗の理由を示すパラメータの入力を受ける。対応策取得部108は、入力されたパラメータに基づき、対応策記憶部107に記憶されている失敗の理由を示すパラメータと当該パラメータに対応する対応策を参照する。さらに参照の結果、対応策取得部108はパラメータに対応した対応策とを取得する。
この取得する対応策としては、例えば次のようなものがある。すなわち、Calling AE/Called AE Title間違いというエラーが発生している場合、対応策取得部108は取得したパラメータから当該エラーが発生していると判断する。さらに対応策取得部108は、当該エラーに基づき「Calling AE/Called AE Titleを修正する」という対応策を取得する。また、対応策取得部108は、パラメータからリソース不足(例えば、メモリなどの不足)というエラーが発生していると判断した場合、不足しているリソースを増設するという対応策を取得する。対応策取得部108は、取得した対応策を表示制御部109へ出力する。
また、ネットワーク通信が確立した後にDICOM通信の応答が成功した場合、対応策取得部108は、第3応答解析部105から不一致情報の入力を受ける。例えば、特定のAbstractSyntaxに対して一部のTransferSyntaxが拒絶された場合、対応策取得部108は次のように判断する。すなわち当該特定のAbstractSyntaxに含まれるオブジェクトについて該当するサービスを一応使用することができるものの、拒絶されたTransfersyntaxを用いたサービスを利用することができないと判断する。
そして、通信装置間でAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせが一致しない場合、対応策取得部108は、不一致となった各組み合わせに対応する対応策を参照する。参照の結果、対応策取得部108は、拒絶されたTransferSyntaxを使用したサービスの使用方法を対応策として取得する。また、対応策取得部108は、特定のAbstractSyntaxにおけるすべてのTransferSyntaxが拒絶された場合には、当該AbstractSyntaxに含まれるサービスの種類を使用することができないと判断する。そして、対応策取得部108は、対応策記憶部107に記憶されているAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせが通信装置間で不一致の場合の、不一致となった各組み合わせに対応する対応策を参照する。さらに対応策取得部108は、当該AbstractSyntaxに含まれるサービスの種類を使用するための対応策を取得する。そして、対応策取得部108は、取得した対応策を表示制御部109へ出力する。
表示制御部109は、取得した対応策を表示部112に表示させる。この表示制御部109は本発明における「表示制御手段」の一例に該当し、表示部112が本発明における「表示手段」の一例に該当する。本実施形態では、表示制御部109は、図4に示すような対応策を表示する表示画面を表示部112に表示させる。図4は対応策を表示する表示画面の一例の図である。以下では、この表示画面を対応策表示画面という。
次に、図4に示す本実施形態の対応策表示画面を説明する。図4における領域401は現在行っている接続要求に対する応答の解析作業の進捗状況を示す領域である。具体的には、領域401には、次のような情報が表示される。例えばネットワーク通信における応答データの解析やDICOM通信における応答データの解析の進捗が表示される。さらにその解析において、現在までに終わったチェック、現在行っているチェックが表示される。さらに、どのチェックでエラーが発生したかといった情報も表示される。これらの情報は、対応策取得部108による対応策の判定の実行を示す情報や、もしくは応答データ受信部102による通信成功の応答取得を示す情報等から取得できる。
また、領域402は、エラーが発生したチェック項目を表示するための領域である。例えば、ネットワーク通信におけるチェックであれば、ファイアーウォールのチェックやIPアドレス変換のチェックなどが表示される。また、領域403は、エラーが発生した場所を表示する。例えばLocalという表示であれば医用情報通信接続管理装置100においてエラーが発生したことを示す。また通信先でエラーが発生した場合であれば、医用情報装置010の識別情報が表示される。この通信先でのエラーとは例えば、DICOM通信の接続要求に対する応答が失敗した場合であり、応答データとして医用情報装置010のリソース不足や、医用情報装置010がビジーである等の状態が該当する。この情報は対応策取得部108が取得したエラー情報などから取得できる。
また、領域404は、接続要求を行った通信先の医用情報装置010の識別情報が表示される。この情報は、送信元の識別情報等から取得できる。送信元の識別情報等は応答データ受信部102が受信した応答データの中に記載されたものである。そして、領域405には、エラーの内容やエラーの対策方法が表示される。さらに領域405には修正の可否などが表示されてもよい。これらの情報は、対応策取得部108から入力された情報から取得できる。
さらに、具体的に対策表示画面に表示される内容の一例を説明する。例えば、通信先の医用情報装置010がQ/Rをサポートしていない場合には、各領域403、405には次のように表示される。すなわち、領域403には「Local」と表示される。領域405には、エラー内容として、「全てのPresentation contextが拒絶されました。」、「相手局はこのDICOMサービスをサポートしていません。」と表示される。さらに、領域405には、エラーの対策方法(How to fix)として、「相手局設定で‘Query’サービスを無効にしてください。」と表示され、修正の可否が「可能」と表示される。
また、他の例として、通信先の医用情報装置010が圧縮画像の受信をサポートしていなかった場合には、領域403に「Local」と表示される。また領域405にはエラー内容として、「次のTransferSyntaxが拒否されました。」「1:RLE」と表示される。さらに、領域405にはエラーの対策方法(How to fix)として、「相手局設定で圧縮オプション‘RLE’を無効にしてください。」、「または、拒否された画像種の送信オプションを‘N’に設定してください。」、「AE(application entity)タイトル:DCMTK」と表示され、さらに修正の可否が「可能」と表示される。
ここで本実施形態では、問題の原因究明を容易にするために、図4に示すような表示画面に問題の発生箇所やエラー内容などの情報を表示している。ただし、表示画面にこれらは表示しなくてもよい。例えば、表示部112に表示される当該表示画面には対応策のみ示してもよい。
次に、本実施形態の医用情報通信接続管理装置100における動作のうち、接続要求に対する応答データの解析及び対応策の提供の動作について図5を参照して説明する。図5はこの発明の第1の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100において、接続要求に対する応答データを解析し、対応策を提供する一連の動作の概要を説明するためのフローチャートである。
このフローチャートの前提として、既に、接続条件記憶部106に自己の接続条件が記憶されているものとする。さらに対応策記憶部107に、ネットワーク通信におけるエラー情報、DICOM通信における失敗の理由を示すパラメータ、及び不一致情報のそれぞれに対応する対応策が記憶されているものとする。したがって、以下の説明ではそれらの情報を記憶させるステップを省略して記載している。
ステップS001:要求送信部101は、ネットワーク通信における接続要求を、接続している医用情報装置010のうちの特定の装置を通信先として、ネットワークを介して送信する。
ステップS002:応答データ受信部102は、接続要求に対する応答データを、医用情報装置010又はネットワーク001から受信する。
ステップS003:応答データ受信部102は、応答データを基に接続要求が受諾されたか拒絶されたかを判断する。接続要求が受諾された場合(S003:Yes)はステップS004へ進む。接続要求が拒絶された場合(S003:No)はステップS005へ進む。
ステップS004:医用情報通信接続管理装置100と医用情報装置010との間のネットワーク通信が確立される。
ステップS005:第1応答解析部103は応答データ受信部102からネットワーク通信の確立失敗の情報を取得する。第1応答解析部103は当該情報に基づき、ファイアーウォールのチェックやIPアドレス変換のチェックといったネットワーク通信における設定のチェックを行う。さらに第1応答解析部103はアプリケーションエラーログを取得し、さらに当該アプリケーションエラーログからエラー情報を取得する。第1応答解析部103は取得したエラー情報を対応策取得部108へ出力する。
ステップS006:要求送信部101は、操作者により入力されたサービスの種類及び使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを基に、予め記憶している自己の接続条件の設定ファイルを参照する。さらに要求送信部101は、DICOM通信における接続要求、すなわち自己が使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを含む接続要求を作成する。
ステップS007:要求送信部101は、作成したDICOM通信における接続要求を医用情報装置010へ送信する。
ステップS008:応答データ受信部102は、DICOM通信における接続要求に対する応答データを受信する。
ステップS009:応答データ受信部102は、応答が成功したか、すなわちA−ASS−ACという応答データが返ってきたかを判断する。応答データ受信部102は併せて、応答が失敗したか、すなわちA−ASS−RJ又はA−ABORTなどの応答データが返ってきたかを判断する。応答が成功した場合(S009:Yes)には、ステップS010に進む。応答が失敗した場合(S009:No)には、ステップS011に進む。
ステップS010:第3応答解析部105は、応答データ受信部102から応答データを受信する。そして、第3応答解析部105は、受信した応答データから医用情報装置010が使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを抽出する。第3応答解析部105は、抽出した当該組み合わせと、接続条件記憶部106に記憶されている組み合わせとを比較する。記憶されている組み合わせとは、自己が使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせである。さらに第3応答解析部105は不一致情報を生成する。不一致情報は、医用情報装置010と自己との間で一致しないAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせの情報である。第3応答解析部105は、生成した不一致情報を対応策取得部108へ出力する。
ステップS011:第2応答解析部104は、応答データ受信部102から応答データを受信する。そして、第2応答解析部104は、受信した応答データから失敗の理由を示すパラメータを抽出する。そして、第2応答解析部104は、抽出した失敗の理由を示すパラメータを対応策取得部108へ出力する。
ステップS012:対応策取得部108は、対応策記憶部107を参照し、第1応答解析部103から入力されたネットワーク通信におけるエラー情報か、第2応答解析部104から入力された失敗の理由を示すパラメータか、又は第3応答解析部105から入力された不一致情報に対応する対応策の情報を取得する。対応策取得部108は、取得した対応策の情報を表示制御部109へ出力する。
ステップS013:表示制御部109は、対応策取得部108から入力された対応策の情報を基に、表示部112へ対応策を表示させる。
ステップS014:要求送信部101は、ネットワークを介して医用情報通信接続管理装置100と通信を行うすべての医用情報装置010に対し、接続要求を送信したか否かを判断する。すべての医用情報装置010に対し接続要求を送信している場合(S014:Yes)には、接続要求の送信を終了する。接続要求を送信していない医用情報装置010がある場合(S014:No)には、該接続要求の送信を行っていない医用情報装置010に対して、ステップS001からステップS013を繰り返す。
本実施形態の医用情報通信接続管理装置100では、ステップS006において、要求送信部101によりDICOM通信における接続要求の作成を行っている。ただし接続要求の作成は、操作者からの入力を受けた後であって、かつステップS007の処理が完了するまでの間であればどのタイミングで行ってもよい。例えば、要求送信部101は、接続要求の送信を開始する前に、既に操作者によるサービスの種類の指定を受けていれば、ステップS001の前の段階でDICOM通信における接続要求の作成を行ってしまってもよい。
また、図5におけるフローチャートでは、医用情報通信接続管理装置100はネットワーク通信におけるすべての設定の確認を終わらせ、アプリケーションエラーログを取得した後に、対応策を取得する構成としている。ただしこれに限られず、例えば対応策取得部108が、個々の設定の確認の都度、エラーメッセージを取得し、対応策を取得する構成でもよい。さらに、このように対応策取得部108が取得した対応策を、その都度、表示部112に表示させる構成でもよい。
次に、図6を参照して、本実施形態の医用情報通信接続管理装置100がネットワーク通信における設定の確認をする動作について説明する。ここで、図6は第1の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100においてネットワーク通信における設定の確認をする一連の動作の概要を示すフローチャートである。以下の説明では、ネットワーク通信における各種設定確認を取得する度ごとに、当該設定確認の結果としてのエラーメッセージに対応した対応策を取得し、当該対応策を表示する構成で説明する。ただし各種設定確認を取得する度ごとではなく、上述したように、すべての設定確認の終了後にまとめて対応策を取得する構成でもよい。
ステップS101:第1応答解析部103は、ファイアーウォールのチェックを行う。
ステップS102:第1応答解析部103は、当該チェックの結果ファイアーウォールの通過が許可されているか否かを判断する。許可されている場合(S102:Yes)にはステップS104に進み、許可されていない場合(S102:No)にはステップS103に進む。
ステップS103:対応策取得部108は、第1応答解析部103から入力されたエラー情報を基に対応策記憶部107を参照する。対応策取得部108は参照した結果、対応策の情報を取得する。そして、表示制御部109は、対応策取得部108が取得した対応策の情報を基に、発生したエラーへの対応策を表示部112に表示させる。
ステップS104:第1応答解析部103は、DICOM SCPとの通信の可否についてチェックを行う。
ステップS105:第1応答解析部103は、当該チェックの結果、DICOM SCPとの通信を行うことができるか否かを判断する。通信を行うことができる場合(S105:Yes)には、ネットワーク通信の設定のチェックを終了する。通信を行うことができない場合(S105:No)にはステップS106へ進む。
ステップS106:第1応答解析部103は、ホスト名のIPアドレスへの変換についてチェックを行う。
ステップS107:第1応答解析部103は、当該チェックの結果、ホスト名のIPアドレスへの変換が成功したか否かを判断する。成功した場合(S107:Yes)にはステップS109へ進む。失敗した場合(S107:No)にはステップS108へ進む。
ステップS108:対応策取得部108は、第1応答解析部103から入力されたエラー情報を基に対応策記憶部107を参照する。対応策取得部108は参照した結果、対応策の情報を取得する。そして、表示制御部109は、対応策取得部108が取得した対応策の情報を基に、発生したエラーへの対応策を表示部112に表示させる。
ステップS109:第1応答解析部103は、デフォルトゲートウェイとの通信についてチェックを行う。
ステップS110:第1応答解析部103は、当該チェックの結果、デフォルトゲートウェイとの通信が成功したか否かを判断する。通信が成功した場合(S110:Yes)にはステップS112へ進む。通信が失敗した場合(S110:No)にはステップS111へ進む。
ステップS111:対応策取得部108は、第1応答解析部103から入力されたエラー情報を基に対応策記憶部107を参照する。対応策取得部108は参照した結果、対応策の情報を取得する。そして、表示制御部109は、対応策取得部108から入力された対応策の情報を基に、発生したエラーへの対応策を表示部112に表示させる。
ステップS112:第1応答解析部103は、自己が有するネットワークアダプタにおけるIPアドレスやサブネットマスクといったネットワーク設定のチェックを行う。
ステップS113:第1応答解析部103は、当該チェックの結果、ネットワーク設定の正誤を判断する。ネットワーク設定が正しければ(S113:Yes)、ステップS115へ進む。ネットワーク設定が誤っていれば(S113:No)、ステップS114へ進む。
ステップS114:対応策取得部108は、第1応答解析部103から入力されたエラー情報を基に対応策記憶部107を参照する。対応策取得部108は参照した結果、対応策の情報を取得する。そして、表示制御部109は、対応策取得部108から入力された対応策の情報を基に、発生したエラーへの対応策を表示部112に表示させる。
ステップS115:第1応答解析部103は、ネットワークケーブルの接続チェックを行う。
ステップS116:第1応答解析部103は、当該チェックの結果、ネットワークケーブルが接続されているか否かを判断する。ネットワークケーブルが接続されていれば(S116:Yes)、ステップS118に進む。ネットワークケーブルが接続されていなければ(S116:No)ステップS117に進む
ステップS117:対応策取得部108は、第1応答解析部103から入力されたエラー情報を基に対応策記憶部107を参照する。対応策取得部108は参照した結果、対応策の情報を取得する。そして、表示制御部109は、対応策取得部108から入力された対応策の情報を基に、発生したエラーへの対応策を表示部112に表示させる。
ステップS118:第1応答解析部103は、ネットワークアダプタのチェックを行う。
ステップS119:第1応答解析部103は、当該チェックの結果、ネットワークアダプタが無効か否かを判断する。無効の場合(S119:No)にはステップS120へ進み、ネットワークアダプタが有効の場合(S119:Yes)にはネットワーク通信における設定の確認を終了する。
ステップS120:対応策取得部108は、第1応答解析部103から入力されたエラー情報を基に対応策記憶部107を参照する。対応策取得部108は参照した結果、対応策の情報を取得する。そして、表示制御部109は、対応策取得部108から入力された対応策の情報を基に、発生したエラーへの対応策を表示部112に表示させる。
ここで、サービスクラス毎に要求送信部101、第3応答解析部105、及び対応策取得部108の動作に差異があるため、サービスクラス毎にこの3つの機能部の動作を具体的に説明する。
まずStorage、Query/Retrive、MWM、MPPSサービスクラスの場合について説明する。要求送信部101は、指定されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを基に接続要求を行う。そして、受諾の接続応答を受けた場合には、第3応答解析部105は、問題なしと判断する。拒絶の接続応答を受けた場合には、不一致情報を対応策取得部108に送信する。対応策取得部108は拒絶されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせに対応する対応策を取得する。
次に、Printサービスクラスの場合について説明する。Printサービスクラスには「Basic Grayscale Print Management Meta SOP Class」と、「Basic Color Print Management Meta SOP Class」との2種類のSOP Classがある。Meta SOP Classは、複数のSOP Classから構成されている。このMeta SOP Classに含まれるSOP Classには、規格上サポートすることが必須のSOP Classが含まれる。なお以下、規格上サポートすることが必須のSOP Classについては、「必須のSOP Class」という。
この必須のSOP Classとしては、「Basic Film Session SOP Class」、「Basic Film Box SOP Class」、「Basic Grayscale Image Box SOP Class」及び、「Printer SOP Class」という4つのSOP Classがある。また、各Meta SOP Classは、必須ではないオプションSOP Classが定義されている。例えば、「Basic Grayscale Print Management Meta SOP Class」は、「Print Job SOP Class「というオプションSOP Classを含むことができる。
要求送信部101は、指定されたAbstractSyntaxと、当該Meta SOP Classが持っているSOP ClassをAbstractSyntaxとして接続要求を行う。例えば、自己が「Basic Grayscale Print Management Meta SOP Class」をサポートしている場合、「Basic Grayscale Print Management Meta SOP Class」、「Basic Film Session SOP Class」、「Basic Film Box SOP Class」、「Basic Grayscale Image Box SOP Class」及び、「Printer SOP Class」という5つのAbstractSyntaxを接続要求する。さらに、自己がオプションのSOP Classをサポートしている場合には、そのSOP ClassをAbstractSyntaxに加えて接続要求を行う。例えば、自己が「Basic Grayscale Print Management Meta SOP Class」をサポートし、「Printer Configuration Retrieval SOP Class」をサポートしている場合は、前述の5つに、「Printer Configuration Retrieval SOP Class」を加えた6つのAbstractSyntaxを接続要求する。そこで次に、送信した接続要求に対する応答の種類毎に各機能部の動作を説明する。
Printサービスクラスについての全ての接続応答が受諾の場合には、第3応答解析部105は、問題なしと判断する。拒絶の接続応答を受けた場合には、第3応答解析部は、どのSOP Classが拒絶されたかを判断する。拒絶されたSOP ClassがオプションのSOP Classであって必須のSOP Classが受諾されている場合、通信先の医用情報装置010はオプションのSOP Classを必ずサポートしている必要がない。したがって、第3応答解析部105は問題なしと判断し、不一致情報の出力は行わない。すなわち、対応策は表示されない。
Meta SOP Classが拒絶された場合には、第3応答解析部105は、そのMeta SOP Classに対応する不一致情報を対応策取得部108へ出力する。この場合、対応策取得部108は、対応策を取得する。さらに対応策取得部108は、表示制御部109に対応策と拒絶されたMeta SOP Classが利用できないという情報とを出力する。表示制御部109は、表示部に拒絶されたMeta SOP Classが利用できないという情報とその対応策とを表示させる。
必須のSOP Classが拒絶された場合には、第3応答解析部105は、その必須のSOP Class及び不一致情報を対応策取得部108へ出力する。この不一致情報は、当該必須のSOP Classに対応するMeta SOP Classについての情報である。この場合、対応策取得部108は、対応策を取得する。さらに対応策取得部108は、表示制御部109に対応策と拒絶された必須のSOP Class及び当該必須のSOP Classに対応するMeta SOP Classが利用できないという情報とを出力する。例えば、「Basic Film Box SOP Class」が拒絶された場合、Printサービスは利用できない。なぜなら、「Basic Grayscale Meta」及び「Basic Color Meta」の両方が利用できないためである。他の例としては、「Basic Color Image Box Class」が拒絶された場合、「Basic Color Meta」が利用できないことになる。
以上のように、本実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100は、ネットワーク通信上の問題、DICOM通信上の問題を自動的に抽出する。さらに医用情報通信接続管理装置100は、抽出した問題に対応した対応策を提供する構成である。この構成により、操作者はネットワーク接続において発生している問題に対する対応策を迅速に取得することができ、障害への対応を容易に行うことが可能となる。また、本実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100は、自己の接続条件と通信先の接続条件を比較し不一致となる接続条件を抽出する。さらに医用情報通信接続管理装置100は、当該不一致となる条件に対する対応策も提供する構成である。これにより、通信元と通信先の接続条件の関係を把握することができ、問題の原因の特定をより容易にすることが可能となる。
〔第2の実施形態〕
次に、この発明の第2の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置について説明する。第2の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置は、第1の実施形態と次の点において異なるものである。すなわち本実施形態に係る医用情報通信接続管理装置は、自己が使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせの全てにおいて接続要求を行い、応答の解析時に必要な接続が可能か否かを判断する構成である。そこで、以下では接続要求の送信及びその解析について主に説明する。なお本実施形態に係る医用情報通信接続管理装置の機能を表すブロック図として、図1を用いる。以下の説明では、第1の実施形態と同一の符号を付された機能部は特に説明のない限り同じ機能を有するものとする。
要求送信部101は、まずネットワーク通信における医用情報装置010と自己との間の接続要求を、医用情報装置010とネットワーク001を含むネットワーク通信網に送信する。そして、応答データ受信部102に対し医用情報装置010からネットワーク通信上での接続要求が受諾された旨の応答データを受けた場合には、医用情報通信接続管理装置100と医用情報装置010との間のネットワーク通信が確立される。
要求送信部101は、自己の記憶領域に自己が使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを設定ファイルとして予め記憶している。またこの組み合わせはサービスの種類毎に、記憶されている。なおここでの「自己」とは、医用情報通信接続管理装置100を示す。要求送信部101は、操作者が入力部111を介して入力した、接続要求を行うサービスの種類の情報を受ける。そして、要求送信部101は、入力されたサービスの種類に基づき、接続要求を生成する。当該接続要求は、入力されたサービスの種類に含まれ、かつ自己が使用可能な全てのAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせによる接続を行うためのものである。
すなわち、本実施形態では、操作者が入力したAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを用いずに、全ての使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせにおいて接続要求を生成することになる。例えば、操作者によってStorageサービスを用いて接続要求を行うよう指示が入力されると、要求送信部101は、接続要求を行うための表を作成する。この表は、Storageサービスにおいて自己が使用可能な全てのAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせによる接続要求を行うための表である。そして、要求送信部101は、この表を基に接続要求を行う。
前述したネットワーク通信が確立されると、要求送信部101は、DICOM通信における医用情報装置010との間の接続要求を医用情報装置010へ送信する。なお、この接続要求は要求送信部101が作成したものである。例えば、要求送信部101は、自己が作成した表を参照する。参照した結果、要求送信部101は当該表に設定された項目に基づいて接続要求を送信する。
第3応答解析部105は、応答データ受信部102からDICOM通信において応答が成功した旨の応答データの入力を受ける。当該応答データには、受諾されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせ、及び拒絶されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせが含まれている。
さらに、第3応答解析部105は、操作者の入力にしたがって、使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせの情報を受ける。この情報の受信のタイミングとしては、例えば操作者によりサービスの種類の入力が行われ、要求送信部101に当該入力にしたがった情報が受信されたときなどに行われる。
第3応答解析部105は、入力された応答データから受諾されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせ、及び拒絶されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを抽出する。第3応答解析部105は、抽出したそれぞれの組み合わせと、入力された組み合わせとを比較する。なお、それぞれの組み合わせとは、受諾されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせ、及び拒絶されたAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせである。また入力された組み合わせとは、使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせである。
そして、第3応答解析部105は、拒絶された当該組み合わせのうち、操作者により入力された組み合わせに含まれないものに対しては、使用されないと判断するとともに、今回の通信において問題ないと判断する。その結果、第3応答解析部105は、不一致情報を作成しない。
これに対し、第3応答解析部105は、拒絶された組み合わせのうち、入力された組み合わせに一致するものに対しては、不一致情報として対応策取得部108へ出力する。この様に使用しないAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせに対しては無視することで、該使用しない組み合わせに基づく接続要求が拒絶されたとしても対策を表示しなくなり、操作者にとって必要のない情報を削除することができる。
ここで、本実施形態での要求送信部101及び第3応答解析部105の動作の具体例を説明する。一例として、操作者がStorageサービスクラスを選択した場合であって、かつ医用情報通信接続管理装置100がAbstractSyntax=CT Image、TransferSyntax=JPEGの組み合わせのみサポートしている場合について説明する。
要求送信部101は、Storageサービスクラスにおける使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxのすべての組み合わせのみを用いて医用情報装置010へ接続要求を行う。例えばここではAbstractSyntax=CT Image、TransferSyntax=JPEGの組み合わせを用いる場合とする。
まず、この接続要求に対し応答が受諾された場合には、医用情報装置010との間で問題なく通信を行うことができる。すなわち医用情報通信接続管理装置100による対策表示は行われない。
次に、この接続要求に対し応答が拒絶された場合には、第1実施形態と比較して第3応答解析部105の動作が異なる。すなわち、操作者により入力にしたがった、使用しようとするAbstractSyntaxとTransferSyntaxのすべての組み合わせの内容によって第3応答解析部105の動作が異なる。
まず、AbstractSyntax=CT Image、TransferSyntax=JPEGの組み合わせについて、操作者により使用するものとして指定されていなかった場合、第3応答解析部105は、この組み合わせは使用することがないため問題なしと判断する。すなわち対策表示は行われない。
これに対し、AbstractSyntax=CT Image、TransferSyntax=JPEGの組み合わせについて、操作者により使用するものとして指定されていた場合、第3応答解析部105は、不一致情報を対応策取得部108へ出力する。すなわち対策表示が行われる。
本実施形態でも、第1の実施形態で説明したように、サービスクラス毎に要求送信部101、第3応答解析部105、及び対応策取得部108の動作に差異がある。本実施形態においては、サービスクラス毎の各機能部、すなわち要求送信部101、第3応答解析部105は次のように動作する。要求送信部101は、自己が使用可能なAbstractSyntax及びTransferSyntaxの全ての組み合わせを基に接続要求を行う。この接続要求の後に、第3応答解析部105は、拒絶されたAbstractSyntax及びTransferSyntaxの組み合わせについて、操作者の入力にしたがったAbstractSyntax及びTransferSyntaxの組み合わせに該当するか否かを判断することになる。なお、当該接続要求の送信及び当該組み合わせの判定以外の動作は第1の実施形態と同様である。
以上で説明したように、本実施形態に係る医用情報通信接続管理装置においてはサポートしている全てのAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせにおいて接続要求を行う。この接続要求の後に使用するかしないかを判断する構成である。この様な構成であっても、操作者はネットワーク接続において発生している問題に対する対応策を迅速に取得することができ、障害への対応を容易に行うことが可能となる。さらには、通信元と通信先の接続条件の関係を把握することができ問題の原因の特定をより容易にすることが可能となる。
〔第3の実施形態〕
次に、この発明の第3の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置について図8を参照して説明する。図8は、この発明の第3の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100におけるブロック図である。第3の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100も、第2の実施形態と同様に、自己が使用可能なAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせの全てにおいて接続要求を行い、応答の解析時に必要な接続が可能か否かを判断する構成である。すなわち、操作者によって入力されたSOPクラス、つまりAbstractSyntaxにおけるサービスの種類に基づき、かつ自己が使用可能な全てのAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを抽出する。また要求送信部101は、この組み合わせに基づいて接続要求を生成する。
また、応答データ受信部102が、接続要求に対する応答データを受信し、さらに第1応答解析部103、第2応答解析部104、第3応答解析部105が、当該受信した応答データそれぞれを解析する処理も第2の実施形態と同様である。
ただし、第3の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100において、第2の実施形態と異なる点は、次の通りである。まず、第3の実施形態において医用情報通信接続管理装置100は、対応策記憶部107の代わりに誤設定記憶部1071を有している。この誤設定記憶部1071は、各種エラー情報等と、そのエラーの要因となっている設定の誤りを示す情報とを対応付けて記憶している。例えば、誤設定記憶部1071は、ネットワーク通信におけるアプリケーションエラーログに含まれるエラー情報と当該エラー情報の要因となった設定の誤りを示す情報とを対応付けて記憶している。また他の例として、誤設定記憶部1071は、DICOM通信における応答失敗の場合の応答データに含まれた失敗の理由を示すパラメータと、当該DICOM通信における応答失敗の要因となった設定の誤りを示す情報とを対応付けて記憶している。また他の例としては、誤設定記憶部1071は通信装置間で一致しないAbstractSyntaxとTransferSyntaxの組み合わせと、当該組み合わせにかかる設定の誤りを示す情報とを対応付けて記憶している。
誤設定記憶部1071におけるこれらの情報は、テーブルのような形式で記憶されていてもよい。または、誤設定記憶部1071は、ある条件が入ってきた場合に、当該条件に対応する情報、すなわち、設定の誤りを示す情報を出力するというように記載されたプログラムを記憶していてもよい。このプログラムは「辞書」と言い換えることも可能である。例えば誤設定記憶部1071は、第1の実施形態における図3の例に示されるような対応表を記憶していてもよい。ただし、本実施形態の対応表は次の点で異なる。つまり第1の実施形態及び第2の実施形態における対応策記憶部107と、誤設定記憶部1071とが異なる点は、対応策ではなく、エラー情報の要因となった設定の誤りを示す情報が、エラー情報に対応づけられている点である。
さらに第3の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100は、誤設定取得部1081を有している。この誤設定取得部1081は、第2の実施形態における対応策取得部108と同様に、第1応答解析部103からアプリケーションエラーログの情報を取得した場合、当該情報に基づいて誤設定記憶部1071を参照する。この参照の結果、誤設定取得部1081は、アプリケーションエラーログの情報に対応した、当該エラーの要因となった設定の誤りを示す情報を取得する。そして、誤設定取得部1081は取得した設定の誤りの情報を表示制御部109へ出力する。
また、ネットワーク通信が確立した後にDICOM通信の応答が失敗した場合、誤設定取得部1081は、第2応答解析部104から失敗の理由を示すパラメータの入力を受ける。誤設定取得部1081は、入力されたパラメータに基づき、誤設定記憶部1071を参照する。この参照の結果、誤設定取得部1081は、当該パラメータに対応した、当該応答失敗の要因となった設定の誤りを示す情報を取得する。そして、誤設定取得部1081は取得した対応策の情報を表示制御部109へ出力する。
また、ネットワーク通信が確立し、DICOM通信の応答が成功した場合であって、かつ通信装置間でAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせが一致しない場合、誤設定取得部1081は、第3応答解析部105から不一致情報の入力を受ける。なお、特定のAbstractSyntaxに対して一部のTransferSyntaxが拒絶された場合、誤設定取得部1081の判断は第2の実施形態と同様である。すなわち誤設定取得部1081は、当該特定のAbstractSyntaxに含まれるオブジェクトについて該当するサービスを一応使用することができるものの、拒絶されたTransfersyntaxを用いたサービスを利用することができないと判断する。
第3応答解析部105から不一致情報の入力を受けた場合、誤設定取得部1081は、誤設定記憶部1071を参照する。参照の結果、誤設定取得部1081は、不一致情報に基づき、拒絶されたTransferSyntaxの設定の誤りを示す情報を取得する。また、特定のAbstractSyntaxにおけるすべてのTransferSyntaxが拒絶された場合、誤設定取得部1081は、当該AbstractSyntaxに含まれるサービスの種類を使用することができないと判断する。そして、誤設定取得部1081は、取得した設定の誤りを示す情報又は当該判断の結果を表示制御部109へ出力する。
さらに第3の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100は、接続要求を作成するための設定画面の画面データを記憶する画面記憶部を有している。なお、この画面記憶部については図示を省略する。表示制御部109は、誤設定取得部1081から設定の誤りを示す情報を受けると、まず画面記憶部から設定画面の画面データを読み出す。さらに表示制御部109は、誤設定取得部1081から受けた情報を解析する。すなわち、表示制御部109は、設定の誤りを示す情報に基づき、当該設定誤りにかかる設定項目を特定する。さらに表示制御部109は、この特定された設定項目について当該画面データの中で、その他の部分と区別して表示する。
例えば、設定誤りにかかる設定項目が、設定画面においてテキストボックスで入力可能となっている場合、表示制御部109は、当該画面中の当該テキストボックスの色を他の部分と異なる色として表示されるように処理するか、又は反転させて表示されるように処理する。もしくは表示制御部109は、当該テキストボックスの部分を点滅させるか又は太枠で囲う等の表示処理を行う。
また表示制御部109の処理のその他の例としては、次のようなものがある。例えば設定誤りにかかる設定項目が、設定画面においてチェックボックスで選択可能となっている場合、表示制御部109は、当該画面中の当該チェックボックスを選択不可能とする処理を行う。
表示制御部109は、誤設定取得部1081からの入力に基づいて、設定画面に対し上述したような処理を行い、さらに処理後の設定画面を表示部112に表示させる。なお、表示制御部109の設定画面の変更処理は誤設定取得部1081等、他の機能部が行ってもよい。このとき表示制御部109は、表示処理後の設定画面の画面データを受け、表示部112に表示させるのみである。
このような構成によれば、操作者は、DICOM通信における設定の誤りを表示部112に表示された設定画面上で確認することができ、問題の発生している箇所を視覚的に把握することが可能である。したがって操作者は、発生している問題をより直接的に把握することが可能となる。さらに、発生している問題の解決を迅速かつ容易に行うことが可能となる。
なお、第3の実施形態においては対応策記憶部107の替わりに誤設定記憶部1071を設けており、さらに対応策取得部108の替わりに誤設定取得部1081を設けている。ただし、この構成に限定する必要は無く、例えば、対応策記憶部107、誤設定記憶部1071、対応策取得部108及び、誤設定取得部1081の全てを備えていてもよい。この構成においては、表示制御部109は、対応策の表示及び処理後の設定画面の表示を切り替え可能としてもよい。
また、第3の実施形態における誤設定取得部1081は、誤設定記憶部1071を参照するたびごとに、エラー情報ごとの設定誤りの情報を読み出した回数についてカウントしてもよい。この構成においては、当該カウントが多いものについて検索順を早めるように誤設定記憶部1071の情報を書き換える。すなわち、ヒット率が高い情報については、誤設定取得部1081がすぐ参照できるように、設定誤りの情報の検索順番を自動調整する。
〔第4の実施形態〕
次に、この発明の第4の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置について説明する。第3の実施形態では、あらかじめ誤設定記憶部1071が、過去にあったエラーと設定の誤りを示す情報とを対応付けて記憶している。ただし、ネットワークの改変、DICOMの改変、新たな通信先の増加等により、医用情報通信接続管理装置100に記憶されていない未知のエラーが生じる場合がある。この医用情報通信接続管理装置100における未知のエラーについては、以下、単に「未知のエラー」と記載する。
このような場合に対応して第4の実施形態に係る医用情報通信接続管理装置100は、過去にネットワーク、DICOM、接続条件の点で成功した設定の例をあらかじめ記憶している。この過去に成功した設定の例については、以下、単に「成功例」と記載する。また、第4の実施形態にかかる医用情報通信接続管理装置100は、成功例にしたがった設定に基づき、接続要求を生成して通信先へ送信を試行する。以下、第4の実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
医用情報通信接続管理装置100は成功例を記憶する成功例記憶部を有している。なお、この成功例記憶部については図示を省略する。この成功例記憶部には、過去において、AbstractSyntaxごとに、成功した実績のあるAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせがそれぞれ対応付けられて記憶されている。
誤設定取得部1081は、第1応答解析部103、第2応答解析部104、第3応答解析部105からそれぞれ受信したエラー情報等に基づいて、誤設定記憶部1071を参照する。ただし、誤設定取得部1081が受信したエラー情報等が未知のエラーである場合がある。ここで未知のエラーとは、誤設定記憶部1071に記憶されていないエラーのことを示している。この場合、誤設定取得部1081は、誤設定記憶部1071を参照しても該当するエラー情報等を発見できない。そこで、誤設定取得部1081は、操作者によって入力されたSOPクラス、つまりAbstractSyntaxにおけるサービスの種類に基づき、成功例記憶部から、該当する成功例を読み出す。すなわち誤設定取得部1081は、過去においてAbstractSyntaxごとに、成功した実績のあるAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを読み出す。誤設定取得部1081は、読み出した成功例を読み出した順に順次、要求送信部101に送信する。
要求送信部101は、誤設定取得部1081からAbstractSyntaxとTransferSyntaxとの組み合わせを受信するごとに、当該組み合わせに基づいて接続要求を生成する。すなわち、操作者によって入力されたAbstractSyntaxにおけるサービスの種類に対応する過去の成功例にしたがって、接続要求を順次生成していく。さらに要求送信部101は、生成した接続要求を順次、設定した通信先へ送信する。
応答データ受信部102は、成功例にしたがって生成された接続要求に対する応答を通信先から受信する。すなわち、通信先の医用情報装置010から応答データを受信する。さらに第1応答解析部103、第2応答解析部104、第3応答解析部105は、当該受信した応答データそれぞれを解析する。
表示制御部109は解析結果を受け、例えば成功例ごとの接続条件それぞれにおける各設定と、操作者の入力にしたがった接続条件における各設定と比較する。表示制御部109は、比較の結果、設定の差分を表示部112に表示させる。このとき表示制御部は、当該差分とともに、解析結果、すなわち、接続失敗又は接続成功の結果や、通信装置間の接続条件の一致又は不一致などの結果を表示部112に表示させる。なお、表示制御部109は、接続成功したもののみと比較し、かつ差分を表示させる構成であってもよい。
第4の実施形態の医用情報通信接続管理装置100によれば、医用情報装置010との間の通信において未知のエラーが発生している場合は、過去の成功例にしたがって接続要求を生成して送信する。さらには表示制御部109が過去の成功例にしたがった接続要求と、未知のエラーにかかる接続要求とを比較し、差分を表示する。さらに表示制御部109が接続要求の応答データの解析結果もともに表示する。したがって、接続要求に対する応答データにおいて、医用情報通信接続管理装置100の誤設定記憶部1071に記憶されていない未知のエラーが含まれていても、未知のエラーにかかる接続要求の問題点を把握することが可能である。
このような構成によれば、操作者は未知のエラーにかかる接続要求の問題点を把握することで、より広範囲のエラーに対応することが可能となるので、問題の原因の特定をより広範に行うことが可能となる。
なお、表示制御部109による成功例との比較にかかる処理は誤設定取得部1081等、他の機能部が行ってもよい。このとき表示制御部109は、差分の情報や解析結果を受けて、表示部112に表示させるのみである。
また、第4の実施形態の医用情報通信接続管理装置は、第3の実施形態の医用情報通信接続管理装置の構成を前提としているが、第1の実施形態又は第2の実施形態の医用情報通信接続管理装置の構成においても適用することが可能である。すなわち応答解析の結果、対応策記憶部107において記憶されている対応策に対応したエラー情報等に含まれないエラー情報等が示された場合がある。この場合、対応策取得部108は、有効な対応策を取得することが困難である。そこで、第4の実施形態の構成を第1実施形態又は第2実施形態に適用し、過去の成功例に基づき接続要求を生成し、送信を試行する。その後の処理は、上述の通りである。
001 ネットワーク
010 医用情報装置
100 医用情報通信接続管理装置
101 要求送信部
102 応答データ受信部
103 第1応答解析部
104 第2応答解析部
105 第3応答解析部
106 接続条件記憶部
107 対応策記憶部
108 対応策取得部
109 表示制御部
110 ユーザインタフェース
111 入力部
112 表示部
1071 誤設定記憶部
1081 誤設定取得部

Claims (13)

  1. ネットワーク通信における第1の接続要求及び前記ネットワーク通信において実行されるDICOM通信における第2の接続要求を、通信先の医用情報装置に向けて、前記通信先の医用情報装置を含む通信ネットワークへ送信する要求送信手段と、
    前記第1の接続要求に対する第1の応答データ及び前記第2の接続要求に対する第2の応答データを受信する応答データ受信手段と、
    前記受信した第1の応答データが接続失敗のデータであった場合に、ネットワーク通信上でのエラーを解析することにより、該第1の応答データから第1のエラー情報を取得する第1応答解析手段と、
    前記受信した第2の応答データが接続失敗のデータであった場合に、前記DICOM通信上のエラーを解析することにより、該第2の応答データから第2のエラー情報を取得する第2応答解析手段と、
    前記ネットワーク通信上のエラー情報に対する対応策及び前記DICOM通信上のエラー情報に対する対応策を記憶している対応策記憶手段と、
    前記第1のエラー情報及び前記第2のエラー情報の少なくともいずれか一方に基づいて前記対応策記憶手段を参照し、発生している問題に対する前記対応策を抽出する対応策取得手段と、
    前記抽出された対応策を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする医用情報通信接続管理装置。
  2. 自己のDICOM通信における接続条件を予め記憶している接続条件記憶手段と、
    前記受信した第2の応答データが接続成功であった場合に、該第2の応答データに基づいて前記通信先の医用情報装置における接続条件を抽出し、前記通信先の医用情報装置における接続条件と前記接続条件記憶手段に記憶されている接続条件とを比較し、一致しなかった接続条件の情報として不一致情報を取得する第3応答解析手段と、を備え、
    前記対応策記憶手段は、さらに前記自己と前記通信先との間の接続条件の不一致に対する対応策を記憶しており、
    前記対応策取得手段は、前記不一致情報に基づいて前記対応策を抽出し、
    前記抽出された前記不一致情報に対する対応策を表示手段に表示させること、を特徴とする請求項1に記載の医用情報通信接続管理装置。
  3. 前記DICOM通信における接続条件には、前記医用情報装置が、DICOM通信において使用しようとするサービスの種類と、該サービスの対象となるデータの種類との組み合わせ及び、データの構成方法が含まれていること、を特徴とする請求項1に記載の医用情報通信接続管理装置。
  4. 前記第3応答解析手段は、前記第2の応答データに含まれる前記通信先の医用情報装置からの応答としての受諾及び拒絶の情報に基づいて、前記通信先の医用情報装置における前記接続条件を判断する、ことを特徴とする請求項2に記載の医用情報通信接続管理装置。
  5. 前記要求送信手段は、通信元が使用するものとして指定されたDICOM通信におけるサービスの種類と、該サービスの対象となるデータの種類との組み合わせ及び、データの構成方法を含む前記第2の接続要求を作成する、ことを特徴とする請求項1に記載の医用情報通信接続管理装置。
  6. 前記要求送信手段は、通信元が使用するものとして指定されたDICOM通信におけるサービスの種類と、該サービスの対象となるデータの種類との組み合わせ及び、該通信元が該組み合わせにおいて使用可能な前記データの構成方法の全てを含む前記第2の接続要求を作成する、ことを特徴とする請求項1に記載の医用情報通信接続管理装置。
  7. 前記表示手段に表示される前記対応策には、エラーの解決方法と共に、エラーの内容、通信先の医用情報装置の識別情報、通信元又は通信先のうちどちらで問題が発生しているかの情報、接続条件の変更で対応可能か否かの情報、のうちのいずれか一つまたはその組み合わせが表示されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の医用情報通信接続管理装置。
  8. ネットワーク通信を介し、通信先の医用情報装置に向けてDICOM通信を行う医用情報通信接続管理装置であって、
    前記通信先と、前記DICOM通信において使用しようとするサービスの種類及び該サービスの対象となるデータの種類の組み合わせと、使用しようとするデータの構成方法とを設定するための設定画面を表示する表示手段と、
    前記設定画面において設定された前記通信先及び前記組み合わせに基づき、前記ネットワーク通信における第1の接続要求及び前記DICOM通信における第2の接続要求を、前記通信先の医用情報装置を含む通信ネットワークへ送信する要求送信手段と、
    前記第1の接続要求に対する第1の応答データ及び前記第2の接続要求に対する第2の応答データを受信する応答データ受信手段と、
    自己のDICOM通信における接続条件を予め記憶している接続条件記憶手段と、
    前記受信した第1の応答データが接続失敗のデータであった場合に、ネットワーク通信上でのエラーを解析することにより、該第1の応答データから第1のエラー情報を取得する第1応答解析手段と、
    前記受信した第2の応答データが接続失敗のデータであった場合に、前記DICOM通信上のエラーを解析することにより、該第2の応答データから第2のエラー情報を取得する第2応答解析手段と、
    前記受信した第2の応答データが接続成功のデータであった場合に、該第2の応答データに基づいて前記通信先の医用情報装置における接続条件を抽出し、前記通信先の医用情報装置における接続条件と前記接続条件記憶手段に記憶されている接続条件とを比較し、一致しなかった接続条件の情報として不一致情報を取得する第3応答解析手段と、
    前記ネットワーク通信上での各エラー、前記DICOM通信上の各エラー又は前記自己と前記通信先との間の各接続条件の不一致それぞれに対する通信設定の誤りを示す情報をあらかじめ記憶する誤設定記憶手段と、
    前記第1のエラー情報、前記第2のエラー情報及び、前記不一致情報のうち、少なくともいずれか一つに基づいて前記誤設定記憶手段を参照し、通信設定の誤りを示す情報を抽出する誤設定取得手段と、
    抽出された通信設定の誤りを示す情報に基づき、前記設定画面において、該誤りにかかる部分につき、他の部分と区別して表示する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする医用情報通信接続管理装置。
  9. 前記前記第2の接続要求は、通信元が使用するものとして指定された前記DICOM通信におけるサービスの種類と、該サービスの対象となるデータの種類との組み合わせ及び、該通信元が該組み合わせにおいて使用可能な前記データの構成方法の全てを含む、ことを特徴とする請求項8に記載の医用情報通信接続管理装置。
  10. 前記表示制御手段が実行する前記区別表示は、前記誤りにかかる部分を強調して表示すること及び該誤りにかかる部分を選択不可能とすることのうち、少なくともいずれか一方である、ことを特徴とする請求項8に記載の医用情報通信接続管理装置。
  11. 医用情報通信接続管理装置はさらに、
    過去に行った、前記医用情報装置それぞれに対する前記第1の接続要求及び前記第2の接続要求の成功例を記憶する成功例記憶手段を備え、
    前記要求送信手段は、前記誤設定取得手段が前記通信設定の誤りを示す情報を抽出できなかった場合に、前記成功例を参照し、該成功例に基づき、前記第1の接続要求及び前記第2の接続要求を送信し、
    前記応答データ受信手段は、前記成功例に基づく前記第1の応答データ及び前記成功例に基づく前記第2の応答データを受信し、
    前記表示制御手段は、前記成功例に基づく前記第1の応答データのうち接続成功した例及び、前記成功例に基づく前記第2の応答データのうち接続成功した例と、前記設定画面において設定された第1の接続要求及び第2の接続要求とを比較し、差分を表示画面に表示させる、ことを特徴とする請求項8に記載の医用情報通信接続管理装置。
  12. 前記要求送信手段は、参照した前記成功例とともに、設定された前記通信先に基づき、前記第1の接続要求及び前記第2の接続要求を送信する、ことを特徴とする請求項11に記載の医用情報通信接続管理装置。
  13. 自己のDICOM通信における接続条件をあらかじめ記憶する接続条件記憶手段と、
    ネットワーク通信上のエラー情報に対する対応策、前記DICOM通信上のエラー情報に対する対応策、及び前記自己と前記通信先との間の接続条件の不一致に対する対応策を記憶する対応策記憶手段と、を有する医用情報通信接続管理装置における、医用情報通信接続管理方法であって、
    要求送信手段が、前記ネットワーク通信における第1の接続要求を前記通信先の医用情報装置に送信するステップと、
    応答データ受信手段が、前記第1の接続要求に対する第1の応答データを受信するステップと、
    第1応答解析手段が、前記応答データ受信手段により前記受信された第1の応答データが接続失敗のデータであった場合に、前記ネットワーク通信上でのエラーを解析することにより該第1の応答データから第1のエラー情報を取得するステップと、
    要求送信手段が、前記第1応答解析段階でエラーが検出されなかった場合に、前記ネットワーク通信における接続を確立した後、前記DICOM通信における第2の接続要求を前記通信先の医用情報装置に送信するステップと、
    応答データ受信手段が、前記第2の接続要求に対する第2の応答データを受信するステップと、
    第2応答信解析手段が、前記応答データ受信手段により前記受信された第2の応答データが接続失敗のデータであった場合に、DICOM通信上のエラーを解析することにより該第2の応答データから第2のエラー情報を取得するステップと、
    第3応答解析手段が、前記応答データ受信手段により前記受信された第2の応答データが接続成功のデータであった場合に、該第2の応答データに基づいて前記通信先の医用情報装置における接続条件を抽出し、前記通信先の医用情報装置における接続条件と前記接続条件記憶手段に記憶された接続条件とを比較し、一致しなかった接続条件の情報として不一致情報を取得するステップと、
    対応策取得手段が、前記第1のエラー情報、前記第2のエラー情報及び前記不一致情報を基に前記対応策記憶段階で記憶した情報を参照し、発生している問題に対する前記対応策を抽出するステップと、
    表示制御手段が、前記抽出された対応策を表示手段に表示させるステップと、
    を有することを特徴とする医用情報通信接続管理方法。
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