JP4680069B2 - Sipプロトコルにおいて実装の差分が存在するアプリケーションの相互接続に対応する方法 - Google Patents

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Description

この発明は、SIPプロトコルを利用した通信方式において、アプリケーション間でプロトコルの実装の差分が存在する場合に、通信を行いながら差分を抽出する方法、その差分を元に実装の差分をシミュレートして接続試験を行う方法、及び実装に差分のあるアプリケーション間をメッセージ形式を変換して正常に接続する方法に関する。
SIP(Session Initiation Protocol:セッション開始プロトコル)は、テキストベースの呼制御プロトコルであり、例えば、IPネットワーク上で、電話の呼設定を実現するためのアプリケーション層プロトコルであって、IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化されている(例えば、非特許文献1や非特許文献2を参照)。
SIPは、非特許文献1や非特許文献2等により、通信メッセージの形式、リクエスト種別、メッセージシーケンスなどが規定されているので、これに従ってアプリケーションを開発すれば相互に通信が可能なはずである。しかし、RFC(RequestFor Comments:4桁の通し番号で管理された、IETFの公式ドキュメント)やドラフト(RFCの草稿等)に従っていても、異なる開発者によってSIPが実装されたアプリケーションでは、相互接続に失敗することがある。それは、以下2つの理由で実装の差分(実装方式の差分または単に差分とも称する)が発生することが避けられないためである。
1つめの理由は、世代の問題である。すなわち、SIPは近年使われ出したプロトコルであり、仕様の策定、改善が急速に進められた結果、複数のRFCやドラフトが存在する。このため、アプリケーションの開発者がSIPの実装を行う時期などによって、基準とするRFCやドラフトが異なってくる。このような仕様のバージョンなどの違いが原因で発生する実装の差分を“世代差”と呼ぶ。
2つめの理由は、独自仕様の問題である。すなわち、SIPは、手順や通信メッセージフォーマットの制限が少ないため(例えば、SIPメッセージは、ヘッダ部とボディ部で構成されるが、ヘッダ部には標準〈RFC規定〉以外に開発者が独自に設定できる拡張ヘッダがあり、差分と成りうる。また、暫定応答〈電文の1xxに相当〉の種別によって必須であるなしが、ベンダ(製品のメーカー等)によって異なる場合があり、これが差分となりうる。)、同一のRFCを元にSIPの実装をおこなっても、アプリケーション開発者によって解釈の差が生じる。このため、通信メッセージ送受信手順や通信メッセージフォーマットについて実装方法が異なる場合がある。また、SIPプロトコル(RFC)が定義している基本機能に、開発者が必要とする機能が含まれない場合がある。その場合、開発者は、必要な機能を独自に実装することになるため、他社(他のベンダ)との互換性が損なわれてしまう。このような開発者の実装方法が原因で発生する実装の差分を“方言”と呼ぶ。
このように、2つのアプリケーション(自社アプリケーションと他社アプリケーション)間に、“世代差”や“方言”のような実装の差分が存在すると、両者のアプリケーションが、仕様(RFC)通りに機能を実装していても、正常な条件での相互接続の失敗や、想定外の原因での通信エラーが発生する。
そのため、他社のアプリケーションと接続する場合には、事前に実装の差分に対応するためにどのような差分があるのか調査し、差分がある場合はそれに対応するためのカスタマイズを行い、正常に接続出来るか検証する必要がある。
しかし、開発の初期段階では他社アプリケーションを用意して実装の差分を調査することは、スケジュールや手間の問題から難しい。また、同様な理由でカスタマイズ後の検証も難しく、総合試験工程まで進んで、初めて不具合が発見され、アプリケーション改修などの手戻りが発生することが多い。
そこで、従来より、これらを解決するものとして、キャプチャリングソフト(データ取り込みソフト等)で取得したパケットデータを解析する方法と、動作をチェックするためにキャプチャデータを利用した疑似試験環境での検証というものがある。
すなわち、この従来技術では、事前に他社アプリケーションと接続して通信パケットデータのキャプチャリングを行い、通信データを取得する。アプリケーション開発者は、この他社アプリケーション通信データと、自社アプリケーション通信データの違い(実装方式の差分)を解析する。この解析結果を元に、実装方式の差分を推定し、自社アプリケーションのカスタマイズを行う。
また、疑似試験環境での検証は、他社アプリケーションをシミュレートするテストプログラムと、キャプチャしたデータを使ってカスタマイズした自社アプリケーションと送受信を行うことで接続の検証を行うものである。
M.Handley, H.Schulzrinne, E.Schooler, J.Rosenberg、"SIP :Session InitiationProtocol"、[online]、March1999、[平成17年10月31日検索]、インターネット<URL : http://www.ietf.org/rfc/rfc2543.txt> J.Rosenberg, H.Schulzrinne, G.Camarillo, A.Johnston, J.Peterson, R.Sparks, M.Handley, E.Schooler、"SIP:SessionInitiation Protocol"、[online]、June 2002、[平成17年10月31日検索]、インターネット<URL : http://www.ietf.org/rfc/rfc3261.txt>
しかしながら、上記従来技術では、以下の3つの問題がある。
1つめは、解析、検証の問題である。すなわち、キャプチャリングデータの解析は、送受信シーケンスや送信状況によって通信データ(通信メッセージ)の内容が変化することを考慮する必要があるため非常に難しい。加えて、自社と他社のアプリケーション間での送受信パターンの組み合わせが膨大となるため、非常に解析に時間がかかる。また、疑似試験環境で接続の検証を行うためには、テストプログラムを作成する必要がある。しかし、他社アプリケーション毎に、RFCや採用するドラフトが異なる可能性があるため、開発の度に新たにテストプログラムを作り込まなければならないという問題がある。
2つめは、作り込みの問題である。すなわち、接続する2つのアプリケーション(自社アプリケーションと他社アプリケーション)間に実装の差分が存在する場合、それに対応するロジックを自社アプリケーションに作り込む必要がある。しかし、この作業は正規の仕様とは無関係であり、本来は不要な作業である。また、このような作り込みは新たな障害を引き起こす原因となりやすいという問題がある。
3つめは、テストの問題である。すなわち、キャプチャデータでの解析、検証を行うには、他社アプリケーションと接続を行う必要があるが、通信データの収集を行うのに十分な時間がとれないため、基本的な送受信パターンでの通信データしか取得できない場合が多い。そのため、キャプチャした通信データを流用して検証を行う場合、正常系の単純なパターンでのテストしか出来ず、再現の難しい障害発生時や複合的な条件の試験が行えない。そのため、従来のように、実際に他社アプリケーションと接続するまでに、実装の差分を発見しきれず、手戻りの作業が発生してしまうという問題がある。
この発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、キャプチャリングデータの解析及び検証が短時間且つ容易に行え、接続するアプリケーション間に実装の差分が存在する場合、それに対応するロジックを自社アプリケーションに作り込むことを不要とし、実装の差分を容易に発見可能な、SIPプロトコルを利用した通信方式において、通信を行いながら差分情報を抽出する方法、その差分情報を元に実装の差分をシミュレートして接続試験を行う方法、及び実装に差分のあるアプリケーション間をメッセージ形式を変換して正常に接続する方法を提供することである。
上述した目的を達成するため、この発明の第1の要旨のSIPプロトコルを利用した通信方式において通信を行いながら差分を抽出する方法によれば、入力インタフェースにて外部よりSIPプロトコルによる通信メッセージを受信し、登録エンジンにおいて、受信した通信メッセージと、DB(データベース)マネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBそれぞれが記憶するSIPプロトコルの標準データとの差分を検出する。そして、登録エンジンにて、差分が検出されなかった場合、通信メッセージを変換エンジンに出力する。一方、登録エンジンにて、差分が検出された場合、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBのいずれかのDBに、当該差分が既に登録されているか否かを検索する。差分が登録されていなかった場合、差分を元に変換ルールを決定し、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの内の該当するDBに変換ルールの登録を行う。そして、変換ルールの登録後、通信メッセージを変換エンジンに出力する。さらに、変換エンジンにおいて、通信メッセージと、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶するSIPプロトコルの標準データとの差分を検出する。そして、変換エンジンにて、該差分が検出されなかった場合、出力インタフェースに該通信メッセージを出力する。一方、変換エンジンにて、差分が検出された場合、通信メッセージを元に、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された変換ルールに従って、通信メッセージの変換を行う。そして、通信メッセージが変換エンジンにて変換された場合、変換された通信メッセージを、出力インタフェースに出力する。
この発明の第2の要旨のSIPプロトコルを利用した通信方式において差分を元に実装の差分をシミュレートして接続試験を行う方法によれば、予め、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBに、自社アプリケーションと他社アプリケーションの双方向での変換ルールが登録されて成る、SIPプロトコルを利用した通信方式において差分を元に実装の差分をシミュレートして接続試験を行う方法であって、シナリオに記述された内容に従って疑似対向環境より出力された第1の通信メッセージを受信し、変換エンジンにおいて、受信された第1の通信メッセージと、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶するSIPプロトコルの標準データとの差分を検出する。そして、変換エンジンにて、差分が検出されなかった場合、第1の通信メッセージを接続対象に出力する。一方、変換エンジンにて、差分が検出された場合、第1の通信メッセージを元に、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された変換ルールに従って、第1の通信メッセージの変換を行う。そして、第1の通信メッセージを、前記接続対象に出力する。また、接続対象より出力された第2の通信メッセージを受信する。そして、変換エンジンにおいて、受信された第2の通信メッセージと、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶するSIPプロトコルの標準データとの差分を検出する。ここで、変換エンジンにて、差分が検出されなかった場合、第2の通信メッセージを疑似対向環境に出力する。一方、変換エンジンにて、差分が検出された場合、第2の通信メッセージを元に、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された変換ルールに従って、第2の通信メッセージの変換を行う。そして、第2の通信メッセージを、前記疑似対向環境に出力する。
この発明の第3の要旨のSIPプロトコルを利用した通信方式において実装に差分のあるアプリケーション間をメッセージ形式を変換して正常に接続する方法によれば、予め、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBに、自社アプリケーションと他社アプリケーションの双方向での変換ルールが登録されて成る、SIPプロトコルを利用した通信方式において実装に差分のあるアプリケーション間をメッセージ形式を変換して正常に接続する方法であって、他社アプリケーションより出力された第1の通信メッセージを受信し、変換エンジンにおいて、受信された第1の通信メッセージと、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶するSIPプロトコルの標準データとの差分を検出する。そして、変換エンジンにて、差分が検出されなかった場合、第1の通信メッセージを自社アプリケーションに出力する。一方、変換エンジンにて、差分が検出された場合、第1の通信メッセージを元に、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された変換ルールに従って、第1の通信メッセージの変換を行う。そして、第1の通信メッセージを自社アプリケーションに出力する。また、自社アプリケーションより出力された第2の通信メッセージを受信し、変換エンジンにおいて、受信された第2の通信メッセージと、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶するSIPプロトコルの標準データとの差分を検出する。そして、変換エンジンにて、差分が検出されなかった場合、第2の通信メッセージを他社アプリケーションに出力する。一方、変換エンジンにて、差分が検出された場合、第2の通信メッセージを元に、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された変換ルールに従って、第2の通信メッセージの変換を行う。そして、第2の通信メッセージを、他社アプリケーションに出力する。
この発明によれば、接続先のアプリケーション毎にテストプログラムを作成する従来技術に比べ、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの更新のみで、最新の環境を構築できるため、いちいちプログラムを作成する手間を省くことが可能となる。また、試験工程の後半で実機(実際の製品)が準備出来るまで詳細なテストが出来なかった従来技術に比べ、テストの初期段階から実機に近い疑似対向環境を用意することができ、テスト品質を向上させることができる。
また、自社アプリケーションに実装の差分を作り込まなければならない従来技術に比べて、アプリケーション本体から実装の差分への対応の処理を切り離すことが可能なため、アプリケーション本体は本来の仕様の動作を実現することに注力でき、開発の負担を軽減させることが可能となる。また、実機同士での接続で見つかった実装の差分について、アプリケーション自体を改修する必要のあった従来技術に比べ、DBの変換ルールのみで対応が可能となり、手戻りの作業量を抑えることが可能となる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。なお、図中、各要素は、この発明が理解できる程度に概略的に示してあるに過ぎない。また、以下に述べる条件等は、この発明の範囲内の単なる好適例に過ぎない。
(実施形態1)
図1乃至図5は、この発明の実施形態1を説明するための図であり、先ず、構成について説明し、続いて動作について説明する。
〔実施形態1の構成〕
図1は、この発明のゲートウェイ装置の構成を示したブロック図である。
図1において、ゲートウェイ装置(以降GWと称する)はコンピュータからなり、入力メッセージ(通信メッセージ)を受け付ける入力インターフェース14と、CPU48と、CPU48により変換された通信メッセージを送信する出力インタフェース20と、入出力画面26とにより構成される。
さらに、CPU48は、入力メッセージの解析及び変換ルールの登録を管理する登録エンジン16と、変換ルールに基づいて通信メッセージの変換を行う変換エンジン18と、と、入力メッセージを一時的に保存する記憶領域12と、データベース(以降DBと称する)マネージャ22と、CPU48全体を制御する制御部50により構成される。
入力インタフェース14は、図示しないSIPメッセージを処理可能な外部機器等からのメッセージ入力を受け付ける。登録エンジン16は、入力インタフェース14より供給された入力メッセージ(通信メッセージ)を解析して変換のルールを決定し、DBマネージャ22内に設けられた後述する複数のDBに登録を行う。登録エンジン16は、予め、登録モードか変換モードかのモード設定を行っておき、入力インタフェース14より入力メッセージを供給された際、登録モード時には、前述のDBへ変換ルールの登録を行い、入力メッセージを変換エンジン18に供給し、変換モード時には何も行わず、入力メッセージを変換エンジン18に供給する。
変換エンジン18は、入力メッセージに対して該当する変換ルールが無いかDBマネージャ内の各DB(後述)の検索を行う。該当するルールがある場合、入力メッセージの変換を行い、出力インタフェース20に供給する。出力インタフェース20は、供給された入力メッセージを、前述とは別のSIPメッセージを処理可能な外部機器等に出力メッセージとして出力する。
DBマネージャ22は、後述するDBへの各種データの登録や参照を管理する。また、登録エンジン16から登録要求があった場合に、内部のDB(後述)に変換ルールの登録等を行う。
記憶領域12は、登録エンジン16や変換エンジン18が受け付けた入力メッセージを処理する上で、一時的に保持したい情報を記憶する。
入出力画面26は、人間が手動で登録を行うためのインタフェースであり、DBマネージャ22内の登録参照管理部24(図2参照)を介して、各DBの参照、登録、変更が可能である。また、外部ファイルを用意して、データの入出力(各DBの参照、登録、変更等)を行うことも可能である。
図2は、DBに変換ルールの登録を行うためのDBマネージャの構成を示したブロック図である。
図2におけるDBマネージャ22は、各DBへの登録、参照を管理する登録参照管理部24と、通信メッセージ内のヘッダ種別とヘッダ種別毎に設定される値のデータを管理する辞書DB28と、通信メッセージ種別による送受信シーケンスを管理するシーケンスパターンDB30と、通信メッセージの変換ルールを管理する変換ルールDB32とにより構成される。
登録参照管理部24は、外部からの参照や登録の依頼に対して各DBにアクセスを行い、データの入出力を管理する。また、登録参照管理部24は、登録エンジン16、変換エンジン18、及び入出力画面26からの3通りのアクセスを可能とする。
辞書DB28は、通信メッセージ毎に設定されるヘッダ種別と、その設定値を管理し、登録参照管理部24により、登録データの参照、追加、更新が行われる。
シーケンスパターンDB30は、2つのアプリケーション間でやり取りされる通信メッセージ種別毎の送信シーケンスパターンを管理し、登録参照管理部24により、登録データの参照、追加、更新が行われる。
変換ルールDB32は、通信メッセージのヘッダや送信シーケンスの変換ルールを管理し、登録参照管理部24により、登録データの参照、追加、更新が行われる。変換ルールとは、メッセージの送受信シーケンスパターンとメッセージ種別などから、ヘッダや送受信シーケンスをどのように変換するかというルールを規定したものである。
尚、辞書DB28はRFCで規定するSIP電文のヘッダ部やボディ部のデータパターンを、シーケンスパターンDB30はRFCで規定する動作シーケンスのパターンを、変換ルールDB32は使用する辞書DB28内データのパターン及びシーケンスパターンDB30内のパターンをそれぞれ標準データとして持ち、このデータと受信メッセージ(通信メッセージ)とを比較することで差分を検出する。
図3は、他社アプリケーションの実装の差分情報を収集するためのブロック図であり、この発明のGW10と、疑似対向環境装置34と、他社/自社アプリケーション36により構成される。
疑似対向環境装置34は、予め取得したい通信メッセージの送受信パターンを再現可能な状態にし、GW10を介して他社または自社アプリケーション36と通信を行う。GW10内のDBマネージャ22内の各DBには標準データを用意しておき、送受信メッセージを取得して実装の差分を判定し、DBマネージャ22内の各DBに実装の差分情報の登録を行う。
送信契機が他社アプリケーションから始まるシーケンスデータを取得する場合は、他社/自社アプリケーション36のブロックが「他社アプリケーション」になる。逆に送信契機が自社アプリケーションから始まるシーケンスデータを取得する場合は、他社/自社アプリケーション36のブロックが「自社アプリケーション」になる。
図4は、疑似対向環境装置の構成を示したブロック図であり、CPU54と、テストシーケンスを記述する、記憶装置から成るシナリオ42とから構成される。また、CPU54は、接続用テストプログラムの疑似テストAP(アプリケーション)38と、疑似テストAP38の動作を管理する管理マネージャ40と、CPU54全体を制御する制御部52とから構成される。
疑似テストAP38は、SIPプロトコルを実装し、自社アプリケーションと接続してメッセージの送受信が可能なインタフェースである。
管理マネージャ40は、疑似テストAP38を利用して、後述するシナリオ42の記述に従ってテスト用の送受信メッセージのシーケンスを再現する。
シナリオ42は、予めユーザにより用意された、送受信テストで実施したいメッセージの送受信のやり取りを記述したものである。
〔実施形態1の動作〕
図5は、この発明の実装の差分情報の収集方法を示したフローチャートである。
〈接続時のGW内での処理〉
図5をメインに図1乃至図3を適宜参照しながら本発明の実装の差分情報の収集方法について説明を行う。以下では、図3の他社/自社アプリケーション36のブロックが「他社アプリケーション」の場合、すなわち、メッセージ送信契機が他社アプリケーションの場合について説明する。尚、以下では予め登録エンジンを16の設定を、登録エンジンを用いるモードに設定しておく。また、DBマネージャ22内の各DBには、SIPプロトコルの標準データ(例えば、RFC3261準拠)が格納されているものとする。
先ず、図1の入力インタフェース14を介して、図3の疑似対向環境装置(以降、単に疑似対向環境と称する)34より出力された通信メッセージを受信する(ステップS98)。次に、登録エンジン16の設定が、登録エンジンを用いるモードであるため、入力インタフェース14は、記憶領域12に通信メッセージから得たメッセージ種別などを設定し(ステップS100)、登録エンジン16に受信した通信メッセージを送る。続いて、通信メッセージを受信した登録エンジン16は、この通信メッセージの解析を行う(ステップS102,S104)。
通信メッセージの解析は、DBマネージャ22内の各DBが持っている標準データと、受信メッセージ(通信メッセージ)の差分をチェックすることで行う。差分が存在しない場合には、変換エンジン18に通信メッセージを送る(ステップS106,S114)。
差分が存在する場合には、図1のDBマネージャ22内の各DB(辞書DB28、シーケンスパターンDB30、変換ルールDB32)に当該差分が登録されているか否かの検索が行われ(ステップS108)、既に登録がなされている場合には、変換エンジン18に通信メッセージを送る(ステップS110,S114)。
差分が登録されていない場合には、当該差分を元に変換ルールを決定し、図1のDBマネージャ22内の各DBへ登録を行う(変換ルールは後述)。登録後、受信メッセージ(通信メッセージ)を変換エンジン18に送信する(ステップS112,S114)。
変換エンジン18が、通信メッセージを受信すると、標準データとの差分をチェックする(ステップS114)。差分が無い場合は、図1の出力インタフェース20に通信メッセージを送信する(ステップS116,S120)。
差分がある場合、変換エンジン18は、受信した直近(現在)の通信メッセージと、図1の記憶領域12に登録されている、それまでに受信した過去の通信メッセージを元に、図1のDBマネージャ22内の各DBを検索し、その変換ルールに従って、通信メッセージの変換を行い、変換された通信メッセージを、図1の出力インタフェース20に送信する(ステップS116,S118,S120)。
変換エンジン18から通信メッセージを受信した出力インタフェース20は、外部の他社/自社アプリケーション36(この場合、他社アプリケーション)に対して通信メッセージを出力する。
以上、図3の通信メッセージ送信契機が他社アプリケーションの場合について説明したが、通信メッセージ送信契機が自社アプリケーションの場合は、図3の他社/自社アプリケーション36のブロックが、自社アプリケーションに置き換えられる以外は、上述の処理(手順)と同様であるので、説明は省略する。
〈ヘッダの変換ルールの自動取り込み〉
次に、変換ルールについて説明する。以下では、通信メッセージのヘッダ情報についての変換ルールの取り込みについて説明する。辞書DB28では、予めベース(標準データ)となるヘッダ情報を持ち、送信するメッセージ種別毎のヘッダの種類と設定されるヘッダデータから構成される。受信した通信メッセージのヘッダ情報と標準データとの間に差分があった場合、以下の手順で辞書DB28への取り込みを行う。
(1)図3の構成において、疑似対向環境34を使って対象アプリケーション(例えば、他社アプリケーション)と通信を行う。
(2)図3の他社アプリケーションからの通信メッセージをGW10が受信すると、図1の入力インタフェース14は、登録エンジン16に通信メッセージを送る。
(3)登録エンジン16は、既に登録されている辞書DB28のヘッダ情報を検索し、ヘッダ種別の登録とヘッダ設定値の登録を検索する。
(4)登録エンジン16は、ヘッダ種別の登録がなかった場合、またはヘッダ設定値の登録が無かった場合には、その状態に応じて変換ルールを自動的に設定する。変換ルールの詳細は、表1及び表2の通りである。
変換ルールは、他社アプリケーションから受信時に自社アプリケーション向けに変換する受信時変換ルール(表1)と、受信に対して他社にレスポンスを返すときのレスポンス変換ルール(表2)の2種類がある。尚、表中のデフォルト値の設定や、例外的なルールを指定したい場合や、条件によって設定値を変えたい場合には、GW10内の入出力画面26から手動で設定を変更することが可能である。
〈シーケンスパターンの変換ルールの自動取り込み〉
以下では、シーケンスパターンの変換ルールの自動取り込みについて説明する。すなわち、上述の〈接続時のGW内での処理〉と同様に、他社アプリケーションと接続を行い、受信メッセージ(通信メッセージ)への応答に関する実装の差分情報を収集し、シーケンスパターンDB30に登録を行う。
(1)図3の構成において、対象アプリケーションとの通信を行う。
(2)記憶領域12に登録されたメッセージのシーケンスを元に、標準のシーケンスパターンとの突き合わせを行う。
(3)他社アプリケーションからの受信メッセージ(通信メッセージ)種別が、標準のシーケンスパターンと一致しない場合、登録エンジン16は、差分の内容に応じて変換ルールを変換ルールDB32に登録する。変換ルールの詳細は、表3の通りである。
(4)自社アプリケーションの送信メッセージ(通信メッセージ)が、他社アプリケーションで受け付けてもらえない場合は、GW10内の入出力画面26から手動で変換ルールの設定を行う。
尚、表中のデフォルト値の設定や、例外的なルールを指定したい場合や、条件によって設定値を変えたい場合には、GW10内の入出力画面26から手動で設定を変更することが可能である。
〔実施形態1の作用効果〕
従って、この発明によれば、以下に述べる作用効果を奏する。
すなわち、GWで受信情報と標準データとの比較を行うことで、自動的に実装の差分を検出することができる。その結果、キャプチャしたデータを人間が手動で解析する従来技術に比べ、リアルタイムに解析が行えるため、差分情報の効率的な解析が可能となる。
また、GWの変換エンジンで、検出した相互に実装差分が存在するアプリケーションの変換ルールを自動的に設定することが可能となる。その結果、人間が変換ルールを検討する従来技術に比べ、人間の作業負担を減らすことが出来る。
さらに、GWの登録エンジンで、検出した差分情報や変換ルールを各DBに取り込むことで、自社アプリケーションに実装差分に対応する処理を作り込む従来技術に比べて、取り込んだ情報の流用や応用を容易に行うことが出来る。
(実施形態2)
図6及び図7は、この発明の第2実施形態を説明するための図であり、先ず、構成について説明し、続いて動作について説明する。
図6及び図7において、第1実施形態と同一構成かつ同一機能であるものについては同一の符号を付し説明を省略もしくは簡略にする。以下、各図面(実施形態1の説明で使用した図面を含む)を用いて、この発明の第2実施形態について、詳細に説明する。
〔実施形態2の構成〕
〈試験シミュレータ〉
図6は、この発明のGWを他社アプリケーションのシミュレータとして適用した場合における構成を示したブロック図である。
図6の試験シミュレータは、自社AP(アプリケーション)44と、この発明のGW10と、疑似対向環境34とにより構成される。
疑似対向環境34には、予めテストを行いたいシナリオ42(図4参照)を用意しておき、疑似対向環境34と自社AP44の間にGW10を配置し、疑似対向環境34及び自社AP44間にて通信を行うように構成されている。
事前に、GW10内の登録エンジン等により、他社アプリケーションの変換ルールを、図2のDBマネージャ22内の各DBに設定しておく。このGW10の設定により、疑似対向環境34は、他社アプリケーション46の動作を再現し、自社AP44との疑似接続試験を可能とする。
〈実機接続〉
図7は、この発明のGWを中間接続インタフェースとして適用した場合における接続形態を示したブロック図である。
この発明のGW10は、自社AP44と他社AP46の中間に接続されて構成される。この場合の接続形態は、LAN上での接続(図7(A))と、インターネットを介した遠隔での接続(図7(B))とがある。
〔実施形態2の動作〕
以下、この発明によるGW10を用いた、他社の実装に差分のあるアプリケーションの動作のシミュレート方法と、他社/自社アプリケーション間の通信方法について説明する。
〈接続時のGW内での処理〉
ここでは、シミュレーション時、及びアプリケーション接続時のGW10の動作について、図5を参照して説明する。シミュレート時の接続形態は、図6、図7に従う。GW10は、予め変換エンジンを用いるモードに設定されているものとする。
先ず、図1の入力インタフェース14を介して通信メッセージを受信する(ステップS98)。次に、登録エンジン16の設定が、変換エンジンを用いるモードであるため、入力インタフェース14は、記憶領域12に通信メッセージから得たメッセージ種別などを設定し(ステップS100)、変換エンジン18に受信した通信メッセージを送る(ステップS102,S114)。
変換エンジン18が、通信メッセージを受信すると、標準データとの差分をチェックする(ステップS114)。差分が無い場合は、図1の出力インタフェース20に通信メッセージを送信する(ステップS116,S120)。
変換エンジン18において、差分がある場合、受信した直近(現在)の通信メッセージと、図1の記憶領域12に登録されているそれまでに受信した過去の通信メッセージを元に、図2のDBマネージャ22内の各DBを検索し、その変換ルールに従って、通信メッセージの変換を行い、変換した通信メッセージを、図1の出力インタフェース20に送信する(ステップS116,S118,S120)。
変換エンジン18から通信メッセージを受信した出力インタフェース20は、外部に対して通信メッセージを出力する。
〈他社アプリケーションのシミュレータ環境〉
ここでは、この発明のGW10で、他社アプリケーションの動作をシミュレートして、接続試験を行う場合について、図6を参照して説明を行う。尚、DBマネージャ22内の各DBには、予め、他社及び自社アプリケーションの変換ルールが登録されていることを前提とする。また、疑似対向環境34には、SIPスタックを実装しているものとする。
他社アプリケーション(=疑似対向環境34)から送信を行う場合は、以下の動作となる。
(1)先ず、図6の構成において、疑似対向環境34からリクエストメッセージ(通信メッセージ)の送信をGW10に対して行う。疑似対向環境34では、図4の管理マネージャ40が、シナリオ42を読み込み、記述された内容に従って、疑似テストAP38にて、通信メッセージの送信を行う。
(2)次に、通信メッセージを受けた図6のGW10は、DBマネージャ22内の各DBにアクセスし、変換ルールを検索する。GW10は、受信した通信メッセージを該当する変換ルールに従って実際の接続対象(=自社アプリケーション)と同じ形式に変換して、自社アプリケーション44に送信する。
(3)自社アプリケーション44は、GW10からメッセージを受信する。ユーザは、自社アプリケーション44が受信したメッセージに対応する処理を行うか、または確認することで接続試験を行う。
尚、自社アプリケーションから送信を行う場合も、上記と同様にGW10でメッセージ変換を行い疑似対向環境34に対して送信を行う。
〈他社アプリケーションとの接続〉
ここでは、この発明を用いて、実装の差分が存在する2つのアプリケーションを接続する方法について説明する。
図7の構成において、自社アプリケーション44と他社アプリケーション46の中間にGW10を設置し通信を行う。両アプリケーションは、GW10を介することで、双方のアプリケーションの有する実装の差分に関わりなく、互いに通信することが可能となる。尚、図2を参照して説明した、差分情報の収集方法で、DBマネージャ22内の各DBには、自社アプリケーション44と他社アプリケーション46の双方向での変換ルールが登録されているものとする。
(1)先ず、図7の構成において、他社アプリケーション46から、通信メッセージの送信を行う。
(2)通信メッセージを受信した、図7のGW10は、DBマネージャ22内の各DBにアクセスし、変換ルールを検索する。GW10は、受信した通信メッセージを該当する変換ルールに従って実際の接続対象(この場合、自社アプリケーション)と同じ形式に変換して、自社アプリケーション44に送信する。
(3)GW10が、自社アプリケーション44からの通信メッセージを受信した場合も同様に、(1)、(2)の処理を行って他社アプリケーション46向けのメッセージ形式に変換して送信する。
〔実施形態2の作用効果〕
従って、この発明によれば、それぞれの状況において、以下のような作用効果を奏する。
〈シミュレート〉
GWの変換データを使うことで、他社アプリケーションとの間に発生するSIPプロトコルの実装の差分を擬似的に再現できる。その結果、接続先のアプリケーション毎にテストプログラムを作成する従来技術に比べ、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの更新のみで、最新の環境を構築できるため、いちいちプログラムを作成する手間を省くことが可能となる。
また、GWと疑似環境を組み合わせて接続試験を行うことにより、他社アプリケーションの実機を準備しなくても、実機に近い条件で接続テストが可能となる。その結果、試験工程の後半で実機が準備出来るまで詳細なテストが出来なかった従来技術に比べ、テストの初期段階から実機に近い疑似対向環境を用意することができ、テスト品質を向上させることができる。
〈実機接続〉
GWの変換ルールにより、メッセージ送受信の実装の差分をGWのみで対応することが可能となる。その結果、自社アプリケーションに実装の差分を作り込まなければならない従来技術に比べて、アプリケーション本体から仕様差分への対応の処理を切り離すことが可能なため、アプリケーション本体は本来の仕様の動作を実現することに注力でき、開発の負担を軽減させることが可能となる。
また、実装の差分をDB化することで、実装の差分への対応をDBだけで対応することが可能となる。その結果、実機同士での接続で見つかった実装の差分について、アプリケーション自体を改修する必要のあった従来技術に比べ、DBの変換ルールのみで対応が可能となり、手戻りの作業量を抑えることが可能となる。
(実施形態の変形)
なお、この発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等もこの発明に含まれるものである。
例えば、この発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、この発明は、これに限定されるものではない。すなわち、この発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、この発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、構成、動作、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した構成、動作などを限定した記載は、この発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、この発明を限定するものではないから、それらの構成、動作などの限定の一部若しくは全部の限定を外した構成の名称での記載は、この発明に含まれるものである。
実施形態1によれば、差分情報取得のために、直接通信を行う方法について説明したが、接続を行わずに通信時のログデータを元にDBへの登録を行うことで、同様に差分情報の収集が可能である。
また、他社アプリケーションにて、将来実装予定であるが、現在は実装されていない機能について、入力インタフェースから独自に作り込むことが可能である。
また、障害が発生したときに、この発明の差分を見つけ出す機能を利用することで、想定外のデータが設定されていることを効率的に見つけ出すことが可能である。
実施形態2によれば、シミュレートの場合に、疑似対向環境のシナリオにレアケースのシナリオを用意し、実機では行いにくい試験を実施することが可能である。
また、DBマネージャで、意図的に誤った値やシーケンスパターンを設定することで、異常系の試験を簡単に実施することが可能である。
また、実機で発生した障害のログを元にシナリオを作成し、障害時の動作を再現することが可能である。
また、A社アプリケーションとB社アプリケーションの変換データ、及び、B社アプリケーションとC社アプリケーションの変換データのように、既に生成されたDBデータから、A社アプリケーションとC社アプリケーションの変換データのように、新たな組み合わせの変換データを作成することが可能である。
また、実機接続の場合には、実装の差分を持つ複数社のアプリケーションをマルチに接続する場合に、GWに変換ルールを集約することで、各社のアプリケーション自体は接続先のアプリケーションとの実装の差分に関係なく接続することが可能である。
この発明のゲートウェイ装置の構成を示したブロック図である。 DBに変換ルールの登録を行うためのDBマネージャの構成を示したブロック図である。 他社アプリケーションの実装の差分情報を収集するためのブロック図である。 疑似対向環境装置の構成を示したブロック図である。 この発明の実装の差分情報の収集方法を示したフローチャートである。 この発明のGWを他社アプリケーションのシミュレータとして適用した場合における構成を示したブロック図である。 この発明のGWを中間接続インタフェースとして適用した場合における接続形態を示したブロック図である。
符号の説明
10…GW(ゲートウェイ装置)
12…記憶領域
14…入力インターフェース
16…登録エンジン
18…変換エンジン
20…出力インターフェース
22…DBマネージャ
24…登録参照管理部
26…入出力画面
28…辞書DB
30…シーケンスパターンDB
32…変換ルールDB
34…疑似対向環境装置
36…他社/自社アプリケーション
38…疑似テストAP
40…管理マネージャ
42…シナリオ
44…自社AP(アプリケーション)
46…他社AP(アプリケーション)
48,54…CPU
50,52…制御部

Claims (6)

  1. 入力インタフェースにて外部よりSIPプロトコルによる通信メッセージを受信するステップと、
    登録エンジンにおいて、受信した前記通信メッセージと、DB(データベース)マネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBそれぞれが記憶する前記SIPプロトコルの標準データとの差分を検出するステップと、
    前記登録エンジンにて、前記差分が検出されなかった場合、前記通信メッセージを変換エンジンに出力するステップと、
    前記登録エンジンにて、前記差分が検出された場合、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBのいずれかのDBに、当該差分が既に登録されているか否かを検索するステップと、
    該差分が登録されていなかった場合、該差分を元に変換ルールを決定し、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの内の該当するDBに前記変換ルールの登録を行うステップと、
    前記変換ルールの登録後、前記通信メッセージを変換エンジンに出力するステップと、
    前記変換エンジンにおいて、前記通信メッセージと、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶する前記SIPプロトコルの標準データとの差分を検出するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出されなかった場合、出力インタフェースに該通信メッセージを出力するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出された場合、該通信メッセージを元に、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された前記変換ルールに従って、前記通信メッセージの変換を行うステップと、
    該通信メッセージが前記変換エンジンにて変換された場合、該変換された通信メッセージを、前記出力インタフェースに出力するステップと、
    を含むことを特徴とするSIPプロトコルを利用した通信方式において通信を行いながら差分を抽出する方法。
  2. 前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された各内容の変更、更新、新規登録を必要に応じて手動にて行うステップを新たに含むことを特徴とする請求項1に記載のSIPプロトコルを利用した通信方式において通信を行いながら差分を抽出する方法。
  3. 予め、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBに、自社アプリケーションと他社アプリケーションの双方向での変換ルールが登録されて成る、SIPプロトコルを利用した通信方式において差分情報を元に実装の差分をシミュレートして接続試験を行う方法であって、
    シナリオに記述された内容に従って疑似対向環境より出力された第1の通信メッセージを受信するステップと、
    変換エンジンにおいて、前記受信された第1の通信メッセージと、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶するSIPプロトコルの標準データとの差分を検出するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出されなかった場合、前記第1の通信メッセージを接続対象に出力するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出された場合、前記第1の通信メッセージを元に、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された前記変換ルールに従って、前記第1の通信メッセージの変換を行うステップと、
    前記第1の通信メッセージを、前記接続対象に出力するステップと、
    前記接続対象より出力された第2の通信メッセージを受信するステップと、
    前記変換エンジンにおいて、受信された前記第2の通信メッセージと、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶する前記SIPプロトコルの標準データとの差分を検出するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出されなかった場合、前記第2の通信メッセージを前記疑似対向環境に出力するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出された場合、前記第2の通信メッセージを元に、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された前記変換ルールに従って、前記第2の通信メッセージの変換を行うステップと、
    前記第2の通信メッセージを、前記疑似対向環境に出力するステップと、
    を含むことを特徴とするSIPプロトコルを利用した通信方式において差分を元に実装の差分をシミュレートして接続試験を行う方法。
  4. 前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された各内容の変更、更新、新規登録を必要に応じて手動にて行うステップを新たに含むことを特徴とする請求項3に記載のSIPプロトコルを利用した通信方式において差分を元に実装の差分をシミュレートして接続試験を行う方法。
  5. 予め、DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBに、自社アプリケーションと他社アプリケーションの双方向での変換ルールが登録されて成る、SIPプロトコルを利用した通信方式において実装に差分のあるアプリケーション間をメッセージ形式を変換して正常に接続する方法であって、
    他社アプリケーションより出力された第1の通信メッセージを受信するステップと、
    変換エンジンにおいて、受信された前記第1の通信メッセージと、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶する前記SIPプロトコルの標準データとの差分を検出するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出されなかった場合、前記第1の通信メッセージを自社アプリケーションに出力するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出された場合、前記第1の通信メッセージを元に、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された前記変換ルールに従って、前記第1の通信メッセージの変換を行うステップと、
    前記第1の通信メッセージを自社アプリケーションに出力するステップと、
    該自社アプリケーションより出力された第2の通信メッセージを受信するステップと、
    前記変換エンジンにおいて、受信された前記第2の通信メッセージと、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBの各DBが記憶する前記SIPプロトコルの標準データとの差分を検出するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出されなかった場合、前記第2の通信メッセージを前記他社アプリケーションに出力するステップと、
    前記変換エンジンにて、該差分が検出された場合、前記第2の通信メッセージを元に、前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された前記変換ルールに従って、前記第2の通信メッセージの変換を行うステップと、
    前記第2の通信メッセージを、前記他社アプリケーションに出力するステップと、
    を含むことを特徴とするSIPプロトコルを利用した通信方式において実装に差分のあるアプリケーション間をメッセージ形式を変換して正常に接続する方法。
  6. 前記DBマネージャ内部の、辞書DB、シーケンスパターンDB、及び変換ルールDBに記憶された各内容の変更、更新、新規登録を必要に応じて手動にて行うステップを新たに含むことを特徴とする請求項5に記載のSIPプロトコルを利用した通信方式において実装に差分のあるアプリケーション間をメッセージ形式を変換して正常に接続する方法。
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