JP5359613B2 - 無線通信ネットワーク及び方法 - Google Patents

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    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/309Measuring or estimating channel quality parameters

Description

本発明は、無線通信ネットワークにおける指令局の切り替えに関する。
[端末間の無線通信ネットワーク]
端末間の無線通信を、限られた地理的範囲で自律的に構築し運営することは有益である。例えば災害現場等では、ネットワーク事業者の提供する無線通信サービスが障害により利用できない、不特定多数の加入者と無線通信サービスを共有すると通信の緊急性、確実性に対応できない等の理由から、端末間で構築される自律的な無線通信ネットワークが有用である。
このような端末間の無線通信ネットワークは、例えば自治体、警察、消防、自衛隊等により使用される。或いは、このような端末間の無線通信ネットワークは、屋外若しくは屋内で開催される学術、娯楽、商業的な様々な活動のための、限られた地理的範囲内に存在する種々の端末にも有用である。
端末が移動する無線通信ネットワークでは、端末間の通信を確保するために、ハンドオーバー技術が必要である。基地局間のハンドオーバー技術として、以下のような技術が知られている。
[基地局間のハンドオーバー]
無線通信ネットワークの分野では、端末が接続する基地局を切り替えるハンドオーバー技術が知られている。
無線固定加入者ユニット(FSU)を用いるワイヤレス・ローカル・ループ(WLL)では、最適な無線基地局を捕捉し続ける方法が知られている。当該方法では、FSUは周囲にある基地局の受信レベルを定期的に測定し、受信レベルを表すメッセージを基地局へ送る。基地局は、当該メッセージに基づきFSUに割り当てられる基地局の更新リストを当該FSUへ送信する。FSUは、当該更新リストにある基地局を用いて割り当てを実現する。
また、端末が移動時に通信している基地局を切り替えるハンドオーバー時間を短縮する方法が知られている。当該方法では、時分割多重方式の無線通信において、1フレーム内の所定数のスロットをハンドオーバーのための予備通信に割り当てる。
WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)に基づくシステムでは、端末が複数の基地局と同期し、当該基地局の間で高速にハンドオーバーを実現する技術として、FBSS(Fast−BS−Switch)が知られている。
特開2001−160989号公報 特開2001−28775号公報
上述のハンドオーバー技術は、何れも固定された基地局間に用いられる技術であり、基地局を用いない端末間の無線通信ネットワークに適用することができない。
そこで、1つの側面では、端末間の無線通信ネットワークの指令局とバックアップ局とを高速に切り替える、新たな技術を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態として、帯域を割り当てる指令局であって、バックアップ局と、端末が受信品質を計測すべき定期的な計測期間とを広報し、前記計測期間の間、前記端末への前記帯域の割り当てを停止する指令局と、前記指令局と同期し、前記指令局と同一の周波数チャネルを用いて計測用信号を送信する1又は複数のバックアップ局と、前記計測用信号を用いて前記バックアップ局毎の受信品質を計測する1又は複数の端末と、を有する無線通信ネットワークを提供する。
本発明の実施形態によると、指令局とバックアップ局との高速な切り替えを実現できる。
端末間の無線通信ネットワークの構成例である。 OFDMAフレームの一例である。 指令局、バックアップ局、及び端末のブロック図である。 第1の実施形態のシーケンス図である。 第1の実施形態の指令局、バックアップ局、及び端末が送受信するフレーム構成を説明する図である。 端末間の物理的位置を説明する図である。 第1の実施形態のフローチャートである。 第2の実施形態の指令局、バックアップ局、及び端末が送受信するフレーム構成を説明する図である。 第3の実施形態のシーケンス図である。 第4の実施形態のシーケンス図である。 第5の実施形態のシーケンス図である。 第5の実施形態の指令局、バックアップ局、及び端末が送受信するフレーム構成を説明する図である。
[システム構成]
図1は、端末間の無線通信ネットワークの構成例である。図1の無線通信ネットワーク100は、スター型の構成を有する端末1〜4を有する。
端末1は、複数の端末の中から指令局として選択され、他の端末2〜4に帯域を割り当てる。指令局である端末1は、端末2〜4からの登録(INE:Initial Network Entry)を受付け、端末2〜4がデータを送受信するタイミングを集中的にスケジューリングする。また、端末1は、指令局として動作するとともに、端末3、4と同様に通常の端末としても動作する。
従って、端末1と他端末2〜4との間の通信は直接行われ、端末2〜4の各端末間の通信は、端末1を経由して行われる。
端末1は、端末1が障害などの理由により指令局として動作できなくなった場合に、代わりに指令局として動作可能なバックアップ局として端末2を選択している。端末1、2は、それぞれ指令局、バックアップ局として動作するとともに、端末3、4と同様にユーザー端末としても動作する。
以下の説明では、図1の構成を用いて実施形態を説明する。しかしながら、更に多くの若しくは少ない数の端末、バックアップ局が存在してもよい。
[フレーム構成]
指令局である端末1が端末2〜4に帯域を割り当てる方法として、WiMAXに基づく例を以下に説明する。
図2は、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)におけるOFDMAフレームの一例である。同図中、横軸はOFDMAシンボル番号(OFDMA symbol number)を示しており、時間軸方向を示している。縦軸はサブチャネル論理番号(subchannel logical number)を示している。
OFDMAフレームは、下りリンクのサブフレーム、及び、上りリンクのサブフレーム、及び、TTG(Transmit/Receive Transition Gap)、及び、RTG(Receive/Transmit Transition Gap)から構成される。
更に、DLサブフレームは、プリアンブル(Preamble)、FCH(Frame Control Header)、DL−MAP、UL−MAP、複数のDLバースト(DL BUrst)から構成される。プリアンブルは、端末2〜4がフレーム同期を実現するために必要なプリアンブル・パターンを含む。FCHは、使用するサブチャネルや直後に位置するDL−MAPに関する情報が含まれる。DL−MAPは、DLサブフレームのDLバーストのマッピング情報を含み、これを受信し、解析することによって、端末2〜4は、UL−MAP(DLバースト#1で送信)、DLバースト(#2〜#6)を識別することができる。
UL−MAPは、ULサブフレームのレンジング領域(Ranging Region)及びULバーストのマッピング情報を含む。これを読むことによって、端末2〜4は、レンジング領域及びULバースト(#1〜#4)を識別することができる。
バーストは、端末2〜4宛の下りユーザデータや制御メッセージ、及び端末2〜4発の上りユーザデータや制御メッセージについて、無線フレームにおける下りサブフレーム及び上りサブフレーム上のスロットの割当及び配置であり、同一の変調方式と同一のFEC(Forward Error Correction;前方エラー訂正)の組合せを有する領域であり、DL−MAP/UL−MAPが、各バーストの変調方式とFECの組合せを指定する。指令局である端末1がスケジューリングした結果は、フレーム毎に、DLサブフレーム先頭に設定されるDL−MAP,UL−MAPを用いて全ての端末2〜4に通知される。
[指令局の構成]
図3は、指令局、バックアップ局、及び端末のブロック図である。図3の端末1〜3は図1の端末1〜3に対応する。端末4は図3に示されないが、端末3と同様の構成を有し同様に指令局及びバックアップ局と接続される。
指令局である端末1は、スケジューリング部301、バックアップ局管理部302、ダイバーシティ・セット管理部303、コンテキスト保持部304、無線部305を有する。図1の全ての端末1〜4は指令局になる可能性があるので、図3に示す指令局に含まれるブロックを備える。
スケジューリング部301は、図1のシステムの端末2〜4に帯域を割り当てる。例えば、スケジューリング部301は、端末2〜4に図2に示したOFDMAフレーム内のバーストを割り当てる。
バックアップ局管理部302は、複数の端末2〜4の中からバックアップ局を選択する。例えば、バックアップ局管理部302は、複数の端末2〜4からの信号の受信品質、例えば搬送波レベル対干渉・雑音比(CINR:Carrier to Interference and Noise Ratio)、電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indication、Received Singal Strength Indicator)、端末2〜4の電池残量等に基づき、最良の値を有する端末をバックアップ局として選択する。
必要に応じて、バックアップ局管理部302は、複数のバックアップ局を選択し、優先順位付けする。例えば、ある閾値以上の受信品質を有する複数のバックアップ局を選択し、受信品質の高い順に優先順位を付す。
また、バックアップ局管理部302は、ダイバーシティ・セット管理部303から端末3〜4のバックアップ局のリストであるダイバーシティ・セットに変更が生じたことを通知されると、バックアップ局を変更する。例えば、端末3又は4のいずれかが端末2からの受信品質が低下したために当該端末のダイバーシティ・セットから端末2を削除し、別の端末をバックアップ局として追加した場合、バックアップ局管理部302は、当該別の端末をバックアップ局として選択する。
バックアップ局管理部302は、例えばバックアップ局の識別子、又はバックアップ局を特定するその他の情報の形式で、選択したバックアップ局をコンテキスト保持部304に通知する。
更に、バックアップ局管理部302は、端末3、4が受信品質を計測すべき定期的な計測期間を決定する。定期的な計測期間は、例えばフレーム番号、時刻、30分毎のような時間周期により指定される。バックアップ局管理部302は、バックアップ局と、受信品質を計測すべき定期的な計測期間とを、複数の端末2〜4に広報する。
ダイバーシティ・セット管理部303は、各端末2〜4のダイバーシティ・セットを保持する。各端末2〜4は、自身が同一のパラメータを用いて同期可能なバックアップ局のリストをダイバーシティ・セットとして保持している。各端末2〜4のダイバーシティ・セット管理部303は、ダイバーシティ・セットを例えばDiversity Set Update Requestメッセージ、又はMOB_MSHO−REQ(Mobile MS Handover Request)メッセージを用いて指令局のダイバーシティ・セット管理部303に通知する。
コンテキスト保持部304は、セキュリティ情報などの端末に関する情報であるコンテキストを保持する。コンテキストは、例えば、指令局が端末2〜4と通信するために使用する暗号化、復号化方式等を含む。端末2〜4のコンテキストは、各端末2〜4が指令局に初めに登録したとき、例えば端末2〜4の電源が入れられたときに作成される。
指令局のコンテキスト保持部304は、自身が保持している端末3、4のコンテキストをバックアップ局のコンテキスト保持部304へ送信する。これにより、指令局とバックアップ局とは、端末3、4のコンテキストを共有する。
無線部305は、上述の各ブロック301〜304とバックアップ局を含む端末2〜4との間の無線接続を介した通信を提供する。
[バックアップ局の構成]
図3は、指令局、バックアップ局、及び端末のブロック図である。バックアップ局である端末2は、コンテキスト保持部304、無線部305、計測用信号生成部306、指令局管理部307を有する。全ての端末1〜4はバックアップ局になる可能性があるので、図3に示すバックアップ局に含まれるブロックを備える。
計測用信号生成部306は、指令局のバックアップ局管理部302から、バックアップ局及び定期的な計測期間の通知を受信する。計測用信号生成部306は、通知されたバックアップ局が自身を示す場合に、自身がバックアップ局として選択されていることを知る。
また、計測用信号生成部306は、定期的な計測期間の間、端末3、4が受信品質を計測するための信号を送信する。例えば、端末3、4がCINRを計測する場合には、計測用信号生成部306は、OFDMAフレームのプリアンブル信号として規定のパターンを生成する。計測用信号生成部306は、生成したプリアンブル信号を、指令局がフレームを送信していたタイミングに合わせて送信する。
バックアップ局のコンテキスト保持部304は、指令局のコンテキスト保持部304から受信した端末3、4のコンテキストを保持する。これにより、障害などの理由で端末1が指令局として動作できなくなった場合に、端末2は端末3、4のコンテキストを用いて指令局として動作し始めることができる。
指令局管理部307は、指令局が送信するダウンリンク信号を監視する。指令局管理部307は、指令局からのダウンリンク信号が受信されないことを検出すると、指令局が動作不能であると判断し、自身が指令局として動作し始める。従って、端末2は図3に示される構成となり、スケジューリング部301が端末3、4に帯域を割り当てる。
無線部305は、上述の各ブロック304〜307と指令局を含む端末1、3、4との間の無線接続を介した通信を提供する。
[端末の構成]
図3の端末3は、ダイバーシティ・セット管理部303、コンテキスト保持部304、無線部305、指令局管理部307、計測部308を有する。全ての端末1〜4は図3に示す端末に含まれるブロックを備える。
計測部308は、指令局のバックアップ局管理部302からバックアップ局及び定期的な計測期間の広報を受信する。定期的な計測期間の間、端末の計測部308は計測用の信号を受信し、上述のようにバックアップ局が送信した計測用信号の受信品質を計測する。指令局が複数のバックアップ局と各バックアップ局に対応する複数の定期的な計測期間とを広報した場合には、計測部308は、各バックアップ局について、それぞれの計測期間に受信品質を計測する。
計測の方法として、計測部308は、例えばバックアップ局が送信したOFDMAフレームのプリアンブル信号から、CINRを算出する。或いは、計測部308は、電界強度等に基づきバックアップ局の受信品質を計測してもよい。
計測部308は、計測の結果、つまりバックアップ局について計測した受信品質をダイバーシティ・セット管理部303へ通知する。
端末3のダイバーシティ・セット管理部303は、端末3自身のダイバーシティ・セットを保持する。各端末3は、同一のパラメータを用いて同期可能なバックアップ局のリストをダイバーシティ・セットとして保持している。
端末3のダイバーシティ・セット管理部303は、計測部308から受信した結果に基づき、ダイバーシティ・セットに保持するバックアップ局を決定する。例えば、ダイバーシティ・セット管理部303は、ある閾値以上の受信品質を有するバックアップ局をダイバーシティ・セットに追加し、ある閾値より低い受信品質を有するバックアップ局をダイバーシティ・セットから削除する。
端末3のダイバーシティ・セット管理部303は、自身が保持するダイバーシティ・セットを例えばDiversity Set Update Requestメッセージ、又はMOB_MSHO−REQ(Mobile MS Handover Request)メッセージを用いて指令局のダイバーシティ・セット管理部303に通知する。
指令局管理部307は、指令局が送信するダウンリンク信号を監視する。指令局管理部307は、指令局からのダウンリンク信号が受信されないことを検出すると、指令局が動作不能であると判断し、指令局が広報したバックアップ局の優先順位に従い最も優先順位が高いバックアップ局を新たな指令局として動作し始める。
図1の例で、端末2〜4の指令局管理部307が、指令局である端末1が動作不能になったことを検出したとする。端末2はバックアップ局から指令局に切り替わり、端末2のスケジューリング部301は端末3、4に帯域を割り当てる。端末3、4はダイバーシティ・セットに含まれるバックアップ局から新たな指令局が広報したバックアップ局の優先順位に従い指令局を選択する。端末3、4は、割り当てられた帯域を用い、新たな指令局へメッセージを送信する。新たな指令局へのメッセージとして、例えばWiMAXに基づくシステムではAnchor BSメッセージを用いることができる。
無線部305は、上述の各ブロック303〜308と、指令局及びバックアップ局を含む端末1、2、4との間の無線接続を介した通信を提供する。
端末3のコンテキスト保持部304は、セキュリティ情報などの端末3自身に関する情報であるコンテキストを保持する。コンテキストは、例えば、端末3が指令局又はバックアップ局と通信するために使用する暗号化、復号化方式等を含む。端末3のコンテキスト保持部304は、端末3が指令局に初めに登録するとき、例えば端末3の電源が入れられたときに指令局へコンテキストを送信する。
以上に端末3について説明したが、端末4についても同様である。
[第1の実施形態]
図4に示すシーケンス図を参照し、第1の実施形態を説明する。以下では、図1のネットワーク構成、図2のフレーム構成、図3の指令局、バックアップ局、及び端末の構成を用いて本実施形態を説明する。
ステップS1で、指令局である端末1のバックアップ局管理部302は、[指令局の構成]で説明したような方法でバックアップ局を決定する。本実施形態では、端末2がバックアップ局として決定された。指令局内で、バックアップ局管理部302は、決定したバックアップ局の情報をコンテキスト保持部304へ送信する。バックアップ局の情報は、バックアップ局を識別する如何なる情報であってもよい。
ステップS2で、指令局のコンテキスト保持部304は、無線部305を経由して他の端末のコンテキストをバックアップ局である端末2へ送信する。送信の際には例えば、Context Rpt(Context Report)メッセージを使用する。これにより、指令局とバックアップ局は、他の端末、すなわち端末3、4のコンテキストを共有することができる。また、各端末3、4は自身のコンテキストを指令局にのみ送信すればよく、バックアップ局へ送信する必要がない。従って、指令局が切り替わるときに、各端末3、4と新たな指令局との間で送受信されるデータ量の増加を抑制できる。
ステップS3で、バックアップ局である端末2は、受信したコンテキストに対して受信確認を応答する。応答の際には例えばContext Rpt Ack(Context Report Acknowledgement)メッセージを使用する。
コンテキストには、リアルタイムで更新する必要があるコンテキストとリアルタイムで更新する必要がないコンテキストがある。リアルタイムで更新する必要があるコンテキストは、例えば、各種のタイマー値や暗号化に利用するパケット送信カウンタ値等である。リアルタイムで更新する必要がないコンテキストは、例えば、端末がサポートしている機能やデータに施す暗号化の方式や指令局と端末間のコネクションの情報等がある。
バックアップ局のコンテキスト保持部304は、受信したコンテキストを保持する。この保持しているコンテキストの中で、上述したリアルタイムで更新する必要があるコンテキストについては、バックアップ局自身が、適時更新する。例えば、タイマー値ならば、バックアップ局自身が保持しているタイマー値をカウントアップする。指令局も同様にタイマー値を適時更新しているので、結果的に、このコンテキストに関して指令局及びバックアップ局は同一内容を共有することになる。これにより、メッセージを送受信することによっては更新が間に合わないコンテキストの共有を実現することができる。
ステップS4で、各端末3、4のコンテキスト保持部304は、自身が保持するコンテキストが更新された場合、指令局のコンテキスト保持部304にコンテキストの更新を要求する。コンテキストの更新は、例えば、指令局と端末との間で新たにコネクションを追加する場合に発生する。コンテキストを更新する要求は、例えば、コネクションの追加ならばコネクション追加メッセージによって、サポートしている機能の変更ならば機能交換メッセージによって行われる。すなわち、コンテキストの更新は、そのコンテキストを更新する契機となった処理に依存して、それぞれ適したメッセージによって行われる。図4では、これらのメッセージをContext Update Req(Context Update Request)メッセージと表している。
ステップS5で、指令局は受信したコンテキストに対して応答する。図4では、ステップS4と同様に、各種応答メッセージをContext Update Rsp(Context Update Rsponse)メッセージと表している。指令局のコンテキスト保持部304は、ステップS4で受信した要求に基づきコンテキストを更新し、保持する。
ステップS6〜S7で、指令局は、ステップS2〜S3と同様の手順で、更新したコンテキストをバックアップ局と共有する。
ステップS4〜S7の手順で示したように、リアルタイムに更新する必要がないコンテキストが変更された場合には、当該変更を契機に、端末3、4のコンテキスト保持部304が指令局のコンテキスト保持部304へ制御信号を送受信する。これにより、指令局とバックアップ局との間でコンテキストの共有が実現される。
ステップS2〜S7により、指令局が動作不能になった場合に、各端末とバックアップ局との間でコンテキストを交換する必要がないので、指令局からバックアップ局への切り替えを高速に行うことができる。
ステップS8で、指令局のバックアップ局管理部302は、バックアップ局が端末2であること、及び端末がバックアップ局の受信品質を計測すべき定期的な計測期間を広報する。例えばWiMAXに基づくシステムでは、バックアップ局は、広報のために隣接基地局情報広報メッセージ(MOB_NBR−ADV:Mobile Neighbor Advertisement)を用いる。
定期的な計測期間は、バックアップ局が決定されたとき、バックアップ局が変更されたとき、受信品質を計測すべき定期的な計測期間が変更されたとき、新たな端末が無線通信ネットワークへ接続したとき等に、又は定期的に広報されてもよい。
バックアップ局の計測用信号生成部306は、指令局のバックアップ局管理部302からバックアップ局と計測期間を含む広報を受信する。計測用信号生成部306は、広報されたバックアップ局から、自身がバックアップ局であるか否かを判断する。
端末3、4の計測部308は、指令局のバックアップ局情報302からバックアップ局と計測期間を含む広報を受信する。計測部308は、広報されたバックアップ局から端末2がバックアップ局であることを認識する。
また、指令局のバックアップ局管理部302は計測期間をスケジューリング部301へ送信する。
ステップS9で、バックアップ局の計測用信号生成部306は、無線部305を介して、指令局と同期し且つ同一周波数チャネルである受信品質計測用信号を送信する。バックアップ局及び端末は指令局と同期し、指令局が使用している周波数チャネルで指令局の電波を受信しており、かつ、計測期間後も引き続き受信し続ける。従って、計測用信号は、指令局と同期し且つ同一周波数チャネルであることが好適である。
端末3、4が計測する受信品質としては例えばCINRがある。また、端末3、4がCINRを計測するためにバックアップ局が送信する信号としては、例えばプリアンブル信号がある。プリアンブル信号は、図2に示すように各フレームの先頭に指令局によって付与される。端末3、4は、当該プリアンブル信号を受信し、当該プリアンブル信号を基準に端末自身が送受信するフレームの送受信タイミングを指令局のフレームの送受信タイミングに同期する。また、端末は、受信したプリアンブル信号から、プリアンブル信号を送信した局のCINRを計測することもできる。
指令局のスケジューリング部301は、計測期間中、端末3、4への帯域の割り当てを停止する。これによって、端末は指令局と電波を送受信する必要がなくなるので、計測期間中、端末の計測部308は、無線部305を介して、バックアップ局からの計測用信号を受信することができる。一方、バックアップ局の計測用信号生成部306も指令局と電波を送受信する必要がなくなるので、計測期間中、バックアップ局の計測用信号生成部306は計測用信号を送信することができる。
図5を用いて、指令局、バックアップ局、及び端末の間で送受信されるフレーム構成を説明する。図5に示すように、一つのフレームは、指令局が電波を送信するダウンリンク(DL)期間及び電波を受信するアップリンク(UL)期間を有する。図5の期間T0−T1、期間T1−T2、期間T2−T3、期間T3−T4で、それぞれ一つのフレームが送受信される。各フレームの詳細な構成は図2に示した通りである。図5に示すように、一つのフレームの中で、指令局がDL信号を送信している間、バックアップ局及び端末は受信モード(RX:Receive eXchange)となる。また、指令局がUL信号を受信している間、バックアップ局及び端末は送信モード(TX:Transmit eXchange)となる。
指令局のバックアップ局管理部302は、バックアップ局及び端末がRXからTXへ切り替わるタイミングを計測期間503として設定する。バックアップ局の計測用信号送信部306は、計測期間503の間、計測用信号504を送信する。計測用信号504は上述したようにプリアンブル信号501でもよい。このようにRXからTXへ切り替わるタイミングを計測期間503と設定することにより、バックアップ局及び端末においてRXとTXとの間の余計な切り替えの発生を回避できる。
図5に示すように、計測期間503を含む期間502の間、指令局はバックアップ局及び端末への帯域の割り当てを停止する。これは、指令局のスケジューリング部301が帯域割り当て情報を無線部305へ送信することによって実現する。DLとULの間、RXとTXの間、及び計測期間の前後のマージンは、送受信モードの切り替えに必要なガード時間である。このガード時間を考慮して計測期間503を設定する必要がある。
期間T1−T2のフレーム中に計測期間503がないのは、当該フレームが受信品質を計測すべき定期的な計測期間に該当しないためである。
図4のステップS9の計測は、定期的に繰り返し実行される。
ステップS8〜S9により、指令局が動作不能になった場合に、各端末は最適なバックアップ局を選択する処理、及び各端末とバックアップ局とが同期を確立する処理を行う必要がないので、指令局からバックアップ局への切り替えを高速に行うことができる。
ステップS10で、端末3、4のダイバーシティ・セット管理部303は、計測部308から受信した計測結果に基づきダイバーシティ・セットを更新する必要があるかどうか判断する。上述したように、ダイバーシティ・セットは他局(本実施形態では指令局及びバックアップ局)への同期パラメータ(同期情報)を含み、該同期パラメータで同期可能な他局のリストである。
端末3、4のダイバーシティ・セット管理部303は、バックアップ局の受信品質が予め設定された閾値以上ならば当該バックアップ局をダイバーシティ・セットに含め、受信品質が閾値より低ければダイバーシティ・セットから除く。このように、端末3、4は、バックアップ局、及びバックアップ局と同期するための同期情報をダイバーシティ・セットとして記憶し、必要に応じて更新する。バックアップ局の決定方法に依存するが、基本的にバックアップ局はダイバーシティ・セットに含まれることが期待される。ダイバーシティ・セットの更新が発生した場合、端末3、4のダイバーシティ・セット管理部303は、更新したダイバーシティ・セットの情報を、無線部305を介して指令局のダイバーシティ・セット管理部303へ送信する。
指令局のダイバーシティ・セット管理部303は各端末3、4のダイバーシティ・セットを保持している。指令局のダイバーシティ・セット管理部303は、バックアップ局決定方法に依存するが、ダイバーシティ・セットの変更に伴いバックアップ局の変更をバックアップ局管理部302へ依頼する。
例えば、端末3が現在のバックアップ局である端末2から十分な受信品質を得られなくなった場合、端末3は自身のダイバーシティ・セットから端末2を除く。この場合、指令部のダイバーシティ・セット管理部303はバックアップ局を変更することが望ましい。端末3は、ダイバーシティ・セットの変更を、例えば、Diversity Set Update RequestメッセージやMOB_MSHO−REQ(Mobile MS Handover Request)メッセージを用いて、指令局に通知する。
ステップS11で、指令局はダイバーシティ・セットの変更の通知に応答する。指令局は、例えば、Diversity Set Update RsponseメッセージやMOB_BSHO−RSP(Mobile BS Handover Response)メッセージを用いて、端末に応答する。
ステップS12で、指令局が動作不可能になったとする。バックアップ局及び端末の指令局管理部307は、指令局のダウンリンク信号を監視している。指令局管理部307は、予め決められたある一定期間の間、ダウンリンク信号が受信できなくなったことを検出すると、指令局が動作不可能になったと判断し、バックアップ局が新たに指令局となる。新たに指令局となった端末2は、端末3、4との間のデータ送受信のタイミングを集中的にスケジューリングし、端末3、4へダウンリンク信号を送信し、端末3、4からアップリンク信号を受信する。
ステップS13〜S14で、バックアップ局(ステップS12で新たに指令局となった端末2)及び端末3、4の指令局管理部307は指令局を変更する旨を通知する制御信号を送受信する。この制御信号は、例えば、WiMAXで用いられるFBSSでアンカー基地局を別の基地局へ更新する旨を基地局へ通知するAnchor BS Update Request/Responseメッセージ、または同じく基地局へ通知するメッセージであるMOB_MSHO−REQ/MOB_BSHO−RSPにより送受信される。
図5及び図6を用い、指令局を切り替える動作を説明する。
図6は、端末間の物理的位置を説明する図である。図6では、指令局である端末1は端末3と端末4のほぼ中央に位置する。t13は端末1と端末3との間の遅延時間を示す。t14は端末1と端末4との間の遅延時間を示す。バックアップ局(BU局)である端末2は端末4よりも端末3の近くに位置する。Δtはt14またはt13に対する差分時間である。また、バックアップ局である端末2は、指令局に対して、端末3及び端末4よりも近くに位置する。t12は端末1と端末2の間の遅延時間を示す。上述のような端末間のネットワーク構成においてフレームを送受信した場合、図5に示すようなフレーム構成となる。
図5に示すように、期間T0−T1、期間T1−T2、期間T2−T3において、バックアップ局は、t12時間だけ遅れて指令局からの電波を受信している。また、端末3及び端末4は、それぞれ、時間t13、t14だけ遅れて指令局からの電波を受信している。これらの遅延は、電波の物理的な伝播時間により発生する。バックアップ局及び端末は、この遅延時間を見込んだ上で指令局とフレームを送受信するタイミングを同期させる。
期間T2−T3で指令局が動作不能になった場合(505)、バックアップ局は、時刻T3から動作不可能前の該指令局のフレーム送信開始タイミングに合わせたタイミングで指令局としてフレームを送信し始める。上述したようにバックアップ局は指令局と同期していたので、上述のタイミングでフレームを送信し始めることが可能である。
一方、端末3及び端末4は時刻T3からバックアップ局からフレームを受信し始める。この際、例えば、端末3は、自身にフレームが到達することを期待して、フレームをいつ受信し始めるかが問題となる。端末3は、t13遅延時間を見込んで指令局と同期していたので、この指令局との同期のタイミングでバックアップ局からのフレームを受信し始めると、実際には、フレームは時間Δtだけ早く端末3に到達してしまう。しかし、無線の変調方式の特性上、Δtがある程度小さければ、この差分に関係なく端末3はバックアップ局からの信号をデコードすることができる。上述したΔtの最大値は、無線の変調方式に依存して決定される。
また、上述した最大値よりも多少Δtが大きくても、端末3は最終的にバックアップ局からの信号をデコードすることができる。端末3は、計測期間中、バックアップ局から受信品質を計測するための計測用信号(例えばプリアンブル信号501)を受信しているので、このときの受信タイミングを基に、Δt分の差分があることを見込み、指令局と同期していた受信タイミングを微調整して、時刻T3以降、バックアップ局からのフレームを、受信することもできる。
ただし、時間Δtが大き過ぎると、端末3は、無線方式で定められた同期手順を初めからやり直し、再度同期を確立する必要がある。このような場合、端末3は、バックアップ局の計測結果を基に、ダイバーシティ・セットからバックアップ局を除く。バックアップ局決定方法に依存するが、バックアップ局を選定し直す必要が生じる。
端末4も端末3と同様に動作する。
まとめると、端末は、許容遅延以内に同期可能な局としてダイバーシティ・セット内にバックアップ局を維持しているので、指令局が動作不可能になった後、直ちにバックアップ局と同期することが可能である。
図4のステップS15で、端末間ネットワークの再構築、つまり指令局の切り替えが完了する。
図7は、第1の実施形態のフローチャートである。図7に示すように、指令局とバックアップ局が各端末のコンテキストを共有する処理と並行して、各端末がバックアップ局からの電波の受信品質を計測し、ダイバーシティ・セットを維持する処理が実行される。従って、バックアップ局への高速な切り替えが実現できる。
ステップF1で、指令局は、バックアップ局を決定する。ステップF1は図4のステップS1に対応する。
ステップF2で、指令局は、バックアップ局及び定期的な計測期間を広報するタイミングか否かを判断する。広報するタイミングは、例えばフレーム番号、時刻、時間周期等により予め定められた定期的なタイミングである。
ステップF3で、指令局は、バックアップ局及び受信品質を計測すべき定期的な計測期間を広報する。ステップF3は図4のステップS8に対応する。
ステップF4で、指令局、バックアップ局、及び各端末は、それぞれ計測期間か否かを判断する。ステップF4は図4のステップS9に対応する。
ステップF5で、バックアップ局は計測用信号を送信し、各端末は計測用信号を受信し受信品質を計測する。ステップF5は図4のステップS9に対応する。
ステップF6で、ステップF5と並行して、指令局は、端末への帯域の割り当てを停止する。ステップF6は図4のステップS9に対応する。
ステップF7で、計測期間が終了すると、指令局は、端末への帯域の割り当てを再開する。
ステップF8で、各端末は、受信品質の計測結果を基にダイバーシティ・セットの更新が必要かどうか判断する。更新した場合には、各端末は、更新したダイバーシティ・セットを指令局に通知する。
ステップF9で、指令局は、各端末からの通知に基づき、必要に応じてダイバーシティ・セットを更新する。ステップF9は図4のステップS10、S11に対応する。
ステップF11で、バックアップ局及び各端末は、指令局が動作不可能か判断し、動作不能でなければ継続して端末間通信を行う。動作不能ならば、ステップF12へ進む。ステップF11は図4のステップS12に対応する。
ステップF12で、バックアップ局は指令局として動作し始め、各端末はバックアップ局を指令局に切り替える。ステップF12は図4のステップS12〜S15に対応する。
ステップF13〜F15で、ステップF2〜F11と並行して、指令局とバックアップ局は各端末のコンテキストの共有を繰り返す。指令局が動作不能となると、ステップF15で、指令局とバックアップ局はコンテキストの共有を終了し、ステップF12へ進む。
尚、本実施形態では、端末毎にコンテキストが異なるシステムを想定して、端末毎に異なるコンテキストを指令局とバックアップ局間で共有した。また、共有するため、上述したように制御メッセージを指令局とバックアップ局間で送受信した。しかし、端末間の無線通信ネットワークを構築する前に、全端末が同じコンテキストを予め保持しておき、端末間の無線通信ネットワークを運用している間、コンテキストを変更せず、コンテキストを共有する処理を省略してもよい。この場合、図7のステップF13〜F15は行われない。
本実施形態により、端末間の無線通信ネットワークにおいて、指令局からバックアップ局への高速な切り替えが実現できる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、バックアップ局がフレームを送信し始めるタイミングが実施形態1と異なる。第2の実施形態では、指令局が動作不可能になった後、バックアップ局は、動作不可能を検出する前に該バックアップ局が送信していた受信品質計測用信号の送信タイミングに合わせて、フレームを送信し始める。
図8を参照し、実施形態1と異なる点を説明する。図8は、第2の実施形態の指令局、バックアップ局、及び端末が送受信するフレーム構成を説明する図である。以下では、図1のネットワーク構成、図2のフレーム構成、図3の指令局、バックアップ局、及び端末の構成を用いて本実施形態を説明する。
期間T2−T3で、指令局が動作不能となった場合(505)、期間T3−T4で、バックアップ局は、自身が計測用信号を送信していたタイミング503に合わせて、フレームを送信し始める(510)。バックアップ局は、指令局が動作不可能となる前には、上述のタイミングで計測用信号504を送信していたので、このタイミングを分かっており、これに合わせてフレームを送信し始めることが可能である。
一方、端末3は、指令局が動作不可能となる前の計測期間503中、バックアップ局から計測用信号(例えばプリアンブル信号504)を受信していたタイミングに合わせて、バックアップ局がフレームを送信し始めることを期待している。従って、端末3は当該タイミングに合わせてバックアップ局からのフレームを受信し始めることができる。
実施形態1で述べたように、Δtは端末3から見て許容遅延以内に同期可能なのでバックアップ局へ、直ちに同期可能である。端末3は、バックアップ局が、指令局がフレームの送信を開始するタイミング、又はバックアップ局が計測用信号を送信するタイミングのいずれでフレームを送信し始めるのかを、前もって分かっている必要がある。このために例えば、指令局は定期的な計測期間と共に、フレームを送信し始めるタイミングの設定を重畳して広報する。
端末4も端間3と同様に動作する。
本実施形態により、端末間の無線通信ネットワークにおいて、指令局からバックアップ局への高速な切り替えが実現できる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、指令局は複数の端末の中から複数のバックアップ局を選択し、優先順位を付加する。指令局は、複数のバックアップ局と、端末が各バックアップ局の受信品質を計測すべき定期的な計測期間とを、それぞれ広報する。
更に、本実施形態では、複数の端末は、各計測期間中、各バックアップ局からの受信品質を計測する。各端末は、計測結果に基づき、他局への同期パラメータを含み、当該同期パラメータで同期可能な他局のリストであるダイバーシティ・セット内に複数のバックアップ局を保持する。
図9に示す第3の実施形態のシーケンス図を参照し、実施形態1と異なる点を説明する。以下では、図1のネットワーク構成、図2のフレーム構成、図3の指令局、バックアップ局、及び端末の構成を用いて本実施形態を説明する。
ステップS1で、指令局である端末1は、[第1の実施形態]と同様の方法でバックアップ局を決定する。本実施形態では、一つのバックアップ局だけでなく複数のバックアップ局を選択し、優先順位を付す。例えば、受信品質が高いバックアップ局ほど高い優先順位が付される。
図9では、指令局は端末2と端末3をバックップ局として選択し、端末2に高い優先順位を付している。指令局が動作不可能となると端末2が指令局となる。指令局及び端末2が動作不可能となると端末3が指令局となる。以降、端末2をバックアップ局1、端末3をバックアップ局2と称する。
ステップS2a〜S3aで、指令局はバックアップ局1とだけでなくバックアップ局2とも、第1の実施形態のステップS2〜S3(図4)と同様の手順で、各端末のコンテキストを共有する。
ステップS6a〜S7aで、指令局はバックアップ局1とだけでなくバックアップ局2とも、第1の実施形態のステップS6〜S7(図4)と同様の手順で、各端末の更新したコンテキストを共有する。
ステップS8で、第1の実施形態のステップS8(図4)と同様の手順で、指令局は、バックアップ局が端末2及び端末3であること、及びその優先順位が高い順に端末2、端末3であること、及びバックアップ局1の受信品質を計測すべき定期的な計測期間、及びバックアップ局2の受信品質を計測すべき定期的な計測期間を広報する。図9では、優先順位は広報されるバックアップ局の順序として表されている。本実施形態では2つのバックアップ局が選択されているが、3以上のバックアップ局が選択されてもよい。
ステップS9aで、バックアップ局2は、第1の実施形態のステップS9(図4)と同様の手順で、指令局と同期し且つ同一の周波数チャネルで計測用信号を送信する。バックアップ局2の計測期間はバックアップ局1の計測期間と異なる期間とする。
指令局はバックアップ局1及びバックアップ局2の計測期間中、複数の端末への帯域の割り当てを停止する。これによって、各端末は指令局と電波を送受信する必要がなくなり、バックアップ局1及びバックアップ局2からの測用信号を受信することができる。一方、各計測期間中、バックアップ局1及びバックアップ局2も指令局と電波を送受信する必要がなくなり、計測用信号を送信することができる。
ステップS10〜S11で、端末は第1の実施形態のステップS10〜S11(図4)と同様の手順でダイバーシティ・セットを更新する。本実施形態は、ダイバーシティ・セットがバックアップ局1だけでなくバックアップ局2も含む点が第1の実施形態と異なる。
ステップS12aで、バックアップ局1が指令局とほぼ同時に動作不可能となったとする。端末3及び端末4は、例えば、指令局が動作不能になったことを検知した後、バックアップ局1のダウンリンク信号を受信しようと試みて、一定時間、受信できなかったことをもってバックアップ局1も動作不可能になっていると判断する。以降、バックアップ局2は、第1の実施形態と同様に指令局としてフレームを送信し始める。
ステップS13〜S14で、バックアップ局2及び端末4は指令局を変更する旨を通知する制御信号を第1の実施形態のステップS13〜S14(図4)と同様の手順で送受信する。
本実施形態により、指令局及び複数のバックアップ局が同時若しくは連続して、動作不可能になったとき、次善の動作可能なバックアップ局へ高速に切り替えることができる。
尚、本実施形態では、端末4はバックアップ局に選定されていないが、全ての端末を優先順位付けしてバックアップ局に選定してもよい。
[第4の実施形態]
本実施形態では、バックアップ局が、指令局が動作不可能となったことを検知し、指令局が動作不可能となったことを、計測期間中に複数の端末へ通知する。
図10に示す第4の実施形態のシーケンス図を参照し、第1の実施形態と異なる点を説明する。以下では、図1のネットワーク構成、図2のフレーム構成、図3の指令局、バックアップ局、及び端末の構成を用いて本実施形態を説明する。
ステップS12で、指令局が動作不可能になったとする。バックアップ局は、指令局のダウンリンク信号を監視しており、予め決められたある一定期間ダウンリンク信号が受信できなくなったことをもって指令局が動作不可能になったと判断する。
ステップS9bで、バックアップ局は計測期間中に計測用信号及び指令局が動作不能となったことを示すフラグを複数の端末へ送信する。各端末は当該フラグの受信を基に指令局が動作不能となったことを認識する。ステップS9bは、指令局が動作不可能となった後の次の計測期間で実行される。
第1の実施形態では、各端末が、指令局のダウンリンク信号を監視することで、指令局が動作不可能となったことを認識した。しかしながら、ダウンリンク信号の受信環境はバックアップ局と端末で異なる可能性があるので、必ずしも同じタイミングで指令局が動作不可能になったと認識するとは限らない。動作不可能になったと認識するタイミングが異なる場合には、バックアップ局が指令局としてフレームを送信し始めるタイミングと、端末が、バックアップ局が指令局としてフレームを送信し始めると想定するタイミングとがずれ、場合によっては同時に電波を送信してしまい、お互いに相手の干渉元となってしまう可能性もある。
そこで本実施形態は、これらのタイミングを一致させることにより、この問題を回避している。
本実施形態により、複数の端末は、指令局が動作不可能となった後、バックアップ局へ切り替えるタイミングを一致させることができる。
[第5の実施形態]
本実施形態では、指令局は、複数の端末がバックアップ局への送信電力を調整すべき定期的な調整期間を広報する。調整期間中、指令局は複数の端末への帯域の割り当てを停止し、バックアップ局は複数の端末に送信電力を調整するための調整用信号を送信するための帯域を割り当て、各端末に送信電力を調整するよう指示する。
更に、本実施形態では、バックアップ局は、送信電力を調整する指示を上述の計測用信号に付随して各端末へ送信する。
または、本実施形態では、バックアップ局は、指令局を経由して送信電力を調整する指示を各端末へ送信する。
第1の実施形態によって、端末はバックアップ局と直ちに同期できるので、同時にバックアップ局からのダウンリンク信号を受信し始めることができる。しかし、バックアップ局と端末が電波を送受信する環境が変化すると、端末からバックアップ局への送受信電力を更に調整する必要がある。ある調整値以内に送信電力が調整されていないとバックアップ局が端末からのアップリンク信号をデコードできない可能性もある。また、不必要に大きい送信電力は端末の電池を無駄に消費してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、指令局は動作不可能となる前に端末とバックアップ局との送信電力の調整を済ませておく。
本実施形態により、指令局が動作不可能となる前に端末とバックアップ局との送信電力調整を済ませておくことができる。これによりバックアップ局へ切り替えた後、アップリンクのユーザデータを直ちに送信し始めることができる。
例えば、送信電力の調整は、端末が送信電力調整用の信号をバックアップ局へ送信し、バックアップ局が、その受信結果に基づき、端末へ送信電力を調整する指示を端末へ返信することで実現する。当該指示は、例えば、送信電力をある値だけ上げる、又は下げるという指示である。調整は繰り返し行われてもよい。
図11に示す第5の実施形態のシーケンス図、及び図12に示す第5の実施形態の指令局、バックアップ局、及び端末が送受信するフレーム構成を説明する図を参照し、第1の実施形態と異なる点を説明する。以下では、図1のネットワーク構成、図2のフレーム構成、図3の指令局、バックアップ局、及び端末の構成を用いて本実施形態を説明する。
ステップS8で、指令局のバックアップ局管理部302はバックアップ局が端末2であること、バックアップ局の受信品質を計測すべき定期的な計測期間、端末の送信電力を調整すべき定期的な調整期間、及び調整期間中に各端末が調整用信号を送信するための帯域の割り当てを広報する。
ステップS9cで、端末は送信電力の調整に用いる調整用信号をバックアップ局へ送信する。指令局は調整期間中、複数の端末への帯域の割り当てを停止する。これによって、調整期間中、端末は指令局と電波を送受信する必要がなくなり、端末は調整用信号をバックアップ局へ送信することができる。一方、調整期間中、バックアップ局も指令局と電波を送受信する必要がなくなり、バックアップ局は調整用信号を端末から受信ことができる。
ステップS9cにおけるフレーム構成は、図12の期間T1−T2に示される。指令局は、期間T1−T2でRXからTXへ切り替わるタイミングに、調整期間を設定する。このタイミングを調整期間に設定することにより、バックアップ局及び端末においてRXとTXとの間の余計な切り替えの発生を回避できる。
ステップS9dで、バックアップ局は、ステップS9cの受信結果に基づき、送信電力を調整する指示を計測用信号に付随して各端末へ送信する(図12の522に相当する)。各端末は送信電力を調整する指示に従い送信電力を調整する。ステップS9dにおけるフレーム構成は、図12の期間T2−T3に示される。
ステップS16〜S17で、バックアップ局は、ステップS9cで受信した調整用信号に基づき、送信電力を調整する指示を指令局経由で各端末へ送信する。送信電力を調整する指示の送信は、ステップS9d又はステップS16〜S17のどちらの手順で実現してもよい。
本実施形態により、指令局が動作不可能となる前に端末とバックアップ局との間の送信電力の調整を済ませておくことができる。これによりバックアップ局へ切り替えた後、アップリンクのユーザデータを直ちに送信し始めることができる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
帯域を割り当てる指令局であって、バックアップ局と、端末が受信品質を計測すべき定期的な計測期間とを広報し、前記計測期間の間、前記端末への前記帯域の割り当てを停止する指令局と、
前記指令局と同期し、前記指令局と同一の周波数チャネルを用いて計測用信号を送信する1又は複数のバックアップ局と、
前記計測用信号を用いて前記バックアップ局毎の受信品質を計測する1又は複数の端末と、を有する無線通信ネットワーク。
(付記2)
前記端末は、前記計測の結果が所定値以上を有する前記バックアップ局を前記指令局へ通知し、前記バックアップ局と同期するための同期情報を記憶する、付記1に記載の無線通信ネットワーク。
(付記3)
前記指令局は、送信電力を調整すべき定期的な調整期間を更に広報し、
前記調整期間の間、前記端末は、前記各バックアップ局により割り当てられた帯域を用いて調整用信号を送信し、前記各バックアップ局は、前記調整用信号に基づき前記端末に送信電力を調整するよう指示する、付記1又は2に記載の無線通信ネットワーク。
(付記4)
前記指令局は、前記バックアップ局の優先順位を更に広報する、付記1乃至3の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
(付記5)
前記バックアップ局は、前記指令局が動作不能になったことを検出すると、前記指令局のフレームの先頭、前記計測期間、又は前記調整期間と同期したタイミングでフレームの送信を開始する、付記1乃至4の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
(付記6)
前記バックアップ局は、前記指令局が動作不能になったことを前記複数の端末へ通知する、付記1乃至5の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
(付記7)
前記指令局は、前記バックアップ局に前記複数の端末のコンテキストを通知する、付記1乃至6の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
(付記8)
前記バックアップ局は、前記指令局を介して各端末へ前記送信電力を調整する指示を送信する、付記1乃至7の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
(付記9)
前記指令局は、隣接基地局広報メッセージを用いて前記広報を行う、付記1乃至8の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
(付記10)
前記受信品質は、搬送波レベル対干渉雑音比(CINR)、又は電界強度である、付記1乃至9の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
(付記11)
指令局が、前記指令局と同期している1又は複数のバックアップ局と、端末が受信品質を計測すべき定期的な計測期間とを広報するステップと、
前記計測期間の間、前記指令局は、前記端末への帯域の割り当てを停止し、前記バックアップ局は、前記指令局と同一の周波数チャネルを用いて計測用信号を送信し、前記端末は、前記計測用信号を用いて前記バックアップ局毎の受信品質を計測するステップと、を有する無線通信方法。
1 端末(指令局)
2 端末(バックアップ局)
3、4 端末
100 無線通信ネットワーク
301 スケジューリング部
302 バックアップ局管理部
303 ダイバーシティ・セット管理部
304 コンテキスト保持部
305 無線部
306 計測用信号生成部
307 指令局管理部
308 計測部

Claims (6)

  1. 帯域を割り当てる指令局であって、バックアップ局と、端末が受信品質を計測すべき定期的な計測期間とを広報し、前記計測期間の間、前記端末への前記帯域の割り当てを停止する指令局と、
    前記指令局と同期し、前記指令局と同一の周波数チャネルを用いて計測用信号を送信する1又は複数のバックアップ局と、
    前記計測用信号を用いて前記バックアップ局毎に計測した受信品質に基づいて作成した同期情報及び該同期情報を用いて同期可能なバックアップ局のリストを記憶する1又は複数の端末と、
    を有し、
    前記指令局は、自身の保持する前記端末のコンテキストを前記バックアップ局へ送信することにより前記バックアップ局とコンテキストを共有する無線通信ネットワーク。
  2. 前記端末は、前記計測の結果が所定値以上を有するバックアップ局を前記同期可能なバックアップ局のリストに加える、請求項1に記載の無線通信ネットワーク。
  3. 前記指令局は、送信電力を調整すべき定期的な調整期間を更に広報し、
    前記調整期間の間、前記端末は、前記各バックアップ局により割り当てられた帯域を用いて調整用信号を送信し、前記各バックアップ局は、前記調整用信号に基づき前記端末に送信電力を調整するよう指示する、請求項1又は2に記載の無線通信ネットワーク。
  4. 前記指令局は、前記バックアップ局の優先順位を更に広報する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
  5. 前記バックアップ局は、前記指令局が動作不能になったことを検出すると、前記指令局のフレームの先頭、前記計測期間、又は前記調整期間と同期したタイミングでフレームの送信を開始する、請求項1乃至4の何れか一項に記載の無線通信ネットワーク。
  6. 指令局が、前記指令局と同期している1又は複数のバックアップ局と、端末が受信品質を計測すべき定期的な計測期間とを広報するステップと、
    前記計測期間の間、前記指令局は、前記端末への帯域の割り当てを停止し、前記バックアップ局は、前記指令局と同一の周波数チャネルを用いて計測用信号を送信し、前記端末は、前記計測用信号を用いて前記バックアップ局毎の受信品質を計測するステップと、
    前記端末が、前記の計測した受信品質に基づき、同期情報及び該同期情報を用いて同期可能なバックアップ局のリストを作成し記憶するステップと、
    を有し、
    前記指令局は、自身の保持する前記端末のコンテキストを前記バックアップ局へ送信することにより前記バックアップ局とコンテキストを共有する無線通信方法。
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