JP5357678B2 - トイレ用手摺 - Google Patents
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Description
また、本発明に係るトイレ用手摺によれば、可動部材及びガイド部材を半円状としたので使用者の邪魔にならず、且つ、あまり身体の自由きかない使用者に対する安全性を高めることができるという効果がある。
図1は、本発明に係るトイレ用手摺の第1の実施の形態における側面図、図2は、図1に示すトイレ用手摺の断面を示し、(a)はA−A線断面図、(b)はB−B線断面図である。
図示されたトイレ用手摺(以下、単に「手摺」という)1は、概略として、洋式便器(腰掛け式の便器)3及びロータンク4が設置されたトイレ2内に設置されている。具体的には、洋式便器3の横の片側又は両側であり、洋式便器3に対して前後方向に設置される。この手摺1は、トイレ2の床21に取り付けられた床面固定具11と、全体が半円状をなすと共にその一端(下端)が床面固定具11によって保持され、更に図2に示すような断面形状を有するガイドレール(ガイド部材)12と、全体が半円状をなし、ガイドレール12上を往復移動可能なようにしてガイド部材12に組み付けられた可動部材13と、可動部材13の一端(上端)から中間部に介在するようにネジ等によって可動部材13の上側に取り付けられた腕掛けアーム14と、を備えて構成されている。
次に、手摺1の使用法について説明する。トイレ2は、体の不自由な人や健常者によって共用される。従って、手摺1の可動部材13及び腕掛けアーム14は、通常、図1の破線で示した位置がホームポジションになっている。この状態にあるとき、トイレ2を使用する人が健常者である場合、健常者は手摺1に触れることなく洋式便器3を使用する。
第1の実施の形態によれば、可動部材13及び腕掛けアーム14がガイドレール12にガイドされながら床方向へスライドする構成であるため、健常者にとって手摺1の存在が邪魔にならず、また、体の不自由な人達には手摺1を使用位置にセットしできると共に初期位置に戻すという操作を安全、且つ、容易に行うことができる。
図3は、本発明に係るトイレ用手摺の第2の実施の形態の側面図である。本実施の形態は、第1の実施の形態において、ガイドレール12の建造物への取り付け先をトイレ2の床21から壁22に変更し、ガイドレール12の壁22への取り付けを壁面固定具16によって行うようにしたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。なお、本実施の形態においては、ガイドレール12は第1の実施の形態よりも長さを短くすることができる。
図4は、本発明に係るトイレ用手摺の第3の実施形態における側面図である。本実施の形態は、ガイドレール12を床21と壁22の両方で支えるようにしたものである。すなわち、第1の実施の形態におけるガイドレール固定手段と第2の実施の形態におけるガイドレール固定手段とを併せ持つ構成にしたものであり、その他の構成は第1及び第2の実施の形態と同様である。
図5は、本発明に係るトイレ用手摺の第4の実施形態における断面図である。ここで、図5では一部のローラを断面図で示している。なお、図5に示す断面図は、図1に示すB−B線の断面位置に相当する。本実施の形態は、図1に示す第1の実施の形態において、緩衝部材15A,15Bを緩衝機構30に代えたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。図5においては、緩衝部材15Aに代替した緩衝機構30の構成を示し、緩衝部材15B側の構成は緩衝部材15Aと同じであるので、ここでは緩衝部材15B側の図示及び説明を省略する。
スライド機構30は、I字形部121の中央部を貫通するように取り付けられた軸31と、軸31の両側に取り付けられたローラ保持体32A,32Bと、ローラ保持体32A側の軸31に外嵌された弾性部材であるゴムリング33と、I字形部121に平行させてローラ保持体32A,32Bに取り付けられた軸34A,34Bと、軸34A,34Bに回転自在に軸支されたローラ35A,35Bと、「−(マイナス)」字形部123に平行させてI字形部121の一端(図5の下端)に取り付けられた軸36と、可動部材13の内面131に接する外径を有して軸36の両側に回転自在に取り付けられたローラ37A,37Bと、「−(マイナス)」字形部122に平行させてI字形部122の他端(図5の上端)にネジ38A,38Bによって取り付けられた軸39と、可動部材13の内面132に接する外径を有して軸39の両側に回転自在に取り付けられたローラ40A,40Bと、ネジ38A,38Bに外嵌させてI字形部122と軸39の下側との間に設けられたゴムリング41A,41Bと、を備えている。
次に、スライド機構30の動作を説明する。スライド機構30は、予めガイドレール12に取り付けられている。可動部材13の内面に可動部材13のローラ35A,35B,37A,37B,40A,40Bが接触するようにしてガイドレール12に可動部材13を外嵌させると、図5に示す状態になる。
図6は、本発明に係るトイレ用手摺の第5の実施形態における側面図である。本実施の形態は、第1の実施の形態において、可動部材13にロック機構40を設けたものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図7は、図6に示すロック機構40の詳細を示す図であり、(a)はロック状態を示し、(b)はアンロック状態を示している。ロック機構40は、壁22に取り付けられた保持部材41と、保持部材41の先端部に軸42によって軸支されたカム43と、カム43を取り囲むように設けられた突堤状のガイド44と、カム43を図7の反時計方向へ付勢するスプリング45と、腕掛けアーム14に立設されたシリンダ状のピン保持部46と、ピン保持部46に内挿された長板状で一端(図7の左側端)にピン471が立設されているピン部材47と、ピン部材47を腕掛けアーム14側へ引き込むスプリング48と、を備えている。なお、ガイド44には蓋が設けられるが、図7においては図示を省略している。また、軸42は、上記ガイド44の蓋の内面に設けられている。
次に、ロック機構40の動作について説明する。腕掛けアーム14を立ち上げ状態にあるとき、ピン保持部46及びピン471は、図7の(a)に示すようにガイド44側へ移動しており、ピン471がカム43の凹部431に嵌入している。カム43はスプリング45によって反時計方向へ回動する付勢力が付与され、ピン471をガイド44に押さえ付けているため、ピン471はガイド44内から抜け出すことができず、使用者が腕掛けアーム14を引こうとしても引くことができない。即ち、可動部材13はロックされている。
上記第1〜第3の実施の形態において、緩衝部材15A,15Bは可動部材13に設けたが、ガイドレール12に設ける構成であってもよい。また、緩衝部材15A,15Bにより2カ所に設けたが2ヶ所以上にしてもよいし、1カ所に所定の長さ(例えば、緩衝部材15Aの位置から緩衝材15Bの位置まで)にわたって連続的に設けてもよい。
2 トイレ
3 洋式便器
4 ロータンク
11 床面固定具
11a 嵌入穴
11b 取付部
12 ガイドレール(ガイド部材)
13 可動部材
13a 長溝
14 腕掛けアーム
15A 緩衝部材
15B 緩衝部材
16 壁面固定具
17 壁面固定具
21 床
22 壁
30 スライド機構
31 軸
32A ローラ保持体
32B ローラ保持体
33 ゴムリング
34A 軸
34B 軸
35A ローラ
35B ローラ
36 軸
37A ローラ
37B ローラ
38A ネジ
38B ネジ
39 軸
40 ロック機構
40A ローラ
40B ローラ
41 保持部材
41A ゴムリング
41B ゴムリング
42 軸
43 カム
44 ガイド
45 スプリング
46 ピン保持部
47 ピン部材
48 スプリング
120 T字形部
121 I字形部
122 マイナス字形部
123 マイナス字形部
131 内面
132 内面
161 台座
162A 保持部材
162B 保持部材
171 台座
431 凹部
432 周面
471 可動部材
471 ピン
472 長穴
Claims (7)
- トイレに設置された腰掛け式の便器の横の片側又はその両側に設置されるトイレ用手摺において、
床面に取り付けられる床面固定具と壁面に取り付けられる壁面固定具のいずれか一方又はその両方と、
一端側が前記床面固定具及び/又は前記壁面固定具に保持された状態で前記便器の横の片側又はその両側に設置される半円状のガイド部材と、
前記ガイド部材に沿って往復移動するように前記ガイド部材に取り付けられた半円状の可動部材と、
前記可動部材の端部に取り付けられ、使用者が前記便器を使用する際に水平状態となって前記使用者の腕を介在させるために使用される腕掛けアームと、
を備えたことを特徴とするトイレ用手摺。 - 請求項1に記載のトイレ用手摺において、
前記床面固定具は、前記ガイド部材の下端部を保持することにより単独で又は前記壁面固定具と共に使用されることを特徴とするトイレ用手摺。 - 請求項1に記載のトイレ用手摺において、
前記壁面固定具は、壁に取り付けられる台座と、
前記台座に立設されて前記ガイド部材の下端寄りを保持する保持部材と、
を備え、
単独で又は前記床面固定具と併用されることを特徴とするトイレ用手摺。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のトイレ用手摺において、
前記壁面固定具は、
所定の面積を有して取り付けるべき前記壁面に密接される台座と、
前記台座に立設されて前記ガイド部材の下端寄りの複数ヶ所を所定の距離を隔てて保持する複数の保持部材と、
を備えてなることを特徴とするトイレ用手摺。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のトイレ用手摺において、
前記可動部材の内部には前記ガイド部材との間に摩擦を生じさせる緩衝部材であって当該可動部材の長さ方向に沿って形成された長溝を備えた緩衝部材が内蔵され、
前記ガイド部材は、前記緩衝部材に形成された長溝に整合する形状の断面形状を有し、当該ガイド部材の表面と前記緩衝部材とが接触しつつ前記可動部材をガイドするようにされたことを特徴とするトイレ用手摺。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のトイレ用手摺において、
前記可動部材は、中空状の断面形状を有し、
前記ガイド部材は、前記可動部材の内側面と上下及び左右の四方で接触する複数のローラを備え、前記複数のローラうちの上下又は左右のうちの少なくとも一方側のローラは弾性部材によって前記可動部材の内側面に付勢された状態で取り付けられ、それによって、前記複数のローラがガタつきなく常に前記可動部材の内側面と接触して前記可動部材を案内するようにされたことを特徴とするトイレ用手摺。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載のトイレ用手摺において、
前記可動部材又は前記腕掛けアームのいずれかと、前記ガイド部材、前記壁面又は前記壁面固定具のいずれかとの間にロック機構が設けられていることを特徴とするトイレ用手摺。
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