JP5357353B2 - 表示装置およびテレビジョン受像機 - Google Patents

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本発明は、表示装置およびテレビジョン受像機に関する。
従来、テレビジョン受像機、パソコン用のモニタ等の液晶表示装置においては、表示パネルの背面側にバックライトパネル(導光板)を配置するとともに、このバックライトパネルの側部にバックライト光源を配置し、バックライトパネルの側部からバックライト光を入射することにより、バックライト光を表示パネルの裏側から照射する構成が採用されている。このような表示装置によれば、表示パネルの裏側にバックライト光源が無いため、筐体を薄型化することが可能となっている。
このような表示装置に代表される各種表示装置においては、より軽量化、薄型化、および額縁(ベゼルとも呼ばれる)の小面積化のニーズが高まってきており、さらには、薄型化に伴う放熱対策も課題となっている。このために、各種表示装置においては、アルミ等の金属製のフロントパネルが採用されつつある。例えば、下記特許文献1には、ディスプレイ装置において、伝熱性を有するアルミ材からなるフロントパネルを前枠体に面結合させて組み付けることにより、ディスプレイ装置の発熱をフロントパネルから放熱することが記載されている。このように、金属製のフロントパネルは、表示装置の薄型化に際し、その剛性を容易に確保することができるだけでなく、従来から多用されてきた樹脂性のフロントパネルに比べて、放熱性に優れている。
特開2005−114851号公報(2005年4月28日公開)
しかしながら、ディスプレイ装置の前面は、視聴者と対向する面となるために、視聴者によって触れられる可能性が高く、ディスプレイ装置の発熱をこのような場所に積極的に放熱させることは、ユーザにやけどを負わせる等の不具合が生じる可能性が高くなる。したがって、上記特許文献1に記載されている技術は、ディスプレイ装置に生じた熱を適切に放熱することができるものとは言えない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、バックライト光源の熱を適切に放熱することができる表示装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、表示パネルと、前記表示パネルの背面から前記表示パネルへバックライト光を導くバックライトパネルと、前記バックライトパネル内に前記バックライト光を照射するバックライト光源と、前記表示パネルの前面側から、当該表示パネルを支持するフレームと、前記バックライトパネルの背面側から、当該バックライトパネルを支持するバックライトシャーシと、前記バックライト光源の基板および前記バックライトシャーシに接触しており、前記バックライト光源の熱を前記バックライトシャーシへ逃がすための放熱板と、前記フレームと前記バックライトシャーシとの間に挟持され、前記表示パネルを支持するパネルガイドとを備え、前記フレームは、固定具が結合される固定軸が前記バックライトシャーシ側に固設されており、前記バックライトシャーシは、空孔が形成されており、当該空孔を前記固定具が貫通した状態で、前記固定具と前記固定軸とが結合されることによって前記フレームと締結され、前記放熱板は、前記バックライトシャーシの前記フレーム側において、当該バックライトシャーシと互いに重なり合う第3の壁部を有しており、当該第3の壁部には、前記固定軸が貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、バックライト光源の発熱が表示装置の前面側に伝わり難く、表示装置の背面側で放熱され易くなるため、表示装置の前面の温度上昇を抑えることができる。したがって、バックライト光源の熱を適切に放熱することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る表示装置の内部構造を示す断面図である。 本実施形態に係る表示装置の内部構造を示す断面図である。 本実施形態に係る表示装置(背面側)の一部拡大斜視図である。 図4に示す表示装置における、第1の断面構造を示すA−A斜視断面図である。 図4に示す表示装置における、第2の断面構造を示すB−B斜視断面図である。 図4に示す表示装置における、第3の断面構造を示すC−C斜視断面図である。 本実施形態に係る表示装置における、LED基板に生じた熱の流れを示す。 本実施形態に係る表示装置における、フレームとバックライトシャーシとの締結位置を模式的に示す図である。 本実施例に係る表示装置における測定位置を模式的に示す図である。 本実施例に係る表示装置(表示装置(1),(2))の各々の測定結果を示すグラフである。
〔実施形態〕
以下、本発明に係る表示装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
(表示装置10の概略構成)
まず、図1を参照して、実施形態に係る表示装置10の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置10の概略構成を示す分解斜視図である。特に図1は、表示装置10を背面側から見た時の、その構成を示している。なお、以降の説明において、図中におけるZ軸正方向側を表示装置10の前側(すなわち、映像が表示される側。正面側と呼ぶ場合もある)としており、Z軸負方向側を表示装置10の後側(背面側と呼ぶ場合もある)としている。
図1に示す表示装置10は、チューナ(図示を省略する)およびディスプレイを備えており、チューナによって受信されたコンテンツを再生してその映像をディスプレイが表示することにより、このコンテンツをユーザに視聴させることができる、いわゆるテレビジョン受像機である。
図1に示すように、表示装置10は、ベゼル12、フレーム14、表示パネル16、パネルガイド18、光学シート類20、およびバックライトユニット30を備えて構成されている。実際には、表示装置10は、これらの他にも、表示装置10の背面を保護する背面カバー等を備えているが、ここでは、図示および説明を省略する。
ベゼル12は、フレーム14の前面に取り付けられる。ベゼル12は、フレーム14の表面の保護や、表示装置10の外観を整えるために設けられている。ベゼル12としては、アルミ等の金属製のものを用いているが、樹脂等の非金属製のものが用いられる場合もある。
フレーム14は、表示パネル16を支持する。具体的には、フレーム14は、その前面に表示パネル16の表示領域に相当するサイズの開口部を有する枠部を有しており、この枠部によって、表示パネル16の外周縁部(すなわち、表示領域の外側の部分)を支持する。フレーム14として、アルミ等の金属製のものが用いられている。
表示パネル16は、いわゆる液晶表示パネルであり、複数のTFT(Thin Film Transistor)液晶画素が形成されたガラス基板、カラーフィルタ、および偏光フィルタ等を備えて構成されている。この表示パネル16では、ディスプレイ駆動回路(図示を省略する)により、各TFT液晶画素に対して、映像信号に応じたデータ信号が書き込まれる。これにより、表示パネル16においては、各TFT液晶画素におけるバックライト光の透過量が調整され、これにより、映像信号に応じた映像が表示されることとなる。
パネルガイド18は、フレーム14の裏側に嵌め込まれる。そして、パネルガイド18は、フレーム14の内側において、表示パネル16が所定の場所に固定されるように、表示パネル16を支持する。パネルガイド18として、樹脂等の非金属製のものが用いられている。
光学シート類20は、表示パネル16とパックライトパネル32との間に挟み込まれるようにして設けられている。この光学シート類20は、液晶表示パネル2に入射されるバックライト光の特性を調整するために、設けられている。例えば、光学シート類20は、拡散板、拡散シート、レンズシート、偏光反射シート等、複数のシート状の光学部材を含んで構成されている。
バックライトユニット30は、表示パネル16の背面側に設けられており、表示パネル16に対して、バックライト光を照射する。具体的には、バックライトユニット30は、バックライトパネル32、LED基板34(図2参照)、およびバックライトシャーシ36を備えて構成されている。
バックライトパネル32は、表示パネル16の背面側に設けられている。このバックライトパネル32は、その側部から入射されたバックライト光を、表示パネル16へ導光する、いわゆる導光板である。
バックライトシャーシ36は、バックライトパネル32の背面側から、バックライトパネル32を支持する。バックライトシャーシ36の素材として、アルミ等の金属が用いられている。本実施形態の表示装置10では、バックライトシャーシ36の裏面には、その長手方向において左右対称に、一対のスピーカ22が設置されている。特に、このスピーカ22には、表示装置10本体の薄型化を阻害しないように、非常に薄型のものが採用されている。
LED基板34は、光源であるLEDアレイ35(図2参照)と、このLEDアレイ35を駆動するLED駆動回路(図示を省略する)とを備えている。LED基板34は、バックライトパネル32の側部に設けられており、この側部からバックライトパネル32内にバックライト光を入射する。本実施形態では、LED基板34は、バックライトパネル32の下側(図中Y軸負方向側)の側部に設けられているが、これに限らない。
次に、図2および図3を参照して、本実施形態に係る表示装置10の内部構成について具体的に説明する。図2および図3は、本実施形態に係る表示装置10の内部構造を示す断面図である。特に、図2および図3は、表示装置10の長手方向(横方向)における締結位置の切断面の下部を右側面側(図中X軸正方向側)から見た時のその内部構成を示している。
(フレーム14への締結位置の内部構成)
本実施形態の表示装置10においては、バックライトシャーシ36は、その長手方向における複数の締結位置で、ビス42によってフレーム14に締結される。図2は、その締結位置における切断面の内部構成を示すものである。
図2に示すように、表示装置10においては、その正面側から順に、表示パネル16、光学シート類20、およびバックライトパネル32が積層されている。そして、表示パネル16が、その正面側からフレーム14によって支持され、バックライトパネル32が、その背面側からバックライトシャーシ36によって支持されている。すなわち、表示パネル16、光学シート類20、およびバックライトパネル32は、互いに積層された状態で、フレーム14とバックライトシャーシ36との間に狭持されている。
バックライトパネル32の下方には、バックライトパネル32内にバックライト光を入射するためのLEDアレイ35が設けられている。LEDアレイ35は、LED基板34上に設けられている。さらに、LED基板34の下側(図中Y軸負方向側)には、LEDアレイ35の熱を主にバックライトシャーシ36へ逃がすための放熱板40が設けられている。
上記締結位置において、フレーム14のバックライトシャーシ36側には、ボス15が固設されている。ボス15は、表示装置10の組み立て時にその頂部がバックライトシャーシ36に当接するように、予め規定されたフレーム14とバックライトシャーシ36との間隔と略同じ長さを有している。
バックライトシャーシ36において、ボス15と対向する位置には、ビス42を貫通させるための空孔36Aが形成されている。表示装置10の組み立て時には、空孔36Aにビス42が通され、当該ビス42がボス15にねじ止めされる。これにより、バックライトシャーシ36は、ボス15の頂部と当接した状態で、図2に示すようにフレーム14に締結された状態となる。この例では、ボス15は、フレーム14に対してカシメ固定されているが、ボス15の固定方法はこれに限らず、例えば溶接や圧入等であってもよい。
フレーム14の下部には、その長手方向(横方向)において、複数のボス15がある程度の間隔を有して設けられている。これに応じて、バックライトシャーシ36にも、その長手方向(横方向)において、ビス42を貫通させるための空孔36Aが、各ボス15に対向する位置に設けられている。
表示装置10の組み立て時には、複数の締結位置の各々に対して、ビス42を空孔36Aに貫通させるとともに、このビス42をボス15にねじ止めする。これにより、バックライトシャーシ36は、フレーム14に対して複数の締結位置で確実に結合されることとなる。なお、図2は、ある一の締結位置の切断面の内部構成を示しており、他の締結位置も同様の構成となっている。
(放熱板40)
ここで、放熱板40について具体的に説明する。放熱板40は、LED基板34に対して平行な上側壁部と、バックライトシャーシ36に対して平行であり、かつ上側壁部に対して垂直な後側壁部(第3の壁部)とを有する。放熱板40の上側壁部は、LED基板34と互いに重なり合っている。すなわち、放熱板40の上側壁部は、LED基板34と互いに面接触している。また、放熱板40の後側壁部は、バックライトシャーシ36と互いに重なり合っている。すなわち、放熱板40の後側壁部は、バックライトシャーシ36と互いに面接触している。
すなわち、放熱板40は、LED基板34およびバックライトシャーシ36の双方に対して、比較的広い接触面積を有している。これにより、放熱板40は、LEDアレイ35に生じた熱を、バックライトシャーシ36へ効率的に逃がすことが可能となっている。
放熱板40の後側壁部には、ボス15を貫通させるための貫通孔40Aが、ボス15に対応する位置に設けられている。この貫通孔40Aの内径は、ボス15の外径よりも僅かに大きくなっている。一方、バックライトシャーシ36に形成されている空孔36Aの内径は、ボス15Aの外径よりも僅かに小さくなっている。
これにより、表示装置10が組み立てられた状態において、ボス15は、貫通孔40Aに内接しないように当該貫通孔40Aを貫通しつつ、バックライトシャーシ36と当接した状態で、ビス42によってバックライトシャーシ36がねじ止めされるようになっている。
この構成により、ボス15と放熱板40との間に空気層が形成され、放熱板40に伝わったLEDアレイ35の熱が、ボス15に直接伝わらないようになっている。また、ボス15とバックライトシャーシ36とを締結するビス42は金属製であるため、放熱板40を介してバックライトシャーシ36に伝わった熱は、ビス42を介して適度にボス15へ伝わるようになっている。さらに、ボス15も金属製であるために、ボス15に伝わった熱は、適度にフレーム14へ伝わるようになっている。
(放熱板40への締結位置の内部構成)
バックライトシャーシ36は、さらに、その長手方向における複数の締結位置で、ビス42によって放熱板40に締結される。図3は、その締結位置における切断面の内部構成を示すものである。
この締結位置では、放熱板40の後側壁部には、螺子孔40Bが形成されている。バックライトシャーシ36において、螺子孔40Bと対向する位置には、ビス42を貫通させるための空孔36Aが形成されている。表示装置10の組み立て時には、空孔36Aにビス42が通され、当該ビス42が螺子孔40Bにねじ止めされる。これにより、バックライトシャーシ36と放熱板40とは、図3に示すように互いに重なり合った状態で結合された状態となる。
放熱板40には、その長手方向(横方向)において、複数の螺子孔40Bがある程度の間隔を有して設けられている。これに応じて、バックライトシャーシ36には、その長手方向(横方向)において、ビス42を貫通させるための空孔36Aが、各螺子孔40Bに対向する位置に設けられている。
表示装置10の組み立て時には、複数の締結位置の各々に対して、ビス42を空孔36Aに貫通させるとともに、このビス42を螺子孔40Bにねじ止めする。これにより、バックライトシャーシ36および放熱板40は、互いに、複数の締結位置で確実に結合されることとなる。なお、図3は、ある一の締結位置の切断面の内部構成を示しており、他の締結位置も同様の構成となっている。
(パネルガイド)
ここで、図3を参照して、パネルガイド18の構成について具体的に説明する。パネルガイド18は、表示パネル16を支持するだけでなく、LED基板34に生じた熱がフレーム14に伝わらないようにも構成されている。
具体的には、パネルガイド18は、フレーム14の前側壁部に向かって立設された壁部18A〜C(第1の壁部)を有している。表示装置10が組み立てられたとき、壁部18A〜Cの各々は、その頂部によって、フレーム14の前側壁部の裏面に対して略垂直に当接する。これにより、図3に示すように、パネルガイド18とフレーム14との間に、内部空間が形成される。
例えば、図3に示す例では、パネルガイド18とフレーム14との間には、上下が壁部18Aと壁部18Bとに挟まれた内部空間10Aが形成されているとともに、上下が壁部18Bと壁部18Cとに挟まれた内部空間10Bが形成されている。
そもそも、パネルガイド18には熱伝導性の低い樹脂製のものが用いられているため、このパネルガイド18は、LED基板34に生じた熱をフレーム14に伝わり難くしている。それに加え、パネルガイド18は、接触面積が小さい壁部18A〜Cの各々の頂部によって、フレーム14に対してX軸方向に沿って断続的に線接触(断面図上では点接触)するように構成されているため、LED基板34に生じた熱がより伝わり難くなっている。さらに、フレーム14との間に形成される内部空間10A,10Bが空気層として機能するため、その断熱効果により、LED基板34に生じた熱がさらに伝わり難くなっている。
さらに、フレーム14と当接して内部空間10Aを形成するとともに、この内部空間10A,10Bが密閉されるようにも構成されている。これにより、内部空間10A,10Bにおける空気の対流が生じないため、その防熱効果がより高められている。
また、パネルガイド18は、バックライトシャーシ36の後側壁部に向かって立設された壁部18D(第2の壁部)を有している。表示装置10が組み立てられたとき、壁部18Dは、その頂部によって、バックライトシャーシ36の後側壁部の裏面に対して略垂直に当接する。これにより、図3に示すように、パネルガイド18とフレーム14との間には、内部空間が形成される。
図3に示す例では、バックライトシャーシ36の裏面には放熱板40が重ねられているため、壁部18Dは放熱板40の後側壁部の裏面に当接し、これにより、パネルガイド18とバックライトシャーシ36との間には、上下が壁部18Dと放熱板40の上側壁部とに挟まれた内部空間10Cが形成されている。
このように、パネルガイド18は、接触面積が小さい壁部18Dの頂部によって、バックライトシャーシ36に対してX軸方向に沿って断続的に線接触(断面図上では点接触)するように構成されているため、LED基板34に生じた熱がより伝わり難くなっている。さらに、バックライトシャーシ36との間に形成される内部空間10Cが空気層として機能するため、その断熱効果により、LED基板34に生じた熱がより伝わり難くなっている。
上記のとおり、本実施形態の表示装置10は、パネルガイド18として樹脂製のものを用いたことによるだけでなく、放熱板40とボス15とが直接接触しないように構成したことや、パネルガイド18に壁部18A〜Dを設けたことによっても、LEDアレイ35に生じた熱がフレーム14に伝わり難くなっている。これにより、LEDアレイ35に生じた熱の殆どは、バックライトシャーシ36へ伝わるようになっている。このことから、本実施形態の表示装置10は、LEDアレイ35に生じた熱を効率的にバックライトシャーシ36へ逃がすことができるものであると言える。
なお、この例では、第1の壁部が3つ設けられ、第2の壁部が1つ設けられているが、いずれもこれに限定されるものではなく、少なくとも1つ以上の壁部によって構成されていれば、その目的を果たすことが可能である。
(非締結位置の内部構成)
なお、表示装置10の長手方向において、非締結位置(図2および図3に示す締結位置以外の位置)の内部構成は、図3に示す締結位置と略同様であるが、ビス42、放熱板40の貫通孔40A、およびバックライトシャーシ36の空孔36Aが設けられていない点で、図3に示す締結位置と異なる。但し、非締結位置におけるパネルガイド18の構成は図3と同様であるため、非締結位置においても、図3に示す締結位置と同様に、“LEDアレイ35に生じた熱をフレーム14に伝わり難くする”という効果を奏することができる。
(表示装置10の構成および作用のさらなる説明)
以下、図4〜図8を参照して、本実施形態に係る表示装置10の構成および作用についてさらに説明する。
図4は、本実施形態に係る表示装置10(背面側および下縁部)の一部拡大斜視図である。表示装置10の下縁部における断面構造は、以下3つの断面構造に分類される。
(1)第1の断面構造:ビス42による締結がなされていない。
(2)第2の断面構造:ビス42により、バックライトシャーシ36がフレーム14(ボス15)へ締結されている。
(3)第3の断面構造:ビス42により、バックライトシャーシ36が放熱板40へ締結されている。
例えば、図4に示す表示装置10の下縁部において、A−A切断線が示されている部分は、上記第1の断面構造を有している。また、B−B切断線が示されている部分は、上記第2の断面構造を有している。また、C−C切断線が示されている部分は、上記第3の断面構造を有している。
以下、図5〜7を参照して、上記各断面構造について、具体的に説明する。
図5は、図4に示す表示装置10における、第1の断面構造を示すA−A斜視断面図である。図6は、図4に示す表示装置10における、第2の断面構造を示すB−B斜視断面図である。図7は、図4に示す表示装置10における、第3の断面構造を示すC−C斜視断面図である。
図5〜7に示すように、表示装置10の下縁部において、正面側に設けられたフレーム14と、背面側に設けられたバックライトシャーシ36との間には、LED基板34、放熱板40、およびパネルガイド18とが挟持されている。特に、表示装置10の下縁部においては、LED基板34から放熱板40へ伝わった熱の殆どが、バックライトシャーシ36へ伝わるように、以下のように各断面共通の工夫が施されている。
(工夫点1)
図5〜7に示すように、表示装置10のいずれの断面においても、放熱板40は、バックライトシャーシ36に対しては面接触する一方、パネルガイド18に対しては、線接触している。この構成により、パネルガイド18との接触部分の熱抵抗が高くなるため、LED基板34から放熱板40へ伝わった熱は、バックライトシャーシ36(すなわち、表示装置10の背面側)に伝わり易くなっている。
(工夫点2)
また、表示装置10のいずれの断面においても、放熱板40とパネルガイド18との間(互いの接触部分を除く)には、空気層10Cが形成されている。この構成により、LED基板34から放熱板40へ伝わった熱は、パネルガイド18との接触部分以外からは、パネルガイド18へ伝わり難くなっている。
(工夫点3)
また、表示装置10のいずれの断面においても、パネルガイド18は、フレーム14に対しては線接触している。この構成により、放熱板40からパネルガイド18へ伝わった僅かな熱は、フレーム14に伝わり難くなっている。
(工夫点4)
また、表示装置10のいずれの断面においても、パネルガイド18とフレーム14との間(互いの接触部分を除く)には、空気層10A,10Bが形成されている。この構成により、放熱板40からパネルガイド18へ伝わった僅かな熱は、フレーム14との接触部分以外からは、フレーム14へ伝わり難くなっている。
(工夫点5)
特に、第2の断面構造(図6)においては、ボス15が放熱板40を貫通しており、当該貫通部分において、両者が接触しないように、両者の間に空気層が形成されている。この構成により、LED基板34から放熱板40へ伝わった熱は、金属製のボス15へ直接伝わらないようになっている。
図8は、本実施形態に係る表示装置10における、LED基板34に生じた熱の流れを示す。ここでは、上記第3の断面構造を有する断面(図7参照)を代表例として用いて、LED基板34に生じた熱の流れを説明するが、他の断面(上記第1の断面構造を有する断面、および、上記第3の断面構造を有する断面)においても、同様である。
図8において、LED基板34に生じた熱の流れを、太矢印で示す。
(1)LED基板34に生じた熱は、当該LED基板34に面接触している放熱板40へ伝わる。
(2)放熱板40に伝わった熱の殆どは、当該放熱板40と面接触しているバックライトシャーシ36(すなわち、表示装置10の背面側)に伝わり、さらにその一部は、バックライトシャーシ36から放熱される。
(3)放熱板40に伝わった熱の一部は、当該放熱板40と接触しているパネルガイド18に伝わる。しかしながら、パネルガイド18と放熱板40との接触は、壁部18Dによる線接触であり、これにより、パネルガイド18と放熱板40との間の熱抵抗が高められている。
また、放熱板40とパネルガイド18(上記線接触部を除く部分)との間には、より熱抵抗が高い空気層10Cが形成されている。特に、当該空気層10Cは、密閉構造を有しており、空気の対流が生じ難くなっている。これにより、パネルガイド18と放熱板40との間の熱抵抗は、さらに高められている。このため、放熱板40に伝わった熱は、その殆どがバックライトシャーシ36へ伝わり、パネルガイド18に伝わる熱量は僅かである。
(4)パネルガイド18に伝わった僅かな熱は、パネルガイド18と接触しているフレーム14(すなわち、表示装置10の正面側)に伝わる。しかしながら、パネルガイド18とフレーム14との接触は、壁部18A〜Cによる線接触であり、これにより、パネルガイド18とフレーム14との間の熱抵抗が高められている。
また、パネルガイド18とフレーム14(上記線接触部を除く部分)との間には、より熱抵抗が高い空気層10A,10Bが形成されている。特に、当該空気層10A,10Bは、密閉構造を有しており、空気の対流が生じ難くなっている。これにより、パネルガイド18とフレーム14との間の熱抵抗は、さらに高められている。このため、フレーム14に伝わる熱量は、さらに僅かなものとなっている。
図9は、本実施形態に係る表示装置10における、フレーム14とバックライトシャーシ36との締結位置を模式的に示す図である。図9では、表示装置10の背面側を示しており、図9における各矢印は、ビス42によってバックライトシャーシ36が締結される締結位置を示している。また、各矢印に併記されている符号Aおよび符号Bは、その締結相手を示している。なお、図9は、バックライトシャーシ36の下側の締結位置のみを図示しており、便宜上、他の締結位置については図示を省略している。
例えば、符号Aが併記されている締結位置は、ビス42によってバックライトシャーシ36がフレーム14へ締結されている締結位置であり、符号Bが併記されている締結位置は、ビス42によってバックライトシャーシ36が放熱板40へ締結されている締結位置である。また、「A/B」が併記されている締結位置は、バックライトシャーシ36をフレーム14または放熱板40のいずれに締結してもよい位置である。
このように、本実施形態の表示装置10では、その長手方向における複数の締結位置で、ビス42によるバックライトシャーシ36の締結相手を異ならせることにより、LED基板34に生じた熱のフレーム14への熱伝導率を異ならせている。
例えば、できるだけフレーム14へ熱を伝わらせたくない場所(第1の位置および第3の位置)では、図3に示したように、ビス42によってバックライトシャーシ36を放熱板40へ締結し、できるだけバックライトシャーシ36へ熱を伝わらせたくない場所(第2の位置および第4の位置)では、図2に示したように、ビス42によってバックライトシャーシ36をフレーム14へ締結するといった具合である。
図9に示す例では、フレーム14の中央の近傍の位置P4〜P7の各々においては、ビス42によってバックライトシャーシ36が放熱板40へ締結されており、できるだけフレーム14へ熱が伝わらないようになっている。これは、中央に近い位置ほど温度が高くなり易いことから、その温度をできるだけ下げようとしているためである。
一方、スピーカ22の近傍の位置P2,P3,P8,P9の各々においては、ビス42によってバックライトシャーシ36がフレーム14へ締結されており、できるだけスピーカ22へ熱が伝わらないようになっている。これは、磁力を利用しているスピーカ22が熱影響を受け易いことから、その温度をできるだけ下げようとしているためである。
なお、上記例では、バックライトシャーシ36の締結相手を異ならせることによって、フレーム14への熱伝導率を異ならせているが、他の方法によってこれを実現してもよい。
例えば、フレーム14とパネルガイド18との間の空間の容積を異ならせたり、フレーム14とパネルガイド18との接触面積を異ならせたり、ボス15の位置や設置間隔を異ならせたりすることにより、これを実現してもよい。
例えば、できるだけフレーム14へ熱を伝わらせたくない場所(第1の位置および第3の位置)では、その場所において、上記容積を広くしたり、上記接触面積を狭くしたり、上記間隔を広くしたりしてもよく、できるだけバックライトシャーシ36へ熱を伝わらせたくない場所(第2の位置および第4の位置)では、その場所において、上記容積を狭くしたり、上記接触面積を広くしたり、上記間隔を狭くしたりしてもよい。
以下に実施例を示して、本発明の実施形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、細部については様々な様態が可能である。
(実施例概要)
本実施例では、実施形態で説明した表示装置10を改良することで、異なる熱対策が施された複数の表示装置を用意し、各表示装置について各測定対象位置の温度測定を行うことで、本発明の有効性を確認した。
(測定対象位置)
本実施例では、図10に示す位置P1〜P15を測定対象位置とした。図10は、本実施例に係る表示装置10における測定位置を模式的に示す図である。この図10は、表示装置10の前面側を示しており、点線丸印で示されたP1〜P15は、本実施例における測定対象位置を示している。また、各測定位置において、フレーム14の温度を測定した。
(熱対策)
本実施例では、以下熱対策A〜Cの組み合わせを、複数の表示装置で異ならせることとした。
熱対策A:バックライトシャーシ36の厚さを1.0mmから1.5mmへ変更する。
熱対策B:6箇所の締結位置(P1,P4,P6,P10,P12,P15)について、ビス42によるバックライトシャーシ36の締結相手をフレーム14から放熱板40へ変更する。
熱対策C:図3に示したように、パネルガイド18のフレーム14への接触面にいわゆる肉盗み加工(肉抜き加工とも呼ぶ)を施すことにより、パネルガイド18とフレーム14との間に空間を設ける。同時に、フレーム14上に設けられたボス15とバックライトシャーシ36との接触面にシート(断熱材)を貼り付ける。
(各表示装置の熱対策)
本実施例では、熱対策A〜Cの組み合わせが異なる表示装置(1)〜(2)を用意した。各表示装置に適用する熱対策は以下のとおりである。いずれも、順に、熱対策Aの適用有無、熱対策Bの適用有無、熱対策Cの適用有無を示している。
表示装置(1):「なし、なし、なし」
表示装置(2):「あり、あり、あり」。
(その他測定条件)
なお、本実施例では、以下を共通条件として、各表示装置に適用した。
ダイナミック/アクティブコントラスト:「しない」
表示する画像 :全白画像。
(測定結果等)
各表示装置の測定結果を、図11に示す。図11は、本実施例に係る表示装置10による測定結果を示す。すなわち、図11は、表示装置(1),(2)の各々の測定結果を示すグラフである。
上記各測定結果から、フレーム14とパネルガイド18との間に空間を設けたこと(上記熱対策C)により、この空間を設けない構成よりも、フレーム14の温度を下げることができることが分かった。例えば、図11に示すとおり、上記空間を設けていない表示装置(1)におけるフレーム14の位置P8の温度がより高温であるのに対し、上記空間を設けている表示装置(2)のフレーム14の位置P8の温度は、より低温であり、明らかな温度低下を実現している。したがって、本発明の“フレームとパネルガイドとの間に空間を設ける”という構成は、バックライト光源の発熱を表示装置の背面側に逃がすため、および、当該発熱を表示装置の正面側に伝わり難くするために非常に有効な構成であることが確認された。
また、上記各測定結果から、ビス42によるバックライトシャーシ36の締結相手を、フレーム14から放熱板40へ変更することにより、フレーム14の温度を下げることができることが分かった。反対に、上記締結相手を放熱板40からフレーム14へ変更することにより、バックライトシャーシ36の温度を下げることができることが分かった。したがって、本発明の“表示装置10の長手方向における複数の位置で上記締結相手を異ならせる“という構成は、周辺部品(例えば、スピーカ、電子回路等)への熱影響を考慮して各位置の温度を個別に調整することを実現するために、非常に有効な構成であることが確認された。
(補足説明)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
実施形態では、本発明をテレビジョン受像機に適用例を説明したが、これに限らず、本発明は、テレビジョン受像機以外にも、ディスプレイ単体、各種表示装置に適用することが可能である。
実施形態では、固定軸の一例としてボスを用い、固定具の一例としてビスおよびボスを用いたが、これに限らず、互いに締結可能なものであれば、どのようなものを用いてもよい。
実施形態では、バックライト光源としてLEDを用いたが、バックライトパネルの側部からバックライトパネル内にバックライトを入射可能なものであれば、どのようなものを用いてもよい。
(まとめ)
以上のように、本実施形態に係る表示装置(表示装置10)は、表示パネル(表示パネル16)と、前記表示パネルの背面から前記表示パネルへバックライト光を導くバックライトパネル(バックライトパネル32)と、前記バックライトパネル内に前記バックライト光を照射するバックライト光源(LEDアレイ35)と、前記表示パネルの前面側から、当該表示パネルを支持するフレーム(フレーム14)と、前記バックライトパネルの背面側から、当該バックライトパネルを支持するバックライトシャーシ(バックライトシャーシ36)と、前記バックライト光源の基板(LED基板34)および前記バックライトシャーシに接触しており、前記バックライト光源の熱を前記バックライトシャーシへ逃がすための放熱板(放熱板40)と、前記フレームと前記バックライトシャーシとの間に挟持され、前記表示パネルを支持するパネルガイド(パネルガイド18)とを備え、前記パネルガイドは、前記フレームに向かって立設された第1の壁部(壁部18A,18B,18C)を有しており、当該第1の壁部の頂部が前記フレームと当接することによって、前記フレームによって支持されるとともに、前記フレームとの間に空間(空間10A,10B)を形成することを特徴とする。
上記表示装置によれば、放熱板を設けたことにより、バックライト光源の発熱を積極的にバックライトシャーシ(すなわち、表示装置の背面側)へ逃がすことができる。また、バックライトシャーシとフレームとの間にパネルガイドが介在しているため、バックライトシャーシに伝わった上記発熱が、フレーム(すなわち、表示装置の前面側)へ伝わることを抑制することができる。
さらに、パネルガイドとフレームとの間に空間が形成されるため、その断熱効果により、バックライトシャーシに伝わった上記発熱が、表示装置の前面側へ伝わることをより抑制することができる。
これにより、バックライト光源の発熱は、その殆どが表示装置の背面側で放熱されるため、比較的簡単な構成で、表示装置の前面の温度上昇を抑えることができる。したがって、上記表示装置は、かかるコストを抑えつつ、バックライト光源の熱を適切に放熱することができる表示装置であるといえる。
上記表示装置において、前記パネルガイドは、前記バックライトシャーシに向かって立設された第2の壁部をさらに有しており、当該第2の壁部の頂部が前記バックライトシャーシと当接することによって、前記バックライトシャーシによって支持されるとともに、前記バックライトシャーシとの間に空間を形成することが好ましい。
上記構成によれば、パネルガイドとバックライトシャーシとの間にも空間が形成されるため、その断熱効果により、バックライトシャーシに伝わった上記発熱が、表示装置の前面側へ伝わることをより抑制することができる。
また、上記表示装置において、前記パネルガイドの素材には樹脂が用いられていることが好ましい。
上記構成によれば、パネルガイドの伝熱性が低くなるため、バックライトシャーシに伝わった上記発熱が、表示装置の前面側へ伝わることをより抑制することができる。
上記表示装置において、前記フレームは、固定具が結合される固定軸が前記バックライトシャーシ側に固設されており、前記バックライトシャーシは、空孔が形成されており、当該空孔を前記固定具が貫通した状態で、前記固定具と前記固定具とが結合されることによって前記フレームと締結され、前記放熱板は、前記バックライトシャーシの前記フレーム側において、当該バックライトシャーシと互いに重なり合う第3の壁部を有しており、当該第3の壁部には、前記固定軸が貫通する貫通孔が形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、放熱板を挟んでフレームとバックライトシャーシとを結合することにより、コンパクトな構成で放熱板とバックライトシャーシとの接触面積を多くとることができる。そのうえ、放熱板に伝わった上記発熱が、固定具を介して表示装置の前面側へ伝わることを抑制することができる。
また、上記表示装置において、前記固定軸は、前記貫通孔に内接していないことが好ましい。
上記構成によれば、固定軸と貫通孔との間に空気層が形成されるため、放熱板に伝わった上記発熱が、固定具を介して表示装置の前面側へ伝わることをより抑制することができる。
また、上記表示装置において、前記バックライトシャーシは、その長手方向において、前記バックライト光源の熱を当該バックライトシャーシ側に逃がすことが所望される第1の位置においては、前記固定具によって前記放熱板と締結され、前記バックライト光源の熱を前記フレーム側に逃がすことが所望される第2の位置においては、前記固定具によって前記フレームと締結されていることが好ましい。
上記構成によれば、近傍の構成部品の熱影響等を考慮して、固定具の締結相手を調整することで、バックライト光源の熱を、フレーム側とバックライト側のどちらに逃がすかを容易かつ柔軟に調整することができる。
また、上記表示装置において、前記バックライトシャーシは、その長手方向において、前記バックライト光源の熱を当該バックライトシャーシ側に逃がすことが所望される第3の位置においては、前記フレームとの間に形成される空間の容積が、前記バックライト光源の熱を前記フレーム側に逃がすことが所望される第4の位置よりも多くなっていることが好ましい。
上記構成によれば、近傍の構成部品の熱影響等を考慮して、フレームとの間に形成される空間の容積を調整することで、バックライト光源の熱を、フレーム側とバックライト側のどちらに逃がすかを容易かつ柔軟に調整することができる。
また、上記表示装置において、前記バックライトシャーシは、その長手方向においてスピーカが左右対称に配置されており、前記第1の位置または前記第3の位置は、前記長手方向における中央近傍の位置であり、前記第2の位置または前記第4の位置は、前記長手方向における前記スピーカ近傍の位置であることが好ましい。
上記構成によれば、固定具の締結相手またはフレームとの間に形成される空間の容積を調整することで、表示装置の前面側中央部における温度上昇の抑制効果と、表示装置の背面側に配置されたスピーカへの熱影響の抑制効果との、双方を同時に得ることができることができる。
また、本実施形態に係るテレビジョン受像機は、上記表示装置を備えることを特徴とする。
このテレビジョン受像機によれば、上記表示装置と同様の効果を奏するテレビジョン受像機を提供することができる。
本発明に係る表示装置は、テレビジョン受像機、パソコン用のモニタ等の表示装置に利用可能であり、特に、バックライトパネルを備える薄型の表示装置に好適に利用可能である。
10 表示装置(テレビジョン受像機)
10A〜C 空間
12 ベゼル
14 フレーム
15 ボス(固定軸)
16 表示パネル
18 パネルガイド
18A〜C 壁部(第1の壁部)
18D 壁部(第2の壁部)
20 シート類
30 バックライトユニット
32 バックライトパネル
34 LED基板(バックライト光源の基板)
35 LEDアレイ(バックライト光源)
36 バックライトシャーシ
36A 空孔
40 放熱板
40A 貫通孔
42 ビス(固定具)

Claims (5)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネルの背面から前記表示パネルへバックライト光を導くバックライトパネルと、
    前記バックライトパネル内に前記バックライト光を照射するバックライト光源と、
    前記表示パネルの前面側から、当該表示パネルを支持するフレームと、
    前記バックライトパネルの背面側から、当該バックライトパネルを支持するバックライトシャーシと、
    前記バックライト光源の基板および前記バックライトシャーシに接触しており、前記バックライト光源の熱を前記バックライトシャーシへ逃がすための放熱板と、
    前記フレームと前記バックライトシャーシとの間に挟持され、前記表示パネルを支持するパネルガイドと
    を備え、
    前記フレームは、
    固定具が結合される固定軸が前記バックライトシャーシ側に固設されており、
    前記バックライトシャーシは、
    空孔が形成されており、当該空孔を前記固定具が貫通した状態で、前記固定具と前記固定軸とが結合されることによって前記フレームと締結され、
    前記放熱板は、
    前記バックライトシャーシの前記フレーム側において、当該バックライトシャーシと互いに重なり合う第3の壁部を有しており、当該第3の壁部には、前記固定軸が貫通する貫通孔が形成されている
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記固定軸は、
    前記貫通孔に内接していない
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記バックライトシャーシは、
    その長手方向において、前記バックライト光源の熱を当該バックライトシャーシ側に逃がすことが所望される第1の位置においては、前記固定具によって前記放熱板と締結され、前記バックライト光源の熱を前記フレーム側に逃がすことが所望される第2の位置においては、前記固定具によって前記フレームと締結されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記バックライトシャーシは、
    その長手方向において、前記バックライト光源の熱を当該バックライトシャーシ側に逃がすことが所望される第3の位置においては、前記フレームとの間に形成される空間の容積が、前記バックライト光源の熱を前記フレーム側に逃がすことが所望される第4の位置よりも多くなっている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の表示装置を備えることを特徴とするテレビジョン受像機。
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