JP5356171B2 - 発光モジュール装置及びそれを備えた照明器具 - Google Patents

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本発明は、複数の発光モジュールを個別に制御する発光モジュール装置、及びそれを備えた照明器具に関する。
この種の従来の発光モジュール装置を図10に示す。この発光モジュール装置100は、複数の発光モジュール101の各々の発光量を一括制御するコントロールボックス102を有する。発光モジュール101は供給電力に応じて発光量が調整される構成であり、コントロールボックス102から各発光モジュール101までは、各発光モジュール101専用の電力線103が配線されている。コントロールボックス102は発光モジュール101毎に供給電力を制御し、発光量を制御する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、発光モジュール装置100においては、複数の発光モジュール101を個別に制御することはできるが、電力線103がスター型に配線されており、そのため、電力線103の数が発光モジュール101の数の2倍となり、配線が多いので、製造コストが増加する虞がある。
ところで、発光モジュール装置ではないが、プラズマディスプレイにおいて、プラズマパネルの各箇所の発光量を個別に制御可能とし、かつ、電力線を少なくしたものが知られている。そのプラズマディスプレイを図11に示す。このプラズマディスプレイ200においては、プラズマパネル201に、列電力線群202と行電力線群203とが格子状に配置され、列電力線群202と行電力線群203との間に希ガスが封入されている。列ドライバ204及び行ドライバ205はそれぞれ選択した列電力線−行電力線間にのみ電圧を印加し、それらの交点を放電発光させる(例えば、特許文献2、3参照)。プラズマディスプレイ200においては、列ドライバ204及び行ドライバ205が各発光箇所の放電電圧を個別に調整し、これにより、各発光箇所の発光量が個別に制御される。また、電力線がプラズマパネル201の複数の発光箇所で共用されており、このため、電力線の数が少なくて済む。
そこで、プラズマディスプレイ200の構成を発光モジュール装置に適用し、プラズマパネル201の各発光箇所を発光モジュールに置き換えることが考えられる。
しかしながら、そのような発光モジュール装置においては、複数の発光モジュール分の供給電力が電力線を流れ、その電力は大きいので、発光モジュール個別制御のために供給電力を順次変化させると、供給電力に大きな輻射ノイズが乗る虞がある。供給電力はその値に応じて発光モジュールが制御されることから、発光モジュールを制御する制御信号とみなすことができるが、この制御信号に輻射ノイズが重畳されることになり、従って、発光モジュールの制御を高精度に行えないことがある。
米国特許第7348738号明細書 特開昭59−24891号公報 特開平4−368991号公報
本発明は、上記の従来の問題を解決するためになされたものであり、複数の発光モジュールに制御信号が伝送される発光モジュール装置において、発光モジュールを個別に制御することができ、配線を減らして製造コストを低減することができ、かつ、制御信号の輻射ノイズを抑えることにより発光モジュールの制御を高精度に行うことができる発光モジュール装置及びそれを備えた照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、複数の発光モジュールと、前記発光モジュールに駆動電力を供給する電力線と、前記発光モジュールを制御するための制御信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部から発光モジュールに制御信号を伝送する通信線と、を備えた発光モジュール装置において、前記発光モジュールは、アレイ状又はマトリクス状に配列されており、該発光モジュールの各々は、前記信号生成部からの制御信号を受信し、その受信した制御信号に基づいて発光モジュールを点灯制御する制御部を有し、前記電力線は、前記通信線とは別個に設けられており、前記通信線は、前記発光モジュールの各列毎に共有される列通信線と、前記発光モジュールの各行毎に共有される行通信線と、により構成され、前記列通信線及び行通信線の各々は、それらを開閉して導通/非導通状態とするスイッチを有し、前記信号生成部は、前記スイッチを開閉制御することにより、制御対象の発光モジュールの列通信線及び行通信線を導通状態とし、かつ、それらを除く列通信線及び行通信線を非導通状態とし、制御対象の発光モジュールに制御信号を送信するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発光モジュール装置において、前記信号生成部は、前記スイッチの開閉状態を時間的に変化させることにより、前記複数の発光モジュールを順次、前記信号生成部と導通状態とし、それら発光モジュールに制御信号を送信するものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発光モジュール装置において、前記複数の発光モジュールの各々は、前記信号生成部から送信された制御信号を、次の制御信号を受信するまで記憶するメモリ部を有するものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の発光モジュール装置において、前記メモリ部は、不揮発性メモリにより構成されるものである。
請求項5の発明は、請求項3に記載の発光モジュール装置において、前記メモリ部は、前記制御信号の格納後、所定の保持時間が経過すると、その制御信号を消失する揮発性を有し、前記信号生成部は、前記制御信号の送信後、前記保持時間の経過前に、次の制御信号を送信するものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発光モジュール装置を備えた照明器具である。
請求項1の発明によれば、通信線に設けられたスイッチが開閉制御され、制御対象の発光モジュールのみが信号生成部と導通状態となり、信号生成部からその発光モジュールに制御信号が送信されるので、発光モジュールを個別に制御することができる。また、通信線が複数の発光モジュールに共有されるので、配線を減らして製造コストを低減することができる。また、通信線は制御信号を伝送できればよく、伝送電力が小さくて済むので、輻射ノイズが小さくなり、従って、制御信号への輻射ノイズの影響を抑えることができ、このため、発光モジュールの制御を高精度に行うことができる。
請求項2の発明によれば、スイッチの開閉により発光モジュールが順次、導通状態となるので、発光モジュールに個体識別のためのIDを付与する必要がなく、IDを記憶するメモリ等を発光モジュールに持たせる必要がないので、製造コストの低減を図ることができる。
請求項3の発明によれば、次の制御信号を受信するまで、現在の制御信号に基づいて発光モジュールを制御することができるので、時間的に連続的した制御が可能となる。
請求項4の発明によれば、メモリ部への電力供給が停止しても、メモリ部は制御信号を記憶しているので、その制御信号に基づく発光モジュールの設定を維持することができる。
請求項5の発明によれば、メモリ部は簡単な構成の充放電回路で済むので、安価となる。
請求項6の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかと同等の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る発光モジュール装置の回路図。 (a)は上記装置の発光モジュールの斜視図、(b)はその分解斜視図。 上記発光モジュールの電気的ブロック図。 上記装置の列スイッチ及び行スイッチの動作チャート。 (a)乃至(e)は上記発光モジュールが制御対象として順次選択される様子を時系列に示す図。 上記装置において複数の発光モジュールが制御対象として選択された様子を示す図。 (a)は上記装置における発光モジュールへの制御信号波形図、(b)は上記の一変形例に係る制御信号波形図、(c)は上記とは別の変形例に係る制御信号波形図。 (a)は上記実施形態の一変形例に係る発光モジュール装置の発光モジュールの回路図、(b)はその回路の各部の電圧波形を示す図。 上記装置を備えた照明器具の斜視図。 従来の発光モジュール装置の回路図。 従来のプラズマディスプレイの回路図。
以下、本発明の一実施形態に係る発光モジュール装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る発光モジュール装置の構成を示す。この発光モジュール装置1は、複数の発光モジュール2と、発光モジュール2に制御信号を送信するモジュール駆動回路3と、モジュール駆動回路3から発光モジュール2に制御信号を伝送する通信線4とを備える。発光モジュール2は、例えば4行4列のマトリクス状に配列される。モジュール駆動回路3は、モジュール駆動回路3から導出された電力線5により、各発光モジュール2に駆動電力を供給する。通信線4は、発光モジュール2の各列毎に共有される列通信線41と、発光モジュール2の各行毎に共有される行通信線42とにより構成される。列通信線41及び行通信線42は、それぞれ、列通信線41、行通信線42を開閉して導通/非導通状態とする列スイッチ43、行スイッチ44(以下、スイッチ43、44という)を有する。
モジュール駆動回路3は、制御回路31と、電力調整回路32とを有する。制御回路31は、スイッチ43、44を個別に開閉制御し、制御対象の発光モジュール2に制御信号を送信する。電力調整回路32は、外部電源から受電し、発光モジュール2及び制御回路31に電力を適当な値に調整して供給する。制御回路31は、発光モジュール2への制御信号と、スイッチ43、44を開閉制御する開閉信号とを生成する信号生成部33と、信号生成部33により生成された開閉信号に基づいてスイッチ43、44を開閉制御するスイッチ制御部34とを有する。信号生成部33は、スイッチ43、44を個別に開閉制御することにより、制御対象の発光モジュール2の列通信線41及び行通信線42を導通状態とし、かつ、それらを除く列通信線及び行通信線を非導通状態とする。これにより、制御対象の発光モジュール2のみが信号生成部33と導通状態となり、この状態で、信号生成部33は、制御対象の発光モジュール2に対する制御信号を送信する。その結果、この送信された制御信号は、制御対象の発光モジュール2にのみ到達する。
上記制御信号は、発光モジュール2の点灯/消灯、調光比、又はフェードイン/アウト動作若しくは点滅スピード等の動作パターン等を指定する情報を含む。電力調整回路32は、電力供給のため、電流源として発光モジュール2に電流を供給していても、又は電圧源として電圧を印加していてもよい。
列通信線41と行通信線42とは互いに交差するように格子状に配線されている。各列通信線41は、ペア線である通信線4の一方から分岐して成り、各行通信線42は、他方からから分岐して成る。列通信線41及び行通信線42の数は各4本ずつで合計8本であり、スター型配線の場合の16対(32本)の1/4となる。スイッチ43、44は、列通信線41、行通信線42をモジュール駆動回路3との間で導通/非導通な状態とする。スイッチ43、44は、FET又はIGBT等のスイッチング素子により構成される。
電力線5は、発光モジュール2の各列毎に共有され、列毎に発光モジュール2にバス型配線されている。電力線5は、通信線4とは別個に設けられている。
図2(a)(b)は、発光モジュール2の構成を示す。発光モジュール2は、有機ELパネル等により構成される発光素子21と、電力線5からの供給電力に基づいて駆動し、通信線4からの制御信号に基づいて発光素子21を点灯制御する点灯制御回路22(制御部)と、これらを収容する略箱状のケース23及びその蓋体24とを有する。点灯制御回路22は、電力線5が接続される電力線コネクタ22aと、列通信線41及び行通信線42がそれぞれ接続される通信線コネクタ22b、22cとを有する。電力線コネクタ22a、通信線コネクタ22b、22cはケース23から露出している。ケース23には光照射口23aが形成されている。
図3は、発光モジュール2の電気的構成を示す。点灯制御回路22は、発光素子21への供給電力を調整する電力調整部25と、通信線4からの制御信号に基づいて電力調整部25の電力調整動作を制御し、発光素子21の発光状態を制御する制御部26と、電力線5からの供給電力を基に駆動電圧Vccを生成し、制御部26に印加するVcc生成部27とを有する。Vcc生成部27は電力調整部25にも駆動電圧を印加する。
制御部26は、CPU26aと、メモリ部26bとにより構成される。CPU26aは、信号生成部33から送信された制御信号を通信線4を介して受信し、その受信した制御信号をメモリ部26bに格納する。メモリ部26bは、フラッシュメモリ、強誘電体メモリ、又は磁性ランダムアクセスメモリ等の不揮発性メモリにより構成される。メモリ部26bは、CPU26aに格納された制御信号を、少なくとも、次の制御信号をCPU26aが受信してメモリ部26bに格納するまで記憶する。
CPU26aは、メモリ部26bに格納した制御信号を読み出し、その制御信号内の情報に基づいて、電力調整部25に電力調整を指示するための指示信号を生成し、電力調整部25に送出する。上述の指示信号は例えばPWM信号とする。CPU26aによる上述の制御信号読み出し、及び指示信号の送出は、通信線4から次の制御信号を受信するまで繰り返される。
電力調整部25は、CPU26aから送出された指示信号に基づいて発光素子21への印加電圧又は供給電流を調整し、発光素子21を、上記制御信号により指定された状態とする。供給電圧又は供給電流の調整は例えばそのPWM制御により行う。
図4は、信号生成部33により開閉制御されたスイッチ43、44の動作を示し、図5(a)〜(e)は、信号生成部33による制御対象となる発光モジュール2を時系列に示す。ここで、発光モジュール2の1列目から4列目までの列通信線41をこの順に列通信線41a〜41dといい、1行目から4行目までの行通信線42をこの順に行通信線42a〜42dという。また、列通信線41a〜41dの各々に設けられた列スイッチ43を列スイッチ43a〜43dと称し、行通信線42a〜42dの各々に設けられた行スイッチ44を行スイッチ44a〜44dと称する。図4において、列スイッチ43a〜43d及び行スイッチ44a〜44dの閉状態は導通状態を示し、開状態は非導通状態を示す。また、図5において、制御対象、すなわち、制御信号の送信先として選択される発光モジュール2には斜線を付す。
信号生成部33は、列スイッチ43a〜43d及び行スイッチ44a〜44dのそれぞれの開閉状態を時間的に変化させることにより、発光モジュール2を時系列的に順次、信号生成部33と導通状態とし、それら発光モジュール2に制御信号を送信する。
ここで、制御信号の送信対象、すなわち、制御対象が、発光モジュール2の配列順に、例えば、1行目から4行目まで、各行毎に1列目から4列目の順に変わるとする。この場合、まず、1行目で1列目の発光モジュール2Aが最初の制御対象に選択され(図5(a)参照)、列スイッチ43a及び行スイッチ44aは閉じ、これにより、発光モジュール2Aは信号生成部33と導通状態となる。このとき、列スイッチ43a〜43d及び行スイッチ44b〜44dは開き、制御対象を除く発光モジュール2は信号生成部33と非導通状態となる。そして、発光モジュール2Aに制御信号が送信される。各発光モジュール2の導通期間は予め設定されており、例えば略1[μs]である。
発光モジュール2Aの導通期間が経過すると、1行目で2列目の発光モジュール2Bが制御対象に選択され(図5(b)参照)、行スイッチ44aは閉状態を維持したまま、列スイッチ43bが開く。そして、列スイッチ43a、43c、43d及び行スイッチ44b〜44dは閉状態となる。これにより、発光モジュール2Bのみが導通状態となり、この発光モジュール2Bに制御信号が送信される。そして、他の発光モジュール2にも、発光モジュール2A、2Bと同様の仕方で、順次、制御信号が送信される(図5(c)〜(e))。
図6に示されるように、複数の発光モジュール2が同時に制御対象とされてもよい。この場合、列スイッチ43a〜43dの群と行スイッチ44a〜44dの群のうち、一方の群内の1つが閉じられ、他方の群内の複数が閉じられるか、又は、両方の群内の複数が閉じられ、複数の発光モジュール2が導通状態となる。そして、これら発光モジュール2に同じ制御信号が同時に送信される。このような制御は、例えば、全ての発光モジュール2を一斉に、又は発光モジュール2を列毎又は行毎に、点灯、調光、消灯、若しくは点滅させるときに行われる。
図7(a)は、信号生成部33から発光モジュール2に送信される制御信号波形を示す。制御信号はPWM信号であり、この制御信号においては、1パルスの最大幅となる所定期間t内でオンとなる期間tが設定される。これにより、制御信号は、例えば調光率が(t−t)/t又はt/tとなるように指示する信号となる。
制御信号は、図7(b)に示されるように、所定期間tを時間的に分割し、その分割された各期間のオンとオフとをそれぞれ1と0とに割り当てたデジタル信号であってもよい。図示した制御信号の場合、4ビットの信号送信が可能となり、これを調光信号とすると、16段階の調光信号送信が可能となる。制御信号は、図7(c)に示されるように、制御情報に応じて信号の振幅値を変調されたアナログ信号であっても構わない。この制御信号は、最大振幅I以下の振幅Iが設定され、例えば調光率が(I−I)/I又はI/Iとなるように指示する信号となる。
上記のように構成された本実施形態の発光モジュール装置1においては、通信線4に設けられたスイッチ43、44が開閉制御され、制御対象の発光モジュール2のみが信号生成部33と導通状態となり、信号生成部33からその発光モジュールに制御信号が送信されるので、発光モジュール2を個別に制御することができる。
また、通信線4が複数の発光モジュール2に共有され、必要な通信線4の数は発光モジュール2の列数と行数の合計で済むので、例えば、発光モジュールに通信線をスター型に配線することにより通信線の数が発光モジュールの2倍となる場合と比べ、電力線5の数を減らすことができ、製造コストの低減を図ることができる。また、電力線5の数が少なくて済むので、配線の自由度が高まる。
また、通信線4は制御信号を伝送できればよく、伝送電力が小さくて済むので、輻射ノイズが小さくなり、従って、制御信号への輻射ノイズの影響を抑えることができる。このため、発光モジュール2の制御を高精度に行うことができる。
また、発光モジュール2に個体識別のためのIDを付与する必要がなく、IDを記憶するメモリ等を発光モジュール2に持たせる必要がないので、製造コストの低減を図ることができる。
また、メモリ部26bが次の制御信号を受信するまで現在の制御信号を格納しているので、そのときまで、現在の制御信号に基づいて発光モジュールを制御することができ、従って、時間的に連続的した制御が可能となる。また、メモリ部26bは不揮発性メモリにより構成されるので、メモリ部26bへの電力供給が停止しても、メモリ部26bは制御信号を記憶しているので、その制御信号に基づく発光モジュール2の設定を維持することができる。
また、制御信号がパルス列から成る場合、従来においては、各発光モジュールへの供給電力に制御信号が重畳されるので、そのための大電力スイッチングが必要となり、エネルギ損失が大きかったが、本実施形態においては、制御信号は通信線により伝送され、従って、制御信号の電力値は少なくて済むので、制御信号生成に必要なスイッチング動作においてエネルギ損失が殆んどない。
次に、上記実施形態の一変形例に係る発光モジュール装置について図8(a)(b)を参照して説明する。図8(a)(b)は、本変形例の発光モジュール2の回路構成と、その回路の各部の電圧波形とを示す。本変形例における発光モジュール2の点灯制御回路22の制御部26は、上記実施形態のCPU26a及びメモリ部26bの替わりとして、充放電回路により構成される(メモリ部)。この充放電回路は、信号生成部33から入力される制御信号Vaを所定の保持時間だけ記憶し、その記憶している制御信号Vaに基づいて電力調整部25を駆動制御し、発光素子21への出力電圧Voutを調整する。充放電回路は、上記保持時間が経過すると、その制御信号を消失する揮発性を有する。信号生成部33は、発光モジュール2へ制御信号を送信した後、上記保持時間の経過前に次の制御信号を送信し、制御部26が制御信号を消失しないようにする。すなわち、発光モジュール2への制御信号の送信サイクルTが上記保持時間と略等しくなるように予め設定されている。
制御部26は、コンデンサC1と、制御信号Vaに応じてコンデンサC1を充放電させるトランジスタTr1と、コンデンサC1の充放電期間を調整するための抵抗R1、R2とを有する。電力調整部25は、コンデンサC1の充放電電圧Vcapを入力信号とするトランジスタTr2により構成され、充放電電圧Vcapに応じて発光素子21への出力電圧VoutをPWM制御する。
制御信号VaはHighとLowの2値を有するPWM信号であり、トランジスタTr1のベースに入力される。コンデンサC1はトランジスタTr1のコレクタに接続され、接地されている。抵抗R1はコンデンサC1と並列に接続されている。抵抗R2はトランジスタTr1のエミッタに接続され、そのエミッタに、コンデンサC1を充電するための駆動電圧VccがVcc生成部27から抵抗R2を介して印加されている。発光素子21はトランジスタTr2のコレクタに接続され、そのエミッタに発光素子21を駆動するための駆動電圧VdがVcc生成部27から印加されている。
制御信号VaがHigh電位になると、トランジスタTr1は導通状態となり、駆動電圧Vccは抵抗R2により分圧されてコンデンサC1に印加される。コンデンサC1に充電される電荷量は制御信号Vaのパルス幅に応じた値となる。ここで、抵抗R1、R2の抵抗値を、それぞれ、r、rとする。充電されたコンデンサC1は、r/r倍の時間をかけて放電する。r/rの値は、全ての発光モジュール2の発光素子21を走査するのに要する周期、すなわち、制御信号の送信サイクルTとの関係により決定されている。この周期は、発光モジュール2が制御信号を受信したときから次のサイクルで再び制御信号を受信するまでの期間である。発光モジュール2の数が16個の場合、r/rは16倍程度とするのが望ましい。
トランジスタTr2は、コンデンサC1の充放電電圧Vcapが所定の閾値Vtよりも低いときのみ導通し、発光モジュール2への出力電圧Voutの波形は、制御信号の送信サイクルTに対してT1のオフ期間と(T−T1)のオン期間とから成るPWM信号波形となる。この信号により発光モジュール21は駆動される。
上記のように構成された制御部26においては、信号生成部33からの制御信号Vaを基に、発光モジュール2への出力信号がPWM制御され、この出力信号の周期はメモリ部26bの充放電機能により延ばされており、信号生成部33による制御信号の送信サイクルTと略等しくされる。従って、制御部26は制御信号をその送信サイクルTの期間だけ格納していたとみなすことができる。このように、制御信号を記憶させる制御部26は、簡単な構成の充放電回路で済むので、安価となる。
次に、上記実施形態又は変形例に係る発光モジュール装置1を備えた照明器具について図9を参照して説明する。図9は、この照明器具の構成を示す。この照明器具10は、例えばペンダントライトとして構成され、天井に設置される。照明器具10は、複数の発光モジュール2から成る発光部11を有する。発光部11は、光照射口を有する灯具ケース12に収容される。モジュール駆動回路3、通信線4及び電力線5は、灯具ケース12内に収容される。灯具ケース12は、商用電源からモジュール駆動回路3に給電する電源コード13によって吊具14から吊下される。吊具14は、天井面に取り付けられる。吊具14は、その表面にリモコン受光部15を有する。リモコン受光部15は、リモコン(図示せず)から送信されるリモコン信号を受信し、そのリモコン信号を通信線を用いてモジュール駆動回路3に入力する。モジュール駆動回路3の制御回路31は、その入力されたリモコン信号に応じて発光モジュール2の点灯、消灯、調光等を制御する。
上記のように構成された照明器具10においては、複数の発光モジュール2を個別に発光制御することができるので、発光モジュール2の輝度のばらつきを抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態及び変形例の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、発光モジュール2はアレイ状に配列されていてもよい。また、発光モジュール2の発光体は、発光モジュール、白熱電球又は蛍光灯でもよく、信号通信により動作を制御可能な発光体であればよい。また、発光モジュール2の制御信号は、発光モジュール2の配列順ではなく、ランダムに送信されても構わない。また、上記制御信号は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)等の非同期式シリアル通信回路により生成されたデジタル伝送データであってもよい。また、スイッチ43、44は制御回路31に搭載されていても構わない。また、電力調整回路32が設けられず、発光モジュール2又は制御回路31は外部電源から直接に給電されていてもよい。また、上記変形例のメモリ部26bと同等の構成を有する回路がCPU26aの前段に設置され、その回路の出力が制御信号としてCPU26aに入力されても構わない。
1 発光モジュール装置
10 照明器具
2 発光モジュール
22 点灯制御回路(制御部)
26 制御部(メモリ部を構成)
26b メモリ部
33 信号生成部
4 通信線
41、41a〜41d 列通信線
42、42a〜42d 行通信線
43、43a〜43d 列スイッチ
44、44a〜44d 行スイッチ

Claims (6)

  1. 複数の発光モジュールと、前記発光モジュールに駆動電力を供給する電力線と、前記発光モジュールを制御するための制御信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部から発光モジュールに制御信号を伝送する通信線と、を備えた発光モジュール装置において、
    前記発光モジュールは、アレイ状又はマトリクス状に配列されており、該発光モジュールの各々は、前記信号生成部からの制御信号を受信し、その受信した制御信号に基づいて発光モジュールを点灯制御する制御部を有し、
    前記電力線は、前記通信線とは別個に設けられており、
    前記通信線は、前記発光モジュールの各列毎に共有される列通信線と、前記発光モジュールの各行毎に共有される行通信線と、により構成され、
    前記列通信線及び行通信線の各々は、それらを開閉して導通/非導通状態とするスイッチを有し、
    前記信号生成部は、前記スイッチを開閉制御することにより、制御対象の発光モジュールの列通信線及び行通信線を導通状態とし、かつ、それらを除く列通信線及び行通信線を非導通状態とし、制御対象の発光モジュールに制御信号を送信することを特徴とする発光モジュール装置。
  2. 前記信号生成部は、前記スイッチの開閉状態を時間的に変化させることにより、前記複数の発光モジュールを順次、前記信号生成部と導通状態とし、それら発光モジュールに制御信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の発光モジュール装置。
  3. 前記複数の発光モジュールの各々は、前記信号生成部から送信された制御信号を、次の制御信号を受信するまで記憶するメモリ部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光モジュール装置。
  4. 前記メモリ部は、不揮発性メモリにより構成されることを特徴とする請求項3に記載の発光モジュール装置。
  5. 前記メモリ部は、前記制御信号の格納後、所定の保持時間が経過すると、その制御信号を消失する揮発性を有し、
    前記信号生成部は、前記制御信号の送信後、前記保持時間の経過前に、次の制御信号を送信することを特徴とする請求項3に記載の発光モジュール装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発光モジュール装置を備えた照明器具。
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