JP5355873B2 - 画像処理装置及びシステム - Google Patents
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Description
(1) カメラと、記憶装置と、演算処理装置とを備える画像処理装置であって、
上記記憶装置は、
任意の照明条件の下で任意の方向から撮像されることにより得られた、人物の体における特定の領域を示す複数の画像に基づいて算出された、該複数の画像の特徴を示す基底ベクトルを示す基底ベクトルデータ、及び、
該複数の画像の平均的な特徴を示す特徴ベクトルを、上記基底ベクトルによって特定される部分空間に射影することにより算出された、登録特徴ベクトルを示す登録特徴ベクトルデータ
を記憶するものであり、
上記演算処理装置は、以下(A)〜(F)の処理を実行することを特徴とする画像処理装置。
(A)上記カメラによる撮像から得られる、人物の体における特定の領域を示す画像に対して、フーリエ変換を行い、所定の周波数領域の成分を除去した後、逆フーリエ変換を行う処理、
(B)上記処理(A)後の画像において、輝度値の正規化を行う処理、
(C)上記記憶装置に記憶されている上記基底ベクトルデータに基づいて、上記処理(B)後の画像の特徴を示す第1特徴ベクトルを、上記部分空間に射影することによって、第2特徴ベクトルを算出する処理、
(D)上記処理(C)により算出された第2特徴ベクトルに対して、第1二次アフィン変換を行う処理、
(E)上記処理(D)後の第2特徴ベクトルに対して第2二次アフィン変換を行うことにより得られるベクトルと上記登録特徴ベクトルとの類似度が最も高くなるアフィンパラメータを求める処理、及び、
(F)上記処理(E)により求められたアフィンパラメータに基づいて、上記処理(D)後の第2特徴ベクトルに対して、第2二次アフィン変換を行うことにより、第3特徴ベクトルを算出する処理。
そして、それによって得られた画像の特徴を示す第1特徴ベクトルが、部分空間に射影されることによって、第2特徴ベクトルが算出される。該部分空間は、任意の照明条件の下で任意の方向から撮像されることにより得られた、複数のサンプル画像(人物の体における特定の領域を示す画像)に基づいて算出された、複数のサンプル画像の特徴を示す基底ベクトルによって特定される部分空間である。また、第1特徴ベクトルは、輝度値の正規化後の画像を示すものであり、画素の輝度値を成分とするベクトルである。
続いて、第2特徴ベクトルに対して、第1二次アフィン変換及び第2二次アフィン変換が行われることにより、第3特徴ベクトルが算出される。
第2二次アフィン変換は、該二次アフィン変換の結果得られるベクトルと登録特徴ベクトルとの類似度が最も高くなるアフィンパラメータが設定されることにより行われる。登録特徴ベクトルとは、複数のサンプル画像の平均的な特徴を示す特徴ベクトルが、上記基底ベクトルによって特定される部分空間に射影されることにより算出されたものである。
特徴ベクトルは、被写体(人物の体における特定の領域)を所定の照明条件の下で所定の方向から撮像した場合に得られる画像の特徴を示すものであり、該画像上の画素の輝度値を成分とするベクトルである。
被写体を互いに異なる角度から撮像して得られる複数のサンプル画像は、被写体の特徴を複数方向から捉えたものであり、これらのサンプル画像から、従来公知の画像処理技術を用いることにより、被写体を所定の照明条件の下で所定の方向から撮像した場合に得られるであろう画像(複数のサンプル画像の平均的な特徴を示す画像)を得ることができる。この画像上の各画素の輝度値を成分とするベクトルが、特徴ベクトルである。
また、登録特徴ベクトルを示す登録特徴ベクトルデータは、予め記憶装置に記憶されている。
さらに、(1)の発明によれば、予め登録されている登録特徴ベクトルとの類似度が最も高くなるように、第2特徴ベクトルに対して第2二次アフィン変換が行われることにより、第3特徴ベクトルが算出される。これにより、撮像方向の影響を低減させることができる。
以上のように、(1)の発明によれば、照明条件と撮像方向との影響を大きく低減させることが可能である。
(2) 上記(1)の画像処理装置であって、
上記基底ベクトルは、
画素の輝度値を成分とするベクトルによって示される上記複数の画像に対して主成分分析を行うことにより得られる固有値のうち、上位から所定数個の固有値に対応するものである
ことを特徴とする。
主成分分析を行うことにより得られる固有値のうち、上位(低域)のものに対応する基底ベクトルによって特定される部分空間は、画像の特徴(例えば、眼鏡をかけている人の顔画像であれば、眼鏡をかけているという特徴)を端的に捉えたものである。従って、このような部分空間を用いることにより、画像の特徴を充分に捉えた認証を行うことが可能であり、それだけ精度の高い認証を行うことが可能である。
本実施形態に係るスロットマシンでは、スマートカードを使用して遊技を行うことができる。スマートカードは、遊技者が所有するカードであり、コインや紙幣等に相当する有価情報が記憶されている。
遊技者がスマートカードを用いて、スロットマシンで遊技を行うためには、画像処理装置によって、当該遊技者が該スマートカードの所有者であるか否かの認証(本実施形態では、顔認証)を行う必要がある。認証の結果、遊技者が該スマートカードの所有者であると判断されると、遊技者は、該スマートカードに記憶されている有価情報を使用して遊技を行うことができる。
以下、図面を用いて詳述することとする。
遊技施設300は、複数のスロットマシン10、及び、これらのスロットマシン10と所定の通信回線301を介して接続された画像処理装置100とを備えている。
図1に示すように、画像処理装置100は、CCDカメラ121及びカード挿入口140を備えている。
CCDカメラ121は、スロットマシン10においてスマートカードを用いて遊技を行おうとする人物の顔を撮像するためのものである。スマートカードを用いて遊技を行おうとする者は、カード挿入口140にスマートカードを挿入する。そして、スマートカードが挿入されたことを契機として、画像処理装置100では顔認証が行われる。本実施形態では、該顔認証の結果、CCDカメラ121により撮像された人物がスマートカードの所有者であると判断されると、スロットマシン10において、当該カードを用いて遊技を行うことができるように構成されている。詳しくは、図5〜図8を用いて説明することとする。
エラー管理装置101は、該信号を受信すると、画像や音等により、エラーが発生したことを常駐の従業員に報知するための出力を行うように構成されている。これにより、エラーに伴うトラブルを防止することが可能である。
スロットマシン10は、キャビネット11と、キャビネット11の上側に設置されたトップボックス12と、キャビネット11の前面に設けられたメインドア13とを備えている。メインドア13の前方には、下側画像表示パネル16が設けられている。下側画像表示パネル16は、液晶パネルを備えていて、シンボルマトリックスSMが表示される。下側画像表示パネル16には、クレジット数表示部31及びペイアウト数表示部32(図示せず)が設定されている。
クレジット数表示部31には、クレジットされたコインの枚数が画像によって表示される。ペイアウト表示部32には、配当として払い出されるコインの数が画像によって表示される。
データ表示器37は、蛍光ディスプレイ等からなり、例えば、カードリーダ36が読み取ったデータや、プレーヤによってキーパッド38を介して入力されたデータを表示するものである。キーパッド38は、チケット発行等に関する指示やデータを入力するためのものである。
画像処理装置100は、CPU131、ROM132、及び、RAM133を備えている。
ROM132は、不揮発性メモリであり、CPU131によって実行されるプログラムや、CPU131が処理を行う際に用いられるデータ等を記憶している。
特に本実施形態において、RAM133は、登録特徴ベクトルを示す登録特徴ベクトルデータを記憶している。登録特徴ベクトルは、任意の照明条件の下で任意の方向から複数の人物の顔を撮像されることにより得られた、複数のサンプル画像の平均的な特徴を示す特徴ベクトルを、基底ベクトルによって特定される部分空間に射影することにより算出されたベクトルである。
基底ベクトルとは、複数のサンプル画像に対して、後述する図6のステップS131〜ステップS137の処理を行った後、主成分分析を行うことにより算出されたベクトルであり、主成分分析を行うことにより得られる固有値のうち、上位から所定数個(例えば、50個)の固有値に対応するものである。従って、基底ベクトルは、複数のサンプル画像の特徴を示すものであり、登録特徴ベクトルは、人物の顔の特徴を示すものである。
なお、本実施形態において、上述した複数のサンプル画像は、入会時に予め顔が撮像されることにより得られた複数の会員の顔画像である。従って、基底ベクトル及び登録特徴ベクトルは、会員の顔画像に基づいて生成されることとなるため、それだけ、会員の顔の特徴を的確に示すものとなる。
CCDカメラ121は、人物の顔を撮像するためのものである。CCDカメラ121は、本発明におけるカメラに相当する。また、人物の顔は、本発明における「人物の体における特定の領域」に相当する。
本実施形態では、CCDカメラ121が撮像するのは人物の顔であることとしている。しかし、本発明において、人物の体における特定の領域は、人物の顔に限定されず、例えば、指(指紋)であってもよい。すなわち、カメラが撮像する身体部位は、本発明の画像処理装置がどのような身体的特徴を用いた生体認証に適用されるかに応じて、適宜設計変更することが可能である。
なお、例えば、本発明の画像処理装置が指紋認証に適用される場合、画像処理装置は指紋センサを備えることとし、該指紋センサが、ユーザの指が接触した際に指紋画像を撮像し、それをデジタル画像データに変換するという構成を採用することが可能である(例えば、特開2004−118677号公報参照)。
EEPROM134cは、上述した基底ベクトルを示す基底ベクトルデータを記憶している。
本発明において、登録特徴ベクトルデータと基底ベクトルデータとは、本実施形態のように、夫々異なるRAM又はROMに記憶されていてもよいし、単一のRAM又はROMに別個に設けられた記憶領域に記憶されていてもよい。
ゲーミングボード50は、内部バスによって互い接続されたCPU(Central Processing Unit)51、ROM55及びブートROM52と、メモリカード53に対応したカードスロット53Sと、GAL(Generic Array Logic)54に対応したICソケット54Sとを備えている。
また、ICソケット54Sは、GAL54を着脱可能なように構成されていて、PCIバスによってマザーボード40に接続されている。従って、GAL54を、別のGAL54に交換することによって、ペイアウト率設定用データを変更することも可能である。
カードリーダ36は、スマートカードからのデータを読み取ってメインCPU41へ送信したり、メインCPU41からの制御信号に基づいてスマートカードへのデータの書き込みを行ったりする。キースイッチ38Sは、キーパッド38に設けられていて、キーパッド38がプレーヤによって操作されたとき、所定の入力信号をメインCPU41へ出力する。データ表示器37は、メインCPU41から出力される制御信号に基づいて、カードリーダ36が読み取ったデータやプレーヤによってキーパッド38を介して入力されたデータを表示する。
図5は、画像処理装置において行われるメイン処理を示すフローチャートである。
まず、CPU131は、認証指令信号を受信したか否かを判断する(ステップS120)。認証指令信号は、画像処理装置100の備えるカード挿入口140にスマートカードが挿入されたときに、CPU131に対して送信される信号である。また、認証指令信号には、当該スマートカードに記憶されているIDナンバーを示す情報(IDナンバー情報)が含まれている。
認証指令信号を受信していないと判断した場合、CPU131は、処理をステップS120に戻す。一方、認証指令信号を受信したと判断した場合、CPU131は、処理をステップS121に移す。
そして、CPU131は、認証処理を行う(ステップS122)。ここで、図6を用いて、認証処理について説明する。
認証処理は、CPU131と画像処理部134とが協働して実行する処理である。認証処理を実行するとき、CPU131と画像処理部134とは、本発明における演算処理装置として機能する。
まず、CPU131は、CCDカメラ121から、撮像によって得られた画像データを受信する(ステップS130)。
次に、CPU131は、画像処理部134に、低域通過フィルタ処理を行わせる(ステップS132)。具体的には、画像処理部134は、ステップS131でフーリエ変換を行った画像において、高周波数領域の成分を除去する。
次に、CPU131は、画像処理部134に、高域通過フィルタ処理を行わせる(ステップS133)。具体的には、画像処理部134は、ステップS131でフーリエ変換を行った画像において、低周波数領域の成分を除去する。
そして、CPU131は、画像処理部134に、逆フーリエ変換を行わせる(ステップS134)。
ステップS131〜ステップS134の処理は、本発明における処理(A)に相当する。
続いて、CPU131は、画像処理部134に、輝度値の正規化を行わせる(ステップS137)。
ステップS137において、画像処理部134は、ステップS136の処理後の画像におけるヒストグラムの分布と、特徴ベクトルにおけるヒストグラムの分布とを、例えば、輝度値のとり得る範囲等の条件を整えることにより、比較できる形にする。本実施形態において、画像処理部134は具体的に以下の処理を行う。
すなわち、画像処理部134は、複数のサンプル画像における輝度値の平均値と同じ平均値となるように、輝度値の正規化を行う。複数のサンプル画像における輝度値の平均値は、予め算出され、EEPROM134cに記憶されている。ステップS137の処理は、本発明における処理(B)に相当する。係る処理により、照明条件の影響を補正することが可能である。
なお、本発明において、輝度値の正規化に係る処理は、この例に限定されない。例えば、複数のサンプル画像における輝度値の平均値及び/又は分散と同じ平均値及び/又は分散となるように、輝度値の正規化を行うこととすることが可能である。また、各画素の輝度値における最小の輝度値、最大の輝度値、及び、階調数に基づいて、輝度値の正規化を行うこととしてもよい。また、ヒストグラム伸張処理や平滑化処理を輝度値の正規化に係る処理としてもよい。
ステップS138の処理は、本発明における処理(C)に相当する。
次に、CPU131は、ステップS139の処理後の第2特徴ベクトルに対して第2二次アフィン変換を行うことにより得られるベクトルと登録特徴ベクトルとの類似度が最も高くなるアフィンパラメータを算出する(ステップS140)。ステップS140の処理は、本発明における処理(E)に相当する。
そして、CPU131は、画像処理部134に、ステップS140で算出されたアフィンパラメータに基づいて、ステップS139の処理後の第2特徴ベクトルに対して、第2二次アフィン変換を行わせる(ステップS141)。これにより、第3特徴ベクトルが算出される。ステップS141の処理は、本発明における処理(F)に相当する。
以下に示すように、ステップS141の処理により、撮像方向の影響を補正することが可能である。
ステップS141の処理によれば、第2二次アフィン変換は、該二次アフィン変換の結果得られるベクトルと、登録特徴ベクトルとの類似度が最も高くなるアフィンパラメータが設定されることにより行われる。従って、ステップS141の処理により得られる第3特徴ベクトルは、複数のサンプル画像の平均的な特徴を示す画像における顔の特徴の位置を示す。これにより、撮像方向の影響を大きく補正することができる。
ステップS142の処理を実行した後、CPU131は、本サブルーチンを終了する。
両IDナンバーが合致すると判断した場合、CPU131は、スロットマシン10のメインCPU41に対して、認証成功信号を送信し(ステップS124)、本サブルーチンを終了する。認証成功信号は、認証が成功したこと、すなわち、CCDカメラ121により撮像された人物はスマートカードの所有者であることを示す信号である。なお、認証成功信号には、該スマートカードのIDナンバーを示す情報が含まれる。
本実施形態において、認証成功信号は、画像処理装置100と接続される全てのスロットマシン10に対して送信される。もっとも、本発明においては、1のスロットマシンにおいてスマートカードにより遊技が行われる場合に、該スロットマシンから画像処理装置に対して、該スマートカードに基づく認証が成功したか否かを問い合わせる旨の信号が送信され、該信号を受信したことを契機として、画像処理装置から該スロットマシンに対して認証成功信号が送信されるように構成されていてもよい。
ステップS125でエラーが所定回数連続していないと判断した場合、CPU131は、処理をステップS121に戻す。
一方、エラーが所定回数連続したと判断した場合、CPU131は、エラー管理装置101に対して、エラー信号を送信する(ステップS126)。
ステップS126の処理を実行した後、CPU131は、本サブルーチンを終了する。
図7は、カード有効設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
カード有効設定処理は、認証成功信号(図5のステップS124参照)を受信したことを契機として、スロットマシン10のメインCPU41が実行する処理であり、当該処理により、スマートカードを用いて遊技を行うことができるように設定される。
まず、メインCPU41は、認証成功信号を受信したか否かを判断する(ステップS201)。前述したように、認証成功信号には、IDナンバー情報が含まれる。IDナンバー情報は、RAM43に記憶される。
認証成功信号を受信していないと判断した場合、メインCPU41は、処理をステップS201に戻す。一方、認証成功信号を受信したと判断した場合、メインCPU41は、処理をステップS202に移す。
スロットゲーム実行処理において、まず、メインCPU41は、認証成功信号を受信した後、所定期間が経過したか否かを判断する(ステップS101)。所定期間が経過したと判断した場合、メインCPU41は、ステップS202でセットしたカード有効フラグをクリアする(ステップS102)。
一方、スマートカードがカードリーダ36に挿入されていると判断した場合、メインCPU41は、該スマートカードのIDナンバーに対応するカード有効フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS104)。該カード有効フラグがセットされていないと判断した場合、メインCPU41は、処理をステップS11に移す。一方、該カード有効フラグがセットされていると判断した場合、メインCPU41は、処理をステップS105に移す。
BETボタンが操作されていないと判断した場合、メインCPU41は、処理をステップS101に戻す。一方、BETボタンが操作されたと判断した場合、メインCPU41は、処理をステップS106に移す。
ステップS106の処理を実行した後、メインCPU41は、処理をステップS13に移す。
ステップS12の処理を実行した後、メインCPU41は、処理をステップS13に移す。
スタートボタン23がONされていないと判断した場合、ステップS101に処理を戻す。なお、スタートボタン23がONされなかった場合(例えば、スタートボタン23がONされずに遊技を終了する旨の指示が入力された場合)には、メインCPU41は、ステップS12における減算結果をキャンセルする。
ステップS20の処理を実行した後、又は、ステップS19においてボーナスゲームトリガーが成立していないと判断した場合、メインCPU41は、本サブルーチンを終了する。
本実施形態では、有価情報が記憶されたスマートカードを用いて、遊技を行おうとするとき、画像処理装置100において顔認証が行われる。そして、CCDカメラ121により撮像された人物がスマートカードの所有者であると判断された(認証が成功した)場合に、当該スマートカードを用いて遊技を行うことができる。
これにより、スマートカードの盗難に伴う被害を未然に防止することが可能である。
本実施形態において、サンプル画像は、複数の人物から得られたものであることとしている。しかし、本発明において、画像処理装置に登録されている人物が1人であるような場合、複数のサンプル画像は、該1人の人物の体における特定の領域を任意の照明条件の下で任意の方向から撮像することにより得られた複数の画像であることとしてもよい。この場合には、部分空間の次元数が小さくても、比較的高精度の認証を行うことが可能であるため、部分空間を生成する際に採用される固有値の数(本発明における所定数)を比較的小さな数(例えば、5以下)としてもよい。
41 メインCPU
100 画像処理装置
101 エラー管理装置
121 CCDカメラ
131 CPU
132 ROM
133 RAM
134 画像処理部
140 カード挿入口
150 通信用I/F
Claims (6)
- カメラと、記憶装置と、演算処理装置とを備える画像処理装置であって、
前記記憶装置は、
任意の照明条件の下で任意の方向から撮像されることにより得られた、複数の人物の体における特定の領域を示す複数の画像に基づいて算出された、該複数の画像の特徴を示す基底ベクトルを示す基底ベクトルデータ、及び、
該複数の画像の平均的な特徴を示す特徴ベクトルを、前記基底ベクトルによって特定される部分空間に射影することにより算出された、登録特徴ベクトルを示す登録特徴ベクトルデータ
を記憶するとともに、
1人の人物の体における特定の領域を示す画像に応じたベクトルを、前記基底ベクトルによって特定される部分空間に射影することにより算出された、照合用登録特徴ベクトルを示す照合用登録特徴ベクトルデータを複数種類
記憶するものであり、
前記演算処理装置は、以下(A)〜(E)の処理を実行することを特徴とする画像処理装置。
(A)前記カメラによる撮像から得られる、認証の対象となる個人の体における特定の領域を示す画像に対して、フーリエ変換を行い、所定の周波数領域の成分を除去した後、逆フーリエ変換を行う処理、
(B)前記処理(A)後の画像において、輝度値の正規化を行う処理、
(C)前記記憶装置に記憶されている前記基底ベクトルデータに基づいて、前記処理(B)後の画像の特徴を示す第1特徴ベクトルを、前記部分空間に射影することによって、第2特徴ベクトルを算出する処理、
(D)第2特徴ベクトルに対して二次アフィン変換を行うことにより得られるベクトルと前記登録特徴ベクトルとの類似度が最も高くなるアフィンパラメータを求め、求められたアフィンパラメータに基づいて、前記第2特徴ベクトルに対して、二次アフィン変換を行うことにより、第3特徴ベクトルを算出する処理、及び、
(E)前記処理(D)により算出された第3特徴ベクトルと、複数種類の前記照合用登録特徴ベクトルの夫々とを照合し、前記複数種類の照合用登録特徴ベクトルのなかから、該第3特徴ベクトルとの類似度が最も高い照合用登録特徴ベクトルを決定する処理。 - 前記基底ベクトルは、
画素の輝度値を成分とするベクトルによって示される前記複数の画像に対して主成分分析を行うことにより得られる固有値のうち、上位から所定数個の固有値に対応するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 請求項1又は2に記載の画像処理装置と、
CPUと、カードを挿入することが可能なカードリーダと、BET入力装置とを備えるとともに、前記画像処理装置と通信を行うことが可能な遊技機と
を備えたシステムであって、
前記画像処理装置は、さらに、カード挿入口を備え、
前記記憶装置は、複数種類の前記照合用登録特徴ベクトルデータを、夫々IDナンバーと対応付けて記憶しており、
前記演算処理装置は、さらに、
(A′)前記カード挿入口にカードが挿入されたときに送信される信号であって、カードに記憶されているIDナンバー情報を含む認証指令信号を受信したときに、前記カメラに撮像信号を送信する処理、
(F)前記処理(E)により決定された照合用登録特徴ベクトルと対応付けて記憶されているIDナンバーと、前記認証指令信号に含まれるIDナンバー情報が示すIDナンバーとが合致するか否かを判断する処理、及び、
(G)前記処理(F)において、前記処理(E)により決定された照合用登録特徴ベクトルと対応付けて記憶されているIDナンバーと、前記認証指令信号に含まれるIDナンバー情報が示すIDナンバーとが合致すると判断した場合、前記遊技機に対して、該IDナンバーを示す情報を含む認証成功信号を送信する処理
を実行し、
前記CPUは、
(a)前記処理(G)により前記演算処理装置から送信される認証成功信号を受信したとき、該認証成功信号に含まれる情報が示すIDナンバーに対応付けて、カード有効フラグをセットする処理、
(b)前記カードリーダにカードが挿入されており、該カードのIDナンバーに対応するカード有効フラグがセットされているときに、前記BET入力装置から出力される信号を受信した場合、該カードに記憶されている有価情報から、BET量に相当する有価情報を減算する処理、及び、
(c)前記処理(b)により前記カードリーダに挿入されているカードに記憶されている有価情報からBET量に相当する有価情報を減算したとき、該BET量に基づいて遊技を行う処理
を実行する。 - 前記CPUは、さらに、
(d)前記認証成功信号を受信した後、所定期間が経過したときに、前記処理(a)によりセットしたカード有効フラグをクリアする処理
を実行する
ことを特徴とする請求項3に記載のシステム。 - 前記遊技機は、さらに、クレジット数を記憶するクレジット数記憶部を備え、
前記CPUは、さらに、
(e)前記カードリーダにカードが挿入されていないときに前記BET入力装置から出力される信号を受信した場合、又は、前記カードリーダにカードが挿入されているが該カードのIDナンバーに対応するカード有効フラグがセットされていないときに前記BET入力装置から出力される信号を受信した場合、前記クレジット数記憶部に記憶されているクレジット数から、BET量に相当するクレジット数を減算する処理
を実行し、
前記処理(c)は、
前記処理(b)により前記カードリーダに挿入されているカードに記憶されている有価情報からBET量に相当する有価情報を減算したとき、又は、前記処理(e)により前記クレジット数記憶部に記憶されているクレジット数からBET量に相当するクレジット数を減算したとき、該BET量に基づいて遊技を行う処理である
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のシステム。 - 前記画像処理装置と通信を行うことが可能なエラー管理装置を備え、
前記演算処理装置は、さらに、
(H)前記処理(F)において、前記処理(E)により決定された照合用登録特徴ベクトルと対応付けて記憶されているIDナンバーと、前記認証指令信号に含まれるIDナンバー情報が示すIDナンバーとが合致しない旨のエラー判断を、所定回数連続して行った場合、前記エラー管理装置に対して、エラー信号を送信する処理
を実行し、
前記エラー管理装置は、
前記エラー信号を受信したとき、前記処理(F)において前記エラー判断が所定回数連続
して行われたことを報知するための出力を行う
ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のシステム。
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