JP5355794B2 - ラジオ受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、AM又はFMの放送波の周波数帯域内でシーク受信した有効局の周波数をプリセットするラジオ受信装置に関するものである。
特許文献1には、AM放送波の周波数帯域をシーク受信し、シーク受信した受信周波数が有効局であると、シーク動作を停止するシーク機能を有する放送受信装置が記載されている。この放送受信装置では、中・強電界地域で放送局の受信周波数の倍数周波数や複数局の和差周波数によるスプリアス周波数がプリセットメモリに記憶されて、シーク動作が誤停止(シークミスストップ)することを回避する。これにより、受信電界強度が所定値を超える強電界局が複数ある場合、これらの強電界受信周波数の和差演算から2次並びに限定された3次高調波及び4次高調波のスプリアス周波数を経験的に算出して、算出したスプリアス周波数をプリセットメモリに記憶しないように制御している。
特開2003−283302号公報
特許文献1に代表される従来の装置では、2つの強電界局の受信周波数又はその倍数周波数の和差演算でスプリアス周波数を予測することはできるが、経験的な和差演算のみであるため、強電界局の数とその受信周波数から想定される全てのスプリアス周波数を算出することができないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の強電界局とその受信周波数から想定されるスプリアス周波数を漏れなく算出することで、スプリアス周波数がプリセットされることを防止できるラジオ受信装置を得ることを目的とする。
この発明に係るラジオ受信装置は、受信して、受信に適した放送局の周波数としてプリセットするラジオ受信装置において、放送波の受信周波数帯域内に存在する強電界局を判定する強入力判定部と、強入力判定部でm個(mは2以上の整数)の強電界局が存在すると判定されると、n次(nは2以上の整数)の高調波スプリアス周波数を算出する際、m波からn個の周波数を、重複を許して選択した組み合わせの各組のそれぞれの周波数に、各組の周波数をすべて用いて和差演算を施し、更にその中で該当周波数帯内に入るものだけを高調波スプリアス周波数として抽出する作業を、重複を許して選択した組み合わせの各組に施し、抽出された高調波スプリアス周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えても、高調波スプリアス周波数をプリセットしないよう制御するスプリアス局演算・判定部とを備え、スプリアス局演算・判定部は、スプリアス周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつ当該受信信号に低周波数のビートが観測される場合、放送局が複数個同一周波数に実在するとみなして当該周波数をプリセットすることを特徴とするものである。
この発明によれば、複数の強電界局の放送局周波数の重複組み合わせの各周波数に和及び差演算を施すことで、受信周波数帯域内で全てのスプリアス周波数を算出し、ある周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えても、それがスプリアス周波数と推定される場合には、周波数をプリセットしないよう制御する。
このように、複数の強電界局の放送局周波数の重複組み合わせを用いることによって、複数強電界局の周波数から想定されるスプリアス周波数を漏れなく算出でき、スプリアス周波数がプリセットされることを防止できるという効果がある。また、スプリアス局演算・判定部が、スプリアス周波数と推定される周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつ当該受信信号に低周波数のビートが観測される場合、放送局が実在するとみなして当該周波数をプリセットする。このようにすることで、実在する放送局周波数に相当する周波数を的確にプリセットすることができる。
この発明の実施の形態1によるラジオ受信装置を適用した車載ラジオ受信装置の構成を示すブロック図である。 図1のCPUの機能構成を示すブロック図である。 図1の車載ラジオ受信装置による動作の流れを示すフローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるラジオ受信装置を適用した車載ラジオ受信装置の構成を示すブロック図である。図1において、車載ラジオ受信装置1は、ラジオアンテナ2a、RF部2、RFAGC3、ミキサ回路(MIXER)4、AD(Analog-Digital)変換器5、IF処理部6、検波器7、信号強度検出器8、オーディオ処理部9、DA(Digital-Analog)変換器10、アンプ11、ナビゲーション処理部12、データベース13、記憶装置14、CPU15、操作部16、表示部17及びスピーカ18を備える。
RF部2は、ラジオアンテナ2aを介して受信されたAM放送又はFM放送のRF信号を高周波増幅する。ミキサ回路(MIXER)4は、RF部2で高周波増幅された信号と局部発振回路(図1で不図示)の出力信号(局部発振周波数信号)を混合して中間周波数(IF)信号を生成する。RFAGC(RF Auto Gain Control)3は、受信したRF信号のレベルに応じて、RF信号のレベルを一定するように自動制御する。RF信号レベルが所定の範囲を超える場合には、RFAGC3によってRF信号が減衰される。
AD変換器5は、フロントエンドのミキサ回路4からIF信号をサンプリングして、デジタル信号に変換する。IF処理部6は、IF信号の帯域制限等の処理を行う。検波器7は、IF処理部6による処理が施されたIF信号を検波して変調された信号を出力する。すなわち検波器7は、IF処理部6の出力信号から音声信号と信号強度を検出する。信号強度検出器8は、検波器7の出力から信号強度を測定する。オーディオ処理部9は、検波器7で検出された音声信号の音量及びトーンコントロール等の調整を行う。
DA変換器10は、オーディオ処理部9から出力されたデジタル信号をアナログ信号へ変換する。アンプ11は、DA変換器10のアナログ出力信号をスピーカ18で音声出力可能な電力まで増幅する。ナビゲーション処理部12は、不図示の位置検出部の検出信号及びデータベース13に格納した地図データに基づいて、当該ラジオ受信装置を搭載する車両の位置情報を取得する。データベース13には、ナビゲーション処理に必要なデータを格納するデータベースであり、地図データ等を格納する。記憶装置14は、過去に受信された放送局のPI(Program Identifier)コードを記憶するPIコード記憶領域、シークした放送局の周波数を記憶するプリセットメモリ領域及びスプリアス周波数と推定した周波数を記憶するプリセット禁止周波数記憶領域を備えた記憶装置である。
CPU15は、車載ラジオ受信装置1内の構成部を制御するとともに、受信周波数帯域内の複数の強電界局(強入力局)の放送局周波数から推定されるスプリアス周波数を漏れなく算出し、スプリアス周波数におけるシークミスストップを防止する処理を行う。なお、スプリアス周波数とは、強電界局からの放送局周波数によって混信が発生している周波数である。また、CPU15では、車載ラジオ受信装置1内の構成部を制御して、受信周波数帯域でシーク受信した周波数が有効局であるとシーク動作を停止して、受信した放送局周波数を記憶装置14のプリセットメモリ領域に記憶する。
操作部16は、外部からの操作を受け付ける構成部であり、ユーザ操作で設定された動作モードをCPU15へ伝える。表示部17は、CPU15に作成された表示データを入力して表示画面上に表示する。スピーカ18は、アンプ11で増幅されたラジオ信号を音声出力する。
図2は、図1のCPUの機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、CPU15が、この発明の趣旨に従った制御プログラムを実行することにより、ソフトウェアとハードウェアが協働した具体的な手段として、強入力判定部21、スプリアス局演算・判定部22、オーディオ処理制御部23、チューナ制御部24、及び記憶装置制御部25が実現される。
強入力判定部21は、受信周波数帯域内における強電界局(強入力局)を判定する構成部である。具体的には、強入力判定部21は、信号強度検出器8によって検出された受信信号の信号強度が、所定の閾値を超えて極めて高く、かつRFAGC3がゲイン飽和している放送局を強電界局と判定する。なお、図1ではRF段のAGCを示したが、IF段のAGCを設けて、IFAGC及びRFAGC3がゲイン飽和している放送局を強電界局と判定するようにしてもよい。
スプリアス局演算・判定部22は、強入力判定部21で強電界局と判定されたm(mは自然数)局の放送局の放送局周波数から、受信周波数帯域内に該当するスプリアス周波数として推定される周波数を算出する構成部である。
具体的には、強電界局と判定されたm局の放送局周波数から、N次(Nは2以上の自然数)高調波を構成し得る放送局周波数の重複組み合わせを算出し、これらの組み合わせの和・差周波数演算から、スプリアス周波数として推定される周波数を算出する。
また、スプリアス局演算・判定部22は、ナビゲーション処理部12で得られた自車の位置情報に基づいて、自車が走行するエリアにおいて同一のPIコードを有する放送局をカウントすることで、最も多くの代替局を有するPIコードを決定する。
さらに、スプリアス局演算・判定部22は、チューナ制御部24を制御して受信周波数帯域で受信可能局をシーク受信させ、シーク受信した周波数が有効局であると、シーク動作を停止し、記憶装置制御部25を介して、当該受信した放送局周波数を記憶装置14のプリセットメモリ領域に記憶する。
オーディオ処理制御部23は、操作部16による操作内容に基づいて、オーディオ処理部9を制御して、音質や音量調整等を行う。チューナ制御部24は、操作部16による操作内容に基づいてIF処理部6及び検波器7を制御して、選局操作を行う。記憶装置制御部25は、スプリアス局演算・判定部22によって決定された自車位置に関する放送局のPIコード、シーク受信で有効局とされた周波数、及び、スプリアス周波数と推定された周波数を記憶装置14に記憶する。
次に動作について説明する。
図3は、車載ラジオ受信装置1による動作の流れを示すフローチャートであって、FM放送波の有効局の周波数のみをプリセットする際に行う、スプリアス周波数の排除処理の詳細を示している。
操作部16を用いた操作でオートプリセットを起動すると、先ず、CPU15の強入力判定部21が、信号強度検出器8に検出された受信周波数帯域における、全ての周波数の受信信号の信号強度(信号レベル)を読み出す(ステップST1)。
次に、強入力判定部21は、ステップST1で読み出された全ての周波数の受信信号のうちから、信号強度が所定の閾値以上で極めて高く、かつRFAGC3がゲイン飽和を起こしているm局分の放送局を、受信周波数帯域内における強電界局と判定して抽出する(ステップST2)。
続いて、スプリアス局演算・判定部22は、強入力判定部21が抽出したm局分の周波数のうち、N次高調波のスプリアス周波数として推定される周波数を算出するため、m波からN波の重複組み合わせ(通り)を全て抽出する(ステップST3)。ここで、初期値はN=2とする。例えば、α,β,γ(Hz)の3つの強電界局(m=3)が観測された場合で、N=2、すなわちIM2成分(非線形デバイスの2次高調波による歪み成分)による周波数は、(α,α)、(β,β)、(γ,γ)、(α,β)、(β,γ)、(γ,α)の6通り(=)の重複組み合わせとなる。
次に、スプリアス局演算・判定部22は、ステップST3で求めたそれぞれの周波数の組み合わせにおいて、各周波数の和・差演算を行う(ステップST4)。
例えば、上記重複組み合わせで、全ての符号の組み合わせを加味して各組の和の周波数及び差の周波数を算出すると、下記のようになる。
−2α、−α+α=0、α−α=0、2α
−2β、−β+β=0、β−β=0、2β
−2γ、−γ+γ=0、γ−γ=0、2γ
−α−β、α−β、−α+β、α+β
−β−γ、β−γ、−β+γ、β+γ
−γ−α、γ−α、−γ+α、γ+α
ここで、負の値や0の周波数はあり得ないので、現実的に発生するスプリアス周波数がα<β<γであると、下記の組み合わせの周波数がスプリアス周波数と推定される。
2α、β−α、α+β、2β、γ−β、γ+β、2γ、γ−α、γ+α
次に、スプリアス局演算・判定部22は、ステップST4にて算出した周波数のうち、プリセットの対象となっている受信周波数帯域以外の周波数を除いた周波数を記憶装置制御部25へ通知する。記憶装置制御部25では、スプリアス局演算・判定部22から通知された周波数を、スプリアス周波数と推定される周波数として、記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶する。ここまでの処理がステップST5に相当する。これにより、記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶した周波数で実測された信号強度がシークをストップする信号強度(ストップレベル)を超えていても、記憶装置14のプリセットメモリ領域に記憶されない。
続くステップST6において、スプリアス局演算・判定部22は、Nが3以下であるか否かを判定する。ここで、Nが3以下である(ステップST6;YES)であると、ステップST7へ進む。ステップST7でNを“1”インクリメントしてから、ステップST3に戻り、N=4になるまでステップST3からステップST5までの処理を繰り返す。これにより、m波の放送局周波数で生成され得る2次高調波のスプリアス周波数と推定される周波数の重複組み合わせに続いて、3次高調波のスプリアス周波数と推定される周波数の重複組み合わせ(通り)及び4次高調波のスプリアス周波数と推定される周波数の重複組み合わせ(通り)が算出され、受信周波数帯域内に該当するものが記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶される。
Nが3以下でない場合(ステップST6;NO)、スプリアス局演算・判定部22は、記憶装置14に記憶されたスプリアス周波数と推定される周波数で実測された電界強度が全てストップレベル以下であるか否かを判定する(ステップST8)。
すなわち、スプリアス局演算・判定部22が、記憶装置制御部25を介して記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶される周波数を読み出し、読み出した周波数を選局するようにチューナ制御部24に指示する。スプリアス局演算・判定部22は、このように選局された周波数で信号強度検出器8により実測された信号強度とストップレベルとの比較結果を強入力判定部21から取得し、この比較結果に基づいて上記判定を行う。
記憶装置14に記憶されたスプリアス周波数と推定される周波数のいずれかの電界強度がストップレベル以下でない場合(ステップST8;NO)、スプリアス局演算・判定部22は、5次以上の高調波のスプリアス周波数による影響がある受信状態であると判断して、ステップST7に戻り、ステップST3からステップST5までの処理を行う。これにより、5次高調波のスプリアス周波数と推定される周波数の重複組み合わせ(通り)が算出され、受信周波数帯域内に該当するものが、記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶される。
以降、記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶したスプリアス周波数と推定される周波数の電界強度が全てストップレベル以下になるまで、ステップST3からステップST5までの処理が繰り返されて、N次高調波のスプリアス周波数と推定される周波数のそれぞれの重複組み合わせ(通り、N=6,7,8,・・・,n)が算出され、これら重複組み合わせの周波数のうち、受信周波数帯域内に該当するものが記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶される。
スプリアス周波数と推定される周波数の電界強度が全てストップレベル以下である場合(ステップST8;YES)、記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶されるスプリアス周波数と推定される周波数のうち、低い周波数のビートが観測されるものを実在局の放送局周波数とみなして、プリセットメモリに記憶する(ステップST9)。
すなわち、スプリアス局演算・判定部22が、記憶装置制御部25を介して記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶される周波数を順次読み出させ、読み出した周波数を選局するようにチューナ制御部24に指示する。スプリアス局演算・判定部22は、このように選局された周波数における、オーディオ処理部9によるビート有無の判定結果をオーディオ処理制御部23を介して取得し、この判定結果に基づいて実在局の放送局周波数であるか否かの判断を行う。
次に、スプリアス周波数と推定される周波数で、放送局が存在すると判定された場合には、当該周波数を実在局の放送局周波数とみなしてプリセットメモリする(ステップST10)。すなわち、ナビゲーション処理部12が、地域情報(例えば、自車が走行する地域)として、当該地域で放送している放送局の周波数を含む情報を取得した場合に、スプリアス局演算・判定部22が、ナビゲーション処理部12から当該地域情報を取得して、その地域における放送局の周波数と記憶装置14のプリセット禁止周波数記憶領域に記憶した周波数とを比較し、一致する場合には当該周波数を実在局の放送局周波数とみなす。
続いて、スプリアス周波数と推定される周波数であり、かつて放送局のPIコードが、記憶装置14のPIコード記憶領域に記憶されている場合は、当該周波数を実在局の放送局周波数とみなしてプリセットメモリに記憶する(ステップST11)。すなわち、スプリアス局演算・判定部22が、記憶装置制御部25を介して記憶装置14に記憶されるスプリアス周波数と推定される周波数及び過去にその場所で記憶されたPIコードを読み出し、PIコードで特定される放送局の放送局周波数とスプリアス周波数と推定される周波数が一致する周波数を実在局の放送局周波数とみなす。
上述までの処理でスプリアス周波数でないと判定された周波数であり、実測された信号強度がストップレベルを超えたものを、放送局周波数として、記憶装置14のプリセットメモリ領域に記憶する(ステップST12)。
以上のように、この実施の形態1によれば、強電界局の放送局周波数の重複組み合わせの各周波数に和及び差演算を施すことで、受信周波数帯域内でスプリアス周波数と推定される全ての周波数を算出し、算出したスプリアス周波数において、受信信号の実測信号強度が所定の閾値を越えても、当該周波数をプリセットしないよう制御する。このように、複数の強電界局の放送局周波数の重複組み合わせを用いることで、複数の強電界局とその受信周波数から想定されるスプリアス周波数を漏れなく算出でき、スプリアス周波数がプリセットされることを防止できる。これにより、プリセットリストからスプリアス周波数を確実に除外することが可能である。
また、この実施の形態1によれば、スプリアス局演算・判定部22が、スプリアス周波数と推定される周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつ当該受信信号に低周波数のビートが観測される場合、放送局が実在するとみなして当該周波数をプリセットする。このようにすることで、実在する放送局周波数に相当する周波数を的確にプリセットすることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、地域の放送局の受信周波数を含む地域情報を取得するナビゲーション処理部12を備え、スプリアス局演算・判定部22が、スプリアス周波数と推定される周波数のうち、その周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつナビゲーション処理部12によって取得された地域情報に含まれる放送局の受信周波数に一致する周波数については、放送局が実在するとみなして当該周波数をプリセットする。このようにすることで、実在する放送局周波数に相当する周波数を的確にプリセットすることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、スプリアス局演算・判定部22が、スプリアス周波数と推定される周波数のうち、その周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつ当該周波数で以前に放送局のPIコードが取得されている場合、当該周波数をプリセットする。このようにすることで、実在する放送局周波数に相当する周波数を的確にプリセットすることができる。
なお、本願発明はその発明の精神の範囲内において、各実施の形態の自由な組合せ、あるいは変形が可能である。
この発明に係るラジオ受信装置は、スプリアス周波数によるシークミスストップを確実に防止できるので、強電界地域を走行する可能性がある車載のラジオ受信装置に好適である。

Claims (5)

  1. 受信周波数帯域内で放送波の受信信号の信号強度が所定の閾値を越える放送局をシーク受信して、受信に適した放送局の周波数としてプリセットするラジオ受信装置において、
    前記放送波の受信周波数帯域内に存在する強電界局を判定する強入力判定部と、
    前記強入力判定部でm個(mは2以上の整数)の強電界局が存在すると判定されると、n次(nは2以上の整数)の高調波スプリアス周波数を算出する際、前記m波から前記n個の周波数を、重複を許して選択した組み合わせの各組のそれぞれの周波数に、各組の周波数をすべて用いて和差演算を施し、更にその中で該当周波数帯内に入るものだけを高調波スプリアス周波数として抽出する作業を、前記重複を許して選択した組み合わせの各組に施し、前記抽出された高調波スプリアス周波数での受信信号の信号強度が前記所定の閾値を越えても、当該高調波スプリアス周波数をプリセットしないよう制御するスプリアス局演算・判定部とを備え
    前記スプリアス局演算・判定部は、前記スプリアス周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつ当該受信信号に低周波数のビートが観測される場合、放送局が複数個同一周波数に実在するとみなして当該周波数をプリセットすることを特徴とするラジオ受信装置。
  2. 受信周波数帯域内で放送波の受信信号の信号強度が所定の閾値を越える放送局をシーク受信して、受信に適した放送局の周波数としてプリセットするラジオ受信装置において、
    前記放送波の受信周波数帯域内に存在する強電界局を判定する強入力判定部と、
    前記強入力判定部でm個(mは2以上の整数)の強電界局が存在すると判定されると、n次(nは2以上の整数)の高調波スプリアス周波数を算出する際、前記m波から前記n個の周波数を、重複を許して選択した組み合わせの各組のそれぞれの周波数に、各組の周波数をすべて用いて和差演算を施し、更にその中で該当周波数帯内に入るものだけを高調波スプリアス周波数として抽出する作業を、前記重複を許して選択した組み合わせの各組に施し、前記抽出された高調波スプリアス周波数での受信信号の信号強度が前記所定の閾値を越えても、当該高調波スプリアス周波数をプリセットしないよう制御するスプリアス局演算・判定部とを備え、
    前記スプリアス局演算・判定部は、前記スプリアス周波数のうち、その周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつ当該周波数で以前に放送局のPI(Program Identifier)コードが取得されている場合、当該周波数をプリセットすることを特徴とするラジオ受信装置。
  3. 前記強入力判定部は、放送波の受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつ自動利得制御回路部でゲイン制御が飽和している放送局を強電界局であると判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のラジオ受信装置。
  4. 地域の放送局の受信周波数を含む地域情報を取得するナビゲーション処理部を備え、
    前記スプリアス局演算・判定部は、前記スプリアス周波数のうち、その周波数での受信信号の信号強度が所定の閾値を越えており、かつ前記ナビゲーション処理部によって取得された前記地域情報に含まれる放送局の受信周波数に一致する周波数については、放送局が実在するとみなして当該周波数をプリセットすることを特徴とする請求項1または請求項2記載のラジオ受信装置。
  5. 前記スプリアス局演算・判定部における高調波の計算は、算出したスプリアス周波数での実測電界強度が全て所定の閾値未満になる次数の高調波まで行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載のラジオ受信装置。
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