JP5355377B2 - 画像パターン照合装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像パターン照合装置および方法に関するものである。
第1画像パターンと第2画像パターンとを互いに照合する画像パターン照合は、画像の解析・認識などの様々な分野で重要な基本的な処理である。例えば、被写体を第1カメラにより撮像することで第1画像パターンを得るとともに、該被写体を第2カメラにより撮像することで第2画像パターンを得て、これら第1画像パターンと第2画像パターンとを互いに照合することで、被写体の三次元形状を求めることができる。また、例えば、互いに異なる時刻に共通のカメラにより被写体を撮像することで第1画像パターンおよび第2画像パターンを得て、これら第1画像パターンと第2画像パターンとを互いに照合することで、被写体の動きを測定することができる。このような画像パターン照合技術として幾つかの技術が知られている。
第1の画像パターン照合技術では、第1画像パターンを表す第1画像データ(または、その一部)をx方向へaピクセル分だけ移動させるとともにy方向へaピクセル分だけ移動させたものと、第2画像パターンを表す第2画像データ(または、その一部)とを対比して、両者の類似度を求める。様々な移動量(a,a)に対する類似度を求めて、二次元平面(a,a)における類似度分布を作成する。そして、この類似度分布において類似度がピークとなる移動量(a,a)を、第1画像パターンと第2画像パターンとの間の相対変位量を表すものとして求める。
この第1の画像パターン照合技術において、第1画像パターンと第2画像パターンとの間の相対変位量をピクセルピッチの単位で求める方法だけでなく、ピクセルピッチ未満の分解能で求める方法も知られている(特許文献1参照)。後者の場合、二次元平面(a,a)における類似度分布が所定の形状を有するものと仮定して、その仮定の下に相対変位量をピクセルピッチ未満の分解能で求める。
第2の画像パターン照合技術(特許文献2〜4および非特許文献1を参照)では、第1画像パターンを表す第1画像データ(または、その一部)pを離散的フーリエ変換してデータP(=F[p])を得るとともに、第2画像パターンを表す第2画像データ(または、その一部)qを離散的フーリエ変換してデータQ(=F[q])を得る。さらに、データPおよびデータQそれぞれの振幅を一定値とした上で、データPとデータQの複素共役Qとの積を表すデータR(=PQ)を求め、このデータRを離散的逆フーリエ変換して相関データr(=F-1[R])を求める。そして、この相関データrにおける中心位置からピーク位置への変位量を、第1画像パターンと第2画像パターンとの間の相対変位量を表すものとして求める。Fは離散的フーリエ変換を表す。F-1は離散的逆フーリエ変換を表す。
この第2の画像パターン照合技術においても、第1画像パターンと第2画像パターンとの間の相対変位量をピクセルピッチの単位で求める方法だけでなく、ピクセルピッチ未満の分解能で求める方法も知られている。後者の場合、相関データrの分布が所定の形状を有するものと仮定して、その仮定の下に相対変位量をピクセルピッチ未満の分解能で求める。
特開2008−117416号公報 特開平5−159056号公報 特開平10−132534号公報 特許第3930067号公報
青木孝文、他、「位相限定相関法に基づく高精度マシンビジョン − ピクセル分解能の壁を越える画像センシング技術を目指して −」、Fundamentals Review,Vol.1, No.1, pp.30-40 (2007).
しかしながら、上記従来の第1および第2の画像パターン照合技術は、類似度分布または相関データが或る形状を有するとの仮定の下に相対変位量をピクセルピッチ未満の分解能で求めるものであることから、その仮定が妥当でない場合には相対変位量を正確に求めることができない。
また、上記従来の第2の画像パターン照合技術は、フーリエ変換データP,Qそれぞれの振幅を一定値とした上で相関データrを求めるものであることから、本来は振幅が少ないため相関データのピーク位置に影響を与えることの少ない位相値について振幅を一定値に持ち上げることになって、相関データrのピーク位置に影響を与える。特に、フーリエ変換の面積が少ない場合、それらの位相のランダム性による打ち消しの効果が少なくなるので、相関データのピーク位置は曖昧となる。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、第1画像パターンと第2画像パターンとの間の相対変位量をピクセルピッチ未満の分解能で正確に求めることができる画像パターン照合装置および方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像パターン照合装置は、(1) 第1画像パターンと第2画像パターンとの対応関係をピクセルピッチの単位で求め、第1画像パターンにおける特定位置に対する第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a,a)を求める第1変位量演算部と、(2) 第1画像パターンを表す第1画像データのうち特定位置を中心とする画像データpに対して離散的フーリエ変換を施して、その離散的フーリエ変換後のデータPを求めるフーリエ変換部と、(3) ピクセルピッチ未満の相対変位量に相当する傾斜位相をデータPに付与して、その付与後のデータPを求める傾斜位相付与部と、(4) データPに対して離散的逆フーリエ変換を施して、その離散的逆フーリエ変換後の画像データpを求める逆フーリエ変換部と、(5) 第2画像パターンを表す第2画像データのうち対応位置を中心とする画像データqと画像データpとを比較して、両者の類似度を求める類似度演算部と、(6) 傾斜位相付与部において付与される傾斜位相を変化させながら傾斜位相付与部,逆フーリエ変換部および類似度演算部の各処理を繰り返させて、類似度演算部において求められる類似度が最も大きくなる傾斜位相を求め、その傾斜位相に基づいて画像データpに対する画像データqの相対変位量(s,s)を求めて、第1画像パターンにおける特定位置に対する第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a+s,a+s)を求める第2変位量演算部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像パターン照合方法は、(1) 第1画像パターンと第2画像パターンとの対応関係をピクセルピッチの単位で求め、第1画像パターンにおける特定位置に対する第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a,a)を求める第1変位量演算ステップと、(2) 第1画像パターンを表す第1画像データのうち特定位置を中心とする画像データpに対して離散的フーリエ変換を施して、その離散的フーリエ変換後のデータPを求めるフーリエ変換ステップと、(3) ピクセルピッチ未満の相対変位量に相当する傾斜位相をデータPに付与して、その付与後のデータPを求める傾斜位相付与ステップと、(4) データPに対して離散的逆フーリエ変換を施して、その離散的逆フーリエ変換後の画像データpを求める逆フーリエ変換ステップと、(5) 第2画像パターンを表す第2画像データのうち対応位置を中心とする画像データqと画像データpとを比較して、両者の類似度を求める類似度演算ステップと、を備えことを特徴とする。さらに、本発明に係る画像パターン照合方法は、傾斜位相付与ステップにおいて付与される傾斜位相を変化させながら傾斜位相付与ステップ,逆フーリエ変換ステップおよび類似度演算ステップの各処理を繰り返させて、類似度演算ステップにおいて求められる類似度が最も大きくなる傾斜位相を求め、その傾斜位相に基づいて画像データpに対する画像データqの相対変位量(s,s)を求めて、第1画像パターンにおける特定位置に対する第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a+s,a+s)を求めることを特徴とする。
本発明によれば、第1画像パターンと第2画像パターンとの間の相対変位量をピクセルピッチ未満の分解能で正確に求めることができる。
本実施形態に係る画像パターン照合装置1の構成を示す図である。 本実施形態に係る画像パターン照合方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像パターン照合装置1の第1変位量演算部11または本実施形態に係る画像パターン照合方法の第1変位量演算ステップS11における処理を説明する図である。 本実施形態に係る画像パターン照合方法の各ステップで求められるデータを示す図である。 本実施形態に係る画像パターン照合装置1の逆フーリエ変換部14または本実施形態に係る画像パターン照合方法の逆フーリエ変換ステップS14で得られる画像データpの一例を示す図である。 比較例の画像パターン照合方法による実験結果を示す図である。 本実施形態に係る画像パターン照合方法による実験結果を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る画像パターン照合装置1の構成を示す図である。本実施形態に係る画像パターン照合装置1は、第1変位量演算部11、フーリエ変換部12、傾斜位相付与部13、逆フーリエ変換部14、類似度演算部15および第2変位量演算部16を備える。
第1変位量演算部11は、第1画像パターンと第2画像パターンとを入力し、両者の対応関係をピクセルピッチの単位で求めて、第1画像パターンにおける特定位置に対する第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a,a)を求める。この第1変位量演算部11においてピクセルピッチの単位で相対変位量(a,a)を求めるには、第1画像パターンを表す第1画像データ(または、その一部)をx方向へaピクセル分だけ移動させるとともにy方向へaピクセル分だけ移動させたものと、第2画像パターンを表す第2画像データ(または、その一部)とを対比して、両者の類似度を求める。様々な移動量(a,a)に対する類似度を求めて、二次元平面(a,a)における類似度分布を作成する。そして、この類似度分布において類似度がピークとなる移動量(a,a)を、第1画像パターンと第2画像パターンとの間の相対変位量を表すものとして求める。類似度としては、対応する画素毎の両画像データの差の絶対値和や相関係数が用いられる。
フーリエ変換部12は、第1画像パターンを表す第1画像データのうち特定位置を中心とする画像データpに対して離散的フーリエ変換を施して、その離散的フーリエ変換後のデータPを求める。すなわち、フーリエ変換部12は以下の演算を行う。Fは離散的フーリエ変換を表す。
=F[p] …(1)
傾斜位相付与部13は、フーリエ変換部12により求められたデータPに対して、ピクセルピッチ未満の相対変位量(s,s)に相当する傾斜位相(φ,φ)を付与して、その付与後のデータPを求める。すなわち、傾斜位相付与部13は以下の演算を行う。N×NはデータPのサイズである。k,kはフーリエ空間での座標値である。
=P・exp(i(φ+φ)) …(2)
φ=(2π/N)・s …(3)
φ=(2π/N)・s …(4)
逆フーリエ変換部14は、傾斜位相付与部13により求められたデータPに対して離散的逆フーリエ変換を施して、その離散的逆フーリエ変換後の画像データpを求める。すなわち、逆フーリエ変換部14は以下の演算を行う。F-1は離散的逆フーリエ変換を表す。なお、傾斜位相量(φ+φ)が0〜2πの範囲を超える場合には、傾斜位相量(φ+φ)を2πで除算したときの剰余を用いる。
=F-1[P] …(5)
この逆フーリエ変換部14により求められた画像データpは、元の画像データpに対して相対変位量(s,s)だけ平行移動したものとなる。s,sはピクセルピッチ未満の量である。
類似度演算部15は、第2画像パターンを表す第2画像データのうち対応位置を中心とする画像データqと、逆フーリエ変換部14により求められた画像データpとを比較して、両者の類似度を求める。類似度としては、対応する画素毎の両画像データの差の絶対値和や相関係数が用いられる。
第2変位量演算部16は、傾斜位相付与部13において付与される傾斜位相(φ,φ)を変化させながら傾斜位相付与部13,逆フーリエ変換部14および類似度演算部15の各処理を繰り返させる。そして、第2変位量演算部16は、類似度演算部15において求められる類似度が最も大きくなる傾斜位相(φ,φ)を求め、その傾斜位相(φ,φ)に基づいて画像データpに対する画像データqの相対変位量(s,s)を求めて、第1画像パターンにおける特定位置に対する第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a+s,a+s)を求める。
次に、本実施形態に係る画像パターン照合装置1の動作について説明するとともに、本実施形態に係る画像パターン照合方法について説明する。図2は、本実施形態に係る画像パターン照合方法を示すフローチャートである。図3は、本実施形態に係る画像パターン照合装置1の第1変位量演算部11または本実施形態に係る画像パターン照合方法の第1変位量演算ステップS11における処理を説明する図である。また、図4は、本実施形態に係る画像パターン照合方法の各ステップで求められるデータを示す図である。
本実施形態に係る画像パターン照合方法は、図2に示されるように、第1変位量演算ステップS11、フーリエ変換ステップS12、傾斜位相付与ステップS13、逆フーリエ変換ステップS14、類似度演算ステップS15、最大類似度更新ステップS16および終了判断ステップS17を備える。
第1変位量演算ステップS11では、第1変位量演算部11により、図3に示されるように、第1画像パターン21と第2画像パターン22との対応関係がピクセルピッチの単位で求められて、第1画像パターン21における特定位置31に対する第2画像パターン22における対応位置32の相対変位量(a,a)が求められる。
フーリエ変換ステップS12では、フーリエ変換部12により、第1画像パターン21を表す第1画像データのうち特定位置31を中心とする所定範囲41の画像データpに対して離散的フーリエ変換が施されて、その離散的フーリエ変換後のデータPが求められる(上記(1)式)。なお、第1画像データが強度データ(図4(a))である場合には、その強度データの平方根の値が画像データpの振幅とされ(図4(b))、画像データpの位相については値0とされる(図4(c))。そして、この画像データpの振幅および位相が用いられて離散的フーリエ変換が行われ、その離散的フーリエ変換後のデータPの振幅(図4(d))および位相(図4(e))が求められる。
傾斜位相付与ステップS13では、傾斜位相付与部13により、フーリエ変換ステップS12で求められたデータPに対して、ピクセルピッチ未満の相対変位量(s,s)に相当する傾斜位相(φ,φ)が付与されて、その付与後のデータPが求められる(上記(2)〜(4)式)。すなわち、データPの位相(図4(e))に傾斜位相(図4(f))が加えられて、データPの位相が得られる。データPの振幅はデータPの振幅と同じである。
逆フーリエ変換ステップS14では、逆フーリエ変換部14により、傾斜位相付与ステップS13で求められたデータPに対して離散的逆フーリエ変換が施されて、その離散的逆フーリエ変換後の画像データpの振幅(図4(g))および位相(図4(h))が求められる(上記(5)式)。
類似度演算ステップS15では、類似度演算部15により、第2画像パターン22を表す第2画像データのうち対応位置32を中心とする所定範囲42の画像データqと、画像データpとが比較されて、両者の類似度が求められる。なお、第2画像データが強度データである場合には、画像データqと画像データpの絶対値の2乗とが比較されて、両者の類似度が求められる。
最大類似度更新ステップS16では、直前の類似度演算ステップS15で求められた類似度と、これまでに記憶していた類似度とのうち、大きい値の類似度が更新記憶される。すなわち、これまでに求められた幾つかの類似度のうち最大値が常に記憶される。
終了判断ステップS17では、傾斜位相付与ステップS13,逆フーリエ変換ステップS14,類似度演算ステップS15および最大類似度更新ステップS16を含むループ処理を終了してよいか否かが判断されて、さらにループ処理を続ける必要があると判断されたときに傾斜位相付与ステップS13へ戻る。このループ処理は、傾斜位相付与ステップS13において付与される傾斜位相(φ,φ)を変化させながら行われる。すなわち、傾斜位相付与ステップS13において付与される傾斜位相を変化させながら傾斜位相付与ステップS13,逆フーリエ変換ステップS14,類似度演算ステップS15および最大類似度更新ステップS16の各処理が繰り返される。
終了判断ステップS17におけるループ処理終了可否の判断は、傾斜位相(φ,φ)について、すなわち、相対変位量(s,s)について、変化させるべき範囲の全体についてループ処理が終了したか否かに基づいて為され、或いは、所望のサブピクセル精度が得られたか否かに基づいて為される。
以上の処理が終了すると、第2変位量演算部16により、最終的に得られた最大類似度に対応する傾斜位相(φ,φ)に基づいて、画像データpに対する画像データqの相対変位量(s,s)が求められて、第1画像パターン21における特定位置31に対する第2画像パターン22における対応位置32の相対変位量(a+s,a+s)が求められる。
図5は、本実施形態に係る画像パターン照合装置1の逆フーリエ変換部14または本実施形態に係る画像パターン照合方法の逆フーリエ変換ステップS14で得られる画像データpの一例を示す図である。ここでは、x軸方向の相対変位量sを -1.0,-0.5,0,+0.5,+1.0 の各値とし、また、y軸方向の相対変位量sを -1.0,-0.5,0,+0.5,+1.0 の各値とした。この図から判るように、画像データpのうち4辺のピクセルのデータは、平行移動されたデータではないので、類似度演算部15または類似度演算ステップS15で類似度を求める際には除外される。
本実施形態に係る画像パターン照合装置または画像パターン照合方法は、類似度分布または相関データが或る形状を有するとの仮定を用いる必要がないので、第1画像パターンと第2画像パターンとの間の相対変位量をピクセルピッチ未満の分解能で正確に求めることができる。
本実施形態に係る画像パターン照合装置または画像パターン照合方法において、第1画像データが第1カメラにより被写体が撮像されて得られたものであって、第2画像データが第2カメラにより被写体が撮像されて得られたものである場合、相対変位量(a+s,a+s)に基づいて特定位置に関する第1カメラと第2カメラとの視差を求めて、この視差に基づいて特定位置に対応する被写体上の位置までの距離を求めることができる。また、複数の特定位置それぞれについて距離を求めることができ、さらに、被写体の三次元形状を求めることができる。
また、本実施形態に係る画像パターン照合装置または画像パターン照合方法において、第1画像データおよび第2画像データが互いに異なる時刻に共通のカメラにより被写体が撮像されて得られたものである場合、相対変位量(a+s,a+s)に基づいて特定位置の移動方向および移動量を求めることができ、また、複数の特定位置それぞれについて移動方向および移動量を求めることができる。
図6は、比較例の画像パターン照合方法による実験結果を示す図である。また、図7は、本実施形態に係る画像パターン照合方法による実験結果を示す図である。所定パターンをX軸方向およびY軸方向それぞれに単位移動量ずつステージにより移動させて、基準位置にある所定パターンを撮像して得られた画像パターンと、各位置にある所定パターンを撮像して得られた画像パターンとを用いて、ピーク位置の移動量を求めた。画像データpおよび画像データqの各サイズを32×32ピクセルとした。比較例は上記の第2の画像パターン照合技術に拠る。両図から判るように、比較例と対比して本実施形態ではピーク位置がピクセルピッチ未満の分解能で高精度に得られている。なお、画像データpおよび画像データqの各サイズを64×64ピクセルおよび128×128ピクセルそれぞれとした場合にも、比較例と対比して本実施形態ではピーク位置がピクセルピッチ未満の分解能で高精度に得られた。
1…画像パターン照合装置、11…第1変位量演算部、12…フーリエ変換部、13…傾斜位相付与部、14…逆フーリエ変換部、15…類似度演算部、16…第2変位量演算部。

Claims (2)

  1. 第1画像パターンと第2画像パターンとの対応関係をピクセルピッチの単位で求め、前記第1画像パターンにおける特定位置に対する前記第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a,a)を求める第1変位量演算部と、
    前記第1画像パターンを表す第1画像データのうち前記特定位置を中心とする画像データpに対して離散的フーリエ変換を施して、その離散的フーリエ変換後のデータPを求めるフーリエ変換部と、
    ピクセルピッチ未満の相対変位量に相当する傾斜位相を前記データPに付与して、その付与後のデータPを求める傾斜位相付与部と、
    前記データPに対して離散的逆フーリエ変換を施して、その離散的逆フーリエ変換後の画像データpを求める逆フーリエ変換部と、
    前記第2画像パターンを表す第2画像データのうち前記対応位置を中心とする画像データqと前記画像データpとを比較して、両者の類似度を求める類似度演算部と、
    前記傾斜位相付与部において付与される傾斜位相を変化させながら前記傾斜位相付与部,前記逆フーリエ変換部および前記類似度演算部の各処理を繰り返させて、前記類似度演算部において求められる類似度が最も大きくなる傾斜位相を求め、その傾斜位相に基づいて前記画像データpに対する前記画像データqの相対変位量(s,s)を求めて、前記第1画像パターンにおける特定位置に対する前記第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a+s,a+s)を求める第2変位量演算部と、
    を備えることを特徴とする画像パターン照合装置。
  2. 第1画像パターンと第2画像パターンとの対応関係をピクセルピッチの単位で求め、前記第1画像パターンにおける特定位置に対する前記第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a,a)を求める第1変位量演算ステップと、
    前記第1画像パターンを表す第1画像データのうち前記特定位置を中心とする画像データpに対して離散的フーリエ変換を施して、その離散的フーリエ変換後のデータPを求めるフーリエ変換ステップと、
    ピクセルピッチ未満の相対変位量に相当する傾斜位相を前記データPに付与して、その付与後のデータPを求める傾斜位相付与ステップと、
    前記データPに対して離散的逆フーリエ変換を施して、その離散的逆フーリエ変換後の画像データpを求める逆フーリエ変換ステップと、
    前記第2画像パターンを表す第2画像データのうち前記対応位置を中心とする画像データqと前記画像データpとを比較して、両者の類似度を求める類似度演算ステップと、
    を備え、
    前記傾斜位相付与ステップにおいて付与される傾斜位相を変化させながら前記傾斜位相付与ステップ,前記逆フーリエ変換ステップおよび前記類似度演算ステップの各処理を繰り返させて、前記類似度演算ステップにおいて求められる類似度が最も大きくなる傾斜位相を求め、その傾斜位相に基づいて前記画像データpに対する前記画像データqの相対変位量(s,s)を求めて、前記第1画像パターンにおける特定位置に対する前記第2画像パターンにおける対応位置の相対変位量(a+s,a+s)を求める、
    ことを特徴とする画像パターン照合方法。
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