JP5355073B2 - レンズバリア装置 - Google Patents

レンズバリア装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5355073B2
JP5355073B2 JP2008333524A JP2008333524A JP5355073B2 JP 5355073 B2 JP5355073 B2 JP 5355073B2 JP 2008333524 A JP2008333524 A JP 2008333524A JP 2008333524 A JP2008333524 A JP 2008333524A JP 5355073 B2 JP5355073 B2 JP 5355073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrier
spring
blade
torsion spring
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008333524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010156732A (ja
Inventor
裕子 入谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008333524A priority Critical patent/JP5355073B2/ja
Publication of JP2010156732A publication Critical patent/JP2010156732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5355073B2 publication Critical patent/JP5355073B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、非撮影時に撮影レンズを保護するためのレンズバリア装置に関し、特にバリア羽根の開閉駆動技術に関する。
従来、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、非撮影時に撮像レンズの前方を覆って撮影レンズを保護するレンズバリア装置が実現されている。近年は、電源のON/OFF、モード切替によってバリア羽根を開閉駆動するレンズバリア装置も実現されている。
レンズバリア装置のバリア羽根は、外部に露出しているため、外力が印加される可能性がある。閉じた状態のバリア羽根が外力で開かないように、通常、バリア羽根は、バネで閉成方向に付勢されている。例えば、特許文献1では、コイルバネにより、バリア羽根を常に閉成方向に付勢している。
しかし、コイルバネを用いた場合は、開いた状態のバリア羽根が外力で閉じないようにするための別のバネも必要となる。そこで、1つのトーションバネ(ねじりコイルばね)を用いてバリア羽根を開/閉の両方向に付勢するように構成したレンズバリア装置が提案されている。
このトーションバネを用いたレンズバリア装置を、図7、図8A,図8Bを用いて説明する。図7、図8A,図8Bにおいて、被写体側に配置された外観カバー201には、光学像を通過させる開口部202と、2本の羽根軸204が形成されている。バリア羽根203としては、バリア羽根203a,203bの2種類ある。これら2種類のバリア羽根203a,203bは、2本の羽根軸204により、それぞれ揺動自在に軸支される。すなわち、外観カバー201の開口部202は、4枚のバリア羽根で遮蔽される。
バリア羽根203bには、トーションバネ205が係合されるバネ係合部206が形成されている。羽根ベース207には、光学像を通過させる開口部208、トーションバネ205を支持するバネ軸209、バリア羽根203bのバネ係合部206が突き出して回動するための回動孔210が形成されている。
羽根ベース207の回動孔210から突き出たバリア羽根203bのバネ係合部206には、トーションバネ205のアーム部a1又はa2が係合される。すなわち、バリア羽根203bのバネ係合部206は、4枚のバリア羽根を閉じた状態では、トーションバネ205のアーム部a2により付勢され、開いた状態では、トーションバネ205のアーム部a1により付勢される。
羽根ベース207よりカメラ内部側には、レンズ光軸を中心として回転する駆動カムリング211が配備されている。駆動カムリング211には、トーションバネ205のアーム部a1又はa2が係合されるバネ係合部212が形成されている。
次に、図8A、図8Bに基づいて、バリア羽根の開閉動作を説明する。なお、図8A、図8Bでは、羽根ベース207は図示省略している。図8Aに示したバリア羽根が閉じた状態で駆動カムリング211が矢印aの方向に回転すると、図8Bに示したバリア羽根が開いた状態となる。また、バリア羽根が開いた状態(図8B)で駆動カムリング211が矢印bの方向に回転すると、バリア羽根が閉じた状態(図8A)となる。
なお、左右のバリア羽根は、レンズ光軸に対して点対称の動きをするため、以下の動作説明では、図8A、図8Bの左側のバリア羽根203a,203bについてのみ説明する。
図8Aの閉じた状態では、トーションバネ205のアーム部a1が駆動カムリング211のバネ係合部212に係合し、アーム部a2がバリア羽根203bのバネ係合部206に係合している。すなわち、図8Aの閉じた状態では、トーションバネ205は、バリア羽根203bを開く方向に付勢している。この場合、バリア羽根203aも同様にを開/閉の両方向に付勢されるが、この原理の説明はここでは省略し、発明を実施するための最良の形態の欄で説明することとする。
図8Aの閉じた状態で、駆動カムリング211が矢印a方向に徐々に回転し始めたとする。この場合、駆動カムリング211のバネ係合部212は、トーションバネ205のアーム部a1から離れて行く方向に回動する。従って、トーションバネ205は、図8Aの下の方向に動き出し、アーム部a1がバリア羽根203bのバネ係合部206に係合し、アーム部a2が駆動カムリング211のバネ係合部212に係合する。
この係合状態で更に駆動カムリング211が矢印a方向に回転すると、駆動カムリング211の回転力がトーションバネ205を介してバリア羽根203bに伝達され、バリア羽根203bが開いていく。バリア羽根203bがある程度開いた後は、バリア羽根203aもバリア羽根203bに連動して開いていく。この連動動作についても、ここでは説明を省略し、発明を実施するための最良の形態の欄で説明することとする。
そして、バリア羽根203a,203bが完全に開放された状態では、トーションバネ205のアームa2は駆動カムリング211の係合部212に係合され、アーム部a1はバリア羽根203bのバネ係合部206に係合されたままとなる。すなわち、バリア羽根203bは、開閉の両方向に付勢される。
特開2003−295256号公報
上記のように、トーションバネを用いた場合は、1つのバネでバリア羽根を開閉の両方向に付勢することができる。しかしながら、トーションバネは、そのアーム部がレンズ光軸の方向(レンズの径の方向)を向いており、そのスペース(バネ幅H)を確保する必要があるため、レンズバリア装置、更には撮像装置を小型化する上で障害となっていた。
すなわち、外観カバー201の開口部202には、光学像の通過を遮るものを配置することができない。このため、トーションバネ205は、そのアーム部の先端が外観カバー201の開口部202に突出しないようにするためのバネ幅Hを確保する必要がある。
本発明は、このような技術的な背景の下になされたもので、その目的は、トーションバネでバリア羽根を開/閉の両方向に付勢するレンズバリア装置の小型化を図ることができるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、バリア羽根と、当該バリア羽根を開閉駆動するための駆動部材と、当該バリア羽根のバネ係合部と当該駆動部材のバネ係合部とに係合されて当該バリア羽根を開閉の両方向に付勢するトーションバネを有するレンズバリア装置であって、前記トーションバネは、コイル部と、当該コイル部の両側から延伸されたアーム部を有し、当該両側のアーム部は、レンズ光軸方向から見て交差する形態で延伸され、それぞれ、当該交差の位置よりも先端側の位置において、互いに接近していく方向に折り曲げられた折り曲げ部を有し、前記トーションバネを係合する前記バリア羽根のバネ係合部と前記駆動部材のバネ係合部は、前記トーションバネの前記交差の位置よりも先端側で前記両側のアーム部で挟まれた領域に位置し、当該トーションバネの一方のアーム部は前記折り曲げ部よりも前記コイル部に近い位置で当該バリア羽根のバネ係合部と係合し、他方のアーム部は当該折り曲げ部よりも先端側の位置で当該駆動部材のバネ係合部と係合することを特徴とする。
本発明によれば、前記互いに接近していく方向に折り曲げられた折り曲げ部により前記トーションバネの回動半径が小さくなるので、トーションバネでバリア羽根を開閉の両方向に付勢するレンズバリア装置の小型化を図ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1(a),(b)は、レンズバリア装置の外観斜視図である。図1(a),(b)に示すように、レンズバリア装置1は、撮影レンズ群、すなわち鏡筒2の前面(被写体側)に配置されている。なお、本レンズバリア装置は、後述するトーションバネの形状を除いては、背景技術に係る図7、図8A、図8Bのレンズバリア装置と同様の構造となっている。
図2Aは、図1のレンズバリア装置1の分解斜視図、図2Bは、図2Aのレンズバリア装置1の主要部の分解斜視図、図3A、図3Bは、バリア羽根の組立図である。ただし、図3A、図3Bでは、図2A、図2Bに示した羽根ベース40は図示省略している。
図2A〜図3Bに示したように、レンズバリア装置1は、外観カバー10、2枚の外側バリア羽根20a,20b、2枚の内側バリア羽根30a,30b、羽根ベース40、駆動カムリング(駆動部材)50、バリアユニットベース60、及びモータ70を有している。モータ70は、鏡筒2の被写体側の端部の近傍の周面に固着されている。
外観カバー10には、開口部11と羽根軸12a,12bが形成されている。なお、羽根軸12a,12bは、レンズ光軸方向と直交する線上において光軸を中心点とする点対称な位置に設けられている。
外側バリア羽根20a,20bには、それぞれ軸孔21a,21bと、規制ピン22a,22b、及び長孔23a,23bが形成されている。また、内側バリア羽根30a,30bには、それぞれ軸孔31a,31b、バネ係合部32a,32b、及び切欠き部33a,33bが形成されている。
外側バリア羽根20aと外側バリア羽根20bは、レンズ光軸の外周部分、すなわち外観カバー10の開口部11と羽根ベース40の開口部41の外周部分を遮蔽するものであり、同一形状となっている。また、内側バリア羽根30aと内側バリア羽根30bは、レンズ光軸の近傍部分、すなわち外観カバー10の開口部11と羽根ベース40の開口部41の中央部分を遮蔽するものであり、同一形状となっている。これら4枚のバリア羽根20a,20b,30a,30bにより、外観カバー10の開口部11と羽根ベース40の開口部41の全ての開口領域を遮蔽することができる。
外側バリア羽根20aと内側バリア羽根30aは、それぞれ軸孔21a、31bを介して、外観カバー10の羽根軸12aにより揺動自在に軸支される。同様に外側バリア羽根20bと内側バリア羽根30bは、それぞれ軸孔21b、31bを介して、外観カバー10の揺動軸12bにより揺動自在に軸支される。
羽根ベース40には、開口部41の他に、内側バリア羽根30a,30bのバネ係合部32a,32bがそれぞれ突き出て回動するための比較的大きな回動孔42a,42bが形成されている。回動孔42a,42bは、略矩形形であり、その長辺は、羽根ベース40の周方向となっている。また、羽根ベース40には、ねじりコイルばね(トーションバネ)44a,44bのコイル部を装着して軸支するためのバネ軸43a,43bが形成されている。
駆動カムリング50には、平歯51とバネ係合部52a,52bが形成されている。平歯51には、ギアトレイン80が歯合され、これら平歯51、ギアトレイン80により、モータ70の駆動力が駆動カムリング50に伝達され、駆動カムリング50が回転する。また、駆動カムリング50のバネ係合部52a,52bは、羽根ベース40の回動孔42a,42bの中で回動する。
トーションバネ44a,44bの巻角度は300度程度であり、コイル部の両側から延伸されたアーム部は、コイル部が延びていく方向、すなわちレンズ光軸方向から見て、交差する形となっている。そして、組み立て状態では、トーションバネ44aの2つのアーム部で挟まれた領域(上記の交差の位置より先の領域)に、内側バリア羽根30aのバネ係合部32aと駆動カムリング50のバネ係合部52aが位置する状態となる。
同様に、トーションバネ44bの2つのアーム部で挟まれた領域上記の交差位置より先の領域)に、内側バリア羽根30bのバネ係合部32bと駆動カムリング50のバネ係合部52bが位置する状態となる。なお、トーションバネ44a,44bは、内側バリア羽根30a,30bを開閉の両方向に付勢するように作用する。
次に、4枚のバリア羽根の開閉駆動を図3A,図3B、及び図4に基づいて説明する。図3Aは、4枚のバリア羽根を閉じた状態を示し、図3Bは、4枚のバリア羽根を閉じた状態を示している。
図3Aに示したように、4枚のバリア羽根を閉じた状態では、トーションバネ44a、44bは、アーム部A1が駆動カムリング50のバネ係合部52a、52bに付勢力を与えて係合している。また、トーションバネ44a、44bは、アーム部A2が内側バリア羽根30a,30bのバネ係合部32a,32bに付勢力を与えて係合している。
この状態で、図3Aに示した矢印の方向(反計時廻り方向)に駆動カムリング50が徐々に回転すると、駆動カムリング50のバネ係合部52a,52bは、トーションバネ44a、44bのアーム部A1から離れて行こうとする。このため、トーションバネ44a、44bは、バネ軸43a,43bを回転軸として計時廻り方向(図の下方向)に徐々に回動する。
トーションバネ44a,44bは、バネ軸43a,43bを回転軸として計時廻り方向へ回動することで、アーム部A1が内側バリア羽根30a,30bのバネ係合部32a,32bに係合し、内側バリア羽根30a,30bを徐々に開かせるように作用する。この場合、内側バリア羽根30a,30bが或る程度開いた後は、内側バリア羽根30a,30bが開いていくのに連動して外側バリア羽根30a,30bも開いていくが、この原理は、後で図4に基づいて説明する。
そして、図3Bに示したように、4枚のバリア羽根が完全に開いた状態では、トーションバネ44a、44bは、アーム部A1が内側バリア羽根30a,30bのバネ係合部32a,32bに付勢力を与えて係合することとなる。
また、4枚のバリア羽根が完全に開いた状態では、トーションバネ44a、44bは、アーム部A2が駆動カムリング50のバネ係合部52a、52bに付勢力を与えて係合することとなる。更に、4枚のバリア羽根が完全に開いた状態では、内側バリア羽根30a,30bの切り欠き部33a,33bは、外側のバリア羽根20a,20bの規制ピン22a,22bと係合する。
図3Bの状態で、図3Bに示した矢印の方向(計時廻り方向)に駆動カムリング50が回転すると、開く場合と同様の原理により、4枚のバリア羽根は、図3Aの閉じた状態となる。この場合も、内側バリア羽根30a,30bが或る程度閉じた後は、内側バリア羽根30a,30bが閉じていくのに連動して外側バリア羽根20a,20bも閉じていく。
この外側バリア羽根20a,20bの連動開閉原理を図4に基づいて説明する。図4は、外観カバー10の側から4枚のバリア羽根を見た場合の図であり、図2A〜図3Bとは、左右関係(添え字a,bの関係)が逆になっている。
外側バリア羽根20a,20bには、前述のように、長孔23a,23bが形成されている。一方、内側バリア羽根30a,30bには、外側バリア羽根20a,20bと対向する面に駆動ピン34a,34bが形成されている。この駆動ピン34a,34bは、組み立て時には、長孔23a,23bに挿入され、長孔23a,23bの範囲内で移動可能となっている。
図4に示したように、4枚のバリア羽根が閉じた状態では、駆動ピン34a,34bは、長孔23a,23bの閉じ方向側の端部23a1,23b1に位置している。この4枚のバリア羽根が閉じた状態で内側バリア羽根30a,30bが徐々に開いていくと、駆動ピン34a,34bは、長孔23a,23bの開き方向側の端部23a2,23b2の方向に移動していき、この開き方向側の端部23a2,23b2に突き当たることとなる。
この場合、駆動ピン34a,34bが長孔23a,23bの開き方向側の端部23a2,23b2に突き当たるまでの間は、内側バリア羽根30a,30bだけが開き、外側バリア羽根20a,20bは、静止状態のままとなっている。
そして、駆動ピン34a,34bが長孔23a,23bの開き方向側の端部23a2,23b2に突き当たった状態で、内側バリア羽根30a,30bが更に開いていくと、その開き力が駆動ピン34a,34bを介して外側バリア羽根20a,20bに伝達される。これにより、外側バリア羽根20a,20bは、内側バリア羽根30a,30bが開いていくのに連動して開いていくこととなる。
なお、4枚のバリア羽根が開いた状態から閉じていく場合は、駆動ピン34a,34bは、その閉じていく途中で、長孔23a,23bの閉じ方向側の端部23a1,23b1に突き当たる。従って、外側バリア羽根20a,20bは、閉じていく場合も、同様に、その閉じる動作の途中から、内側バリア羽根30a,30bが閉じていくのに連動して閉じていくこととなる。
次に、トーションバネ44a,44bの構造を、図5(a),(b),(c)に基づいて説明する。
トーションバネ44a,44bは、コイル部Cとコイル部Cの両側から延伸された2本のアーム部A1,A2を有している。2本のアーム部A1,A2は、約300度の角度を成し、コイル部Cが延びていく方向(レンズ光軸方向)から見て、交差する形となっている。
一方のアーム部A1には、大きく折り曲げられた折り曲げ部A11,A12と、小さく折り曲げられた折り曲げ部A13が形成されている。他方のアーム部A2には、小さく折り曲げられた折り曲げ部A23が形成されている。
なお、大きく折り曲げられた折り曲げ部A11,A12は、2つのアーム部A1,A2のレンズ光軸方向の位置を同一位置とするものである。この2つのアーム部A1,A2を形成することにより、アーム部A1と内側バリア羽根30a,30bのバネ係合部32a,32bとの係合位置が内側バリア羽根30a,30bに近い位置となる。これにより、可及的に小さな力で内側バリア羽根30a,30bを駆動することが可能となる。
小さく折り曲げられた折り曲げ部A13,A23は、アーム部A1,A2の先端に近い部分、すなわち上記の交差の位置よりも先端の位置に形成され、他方のアーム部A2,A1に接近していく方向(お互いに接近していく方向)に折り曲げられている。
なお、図3A,図3Bに示したように、内側バリア羽根30a,30bのバネ係合部32a,32bは、駆動カムリング50のバネ係合部52a,52bよりも、トーションバネ44a,44bのコイル部Cに近い位置に位置している。このため、折り曲げ部A13,A23よりもコイル部Cに近い部分では、内側バリア羽根30a,30bのバネ係合部32a,32bが係合され、折り曲げ部A13,A23よりも先端側では、駆動カムリング50のバネ係合部52a,52bが係合される。
上記のように、本実施の形態に係るトーションバネ44a,44bの2本のアーム部A1,A2には、折り曲げ部A13,A23が形成されているので、前記トーションバネ44a,44bの回動半径は小さくなる。すなわち、図6に示したように、トーションバネ44a,44bの光軸方向のバネ幅h(上記の回動半径に相当)は、従来の折り曲げ部A13,A23が形成されていない場合のバネ幅Hよりも小さくなる。
従って、外観カバー10の開口部11、撮影レンズ等を小さくすることなく、外観カバー10、更にはレンズバリア装置の外形寸法を小さくすることができ、レンズバリア装置、ひいては撮像装置の小型化を図ることが可能となる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、例えば、4枚のバリア羽根ではなく、左右2枚のバリア羽根を有するレンズバリア装置に上記の折り曲げ部A13,A23を有するトーションバネ44a,44bを適用することも可能である。
また、撮影レンズが小さい等の場合は、トーションバネは、その2本のアーム部がレンズ光軸とは逆の方向(レンズバリア装置の外側の方向)に延伸する形で配備することも可能である。この場合は、当然ながら、トーションバネのコイル部は、2本のアーム部よりもレンズ光軸に近い側に位置することとなる。
更に、アーム部A2、すなわち、被写体に近い側のアーム部の方を大きく折り曲げて、2本のアーム部のレンズ光軸方向の位置が同一位置となるようにしてもよい。また、トーションバネの一方のアーム部は、回動半径を小さくするための折り曲げ部よりも前記コイル部に近い位置で駆動リングのバネ係合部と係合し、他方のアーム部は当該折り曲げ部よりも先端側の位置でバリア羽根のバネ係合部と係合するように構成することも可能である。
レンズバリア装置の外観斜視図である。 図1のレンズバリア装置の分解斜視図である。 図2Aのレンズバリア装置の主要部の分解斜視図である。 バリア羽根の組立図である(閉状態)。 バリア羽根の組立図である(開状態)。 内側バリア羽根の開閉動作時における外側バリア羽根の連動開閉原理を説明するための図である。 トーションバネの形状を示す図である。 トーションバネの回動半径(バネ幅h)が小さくなることを説明するための図である。 従来のレンズバリア装置の分解斜視図である。 従来のバリア羽根の組立図である(閉状態)。 従来のバリア羽根の組立図である(開状態)。
符号の説明
1…レンズバリア装置
20a,20b…外側バリア羽根
30a,30b…内側バリア羽根
32a,32b…内側バリア羽根のバネ係合部
44a,44b…トーションバネ
50…駆動カムリング
52a,52b…駆動カムリングのバネ係合部
A1,A2…トーションバネのアーム部
A13,A23…折り曲げ部(回動半径を小さくするためのもの)
A11,A12…折り曲げ部(レンズ光軸方向の位置を同一位置とするためのもの)

Claims (3)

  1. バリア羽根と、当該バリア羽根を開閉駆動するための駆動部材と、当該バリア羽根のバネ係合部と当該駆動部材のバネ係合部とに係合されて当該バリア羽根を開閉の両方向に付勢するトーションバネを有するレンズバリア装置であって、
    前記トーションバネは、コイル部と、当該コイル部の両側から延伸されたアーム部を有し、当該両側のアーム部は、レンズ光軸方向から見て交差する形態で延伸され、それぞれ、当該交差の位置よりも先端側の位置において、互いに接近していく方向に折り曲げられた折り曲げ部を有し、
    前記トーションバネを係合する前記バリア羽根のバネ係合部と前記駆動部材のバネ係合部は、前記トーションバネの前記交差の位置よりも先端側で前記両側のアーム部で挟まれた領域に位置し、当該トーションバネの一方のアーム部は前記折り曲げ部よりも前記コイル部に近い位置で当該バリア羽根のバネ係合部と係合し、他方のアーム部は当該折り曲げ部よりも先端側の位置で当該駆動部材のバネ係合部と係合することを特徴とするレンズバリア装置。
  2. 前記トーションバネの前記アーム部は、レンズ光軸に向かって延伸されていることを特徴とする請求項1記載のレンズバリア装置。
  3. 前記トーションバネの両側のアーム部のうちの一方のアーム部は、更に、レンズ光軸方向の位置を他方のアーム部と同一位置とするための折り曲げ部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズバリア装置。
JP2008333524A 2008-12-26 2008-12-26 レンズバリア装置 Expired - Fee Related JP5355073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008333524A JP5355073B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 レンズバリア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008333524A JP5355073B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 レンズバリア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010156732A JP2010156732A (ja) 2010-07-15
JP5355073B2 true JP5355073B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42574718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008333524A Expired - Fee Related JP5355073B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 レンズバリア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5355073B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5121812B2 (ja) 2009-12-25 2013-01-16 キヤノン株式会社 レンズバリア装置
JP5121811B2 (ja) 2009-12-25 2013-01-16 キヤノン株式会社 レンズバリア装置、およびそれを備えたレンズ鏡筒

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0227125U (ja) * 1988-08-05 1990-02-22
JP3426981B2 (ja) * 1998-09-22 2003-07-14 小島プレス工業株式会社 Atシフトレバー装置
JP3542584B2 (ja) * 2002-01-29 2004-07-14 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2009175433A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Tamron Co Ltd バリア機構、レンズ装置および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010156732A (ja) 2010-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140119719A1 (en) Light-quantity control apparatus and optical apparatus
JP2008203601A (ja) 虹彩絞り機構
US7635229B2 (en) Optical diaphragm apparatus
US20060159446A1 (en) Sector drive apparatus for use in optical apparatus
JP5355073B2 (ja) レンズバリア装置
JP5121811B2 (ja) レンズバリア装置、およびそれを備えたレンズ鏡筒
JP2011033910A (ja) 光調節装置
JP6068903B2 (ja) 絞り装置及び撮像装置
JP2009265517A (ja) レンズ装置および撮像装置
JP2007079390A (ja) レンズ駆動装置
JP2005195817A (ja) 絞り装置
JP5117181B2 (ja) カメラ用羽根駆動装置
JP5121812B2 (ja) レンズバリア装置
KR20170079991A (ko) 광량 조절 장치
JP4224182B2 (ja) 絞り装置
WO2018139198A1 (ja) 羽根駆動装置及びこの羽根駆動装置を備えた撮像機器並びにアクチュエータ
JP6541316B2 (ja) ヒンジユニットおよびヒンジユニットを備える電子機器
KR20150006291A (ko) 조리개 조립체
JP2006171405A (ja) カメラのレンズバリア装置
JP2019066580A (ja) 羽根駆動装置及び撮像装置
JP2006317591A (ja) レンズシャッタ機構およびプロジェクタ装置
JP2006084895A (ja) セクタ駆動装置、これを備えたシャッタ装置、絞り駆動装置および光量調節装置
JP5500885B2 (ja) レンズ鏡筒ユニット及び撮像装置
JP2002287207A (ja) シャッタ装置およびカメラ
JP2009121928A (ja) 空間安定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130827

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5355073

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees