JP5353370B2 - 天井パネルの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の建物の天井構造物に取付部材を介してパネルやボード等の天井板を取付ける天井パネルの取付構造に関し、特に、パネルを天井構造物に対し着脱自在に保持する天井パネルの取付構造に関する。
従来より、住宅等の建物の天井は、天井構造物である天井梁に野縁を垂設し、この野縁に天井材を取付けて天井下地を形成した後、この天井下地に取付ビスや釘タッカー等を用いて天井板を固着するのが一般的であった。
このような天井構造において、天井板の下地材への取付けが簡単で、取替えも自由にできることを目的とした天井構造が提案されている。例えば、特許文献1に記載の天井構造は、天井板を保持するための天井板固定枠を下地部材への取付け部と、この取付け部より延出する吊り部材及びこの吊り部材の先端部に取付けられた天井板係止部材により構成している。この天井板係止部材は、断面形状が逆T字型形状で、そのフランジの先端部が全ての板厚に対応できる天井板の取付部となっている。この天井板固定枠を使用して天井板を取付けると、天井板係止部材の露出面と適宜厚さの天井板の表面との間に一定の段差が生じ、各露出面が天井板間の溝となる。このような天井構造によれば、同一の天井板固定枠で、厚さの異なる天井板を併設したり、取り替えたりすることができるというものである。
また、天井裏作業に支障を生ずることなく、視覚的な方向性や天井配置器具の設置の方向性が限定されることのない天井パネルの支持構造も提案されている。例えば、特許文献2の天井パネルの支持構造は、吊具と支持フランジおよび天井パネルを備えて構成されている。吊具は、スペーサ、固定スリーブ及び位置調整アーム等を備えており、これらをボルトで天井スラブ側の台座に捩じ込み固定し、天井スラブの下面に縦横所定の間隔をおいて吊下げる。なお、位置調整アームには、長孔が開口されており、前記ボルトを中心に回動かつ位置調整が可能となっている。また、支持フランジは円盤状で、前記位置調整アームの一端下面に軸を介して固定配置されている。この支持フランジには、天井パネル固定用の4つのビス孔が等間隔に開口形成されている。
天井パネルは、支持フランジの配置間隔に等しい面形状であって、該支持フランジにスライド可能に係合するガイド溝を四辺の側面に切欠き形成している。また、上面の各辺には、支持フランジ形状の半分に相当する形状で、前記ガイド溝に連通する取付け、取外し用の切欠きを形成してある。このような形状の天井パネルは、四隅が各支持フランジに支持されて、複数の吊具に保持されるようになっている。
特開2003−41703公報 特開平8−27946公報
ところで、上述のような従来の天井構造においては、天井構造物に天井下地を形成してから天井板あるいは天井パネルを取付けるので、この取付作業や以後の着脱作業が煩瑣なものとなっていた。よって、天井パネルの新設、交換およびメンテンス等を容易に行うことができなかった。
また、天井パネルが天井下地に固着されているので、天井の更新や改造に手数がかかり、住宅インフィル(内装、設備等)のシステム化には対応し難いものであった。さらに、天井パネルは天井下地に取付ビスや釘タッカー等によって取付けており、これらの取付け部材が下方から見えるので、美観に劣るという欠点もあった。
また、上記特許文献1の天井構造は、下地部材や取付け部を設けた後、吊り部材及び天井板係止部材により天井板を係止するので、やはり取付作業や着脱作業が煩瑣であり、前記従来の一般家屋と同様に天井板の新設、交換およびメンテンス等を簡易に行えず、住宅インフィルのシステム化にも対応し難いという問題が残されていた。
また、上記特許文献2の天井パネルの支持構造は、天井配置器具等の設置の方向性が限定されない利点を有しているが、天井配置器具に合わせて天井パネルに切欠き等を形成しているので、逆に、天井パネルの取付け箇所が限定されるという難点があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、天井を形成するパネルを天井構造物に対し着脱自在として新設、交換およびメンテンス等を容易に行うことができる天井パネルの取付構造を提供することを目的としている。
請求項1に記載の天井パネルの取付構造は、天井構造物に保持された吊下部材に、長軸の蝶ネジからなる連結具を介して吊下げられる連結部材を上面に突設した方形状の固定パネルと、該固定パネルを水平方向に複数枚配したときに形成される開口を閉塞する外形形状を有し、且つ、前記開口の外方へ延出し前記開口の閉塞時に前記固定パネルの上面に載置される延出部を外周縁に複数設けた開閉パネルと、を備え、前記連結部材は、前記固定パネルに固着する固定片と、該固定片の両端を直角に折り曲げて形成し、それぞれにネジ挿通孔を設けた連結片と、を有し、前記吊下部材は、側面視が逆U字状で、基部が前記天井構造物に固定されるとともに、前記基部の両側の2個の結合部にネジ挿通孔をそれぞれ形成し、隣接する前記固定パネルを吊下げるU型吊下部材を含み、該U型吊下部材の前記結合部に、互いに隣接する前記固定パネルの前記連結部材の前記連結片をそれぞれ当接し、前記連結具のネジ部を一方の前記結合部側の前記ネジ挿通孔から一方の前記固定パネルの連結片の前記ネジ挿通孔、さらに他方の前記結合部側の前記ネジ挿通孔から他方の前記固定パネルの連結片の前記ネジ挿通孔に、水平に螺入して締め付けて固定することで、前記互いに隣接する固定パネル同士を相互に密接させることを特徴としている。
請求項2に記載の天井パネルの取付構造は、前記開閉パネルを囲み、且つ、当該開閉パネルの側部に沿って前記固定パネルを複数枚配設してなることを特徴としている。
請求項3に記載の天井パネルの取付構造は、前記連結具が蝶ネジであり、前記連結部材に形成されたネジ孔に螺入して締め付け、前記固定パネル同士を相互に密接させることを特徴としている。
請求項1に記載の天井パネルの取付構造によると、開閉パネルの大きさに相当する開口が生じるように複数枚の固定パネルを吊下部材に吊下げた後、開口周囲の固定パネル上に開閉パネルの延出部を載置すると、この開口が閉塞されるので、固定パネルの吊下げ作業と開閉パネルの載置作業により天井パネルを取付けることができる。また、開閉パネルを押し上げて除去すると、天井パネルに開口が生じるので、この開口から固定パネルを順次外すことができる。
このように、開閉パネルおよび固定パネルの着脱作業が簡易なので、天井パネルの新設、交換およびメンテナンス等を容易に行える。また、天井の更新や改造を簡便に行えるので、住宅インフィルのシステム化に対応し易いという利点がある。さらに、この天井パネルは、従来のように、取付ビスや釘タッカー等によって取付けるものではなく、取付け部材が下方から見えないので、美観に優れた天井パネルを提供できるといった効果がある。
さらに、連結具が蝶ネジであり、連結部材に形成されたネジ孔に螺入して締め付け、固定パネルおよび開閉パネル相互を密接させることから、各パネルの間に隙間が生じないので、天井パネルの美観をより高めることができる。
請求項2に記載の天井パネルの取付構造によると、開閉パネルを囲み、かつこの開閉パネルの側部に沿って固定パネルを複数枚配設するので、開閉パネルを基準に固定パネルを割り付けて天井パネルを形成することができ、天井パネルの設計、製作が簡易になる。また、開閉パネルの位置を自在に変更し得るので、点検口、照明器具、エアコン関連の機器等を簡便に設置することができるうえ、これら天井設置器具および機器の位置変更が容易なる。
本発明の一実施形態である天井パネルの取付構造を示す平面図。 固定パネルを示す斜視図。 開閉パネルを示す斜視図。 固定パネルおよび開閉パネルの取付状態を示す説明図。 開閉パネルの着脱状態を示す説明図。
以下、本発明における天井パネルの取付構造について、図面を参照しながら詳述する。この実施形態においては、軽量鉄骨からなる戸建住宅に設けられる天井パネルの取付構造について説明する。この天井パネル1は、固定パネル2および開閉パネル3の2種類を備え、天井の広さに応じた枚数を天井構造物16に対し着脱自在に取付ける構成となっている。
固定パネル2は、図1、図2に示すように方形状で、上面2aに2個の連結部材4を固着している。この固定パネル2は、本例では一辺が500mmの正四角形とし、下面2b側(図4、図5参照)の端縁および角部に丸みを設けていて、不燃性を備えた材料により成形加工している。
連結部材4は、固定パネル2よりも短い固定片4aに、2個の連結片4bおよび1個のストッパー4cを設け、金属材により形成している。連結片4bは、固定片4aの両端を直角に折り曲げて形成し、それぞれにネジ挿通孔を設けている。また、ストッパー4cは、固定片4aの一側部を直角に折り曲げて細幅に形成したものである。
この連結部材4は、固定パネル2の両側部2c,2dに各固定片4aを向い合わせて1対を溶接により固着する。この固着には、ビス止めまたは強力接着剤で接着したり、このビス止めおよび強力接着剤を併用してもよい。なお、この固着時は、ストッパー4cの背面と固定パネル2の端面とが面一となるように位置合わせしておく。
これにより、2個の連結部材4が、固定パネル2の両側部2c,2dから離間して固着されるので、図1に示す如く固定パネル2を隣接させたときに連結部材4相互の間に幅広の間隔が確保される。よって、蝶ネジ13,14,15により連結部材4を吊下部材11,12(図4、図5参照)に吊下げたり、この吊下部材11,12から外す際の着脱作業が容易になる。また、連結片4bには、ネジ挿通孔を形成してあり、この挿通孔に後述の蝶ネジ13〜15を挿通して吊下部材11,12のネジ孔に螺入し、固定パネル2を吊下部材11,12に吊下げる。
ストッパー4cは、固定片4aよりも若干短く形成されている。このストッパー4cは、背面と化粧板4の端面とが面一となっているので、隣接する固定パネル2または開閉パネル3のストッパー5cと当接し、両者2,3間に隙間が生じることなく位置決めできる。
開閉パネル3は、図1、図3に示しており、固定パネル2と同形状、同材質で、上面3aに2個の保持部材5を固着している。この保持部材5は、固定片5a、延出片5bおよびストッパー5cからなり、連結部材4と同材質の金属材にて形成されている。
延出片5bは、固定片5aの両端を延出させたもので、開閉パネル3および固定パネル2の幅よりも長く形成されている。また、ストッパー5cは、固定片5aの一側部を直角に折り曲げて細幅に形成したものである。この保持部材5も、ストッパー5cの背面と開閉パネル3の端面とが面一となるよう、前記固定パネル2と同様の手段で固着する。このときも、1対の保持部材5の各固定片5aを向い合わせて、開閉パネル3の両側部3c,3dに固着する。これにより、延出片5bが、開閉パネル3から4個突出するので、固定パネル2上に載置することができる。
例えば、8枚の固定パネル2を縦横に配設してその中央に開口23(図5参照)を生じさせたとき、この開口23に開閉パネル3側を臨ませると、固定パネル2の上面2aに開閉パネル3の延出片5bが載置されて、開口23を開閉パネル3により閉塞可能となる。この開閉パネル3も、ストッパー5cの背面と開閉パネル3の端面とが面一となるように接着しているので、隣接する固定パネル2のストッパー4cと当接させたとき両者2,3間に隙間が生じることなく位置決めできる。
吊下部材は、U型とL型の2種類を備えており、U型吊下部材11を隣接する固定パネル2の吊下げに、L型吊下部材12を開閉パネル3に隣接する固定パネル2の吊下げや天井の端部側に位置する固定パネル2の吊下げに用いる。U型吊下部材11は、図4、図5に示すように側面視が逆U字状で、基部11aにボルト挿通孔を形成し、2個の結合部11bにネジ挿通孔をそれぞれ形成してある。
このU型吊下部材11は、図5に示す如く各結合部11bに固定パネル2側の連結部材4の連結片4bをそれぞれ当接する。そして、長軸蝶ネジ14のネジ部14aを一方の結合部11b側のネジ孔から連結片4bのネジ孔、さらに他方の結合部11b側のネジ孔から連結片4bのネジ孔に螺入して締め付ける。
この際、U型吊下部材11の内側に位置するネジ部14aに蝶ナット14cを螺入しておく。この状態で、2個の蝶ナット14b,14cを回転させることにより、U型吊下部材11の結合部11b側と連結部材4の連結片4bとを締め付ける。これにより、U型吊下部材11に固定パネル2側の連結部材4がそれぞれ連結される。
L型吊下部材12は、図4、図5に示す如く基部12aにボルト挿通孔を形成し、結合部12bにネジ挿通孔を形成してある。このL型吊下部材12は、結合部12bに固定パネル2側の連結片4bを当接し、短軸蝶ネジ13のネジ部を連結片4bのネジ孔から結合部12b側のネジ孔に螺入して蝶ナット13aで締め付ける。これにより、L型吊下部材12に固定パネル2側の連結部材4が連結される。
なお、蝶ネジは、3種が用意されており、U型吊下部材11またはL型吊下部材12に応じたタイプが用いられる。即ち、L型吊下部材12には、ネジ部が短く一端にナット、他端に蝶ナット13aを設けた短軸蝶ネジ13が用いられる。一方、U型吊下部材11には、ネジ部14aが長く一端にナットを有し、2個の蝶ナット14b,14cを備えた長軸蝶ネジ14が用いられる。
また、U型吊下部材11用として、全体にネジを刻設したネジ部に2個の蝶ナットを螺合する棒状蝶ネジ15も使用される。この棒状蝶ネジ15は、図1に示すように、U型吊下部材11用で固定パネル2の連結部材4を連結するとき、何れの方向からでも蝶ナットを操作して締め付けることができる。
天井構造物16は、図4、図5に示すように、軽量のH型鋼17に野縁18を縦横に配した構成となっている。野縁18は、金属製のチャンネルであり、下面に所定の間隔をあけて吊ボルト19の基端を固着してある。この吊ボルト19に前記L型吊下部材12またはU型吊下部材11がナット20,20を介して保持される。
この野縁18は、H型鋼17に蝶ボルト22を備えたクリップ21で挟持される。この際は、H型鋼17の下端縁に野縁18の上端縁を当接し、クリップ21の挟持口21aを挿入する。そして、蝶ボルト22を回転させてネジ部によりH型鋼17と野縁18とを締め付け、両者17,18をクリップで21挟持する。これにより、所要本数の野縁18が縦横に配列される。
次に、天井パネルの取付けについて、図を参照しつつ説明する。この取付けに際しては、固定パネル2および開閉パネル3を天井形成に必要な枚数用意し、着脱作業や交換作業を容易にし得る割付けをしてから、天井構造物16に取付ける。この割付けにおいては、1枚の開閉パネル3を8枚の固定パネル2が囲むように、9枚1組とするのが好ましい。本実施形態では、図1に示すように、1組が4枚の開閉パネル3と32枚の固定パネル2からなる4組の天井パネルA,B,C,Dを形成する場合について説明する。
まず、各組の固定パネル2を取付ける箇所に対応して、野縁18の吊ボルト19にU型吊下部材11およびL型吊下部材12を保持しておく。そして、1組目Aを形成する場合、8枚の固定パネル1A〜8Aを蝶ネジ13〜15で取付け易く、取り外しも容易となる順に作業する。
ここでは、1番目とする固定パネル1A(2)を取付けてから、この固定パネル1Aに2番目の固定パネル2Aを当接させて取付ける。つぎに、この固定パネル2Aに3番目の固定パネル3Aを当接させて取付ける。続いて、1番目の固定パネル1Aに4番目の固定パネル4Aを当接させて取付ける。また、3番目の固定パネル3Aに5番目の固定パネル5Aを当接させて取付ける。
さらに、4番目の固定パネル4Aに6番目の固定パネル4aを当接させて取付けた後、この固定パネル4aに7番目の固定パネル7Aを当接させて取付ける。また、この固定パネル7Aに8番目の固定パネル8Aを当接させて取付ける。これにより、8枚の固定パネル1A〜8Aの中央に開口23(図5参照)が生じるので、この開口23を囲む固定パネル1A〜8A上に開閉パネル9A(3)を載置する。この結果、開口23が閉塞され1組目Aの天井パネルが形成される。
この後、2組目B〜4組目Dについても、1組目Aと同じように取付け、天井全体を覆う天井パネル1を形成する。なお、固定パネル2を隣接して取付ける際は、ストッパー4c相互を密接させた状態で蝶ネジ13〜15により締め付ける。また、開閉パネル3は、ストッパー5cを固定パネル2のストッパー4cに密接させて載置する。よって、固定パネル2および開閉パネル3相互に隙間が生じないので、パネル2,3の間の目地が幅広になることはなく、天井パネル1の美観が保たれる。
このように、複数枚の固定パネル2を天井構造物16に吊下げるときに開口23を形成しておき、この開口23周囲の固定パネル2上に開閉パネル3の延出部5bを載置すると開口23が閉塞されるので、固定パネル2の吊下げ作業と開閉パネル3の載置作業のみで天井パネルを新設することができる。
また、この天井パネル1は、従来のように、取付ビスや釘タッカー等によって取付けないので、取付け部材が下方から見えず美観に優れる。さらに、開閉パネル3を1枚囲んで複数枚の固定パネル2を縦横に配設するので、開閉パネル3を基準に固定パネル2を割り付けて天井パネルを形成することができ、天井パネルの設計、製作を簡易に行える。
ところで、このように天井パネル1を形成した後、パネル交換する場合は、開閉パネル3を取り外してから、固定パネル2を取り替える。例えば、図1に示す1組目Aを交換する場合、開閉パネル9A(3)を押し上げて外すと、開口23が形成される。つぎに、この開口23から2番目の固定パネル2A(2)を保持する蝶ネジ14を緩めて除去し、この固定パネル2Aを外す。続いて、1番目の固定パネル1Aを外してから3番目の固定パネル3Aを外す。そして、4番目の固定パネル4Aを外してから5番目の固定パネル5Aを外す。
この後、7番目の固定パネル7Aを外してから6番目の固定パネル4aを外し、さらに、8番目の固定パネル8Aを外す。このように、開閉パネル9Aに最も近い固定パネル2Aや7Aを外すと、大きくなった開口から遠い固定パネル1A、3A、4A、8Aを外すことができるので、交換作業が容易である。
以上のように、固定パネル2および開閉パネル3の着脱が容易なので、天井の更新や改造が簡単になり、住宅インフィルのシステム化に対応し易い。また、点検口、照明器具、エアコン関連の機器等を簡便に設置することができるうえ、これら天井設置器具および機器の位置変更が容易となる。また、固定パネル2および開閉パネル3の移設が容易なので、室内のレイアウト変更やデザイン変更の自由度が増す。
なお、この天井パネル1の新設、交換およびメンテナンス等を行う際の作業手順は、前述の例に限るものではなく、天井の形態に応じて最も作業し易く効率的な順序を任意に選択可能である。また、本実施の形態で示した天井パネルの取付構造は、本発明に係る装置の一態様に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更できることは勿論である。
本発明に係る天井パネルの取付構造は、木造家屋、鉄骨鉄筋家屋の天井その他、ビルのシステム天井等にも好適に用いることができる。
2 固定パネル
2a 上面
3 開閉パネル
4 連結部材
5b 延出部
11 吊下部材
12 吊下部材
18 天井構造物
23 開口

Claims (2)

  1. 天井構造物に保持された吊下部材に、長軸の蝶ネジからなる連結具を介して吊下げられる連結部材を上面に突設した方形状の固定パネルと、
    該固定パネルを水平方向に複数枚配したときに形成される開口を閉塞する外形形状を有し、且つ、前記開口の外方へ延出し前記開口の閉塞時に前記固定パネルの上面に載置される延出部を外周縁に複数設けた開閉パネルと、
    を備え、
    前記連結部材は、前記固定パネルに固着する固定片と、該固定片の両端を直角に折り曲げて形成し、それぞれにネジ挿通孔を設けた連結片と、を有し、
    前記吊下部材は、側面視が逆U字状で、基部が前記天井構造物に固定されるとともに、前記基部の両側の2個の結合部にネジ挿通孔をそれぞれ形成し、隣接する前記固定パネルを吊下げるU型吊下部材を含み、
    該U型吊下部材の前記結合部に、互いに隣接する前記固定パネルの前記連結部材の前記連結片をそれぞれ当接し、前記連結具のネジ部を一方の前記結合部側の前記ネジ挿通孔から一方の前記固定パネルの連結片の前記ネジ挿通孔、さらに他方の前記結合部側の前記ネジ挿通孔から他方の前記固定パネルの連結片の前記ネジ挿通孔に、水平に螺入して締め付けて固定することで、
    前記互いに隣接する固定パネル同士を相互に密接させることを特徴とする天井パネルの取付構造
  2. 前記開閉パネルを囲み、且つ、当該開閉パネルの側部に沿って前記固定パネルを複数枚配設してなることを特徴とする請求項1に記載の天井パネルの取付構造。
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