JP5350965B2 - 加湿用モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、複数の中空糸膜が筒状ケーシング内に収容される加湿用モジュールに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、一対のセパレータによって挟持した単位セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定数の単位セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池では、良好なイオン伝導性を確保するために、電解質膜を所望の湿潤状態に維持する必要がある。このため、酸化剤ガスや燃料ガスは、一般的に、燃料電池に供給される前に加湿装置を介して加湿されている。
例えば、特許文献1に開示されている固体高分子電解質型燃料電池では、水蒸気透過膜と、この水蒸気透過膜により画成された加湿ガス室及び被加湿ガス室とを備え、反応ガス通路から排出されるオフガスを加湿ガス、前記反応ガス通路に供給される反応ガスを被加湿ガスとして反応ガスを加湿する反応ガス加湿装置が設けられている。
しかしながら、この特許文献1では、略平面状の水蒸気透過膜を介装し、その両面側から加湿ガスと被加湿ガスとを接触させて水分移動を行っている。このため、水分の接触領域が小さく、加湿効率が低下するという問題がある。
そこで、例えば、特許文献2に開示されている供給ガス加湿装置が知られている。この供給ガス加湿装置では、図5に示すように、ジャケット1内に中空糸膜の集合体からなる中空糸膜束2を収容するとともに、前記中空糸膜束2の両端は、一対の仕切り板3、4により前記ジャケット1内に固定されている。
仕切り板3、4の外側には、ガスチャンバ5a、5bが形成されるとともに、前記ガスチャンバ5a、5bには、燃料ガス供給ラインが接続されている。ガスチャンバ5a、5bは、中空糸膜束2の内部空間2aに連通している。ジャケット1の内部空間は、水チャンバ6を構成するとともに、前記水チャンバ6は、水入口7a及び水出口7bに連通している。
そこで、燃料ガスは、一方の仕切り板3から各中空糸膜の内部空間2aに導入され、他方の仕切り板4側に向かって流通する一方、水入口7aから水チャンバ6に冷却水が導入されている。ジャケット1内では、燃料ガスと冷却水とが対向する方向に流動し、各中空糸膜を介して前記燃料ガスが前記冷却水に接触して加湿されている。
特開平6−132038号公報 特開平8−273687号公報
ところで、上記の特許文献2では、中空糸膜束2を構成する各中空糸膜は、両端が仕切り板3、4に固定される際、加湿時の膨潤を考慮して、予め前記中空糸膜間に空隙を設けて配設されている。このため、各中空糸膜は、変形可能であり、水入口7aから導入される冷却水の水圧により、前記水入口7a側で大きく変形し易い。従って、冷却水は、各中空糸膜間に導入されずにバイパスしてしまい、燃料ガスの加湿効率が低下するという問題がある。
一方、水出口7b側では、冷却水により中空糸膜束2が前記水出口7b側に変形し易い。これにより、水出口7bが部分的に閉塞され、前記水出口7bの圧損が増加するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、複数の中空糸膜全体を有効に使用することができ、加湿効率を良好に向上させることが可能な加湿用モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、筒状ケーシングと、前記筒状ケーシング内に収納される複数の中空糸膜と、前記中空糸膜の内側に形成され、第1流体を流通させる第1流路と、前記中空糸膜の外側と前記筒状ケーシングの内壁との間に形成され、第2流体を流通させて前記第1流体と前記第2の流体との間で水分の移動を行う第2流路とを備える加湿用モジュールに関するものである。
加湿用モジュールは、筒状ケーシング内に配設され、中空糸膜の延長方向に交差する方向に延在する複数のスリットが設けられるスリット板を備え、少なくとも複数の前記スリットのいずれかに、2以上の前記中空糸膜が互いに配列して一体に充填される一方、前記中空糸膜が充填されない前記スリットを貫くとともに、配列された2以上の前記中空糸膜により一体に構成される壁面に沿って第2流路が形成されている。
加湿用モジュールは、筒状ケーシング内に配設され、中空糸膜の延長方向に交差する方向に延在する複数のスリットが設けられるスリット板を備え、少なくとも複数の前記スリットのいずれかに、2以上の前記中空糸膜が一体に挿通される一方、前記筒状ケーシングには、第2流路の入口側に連通する入口部及び前記第2流路の出口側に連通する出口部が、第1流路の流れ方向に交差する方向に流れ方向を有して設けられるとともに、前記スリットの長手方向は、前記入口部及び前記出口部の流れ方向に沿って設定されている。
また、2以上の中空糸膜は、複数のスリットに対して1つ置きに挿通されることが好ましい。
さらにまた、スリット板は、中空糸膜の延長方向に沿って複数配設されることが好ましい。
また、スリット板は、少なくとも入口部又は出口部に近接して設けられることが好ましい。
本発明によれば、筒状ケーシング内に配設されたスリット板により、複数の中空糸膜が拘束されるため、第2流体の流れによる前記中空糸膜の変形を抑制することができる。これにより、中空糸膜全体を有効に使用して加湿効率を良好に向上させることが可能になる。
本発明の実施形態に係る加湿用モジュールを組み込む燃料電池システムの概略構成図である。 前記加湿用モジュールの概略斜視説明図である。 前記加湿用モジュールの断面側面図である。 前記加湿用モジュールを構成するスリット板の斜視説明図である。 特許文献2に開示されている供給ガス加湿装置の説明図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る加湿用モジュール10は、燃料電池システム12に組み込まれる。この燃料電池システム12は、図示しない燃料電池車両に搭載される。
燃料電池システム12は、燃料電池スタック14と、前記燃料電池スタック14に冷却媒体を供給するための冷却媒体供給機構16と、前記燃料電池スタック14に酸化剤ガス(反応ガス)を供給するための酸化剤ガス供給機構18と、前記燃料電池スタック14に燃料ガス(反応ガス)を供給するための燃料ガス供給機構20とを備える。
冷却媒体供給機構16は、ラジエータ24を備える。このラジエータ24には、冷媒用ポンプ26を介して冷却媒体供給配管28及び冷却媒体排出配管30が接続される。
酸化剤ガス供給機構18は、空気用ポンプ32を備える。この空気用ポンプ32に一端が接続される空気供給配管34は、加湿用モジュール10に他端が接続される。この加湿用モジュール10には、加湿空気供給配管38を介して燃料電池スタック14が接続される。
加湿用モジュール10には、使用済みの生成水を含んだ酸化剤ガス(以下、オフガスともいう)を加湿流体として燃料電池スタック14から供給するためのオフガス排出配管39が設けられる。また、加湿用モジュール10からのオフガスの排出側には、背圧弁(図示せず)が配設される。
燃料ガス供給機構20は、燃料ガスとして水素ガス(H2ガス)が貯留される燃料ガスタンク(燃料タンク)40を備える。この燃料ガスタンク40には、燃料ガス供給配管42の一端が接続され、前記燃料ガス供給配管42には、遮断弁44、レギュレータ46及びエゼクタ48が接続されるとともに、前記エゼクタ48は、燃料電池スタック14に接続される。
燃料電池スタック14には、使用済みの燃料ガスを排出するための排出燃料ガス配管50が接続される。この排出燃料ガス配管50は、リターン配管52を介してエゼクタ48に接続されるとともに、一部がパージ弁54に連通する。なお、パージ弁54の下流には、図示しないが、希釈器が配設される。
燃料電池スタック14は、複数の発電セル56が車長方向である水平方向又は重力方向に積層される。各発電セル56は、図示しないが、電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体を挟持する一対のセパレータとを備える。電解質膜・電極構造体は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜と、前記固体高分子電解質膜を挟持するアノード側電極及びカソード側電極とを備える。
燃料電池スタック14には、発電セル56の積層方向に延在して、酸化剤ガス、例えば、空気を供給するための酸化剤ガス供給連通孔58a、燃料ガス、例えば、水素ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔60a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔62a、前記酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔58b、前記燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔60b及び前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔62bが設けられる。
酸化剤ガス供給連通孔58a及び酸化剤ガス排出連通孔58bは、加湿空気供給配管38及びオフガス排出配管39に連通する。燃料ガス供給連通孔60a及び燃料ガス排出連通孔60bは、燃料ガス供給配管42及び排出燃料ガス配管50に連通する。冷却媒体供給連通孔62a及び冷却媒体排出連通孔は、冷却媒体供給配管28及び冷却媒体排出配管30を介してラジエータ24に連通する。
図2及び図3に示すように、加湿用モジュール10は、例えば、正面視長方形状(角筒形状)を有する筒状ケーシング70を備え、前記筒状ケーシング70は、矢印A方向に長尺に構成される。筒状ケーシング70は、矢印A方向両端が開放されるとともに、矢印A1方向の端縁部には、入口部72が形成される一方、矢印A2方向の端縁部には、出口部74が形成される。入口部72と出口部74とは、互いに対向する壁面(対角位置)に設けられる。
筒状ケーシング70内には、入口部72の内側近傍及び出口部74の内側近傍にスリット板76が配設される。スリット板76は、図2及び図4に示すように、正面視で長方形状を有し、筒状ケーシング70の内壁面に嵌合(必要に応じて接着)される。
スリット板76には、複数のスリット78が矢印B方向(スリット板76の長手方向)に所定の間隔ずつ(等間隔ずつ)離間して設けられる。各スリット78は、矢印C方向(スリット板76の短手方向)、すなわち、後述する中空糸膜80の延長方向に交差する方向に延在する。なお、スリット板76は、少なくとも入口部72の内側近傍又は出口部74の内側近傍のいずれか一方にのみ配設してもよい。
筒状ケーシング70内には、スリット板76を介して複数の中空糸膜80が収納される。スリット板76では、複数のスリット78に対して1つ置きに2以上の中空糸膜80が同数ずつ一体に挿通される。各中空糸膜80の両端は、筒状ケーシング70の軸線方向両端にシール部82、82を介して固定される。
中空糸膜80は、例えば、フェノールスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリトリフルオロスチレンスロホン酸、パーフルオロカーボンスルホン酸等の高分子イオン交換膜や、高分子樹脂系あるいはセラミック系の材料等で構成される。各中空糸膜80の内側には、入口側に空気供給配管34が連通する一方、出口側に加湿空気供給配管38が連通し、使用前の酸化剤ガス(第1流体)が流通する酸化剤ガス流路(第1流路)84が形成される。
筒状ケーシング70内では、スリット板76の中空糸膜80が挿通されていない各スリット(以下、空のスリットともいう)78に沿って、前記中空糸膜80の外側にオフガス(第2流体)を流通させるためのオフガス流路(第2流路)86が形成される。
オフガス流路86は、入口側に入口部72が連通するとともに、出口側に出口部74が連通する。入口部72及び出口部74の流れ方向(矢印C方向)は、酸化剤ガス流路84の流れ方向(矢印A方向)と交差しており、スリット板76の各スリット78の長手方向は、前記入口部72及び前記出口部74の流れ方向に沿って設定される。
図3に示すように、入口部72は、オフガス排出配管39に連通し、このオフガス排出配管39から供給されるオフガスは、オフガス流路86に沿って矢印A2方向に流通する。空気供給配管34から各酸化剤ガス流路84に供給される酸化剤ガスは、この酸化剤ガス流路84に沿って矢印A1方向に流通する。オフガス流路86と酸化剤ガス流路84とは、対向流に設定される。
このように構成される燃料電池システム12の動作について、本実施形態に係る加湿用モジュール10との関連で、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス供給機構18を構成する空気用ポンプ32が駆動され、酸化剤ガスである外部空気が吸引されて空気供給配管34に導入される。この空気は、空気供給配管34から加湿用モジュール10内に導入され、各中空糸膜80内の酸化剤ガス流路84を矢印A1方向に流通して加湿空気供給配管38に供給される(図2及び図3参照)。
その際、オフガス排出配管39から入口部72を介してオフガス流路86には、後述するように、反応に使用された酸化剤ガスであるオフガスが供給され、このオフガスが矢印A2方向に流通している。このため、使用前の空気とオフガスとが対向流となり、この使用前の空気には、前記オフガス中に含まれる水分が移動し、前記使用前の空気が加湿される。加湿された空気は、加湿空気供給配管38から燃料電池スタック14内の酸化剤ガス供給連通孔58aに供給される(図1参照)。
一方、燃料ガス供給機構20では、遮断弁44の開放作用下に、燃料ガスタンク40から導出された燃料ガス(水素ガス)は、レギュレータ46で降圧された後、エゼクタ48を通って燃料電池スタック14内の燃料ガス供給連通孔60aに導入される。
さらに、冷却媒体供給機構16では、冷媒用ポンプ26の作用下に、冷却媒体供給配管28から燃料電池スタック14内の冷却媒体供給連通孔62aに冷却媒体が導入される。
燃料電池スタック14内の各発電セル56に供給された空気は、電解質膜・電極構造体のカソード側電極に沿って移動する。一方、燃料ガスは、電解質膜・電極構造体のアノード側電極に沿って移動する。従って、各電解質膜・電極構造体では、空気中の酸素と燃料ガス(水素)とが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。次いで、発電反応により消費された空気は、酸化剤ガス排出連通孔58bに沿って流動した後、オフガスとしてオフガス排出配管39に排出される。
この場合、本実施形態では、図2及び図3に示すように、筒状ケーシング70内には、スリット板76が配設されるとともに、前記スリット板76に形成された複数のスリット78に対して1つ置きにそれぞれ同数の中空糸膜80が挿通されている。
このため、筒状ケーシング70内には、複数の中空糸膜80が所定数ずつ束になってスリット板76により拘束され、特にオフガスの流れによる前記中空糸膜80の変形を確実に抑制することができる。これにより、中空糸膜80全体を有効に使用して加湿効率を良好に向上させることが可能になるという効果が得られる。
しかも、それぞれ複数の中空糸膜80は、スリット板76に形成された複数のスリット78に対して1つ置きに挿通されている。従って、スリット板76には、中空糸膜80が挿通されていない空のスリット78が1つ置きに設けられている。
このため、空のスリット78は、オフガス流路86を構成しており、オフガスの分配性が向上する。これにより、オフガス流路86に沿ってオフガスが均一に流通することができ、酸化剤ガスの加湿性能が良好に向上するという利点がある。
さらに、スリット板76の各スリット78の長手方向は、筒状ケーシング70入口部72及び出口部74の流れ方向に沿って設定されている。従って、入口部72から筒状ケーシング70内に矢印C方向に導入されるオフガスは、このオフガスの流れ方向に長尺な空のスリット78に円滑且つ確実に導入される。このため、オフガスは、オフガス流路86を円滑に流通することが可能になり、前記オフガスの圧損を良好に低減させることができる。
また、スリット板76は、入口部72及び出口部74に近接して設けられている。これにより、中空糸膜80がオフガスの流れによる推力を最も受け易く、大きく変形し易い領域である入口部近傍及び出口部近傍での前記中空糸膜80の移動を適切に抑制し、オフガスを円滑に流通させて前記オフガスの圧損を良好に低減させることができる。
なお、本実施形態では、スリット板76の複数のスリット78に対して、1つ置きに2以上の中空糸膜80が同数ずつ挿通されているが、これに限定されるものではない。例えば、オフガスの圧損や分配性等の観点から、スリット78に挿通される中空糸膜80の数を異ならせることができ、また、任意のスリット78を空のスリット78に設置することも可能である。
また、スリット板76を中空糸膜80の延長方向に沿って、例えば、3枚以上の複数枚設けてもよい。これにより、中空糸膜80をより整列させて維持し易くなり、前記中空糸膜80の変形をさらに抑制して加湿効率を良好に維持及び向上させることができる。
さらに、スリット板76において、各スリット78同士の間隔を異なる寸法に設定することもできる。さらにまた、筒状ケーシング70は、正面視長方形状を有しているが、種々の正面視多角形状の他、正面視円形状や正面視楕円形状も採用することが可能である。
10…加湿用モジュール 12…燃料電池システム
14…燃料電池スタック 16…冷却媒体供給機構
18…酸化剤ガス供給機構 20…燃料ガス供給機構
24…ラジエータ 34…空気供給配管
38…加湿空気供給配管 39…オフガス排出配管
56…発電セル 70…筒状ケーシング
72…入口部 74…出口部
76…スリット板 78…スリット
80…中空糸膜 84…酸化剤ガス流路
86…オフガス流路

Claims (5)

  1. 筒状ケーシングと、
    前記筒状ケーシング内に収納される複数の中空糸膜と、
    前記中空糸膜の内側に形成され、第1流体を流通させる第1流路と、
    前記中空糸膜の外側と前記筒状ケーシングの内壁との間に形成され、第2流体を流通させて前記第1流体と前記第2流体との間で水分の移動を行う第2流路と、
    を備える加湿用モジュールであって、
    前記筒状ケーシング内に配設され、前記中空糸膜の延長方向に交差する方向に延在する複数のスリットが設けられるスリット板を備え、
    少なくとも複数の前記スリットのいずれかに、2以上の前記中空糸膜が互いに配列して一体に充填される一方、
    前記中空糸膜が充填されない前記スリットを貫くとともに、配列された2以上の前記中空糸膜により一体に構成される壁面に沿って前記第2流路が形成されることを特徴とする加湿用モジュール。
  2. 筒状ケーシングと、
    前記筒状ケーシング内に収納される複数の中空糸膜と、
    前記中空糸膜の内側に形成され、第1流体を流通させる第1流路と、
    前記中空糸膜の外側と前記筒状ケーシングの内壁との間に形成され、第2流体を流通させて前記第1流体と前記第2流体との間で水分の移動を行う第2流路と、
    を備える加湿用モジュールであって、
    前記筒状ケーシング内に配設され、前記中空糸膜の延長方向に交差する方向に延在する複数のスリットが設けられるスリット板を備え、
    少なくとも複数の前記スリットのいずれかに、2以上の前記中空糸膜が一体に挿通される一方、
    前記筒状ケーシングには、前記第2流路の入口側に連通する入口部及び前記第2流路の出口側に連通する出口部が、前記第1流路の流れ方向に交差する方向に流れ方向を有して設けられるとともに、
    前記スリットの長手方向は、前記入口部及び前記出口部の流れ方向に沿って設定されることを特徴とする加湿用モジュール。
  3. 請求項1又は2記載の加湿用モジュールにおいて、2以上の前記中空糸膜は、複数の前記スリットに対して1つ置きに挿通されることを特徴とする加湿用モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の加湿用モジュールにおいて、前記スリット板は、前記中空糸膜の延長方向に沿って複数配設されることを特徴とする加湿用モジュール。
  5. 請求項記載の加湿用モジュールにおいて、前記スリット板は、少なくとも前記入口部又は前記出口部に近接して設けられることを特徴とする加湿用モジュール。
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