JP5350842B2 - スペクトル拡散通信用受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、スペクトル拡散方式により通信を行うスペクトル拡散通信用受信機に関する。
スペクトラム拡散方式は、送信機側において原信号を拡散符号で拡散変調して送信し、受信機側において受信信号を拡散符号で逆拡散復調する周知の通信方式である。このスペクトラム拡散方式において、受信信号を逆拡散する際には、受信信号と拡散符号との同期点を検出する必要がある。
この同期点検出の演算数を低減させることにより低消費電流を実現する技術として、従来、送信機と受信機との間で通信を行うことにより、拡散および逆拡散で用いる拡散符号のチップレートを決定し、これにより、送信機と受信機との間でチップレートを一致させるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−307478号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、送信機と受信機との間でチップレートを一致させるための演算処理や通信処理が必要となり、これらの処理により消費電力が増大するという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、拡散符号のチップレートを変化させることなく、スペクトル拡散通信における消費電流を低減させる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のスペクトル拡散通信用受信機では、まず受信手段が、無線信号を受信し、復調手段が、受信手段により受信された無線信号を、スペクトル拡散変調されたスペクトル拡散信号に復調する。そして、スライディング相関器またはマッチドフィルタを用いた相関値算出手段が、スペクトル拡散信号の1ビット分に相当する所定拡散符号数を有する拡散符号を一周期拡散符号とし、この一周期拡散符号についての予め設定された算出拡散符号数分の拡散符号と、復調手段により復調されたスペクトル拡散信号との相関値特性を算出し、さらに同期検出手段が、相関値算出手段の算出結果に基づいて、拡散符号と、復調手段により復調されたスペクトル拡散信号との同期点を検出する。その後に逆拡散手段が、同期検出手段による検出結果に基づいて、復調手段により復調されたスペクトル拡散信号を逆拡散する。
またノイズレベル検出手段が、受信手段により受信された無線信号のノイズレベルを検出し、第1拡散符号数設定手段が、ノイズレベル検出手段の検出結果に基づいて、ノイズレベルと算出拡散符号数との間で正の相関を有するように算出拡散符号数を設定する。
このように構成されたスペクトル拡散通信用受信機によれば、受信された無線信号のノイズレベルが小さくなると、相関値特性の算出に用いる拡散符号の拡散符号数(算出拡散符号数)を小さくすることができ、相関値特性を算出するための演算数を低減させることができる。なぜならば、1周期の相関値特性を構成する各1点の相関値を算出するために、通常、1周期分の拡散符号と1周期分の復調されたスペクトル拡散信号を用いるが、このときの耐ノイズ性能(S/N)は、ノイズレベルが小さいときは、オーバースペックのため、拡散符号のチップ数を小さくしても同期が検出できるためである。なお、無線通信の使用環境下の現状は、通信を妨害するレベルのノイズが発生する頻度は非常に小さい。
このため、ノイズレベルにかかわらず算出拡散符号数を一般的な値で固定して相関値特性を算出する場合と比較して、算出拡散符号数を一般的な値より小さくして相関値特性を算出する頻度が増加するため、全体として、相関値特性を算出するための演算数を低減することができ、これにより、スペクトル拡散通信用受信機の消費電流を低減することができる。
なお、算出拡散符号数が大きくなるほど、相関値特性において同期点での相関値が大きくなる。すなわち、算出拡散符号数が大きいほど、同期点検出において、無線信号に含まれるノイズの影響を受け難くなる。換言すると、無線信号に含まれるノイズレベルが小さいときには、算出拡散符号数が小さい場合でも同期点検出が可能である。そして、請求項1に記載のスペクトル拡散通信用受信機では、ノイズレベルと算出拡散符号数との間で正の相関を有するように、算出拡散符号数を設定している。すなわち、ノイズレベルに応じて、同期点検出が可能な算出拡散符号数を設定しているので、算出拡散符号数を小さくすることによって、同期点が検出できなくなる状況の発生を最小限に抑制することができる。
以上より、請求項1に記載のスペクトル拡散通信用受信機によれば、相関値特性の算出に用いる拡散符号の拡散符号数(算出拡散符号数)を変化させることにより、拡散符号のチップレートを変化させることなく、スペクトル拡散通信における消費電流を低減させることができる。なお、ノイズレベルが大きい場合は、1周期以上の拡散符号と復調されたスペクトル拡散信号を使用することで、通常の1周期の拡散符号を用いて同期点を算出する場合に比べ、耐ノイズ性が向上し、同期点が検出できなくなる状況の発生を抑制することができる。
また請求項1に記載のスペクトル拡散通信用受信機において、受信手段が受信する無線信号を送信する送信装置に対して、無線信号の送信を要求するための送信要求信号を送信する送信手段を備える場合には、送信手段が送信要求信号を送信してから、送信装置が送信要求信号を受信し、その後に送信装置が無線信号を送信するまでの時間(以下、信号送信不能時間という)は、受信手段に無線信号が到達しない。すなわち、信号送信不能時間内に受信手段が受信した信号はノイズとなる。
そこで、請求項1に記載のスペクトル拡散通信用受信機において、受信手段が受信する無線信号を送信する送信装置に対して、無線信号の送信を要求するための送信要求信号を送信する送信手段を備える場合には、ノイズレベル検出手段は、送信手段が送信要求信号を送信してから、受信手段が無線信号を受信するまでの時間として予め設定された受信待機時間が経過するまでの間、ノイズレベルを検出するようにする。これにより、受信手段により受信された信号の中からノイズを抽出するという処理を行うことなく、ノイズレベルを検出することができる。
また請求項2に記載のスペクトル拡散通信用受信機では、まず受信手段が、無線信号を受信し、復調手段が、受信手段により受信された無線信号を、スペクトル拡散変調されたスペクトル拡散信号に復調する。そして、スライディング相関器またはマッチドフィルタを用いた相関値算出手段が、スペクトル拡散信号の1ビット分に相当する所定拡散符号数を有する拡散符号を一周期拡散符号とし、この一周期拡散符号についての予め設定された算出拡散符号数分の拡散符号と、復調手段により復調されたスペクトル拡散信号との相関値特性を算出し、さらに同期検出手段が、相関値算出手段の算出結果に基づいて、拡散符号と、復調手段により復調されたスペクトル拡散信号との同期点を検出する。その後に逆拡散手段が、同期検出手段による検出結果に基づいて、復調手段により復調されたスペクトル拡散信号を逆拡散する。
また同期判断手段が、同期検出手段が同期点を検出することができたか否かを判断し、第2拡散符号数設定手段が、同期検出手段が同期点を検出できなかったと同期判断手段が判断した場合に、同期判断手段がこの判断を行ったときよりも算出拡散符号数が大きくなるように算出拡散符号数を設定する。また、請求項2に記載のスペクトル拡散通信用受信機は、「Wake」状態と「Sleep」状態を繰り返しており、「Sleep」状態から「Wake」状態に遷移したときに、「Wake」状態の間に、第2拡散符号数設定手段が設定することができる全ての算出拡散符号数について、算出拡散符号数が小さいものから算出拡散符号数を順次変更して、受信手段による無線信号の受信と同期検出手段による同期点の検出を行うように構成されている。
このように構成されたスペクトル拡散通信用受信機によれば、小さい算出拡散符号数から相関値特性を算出し、同期点を検出できなかった場合には、算出拡散符号数を順次大きくして相関値特性を算出し、同期点を検出できた場合には、その時点で相関値特性の算出を終了することができる。
このため、ノイズレベルにかかわらず算出拡散符号数を一般的な値で固定して相関値特性を算出する場合と比較して、算出拡散符号数を一般的な値より小さくして相関値特性を算出する頻度が増加するため、全体として、相関値特性を算出するための演算数を低減することができ、これにより、スペクトル拡散通信用受信機の消費電流を低減することができる。
したがって、請求項2に記載のスペクトル拡散通信用受信機によれば、相関値特性の算出に用いる拡散符号の拡散符号数(算出拡散符号数)を変化させることにより、拡散符号のチップレートを変化させることなく、スペクトル拡散通信における消費電流を低減させることができる。
スマートキーレスエントリシステム1の構成を示すブロック図である。 相関演算値の算出方法を説明する図である。 相関値特性RGを示す図である。 ノイズレベルと指示チップ数との関係を示す図である。 拡散符号と受信データの長さ、及び相関値特性を示す図である。 スマートエントリとキーレスエントリでの動作を説明する図である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
スマートキーレスエントリシステム1は、車両の正規利用者が所持する特定の携帯機が車両周囲の無線通信エリア内に入ったときにドアのアンロック等の制御を実行する機能(いわゆるスマートエントリー機能)と、携帯機でのボタン操作に応じてドアのロック/アンロック等の制御を実行する機能(いわゆるキーレスエントリー機能)とを兼ね備えたものである。
図1は、本実施形態のスマートキーレスエントリシステム1の構成を示すブロック図である。
スマートキーレスエントリシステム1は、LF(Low Frequency)送信用車載機2、LF受信用・RF(Radio Frequency)送信用携帯機3、およびRF受信用車載機4を備えている。
これらのうち、LF送信用車載機2からLF受信用・RF送信用携帯機3へは、LF帯の無線信号を送信することができる。また、LF受信用・RF送信用携帯機3からRF受信用車載機4へは、スペクトラム拡散方式でRF帯の無線信号を送信することができる。
LF送信用車載機2は、制御部11、LF用変調器12、アンプフィルタ13、およびLF用送信アンテナ14を備えている。
制御部11は、応答要求信号を含んだデータを出力するとともに、データ出力の直後に、応答要求信号を出力した旨を示すスマート動作開始信号をRF受信用車載機4に出力する。
またLF用変調器12は、制御部11から出力されたデータをLF帯域の信号に変調する。またアンプフィルタ13は、LF用変調器12により変調された信号に対してフィルタ処理と増幅処理を行う。またLF用送信アンテナ14は、アンプフィルタ13によりフィルタ処理と増幅処理が施された信号を無線信号として送信する。以下、LF用送信アンテナ14により送信された信号をLF無線信号という。
LF受信用・RF送信用携帯機3は、LF用受信アンテナ21、アンプフィルタ22、LF用復調器23、制御部24、XOR演算器25、RF用変調器26、アンプフィルタ27、RF用送信アンテナ28、メモリ29、および送信スイッチ30を備えている。
メモリ29は、LF受信用・RF送信用携帯機3に付与された識別情報であるIDコード、及びスペクトル拡散通信のための拡散符号を記憶する。また送信スイッチ30は、IDコードを送信するときに操作されるスイッチである。
そしてLF用受信アンテナ21は、LF送信用車載機2から送信されるLF無線信号を受信する。またアンプフィルタ22は、LF用受信アンテナ21により受信したLF無線信号に対してフィルタ処理と増幅処理を行う。またLF用復調器23は、アンプフィルタ22によりフィルタ処理と増幅処理が施されたLF無線信号を復調する。
さらに制御部24は、LF用復調器23により復調された応答要求信号を入力すると、メモリ29に記憶されているIDコードを含む応答信号を出力するとともに、メモリ29に記憶されている拡散符号を出力する。また制御部24は、送信スイッチ30が操作されると、応答信号と拡散符号を出力する。
そしてXOR演算器25は、制御部24から出力された応答信号を、制御部24から出力された拡散符号とXOR(Exclusive OR)演算することにより、応答信号が拡散変調された信号(以下、拡散変調信号ともいう)を生成する。またRF用変調器26は、XOR演算器25により生成された拡散変調信号をRF帯域の信号に変調する。またアンプフィルタ27は、RF用変調器26により変調された信号に対してフィルタ処理と増幅処理を行う。またRF用送信アンテナ28は、アンプフィルタ27によりフィルタ処理と増幅処理が施された信号を送信する。以下、RF用送信アンテナ28により送信された信号をRF無線信号という。
RF受信用車載機4は、RF用受信アンテナ41、フロントエンド42、A/D変換器43、RF用復調器44、スイッチ45、スライディング相関器46、拡散符号出力部47、同期検出部48、逆拡散部49、データ復調部50、ノイズ検出部51、スマート用拡散符号数指示信号作成部52、キーレス用拡散符号数指示信号作成部53、スイッチ54、及び制御部55を備えている。
RF用受信アンテナ41は、LF受信用・RF送信用携帯機3から送信されるRF無線信号を受信する。またフロントエンド42は、RF用受信アンテナ41が受信したRF無線信号に対してフィルタ処理と増幅処理を行うとともに、RF無線信号の周波数を低い周波数に変換する処理を行う。またA/D変換器43は、フロントエンド42が出力したアナログ信号をデジタル信号に変換する。またRF用復調器44は、A/D変換器43により変換されたデジタル信号を復調する。
またスイッチ45は、RF用復調器44から出力されたデジタル信号と、同期検出部48から出力されるスイッチ変更信号とを入力し、スイッチ変更信号に基づいて、入力信号の出力先を、スライディング相関器46または逆拡散部49の何れか一方に切り替える。
またスライディング相関器46は、RF用復調器44からスイッチ45を介して出力されるデジタル信号(以下、受信データという)と、拡散符号出力部47から出力される拡散符号と、スイッチ54から出力されて拡散符号のチップ数を指示する拡散符号数指示信号とを入力し、受信データと拡散符号との相関値特性を求める演算を行う。
具体的には、図2に示すように、拡散符号出力部47から出力された拡散符号SCと、拡散符号数指示信号が示すチップ数の受信データRDとについて、拡散符号SCのサンプルSA1と、このサンプルSA1に対応する受信データRDのサンプルSA2とのXOR演算を、拡散符号SCの全サンプルSA1について行い、演算された全XOR演算値の総和を出力する。
すなわち、拡散符号SCのチップ数をA[チップ]、受信データRDの拡散符号1チップ当たりのサンプリング数をB[サンプル/チップ]とすると、XOR演算の演算数は(A×B)であり、スライディング相関器46は、(A×B)個のXOR演算値が加算された値(以下、相関演算値ともいう)を出力する。以下、この処理を相関演算値算出処理ともいう。
そして、1個の相関演算値を出力した後に、受信データRDを1サンプルだけずらした上で、上記の相関演算値算出処理を繰り返す。なお、この繰り返しは、拡散符号1周期分を実行するまで続けられる。例えば、受信データRDの拡散符号1チップ当たりのサンプリング数がB[サンプル/チップ]であり、拡散符号1周期分のチップ数がC[チップ]である場合には、(B×C)回の相関演算値算出処理が行われる。
また拡散符号出力部47は、スマート用拡散符号数指示信号作成部52とキーレス用拡散符号数指示信号作成部53の何れか一方から、拡散符号のチップ数を指示する拡散符号数指示信号を入力し、この拡散符号数指示信号が示すチップ数(以下、指示チップ数という)の拡散符号を、スライディング相関器46及び逆拡散部49に出力する。なお拡散符号出力部47は、拡散符号1周期分のチップ数(以下、拡散符号1周期チップ数という)を有する拡散符号のデータを記憶しており、指示チップ数に応じた長さの拡散符号を出力する。例えば、拡散符号1周期分のチップ数をC[チップ]として、指示チップ数が(0.3×C)である場合には、拡散符号1周期チップ数を有する拡散符号の中から、(0.3×C)チップ分を抽出して出力する。また、指示チップ数が(4×C)である場合には、拡散符号1周期チップ数を有する拡散符号を4回繰り返して繋げたものを出力する。
また同期検出部48は、拡散符号1周期分の相関演算値を入力し、この相関演算値に基づいて、同期点を検出する。具体的には、図3に示すように、入力した相関演算値を入力順に並べた相関値特性RGのピークPKを検出し、このピークに相当する相関演算値を算出した時点を同期点とする。
そして同期検出部48は、同期点を検出できた場合には、同期点を示す同期点指示信号を逆拡散部49に出力するとともに、出力先を逆拡散部49に変更するスイッチ変更信号をスイッチ45に出力する。これによりスイッチ45は、RF用復調器44から入力したデジタル信号の出力先を、スライディング相関器46から逆拡散部49に切り替える。また同期検出部48は、同期点を検出できなかった場合には、その旨を示す同期未検出信号をキーレス用拡散符号数指示信号作成部53に出力する。
また逆拡散部49は、RF用復調器44からスイッチ45を介して出力されるデジタル信号(受信データ)と、拡散符号出力部47から出力される拡散符号と、同期検出部48から出力される同期点指示信号と、スイッチ54から出力されて拡散符号のチップ数を指示する拡散符号数指示信号を入力する。そして逆拡散部49は、同期点指示信号に基づいて同期を取りながら、拡散符号出力部47から出力される拡散符号と、拡散符号数指示信号が示すチップ数の受信データとを用いて逆拡散の演算を行う。
またデータ復調部50は、逆拡散部49で逆拡散されたデータを復調して、制御部55に出力する。
またノイズ検出部51は、LF送信用車載機2から出力されたスマート動作開始信号を入力し、スマート動作開始信号が入力されると、予め設定されているノイズ検出時間(例えば10ms)継続して、フロントエンド42から出力された信号のノイズレベルを検出し、この検出結果をスマート用拡散符号数指示信号作成部52に出力する。なおノイズ検出時間は、LF送信用車載機2が応答要求信号を送信してから、RF受信用車載機4が応答信号を受信するまでに要する時間を考慮して決定される。
またスマート用拡散符号数指示信号作成部52は、ノイズ検出部51から出力された検出結果を入力し、検出結果が入力されると、ノイズ検出部51が検出したノイズレベルに基づいて、拡散符号出力部47が出力する拡散符号の指示チップ数を決定し、この指示チップ数を示す拡散符号数指示信号を、スライディング相関器46、拡散符号出力部47、および逆拡散部49に出力する。なおスマート用拡散符号数指示信号作成部52は、ノイズレベルが高くなると指示チップ数が大きくなるように予め設定された対応関係に基づいて指示チップ数を決定する。本実施形態では、図4に示すように、ノイズレベルに応じて、指示チップ数A1,A2,A3の3段階(A1<A2<A3)で指示チップ数が変化するように構成されている。また本実施形態では、拡散符号1周期分のチップ数をC[チップ]として、A1=0.3×C、A2=1×C、A3=4×Cに設定されている。
またキーレス用拡散符号数指示信号作成部53は、同期検出部48から出力された同期未検出信号に基づいて、同期未検出信号が入力する毎に指示チップ数が大きくなるように、拡散符号出力部47が出力する拡散符号の指示チップ数を決定し、この指示チップ数を示す拡散符号数指示信号を、スライディング相関器46、拡散符号出力部47、および逆拡散部49に出力する。本実施形態では、同期未検出信号が入力する毎に、指示チップ数A1,A2,A3(A1<A2<A3)の順に指示チップ数が決定される。
またスイッチ54は、スマート用拡散符号数指示信号作成部52から出力された拡散符号数指示信号と、キーレス用拡散符号数指示信号作成部53から出力された拡散符号数指示信号と、LF送信用車載機2から出力されたスマート動作開始信号とを入力し、スマート動作開始信号に基づいて、拡散符号数指示信号の入力元を、スマート用拡散符号数指示信号作成部52またはキーレス用拡散符号数指示信号作成部53の何れか一方に切り替え、入力した拡散符号数指示信号を拡散符号出力部47に出力する。具体的には、スイッチ54は、スマート動作開始信号が入力されると、拡散符号数指示信号の入力元を、キーレス用拡散符号数指示信号作成部53からスマート用拡散符号数指示信号作成部52に切り替える。
また制御部55は、データ復調部50で復調されたデータからIDコードを抽出し、認証を実行する。そして認証に成功すると、制御部55は、各種機能を制御するために必要となる処理を実行する。なお、各種機能を制御する処理としては、ドアロックの制御に関する処理や、エンジンの始動制御に関する処理等を挙げることができるが、これらは、この種のスマートキーレスエントリシステムにおける周知の制御であり、本発明の要部とは直接関連しない事項になるので、これ以上の具体的な説明は省略する。
次に、このように構成されたスマートキーレスエントリシステム1において、スマートエントリ機能を利用するときの動作を以下に説明する。
まずLF送信用車載機2において、制御部11が、応答要求信号を含んだデータを出力する。そして、このデータが、LF用変調器12で変調されて、アンプフィルタ13に通されて、LF用送信アンテナ14へ入力される。これにより、LF無線信号がLF用送信アンテナ14から送信される。
またLF受信用・RF送信用携帯機3において、LF用受信アンテナ21がLF用送信アンテナ14を受信する。そして、受信された信号が、アンプフィルタ22に通され、LF用復調器23で復調され、その結果、応答要求信号を含んだデータが制御部24へ入力される。
制御部24は、応答要求信号を含んだデータが入力されると、応答信号と拡散符号を出力する。そして、出力された応答信号および拡散符号は、XOR演算器25へ入力され、XOR演算器25からの出力がRF用変調器26で変調されて、アンプフィルタ27に通されて、RF用送信アンテナ28へ入力される。これにより、RF無線信号がRF用送信アンテナ28から送信される。
またRF受信用車載機4において、RF用受信アンテナ41がRF無線信号を受信する。そして、受信された信号が、フロントエンド42に通され、A/D変換器43でデジタル信号に変換され、さらにA/D変換器43でデジタル信号に変換されて、RF用復調器44で復調される。RF用復調器44からの出力は、スイッチ45によって出力先が切り替えられるが、同期検出前の時点においては、RF用復調器44からの出力が、スイッチ45を介してスライディング相関器46へ入力される。
またノイズ検出部51は、スマート動作開始信号の入力を契機として、LF送信用車載機2が応答要求信号を出力した時点からノイズ検出時間(例えば10ms)継続して、フロントエンド42から出力された信号のノイズレベルを検出する。
その後にスマート用拡散符号数指示信号作成部52は、ノイズレベルに応じて決定された指示チップ数を示す拡散符号数指示信号を出力する。
またスイッチ54は、スマート動作開始信号の入力を契機として、LF送信用車載機2が応答要求信号を出力した時点から、信号入力元をスマート用拡散符号数指示信号作成部52に切り替える。これにより、スマート用拡散符号数指示信号作成部52から出力された拡散符号数指示信号が拡散符号出力部47に入力される。
さらに拡散符号出力部47は、入力した拡散符号数指示信号が示す指示チップ数の拡散符号を、スライディング相関器46及び逆拡散部49に出力する。
そしてスライディング相関器46は、受信データと、拡散符号出力部47から出力される拡散符号とを入力し、受信データと拡散符号との相関値特性を求める相関演算値算出処理を行う。このときスライディング相関器46は、拡散符号の指示チップ数をA[チップ]、受信データの拡散符号1チップ当たりのサンプリング数をB[サンプル/チップ]として、1回の相関演算値算出処理で、(A×B)個のXOR演算を行い、このXOR演算値の総和(相関演算値)を演算し、この相関演算値を同期検出部48に出力する。そして、1回の相関演算値算出処理が終了すると、受信データRDを1サンプルだけずらした上で、相関演算値算出処理を繰り返す。スライディング相関器46は、この相関演算値算出処理の繰り返しを、拡散符号1周期分のチップ数をC[チップ]として、(B×C)回実行する。
図5(a)は、相関演算値算出処理に用いる拡散符号と受信データの長さ、及び相関値特性を、指示チップ数A1,A2,A3毎に示す図である。
図5(a)に示すように、指示チップ数A1(=0.3×C)の場合には拡散符号と受信データに含まれるサンプル数は(0.3×C×B)であり(拡散符号SC1、受信データRD1を参照)、指示チップ数A2(=1×C)の場合には拡散符号と受信データに含まれるサンプル数は(1×C×B)であり(拡散符号SC2、受信データRD2を参照)、指示チップ数A3(=4×C)の場合には拡散符号と受信データに含まれるサンプル数は(4×C×B)である(拡散符号SC3、受信データRD3を参照)。すなわち、指示チップ数A1,A2,A3の順に、1回の相関演算値算出処理の演算で使用されるサンプル数が増加する。
一方、指示チップ数A1のときの相関値特性RG1のピークPK1と、指示チップ数A2のときの相関値特性RG2のピークPK2と、指示チップ数A3のときの相関値特性RG3のピークPK3とを比較すると、ピークPK1、ピークPK2、ピークPK3の順でピークが高くなる。すなわち、相関演算値算出処理の演算で使用するチップ数が増加するほど、ノイズの影響でピークを検出できなくなることが少なくなる。つまり、相関演算値算出処理の演算で使用するチップ数が増加し、演算で使用されるサンプル数が増加するほど、図5(b)に示すように、同期検出における耐ノイズ性が向上する。
そして同期検出部48は、スライディング相関器46から入力される拡散符号1周期分の相関演算値(相関値特性)に基づいて、同期点を検出する。
そして同期検出部48が同期点を検出すると、スイッチ45によって出力先が切り替えられ、RF用復調器44からの出力が、スイッチ45を介して逆拡散部49に入力される。
これにより逆拡散部49は、RF用復調器44からの出力と、拡散符号出力部47から出力される拡散符号とを用い、逆拡散を行い、逆拡散されたデータを出力する。
つまり、図6(a)に示すように、LF送信用車載機2が応答要求信号を出力した時点t1からノイズ検出時間(10ms)継続してノイズレベルを検出し(図中の処理S1を参照)、ノイズ検出時間が経過した時点t2から、同期検出および逆拡散を実行(図中の処理S2を参照)するように構成されている。
さらに逆拡散部49から出力されるデータがデータ復調部50で復調されて、制御部55へ伝送される。そして制御部55は、データ復調部50から出力されるデータに基づいて、各種機能を制御するために必要となる処理を実行する。
次に、スマートキーレスエントリシステム1において、キーレスエントリ機能を利用するときの動作を以下に説明する。
まずLF受信用・RF送信用携帯機3において、送信スイッチ30が操作されると、応答信号と拡散符号を出力する。そして、出力された応答信号および拡散符号は、XOR演算器25へ入力され、XOR演算器25からの出力がRF用変調器26で変調されて、アンプフィルタ27に通されて、RF用送信アンテナ28へ入力される。これにより、RF無線信号がRF用送信アンテナ28から送信される。
またRF受信用車載機4において、RF用受信アンテナ41がRF無線信号を受信する。そして、受信された信号が、フロントエンド42に通され、A/D変換器43でデジタル信号に変換され、さらにA/D変換器43でデジタル信号に変換されて、RF用復調器44で復調される。RF用復調器44からの出力は、スイッチ45によって出力先が切り替えられるが、同期検出前の時点においては、RF用復調器44からの出力が、スイッチ45を介してスライディング相関器46へ入力される。
またキーレス用拡散符号数指示信号作成部53は、まず、最小の指示チップ数A1を示す拡散符号数指示信号を拡散符号出力部47に出力する。なお、キーレスエントリ機能を利用する場合にはスマート動作開始信号が入力されないので、スイッチ54の信号入力元はキーレス用拡散符号数指示信号作成部53に切り替えられている。このため、キーレス用拡散符号数指示信号作成部53からの拡散符号数指示信号が拡散符号出力部47に入力される。
さらに拡散符号出力部47は、入力した拡散符号数指示信号が示す指示チップ数の拡散符号を、スライディング相関器46及び逆拡散部49に出力する。
そしてスライディング相関器46は、上記のスマートエントリの場合と同様にして、受信データと、拡散符号出力部47から出力される拡散符号とを入力し、拡散符号1周期分の相関演算値算出処理を行い、同期検出部48は、スライディング相関器46から入力される相関演算値に基づいて、同期点を検出する。
そして同期検出部48が同期点を検出した場合には、スイッチ45によって出力先が切り替えられ、RF用復調器44からの出力が、スイッチ45を介して逆拡散部49に入力される。これにより、逆拡散部49、データ復調部50、及び制御部55は、上記のスマートエントリの場合と同様の処理を行う。
一方、同期検出部48が同期点を検出できなかった場合には、同期検出部48から同期未検出信号が出力され、これにより、キーレス用拡散符号数指示信号作成部53は、これまでより1段階大きい指示チップ数(指示チップ数がA1であった場合には指示チップ数A2、指示チップ数がA2であった場合には指示チップ数A3)を示す拡散符号数指示信号を拡散符号出力部47に出力する。これにより、スライディング相関器46は、チップ数が増加した拡散符号を用いて再度、拡散符号1周期分の相関演算値算出処理を行う。
ところで、キーレスエントリ機能を利用するときには、RF受信用車載機4の暗電流を低減させるためにRF受信用車載機4は「Wake」状態と「Sleep」状態を繰り返している。このため、LF受信用・RF送信用携帯機3から送信されるRF無線信号は同じデータを数回繰り返すことで、RF受信用車載機4で確実にRF無線信号を受信できる通信フォーマットが採用されている。
このためRF受信用車載機4は、図6(b)に示すように、「Sleep」状態から「Wake」状態に遷移したときに、「Wake」状態の間に、指示チップ数をA1→A2→A3と順次変更して同期検出できるように構成されている。
図6(b)は、1フレームが100msであるデータが3回(以下、3つのフレームを早い順にフレーム1、フレーム2、フレーム3という)繰り返されたRF無線信号がLF受信用・RF送信用携帯機3から送信されるとともに、140msの「Sleep」状態と10msの「Wake」状態とが交互に繰り返される場合を示す。
フレーム1を受信しているときに「Wake」状態になった場合(図中の状態W1を参照)と、フレーム2を受信しているときに「Wake」状態になった場合(図中の状態W2を参照)には、「Wake」状態が継続する10msの間に、指示チップ数A1(=0.3bit)での同期検出と、指示チップ数A2(=1bit)での同期検出と、指示チップ数A3(=4bit)での同期検出を順次実行し、同期を検出できた時点で同期検出を終了する。これにより、最後のフレーム3を確実に受信することができる。なお、指示チップ数A1(=0.3bit)での同期検出では、1.3bit分のRF無線信号を受信する時間TR1と、同期を算出する時間TS1が必要であり、同様に、指示チップ数A2(=1bit)での同期検出では、2bit分のRF無線信号を受信する時間TR2と、同期を算出する時間TS2が、指示チップ数A3(=4bit)での同期検出では、5bit分のRF無線信号を受信する時間TR3と、同期を算出する時間TS3が必要である(図中の指示n1を参照)。他の実施例として、図6(c)を示す。5bit分のRF無線信号を受信し、メモリまたはレジスタにデータ蓄積しながら、1.3ビット受信後に指示チップ数A1の同期検出を実施し、同期が検出できない場合は、2.0ビット受信後に指示チップ数A2の同期検出を実施し、さらに同期が検出できない場合は、5.0ビット受信後に指示チップ数A3の同期検出を実施することで、TR1及びTR2の時間を短縮できる。
このように構成されたスマートキーレスエントリシステム1では、まずRF用受信アンテナ41がRF無線信号を受信し、RF用復調器44が、RF無線信号を、スペクトル拡散変調されたスペクトル拡散信号に復調する。そしてスライディング相関器46が、予め設定された指示チップ数の拡散符号と、RF用復調器44により復調されたスペクトル拡散信号との相関値特性を算出し、さらに同期検出部48が、スライディング相関器46の算出結果に基づいて、拡散符号と、RF用復調器44により復調されたスペクトル拡散信号との同期点を検出する。その後に逆拡散部49が、同期検出部48による検出結果に基づいて、RF用復調器44により復調されたスペクトル拡散信号を逆拡散する。
またノイズ検出部51が、RF用受信アンテナ41により受信されたRF無線信号のノイズレベルを検出し、スマート用拡散符号数指示信号作成部52が、ノイズ検出部51の検出結果に基づいて、ノイズレベルと指示チップ数との間で正の相関を有するように、指示チップ数を設定する。
したがって、受信されたRF無線信号のノイズレベルが小さくなると、相関値特性の算出に用いる拡散符号のチップ数を小さくすることができる。すなわち、ノイズレベルが小さくなると、相関値特性を算出するための演算数を低減させることができる。なぜならば、1周期の相関値特性を構成する各1点の相関値を算出するために、通常、1周期分の拡散符号と1周期分の復調されたスペクトル拡散信号を用いるが、このときの耐ノイズ性能(S/N)は、ノイズレベルが小さいときは、オーバースペックのため、拡散符号のチップ数を小さくしても同期が検出できるためである。
このため、ノイズレベルにかかわらずチップ数を一般的な値で固定して相関値特性を算出する場合と比較して、チップ数を一般的な値より小さくして相関値特性を算出する頻度が増加するため、全体として、相関値特性を算出するための演算数を低減することができ、これにより、RF受信用車載機4の消費電流を低減することができる。
なお、指示チップ数が大きくなるほど、相関値特性において同期点での相関値が大きくなる。すなわち、指示チップ数が大きいほど、同期点検出において、RF無線信号に含まれるノイズの影響を受け難くなる。換言すると、RF無線信号に含まれるノイズレベルが小さいときには、指示チップ数が小さい場合でも同期点検出が可能である。そして、RF受信用車載機4では、ノイズレベルと指示チップ数との間で正の相関を有するように、指示チップ数を設定している。すなわち、ノイズレベルに応じて、同期点検出が可能な指示チップ数を設定しているので、指示チップ数を小さくすることによって、同期点が検出できなくなる状況の発生を最小限に抑制することができる。
以上より、RF受信用車載機4によれば、相関値特性の算出に用いる拡散符号の指示チップ数を変化させることにより、拡散符号のチップレートを変化させることなく、スペクトル拡散通信における消費電流を低減させることができる。
またノイズ検出部51は、LF送信用車載機2が応答要求信号を送信してから、RF用受信アンテナ41がRF無線信号を受信するまでの時間として予め設定されたノイズ検出時間が経過するまでの間、ノイズレベルを検出する。これにより、RF用受信アンテナ41により受信された信号の中からノイズを抽出するという処理を行うことなく、ノイズレベルを検出することができる。
また同期検出部48が、同期点を検出することができたか否かを判断し、同期点を検出できなかったと判断した場合に、キーレス用拡散符号数指示信号作成部53は、同期点を検出できなかったとの判断を行ったときよりも指示チップ数が大きくなるように指示チップ数を設定する。
したがって、小さい指示チップ数から相関値特性を算出し、同期点を検出できなかった場合には、指示チップ数を順次大きくして相関値特性を算出し、同期点を検出できた場合には、その時点で相関値特性の算出を終了することができる。
このため、ノイズレベルにかかわらずチップ数を一般的な値で固定して相関値特性を算出する場合と比較して、拡散符号数を一般的な値より小さくして相関値特性を算出する頻度が増加するため、全体として、相関値を算出するための演算数を低減することができ、これにより、RF受信用車載機4の消費電流を低減することができる。
以上説明した実施形態において、RF受信用車載機4は本発明におけるスペクトル拡散通信用受信機、RF用受信アンテナ41は本発明における受信手段、RF用復調器44は本発明における復調手段、スライディング相関器46は本発明における相関値算出手段、同期検出部48は本発明における同期検出手段、逆拡散部49は本発明における逆拡散手段、ノイズ検出部51は本発明におけるノイズレベル検出手段、スマート用拡散符号数指示信号作成部52は本発明における第1拡散符号数設定手段、LF受信用・RF送信用携帯機3は本発明における送信装置、LF送信用車載機2は本発明における送信手段、同期検出部48は本発明における同期判断手段、キーレス用拡散符号数指示信号作成部53は本発明における第2拡散符号数設定手段である。
また、拡散符号1周期チップ数は本発明における所定拡散符号数、指示チップ数は本発明における算出拡散符号数、応答要求信号は本発明における送信要求信号、ノイズ検出時間は本発明における受信待機時間である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、スライディング相関器46を用いて相関値特性を算出するものを示したが、スライディング相関器46の代わりにマッチドフィルタを用いてもよい。
また上記実施形態においては、ノイズレベルに応じて指示チップ数が段階的に変化するものを示したが、指示チップ数を連続的に変化させるようにしてもよい。
また上記実施形態において、スマートキーレスエントリシステムであるが、スマートエントリシステム及びキーレスエントリシステムの単独の実施形態も可能である。
また上記実施形態において、受信手段が受信する無線信号を送信する送信装置に対して、無線信号の送信を要求するための送信要求信号を送信する無線信号にLFを用いたが、他の周波数帯の無線信号を用いても可能である。
また上記実施形態において、RF受信用車載機4の復調器44は、A/Dの後段で実施しているが、A/Dの前段でアナログ復調してもよい。
1…スマートキーレスエントリシステム、2…LF送信用車載機、3…LF受信用・RF送信用携帯機、4…RF受信用車載機、11…制御部、12…LF用変調器、13…アンプフィルタ、14…LF用送信アンテナ、21…LF用受信アンテナ、22…アンプフィルタ、23…LF用復調器、24…制御部、25…XOR演算器、26…RF用変調器、27…アンプフィルタ、28…RF用送信アンテナ、29…メモリ、30…送信スイッチ、41…RF用受信アンテナ、42…フロントエンド、43…A/D変換器、44…RF用復調器、45…スイッチ、46…スライディング相関器、47…拡散符号出力部、48…同期検出部、49…逆拡散部、50…データ復調部、51…ノイズ検出部、52…スマート用拡散符号数指示信号作成部、53…キーレス用拡散符号数指示信号作成部、54…スイッチ、55…制御部

Claims (2)

  1. 無線信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された無線信号を、スペクトル拡散変調されたスペクトル拡散信号に復調する復調手段と、
    前記スペクトル拡散信号の1ビット分に相当する所定拡散符号数を有する拡散符号を一周期拡散符号とし、この一周期拡散符号についての予め設定された算出拡散符号数分の拡散符号と、前記復調手段により復調された前記スペクトル拡散信号との相関値特性を算出する相関値算出手段と、
    前記相関値算出手段の算出結果に基づいて、前記拡散符号と、前記復調手段により復調された前記スペクトル拡散信号との同期点を検出する同期検出手段と、
    前記同期検出手段による検出結果に基づいて、前記復調手段により復調された前記スペクトル拡散信号を逆拡散する逆拡散手段と、
    前記受信手段により受信された無線信号のノイズレベルを検出するノイズレベル検出手段と、
    前記ノイズレベル検出手段の検出結果に基づいて、前記ノイズレベルと前記算出拡散符号数との間で正の相関を有するように前記算出拡散符号数を設定する第1拡散符号数設定手段と
    前記受信手段が受信する前記無線信号を送信する送信装置に対して、前記無線信号の送信を要求するための送信要求信号を送信する送信手段を備え、
    前記ノイズレベル検出手段は、
    前記送信手段が前記送信要求信号を送信してから、前記受信手段が前記無線信号を受信するまでの時間として予め設定された受信待機時間が経過するまでの間、前記ノイズレベルを検出する
    ことを特徴とするスペクトル拡散通信用受信機。
  2. 無線信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された無線信号を、スペクトル拡散変調されたスペクトル拡散信号に復調する復調手段と、
    前記スペクトル拡散信号の1ビット分に相当する所定拡散符号数を有する拡散符号を一周期拡散符号とし、この一周期拡散符号についての予め設定された算出拡散符号数分の拡散符号と、前記復調手段により復調された前記スペクトル拡散信号との相関値特性を算出する相関値算出手段と、
    前記相関値算出手段の算出結果に基づいて、前記拡散符号と、前記復調手段により復調された前記スペクトル拡散信号との同期点を検出する同期検出手段と、
    前記同期検出手段による検出結果に基づいて、前記復調手段により復調された前記スペクトル拡散信号を逆拡散する逆拡散手段と、
    前記同期検出手段が前記同期点を検出することができたか否かを判断する同期判断手段と、
    前記同期検出手段が前記同期点を検出できなかったと前記同期判断手段が判断した場合に、前記同期判断手段がこの判断を行ったときよりも前記算出拡散符号数が大きくなるように前記算出拡散符号数を設定する第2拡散符号数設定手段と
    備え、
    「Wake」状態と「Sleep」状態を繰り返しており、前記「Sleep」状態から前記「Wake」状態に遷移したときに、前記「Wake」状態の間に、前記第2拡散符号数設定手段が設定することができる全ての前記算出拡散符号数について、前記算出拡散符号数が小さいものから前記算出拡散符号数を順次変更して、前記受信手段による前記無線信号の受信と前記同期検出手段による前記同期点の検出を行うように構成されている
    ことを特徴とするスペクトル拡散通信用受信機。
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