JP5349249B2 - ゴム製品の識別方法、ゴム製品、ゴム製品識別装置 - Google Patents

ゴム製品の識別方法、ゴム製品、ゴム製品識別装置 Download PDF

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本発明は、ゴム製品の識別方法、ゴム製品、ゴム製品識別装置に関するものである。
従来、Oリングは、安価で手軽なシール材として幅広く使用されているが、その単純な形状と見た目のため、区別がつきにくい。また、表面に識別情報を刻印することは、余計な凸凹を設けることとなり、シール性を保つことが出来なくなるし、細径であることと異物となり得ることから、印刷も敬遠されている。このため、製造元、製造年、製造ロットなどの製品情報を、容易で確実に識別できる識別方法が望まれている。そこで、例えば、特許文献1に記載されたように、高分子材料に関する情報が関連付けられた元素番号31から元素番号88までの放射性元素等からなる情報提示物質を高分子材料に含有させ、該高分子材料に含有される情報提示物質の種類及び含有量を測定して高分子材料を識別するものが提案されている。
特開2002−336798号公報
しかしながら、前述の特許文献1の技術では、情報提示物質を元素番号31から元素番号88までのランタノイド系元素、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロビウム、ガドリニウム、テルビウム、ホルミウム等の放射性元素等により構成したので取り扱いに注意を要するし、製品としての安全性に不安があった。また、特許文献1で使用される蛍光X線検出器を用いてOリングを測定した場合、X線が照射される検出テーブルの孔の全面をOリングで塞げないために2次的に発生する蛍光X線の検出量が減少したり、Oリングの周面にX線が照射されるため2次的に発生する蛍光X線の検出量が減少するため蛍光X線検出器による検出誤差が生じるといった問題があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、ゴム製品に含まれることが無く、無害な識別用元素を利用してOリング等の形状に起因する蛍光X線分析装置の検出誤差を補うことが出来るゴム製品の識別方法、それが適用可能なゴム製品、並びにゴム製品識別装置を提供せんとするものである。
前記目的を達成するための本発明に係るゴム製品の識別方法の第1の構成は、ゴム製品の識別方法であって、製作するゴム製品の基材に対して該ゴム製品が求められる機能に影響を与えない範囲で、異なる複数の識別用元素を配合すると共に、それぞれの識別用元素は、蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る3倍以上の倍率で異なる複数の配合率が設定され、その設定された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品に関する識別情報が関連付けられ、前記異なる複数の識別用元素を配合したゴム製品を蛍光X線分析装置により分析し、その分析により検出された識別用元素の互いの配合率から該ゴム製品に関する識別情報を認識して該ゴム製品を識別することを特徴とする。
また、本発明に係るゴム製品の識別方法の第の構成は、前記ゴム製品の識別方法の第1の構成において、前記識別用元素は、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、タングステン(W)、バリウム(Ba)、チタン(Ti)のうちから少なくとも2つが選択されることを特徴とする。
また、本発明に係るゴム製品は、製作するゴム製品の基材に対して該ゴム製品が求められる機能に影響を与えない範囲で、異なる複数の識別用元素が配合され、それぞれの識別用元素は、蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る3倍以上の倍率で異なる複数の配合率が設定され、その設定された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品に関する識別情報が関連付けられたことを特徴とする。
また、本発明に係るゴム製品識別装置は、製作するゴム製品の基材に対して該ゴム製品が求められる機能に影響を与えない範囲で、異なる複数の識別用元素が配合され、それぞれの識別用元素は、蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る3倍以上の倍率で異なる複数の配合率が設定され、その設定された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品に関する識別情報が関連付けられたゴム製品の少なくとも前記識別用元素を分析し得る蛍光X線分析装置と、前記蛍光X線分析装置の分析により検出された前記異なる複数の識別用元素の互いの配合率を算出する配合率算出手段と、前記異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して前記ゴム製品に関する識別情報が関連付けられて記憶された識別用データベースと、前記配合率算出手段により算出された前記異なる複数の識別用元素の互いの配合率に基づいて前記識別用データベースに記憶された前記ゴム製品に関する識別情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係るゴム製品の識別方法の第1の構成によれば、識別用元素は、蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る3倍以上の倍率で異なる複数の配合率が設定されるため蛍光X線分析装置による検出誤差を補って確実に判別できる。また、異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品に関する識別情報が関連付けられるためゴム製品の基材に対する配合量を少なくすることが出来、ゴム製品が求められる機能に影響を与えない。
また、蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る倍率として、それぞれの識別用元素の配合率として3倍以上の倍率で異なる複数の配合率を設定したことで、Oリングを測定した場合にX線が照射される検出テーブルに設けられた検出穴の全面をOリングで塞げないために2次的に発生する蛍光X線の検出量が減少したり、Oリングの周面にX線が照射されるため2次的に発生する蛍光X線の検出量が減少することに起因して蛍光X線分析装置による識別用元素の蛍光X線の検出量結果に2倍程度の誤差が生じたとしてもこれを許容して正確に識別できる。
また、本発明に係るゴム製品の識別方法の第2の構成によれば、識別用元素として、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、タングステン(W)、バリウム(Ba)、チタン(Ti)のうちから少なくとも2つを選択して使用するため、無害であり、炭化水素やフッ素化合物からなるゴム製品に配合されない元素であるので正確に識別できる。
また、本発明に係るゴム製品によれば、異なる複数の識別用元素を配合したゴム製品を蛍光X線分析装置により分析し、その分析により検出された識別用元素の互いの配合率から該ゴム製品に関する識別情報を認識して該ゴム製品を容易に識別することができる。
また、本発明に係るゴム製品識別装置によれば、蛍光X線分析装置の分析により検出された異なる複数の識別用元素の互いの配合率を配合率算出手段により算出し、その算出された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に基づいて識別用データベースに記憶されたゴム製品に関する識別情報を出力手段により出力してゴム製品を容易に自動識別することができる。
本発明に係るゴム製品識別装置の構成を示す模式図である。 Oリングを測定した場合に蛍光X線分析装置による識別用元素の蛍光X線の検出量結果に2倍程度の誤差が生じた様子を説明する図である。 蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る倍率として、それぞれの識別用元素の配合率として3倍以上の倍率で異なる複数の配合率を設定し、異なる複数の識別用元素の互いの配合率に基づいて識別用データベースに記憶されたゴム製品に関する識別情報の一例を示す図である。 フッ素ゴム製Oリング製品の基材1kgに対して、識別用元素として酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)をそれぞれ0.1gづつ配合した場合の蛍光X線分析装置による各識別用元素の蛍光X線の定量分析結果を示す図である。 フッ素ゴム製Oリング製品の基材1kgに対して、識別用元素として酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)をそれぞれ0.1gづつ配合した場合の蛍光X線分析装置による各識別用元素の蛍光X線の定量分析結果を示す図であり、(a)はエネルギー準位が0keV〜40keVの範囲を示し、(b)はエネルギー準位が0keV〜15keVの範囲を拡大して示したものである。
図により本発明に係るゴム製品の識別方法、それが適用可能なゴム製品、並びにゴム製品識別装置の一実施形態を具体的に説明する。
図1において、1は本発明に係るゴム製品識別装置であり、製作するOリング等のゴム製品2の基材に対して該ゴム製品2が求められる機能に影響を与えない範囲で、異なる複数の識別用元素として、酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)が所定の配合率で配合される。尚、異なる複数の識別用元素として、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、タングステン(W)、バリウム(Ba)、チタン(Ti)のうちから少なくとも2つを選択し所定の配合率で配合することでも良いし、他にも無害であり、ゴム製品2に配合されない元素を適宜選択することが出来る。
識別用元素となる酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)のそれぞれは、蛍光X線分析装置3による検出誤差を補い得る倍率で異なる複数の配合率が設定される。本実施形態では、図3に示すように、蛍光X線分析装置3による検出誤差を補い得る倍率として、酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)のそれぞれについて、各識別用元素毎にそれぞれ3倍以上の倍率で異なる複数の配合率を設定したものである。
図3に示すように、酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)についてはそれぞれフッ素ゴムの基材1kgに対して0.03g、0.1g、0.3gの3種類の配合率を設定し、基準となる硼化タングステン(WB)についてはフッ素ゴムの基材1kgに対して0.1gの1種類の配合率を設定したものである。
そして、その設定された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品2に関する識別情報が関連付けられている。例えば、図3に示されたように、ゴム製品2に関する識別情報として、製造年に基づいて製造年から1年目、2年目、…、8年目、9年目が経過したゴム製品2であるという識別情報が設定され、1年目の酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)のそれぞれの配合率は、フッ素ゴムの基材1kgに対してそれぞれ0.03g、0.03g、0.1gの配合率が設定される。2年目の酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)のそれぞれの配合率は、フッ素ゴムの基材1kgに対してそれぞれ0.1g、0.03g、0.1gの配合率が設定される。3年目〜9年目の酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)のそれぞれの配合率も同様に、フッ素ゴムの基材1kgに対してそれぞれ図3に示された各g数の配合率が設定される。
尚、本実施形態では、ゴム製品2に関する識別情報として、製造年からの経過年数を一例としたが、他にも製造元、製造年、型番、製造ロット、配合組成、用途等の製品管理上、必要とされる種々の識別情報を設定することが出来る。
3はゴム製品2の少なくとも識別用元素としての酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)を分析し得る蛍光X線分析装置であり、例えば、株式会社島津製作所製の島津エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX-720/800HS/900HS)が採用できる。このような装置では、図1に示すように、Oリングからなるゴム製品2を測定した場合、X線が照射される検出テーブル4に設けられた検出穴4aの全面をOリングで塞げないために2次的に発生する蛍光X線の検出量が減少したり、Oリングの周面にX線が照射されるため2次的に発生する蛍光X線の検出量が減少するため蛍光X線分析装置3による検出誤差が生じる。図2はフッ素ゴムの基材1kgに対して酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)をそれぞれ0.1g配合した場合について、シート形状としたゴム製品2の中央部、各端部、JIS玉形状としたゴム製品2、Oリングからなるゴム製品2、キュラスト片からなるゴム製品2をそれぞれ株式会社島津製作所製の島津エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX-720/800HS/900HS)を用いて酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)の1秒間にカウントされる蛍光X線強度を示す。図2に示すように、ゴム製品2の形状によって1秒間にカウントされる蛍光X線強度は2倍程度の違いが現れることが分かる。そこで、本実施形態では、蛍光X線分析装置3による検出誤差を補い得る倍率として、酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)のそれぞれについて、各識別用元素毎にそれぞれ3倍以上の倍率で異なる複数の配合率を設定したものであり、ゴム製品2の形状によって1秒間にカウントされる蛍光X線強度が2倍程度の違いによる誤差を、3倍以上の倍率で異なる配合率を設定することにより解消し、正確に識別できるものとした。
蛍光X線分析装置3において、5は検出器6を冷却するための液体窒素タンクであり、7は検出テーブル4上に載置されたゴム製品2に検出穴4aからX線を照射するためのX線管7である。8はゴム製品2が収容されるチャンバーであり、該チャンバー8内を真空状態にしてX線の減衰が少ない状態で測定することも出来るが、ゴム製品2と検出器6との距離が短くX線の減衰が少ないためチャンバー8内を大気中状態で測定することも可能である。
蛍光X線分析装置3の検出器6により検出された異なる複数の識別用元素となる酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)の1秒間にカウントされる蛍光X線強度情報は制御部となるCPU(中央演算装置)9に送られて、配合率算出手段となる配合率算出部10により異なる複数の識別用元素の互いの配合率を算出する。
一方、識別用データベース11には、図3に示すように、異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応してゴム製品2に関する識別情報が関連付けられて記憶されている。そして、配合率算出部10により算出された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に基づいて識別用データベース11に記憶されたゴム製品2に関する識別情報が出力手段となる出力部12により出力される。CPU9、配合率算出部10、識別用データベース11及び出力部12は公知のコンピュータシステムにより適宜構築される。
図4及び図5は、図3に示す製造年から5年目が経過したゴム製品2であるという識別情報が設定され、異なる複数の識別用元素として、酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、硼化タングステン(WB)のそれぞれの配合率が、フッ素ゴムの基材1kgに対してそれぞれ0.1g、0.1g、0.1gの配合率が設定された株式会社森清化工製のOリング(NEXUS-217)の定量分析結果の一例である。
即ち本発明に係るゴム製品2の識別方法は、製作するゴム製品2の基材に対して該ゴム製品2が求められる機能に影響を与えない範囲で、異なる複数の識別用元素を配合すると共に、それぞれの識別用元素は、蛍光X線分析装置3による検出誤差を補い得る倍率で異なる複数の配合率が設定され、その設定された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品2に関する識別情報が関連付けられ、異なる複数の識別用元素を配合したゴム製品2を蛍光X線分析装置3により分析し、その分析により検出された識別用元素の互いの配合率から該ゴム製品2に関する識別情報を認識して該ゴム製品2を識別する。
これにより、識別用元素は、蛍光X線分析装置3による検出誤差を補い得る倍率で異なる複数の配合率が設定されるため蛍光X線分析装置3による検出誤差を補って確実に判別できる。また、異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品2に関する識別情報が関連付けられるためゴム製品2の基材に対する配合量を少なくすることが出来、ゴム製品2が求められる機能に影響を与えない。
また、識別用元素として、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、タングステン(W)、バリウム(Ba)、チタン(Ti)のうちから少なくとも2つを選択して使用するため、無害であり、炭化水素やフッ素化合物からなるゴム製品2に配合されない元素であるので正確に識別できる。
また、蛍光X線分析装置3による検出誤差を補い得る倍率として、それぞれの識別用元素の配合率として3倍以上の倍率で異なる複数の配合率を設定したことで、Oリングを測定した場合にX線が照射される検出テーブル4に設けられた検出穴4aの全面をOリングで塞げないために2次的に発生する蛍光X線の検出量が減少したり、Oリングの周面にX線が照射されるため2次的に発生する蛍光X線の検出量が減少することに起因して蛍光X線分析装置3による識別用元素の蛍光X線の検出量結果に2倍程度の誤差が生じたとしてもこれを許容して正確に識別できる。
また、このようなゴム製品2によれば、異なる複数の識別用元素を配合したゴム製品2を蛍光X線分析装置3により分析し、その分析により検出された識別用元素の互いの配合率から該ゴム製品2に関する識別情報を認識して該ゴム製品2を容易に識別することができる。
また、ゴム製品識別装置1によれば、蛍光X線分析装置3の分析により検出された異なる複数の識別用元素の互いの配合率を配合率算出部10により算出し、その算出された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に基づいて識別用データベース11に記憶されたゴム製品2に関する識別情報を出力部12により出力してゴム製品2を容易に自動識別することができる。
本発明の活用例として、ゴム製品の識別方法、ゴム製品、ゴム製品識別装置に適用できる。
1 …ゴム製品識別装置
2 …ゴム製品
3 …蛍光X線分析装置
4 …検出テーブル
4a …検出穴
5 …液体窒素タンク
6 …検出器
7 …X線管
8 …チャンバー
9 …CPU
10 …配合率算出部
11 …識別用データベース
12 …出力部

Claims (4)

  1. ゴム製品の識別方法であって、
    製作するゴム製品の基材に対して該ゴム製品が求められる機能に影響を与えない範囲で、異なる複数の識別用元素を配合すると共に、それぞれの識別用元素は、蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る3倍以上の倍率で異なる複数の配合率が設定され、その設定された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品に関する識別情報が関連付けられ、
    前記異なる複数の識別用元素を配合したゴム製品を蛍光X線分析装置により分析し、その分析により検出された識別用元素の互いの配合率から該ゴム製品に関する識別情報を認識して該ゴム製品を識別することを特徴とするゴム製品の識別方法。
  2. 前記識別用元素は、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、タングステン(W)、バリウム(Ba)、チタン(Ti)のうちから少なくとも2つが選択されることを特徴とする請求項1に記載のゴム製品の識別方法。
  3. 製作するゴム製品の基材に対して該ゴム製品が求められる機能に影響を与えない範囲で、異なる複数の識別用元素が配合され、それぞれの識別用元素は、蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る3倍以上の倍率で異なる複数の配合率が設定され、その設定された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品に関する識別情報が関連付けられたことを特徴とするゴム製品。
  4. 製作するゴム製品の基材に対して該ゴム製品が求められる機能に影響を与えない範囲で、異なる複数の識別用元素が配合され、それぞれの識別用元素は、蛍光X線分析装置による検出誤差を補い得る3倍以上の倍率で異なる複数の配合率が設定され、その設定された異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して該ゴム製品に関する識別情報が関連付けられたゴム製品の少なくとも前記識別用元素を分析し得る蛍光X線分析装置と、
    前記蛍光X線分析装置の分析により検出された前記異なる複数の識別用元素の互いの配合率を算出する配合率算出手段と、
    前記異なる複数の識別用元素の互いの配合率に対応して前記ゴム製品に関する識別情報が関連付けられて記憶された識別用データベースと、
    前記配合率算出手段により算出された前記異なる複数の識別用元素の互いの配合率に基づいて前記識別用データベースに記憶された前記ゴム製品に関する識別情報を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とするゴム製品識別装置。
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