JP5347618B2 - 動作検出システム及び動作検出システムの制御方法 - Google Patents

動作検出システム及び動作検出システムの制御方法 Download PDF

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本発明は、動作検出システム及び動作検出システムの制御方法に関する。
従来、身体の動作をセンサーを用いて検出する様々な装置が提供されている。例えば、下記の特許文献1では、身体の所定の部位の動作を検出し、それに基づいて健康等の情報を得るために、図17に示す構成の身体動作センシング装置を提案している。この身体動作センシング装置は、運動センシングモジュール9と指示信号選択装置21等よりなり、運動センシングモジュール9は、振動ジャイロや加速度センサー等の運動センサー3を含んでいる。そして、運動センシングモジュール9を身体に装着することによって、身体の所定の方向の角速度又は所定の方向の直線加速度を含む複数の運動情報を計測し、その計測結果を複数の運動情報信号として出力している。また、この運動センシングモジュール9を携帯電話に内蔵させて、携帯電話を軽く連続して叩いたり、何回か強めに振ったりすると、その信号を通常の運動の信号と区別して制御信号であると判断し、機器の機能を素早く切り替えたり電源をオンオフさせたりすることを可能にしている。
また、下記の特許文献2では、図18に示す携帯電話の構成により、ユーザーの日常生活の中でユーザーの状態に対応した生体情報を計測及び記録することを可能にしている。この携帯電話は、3Dモーションセンサー410であるGセンサー420(加速時計)やジャイロセンサー430、ストレインゲージ440,450と、これらセンサーで取得される信号の処理部とからなる装着・姿勢・動作検知部400を備えている。装着・姿勢・動作検知部400は、携帯電話のユーザーが、携帯電話を身につけているか、いないかを検知する装着検知機能を有している。また、装着・姿勢・動作検知部400は、携帯電話を装着しているユーザーがどのような姿勢(寝ているのか、起きているのか)でいるのかを検知する姿勢検知機能を有している。また、装着・姿勢・動作検知部400は、携帯電話を装着しているユーザーがどのような動作を行っているのかを検知する動作検知機能を有している。
特開2001−198110号公報 特開2008−229092号公報
しかしながら、上記の特許文献1及び特許文献2では、身体の動作を各種のセンサーを用いて検出しているが、高度情報が要求されるようなアプリケーションには適応していないという問題があった。例えば、加速度センサーでは、身体の動作として腕を持ち上げたときなどに、その動作を検出することができるが、腕をどの高さまで持ち上げたのかまでは検出することができない。また、例えば携帯電話に各種のセンサーを搭載して携帯電話のユーザーの動作を検出する場合、携帯電話の高度に基づいて、ユーザーがどのような動作状態にあるのかを判断することもできない。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]携帯装置と、前記携帯装置と通信が可能な情報処理装置と、を含む動作検出システムであって、前記携帯装置は、当該携帯装置の位置している高度を検出する高度検出部と、前記検出した高度を示す高度情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と、を有し、前記情報処理装置は、前記携帯装置から送信された前記高度情報を受信する受信部と、前記受信した高度情報に基づいて、前記携帯装置の高度が異なる高度に変わったときの高度差を計測する高度差計測部と、前記計測した高度差に基づいて、前記携帯装置を携帯しているユーザーの動作状態を判断する判断部と、前記判断したユーザーの動作状態を出力する出力部と、を有し、前記判断部は、前記ユーザーの昇降動作に伴って前記携帯装置に前記高度差が生じる場合、前記ユーザーの動作状態を判断しないことを特徴とする動作検出システム。
上記した動作検出システムによれば、携帯装置から、当該携帯装置の高度を示す高度情報を情報処理装置へ送信する。情報処理装置では、携帯装置から送信された高度情報を受信して携帯装置の高度差を計測する。そして、判断部が、携帯装置の高度差に基づいて携帯装置の動作状態を判断する。ユーザーの動作に伴って携帯装置に高度差が生じる現象を利用することにより、携帯装置の高度差に基づいてユーザーの動作状態を判断することができる。これにより、携帯装置のユーザーが、現在、携帯装置をどのように扱っているのかを容易に把握することが可能になる。
また、上記した動作検出システムによれば、ユーザーが、例えば歩行及び走行するときや、階段を上り下りするときや、エレベーターやエスカレーターに乗ったときなどに、ユーザーの身体に昇降動作が生じる。このときの昇降動作による携帯装置の高度差を除外してユーザーの動作状態を判断することができる。これにより、携帯装置を扱うユーザーの動作状態を正確に判断することができる。
[適用例]前記携帯装置は、前記携帯装置の姿勢角度を検出する角度検出部を更に有し、前記携帯装置の送信部は、前記検出した姿勢角度を示す角度情報を前記情報処理装置へ送信し、前記情報処理装置の受信部は、前記携帯装置から送信された前記角度情報を受信し、前記情報処理装置の判断部は、前記受信した角度情報に基づいて前記ユーザーの動作状態を判断する上記動作検出システム。
上記した動作検出システムによれば、携帯装置から受信した角度情報に基づいて、判断部がユーザーの動作状態を判断する。この角度情報は、ユーザーが扱う携帯装置の姿勢角度を示すことから、そのときのユーザーの動作状態を更に正確に判断することができる。
[適用例]前記携帯装置は、前記携帯装置の加速度を検出する加速度検出部を更に有し、前記携帯装置の送信部は、前記検出した加速度を示す加速度情報を前記情報処理装置へ送信し、前記情報処理装置の受信部は、前記携帯装置から送信された前記加速度情報を受信し、前記情報処理装置の判断部は、前記受信した加速度情報に基づいて前記ユーザーの動作状態を判断する上記動作検出システム。
上記した動作検出システムによれば、携帯装置から受信した加速度情報に基づいて、判断部がユーザーの動作状態を判断する。この加速度情報は、携帯装置が移動したときの加速度を示すことから、そのときのユーザーの動作状態を更に正確に判断することができる。
[適用例]前記携帯装置は、位置情報衛星の衛星電波を利用して前記携帯装置の位置を測位する測位部を更に有し、前記携帯装置の送信部は、前記測位した前記携帯装置の位置を示す測位情報を前記情報処理装置へ送信し、前記情報処理装置の受信部は、前記携帯装置から送信された前記測位情報を受信し、前記情報処理装置の出力部は、前記受信した測位情報に基づいて、前記ユーザーの位置する情報を出力する上記動作検出システム。
上記した動作検出システムによれば、携帯装置から受信した測位情報に基づいて、出力部が、ユーザーの動作状態と共に、そのときのユーザーの位置を出力することができる。これにより、携帯装置を扱うユーザーについて更に詳細な情報を得ることができる。
[適用例]前記携帯装置は携帯電話であって、前記情報処理装置の判断部は、前記ユーザーが、前記携帯電話を操作中及び通話中を含む動作状態の判断を行う上記動作検出システム。
上記した動作検出システムによれば、携帯電話のユーザーの動作状態について、現在、ユーザーが携帯電話を操作中であるか、あるいは通話中であるかを特定することができる。
[適用例]前記携帯装置は遊技機であって、前記情報処理装置の判断部は、前記ユーザーが、前記遊技機を操作中を含む動作状態の判断を行う上記動作検出システム。
上記した動作検出システムによれば、遊技機のユーザーの動作状態について、現在、ユーザーが遊技機を操作中であるかを特定することができる。
[適用例]携帯装置と、前記携帯装置と通信が可能な情報処理装置と、を含む動作検出システムであって、前記携帯装置は、当該携帯装置の位置している高度を検出する高度検出部と、前記検出した高度を示す高度情報を記憶する記憶部と、を有し、前記情報処理装置は、前記携帯装置の記憶部に記憶されている前記高度情報を取得するデータ取得部と、前記取得した高度情報に基づいて、前記携帯装置の高度が異なる高度に変わったときの高度差を計測する高度差計測部と、前記計測した高度差に基づいて、前記携帯装置を携帯しているユーザーの動作状態を判断する判断部と、前記判断したユーザーの動作状態を出力する出力部と、を有し、前記判断部は、前記ユーザーの昇降動作に伴って前記携帯装置に前記高度差が生じる場合、前記ユーザーの動作状態を判断しないことを特徴とする動作検出システム。
上記した動作検出システムによれば、携帯装置において、当該携帯装置の高度を示す高度情報を記憶する。情報処理装置では、携帯装置に記憶されている高度情報を取得して携帯装置の高度差を計測する。そして、判断部が、携帯装置の高度差に基づいて携帯装置の動作状態を判断する。ユーザーの動作に伴って携帯装置に高度差が生じる現象を利用することにより、携帯装置の高度差に基づいてユーザーの動作状態を判断することができる。これにより、携帯装置のユーザーが、これまで、携帯装置をどのように扱っていたのかを容易に把握することが可能になる。
[適用例]携帯装置と、前記携帯装置と通信が可能な情報処理装置と、を含む動作検出システムの制御方法であって、前記携帯装置は、当該携帯装置の位置している高度を検出する高度検出工程と、前記検出した高度を示す高度情報を前記情報処理装置へ送信する送信工程と、を有し、前記情報処理装置は、前記携帯装置から送信された前記高度情報を受信する受信工程と、前記受信した高度情報に基づいて、前記携帯装置の高度が異なる高度に変わったときの高度差を計測する高度差計測工程と、前記計測した高度差に基づいて、前記携帯装置を携帯しているユーザーの動作状態を判断する判断工程と、前記判断したユーザーの動作状態を出力する出力工程と、を有し、前記判断工程では、前記ユーザーの昇降動作に伴って前記携帯装置に前記高度差が生じる場合、前記ユーザーの動作状態を判断しないことを特徴とする動作検出システムの制御方法。
上記した動作検出システムの制御方法によれば、携帯装置から、当該携帯装置の高度を示す高度情報を情報処理装置へ送信する。情報処理装置では、携帯装置から送信された高度情報を受信して携帯装置の高度差を計測する。そして、判断工程において、携帯装置の高度差に基づいて携帯装置の動作状態を判断する。ユーザーの動作に伴って携帯装置に高度差が生じる現象を利用することにより、携帯装置の高度差に基づいてユーザーの動作状態を判断することができる。これにより、携帯装置のユーザーが、現在、携帯装置をどのように扱っているのかを容易に把握することが可能になる。
[適用例]携帯装置と、前記携帯装置と通信が可能な情報処理装置と、を含む動作検出システムの制御方法であって、前記携帯装置は、当該携帯装置の位置している高度を検出する高度検出工程と、前記検出した高度を示す高度情報を記憶する記憶工程と、を有し、前記情報処理装置は、前記携帯装置の記憶工程において記憶された前記高度情報を取得するデータ取得工程と、前記取得した高度情報に基づいて、前記携帯装置の高度が異なる高度に変わったときの高度差を計測する高度差計測工程と、前記計測した高度差に基づいて、前記携帯装置を携帯しているユーザーの動作状態を判断する判断工程と、前記判断したユーザーの動作状態を出力する出力工程と、を有し、前記判断工程では、前記ユーザーの昇降動作に伴って前記携帯装置に前記高度差が生じる場合、前記ユーザーの動作状態を判断しないことを特徴とする動作検出システムの制御方法。
上記した動作検出システムの制御方法によれば、携帯装置において、当該携帯装置の高度を示す高度情報を記憶する。情報処理装置では、携帯装置に記憶されている高度情報を取得して携帯装置の高度差を計測する。そして、判断工程において、携帯装置の高度差に基づいて携帯装置の動作状態を判断する。ユーザーの動作に伴って携帯装置に高度差が生じる現象を利用することにより、携帯装置の高度差に基づいてユーザーの動作状態を判断することができる。これにより、携帯装置のユーザーが、これまで、携帯装置をどのように扱っていたのかを容易に把握することが可能になる。
第1実施形態に係る動作検出システムの概略構成図。 携帯装置の機能構成を示すブロック図。 圧力センサーの構成を示す図であり、(a)は圧力センサーの断面図、(b)は(a)におけるA−A断面を示す図。 角速度センサーに使用する圧電振動ジャイロ素子の構成及び動作を示す概略斜視図。 加速度センサーの構成を示す概略斜視図。 情報処理装置の機能構成を示すブロック図。 ユーザーが携帯している携帯装置の高度を説明するための図。 携帯装置の高度の推移及びユーザーの動作を示すタイムチャート。 携帯装置及び情報処理装置の各動作を示すフローチャート。 「収納中」チェック処理を示すフローチャート。 「操作中」チェック処理を示すフローチャート。 「通話中」チェック処理を示すフローチャート。 第2実施形態に係る携帯装置の機能構成を示すブロック図。 第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図。 第3実施形態に係る携帯装置の機能構成を示すブロック図。 第3実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図。 従来の身体動作センシング装置の構成図。 従来の携帯電話の構成図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る動作検出システムについて、図面を参照して説明する。
最初に、第1実施形態に係る動作検出システムの概略構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係る動作検出システム1の概略構成図である。同図では、1人のユーザーM1が携帯装置10を携帯して各動作を行う状況を示している。ここで、携帯装置10は携帯電話であり、同図(a)では、ユーザーM1が携帯装置10を腰辺りに収納している。(b)では、ユーザーM1が携帯装置10を手に持って胸辺りに持ち上げ、電話番号を入力する等のボタン操作を行っている。(c)では、ユーザーM1が携帯装置10を顔辺りまで持ち上げて通話を行っている。
また、動作検出システム1は、携帯装置10と情報処理装置20とを含んで構成されている。携帯装置10と情報処理装置20とは、インターネット網80を介して接続可能であり、情報処理装置20は、携帯装置10から送信されたデータを受信することができる。なお、携帯装置10と情報処理装置20との接続は、インターネット網80に限られない。
次に、携帯装置10の機能構成について説明する。
図2は、携帯装置10の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯装置10は、高度検出部11、角度検出部12、加速度検出部13、送信部14、制御部15等により構成されている。
高度検出部11は、圧力センサー11sを備えて携帯装置10の現在位置における高度を検出する。図1の例では、携帯装置10は、(a)においてユーザーM1の腰辺りの位置の高度を検出し、(b)においてユーザーM1の胸辺りの位置の高度を検出し、(c)においてユーザーM1の顔辺りの位置の高度を検出する。
図3は、圧力センサー11sの構成を示す図であり、(a)は圧力センサーの断面図、(b)は(a)におけるA−A断面を示す図である。圧力センサー11sは、ダイアフラム120と、このダイアフラム120と対向して設けられる容器140、及び感圧素子としての圧電振動片130とを基本構成とする絶対圧センサーである。
上記のような基本構成を有する圧力センサー11sのうち、ダイアフラム120は、外部(図3(a)では上方)からの圧力を受圧すると、受圧した圧力によって撓み変形する薄肉部122と、この薄肉部122の周囲に形成される枠部128とを基本構成とする。そして、本実施形態のダイアフラム120は薄肉部122の一方の面に、詳細を後述する圧電振動片130を載置、固定するための支持部124を有する。支持部124は圧電振動片130を2点で支持するために設けられるものであり、圧電振動片130の両端部を固定するために、対を成すように形成されている。また、薄肉部122の他方の面には、圧電振動片130を支持部124に載置した際に、圧電振動片130の振動部134が位置することとなる部位に対応させて、厚肉化するための突出部126を設けても良い。
本実施形態で採用する圧電振動片130は、いわゆる双音叉振動子である。双音叉型の振動子は、振動部の両端部に基部132を有し、この2つの基部132の間に双音叉形状を成す振動部134を有する。このような構成の双音叉型の振動子は、双音叉形状を成す振動部134に内部応力を生じさせると、共振周波数が変化するという特性を持っている。具体的には、振動部134に引張応力が生じると共振周波数が高くなり、圧縮応力が生じると共振周波数は低くなる。従って、圧力センサー11sにおいて、ダイアフラム120が圧力を受圧すると、受圧した圧力によってダイアフラム120は撓み変形し、支持部124を介して双音叉振動子に引張力が作用するので、双音叉振動子に引張応力が生じ共振周波数が変化することとなる。この共振周波数の変化から圧力変化を検出する。
図2に戻って、角度検出部12は、圧電振動ジャイロ素子からなる角速度センサー12sを備えて携帯装置10の姿勢角度を検出する。本実施形態では、水平方向に対しての姿勢角度を検出する。図1の例では、(a)において収納されている携帯装置10の姿勢角度を検出し、(b)においてユーザーM1によって操作されている携帯装置10の姿勢角度を検出し、(c)においてユーザーM1によって通話されている携帯装置10の姿勢角度を検出する。
図4は、角速度センサー12sに使用する圧電振動ジャイロ素子の構成及び動作を示す概略斜視図である。圧電振動ジャイロ素子は、例えば水晶などの圧電材料の薄板から形成される中央の基部223から図中上下両側へ延出する1対の検出用振動腕224と、当該検出用振動腕224と直交して基部223から図中左右両側へ延出する1対の支持腕225と、各支持腕の先端から検出用振動腕と平行に図中上下両側へ延出する左右各1対の駆動用振動腕226とを有する。各駆動用振動腕226は、その表裏両面に長手方向に沿って延長する溝部227が凹設され、且つその両側面及び溝部の内面に図示しない第1及び第2駆動電極がそれぞれ形成されている。各検出用振動腕224は、同様にその表裏両面に長手方向に沿って延長する溝部228が形成され、且つその両側面及び溝部の内面に図示しない第1及び第2検出電極がそれぞれ形成されている。
駆動電極に交流電極を印加すると、駆動用振動腕226は、その主面を含む平面内で矢印229で示すように同期して屈曲振動する。この状態で圧電振動ジャイロ素子が平面内で中心軸230の周りに回転すると、駆動用振動腕226の長手方向に沿ってコリオリ力が、矢印231で示すように交互に逆向きに発生する。この作用によって、支持腕225は、同じ平面内で矢印232で示すように屈曲振動する。このため、圧電振動ジャイロ素子は基部223に作用する振動のバランスが崩れ、駆動用振動腕226の振動エネルギーが基部223を介して伝達されて、検出用振動腕224を同じ平面内で矢印233で示すように屈曲振動させる。
検出用振動腕224の屈曲振動による圧電材料の歪みを検出電極が検出して信号を出力する。検出用振動腕224の振幅は、その大きさが圧電振動ジャイロ素子に作用する角速度ωの大きさに応じて変化し、この角速度の大きさに応じた電圧が検出電極に発生する。この出力電圧を電子的に処理することによって、平面内での回転及び角速度が求められる。角度検出部12では、角速度センサー12sからの出力信号を、図示しない増幅回路及び積分回路において増幅及び積分して携帯装置10の姿勢角度を取得する。
図2に戻って、加速度検出部13は、加速度センサー13sを備えて直交する3軸方向の加速度を測定し、携帯装置10の3次元の加速度を検出する。図1の例では、ユーザーM1が、例えばエレベーターやエスカレーターに乗った場合に、エレベーターやエスカレーターの昇降による携帯装置10の上下方向の加速度を検出する。また、図1(a)→(b)→(c)の動作移行時における携帯装置10の加速度を検出することもできる。
図5は、加速度センサー13sの構成を示す概略斜視図である。加速度センサー13sは、ベース320とウエイト330と3つの双音叉型水晶振動素子(応力感応素子)340,350,360とを有する。ベース320は、立方形を作るように3つの正方形の壁部を互いに直交させて形成され、XYZ方向に互いに直交する3つの取付面321〜323を有する。ウエイト330は、所定の質量を有する立方体からなり、互いに直交する3つの素子接合面331〜333を有する。ベース320及びウエイト330は、例えばアルミニウム合金などの適当な材料を用いて形成される。
双音叉型水晶振動素子340,350,360は、それぞれ長手方向の両端に設けられる基端部341a,341b,351a,351b,361a,361bと、それらの間を平行に延長する1対の振動ビーム342,352,362とを有する。前記各双音叉型水晶振動素子は、それぞれ別個の発振回路(図示せず)に接続されている。
各双音叉型水晶振動素子340,350,360は、一方の基端部341a,351a,361aをそれぞれベース320の素子取付面321〜323に接着剤で結合して、該ベースの前記各壁部に垂直に支持されている。前記各双音叉型水晶振動素子の他方の基端部341b,351b,361bは、それぞれ前記各素子取付面に対応するウエイト330の素子接合面331〜333に接着剤で結合されている。これにより、ウエイト330が、直交するXYZ3方向から双音叉型水晶振動素子340,350,360によって浮遊した状態に支持される。
各双音叉型水晶振動素子340,350,360を前記発振回路により個別に所定の周波数で振動させた状態で、加速度センサー13sに外力が作用してウエイト330に加速度が加わると、その大きさ及び向きに対応して、前記各双音叉型水晶振動素子には、その長手方向に圧縮方向または引張方向の力が作用する。双音叉型水晶振動素子340,350,360の周波数は、圧縮方向の力が作用すると減少し、引張方向の力が作用すると増加するように変化する。従って、各双音叉型水晶振動素子340,350,360における周波数の変化量を検出して、XYZ方向それぞれに作用する荷重を算出し、それらを総合してウエイト330に作用した加速度の大きさ及び向きを3次元で決定することができる。
図2に戻って、送信部14は、高度検出部11において検出した携帯装置10の高度を示す高度情報14a、角度検出部12において検出した携帯装置10の姿勢角度を示す角度情報14b、及び加速度検出部13において検出した携帯装置10の加速度を示す加速度情報14cを、インターネット網80を介して情報処理装置20へ送信する。なお、高度検出部11、角度検出部12及び加速度検出部13は、携帯装置10の動作状態を把握可能な一定の時間間隔で検出され、送信部14は、当該時間間隔に応じてこれらの情報を情報処理装置20へ送信する。
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM等を備え、携帯装置10における各部を統括的に制御する。
次に、情報処理装置20の機能構成について説明する。
図6は、情報処理装置20の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置20は、受信部21、記憶部22、高度差計測部23、判断部24、出力部25、制御部26等により構成されている。
受信部21は、携帯装置10から送信された高度情報14a、角度情報14b及び加速度情報14cを受信し、それぞれを高度情報22a、角度情報22b及び加速度情報22cとして記憶部22に記憶する。
記憶部22は、例えばハードディスクのような外部記憶装置であり、情報処理装置20における各種データが記憶される。
高度差計測部23は、記憶部22に記憶されている高度情報22aに基づいて、携帯装置10の高度が異なる高度に変わったときの高度差を計測する。なお、ここでは、携帯装置10の高度が連続して変化しているときの高度差ではなく、高度変化が略停止したときにおける高度差を計測する。
判断部24は、高度差計測部23によって計測した携帯装置10の高度差と、記憶部22に記憶されている角度情報22b及び加速度情報22cとに基づいて、携帯装置10を携帯しているユーザーが、現在どのような動作状態にあるかを判断する。本実施形態では、ユーザーが携帯装置10を使用していない状態、つまり携帯装置10が「収納中」の状態にあるのか、ユーザーが携帯装置10を手に持って電話をかける等のボタン操作を行っている状態、つまり携帯装置10が「操作中」の状態にあるのか、ユーザーが携帯装置10を手に持って通話をしている状態、つまり携帯装置10が「通話中」の状態にあるのかを判断する。
ここで、携帯装置10の高度差に基づいて、携帯装置10のユーザーがどのような動作状態にあるのかを判断する例について説明する。
図7は、ユーザーM1が携帯している携帯装置10の高度を説明するための図である。同図は、図1の例における携帯装置10の高度を示している。また、図8は、携帯装置10の高度の推移及びユーザーの動作を示すタイムチャートである。
図7(a)に示すユーザーM1が腰辺りに収納している携帯装置10の高度をh1とした場合、図8では、携帯装置10が「収納中」であることを示している。また、図7(b)に示すユーザーM1が胸辺りに持っている携帯装置10の高度をh2とした場合、図8では、携帯装置10が「操作中」であることを示している。また、図7(c)に示すユーザーM1が顔辺りまで持ち上げている携帯装置10の高度をh3とした場合、図8では、携帯装置10が「通話中」であることを示している。
判断部24では、図8における高度差(h2−h1)に基づいて、携帯装置10の位置が腰辺りから胸辺りへ移動したと判断して、ユーザーM1の動作状態が「収納中」から「操作中」へ移行したと判断する。また、高度差(h3−h2)に基づいて、携帯装置10の位置が胸辺りから顔辺りまで移動したと判断して、ユーザーM1の動作状態が「操作中」から「通話中」へ移行したと判断する。更に、高度差(h3−h1)に基づいて、携帯装置10の位置が顔辺りから腰辺りへ戻ったと判断して、ユーザーM1の動作状態が「通話中」から再び「収納中」へ移行したと判断する。
図6に戻って、出力部25は、判断部24によって判断されたユーザーの動作状態に基づいて、図示しないディスプレイ等に、ユーザーが携帯装置10を「収納中」、「操作中」、「通話中」等のメッセージを表示する。
制御部26は、図示しないCPU、RAM及びROM等を備え、情報処理装置20における各部を統括的に制御する。
次に、携帯装置10及び情報処理装置20の各動作について説明する。なお、ここでは、図1(a)〜(c)に示すユーザーM1の各動作を例にとって説明する。
図9は、携帯装置10及び情報処理装置20の各動作を示すフローチャートである。同図に示す携帯装置10及び情報処理装置20の各動作は、それぞれの図示しない開始スイッチがオンされた場合に開始されて、オフされた場合に終了する。
携帯装置10は、高度検出部11により、ユーザーM1の携帯装置10の現在位置における高度を検出し(ステップS11)、角度検出部12により、携帯装置10の姿勢角度を検出し(ステップS12)、加速度検出部13により、携帯装置10の3次元の加速度を検出する(ステップS13)。
次に、携帯装置10は、ステップS11〜S13において検出した高度情報14a、角度情報14b及び加速度情報14cを情報処理装置20へ送信する(ステップS14)。携帯装置10では、これらのステップS11〜S14の各動作を一定の時間間隔で繰り返して行う。
一方、携帯装置10から各種情報を受信する情報処理装置20は、携帯装置10が「収納中」の状態にあるか否かのチェック処理を行う(ステップS21)。
図10は、「収納中」チェック処理を示すフローチャートである。同図において、情報処理装置20は、判断部24により、記憶部22に記憶されている高度情報22aに基づいて、携帯装置10に高度変化が生じたか否かを判定する(ステップS31)。
ここでの高度変化は、ユーザーM1が携帯装置10を手に持って動作することによる高度変化を対象にしており、例えば、ユーザーM1の歩行及び走行による上下移動と、階段、エレベーター、エスカレーターの昇降等による上下移動とは除外するようにする。このため、判断部24では、記憶部22に記憶されている高度情報22aに加えて加速度情報22cを用いて、歩行、走行、階段、エレベーター、エスカレーター等による動作を検出し、これらの動作による高度変化の場合は、携帯装置10に高度変化が生じていないと判断する。
携帯装置10に高度変化が生じた場合(ステップS31:Yes)は、携帯装置10が「収納中」でないと判断して、図10のフローチャートの処理を終了する。
他方、携帯装置10に高度変化が生じていない場合(ステップS31:No)は、携帯装置10が「収納中」の状態にあると判断して、次のステップS32へ進む。ステップS32では、情報処理装置20は、出力部25により、携帯装置10が「収納中」である旨のメッセージをディスプレイ等に表示する。
そして、携帯装置10から各種情報を受信して(ステップS33)、ステップS31に戻り、受信した各種情報に基づいて、携帯装置10に高度変化が生じるまでステップS31〜S33の処理を繰り返す。即ち、この間、携帯装置10は「収納中」の状態にある。
図9のフローチャートに戻って、情報処理装置20は、携帯装置10がユーザーM1によって「操作中」の状態にあるか否かのチェック処理を行う(ステップS22)。
図11は、「操作中」チェック処理を示すフローチャートである。同図において、情報処理装置20は、判断部24により、高度差計測部23によって計測した高度差に基づいて、携帯装置10の高度差が、「収納中」から「操作中」へ移行したものであるか否かを判定する(ステップS41)。
携帯装置10の高度差が、「収納中」から「操作中」への高度差でない場合(ステップS41:No)は、ユーザーM1が携帯装置10を「操作中」でないと判断して、図11のフローチャートの処理を終了する。
他方、携帯装置10の高度差が、「収納中」から「操作中」への高度差の場合(ステップS41:Yes)は、次のステップS42へ進む。
ステップS42では、情報処理装置20は、判断部24により、記憶部22に記憶された角度情報22bに基づいて、携帯装置10の姿勢角度が、ユーザーM1が操作するときのものであるか否かを判定する(ステップS42)。
携帯装置10の姿勢角度が、ユーザーM1が操作するときのものでない場合(ステップS42:No)は、ユーザーM1が携帯装置10を「操作中」でないと判断して、図11のフローチャートの処理を終了する。
他方、携帯装置10の姿勢角度が、ユーザーM1が操作するときのものである場合(ステップS42:Yes)は、次のステップS43へ進む。ステップS43では、情報処理装置20は、出力部25により、ユーザーM1が携帯装置10を「操作中」である旨のメッセージをディスプレイ等に表示する。
そして、携帯装置10から各種情報を受信して(ステップS44)、ステップS42に戻り、受信した各種情報に基づいて、携帯装置10の姿勢角度が操作時のものでなくなるまでステップS42〜S44の処理を繰り返す。即ち、この間、ユーザーM1は携帯装置10を「操作中」の状態にある。
図9のフローチャートに戻って、情報処理装置20は、携帯装置10がユーザーM1によって「通話中」の状態にあるか否かのチェック処理を行う(ステップS23)。
図12は、「通話中」チェック処理を示すフローチャートである。同図において、情報処理装置20は、判断部24により、ユーザーM1の直前の動作が「操作中」であったか否かを判定する(ステップS51)。
ユーザーM1の直前の動作が「操作中」でない場合(ステップS51:No)は、ユーザーM1が携帯装置10で「通話中」でないと判断して、図12のフローチャートの処理を終了する。他方、ユーザーM1の直前の動作が「操作中」の場合(ステップS51:Yes)は、次のステップS52へ進む。
ステップS52では、情報処理装置20は、判断部24により、高度差計測部23によって計測された高度差に基づいて、携帯装置10の高度差が、「操作中」から「通話中」へ移行したものであるか否かを判定する。
携帯装置10の高度差が、「操作中」から「通話中」への高度差でない場合(ステップS52:No)は、ユーザーM1が携帯装置10で「通話中」でないと判断して、図12のフローチャートの処理を終了する。
他方、携帯装置10の高度差が、「操作中」から「通話中」への高度差の場合(ステップS52:Yes)は、次のステップS53へ進む。
ステップS53では、情報処理装置20は、判断部24により、記憶部22に記憶された角度情報22bに基づいて、携帯装置10の姿勢角度が、ユーザーM1が通話するときのものであるか否かを判定する(ステップS53)。
携帯装置10の姿勢角度が、ユーザーM1が通話するときのものでない場合(ステップS53:No)は、ユーザーM1が携帯装置10で「通話中」でないと判断して、図12のフローチャートの処理を終了する。
他方、携帯装置10の姿勢角度が、ユーザーM1が通話するときのものである場合(ステップS53:Yes)は、次のステップS54へ進む。ステップS54では、情報処理装置20は、出力部25により、ユーザーM1が携帯装置10で「通話中」である旨のメッセージをディスプレイ等に表示する。
そして、携帯装置10から各種情報を受信して(ステップS55)、ステップS53に戻り、受信した各種情報に基づいて、携帯装置10の姿勢角度が通話時のものでなくなるまでステップS53〜S55の処理を繰り返す。即ち、この間、ユーザーM1は携帯装置10で「通話中」の状態にある。
図9のフローチャートに戻って、情報処理装置20は、ステップS21に戻り、携帯装置10が「収納中」の状態であるか否かのチェック処理以降を繰り返す。
なお、図1の例において、携帯装置10が「収納中」の高度をユーザーM1の腰辺りの位置としたが、これに限られず、例えば、ユーザーM1の胸ポケット、机上、床に置いたカバン等の位置としても良い。また、「収納中」の位置が様々あって特定できない場合は、図11のフローチャートのステップS41における「収納中」から「操作中」への高度差の判定を取り除いても良い。
上記した動作検出システム1は、携帯装置10において、携帯装置10の高度、姿勢角度及び加速度を検出して情報処理装置20へ送信する。情報処理装置20では、携帯装置10の高度から高度差を計測する。そして、この高度差に基づいて、ユーザーM1が携帯装置10を「収納中」から「操作中」へ移動させたのか、あるいは「操作中」から「通話中」へ移動させたのか等の動作状態を判断することができる。また、携帯装置10の姿勢角度を判定することにより、ユーザーM1の動作状態を更に正確に判断することができる。更に、携帯装置10の加速度に基づいて、ユーザーM1が携帯装置10を手に持って動作したときの高度変化のみを対象にすることができ、ユーザーM1の動作状態を誤って判断することを抑制できる。
例えば、近年、子供の携帯電話への依存が深刻を極め、携帯電話でメールやゲームばかりして勉強をしないことに親が心配をして、子供の携帯電話の使用状況を観察したいというニーズが深まっている。現状では、電話会社から送られてくる請求書に記載された高額な金額を見て初めて、子供の携帯電話への依存度を認識している。これに対して、上記した動作検出システム1は、子供の日常生活の中で子供の携帯電話使用状況をリアルタイムでウォッチングしたいという親のニーズに対応することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る動作検出システムについて、図面を参照して説明する。第2実施形態に係る動作検出システムは、図1に示す第1実施形態に係る動作検出システム1と同様な概略構成であるが、携帯装置10及び情報処理装置20の各機能構成が異なっている。
図13は、第2実施形態に係る携帯装置30の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、第2実施形態に係る携帯装置30では、図2に示す第1実施形態に係る携帯装置10に対して、送信部14が除かれて記憶部31が新たに追加されている。この記憶部31は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリーのような不揮発性メモリーである。
第1実施形態に係る携帯装置10では、高度検出部11において検出した高度、角度検出部12において検出した姿勢角度、及び加速度検出部13において検出した加速度の各種情報を、検出毎に情報処理装置20へ送信するようにした。しかし、第2実施形態に係る携帯装置30では、これらの各種情報を検出する毎に、それぞれを高度情報31a、角度情報31b及び加速度情報31cとして時系列に記憶部31に記憶する。従って、記憶部31には、検出した各種情報が全て記憶されることになる。
また、図14は、第2実施形態に係る情報処理装置40の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、第2実施形態に係る情報処理装置40では、図6に示す第1実施形態に係る情報処理装置20に対して、受信部21が除かれてデータ取得部41が新たに追加されている。
データ取得部41では、携帯装置30の記憶部31に記憶されている高度情報31a、角度情報31b及び加速度情報31cをデータ取得し、それぞれを高度情報22a、角度情報22b及び加速度情報22cとして記憶部22に記憶する。これにより、記憶部22には、携帯装置30において検出した各種情報の全てが時系列に記憶されることになる。
ここで、携帯装置30からのデータ取得は、携帯装置30との間で有線通信又は無線通信によって行っても良い。また、携帯装置30において、データをリムーバブルメモリー等の記憶媒体に保存しておき、このリムーバブルメモリー等を情報処理装置40に装着することでデータ取得するようにしても良い。
高度差計測部23及び判断部24では、記憶部22に記憶されている高度情報22a、角度情報22b及び加速度情報22cの全データを対象にして、それぞれの処理を繰り返して行う。そして、出力部25により、ユーザーM1が携帯装置30を「収納中」、「操作中」、「通話中」である旨のメッセージを時系列にディスプレイ等に表示する。
本実施形態の動作検出システムでは、情報処理装置40の出力部25において、ユーザーM1の動作状態を時系列にディスプレイ等に表示することにより、ユーザーM1の動作状態が時間と共にどのような経過を辿っているのかを把握することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る動作検出システムについて、図面を参照して説明する。第3実施形態に係る動作検出システムは、図1に示す第1実施形態に係る動作検出システム1と同様な概略構成であるが、携帯装置10及び情報処理装置20の各機能構成が異なっている。
図15は、第3実施形態に係る携帯装置50の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、第3実施形態に係る携帯装置50では、図2に示す第1実施形態に係る携帯装置10に対して、測位部51が新たに追加されている。
この測位部51は、図示しないアンテナを介してGPS衛星からの信号を受信し、受信した信号に含まれる航法メッセージを解析して測位処理を行う。そして、送信部14では、高度情報14a、角度情報14b及び加速度情報14cに加えて、測位部51において測位した携帯装置50の現在位置を示す測位情報14dを、インターネット網80を介して情報処理装置60へ送信する。
また、図16は、第3実施形態に係る情報処理装置60の機能構成を示すブロック図である。同図に示す受信部21では、携帯装置50から送信された高度情報14a、角度情報14b及び加速度情報14cに加えて、測位情報14dを受信して測位情報22dとして記憶部22に記憶する。更に、記憶部22には地図情報22eが予め記憶されている。
高度差計測部23及び判断部24では、第1実施形態に係る情報処理装置20と同様の処理を行う。出力部25では、ユーザーM1が携帯装置30を「収納中」、「操作中」、「通話中」である旨のメッセージに加えて、記憶部22に記憶されている測位情報22d及び地図情報22eに基づいて、地図上におけるユーザーの現在位置を表示する。
なお、第3実施形態に係る動作検出システムの構成及び動作を、上述した第2実施形態に係る動作検出システムに対して適用できるようにしても良い。
本実施形態の動作検出システムでは、情報処理装置60の出力部25において、ユーザーM1の動作状態と共に地図上における現在位置を表示することにより、ユーザーM1の動作環境を把握することができ、携帯装置50を携帯したユーザーM1の動作の背景を理解することができる。
(変形例)
上述した実施形態では、携帯装置10を携帯電話に適用する例について説明したが、携帯装置10は携帯電話には限られない。例えば、携帯装置10を、ユーザーが携帯できるゲーム機などの遊技機に適用しても良い。ゲーム機の場合、ユーザーがプレイするときのゲーム機の位置が携帯電話を操作するときの位置と略同位置であることから、ユーザーがゲーム機を操作中、即ちユーザーがプレイ中か否かの動作状態を判断することができる。
1…動作検出システム、10…携帯装置、11…高度検出部、11s…圧力センサー、12…角度検出部、12s…角速度センサー、13…加速度検出部、13s…加速度センサー、14…送信部、14a…高度情報、14b…角度情報、14c…加速度情報、14d…測位情報、15…制御部、20…情報処理装置、21…受信部、22…記憶部、22a…高度情報、22b…角度情報、22c…加速度情報、22d…測位情報、22e…地図情報、23…高度差計測部、24…判断部、25…出力部、26…制御部、30…第2実施形態に係る携帯装置、31…記憶部、31a…高度情報、31b…角度情報、31c…加速度情報、40…第2実施形態に係る情報処理装置、41…データ取得部、50…第3実施形態に係る携帯装置、51…測位部、60…第3実施形態に係る情報処理装置、80…インターネット網。

Claims (9)

  1. 携帯装置と、
    前記携帯装置と通信が可能な情報処理装置と、を含む動作検出システムであって、
    前記携帯装置は、
    当該携帯装置の位置している高度を検出する高度検出部と、
    前記検出した高度を示す高度情報を前記情報処理装置へ送信する送信部と、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記携帯装置から送信された前記高度情報を受信する受信部と、
    前記受信した高度情報に基づいて、前記携帯装置の高度が異なる高度に変わったときの高度差を計測する高度差計測部と、
    前記計測した高度差に基づいて、前記携帯装置を携帯しているユーザーの動作状態を判断する判断部と、
    前記判断したユーザーの動作状態を出力する出力部と、を有し、
    前記判断部は、前記ユーザーの昇降動作に伴って前記携帯装置に前記高度差が生じる場合、前記ユーザーの動作状態を判断しないことを特徴とする動作検出システム。
  2. 前記携帯装置は、前記携帯装置の姿勢角度を検出する角度検出部を更に有し、
    前記携帯装置の送信部は、前記検出した姿勢角度を示す角度情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記情報処理装置の受信部は、前記携帯装置から送信された前記角度情報を受信し、
    前記情報処理装置の判断部は、前記受信した角度情報に基づいて前記ユーザーの動作状態を判断することを特徴とする請求項に記載の動作検出システム。
  3. 前記携帯装置は、前記携帯装置の加速度を検出する加速度検出部を更に有し、
    前記携帯装置の送信部は、前記検出した加速度を示す加速度情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記情報処理装置の受信部は、前記携帯装置から送信された前記加速度情報を受信し、
    前記情報処理装置の判断部は、前記受信した加速度情報に基づいて前記ユーザーの動作状態を判断することを特徴とする請求項1または2に記載の動作検出システム。
  4. 前記携帯装置は、位置情報衛星の衛星電波を利用して前記携帯装置の位置を測位する測位部を更に有し、
    前記携帯装置の送信部は、前記測位した前記携帯装置の位置を示す測位情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記情報処理装置の受信部は、前記携帯装置から送信された前記測位情報を受信し、
    前記情報処理装置の出力部は、前記受信した測位情報に基づいて、前記ユーザーの位置する情報を出力することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の動作検出システム。
  5. 前記携帯装置は携帯電話であって、
    前記情報処理装置の判断部は、前記ユーザーが、前記携帯電話を操作中及び通話中を含む動作状態の判断を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の動作検出システム。
  6. 前記携帯装置は遊技機であって、
    前記情報処理装置の判断部は、前記ユーザーが、前記遊技機を操作中を含む動作状態の判断を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の動作検出システム。
  7. 携帯装置と、
    前記携帯装置と通信が可能な情報処理装置と、を含む動作検出システムであって、
    前記携帯装置は、
    当該携帯装置の位置している高度を検出する高度検出部と、
    前記検出した高度を示す高度情報を記憶する記憶部と、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記携帯装置の記憶部に記憶されている前記高度情報を取得するデータ取得部と、
    前記取得した高度情報に基づいて、前記携帯装置の高度が異なる高度に変わったときの
    高度差を計測する高度差計測部と、
    前記計測した高度差に基づいて、前記携帯装置を携帯しているユーザーの動作状態を判断する判断部と、
    前記判断したユーザーの動作状態を出力する出力部と、を有し、
    前記判断部は、前記ユーザーの昇降動作に伴って前記携帯装置に前記高度差が生じる場合、前記ユーザーの動作状態を判断しないことを特徴とする動作検出システム。
  8. 携帯装置と、
    前記携帯装置と通信が可能な情報処理装置と、を含む動作検出システムの制御方法であって、
    前記携帯装置は、
    当該携帯装置の位置している高度を検出する高度検出工程と、
    前記検出した高度を示す高度情報を前記情報処理装置へ送信する送信工程と、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記携帯装置から送信された前記高度情報を受信する受信工程と、
    前記受信した高度情報に基づいて、前記携帯装置の高度が異なる高度に変わったときの高度差を計測する高度差計測工程と、
    前記計測した高度差に基づいて、前記携帯装置を携帯しているユーザーの動作状態を判断する判断工程と、
    前記判断したユーザーの動作状態を出力する出力工程と、を有し、
    前記判断工程では、前記ユーザーの昇降動作に伴って前記携帯装置に前記高度差が生じる場合、前記ユーザーの動作状態を判断しないことを特徴とする動作検出システムの制御方法。
  9. 携帯装置と、
    前記携帯装置と通信が可能な情報処理装置と、を含む動作検出システムの制御方法であって、
    前記携帯装置は、
    当該携帯装置の位置している高度を検出する高度検出工程と、
    前記検出した高度を示す高度情報を記憶する記憶工程と、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記携帯装置の記憶工程において記憶された前記高度情報を取得するデータ取得工程と、
    前記取得した高度情報に基づいて、前記携帯装置の高度が異なる高度に変わったときの高度差を計測する高度差計測工程と、
    前記計測した高度差に基づいて、前記携帯装置を携帯しているユーザーの動作状態を判断する判断工程と、
    前記判断したユーザーの動作状態を出力する出力工程と、を有し、
    前記判断工程では、前記ユーザーの昇降動作に伴って前記携帯装置に前記高度差が生じる場合、前記ユーザーの動作状態を判断しないことを特徴とする動作検出システムの制御方法。
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