JP5346995B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
本発明は、遊技球に糸を取り付けて行う不正行為をより確実に防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
ここで、前記発射装置40により発射される遊技球に糸状部材Sが付着していると共に当該糸状部材Sが遊技機100の外部から遊技機100の内部に続いているときに、前記供給装置153,163,30の前記第2の外面30cと当該第2の外面30cに対する前記発射の方向の下流側で当該供給装置153,163,30のとなりに位置する他の部品との間に画成される空間を利用することにより当該発射装置40による遊技球の発射に伴って遊技機100の内部において当該糸状部材Sが前記スリット50を前記発射レール41から離れる方向に進むことを特徴とすることができる。また、前記スリット50は、前記発射装置40により発射された遊技球と共に移動する糸状部材Sを案内するものであり、前記遊技機100は、前記スリット50に案内される糸状部材Sを検出する検出手段60をさらに備えることを特徴とすることができる。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ(開閉部材)123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、図1に示す本実施の形態では、遊技領域111の中央付近下部に第1始動口121が配設され、遊技領域111の右半分の領域内に第2始動口122および大入賞口125が配設されている。また、ゲート124は、遊技領域111の左半分の領域と右半分の領域に、それぞれ設けられている。図1においては、左側のゲート124には添え字Lを付して124Lと記載し、右側のゲート124には添え字Rを付して124Rと記載している。以下の説明においても、2つのゲート124を区別する必要がある場合には、同様に添え字LとRを付して区別する。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置40のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板159を備えている。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。本実施の形態では、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223は、各々LEDを配列した表示装置で構成されている。
ここで、本実施の形態におけるパチンコ遊技機100の一般的な遊技の流れについて説明する。
本実施の形態のパチンコ遊技機100は、図1を参照して説明したように、第2始動口122の電動チューリップ123または大入賞口125が開いている遊技者に有利な遊技状態のときに右打ちをすることで入賞し易くなるように盤面がデザインされている。一方、第2始動口122の電動チューリップ123および大入賞口125が閉じている通常の遊技状態では、大入賞口125に入賞することはなく、第2始動口122にも入賞が困難であるため、遊技者は、左打ちにより第1始動口121への入賞を狙うこととなる。そして、遊技領域111の左右に1つずつゲート124が設けられているため、左打ちされた遊技球がゲート124を通過(ゲート入賞)する場合は、主にゲート124Lを通過し、右打ちされた遊技球がゲート124を通過(ゲート入賞)する場合は、主にゲート124Rを通過することとなる。遊技球がゲート入賞すると、普通図柄抽選が行われ、この普通図柄抽選に当選すると、一定の態様で電動チューリップ123が開放され、第2始動口122への入賞が容易となる。
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。同様に、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、開閉入賞装置140の羽根141が所定条件(例えば開閉回数18回または遊技球10個の入賞)を満たすまで会場対を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、羽根141が開く際の開閉動作間隔を制御する。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
また、遊技制御部200には、開閉入賞装置140の羽根141を開閉する羽根開閉部225と、開閉入賞装置140へ入賞した遊技球を検出する装置入賞検出部(装置入賞スイッチ(SW))226と、Vゾーン143へ入賞した遊技球を検出するVゾーン検出部(Vゾーンスイッチ(SW))227と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、開閉入賞装置動作制御部243と、を備えている。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
ここで、「大当たり」は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に応じて複数の種類に分けられる。具体的には、特別図柄の変動時間が短縮される時短遊技状態の有無によって大当たりの種類が決まる。すなわち、大当たりの種類としては、大当たり遊技の終了後に時短遊技状態が発生する大当たりと、時短遊技状態が発生しない大当たりとがある。同様に、「小当たり」についても、小当たり遊技の終了後に時短遊技状態が発生する小当たりと、時短遊技状態が発生しない小当たりとがある。以下、これらの当たり(大当たりおよび小当たり)を区別する場合は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に基づき、「時短有り」、「時短無し」等と記載して区別する。これらの当たりは、各々個別の特別図柄に対応付けられており、特別図柄抽選において当選した特別図柄の種類に応じて当たりの種類が確定する。
また、「はずれ」は、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、大入賞口125も開閉入賞装置140の羽根141も作動しない。また、時短遊技状態への移行もない。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間および規定回数だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態(補助遊技状態)を発生させる。上記の入賞サポート(電チューサポート)時には、この規定回数や規定時間が増える。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生しない。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の基本的な動作は、メイン制御手段である遊技制御部200により行われる。そして、この遊技制御部200の制御の下、サブ制御手段である演出制御部300により遊技上の演出の制御が行われ、払出制御部400により賞球の払い出しの制御が行われる。
遊技制御部200は、電源投入時や電源断時等の特殊な場合を除く通常の動作時において、図5に示す各処理を一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。図5を参照すると、乱数更新処理、スイッチ処理、図柄処理、電動役物処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(ステップ501〜506)。
始動口スイッチ処理では、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、図3の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、特別図柄抽選のための処理を実行する。
ゲートスイッチ処理では、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、図3のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
Vゾーンスイッチ処理では、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、図3のVゾーンスイッチ227の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、V入賞に関する処理を実行する。
これらのスイッチ処理の詳細な内容については後述する。
特別図柄処理では、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233、特別図柄抽選結果判定部234、変動パターン選択部235、および遊技進行制御部236により、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
普通図柄処理では、遊技制御部200の普通図柄制御部237により、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
これらの図柄処理の詳細な内容については後述する。
大入賞口処理では、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、所定の条件に基づいて大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理では、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、所定の条件に基づいて電動チューリップ123の開放動作を制御する。
入賞役物処理および開閉入賞装置処理では、遊技制御部200の開閉入賞装置動作制御部243は、所定の条件に基づいて開閉入賞装置140の羽根141や稼働物の動作を制御する。
これらの電動役物処理の詳細な内容については後述する。
出力処理(ステップ506)では、遊技制御部200の出力制御部241は、演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドを出力する。制御用コマンドは、ステップ505までの各処理において生成され、RAM203にセットされており、この出力処理で出力される。
図6は、図5のステップ502に示したスイッチ処理のうちの始動口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この始動口スイッチ処理は、第1始動口121における入賞に対する処理と、第2始動口122における入賞に対する処理とが順次行われる。図6を参照すると、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、まず、第1始動口121に遊技球が入賞して第1始動口スイッチ211がONとなったか否かを判断する(ステップ601)。第1始動口スイッチ211がONとなったならば、次に特別図柄抽選部231は、第1始動口121の入賞における未抽選分の保留数U1が上限値未満か否かを判断する(ステップ602)。図6に示す例では、上限値を4個としている。保留数U1が上限値に達している場合は(ステップ602でNo)、それ以上未抽選分の入賞を保留することができないので、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
この後、特別図柄抽選部231は、ステップ603による保留数U1の増加を演出制御部300に通知するための保留数U1増加コマンドをRAM203にセットし(ステップ606)、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。ステップ605の事前判定処理が行われた場合は、保留数U1増加コマンドには、ステップ605で得られた事前判定の判定結果の情報が含まれる。
この後、特別図柄抽選部231は、ステップ609による保留数U2の増加を演出制御部300に通知するための保留数U2増加コマンドをRAM203にセットし(ステップ612)、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。ステップ611の事前判定処理が行われた場合は、保留数U2増加コマンドには、ステップ611で得られた事前判定の判定結果の情報が含まれる。
次に、図5のステップ502に示したスイッチ処理のうちのゲートスイッチ処理について説明する。本実施の形態では、2つのゲート124のうち、遊技盤110の左側領域のゲート124Lを遊技球が通過した場合と遊技盤110の右側領域のゲート124Rを遊技球が通過した場合とで、ゲートスイッチ処理の内容が異なる。具体的には、ゲート124Lを遊技球が通過した場合には、これを契機とする普通図柄抽選に用いられる乱数に基づいて事前判定を行う。
このゲートスイッチ処理において、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、まず、ゲート124を遊技球が通過してゲートスイッチ214がONとなったか否かを判断する(ステップ701)。ゲートスイッチ214がONとなったならば、次に普通図柄抽選部232は、未抽選分の保留数Gが上限値未満か否かを判断する(ステップ702)。図7−1に示す例では、上限値を4個としている。保留数Gが上限値に達している場合は(ステップ702でNo)、それ以上未抽選分の入賞を保留することができないので、ゲートスイッチ処理を終了する。
図7−2に示す動作において、ステップ711からステップ714までの動作は、図7−1に示したステップ701からステップ704までの動作と同様なので、説明を省略する。
図8は、図5のステップ503に示した図柄処理のうちの特別図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この特別図柄処理において、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233は、まず、RAM203においてセットされるフラグの設定(以下、フラグ設定)において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ801)。ここで、当たり遊技フラグは、特別図柄抽選の結果が大当たりまたは小当たりである場合に、これらの当たりに応じた遊技状態であることを識別するためにセットされるフラグである。当たりの種類に応じて、大当たり遊技フラグまたは小当たり遊技フラグのいずれかがセットされる。本実施の形態では、これらを総称して当たり遊技フラグと呼ぶ。
図9は、大当たり判定処理(図8のステップ808)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり判定処理において、遊技制御部200の特別図柄抽選結果判定部234は、まず、今回の特別図柄抽選における大当たり乱数の判定を行い(ステップ901)、大当たりまたは小当たりしたか否かを判断する(ステップ902、905)。大当たりまたは小当たりしたか否かは、図6のステップ604またはステップ610で取得した大当たり乱数の値が、大当たりの当選値として設定された値または小当たりの当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図20(a)参照)。
以上の判定の後、特別図柄抽選結果判定部234は、大当たり図柄乱数の判定により決定された大当たりの種類を表す図柄(大当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(ステップ904)。
以上の判定の後、特別図柄抽選結果判定部234は、大当たり図柄乱数の判定により決定された小当たりの種類を表す図柄(以下、小当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(ステップ907)。
図10は、変動パターン選択処理(図8のステップ809)の内容を示すフローチャートである。
この変動パターン選択処理において、遊技制御部200の変動パターン選択部235は、まず、今回の特別図柄抽選で大当たりまたは小当たりに当選したか否かを判断する(ステップ1001、1003)。この判断は、大当たり判定処理(図9)のステップ901、902、905と同様である(ステップ902、905の判断結果を用いても良い)。そして、大当たりに当選した場合(ステップ1001でYes)、変動パターン選択部235は、大当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1002)。また、小当たりに当選した場合、(ステップ1001でNo、ステップ1003でYes)、変動パターン選択部235は、小当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1004)。
乱数を用いた判定の結果、リーチ演出を行う場合(ステップ1006でYes)、変動パターン選択部235は、リーチ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1007)。また、リーチ演出を行わない場合(ステップ1006でNo)、変動パターン選択部235は、はずれ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1008)。
ここで、変動パターンテーブルとは、予め用意されている複数の変動パターン(変動時間10秒、30秒、60秒、90秒など)と変動パターン乱数の値とを対応付けたテーブルである。
図11は、停止中処理(図8のステップ815)の内容を示すフローチャートである。
この停止中処理において、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において時短フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1101)。時短フラグとは、パチンコ遊技機100の遊技状態が時短遊技状態であることを識別するためのフラグである。時短フラグがONである場合(ステップ1101でYes)、遊技進行制御部236は、時短遊技状態での抽選回数(変動回数)Jの値を1減算し(ステップ1102)、抽選回数Jが0になったか否かを調べる(ステップ1103)。そして、抽選回数J=0であれば(ステップ1103でYes)、時短フラグをOFFにする(ステップ1104)。なお、時短フラグをONにする操作と、抽選回数Jの初期値の設定は、後述の大入賞口処理(図14)における遊技状態設定処理(図15)で行われる。
図12は、客待ち設定処理(図8のステップ816)の内容を示すフローチャートである。
この客待ち設定処理において、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において客待ちフラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1201)。ここで、客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためにセットされるフラグである。
図13は、図5のステップ503に示した図柄処理のうちの普通図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この普通図柄処理において、遊技制御部200の普通図柄制御部237は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1301)。ここで、補助遊技フラグは、普通図柄抽選で当選した場合に、これに応じた遊技状態(補助遊技状態)であることを識別するためにセットされるフラグである。補助遊技状態では、電動チューリップ123が後述の電動チューリップ処理(図16)にしたがって開放され、第2始動口122に入賞し易くなる(補助される)。
図14は、図5のステップ504に示した電動役物処理のうちの大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
この大入賞口処理において、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、まず、RAM203のフラグ設定において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1401)。当たり遊技フラグがOFFである場合、大入賞口125への入賞はないので、大入賞口処理を終了する(ステップ1401でNo)。一方、当たり遊技フラグがONである場合(ステップ1401でYes)、次に大入賞口動作制御部238は、パチンコ遊技機100が停止中処理(図11)で開始された大当たり時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(ステップ1402)。
この後、大入賞口動作制御部238は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたエンディング動作における演出を行うためのエンディングコマンドをRAM203にセットする(ステップ1413)。このオープニングコマンドは、図5のステップ506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
エンディング時間が経過した場合(ステップ1417でYes)に実行される遊技状態設定処理(ステップ1418)の内容を図15に示す。
図15に示すように、大入賞口動作制御部238は、まず、図14のステップ1401で当たり遊技フラグがONとなっているので、その当たりの種類を判断する(ステップ1501)。この判断は、例えば大当たり判定処理(図9)でRAM203に設定情報としてセットされた図柄の種類に基づいて判断することができる。なお、これらの判断は大当たり判定処理(図9)のステップ902、903、905、906と概ね同様であるので、ステップ902、903、905、906の判断結果を用いても良い。
図16は、図5のステップ504に示した電動役物処理のうちの電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。
電動チューリップ処理において、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1601)。補助遊技フラグがOFFである場合、電動チューリップ123は開放しないため、電動チューリップ処理を終了する(ステップ1601でNo)。一方、補助遊技フラグがONである場合(ステップ1601でYes)、次に電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123が作動中か否かを判断する(ステップ1602)。
図17は、図5のステップ502に示したスイッチ処理のうちのVゾーンスイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
Vゾーンスイッチ処理は、開閉入賞装置140に入賞した遊技球がVゾーン143を通過(V入賞)した場合に実行される。図17を参照すると、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まずVゾーンスイッチ227がONとなったか否かを判断する(ステップ1701)。VゾーンスイッチがONとなったならば、次に遊技進行制御部230は、開閉入賞装置140内のVゾーン143の有効期間(以下、V有効期間)中、すなわち、小当たりを開始してから所定期間内であるか否かを判定する(ステップ1702)。V有効期間中ではない場合(ステップ1702でNo)、そのまま処理を終了する。
図18は、図5のステップ504に示した電動役物処理のうちの入賞役物処理の内容を示すフローチャートである。
この入賞役物処理において、遊技制御部の開閉入賞装置動作制御部243は、まず、RAM203のフラグ設定において大当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1711)。大当たり遊技フラグがONである場合(ステップ1711でYes)、大入賞口遊技処理(図14参照)を実行し(ステップ1712)、処理を終了する。
図19は、図5のステップ504に示した電動役物処理のうちの開閉入賞装置処理の内容を示すフローチャートである。
この開閉入賞装置処理において、遊技制御部200の開閉入賞装置動作制御部243は、まず、羽根141の作動終了後のV有効期間中であるか否か、またはV入賞時に行う変動演出(以下、第2変動演出)中であるか否かを判定する(ステップ1721)。
ここで、大当たり判定処理(図9)、変動パターン選択処理(図10)、普通図柄処理(図13)等で行われる、乱数による判定の手法について詳細に説明する。
図20は、本実施の形態で用いられる乱数の構成例を示す図である。
図20(a)には大当たり乱数の構成例、図20(b)には大当たり図柄乱数の構成例、図20(c)にはリーチ乱数の構成例、図20(d)には当たり乱数の構成例が、それぞれ示されている。
次に、演出制御部300の動作を説明する。
図21は、演出制御部300の動作を示すフローチャートである。
演出制御部300の動作は、図21(a)に示すメイン処理と、図21(b)に示す割り込み処理とからなる。図21(a)を参照すると、演出制御部300は、まず起動時に初期設定を行い(ステップ1801)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(ステップ1802)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しながら(ステップ1803)、割り込み処理を受け付ける。
次に、パチンコ遊技機100の枠部材150の構成について説明する。
図22は、枠部材150の構成を説明する斜視図である。
同図に示すように、枠部材150は、縦長の所謂フレーム構造である枠部材本体としての外枠10と、外枠10に開閉自在に装着される前面枠(内枠)20と、を備えている。
外枠10の前面下部には、下横枠部材14と同じ方向(横方向、左右方向)に延びる幕板16が取り付けられている。なお、幕板16の上端の縦方向の位置は、下横枠部材14の上端の縦方向の位置と略同一である。また、幕板16の前面(遊技者側の面)には、例えば社名やロゴ等を付すことで意匠的な装飾を施すことが可能である。
また、外枠10は、前面枠20が開閉する際に前面枠20と摺動する樹脂製の摺動部17を有する。より具体的には、この摺動部17は、下横枠部材14に取り付けられている。また、摺動部17は、下横枠部材14の上面に位置し、かつ、前面枠20の回転軸が位置する側とは反対側(同図での右側)に片寄って位置している。そして、摺動部17は、前面枠20の遊技盤保持枠22が閉じている状態で遊技盤保持枠22の下面と当接して前面枠20を保持する。このため、前面枠20が閉じている状態には、前面枠20と幕板16との間に、隙間が形成されることになる。
なお、前面枠20の遊技盤保持枠22には、外枠10の右縦枠部材11と係合して前面枠20が開かないように施錠するための施錠部材23,24,25が設けられている。この施錠部材23,24,25は、パチンコ遊技機100の正面側に配設されている鍵穴158(図1参照)に不図示の鍵を差し込んで所定の方向に回転することで、連動して施錠動作および開錠動作を行う。
付言すると、払出球の払い出し制御を行う払出制御部が構成された払出制御基板(不図示)と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット560と、が枠部材150の前面枠20に配設されている。
次に、パチンコ遊技機100が備える発射ユニットについて説明する。この発射ユニットは、遊技者がハンドル151(図1参照)に触れてレバー152(同図参照)を操作したことを検知すると、レバー152の操作角度に対応する打球力で皿153(図2の(a)参照)の遊技球を発射する等の機能を果たすものである。
図23は、発射ユニットの構成を説明する図である。同図の(a)は、透明板保持枠21および遊技盤保持枠22に取り付けられる各種の装置を説明する斜視図であり、遊技盤保持枠22を遊技盤保持枠22に対して回転させて開けた状態を示している。同図の(b)は、発射装置40を拡大して示す斜視図である。
図23の(a)に示すように、発射ユニットは、透明板保持枠21に取り付けられた球送り装置30と、遊技盤保持枠22に取り付けられた発射装置40と、を備えている。なお、発射ユニットは、透明板保持枠21に取り付けられた上述のハンドル151およびレバー152(図1参照)並びに皿153(図2の(a)参照)をさらに備えている。
球送り装置30、皿153および球通路レール163は、供給装置の一例である。
ハンドル151のレバー152が操作されると、球送り装置30は、皿153(図2の(a)参照)に投入された遊技球を出口30bから1個ずつ排出する。透明板保持枠21を閉めた状態では、かかる球送り装置30の出口30bからの遊技球の排出によって、発射装置40が備える発射レール(Mレール)41に遊技球が供給される。出口30bは、排出口の一例である。
球送り装置30についての詳細は後述する。
発射装置40は、図23の(b)に示すように、球送り装置30から遊技球が供給される発射レール41を備えている。この発射レール41は、遊技球が乗る上面が横断面でM字状になるように形成されている。発射レール41は、水平面に対して傾斜するように配設されている。発射された遊技球は、傾斜する発射レール41を駆け上がるように進み、レール部材112(図1参照)により形成される通路を上昇していく。
なお、発射装置40において、遊技球は、発射レール41の下端から上端の方向に発射される。すなわち、発射レール41の発射の方向は、下端から上端へ向かう方向である。
遊技盤保持枠22側にて発射される遊技球は、発射レール41から接続レール42およびレール部材112を通って遊技盤110の遊技領域111へと進む。
図24に示すように、発射装置40は、上述の発射レール41および接続レール42のほかに、回転可能な打球槌43と、打球槌43に回転させる駆動源としてのロータリーソレノイド44と、をさらに備えている。また、発射装置40は、打球槌43の回転範囲を規制するストッパ45,46と、打球槌43を所定位置に保持するためのマグネット47と、を備えている。球送り装置40から供給された遊技球は、発射レール41における発射位置40aに停止する。なお、発射位置40aは、マグネット47の下側部分が傾斜して発射レール41との離間距離が遊技球の直径よりも小さくなることにより形成されている。
ロータリーソレノイド44は、不図示の制御回路からのパルスに応答して打球槌43を回転させる。すなわち、ロータリーソレノイド44通電時には、図24の(b)に示すように、打球槌43がストッパ46に接する位置まで回転することで、槌先端部43bで発射レール41の遊技球を打球し、遊技球は発射位置40a(図24の(a)参照)にて発射される。発射装置40は、かかる発射機構により、上述したように1分間に例えば100個を電動発射可能である。
付言すると、打球槌43による打球後にはロータリーソレノイド44の回転トルクが消失する。そして、打球槌43は、打球槌43がストッパ46に衝突した反動および打球槌43の自重によって逆方向に回転し、ストッパ45に接して停止する。
図25は、透明板保持枠21側に配設された発射ユニットの構成を説明する図である。図25の(a)は、透明板保持枠21の概略右側面図であり、(b)は、球送り装置30を出口30b側から見た状態を拡大して示す斜視図である。
図25の(a)に示すように、発射ユニットは、皿153(図2の(a)参照)の遊技球を一列に整列する球通路レール163をさらに備えている。この球通路レール163は、整列した遊技球を球送り装置30の入り口30aに供給する。
入り口30aは、球通路レール163に近接する球送り装置30の面に形成され、また、出口30bは、発射装置40に近接する球送り装置30の面に形成されている。言い換えると、入り口30aが形成されている面と出口30bが形成されている面とは、互いに反対側に位置する。
図26に示すように、球送り装置30は、入り口30aを持つケース31と、出口30bを持つケース32と、を備えている。ケース31,32は外装部品であり、互いに係合してネジで組み立てられるものである。球送り装置30の外面は、これらケース31,32によって構成されている。ケース31,32は、ケース部材の一例であり、カバーの一例である。また、ケース31は、第1の部品の一例であり、また、ケース32は、第2の部品の一例である。
なお、球送り装置30の入り口30aは、ケース31に形成した開口ないし切欠きにより構成され、また、球送り装置30の出口30bは、ケース32に形成した開口ないし切欠きにより構成されている。
また、球送り装置30は、球送りクランク34に連結され、球送りクランク34を駆動する駆動源としての球送りソレノイド35をさらに備えている。この球送りソレノイド35は、不図示の制御回路からのパルスに応答して作動するものであり、より具体的には、発射装置40のロータリーソレノイド44と連動するように駆動制御される。
なお、球送り装置30は、ケース31に取り付けられるシールド板としての板状部材36をさらに備えている。
また、ケース31は、球送り装置30を透明板保持枠21に対して位置決めするために外面に突出する位置決めピン31c(図28の(a)も参照)と、位置決めピン31cにより位置決めされた球送り装置30を透明板保持枠21に固定して取り付けるための取り付け穴31dと、をさらに備えている。付言すると、これらケース31の位置決めピン31cおよび取り付け穴31dは、球送り装置30を透明板保持枠21に取り付けるために形成されたものである。
ケース31は、ケース31の内面に形成されて軸部材33を保持するボス31eと、ケース32との互いの係合の際に用いられる2つの取り付け穴31fと、板状部材36を取り付けるための取り付け穴31gと、をさらに備えている。
また、ケース32は、球送り装置30を透明板保持枠21に対して保持するための2つの保持ピン32cをさらに備えている。2つの保持ピン32cは、上下方向に延びて同軸である。ケース32の保持ピン32cは、透明板保持枠21に形成された不図示の保持穴に挿入されて用いられる。すなわち、保持ピン32cを透明板保持枠21の保持穴(不図示)に挿入することで、球送り装置30は透明板保持枠21に回転可能に保持される。なお、球送り装置30は、保持ピン32cにて透明板保持枠21に保持された後には、位置決めピン31cで位置決めされた状態で取り付け穴31dを用いて透明板保持枠21にねじ等の締結部材にて固定される。
このアーム部34bは、ストッパ部34aよりも球送り装置30の内部通路T(図27参照)の下流側に配設されている。さらに説明すると、アーム部34bは、ストッパ部34aと所定距離だけ離れて位置する。より具体的には、ストッパ部34aとアーム部34bとの離間距離は、遊技球の略直径分であり、ストッパ部34aとアーム部34bがアーチ状に形成されている面を有する。すなわち、球送りクランク34は、ストッパ部34aとアーム部34bとの間に1つの遊技球を保持ないし把持することが可能に構成されている。
球送りクランク34は、球送りソレノイド35の揺動片35bに連結される連結部34cをさらに備えている。
付言すると、球送りクランク34は、ストッパ部34a、アーム部34bおよび連結部34cが一体成型されている。
さらに説明すると、揺動片35bは、球送りソレノイド35の作動と非作動とで互いに姿勢が異なるものであり、これにより、球送りクランク34が駆動される。なお、揺動片35bの長手方向他端部(図26における紙面奥側の端部)と金属片35aとの間では、引っ張られると元に戻ろうとする付勢力を生じる引っ張りコイルバネ37(図27参照)により連結されている。
球送りソレノイド35非作動時には、図27の(a)に示すように、引っ張りコイルバネ37の付勢力によって、球送りクランク34のストッパ部34aは、内部通路Tに位置する。このため、内部通路Tを遊技球が通過できず、その意味において内部通路Tは塞がっている。すなわち、入り口30aから内部通路Tに入った遊技球は、一時的に停止する。なお、内部通路Tは、入り口30aから出口30bへと延びて形成されている遊技球の通過経路であり、上下方向に延びている。内部通路Tは、内側の空間の一例である。
このようにして進んだ先頭の遊技球は、球送りクランク34のストッパ部34aとアーム部34bとの間に位置する。これにより、球送りクランク34は、ストッパ部34aおよびアーム部34bにより先頭の遊技球を1つだけ把持する。
このようにして内部通路Tを落下する遊技球は、球送り装置30の出口30bから排出され、発射装置40の発射レール41に供給されることで、発射装置40の発射位置40aにて遊技盤110(図1または図23の(a)参照)に向けて発射される。
球送り装置30が備えているケース32の外面32dに、発射装置40の発射レール41(図23参照)に供給する遊技球を排出する上述の出口30bが形成されている。
なお、ケース32の外面32eは、外面32dに連続すると共に外面32dと交差する方向に延びて形成されている。また、ケース31の外面31hは、ケース32の外面32eと同じ方向に延びるように形成されている。
より詳細には、ケース31の外面31hは、ケース32の外面32eと共に、球送り装置30の外面(横面)30cを構成する。この外面30cは、出口30bよりも発射レール41による発射方向の下流側に位置し、かつ、発射レール41を横断する方向に延びている。言い換えると、外面30cは、発射装置40により遊技球が発射される側に位置する球送り装置30の面である。また、別の言い方をすると、外面30cは、発射装置40から発射される遊技球が進む方向を向いている球送り装置30の面である。
球送り装置30の外面30cおよびケース32の外面32dは、外面の一例である。
さらに説明すると、図26に示すように、球送り装置30には、出口30bから細長く延びる切れ込み状のスリット50が形成されている(図27も参照)。このスリット50は、細長の切欠き部ないし開口部ということもできる。スリット50は、球送り装置30の出口30bに対して発射方向の下流側に位置する。
このスリット部分51は、出口30bにおける上側に位置するように形成されている。
別の言い方をすると、ここにいう一方向とは、発射装置40により発射される遊技球に糸状部材S(例えば図29参照)が付着していると共に糸状部材Sがパチンコ遊技機100の外部から内部に続いているときに、発射装置40による遊技球の発射に伴ってパチンコ遊技機100の内部において糸状部材Sが案内される方向をいう。
図28の(a)に示すように、スリット50は、上述のスリット部分51,52のほかに、スリット部分52に連続して形成され、発射レール41を横断する方向に延びるスリット部分53をさらに含んで構成されている。このスリット部分53は、球送り装置30の外面30cをスリット部分52から斜め上方に延びるように形成されている。さらに説明すると、スリット部分53は、球送り装置30の外面30cをクランク形状(階段形状)に延びるように形成されている。別の言い方をすると、球送り装置30の外面30cに、互いに異なる複数の曲率半径を持つ蛇のような湾曲形状(蛇行する形状)のスリット部分53が形成されている。スリット部分53は、上方に延びるように形成されている。
より詳細には、スリット部分53は、スリット部分53に沿ってスリット部分52から離れる方向に行くに従って幅寸法が細くなる区間を有する。すなわち、スリット部分53は、先の方に行くとだんだんと細くなっている(先細の形状)。このように、先の方が細くなっているスリット部分53は、2つの保持ピン32cのうち上側の保持ピン32cが形成される基部32fで行き止まりになっている。すなわち、スリット部分53は、奥側で行き止まりになっている。
なお、スリット部分53を構成するケース31の縁部とケース32の縁部とは、互いに隣接するものである。ケース31の縁部とケース32の縁部とは、互いに突き合うように配設されている。
なお、上述したように、スリット50のスリット部分51,52は、ケース32のみにより形成されている。
このように、ケース31の薄肉部54とケース32の薄肉部55とが互い違いになるように、スリット50のスリット部分53は形成されている。ケース31の縁部およびケース32の縁部は、板状であり、また、厚さ方向に延びる端面の形状によりスリット部分53を形成している。
別の見方をすると、ケース31は、寸法d1の面と寸法d2の面という段違いの面を縁部に有する。また、ケース32は、寸法d3の面と寸法d4の面という段違いの面を縁部に有する。
薄肉部54,55は、突出部の一例である。
また、ケース31の薄肉部54とケース32の薄肉部55のいずれか一方または両方を、ケース31,32の厚さ方向に複数並ぶように形成することも考えられる。
ケース31の薄肉部54とケース32の薄肉部55とは、互いに接触せず、互いに離間するようにして形成されている。
このように、スリット部分53は、ケース31の縁部とケース32の縁部との隙間が横断面においてクランク形状になるように形成されており、これにより、球送り装置30の外面30c側の空間と内面30d側の空間である内部通路Tとを互いに連通する。また、スリット部分53は、球送り装置30の外面30c側から内面30d側の内部通路Tが容易には見えないように形成され、また、球送り装置30の内面30d側から外面30c側の空間が容易には見えないように形成されている。
図29、図30および図31は、球送り装置30のスリット50の作用を説明する図である。図29は、球送り装置30および発射装置40の発射レール41の概略平面図である。また、図30は、糸状部材Sに張力がない状態を示し、図31は、糸状部材Sに張力がある状態を示している。図30および図31の(a)は、図28の(b)と同じく図28の(a)の線C−Cによる断面図であり、より具体的には、糸付き球の糸状部材Sがスリット50のスリット部分53を通るときの糸状部材Sの状態を説明するスリット部分53の横断面図である。図30および図31の(b)は、球送り装置30の斜視図である。
図29の(a)に示すように、比較的長い糸状部材Sを付着させた遊技球(以下、不正の球技球という)が、球送り装置30の内部通路Tを通って出口30bから出ると、発射レール41に供給される。糸状部材Sは緩んだ状態であり、不正の遊技球の移動を制限しない。
糸状部材Sは、不正の遊技球と共に移動し、不正の遊技球が通った経路(軌跡)に沿って進んでいく。すなわち、糸状部材Sは、球送り装置30の入り口30a、内部通路Tおよび出口30bを通っている。
発射された不正の遊技球は遊技領域111(図1参照)の方向に進み、それに伴い、糸状部材Sは、図29の(c)に示すように、不正の遊技球が通った経路から外れて球送り装置30のスリット50に進入する。すなわち、糸状部材Sは、近道をするようにスリット50に入っていく。
なお、球送り装置30の外面30cに隣接する空間には、空きスペースが形成されている。すなわち、外面30cのとなりには、糸状部材Sの動きを邪魔するような他の装置ないし部品が配設されていない。
横断面クランク形状のスリット50に進入した糸状部材Sは、緩んだ状態では例えば図30の(a)に示すようにスリット50内に位置する。そして、糸状部材Sは、引っ張られた状態では例えば図31の(a)に示すようにスリット50内で直線的に折れ曲がり、薄肉部54,55の表面に当接する。
より具体的には、糸状部材Sがスリット50のスリット部分53に入って、張力を持つと、図31の(a)に示すように、糸状部材Sは、スリット50内では一直線状にはならず、屈折する。スリット50のスリット部分53では、薄肉部54,55によって糸状部材Sが一直線状になるのが阻止される。すなわち、ピンと張った状態の糸状部材Sは、ケース31の薄肉部54の角部およびケース32の薄肉部55の角部にて直線的に折れる。この状態では、糸状部材Sが、薄肉部54の角部と薄肉部55の角部とにそれぞれ押し当てられ、スリット50から外れ難い。このような糸状部材Sが外れ難い形状をスリット部分53に採用することで、糸状部材Sがスリット部分53から外れてしまう事態を防止することが可能になる。
なお、糸状部材Sを切ることが可能なように、薄肉部54の角部と薄肉部55の角部をより鋭角に形成したり不図示の刃部材を球送り装置30に配設したりすることが考えられる。
より詳細には、糸状部材Sは、不正の遊技球が上方に向けて発射されることで、スリット50のスリット部分51に入り、次にスリット部分52に進んだ後に、スリット部分53に至る。これにより、糸状部材Sがスリット部分53に嵌まり込む。このため、不正の遊技球は、糸状部材Sにぶら下がるようにして糸状部材Sの長さに応じた遊技領域111の位置で止まってしまう。
また、不正行為を行おうとする遊技者の意図に反し、不正の遊技球が飛んでいったら影響が大きい遊技領域111の所定場所(例えば、始動口121,122等)に不正の遊技球が届かないようになることから、不正の遊技球による不正行為の実行を防止することが可能になる。
次に、上述した本実施の形態を応用した各種の構成例(応用例)について説明する。
図32は、球送り装置30の一応用例を説明する図である。同図の(a)〜(c)の各々は、スリット50のスリット部分53の横断面を示す図であり、図28の(b)に対応するものである。なお、図32の(a)〜(c)の応用例は、本実施の形態と同じく、スリット50のスリット部分53は、ケース31の縁部とケース32の縁部との間の隙間を隠すように形成されている。
図32の(a)に示す場合には、薄肉部54は、外面側の肉厚を減じると共に内面側の肉厚を減じることで端面が凸形状に構成されている。また、薄肉部55は、中央の肉厚を減じることで端面が凹形状に構成されている。そして、薄肉部54の凸形状の部分が、薄肉部55の凹形状の部分に入り込むように配設されることで、ケース31の薄肉部54とケース32の薄肉部55とが互い違いになるように、スリット部分53が形成されている。
なお、薄肉部54の横断面形状と薄肉部55の横断面形状とを互いに逆に形成することも考えられる。
なお、ケース31の横断面形状とケース32の横断面形状とを互いに逆に形成すると共にケース31とケース32との厚さ方向の位置関係を逆にすることも考えられる。
なお、ケース31とケース32との厚さ方向の位置関係を逆にすることも考えられる。
図33の(a)に示すように、一応用例に係る球送り装置30は、スリット50が形成されている位置に配設された検出部(センサ)60を備えている。この検出部60は、アクチュエータ61を持つマイクロスイッチであり、検出手段の一例である。なお、検出部60として、他の形式のセンサを用いることも考えられる。
さらに説明すると、検出部60は、アクチュエータ61がスリット50のスリット部分53を横切るように、球送り装置30の外面30cに取り付けられている。検出部60は、アクチュエータ61が所定の動きを行うと、オン信号を出力する。言い換えると、スリット50は、糸状部材Sを奥側に誘導(案内)し、検出部60が検出可能な位置まで追い込んでいく。
ここで、検出部60の出力先としては、例えば払出制御部400(図3参照)である。払出制御部400が検出部60からオン信号を受け付けると、予め定められた制御が行われる。より具体的には、払出制御部400は、検出部60からオン信号を受け付けた場合に、不正行為があったことを示す信号を遊技制御部200(図3参照)に送信することで、遊技制御部200は遊技の中止を行う。また、不正行為があったことを示す信号を、遊技制御部200を介して演出制御部300(図3参照)に送信することで、演出制御部300は、所定の警告演出や報知演出を行う。また、不正行為があったことを示す信号を、枠用外部情報端子基板450(図3参照)を介してホールコンピュータ(不図示)に送信することで、パチンコ遊技機100を設置しているホール側で不正行為の事実を速やかに把握し、これに対処することが可能になる。
図34に示すように、他の応用例に係る球送り装置30は、ケース32にスリット部品70が固定して取り付けられている。このスリット部品70は、スリット部分51,52,53からなるスリット50を備えている。なお、スリット部品70のスリット50は、ケース31,32に形成されている上述のスリット50(図26〜図28参照)と同じ構成を採用している。
さらに説明すると、ケース31,32には、スリット部品70のスリット50の範囲を逃げるように比較的大きな切欠き(破線で図示)が形成されている。言い換えると、球送り装置30の内部通路Tは、ケース31,32のみならず、スリット部品70によっても構成されている。
このため、球送り装置30を、比較的高精度に形成する必要がないケース31,32と、比較的高精度に形成する必要があるスリット部品70と、に分けて構成することで、スリット50を形成するに伴うコスト上昇を抑制することが可能になる。
また、スリット部品70を球送り装置30に後付けすることが可能である。その場合には、球送り装置30の全体を交換しなくても、事後的な不正対策を行うことが可能になるので、不正対策が施されていない機種に対して不正対策を施すことが比較的容易に行える。
なお、スリット部品70を球送り装置30の本体部(ケース31,32)に取り付ける手法としては、接着剤によるものや締結ねじによるもの等が考えられる。また、スリット部品70を球送り装置30の本体部に対して位置決めするための構造として、例えば不図示の凸部および不図示の凹部を用いることが考えられる。
Claims (3)
- 遊技球による遊技を行うための遊技領域を有する遊技盤を備える遊技機であって、
前記遊技盤の前記遊技領域に向けて遊技球を発射レールから発射する発射装置と、
遊技球を前記発射装置の前記発射レールに供給口から供給する供給装置と、
を備え、
前記供給装置は、前記供給口が形成される第1の外面および前記発射装置による発射の方向の下流側にて当該第1の外面と連続すると共に当該第1の外面と交差する方向に延びる第2の外面を含み、当該供給口から続いて当該第1の外面に形成されるスリットが当該第2の外面に及んでいることを特徴とする遊技機。 - 前記発射装置により発射される遊技球に糸状部材が付着していると共に当該糸状部材が遊技機の外部から遊技機の内部に続いているときに、前記供給装置の前記第2の外面と当該第2の外面に対する前記発射の方向の下流側で当該供給装置のとなりに位置する他の部品との間に画成される空間を利用することにより当該発射装置による遊技球の発射に伴って遊技機の内部において当該糸状部材が前記スリットを前記発射レールから離れる方向に進むことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記スリットは、前記発射装置により発射された遊技球と共に移動する糸状部材を案内するものであり、
前記遊技機は、前記スリットに案内される糸状部材を検出する検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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