JP5346780B2 - 先入れ先出しバッファ及び先入れ先出しバッファのデータ破棄方法 - Google Patents

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本発明は、データを選択的に破棄することのできる先入れ先出し(FIFO First In First Out)バッファ及び先入れ先出しバッファのデータ破棄方法に関する。
データ転送を行なうデータ転送システムにおいて、転送されるデータの単位をパケットと呼称する。データ転送システムの送受信端において、一般的にパケットを記憶するためのFIFOバッファが使用される。FIFOバッファからのパケットの読み出しは、パケットが書き込まれた順に行なわれる。
データ転送システムを含むデータ処理システムにおいて、データ転送システムのFIFOバッファに保持されたパケットが処理中に不要となる場合がある。一例として、制御プロセッサが複数の演算プロセッサにデータを転送し、演算処理の単位時間であるスライス内に、複数の演算プロセッサに演算を行わせる際に、スライスの終了時点で演算の終了していないプロセッサの演算を打ち切る場合などが考えられる。
従来のFIFOバッファは、FIFOバッファへ書き込むアドレス及びFIFOバッファから読み込むアドレスを全て初期化するリセット機能を備えている。FIFOバッファのリセット機能を使用することで、FIFOバッファに記憶されたパケットはすべて破棄される。
しかし、FIFOバッファ内に破棄すべきでないパケットが含まれている可能性がある場合には上記のリセット機能を使用することはできない。このような場合に従来のシステムにおいては、FIFOバッファからパケットを読み出した後に、破棄すべきと判断されたパケットをそのまま放置する方法が実施されていた(たとえば、特許文献1の第13乃至第19段落)。
しかし、上記の従来の方法では、FIFOバッファ内のパケットを読み出す作業に相当の処理リサイクルを必要とする。このため、必要でないパケットを処理するために処理サイクルが消費され、結果としてシステムの効率が低下していた。
このように、記憶されたパケットを選択的に破棄することのできる機能を備えたFIFOバッファ及びFIFOバッファ内に記憶されたパケットを選択的かつ効率的に破棄することのできるパケット破棄方法は開発されていない。
特開平7−262151
したがって、記憶されたパケットを選択的に破棄することのできる機能を備えた先入れ先出しバッファ及び先入れ先出しバッファ内に記憶されたパケットを選択的かつ効率的に破棄することのできるパケット破棄方法に対するニーズがある。
本発明による、書き込まれた順にデータを読み出す先入れ先出しバッファは、つぎに読み出すパケットを破棄する前に、破棄するパケットの先頭アドレスを示す読み出しアドレス・データを、破棄するパケットの次のパケットの先頭アドレスを示すデータに書き換える読み出しデータ指示部を備えている。
本発明による、書き込まれた順にデータを読み出す先入れ先出しバッファにおいて、パケットを破棄する方法は、つぎに読み出すパケットを破棄する前に、破棄するパケットの先頭アドレスを示す読み出しアドレス・データを、破棄するパケットの次のパケットの先頭アドレスを示すデータに書き換えることによってパケットを破棄する。
本発明によれば、つぎに読み出すパケットを破棄する前に、破棄するパケットの先頭アドレスを示す読み出しアドレス・データを、破棄するパケットの次のパケットの先頭アドレスを示すデータに書き換えることによって、選択的にパケットを破棄することができる。また、破棄するパケットの先頭アドレスを示す読み出しアドレス・データを書き換えるだけの処理によって効率的にパケットを破棄することができる。
本発明の実施形態によれば、前記破棄するパケットの先頭アドレスを示す読み出しアドレス・データに、前記破棄するパケットのヘッダに含まれるパケット・データ長を加算して、前記破棄するパケットの次のパケットの先頭アドレスを示すデータを得る。
本実施形態によれば、前記破棄するパケットのヘッダに含まれるパケット・データ長を使用することにより、複雑な機構を必要とせずに、前記破棄するパケットの次のパケットの先頭アドレスを示すデータを得ることができる。
本発明の実施形態によれば、ヘッダ情報の先頭にパケット・データ長のフィールドが位置しているパケットを取り扱う。
本実施形態によれば、ヘッダ情報からパケット・データ長を取り出す際に都合がよい。
本発明の一実施形態によるデータを選択的に破棄することのできるFIFOバッファの入出力信号を示す図である。 本発明の一実施形態によるデータを選択的に破棄することのできるFIFOバッファの構成の一例を示す図である。 パケットのデータ構造を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるパケット破棄方法を示す流れ図である。 FIFOバッファに記憶されたパケットの状態を示す図である。 本発明の一実施形態によるデータを選択的に破棄することのできるFIFOバッファを使用したネットワークの全体構成を示す図である。 図6に示したネットワークに使用されるFIFOバッファを含むノードの構成を示す図である。 パケット破棄処理を説明するための図である。 制御回路による上述のパケット破棄方法を示す流れ図である。 従来のFIFOバッファの入出力信号を示す図である。 従来のFIFOバッファの構成の一例を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態によるパケットを選択的に破棄することのできるFIFO(先入れ先出し)バッファ100の入出力信号を示す図である。FIFOバッファ100は、外部から受信データを受け取り、受け取ったデータを内部バスへ送る。FIFOバッファ100には、さらにリセット信号とパケット破棄信号が入力される。リセット信号を受け取ると、FIFOバッファ100は、従来のFIFOバッファと同様に、記憶している全てのパケットを破棄する。パケット破棄信号を受け取ると、FIFOバッファ100は、つぎに転送される予定のパケットを選択的に破棄する。
図10は、従来のFIFOバッファ150の入出力信号を示す図である。従来のFIFOバッファ150において、パケット破棄信号は存在しない。
図2は、本発明の一実施形態によるデータを選択的に破棄することのできるFIFOバッファ100の構成の一例を示す図である。FIFOバッファ100は、2ポートメモリ101と、書き込みデータレジスタ103と、書き込みアドレス指示部105と、読み出しデータレジスタ107と、読み出しアドレス指示部109と、加算器111と、を含む。
図11は、従来のFIFOバッファ150の構成の一例を示す図である。FIFOバッファ150は、2ポートメモリ151と、書き込みデータレジスタ153と、書き込みアドレス指示部155と、読み出しデータレジスタ157と、読み出しアドレス指示部159と、を含む。従来のFIFOバッファ150は、パケット破棄信号を取り扱わない。
図2に戻り、書き込みアドレス指示部105は、書き込み指令wr_Aを受け取ると、書き込みデータレジスタ103に書き込み指令を送り、書き込みデータレジスタ103は、書き込みデータレジスタ103の内容を、2ポートメモリ101のポートAに送る。また、書き込みアドレス指示部105は、書き込み指令及びデータを書き込むべき2ポートメモリ101のアドレスを2ポートメモリ101のポートAに送る。2ポートメモリ101は、受け取ったデータを、受け取ったアドレスに書き込む。書き込みアドレス指示部105は、記憶しているアドレスをインクリメントし、つぎにデータを書き込むべきアドレスを示すようにする。
読み出しアドレス指示部109は、読み出し指令rd_Bを受け取ると、読み出し指令及びデータを読み込むべき2ポートメモリ101のアドレスを2ポートメモリ101のポートBに送る。2ポートメモリ101は、受け取ったアドレスから読み込んだデータを、読み出しデータレジスタ107に送る。読み出しアドレス指示部109は、記憶しているアドレスをインクリメントし、つぎにデータを読み出すべきアドレスを示すようにする。
リセット信号を受け取ると、書き込みデータレジスタ103、書き込みアドレス指示部105、読み出しデータレジスタ107及び読み出しアドレス指示部109の全てのデータがクリアされる。この結果、2ポートメモリ101の全てのデータが破棄される。
パケット破棄信号を受け取ると、読み出しアドレス指示部109は、加算器111の出力を受け取る。加算器111の一方の入力端には、読み出しアドレス指示部109が保持する、つぎに読み出すパケットの先頭アドレスが接続される。加算器111の他方の入力端には、読み出しデータレジスタ107に記憶された、つぎに読み出すパケットのヘッダ情報のうちのパケット・データ長が接続される。したがって、加算器111の出力、すなわち、読み出しアドレス指示部109が加算器111から受け取るデータは、つぎに読み出す予定のパケットの、さらにその次のパケットの先頭アドレスを示すデータである。この状態で、読み出し指令rd_Bを受け取ると、読み出しアドレス指示部109は、読み出し指令及び、つぎに読み出す予定のパケットの、さらにその次のパケットの先頭アドレスを示すデータを2ポートメモリ101に送る。この結果、つぎに読み出す予定であったパケットは破棄される。このように本実施形態によれば、1サイクルの処理によって、つぎに読み出す予定であったパケットの破棄が実行される。
図3は、パケットのデータ構造を説明するための図である。加算器111の入力端に、つぎに読み出すパケットのヘッダ情報のうちのパケット・データ長を接続するには、パケットのヘッダ情報の先頭にパケット・データ長のフィールドが位置しているのが好ましい。図3に示したデータ構造では、パケットのヘッダ情報の先頭位置の16ビット(48ビット目から63ビット目)にパケット・データ長のフィールドが位置している。
図4は、本発明の一実施形態によるパケット破棄方法を示す流れ図である。
図4のステップS1010において、読み出しアドレス指示部109は、「パケット破棄信号」を受け取る。「パケット破棄信号」は、後で説明するように制御回路によって出力される。
図4のステップS1020において、読み出しアドレス指示部109は、2ポートメモリ101に、破棄の対象となる有効なエントリが存在するかどうか判断する。ここで、読み出しアドレス指示部109は、2ポートメモリ101が出力する、図2に示すRd_valid信号によって破棄の対象となる有効なエントリが存在するかどうか判断してもよい。有効なエントリが、存在すれば、ステップS1030に進む。有効なエントリが存在しなければ、そのまま処理を終了する。
図4のステップS1030において、読み出しアドレス指示部109は、読み出しアドレス指示部109が保持する、つぎに読み出すパケットの先頭アドレスと、読み出しデータレジスタ107に記憶された、つぎに読み出すパケットのヘッダ情報のうちのパケット・データ長との和を加算器から受け取る。
図4のステップS1040において、読み出しアドレス指示部109は、加算器111の出力を、つぎに読み出すパケットの新たな先頭アドレスとして新たに記憶する。
図5は、2ポートメモリ101に記憶されたパケットの状態を示す図である。図5において、アドレスは、先頭が最も大きいものとする。図5において、2ポートメモリ101にはパケットmからパケットm+3まで4個のパケットが存在している。ポートAの書き込みアドレスは、パケットm+3の最後のアドレスの次のアドレスである。パケット破棄実行前のポートBの読み出しアドレスは、パケットmの先頭アドレスである。パケット破棄信号が出力され、読み出しアドレス指示部109がパケット破棄処理を実行すると、ポートBの読み出しアドレスは、パケットmの先頭アドレスにパケットmのパケット・データ長を加算した値、すなわち、パケットm+1の先頭アドレスとなる。
一般に、書き込みアドレス及び読み出しアドレスは、それぞれ、書き込みアドレス指示部105及び読み出しアドレス指示部109によってインクリメントされ、上限値(2ポートメモリ101の容量)に達するとゼロとされる。書き込みアドレスが読み出しアドレスに追いついた場合に、2ポートメモリ101は一杯となる。読み出しアドレスが書き込みアドレスに追いついた場合に、2ポートメモリ101は空となる。図2のRd_valid信号は、書き込みアドレスが読み出しアドレスより大きい場合に出力され、2ポートメモリ101に有効なデータが存在することを示す。
つぎに、本発明の一実施形態によるデータを選択的に破棄することのできるFIFOバッファ100を使用したデータ処理システムの構成の一例を示す。
図6は、本発明の一実施形態によるデータを選択的に破棄することのできるFIFOバッファを使用したネットワークの全体構成を示す図である。ネットワークは、スイッチ303ならびにスイッチ303に接続された、ノード0(301)、ノード1(305)、ノード2(307)、ノード3(309)及びノード4(311)を含む。ノード0(301)は、システムマスターとして機能する。ノード1(305)乃至ノード4(311)は、演算ノードとして機能する。スイッチ303は、上記の5個のノードの間でパケット・データを転送する機能を有する。
ノード0(301)は、各演算ノードに演算のためのパラメータを送信するとともに、システム全体の制御を行なう。一例として、ノード0(301)は、演算処理の基本単位時間であるスライスの始まりを示す同期信号のパケット・データ及び演算に必要なパラメータのパケット・データを各演算ノードに送信する。
演算ノード1(305)乃至ノード4(311)は、システムマスターであるノード0(301)から命令されたジョブを実行し、その結果をノード0(301)へ送り返す。ジョブの内容は、数値計算の実行、演算ノード1(305)乃至ノード4(311)に接続されている機器313乃至319からの計測情報、音声情報、画像情報などの収集、機器313乃至319の制御、機器313乃至319への音声情報、画像情報などの出力などである。一例として、演算ノード1(305)において、定期的に計測器から情報を収集し、ノード0(301)から送られるパラメータと組み合わせてモータ制御を行なってもよい。モータ制御の基本周期は、演算処理の基本単位時間であるスライスと同じ時間、たとえば、1ミリ秒に設定しておく。
ここで、各演算ノードは、スライス時間を超えて演算を継続できないものとする。すなわち、各演算ノードは、ノード0(301)からスライスの始まりを示す同期信号を受け取るごとに、継続中の処理があればそれを中止して新たな処理を開始する。たとえば、上記のモータ制御の場合には、新たな基本周期の処理を開始する。
図7は、図6に示したネットワークに使用されるFIFOバッファを含むノード1(305)の構成を示す図である。ノード1(305)は、デジタル受信インタフェース201、フレームデータ受信用FIFOバッファ100A、制御データ受信用FIFOバッファ150A、内部演算器203、パケット管理部205、制御回路207、フレームデータ送信用FIFOバッファ150B、制御データ送信用FIFOバッファ150C及びデジタル送信インタフェース209を含む。デジタル受信インタフェース201及びデジタル送信インタフェース209は、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)などの差動信号を用いた高速デジタル通信用インタフェースである。
以下において、フレームデータ受信用FIFOバッファ100Aは、図2に示したパケット破棄機能を備えたものであるとして、FIFOバッファ100Aの通常の処理及びパケット破棄処理について説明する。
図6のネットワークで説明した、同期信号は制御データとして扱われ、演算のためのパラメータ情報は、フレームデータとして扱われる。制御データ受信用FIFOバッファ150Aは、従来のFIFOバッファである。制御データ受信用FIFOバッファ150Aは、制御回路207から読み出し指令を受けて、受信制御データを制御回路207へ送る。制御回路207は、制御データ受信用FIFOバッファ150Aから制御データの受信を知らされて適切に読み出し指令を出力する。上述のとおり、フレームデータ受信用FIFOバッファ100Aは、図2に示したパケット破棄機能を備えたものである。フレームデータ受信用FIFOバッファ100Aは、制御回路207から読み出し指令を受けて、フレームデータ受信用FIFOバッファ100Aに保持された受信フレームデータを内部演算器203へ送る。制御回路207は、フレームデータ受信用FIFOバッファ100Aからフレームデータの受信を知らされ、また、内部演算器203からその処理状態を知らされて、適切に読み出し指令を出力する。
スライス中に受信する予定のパケットの個数は既知であるとして、パケット管理部205に予め設定しておく。パケット管理部205は、図示しないパケット・カウンタを備えており、パケット・カウンタは、通信チャネルのリセット時、たとえば、スライスの開始時にゼロに設定される。パケット・カウンタは、内部演算器203が受信したデータの情報を使用して読み出したパケットの数をカウントする。
図8は、パケット破棄処理を説明するための図である。図8の横軸は時間の経過を示す。スライスの開始を知らせる同期信号を含むパケットがFIFOバッファ150Aに受信され、制御回路207に送られる。この時点の時刻はt1である。この時点で内部演算器203は、パケット(S1+M−3)を処理中である。このときFIFOバッファ100Aの読み出しポインタは、パケット(S1+M−3)の先頭アドレスの位置を指している。ここで、読み出しポインタとは、図5で説明した読み出しアドレスを示すデータを保持するレジスタである。
この状態で、たとえば、リセット信号によりFIFOバッファ100A内の全てのデータを破棄することはできない。その理由は以下のとおりである。第1に、時刻t1でパケット(S1+M−3)のデータを読み込んでいる最中である。第2に、時刻t2においては、次のスライスで使用するパケット(S2+0)がすでに受信されている。第3に一括してリセットを行なう時間の余裕が見当たらない。
そこで、制御回路207は、パケット(S1+M−3)までを処理した後、後続のパケットを破棄するものとする。制御回路207は、時刻t2までは通常のrd_bの読み出し信号を使用してデータを読み出す。制御回路207は、パケット管理部205からの情報に基づいて、未処理のパケット数が3個であることを認識する。本実施例で具体的に破棄すべき未処理のパケットは、(S1+M−2)、(S1+M−1)及び(S1+M)の3個である。制御回路207は、時刻t2において、通常の処理にしたがってrd_bの読み出し信号を出力する。この結果、FIFOバッファ100Aの読み出しポインタは、パケット(S1+M−2)の先頭アドレスの位置を指す。また、図2に示した読み出しデータレジスタ107には、パケット(S1+M−2)の先頭データが保持される。この状態で、時刻t3において、制御回路207は、第1のパケット破棄信号を出力する。すると、FIFOバッファ100Aが図4に示した処理を行って、FIFOバッファ100Aの読み出しポインタは、パケット(S1+M−1)の先頭アドレスの位置を指す。また、図2に示した読み出しデータレジスタ107には、パケット(S1+M−1)の先頭データが保持される。この状態で、時刻t4において、制御回路207は、第2のパケット破棄信号を出力する。すると、FIFOバッファ100Aが図4に示した処理を行って、FIFOバッファ100Aの読み出しポインタは、パケット(S1+M)の先頭アドレスの位置を指す。また、図2に示した読み出しデータレジスタ107には、パケット(S1+M)の先頭データが保持される。この状態で、時刻t5において、制御回路207は、第3のパケット破棄信号を出力する。すると、FIFOバッファ100Aが図4に示した処理を行って、FIFOバッファ100Aの読み出しポインタは、次のスライスの先頭のパケット(S2+0)の先頭アドレスの位置を指す。また、図2に示した読み出しデータレジスタ107には、パケット(S2+0)の先頭データが保持される。このように3個のパケット破棄信号を出力することにより、3個のパケット(S1+M−2)、(S1+M−1)及び(S1+M)が破棄される。このように、1個のパケットを破棄するのに消費される処理サイクルは1であり、効率的にパケットを処理することができる。
図9は、制御回路による上述のパケット破棄方法を示す流れ図である。
図9のステップS2010において、制御回路207は、FIFOバッファ150Aから同期信号を受け取る。
図9のステップS2020において、制御回路207は、パケット管理部205から未処理のパケット数を受け取る。
図9のステップS2030において、制御回路207は、内部演算器からの情報を使用して仕掛かりのパケットの処理が終了したかどうか判断する。仕掛かりのパケットの処理が終了していれば、ステップS2050に進む。仕掛かりのパケットの処理が終了していなければ、ステップS2040に進む。
図9のステップS2040において、制御回路207は、所定時間待機した後、のステップS2030に進む。
図9のステップS2050において、制御回路207は、未処理のパケットの数のパケット破棄指令を出力する。
なお、図4のステップS1020において、読み出しアドレス指示部109は、2ポートメモリ101に、破棄の対象となる有効なエントリが存在するかどうか判断することを説明した。このステップに代えて、あるいはこのステップに加えて、図9のステップS2010とステップS2010との間で、制御回路207が、2ポートメモリ101に、破棄の対象となる有効なエントリが存在するかどうか判断し、存在する場合にはステップS2020に進み、存在しない場合には処理を終了するようにしてもよい。
上記の実施形態によれば、1サイクルの処理によって、FIFOバッファのパケットを、選択的かつ効率的に破棄することができる。
100…FIFOバッファ、101…2ポートメモリ、103…書き込みデータレジスタ、105…書き込みアドレス指示部、107…読み出しデータレジスタ、109…読み出しアドレス指示部

Claims (2)

  1. 記憶部と、当該記憶部にアドレス・データを入力して当該記憶部内の当該アドレス・データが示すアドレスに記憶されたデータを読み出す読み出しデータ指示部と、前記記憶部から読み出されたデータを保持して出力するレジスタと、を備え、前記記憶部に書き込まれ記憶された、一つ以上のデータにより構成されたパケットを、読み出し信号を受信したことに応じて書き込まれた順に読み出す先入れ先出しバッファであって、
    前記パケットを構成する先頭のデータには、当該パケットに含まれるデータの数を表す数値が含まれており、
    前記レジスタに前記先頭のデータが保持され出力されたときに、当該出力された先頭のデータに含まれる前記数値と、前記読み出しデータ指示部前記記憶部に出力した前記アドレス・データと、を加算した加算値を出力する加算器を備え、
    前記読み出しデータ指示部は、前記読み出し信号が入力されていない期間において、次に読み出すべき前記パケットの、前記先頭のデータの前記記憶部内におけるアドレスである先頭アドレス・データを保持しているときに、前記次に読み出すべきパケットの破棄を指示するパケット破棄信号を受信したことに応じて前記保持している前記先頭アドレス・データを前記記憶部に出力して前記先頭のデータを読み出し、当該先頭のデータが読み出されたことに応じて当該先頭のデータが前記レジスタにより保持され出力された後、前記記憶部に出力した前記先頭アドレス・データと前記読み出した先頭のデータに含まれる前記数値との前記加算値を前記加算器から入力して、当該入力した加算値により、前記保持している先頭アドレス・データを前記次に読み出すべきパケットの次のパケットの先頭アドレス・データに書き換える、
    FIFOバッファ。
  2. 記憶部と、当該記憶部にアドレス・データを入力して当該記憶部内の当該アドレス・データが示すアドレスに記憶されたデータを読み出す読み出しデータ指示部と、前記記憶部から読み出されたデータを保持して出力するレジスタと、加算器と、を備え、前記記憶部に書き込まれ記憶された、一つ以上のデータにより構成されたパケットを、読み出し信号を受信したことに応じて書き込まれた順に読み出す先入れ先出しバッファにおいて、前記パケットを破棄する方法であって、
    前記パケットを構成する先頭のデータには、当該パケットに含まれるデータの数を表す数値が含まれており、
    前記読み出しデータ指示部が、前記読み出し信号が入力されていない期間において、次に読み出すべき前記パケットの、前記先頭のデータの前記記憶部内におけるアドレスである先頭アドレス・データを保持しているときに、前記次に読み出すべきパケットの破棄を指示するパケット破棄信号を受信したことに応じて前記保持している前記先頭アドレス・データを前記記憶部に出力して前記先頭のデータを読み出すステップと、
    前記レジスタが、当該読み出された先頭のデータを保持して出力するステップと、
    前記加算器が、前記読み出しデータ指示部が前記記憶部に出力した前記先頭アドレス・データと、前記レジスタが出力した前記先頭のデータに含まれる前記数値との加算値を算出して、当該加算値を出力するステップと、
    前記読み出しデータ指示部が、前記加算器から出力された前記加算値を入力して、当該入力した加算値により、前記保持している先頭アドレス・データを前記次に読み出すべきパケットの次のパケットの先頭アドレス・データに書き換えるステップと、
    を含む、
    パケット破棄方法。
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