JP5345292B2 - 基地局および通信制御方法 - Google Patents

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本発明は、無線通信端末からQoS(Quality of Service)を伴う通信の発呼要求を受信したときにQoSを伴う通信の制御を行う基地局、および、基地局や基地局制御局等の通信制御装置と無線通信端末との間でQoS通信を行うことが可能な通信制御方法に関するものである。
CDMA(Code Division Multiple Access)方式を用いた移動体通信システムでは、IP−VT(Video Telephone )電話等のアプリケーションにおいて送受信される動画像データを含むデータ伝送の方式として、一般的に、複数の方式が採用および導入されている。
例えば、CDMA2000では、データ伝送の方式として、回線交換を用いる通信方式(CDMA2000 1x)、パケット交換方式を用いて、上り方向:153.6kbps、下り方向:約2.4Mbpsのデータレート(伝送速度)を実現する通信方式(CDMA2000 1x EV−DO Rev.0)および、前記Rev.0の通信方式をさらに高速化して、上り方向:約1.8Mbps、下り方向:約3.1Mbpsのデータレート(伝送速度)を実現する通信方式(CDMA2000 1x EV−DO Rev.A)が規定されている(例えば非特許文献1および非特許文献2参照)。
また、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aのもう1つの特徴として、QoS(Quality of Service)を制御する機能が追加されたことが挙げられる。
CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aに対応する移動体通信システムのネットワーク(網)は、例えば図9に示すように、無線通信端末(AT;Access Terminal )、基地局(AN;Access Network)、基地局制御局(PCF:Packet Control Function )、PDSN(Packet Data Server Node ;パケット・データ・サーバ・ノード)およびSIPサーバ(Session Initiation ProtocolServer )によって構成されている。図示左半部において、無線通信端末(AT1)が基地局に送信したQoS要求(QoSを伴う通信の発呼要求)に基づき、基地局(AN1)は無線通信端末(AT1)に対してQoSを確保し、無線通信端末(AT1)およびSIPサーバ間にSIPセッションが確立される。図示右半部において、無線通信端末(AT2)が基地局に送信したQoS要求に基づき、基地局(AN2)は無線通信端末(AT2)に対してQoSを確保し、無線通信端末(AT2)およびSIPサーバ間にSIPセッションが確立される。そして、無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)間で動画および音声を含むQoS通信が行われる。
"cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024 Version 4.0"、3GPP2、2002年10月(Section 8.5.6.1、Section 9.3.1.3.2.3.2) "cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024-A Version 2.0"、3GPP2、2005年7月(Section 13.2.1.3.1.1、Section 13.3.1.3.1.1)
QoSをサポートするCDMA2000 1x EV−DO Rev.Aの移動体通信システムにおいて、QoS通信を行うAT1,AT2が互いに異なるQoSレート(伝送レート)を確保している場合(例えばAT1は高QoSレートを確保し、AT2は低QoSレートを確保している場合)には、高レート側のAT1から低レート側のAT2へデータを送信する場合、図10(a)に示すように、AT1が高レートの通信路を目一杯に使ってデータを送信すると、そのままではAT2の狭帯域の低レートの通信路からデータが溢れるため、低レートの通信路へ入る直前にデータが間引かれて破棄されることになる。この場合、網側にはデータ破棄という余分な処理も発生し、さらに、AT1からAT2の再生通信に使われない余分なデータを送ることになるため無駄が生じる。一方、低レート側のAT2から高レート側のAT1へデータを送信する場合、図10(b)に示すように、高レート用に確保した広帯域の通信路であるにも拘わらず低レートの狭帯域のデータ量が流れるため、高レート用のQoSリソースが十分利用されず、無駄なQoSリソースを消費して効率の悪い通信状態になる。結局、QoS通信を行う無線通信端末が異なるQoSレートで通信を行うのは非効率的である。
本発明は、QoS通信を行う無線通信端末の通信状態や電波環境に応じて適切なQoSを設定することにより、高レート側から送信されるデータの破棄を減少させ、QoSリソースの効率的な運用を可能にした基地局を提供することを第1の目的とする。
本発明は、QoS通信を行う無線通信端末の通信状態や電波環境に応じて基地局が無線通信端末に適切なQoSを設定することにより、高レート側から送信されるデータの破棄を減少させ、QoSリソースの効率的な運用を可能にした通信制御方法を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、請求項1に係る通信制御装置は、無線通信端末からQoSを伴う通信の発呼要求を受信する受信手段と、該受信手段によりQoSを伴う通信の発呼要求を受信すると、該発呼要求を送信した無線通信端末に対して伝送レートを決定してQoSを設定する設定手段と、自局の上位局である基地局制御局または前記発呼要求に対応する相手先の通信を司る基地局に対して前記決定した伝送レートを通知する通知手段と、前記発呼要求に応答した相手先に対して該相手先が決定した伝送レートを取得する取得手段と、該取得手段により取得した前記相手先が決定した伝送レートに基づいて、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートを調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
前記調整手段は、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートよりも、前記取得手段により取得した相手先が決定した伝送レートの方が低い場合、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートを下げるように調整することが、高レート側から送信されるデータの破棄を減少させ、QoSリソースの効率的な運用を可能にした基地局を提供する上で好ましい。
前記調整手段は、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートよりも、前記取得手段により取得した相手先が決定した伝送レート方が低い場合、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートを前記取得手段により取得した伝送レートになるように調整することが、高レート側から送信されるデータの破棄を減少させ、QoSリソースの効率的な運用を可能にした基地局を提供する上で好ましい。
前記調整手段は、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートを下げるように調整した後、前記基地局制御局または前記相手先の基地局に対して当該QoSの伝送レートを上げるように要求し、前記基地局制御局または前記相手先の基地局から肯定応答を受けると、前記下げるように調整したQoSの伝送レートを上げるように調整することが、高レート側から送信されるデータの破棄を減少させ、QoSリソースの効率的な運用を可能にした基地局を提供する上で好ましい。
上記第2の目的を達成するため、請求項5に係る通信制御方法は、基地局が無線通信端末からQoSを伴う通信の発呼要求を受信すると、該基地局が該発呼要求を送信した無線通信端末に対して伝送レートを決定してQoSを設定し、前記基地局が、自局の上位局である基地局制御局または前記発呼要求に対応する相手先の通信を司る基地局に対して前記決定した伝送レートを通知し、前記基地局が、前記発呼要求に応答した相手先が決定した伝送レートを取得し、前記基地局が、取得した前記相手先が決定した伝送レートに基づいて、前記設定したQoSの伝送レートを調整する、ことを特徴とする。
本発明によれば、QoS通信を行う無線通信端末の通信状態や電波環境に応じて、基地局が無線通信端末に適切なQoSを設定するので、高レート側から送信されるデータの破棄が減少することになり、QoSリソースの効率的な運用を図るようにした基地局および通信制御方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1(a)は本発明の第1実施形態の移動体通信システムに用いる基地局100の構成を例示するブロック図であり、図1(b)は基地局100のシステム記憶部に記憶するQoS管理テーブルを例示する図である。本実施形態の移動体通信システムは、無線通信端末に対してQoSを設定可能な基地局と、基地局に対してQoSを伴う通信の発呼要求(以下、QoS要求という)を送信可能な無線通信端末(以下、端末ともいう)とを含む、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aパケット交換網を用いた無線通信システムとして構成されている。
本実施形態の基地局100は、アンテナ110を介して、CDMA2000 1x EV−DOの通信方式(以下、EV−DOシステムという)に対応するデータ通信を行い得るように構成されており、CDMA2000 1x EV−DOの通信方式に関しては、CDMA2000 1x EV−DO Rev.0およびCDMA2000 1x EV−DO Rev.Aの双方に対応しており、あるいは、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aのみに対応している。
なお、図1(a)、(b)には、移動体通信システムの構成要素である通信制御装置として基地局を用いる例を示したが、通信制御装置である基地局制御局(PCF:Packet Control Function )に、以下に説明する基地局の構成および機能に相当するものを搭載することにより、基地局において実現している本発明特有の処理(QoS通信処理等)をPCFにおいて実現することができる。なお、基地局100は、他の基地局や基地局制御局やSIPサーバにも接続可能であり、データ通信を行うことができる。
本実施形態の基地局100は、図1(a)に示すように、アンテナ110と、EV−DO用RF部130と、RF制御部140と、システム制御部150と、入力部160と、表示部170と、システム記憶部180等を有し、さらに、無線通信端末の通信状態や電波環境に応じて適切なQoSを設定する機能を有している。RF制御部140は、受信部140aおよび送信部140bを有している。システム制御部150は、QoS設定部150aと、QoSレート取得部150bと、QoS調整部150cと、電波状態監視部150dと、通知部150eとを有している。システム記憶部180は、無線通信端末のQoSリソースを管理するためのQoS管理テーブル180aを記憶(格納)している。
上記EV−DO用RF部130は、EV−DOシステムで送信するデータを高周波信号に変換してアンテナ110から送信したり、アンテナ110から入力された高周波信号をデータ信号に変換したりするものである。
上記RF制御部140は、EV−DOシステムの通信(送受信)を制御したり、アンテナで受信した無線通信端末や他の基地局装置(図示せず)からの電界の強度(RSSI等)を測定したりするものである。また、EV−DO用RF部130から入力されるデータ信号およびEV−DO用RF部130へ出力するデータ信号に対応して受信部140aおよび送信部140bとして機能する。また、無線通信端末からQoSを伴う発呼要求を受信する。
上記システム制御部150は、基地局100の各部を統括して制御する制御部である。
上記QoS設定部150aは、受信部140aによりQoSを伴う通信の発呼要求を受信すると、該発呼要求を送信した無線通信端末に対して伝送レート(QoSレート)を決定してQoSを設定するものである。
上記QoSレート取得部150bは、前記発呼要求に応答した相手先の無線通信端末(対向AT)に対して該相手先の基地局が決定したQoSレートを取得するものである。なお、QoSレート取得部150bは、当該基地局のエリア内のAT(管理下AT)のQoSレートも取得する。
上記QoS調整部150cは、QoSレート取得部150bにより取得した前記相手先の基地局が決定したQoSレートに基づいて、QoS設定部150aが設定したQoSレートを調整するものである。上記QoS調整部150cはさらに、(1)QoS設定部150aが設定したQoSレートよりも、QoS取得部150bにより取得した相手先の基地局が決定したQoSレートの方が低い場合、QoS設定部150aが設定したQoSレートを下げるように調整する機能、(2)QoS設定部150aが設定したQoSレートよりも、QoS取得部150bにより取得した相手先の基地局が決定したQoSレートの方が低い場合、QoS設定部150aが設定したQoSレートをQoSレート取得部150bにより取得したQoSレートになるように調整する機能、(3)QoS設定部150aが設定したQoSレートを下げるように調整した後、PCFまたは相手先の基地局に対して当該QoSの伝送レートを上げるように要求し、前記PCFまたは前記相手先の基地局から肯定応答を受けると、前記下げるように調整したQoSの伝送レートを上げるように調整する機能、を有している。
上記電波状態監視部150dは、QoS通信を行う無線通信端末(管理下AT)の電波状態が良好であるか良好でないかを監視するものである。
上記通知部150eは、自局の上位局であるPCFまたは前記発呼要求に対応する相手先の通信を司る基地局に対してQoS設定部150aが決定したQoSレートを通知するものである。
上記入力部160は、情報を入力したり、表示部170の表示画面に表示された選択肢の何れかを選択する際に使用するものであり、各種キーおよび各種ボタンを有している。なお、入力部160、表示部170は、必要に応じて省略することもできる。
上記システム記憶部180は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションプログラムや一時的なデータを保存するものである。
上記QoS管理テーブル180aは、図1(b)に例示するように、QoS通信中の無線通信端末である、自基地局の管理下の無線通信端末(管理下AT)のQoSレートおよび、前記発呼要求に応答した相手先の他の基地局の管理下の無線通信端末(対向AT)のQoSレートが高、中、低の何れに該当するかを示すQoSレート情報を格納するテーブルである。なお、QoS管理テーブル180aに格納する情報の内、管理下ATのQoSレート情報はリアルタイムで有しているが、対向ATのQoSレート情報は前記発呼要求の送信前には有していないので、通信中に相手先の基地局から取得するものとする。
次に、本実施形態の移動体通信システムにおいて基地局が相手先の基地局や無線通信端末との間で実施するQoS通信処理1、QoS通信処理2を含む各種処理を図2〜図8に基づいて説明する。なお、以下の説明は、図9に示す移動体通信システムにおいて、基地局(AN1)に対してEV−DO Rev.A待ち受け中の無線通信端末(AT1)と、基地局(AN2)に対してEV−DO Rev.A待ち受け中の無線通信端末(AT2)との間で動画および音声を含むQoS通信(例えばテレビ電話の通話)を行う場合の動作例を示している。
[QoS通信処理1]
図2は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理1を示すシーケンス図である。まず、基地局(AN1)に対してEV−DO Rev.A待ち受け中の無線通信端末(AT1)で、「無線通信端末(AT2)に対する発話開始」がなされると、基地局(AN1)および無線通信端末(AT1)の間で「コネクション/PPP確立/SIPレジスト(SIP Regist)が行われる。このとき、図示のように基地局(AN1)のQoSリソースの空きが大であれば、基地局(AN1)は、無線通信端末(AT1)にQoS割当(高レート)を行う。
このQoS割当(高レート)を受けると、無線通信端末(AT1)では、SIPネゴシエーション(以下、SIPネゴという)が開始される。このSIPネゴ開始に応じて、網(CDMA2000 1x網)を経て、基地局(AN2)に対してEV−DO Rev.A待ち受け中の無線通信端末(AT2)に「SMS(発信要求)」が送信されると、無線通信端末(AT2)は「SMS ACK」を返送し、無線通信端末(AT2)において着話開始がなされる。
この着話開始に伴い、基地局(AN2)および無線通信端末(AT2)の間で「コネクション/PPP確立/SIPレジスト(SIP Regist)が行われる。このとき、図示のように基地局(AN2)のQoSリソースの空きが小であれば、基地局(AN2)は、無線通信端末(AT2)にQoS割当(低レート)を行う。これにより、無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)の間においてSIPネゴが完了し、無線通信端末(AT2)において着話完了になる。
上記着話完了に伴い、基地局(AN1)から基地局(AN2)へ「QoSレート通知(高)」が送信され、基地局(AN2)から基地局(AN1)へ「QoSレート通知(低)」が送信される。この「QoSレート通知(低)」を受けた基地局(AN1)は、QoS通信中の無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)のQoSレートを合わせるために、QoS割当(高レート)を行っていた無線通信端末(AT1)に対し、QoS割当(低レート)を行う。このQoS割当(低レート)を受けた無線通信端末(AT1)は発話完了となる。
以上により、無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)間では、低レートによりQoS通信(通話)が行われる。
図3は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理1におけるQoSレート通知処理を示すフローチャートであり、図4は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理1におけるQoS割当処理を示すフローチャートである。上記QoSレート通知処理およびQoS割当処理は、QoS通信を行う無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)に対してQoSリソースを割り当てる基地局である基地局(AN1)および基地局(AN2)の双方で交互に実施するものとする。
[QoS通信処理1におけるQoSレート通知処理]
図3のQoSレート通知処理は、SIPネゴが完了したときに起動される。まず、ステップS11では、QoSが確立しているか否かを判定し、QoSが確立していればステップS12に進み、QoSが確立していなければそのまま終了する。ステップS12では、PPPが確立しているか否かを判定し、PPPが確立していればステップS13に進み、PPPが確立していなければそのまま終了する。ステップS13では、QoSレートが未通知であるか否かを判定し、QoSレートが未通知であればステップS14に進み、QoSレートが通知済みであればそのまま終了する。ステップS14では、当該基地局の相手先の基地局のQoS管理テーブルに対向ATのQoSレート情報があるか否かを判定し、対向ATのQoSレート情報がなければステップS15に進み、対向ATのQoSレート情報があればそのまま終了する。ステップS15では、管理下ATのQoSレート情報を含むQoSレート通知を相手先の基地局に送信する。
[QoS通信処理1におけるQoS割当処理]
図4のQoS割当処理は、相手先の基地局から上記QoSレート通知を受信したときに起動される。まず、ステップS21では、QoSが確立しているか否かを判定し、QoSが確立していればステップS22に進み、QoSが確立していなければステップS26に進む。ステップS22では、当該基地局のQoS管理テーブルに対向ATのQoSレート情報があるか否かを判定し、対向ATのQoSレート情報がなければステップS23に進み、対向ATのQoSレート情報があればステップS26に進む。ステップS23では、対向ATのQoSレート情報をQoS管理テーブルに書き込む。次のステップS24では、当該基地局のQoS管理テーブルで管理下ATのQoSレートが対向ATのQoSレートより大きいか否かを判定し、管理下ATのQoSレートが対向ATのQoSレートより大きければステップS25に進み、管理下ATのQoSレートが対向ATのQoSレートより小さければステップS25をスキップして直ちにステップS26に進む。ステップS25では、管理下ATのQoSレートを対向ATのQoSレートに合わせるように(言い換えれば、高い方のQoSレートを低い方のQoSレートまで下げるように)QoSの再割当を行う。次のステップS26では、管理下ATのQoSレート情報を含むQoSレート通知を相手先の基地局に送信済みであるか否かを判定し、QoSレート通知を未送信であればステップS27に進み、QoSレート通知を送信済みであればそのまま終了する。ステップS27では、管理下ATのQoSレート情報を含むQoSレート通知を相手先の基地局に送信する。
図5は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理1におけるQoSレート通知に用いる通知メッセージを例示するシーケンス図である。図5の上部の2行にはSIPを用いたQoSレートの通知例が示してあり、図5の下部の4行にはSIPを用いたQoSレートのUP動作例が示してある。QoS通信を行う際には、一方の基地局は、SIPメッセージや新規追加のメッセージを利用して、以下の情報を他方の基地局に通知する。「QoSレート通知」は、当該基地局が管理下ATに割り当てた通信レートを通知する情報であり、「レートUP問い合わせ」は、当該基地局が管理下ATに割り当てることを希望する通信レートを通知する情報であり、「レートUP OK」は、相手先の基地局(対向基地局)から「レートUP問い合わせ」を受信したときに、通知されたQoSレートを管理下ATに割り当ててもよい場合に返送する情報であり、「レートUP NG」は、相手先の基地局(対向基地局)から「レートUP問い合わせ」を受信したときに、通知されたQoSレートを管理下ATに割り当てられない場合に返送する情報である。これらの情報は、SIPメッセージのSDPフィールドに埋め込まれている。
SIPを用いてQoSレート情報を通知する際には、基地局(AN1)から基地局(AN2)へ「SIP INVITE(SDP:QoSレート通知(高))」という通知メッセージを送信し、基地局(AN2)から基地局(AN1)へ「SIP 200 OK(SDP:QoSレート通知(低))」という通知メッセージを送信する。なお、この通知例は、図2のシーケンス図の「QoSレート通知(高)」および「QoSレート通知(低)」に対応するものである。
SIPを用いてQoSレートのUP動作を行う際には、基地局(AN1)から基地局(AN2)へ「SIP INFO(SDP:レートUP問い合わせ)」という通知メッセージを送信し、基地局(AN2)から基地局(AN1)へ「SIP INFO(SDP:レートUP NG)」という通知メッセージが送信された場合には、基地局(AN2)がQoSレートのUP要求を拒絶した場合であるため、「SIP INFO(SDP:レートUP NG)」を受けた基地局(AN1)から基地局(AN2)へ「SIP INFO(SDP:レートUP問い合わせ)」という通知メッセージを再度送信し、このとき基地局(AN2)がQoSレートのUP要求を肯定できるQoSリソース状況であれば、基地局(AN2)から基地局(AN1)へ「SIP INFO(SDP:レートUP OK)」という通知メッセージを送信し、QoSレートのUP動作を実施する。なお、このQoSレートのUP動作例は、後述する図6のシーケンス図の「レートUP問い合わせ」、「レートUP NG」および「レートUP OK」に対応するものである。
上記QoS通信処理1によれば、基地局は、QoS管理テーブルによって管理下ATのQoSレート情報およびQoS通信中の対向ATのQoSレート情報を保持しており、管理下ATに割り当てられたQoSレートと対向ATに割り当てられたQoSレートとが異なる場合には、高レートのATのQoSを低レートのATのQoSに合わせるように下げるので、(1)無線通信端末は余分なデータを送る必要がなくなるとともに無線通信端末側の修正は不要であり、(2)基地局は必要十分なQoSリソースだけを確保すればよいので、余ったQoSリソースを別の無線通信端末に割り当てることができ、(3)ネットワーク側では高レート側から送信されるデータの低レート側直前での破棄が減少するため、QoSリソースの効率的な運用を可能にした基地局および通信制御方法を提供することができる。
ところで、上記QoS通信処理1を行うことにより、上述した効果が得られるが、単に高レート側を低レートに合わせるだけでは、最終的に全ての無線通信端末が低レートになってしまう可能性が高くなるという新たな問題が発生する。そこで、以下に示すQoS通信処理2では、「一旦低下させたQoSレートを高レートに復帰させる対策」を講じている。
[QoS通信処理2]
図6は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理2を示すシーケンス図である。この通信処理2は、上記QoS通信処理1によって、無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)間で、低レートによりQoS通信(通話)が行われている間に行うものである。
無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)間で通話(低レート)が行われているときに、QoSリソースの空きが大の基地局(AN1)において、一定時間が経過したとき、または、ハンドオフ等のイベントが発生したときには、基地局(AN1)から基地局(AN2)へ「レートUP問い合わせ」という通知メッセージを送信する。このとき、基地局(AN2)のQoSリソースの空きが小であれば、基地局(AN2)から基地局(AN1)へ「レートUP NG」という通知メッセージを送信し、基地局(AN2)がQoSレートのUP要求を拒絶する。この「レートUP NG」という通知メッセージを受けた基地局(AN1)は、QoSリソースの空きが大の状況が継続していれば、基地局(AN2)へ「レートUP問い合わせ」という通知メッセージを再度送信する。このとき、基地局(AN2)のQoSリソースの空きが小であれば、基地局(AN2)から基地局(AN1)へ「レートUP NG」という通知メッセージを再度送信し、基地局(AN2)がQoSレートのUP要求を再度拒絶する。
このような通知メッセージのやり取りを繰り返している内に、基地局(AN2)のQoSリソースの空きが大に回復する場合がある。その場合、基地局(AN1)は、QoSリソースの空きが大の状況が継続していれば、基地局(AN2)へ「レートUP問い合わせ」という通知メッセージを再度送信する。このとき、図示のように基地局(AN2)のQoSリソースの空きが大に回復していれば、基地局(AN2)は、基地局(AN1)へ「レートUP OK」という通知メッセージを送信し、基地局(AN2)がQoSレートのUP要求を受け入れることになる。その結果、基地局(AN2)は無線通信端末(AT2)にQoS割当(高レート)を行い、基地局(AN1)は無線通信端末(AT1)にQoS割当(高レート)を行うため、無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)間では、高レートによりQoS通信(通話)が行われることになり、高レートから一旦低下させた無線通信端末(AT1)のQoSレートが高レートに復帰する。
図7は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理2におけるQoSレート通知処理を示すフローチャートであり、図8は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理2におけるQoS割当処理を示すフローチャートである。上記QoSレート通知処理およびQoS割当処理は、QoS通信を行う無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)に対してQoSリソースを割り当てる基地局である基地局(AN1)および基地局(AN2)の双方で交互に実施するものとする。
[QoS通信処理2におけるQoSレート通知処理]
図7のQoSレート通知処理は、無線通信端末(AT1)および無線通信端末(AT2)間で通話(低レート)が行われているときに、QoSリソースの空きが大の基地局(AN1)において、一定時間が経過したとき、または、ハンドオフ等のイベントが発生したときに起動される。まず、ステップS31では、QoSが確立しているか否かを判定し、QoSが確立していればステップS32に進み、QoSが確立していなければそのまま終了する。ステップS32では、自基地局のQoSリソースに空きがあるか否かを判定し、QoSリソースに空きがあればステップS33に進み、QoSリソースに空きがなければそのまま終了する。ステップS33では、管理下AT(図示例の場合、無線通信端末(AT1))の電波状態がQoSレートUP条件を満たすか否かを判定し、QoSレートUP条件を満たしていればステップS34に進み、QoSレートUP条件を満たしていなければそのまま終了する。ステップS34では、「QoSレートUP問い合わせ」を相手先の基地局に送信する。
[QoS通信処理2におけるQoS割当処理]
図8のQoS割当処理は、相手先の基地局から上記QoSレートUP問い合わせを受信したときに起動される。まず、ステップS41では、QoSが確立しているか否かを判定し、QoSが確立していればステップS42に進み、QoSが確立していなければステップS45に進む。ステップS42では、自基地局のQoSリソースに空きがあるか否かを判定し、QoSリソースに空きがあればステップS43に進み、QoSリソースに空きがなければステップS45に進む。ステップS43では、管理下AT(例えば無線通信端末(AT2))の電波状態がQoSレートUP条件を満たすか否かを判定し、QoSレートUP条件を満たしていればステップS44に進み、QoSレートUP条件を満たしていなければステップS45に進む。ステップS44では、「QoSレートUP OK」を相手先の基地局に送信し、ステップS45では、「QoSレートUP NG」を相手先の基地局に送信する。
上記QoS通信処理2によれば、高レートから一旦低下させた無線通信端末のQoSレートを高レートに復帰可能なように、(1)基地局は、QoSリソースに空きがあるか否かおよび無線通信端末の電波状態がレートUP可能であるか否かを定期的に、あるいは、特定のイベントの発生時に判定し、(2)基地局は、自基地局がレートUP可能と判定した場合には、対向ATを管理する相手先の基地局へもレートUP可能か否かを問い合わせ、(3)相手先の基地局もレートUP可能であるという応答があった場合には、管理下ATのレートUPを行い、同時に相手先の基地局も管理する対向ATのレートUPを行うため、上記QoS通信処理1と同様の効果が得られるとともに、「高レート側を低レートに合わせるだけでは、最終的に全ての無線通信端末が低レートになってしまう可能性が高くなるという問題」の発生を防止する効果も得られる。
(a)は本発明の第1実施形態の移動体通信システムに用いる基地局100の構成を例示するブロック図であり、(b)は基地局100のシステム記憶部に記憶するQoS管理テーブルを例示する図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理1を示すシーケンス図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理1におけるQoSレート通知処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理1におけるQoS割当処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理1におけるQoSレート通知に用いる通知メッセージを例示するシーケンス図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理2を示すシーケンス図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理2におけるQoSレート通知処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS通信処理2におけるQoS割当処理を示すフローチャートである。 CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aに対応する移動体通信システムのネットワーク構成を例示する図である。 (a),(b)はCDMA2000 1x EV−DO Rev.Aの移動体通信システムにおいて、QoS通信を行うAT1,AT2のQoSレートが異なる場合に生じる問題を説明するための図である。
符号の説明
100 基地局
110 アンテナ
130 EV−DO用RF部
140 RF制御部
140a 受信部
140b 送信部
150 システム制御部
150a QoS設定部
150b QoSレート取得部
150c QoS調整部
150d 電波状態監視部
150e 通知部
160 入力部
170 表示部
180 システム記憶部
180a QoS管理テーブル

Claims (5)

  1. 無線通信端末からQoSを伴う通信の発呼要求を受信する受信手段と、
    該受信手段によりQoSを伴う通信の発呼要求を受信すると、該発呼要求を送信した無線通信端末に対して伝送レートを決定してQoSを設定する設定手段と、
    自局の上位局である基地局制御局または前記発呼要求に対応する相手先の通信を司る基地局に対して前記決定した伝送レートを通知する通知手段と、
    前記発呼要求に応答した相手先が決定した伝送レートを取得する取得手段と、
    該取得手段により取得した前記相手先が決定した伝送レートに基づいて、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートを調整する調整手段と、を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記調整手段は、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートよりも、前記取得手段により取得した相手先が決定した伝送レートの方が低い場合、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートを下げるように調整することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記調整手段は、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートよりも、前記取得手段により取得した相手先が決定した伝送レート方が低い場合、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートを前記取得手段により取得した伝送レートになるように調整することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. 前記調整手段は、前記設定手段が設定したQoSの伝送レートを下げるように調整した後、前記基地局制御局または前記相手先の基地局に対して当該QoSの伝送レートを上げるように要求し、前記基地局制御局または前記相手先の基地局から肯定応答を受けると、前記下げるように調整したQoSの伝送レートを上げるように調整することを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  5. 基地局が無線通信端末からQoSを伴う通信の発呼要求を受信すると、該基地局が該発呼要求を送信した無線通信端末に対して伝送レートを決定してQoSを設定し、
    前記基地局が、自局の上位局である基地局制御局または前記発呼要求に対応する相手先の通信を司る基地局に対して前記決定した伝送レートを通知し、
    前記基地局が、前記発呼要求に応答した相手先が決定した伝送レートを取得し、
    前記基地局が、取得した前記相手先が決定した伝送レートに基づいて、前記設定したQoSの伝送レートを調整する、ことを特徴とする通信制御方法。
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