JP5342533B2 - 自動車用リレーボックス - Google Patents

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Description

この発明は自動車用リレーボックスに関し、自動車のエンジンルーム等に搭載されて使用されるものである。
従来におけるこの種の自動車用リレーボックスにおいては、リレー取付部におけるリレー端子貫通孔にリレーを嵌挿し、このリレー端子貫通孔を貫通したリレーのオス端子に、タ−ミナルベースから延びるハーネスの端子を接続していた。
特開2004−215418号公報
しかしながら、かかる従来の自動車用リレーボックスにあっては、タ−ミナルベースとリレーのオス端子とがハーネスによって接続されていたため、各々接続しなければならない結果、この接続に手間がかかるとともにボックス内が複数のハーネスによって乱雑にならざるを得ないという不都合を有した。
この発明の課題はこの不都合を解消することである。
前記不都合を解消するために、この発明に係る自動車用リレーボックスにおいては、ボックス本体の天板にリレー取付部を設けるとともに前記ボックス本体の内部にターミナルベースを設置し、前記リレー取付部にリレー端子貫通孔を設け、前記天板における前記リレー端子貫通孔の裏面に端子ブロックを設置するとともに前記ターミナルベースのオス端子を当該ターミナルベースから突設し、前記端子ブロックに端子嵌挿孔を形成するとともにこの端子嵌挿孔に中継用メス端子を嵌着し、この中継用メス端子の上端に前記リレーのオス端子を嵌挿可能とするとともに同下端に前記ターミナルベースのオス端子を嵌挿可能とし、前記リレー端子貫通孔を貫通したリレーのオス端子と前記ターミナルベースのオス端子とを接続する自動車用リレーボックスにおいて、前記天板の裏面に枠体を突設し、この枠体は前記リレー端子貫通孔を取り囲んでいるとともに前記枠体の四隅部は連結していない状態にし、この枠体に前記端子ブロックを嵌着可能としたとしたものである。
この場合、前記枠体に対して前記端子ブロックを係止可能にすることができる。
この発明に係る自動車用リレーボックスは上記のように構成されているため、即ち、ボックス本体の天板にリレー取付部を設けるとともに前記ボックス本体の内部にターミナルベースを設置し、前記リレー取付部にリレー端子貫通孔を設け、前記天板における前記リレー端子貫通孔の裏面に端子ブロックを設置するとともに前記ターミナルベースのオス端子を当該ターミナルベースから突設し、前記端子ブロックに端子嵌挿孔を形成するとともにこの端子嵌挿孔に中継用メス端子を嵌着し、この中継用メス端子の上端に前記リレーのオス端子を嵌挿可能とするとともに同下端に前記ターミナルベースのオス端子を嵌挿可能とし、前記リレー端子貫通孔を貫通したリレーのオス端子と前記ターミナルベースのオス端子とを接続する自動車用リレーボックスにおいて、前記天板の裏面に枠体を突設し、この枠体は前記リレー端子貫通孔を取り囲んでいるとともに前記枠体の四隅部は連結していない状態にし、この枠体に前記端子ブロックを嵌着可能としたため、前記リレーボックスに前記端子ブロックを設置し、リレーをリレー端子貫通孔に設置した後、前記ターミナルベースを前記ボックス本体に設置しながら、前記端子ブロックを介して前記ターミナルベースのオス端子と前記リレーのオス端子とを接続することができるものである。また、前記天板の裏面に枠体を設け、この枠内に前記端子ブロックを嵌着可能にしたため、前記端子ブロックの設置がしやすいとともに前記枠体に対して前記端子ブロックを弾力的に嵌着可能にしたため前記端子ブロックの固定がしやすいものである。
よって、この自動車用リレーボックスを使用すれば、前記ターミナルベースを前記ボックス本体に設置しながら前記ターミナルベースのオス端子と前記リレーのオス端子とを接続することができる、且つ、従来のようにハーネスを使用する必要がないため、かかる接続に手間がかからないとともにボックス内が簡素化し、維持管理がしやすいものである
この場合、前記枠体に対して前記端子ブロックを係止可能にすれば、前記端子ブロックの固定状態を安定化しやすいものである。
この発明に係る自動車用リレーボックスは実施するにあたって下記の構成に最も主要な特徴を有する。
ボックス本体の天板にリレー取付部が設けられている。このボックス本体の内部にターミナルベースが設置されている。前記リレー取付部にはリレー端子貫通孔が設けられている。前記天板における前記リレー端子貫通孔の裏面に端子ブロックを設置する。前記ターミナルベースのオス端子を当該ターミナルベースから突設する。前記端子ブロックに端子嵌挿孔を形成する。この端子嵌挿孔に中継用メス端子を嵌着する。この中継用メス端子の上端に前記リレーのオス端子を嵌挿可能とするとともに同下端に前記ターミナルベースのオス端子を嵌挿可能とする。前記天板の裏面に枠体を設け、この枠内に前記端子ブロックを弾力的に嵌着し係止可能にする。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの自動車用リレーボックスの正面図、図2は同平面図、図3は右側面図、図4は図1におけるIV−IV線断面図、図5は図2におけるV−V線断面図、図6は図2におけるVI−VT線断面図、図7は図1における
VII部拡大図、図8は図7におけるVIII−VIII線断面図、図9は図7におけるIX−IX線断面図、図10は端子ブロックの上面斜視図、図11は同下面斜視図である。
図1〜図8において、Bはこの発明に係る自動車用リレーボックス、1はそのボックス本体である。このボックス本体1は樹脂製であり、長方形状の筒体11とその筒体11の上面を覆う天板12とが一体形成されている。13,13,…はリレー取付部であり、前記天板12の表面に形成されている。このリレー取付部13,13,…には必要とする
リレー70,70,…が設置される。14,14,…はリレー端子貫通孔であり、前記天板12における前記リレー取付部13に形成されている。このリレー端子貫通孔14には前記リレー70のオス端子71が貫通する(図4,図5,図6,図8,図9を参照のこと)。なお、16,16,…はヒューズ取付部であり、前記天板12に形成されている。こ
のヒューズ取付部16にはヒューズ80が嵌挿される。なお、81はヒューズ80の端子である。
次に、21,21,…は枠体であり、前記天板12(ボックス本体1の)の裏面に一体形成されている。この枠体21は前記リレー取付部13の裏側に位置し、前記リレー端子貫通孔14を取り囲んでいる。また、この枠体21の4隅は連結していないため、各片が弾力的に揺動することができる。22,22は係止窓であり、前記枠体21の両側に形
成されている。この係止窓22,22の機能は後記する。
図4〜図6及び図8〜11において、30は端子ブロックであり、前記枠体21(ボックス本体1の)に弾性的に嵌着されている。この端子ブロック30は樹脂製であり、両側に係止突起31,31を有している(図10,図11参照)。この係止突起31,31は前記枠体21の係止窓22,22に弾力的に掛け止めされ、前記端子ブロック30の抜
け止めを図っている(図7参照のこと)。
40,40,…は端子嵌挿孔であり、前記端子ブロック30に形成されている。この端子嵌挿孔40は前記上下方向に貫通している。50,50,…は中継用メス端子であり、前記端子嵌挿孔40に嵌着され、この端子50自体の弾性によって固定されている。この中継用メス端子50は前記端子嵌挿孔40の上端から下端まで延びている。なお、前記
端子ブロック30を前記枠体21(ボックス本体1の)に嵌着したときには、前記端子嵌挿孔40は前記リレー端子貫通孔14(天板12の)に一致している。このため、このリレー端子貫通孔14(天板12の)にリレー70のオス端子71を貫通させることによって、このオス端子71を前記中継用メス端子50(端子ブロック30の)に嵌着すること
ができる。なお、前記中継用メス端子50のタブ幅は1種に統一化してある。
60はターミナルベースであり、前記ボックス本体1の内部に設置されている。このターミナルベース60は樹脂製であり、前記端子ブロック30の下方に位置している。61はオス端子であり、前記ターミナルベース60にインサートされ、その先端は上方に突出している。この突出位置は前記端子ブロック30の相応する前記端子嵌挿孔40に一致
している。このため、前記ターミナルベース60を前記ボックス本体1に配置しながら、前記ターミナルベース60のオス端子61を前記前記中継用メス端子50(端子ブロック30の)に嵌着することができる。
なお、62は前記ターミナルベース60に設置されたコネクタ受け口である。
この発明は、自動車用リレーボックスにおいて、リレーの組み付けを簡易的にする場合に利用することができる。
図1はこの自動車用リレーボックスの正面図である。 図2は同平面図である。 図3は右側面図である。 図4は図1におけるIV−IV線断面図である。 図5は図2におけるV−V線断面図である。 図6は図2におけるVI−VT線断面図である。 図7は図1における VII部拡大図である。 図8は図7におけるVIII−VIII線断面図である。 図9は図7におけるIX−IX線断面図である。 図10は端子ブロックの上面斜視図である。 図11は同下面斜視図である。
B … 自動車用リレーボックス
1 … ボックス本体
11 … 筒体11
12 … 天板
13 … リレー取付部
14 … リレー端子貫通孔
16 … ヒューズ取付部
21 … 枠体
22 … 係止窓
30 … 端子ブロック
31 … 係止突起
40 … 端子嵌挿孔
50 … 中継用メス端子
60 … ターミナルベース
61 … オス端子(ターミナルベース)
62 … コネクタ受け口
70 … リレー
71 … オス端子(リレーの)
80 … ヒューズ
81 … 端子(ヒューズの)

Claims (2)

  1. ボックス本体の天板にリレー取付部を設けるとともに前記ボックス本体の内部にターミナルベースを設置し、前記リレー取付部にリレー端子貫通孔を設け、前記天板における前記リレー端子貫通孔の裏面に端子ブロックを設置するとともに前記ターミナルベースのオス端子を当該ターミナルベースから突設し、前記端子ブロックに端子嵌挿孔を形成するとともにこの端子嵌挿孔に中継用メス端子を嵌着し、この中継用メス端子の上端に前記リレーのオス端子を嵌挿可能とするとともに同下端に前記ターミナルベースのオス端子を嵌挿可能とし、前記リレー端子貫通孔を貫通したリレーのオス端子と前記ターミナルベースのオス端子とを接続する自動車用リレーボックスにおいて、前記天板の裏面に枠体を突設し、この枠体は前記リレー端子貫通孔を取り囲んでいるとともに前記枠体の四隅部は連結していない状態にし、この枠体に前記端子ブロックを嵌着可能としたことを特徴とする自動車用リレーボックス。
  2. 前記枠体に対して前記端子ブロックは係止可能であることを特徴とする請求項1の自動車用リレーボックス。
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