JP5342081B1 - 歪振動発生システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
骨伝導振動発生システム、骨伝導スピーカーシステムである歪振動発生システムの構築。
【解決手段】
最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツの材質に超磁歪物質を選択し、振動伝達経路がループ状になる様に発振体(2)や可動部分(3)を含んだ複数のパーツは配置構成されていて、歪み振動を発生するところの歪振動発生システム。
【選択図】図1
骨伝導振動発生システム、骨伝導スピーカーシステムである歪振動発生システムの構築。
【解決手段】
最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツの材質に超磁歪物質を選択し、振動伝達経路がループ状になる様に発振体(2)や可動部分(3)を含んだ複数のパーツは配置構成されていて、歪み振動を発生するところの歪振動発生システム。
【選択図】図1
Description
骨伝導振動発生システム、骨伝導スピーカーシステム、弾性波発生装置である歪振動発生システムの発明である。
最近、振動発生システムであるスピーカー分野に関して電磁アクチュエータあるいは超磁歪素子アクチュエータを利用し、従来からの技術であるコーン紙で空気に粗密波の音波振動を与えて音を出す理論ではなく、物質に直接振動を与えるところの骨伝導スピーカーなるものがあり、物体内部に直接振動を与えて、例えばドアやテーブルなどいろいろな物をスピーカーの振動板にしてしまう発明も存在する。
しかし、振動板を含めて構成した方が安定したシステムになると思われるものの、未だそのような骨伝導スピーカーシステムは未だ数が少ない。多分、理想的な振動板構造がまだ見つかっていないということなのだろう。
このように骨伝導スピーカーシステム、或いは骨伝導振動発生システムなどは、振動版の素材をどうするかを含めてまだ発展途中と言えるかもしれない。
しかし、振動板を含めて構成した方が安定したシステムになると思われるものの、未だそのような骨伝導スピーカーシステムは未だ数が少ない。多分、理想的な振動板構造がまだ見つかっていないということなのだろう。
このように骨伝導スピーカーシステム、或いは骨伝導振動発生システムなどは、振動版の素材をどうするかを含めてまだ発展途中と言えるかもしれない。
例えば特許文献1においての振動板1の素材はバルサ材などの木
材、プラスチック、アルミ薄膜などの金属を用いることが出来るとあり、音声と共に横波(電磁波)を発生させる工夫をしているが、まだ骨伝導スピーカーとしての振動版の素材についての改善の余地はあるのだろう。
又、例えば特許文献2に於いては、振動板71、振動板72と、複数の素材の異なる振動板を組み合わせる工夫をして性能をアップさせているが、まだ理想的な振動版の素材は見つかっていないのが分かる。
これらを含めて、様々な先行技術を解析し問題点を明らかにして新たな振動発生システムを構築する事を課題とする。
材、プラスチック、アルミ薄膜などの金属を用いることが出来るとあり、音声と共に横波(電磁波)を発生させる工夫をしているが、まだ骨伝導スピーカーとしての振動版の素材についての改善の余地はあるのだろう。
又、例えば特許文献2に於いては、振動板71、振動板72と、複数の素材の異なる振動板を組み合わせる工夫をして性能をアップさせているが、まだ理想的な振動版の素材は見つかっていないのが分かる。
これらを含めて、様々な先行技術を解析し問題点を明らかにして新たな振動発生システムを構築する事を課題とする。
以下の振動発生システム(図1B、図2D、図3右)を採用する。
最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツの材質に超磁歪物質を選択し、振動伝達経路がループ状になる様に発振体(2)や可動部分(3)を含んだ複数のパーツはしっかりと固定接続で配置構成されていて、歪振動を発生するところの歪振動発生システム。
これは2つの大原理より成り立っている事を説明し、併せて本願発明の「歪振動発生システム」における「歪振動」とはどのような振動のことなのかの定義も以下明示しておく。
最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツの材質に超磁歪物質を選択し、振動伝達経路がループ状になる様に発振体(2)や可動部分(3)を含んだ複数のパーツはしっかりと固定接続で配置構成されていて、歪振動を発生するところの歪振動発生システム。
これは2つの大原理より成り立っている事を説明し、併せて本願発明の「歪振動発生システム」における「歪振動」とはどのような振動のことなのかの定義も以下明示しておく。
=発明の大原理1=
振動伝達経路がループ状になるように発振体(2)や可動部分(3)を含んだ各パーツはしっかりと固定接続で配置構成されている歪振動発生システム。
この大原理は、その1、その2、二つの小原理があり順に明示する。
振動伝達経路がループ状になるように発振体(2)や可動部分(3)を含んだ各パーツはしっかりと固定接続で配置構成されている歪振動発生システム。
この大原理は、その1、その2、二つの小原理があり順に明示する。
その1(図1を参照)
図1Aの様に発振体(2)に支えが無い場合、発生する振動の反作用で発振体(2)自体が無駄に振動してしまい、振動エネルギーが十分に振動板(4)に伝わらない。これを改善したのが図1Bであり、発振体(2)は本体(1)にしっかりと固定接続されているので、可動部分(3)の振動の反作用で発振体(2)自体が無駄に振動する事は無く、可動部分(3)が接続されている場所と発振体(2)が設置されている場所の間で、発振体(2)に入力された信号に従い歪み運動が起こり、振動が発生する。
つまり、図1Bの以下のものとなる。
本体(1)に設置された発振体(2)の可動部分(3)は振動板(4)に接続されていて、続いてこの振動板(4)は発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所で支持接続されていて、振動板(4)が歪み振動を発生するところの、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されている歪振動発生システム。
これは特許文献1特開2007−19623で開示されている。
振動発生アクチュエータは筐体を介して振動版と固定してあり、可動部分である振動伝達材が直接振動版に接続されている。
このように、振動伝達経路がループ状になるように発振体(2)や可動部分(3)を含んだ各パーツはしっかりと固定接続で配置構成されているものである。
図1Aの様に発振体(2)に支えが無い場合、発生する振動の反作用で発振体(2)自体が無駄に振動してしまい、振動エネルギーが十分に振動板(4)に伝わらない。これを改善したのが図1Bであり、発振体(2)は本体(1)にしっかりと固定接続されているので、可動部分(3)の振動の反作用で発振体(2)自体が無駄に振動する事は無く、可動部分(3)が接続されている場所と発振体(2)が設置されている場所の間で、発振体(2)に入力された信号に従い歪み運動が起こり、振動が発生する。
つまり、図1Bの以下のものとなる。
本体(1)に設置された発振体(2)の可動部分(3)は振動板(4)に接続されていて、続いてこの振動板(4)は発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所で支持接続されていて、振動板(4)が歪み振動を発生するところの、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されている歪振動発生システム。
これは特許文献1特開2007−19623で開示されている。
振動発生アクチュエータは筐体を介して振動版と固定してあり、可動部分である振動伝達材が直接振動版に接続されている。
このように、振動伝達経路がループ状になるように発振体(2)や可動部分(3)を含んだ各パーツはしっかりと固定接続で配置構成されているものである。
その2(図2参照)
超磁歪素子再現の原理
磁気を与えると寸法が変化する超磁歪素子の現象を、従来からある振動発生装置で再現する事から始まる。
その為に改めて超磁歪素子の特徴に着目するとそれは、磁気を与えると素子自体が大きくなる、という事である。これと全く同じことを従来からある振動発生装置で再現することはおそらく不可能であろうが、しかし、もう少し詳しく見ていくと似た事は必ずしも不可能ではない。
では次に、超磁歪素子の使われ方を見てみよう。図2の(A)のように、現在一般的には超磁歪素子(7)を細長い形状にしておいて、その周りにコイル(8)を設置し磁気を与える構造にしていて、入力信号に応じて可動部分(3)が上下に振動するように構成されている。
しかし実際の超磁歪素子は(B)の様に横方向にも斜めにも、実は全方向的に伸縮しているのであって、このやり方では(C)の様に縦方向に伸び縮みする事だけを利用している事になる。これは多分最も合理的な方法なのだろうが、横方向やその他の方向の伸び縮みしているエネルギーは無視している事にもなっている。
このように超磁歪素子の現実での使われ方は、縦方向に伸び縮みする事だけを利用しているのである。これならば従来の振動発生装置でこれを再現することは以下のように構成することで可能になる。
それには、図2(D)の様に、本体(1)に発振体(2)を設置し、可動部分(3)を同じ本体(1)上の発振体(2)を設置した場所とは異なる場所に固定設置するのである。こうすると入力信号により伸び縮みする可動部分(3)が、本体(1)に設置したこれら二つの場所の間の本体自体を直接伸び縮みさせることになる。
こうして、あたかも超磁歪素子が伸縮するように、本体(1)自体が伸縮する形で振動が発生する事になる。
これは特許文献4特願2012−210643(同出願人による本出願時点では未公開)にある。
振動板4に固定具2を介して設置した発振体1の可動部分3は、この発振体1を接続設置した場所(A)とは異なる振動板4の場所(B)に接続されているスピーカーシステム。
このように、その1と同じようにその2も、振動伝達経路がループ状になるように発振体(2)や可動部分(3)を含んだ各パーツはしっかりと固定接続で配置構成されているものとなる。
超磁歪素子再現の原理
磁気を与えると寸法が変化する超磁歪素子の現象を、従来からある振動発生装置で再現する事から始まる。
その為に改めて超磁歪素子の特徴に着目するとそれは、磁気を与えると素子自体が大きくなる、という事である。これと全く同じことを従来からある振動発生装置で再現することはおそらく不可能であろうが、しかし、もう少し詳しく見ていくと似た事は必ずしも不可能ではない。
では次に、超磁歪素子の使われ方を見てみよう。図2の(A)のように、現在一般的には超磁歪素子(7)を細長い形状にしておいて、その周りにコイル(8)を設置し磁気を与える構造にしていて、入力信号に応じて可動部分(3)が上下に振動するように構成されている。
しかし実際の超磁歪素子は(B)の様に横方向にも斜めにも、実は全方向的に伸縮しているのであって、このやり方では(C)の様に縦方向に伸び縮みする事だけを利用している事になる。これは多分最も合理的な方法なのだろうが、横方向やその他の方向の伸び縮みしているエネルギーは無視している事にもなっている。
このように超磁歪素子の現実での使われ方は、縦方向に伸び縮みする事だけを利用しているのである。これならば従来の振動発生装置でこれを再現することは以下のように構成することで可能になる。
それには、図2(D)の様に、本体(1)に発振体(2)を設置し、可動部分(3)を同じ本体(1)上の発振体(2)を設置した場所とは異なる場所に固定設置するのである。こうすると入力信号により伸び縮みする可動部分(3)が、本体(1)に設置したこれら二つの場所の間の本体自体を直接伸び縮みさせることになる。
こうして、あたかも超磁歪素子が伸縮するように、本体(1)自体が伸縮する形で振動が発生する事になる。
これは特許文献4特願2012−210643(同出願人による本出願時点では未公開)にある。
振動板4に固定具2を介して設置した発振体1の可動部分3は、この発振体1を接続設置した場所(A)とは異なる振動板4の場所(B)に接続されているスピーカーシステム。
このように、その1と同じようにその2も、振動伝達経路がループ状になるように発振体(2)や可動部分(3)を含んだ各パーツはしっかりと固定接続で配置構成されているものとなる。
「歪振動」の定義
さて、ここまでの説明で分かるように、「歪振動」という言葉の基本定義は超磁歪素子アクチュエータにおける超磁歪素子そのものの振動の事とする。
従来のスピーカーや振動発生装置は対象となるもの、例えば空気とか物体とかに振動を与えるには、その対象のそのものを直接動かして振動を与えていた。例えば空気中に音波を出すにはスピーカーのコーン紙が直接空気を押したり引いたりの往復運動を与えていたり、物体に振動を与えるにはその物体事態を前後左右あるいは上下に揺さぶったりして往復運動を与えていた。
さてこれでどれほどの振動エネルギーが対象のものに与えられているのかを考えてみよう。例えば空気の場合、コーンの前後の運動がそのまま空気の前後運動として伝えられる。なぜ空気も動くかと言えば最初に動かされた空気の分子が次々と隣の空気の分子を押して行き、振動が伝わる事になっている。
しかしこのように、コーンなどの面で空気をどんなに強く押したとしても温度が上がるとかは殆ど無い。つまり、空気の分子自体は位置を移動させることでエネルギーは消費されてしまい、空気分子自体にはそれほどのエネルギーが伝わってはいないからである。
これと同じように物体を揺さぶってもそれほど物体の温度が上がる事も少ないであろう。対象のものに往復運動させて振動を与える事はそれほど対象のものを構成しているもの自体、分子自体にエネルギーを与えてはいないのだ。
これとは逆に空気が逃げないように密閉された空気を押したらどうなるだろうか?多分圧力鍋の原理で、やり方によっては空気の温度が上がるであろう。これは物体でも同じである。振動を与えたいものにエネルギーを効率よく与えるには、対象のものをしっかりと支えておいてから振動を与える必要があるのだ。
この様なやり方を具体的に示したのが本願発明の大原理1であり、これにより発生する振動、物体がいろいろな向きで大きくなったり小さくなったり連続運動することを歪振動とするものである。これは、物体が前後に往復運動する振動とは異なるもの、としておく。
そして、歪振動を伝えるには発信元と振動を与えたい目的のものを接触、あるいは接合、又は、圧力を加えながら接触させる等をする。
さて、ここまでの説明で分かるように、「歪振動」という言葉の基本定義は超磁歪素子アクチュエータにおける超磁歪素子そのものの振動の事とする。
従来のスピーカーや振動発生装置は対象となるもの、例えば空気とか物体とかに振動を与えるには、その対象のそのものを直接動かして振動を与えていた。例えば空気中に音波を出すにはスピーカーのコーン紙が直接空気を押したり引いたりの往復運動を与えていたり、物体に振動を与えるにはその物体事態を前後左右あるいは上下に揺さぶったりして往復運動を与えていた。
さてこれでどれほどの振動エネルギーが対象のものに与えられているのかを考えてみよう。例えば空気の場合、コーンの前後の運動がそのまま空気の前後運動として伝えられる。なぜ空気も動くかと言えば最初に動かされた空気の分子が次々と隣の空気の分子を押して行き、振動が伝わる事になっている。
しかしこのように、コーンなどの面で空気をどんなに強く押したとしても温度が上がるとかは殆ど無い。つまり、空気の分子自体は位置を移動させることでエネルギーは消費されてしまい、空気分子自体にはそれほどのエネルギーが伝わってはいないからである。
これと同じように物体を揺さぶってもそれほど物体の温度が上がる事も少ないであろう。対象のものに往復運動させて振動を与える事はそれほど対象のものを構成しているもの自体、分子自体にエネルギーを与えてはいないのだ。
これとは逆に空気が逃げないように密閉された空気を押したらどうなるだろうか?多分圧力鍋の原理で、やり方によっては空気の温度が上がるであろう。これは物体でも同じである。振動を与えたいものにエネルギーを効率よく与えるには、対象のものをしっかりと支えておいてから振動を与える必要があるのだ。
この様なやり方を具体的に示したのが本願発明の大原理1であり、これにより発生する振動、物体がいろいろな向きで大きくなったり小さくなったり連続運動することを歪振動とするものである。これは、物体が前後に往復運動する振動とは異なるもの、としておく。
そして、歪振動を伝えるには発信元と振動を与えたい目的のものを接触、あるいは接合、又は、圧力を加えながら接触させる等をする。
=発明の大原理2=
ところで、超磁歪物質に磁場をかけると物質自体に歪みが生じる現象、磁歪現象がある。
この逆の超磁歪物質を歪ませると電磁波が発生する逆磁歪現象もあり、これを応用したのが本願発明の振動板であり、図2右図のように、振動版自体が振動して歪む事により超磁歪物質の性質が影響して、音波と同時に電磁波を発生するものである。
なお、振動板とは骨伝導振動発生システムにおいて「最終的に振動を対象に伝えるために設置された部分、あるいは部品、パーツ」であり、振動体の事であり、スピーカーで言えば「コーン紙」、物を載せて振動を与える振動機の場合は「物受け皿」、或いは発振体の本体自体を、振動を与える対象に接して使用するような発振装置の場合は「本体」、などに相当するものである。
つまり、最終的に振動を対象に伝えるために設置された部分の素材として超磁歪物質を選択することである。
本願発明はこれら「発明の大原理1」と「発明の大原理2」とが同時に成立している以下のものとする。
最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツの材質に超磁歪物質を選択し、振動伝達経路がループ状になる様に発振体(2)や可動部分(3)を含んだ各パーツがしっかりと固定接続で配置構成されている、歪振動を発生するところの歪振動発生システム。
ところで、超磁歪物質に磁場をかけると物質自体に歪みが生じる現象、磁歪現象がある。
この逆の超磁歪物質を歪ませると電磁波が発生する逆磁歪現象もあり、これを応用したのが本願発明の振動板であり、図2右図のように、振動版自体が振動して歪む事により超磁歪物質の性質が影響して、音波と同時に電磁波を発生するものである。
なお、振動板とは骨伝導振動発生システムにおいて「最終的に振動を対象に伝えるために設置された部分、あるいは部品、パーツ」であり、振動体の事であり、スピーカーで言えば「コーン紙」、物を載せて振動を与える振動機の場合は「物受け皿」、或いは発振体の本体自体を、振動を与える対象に接して使用するような発振装置の場合は「本体」、などに相当するものである。
つまり、最終的に振動を対象に伝えるために設置された部分の素材として超磁歪物質を選択することである。
本願発明はこれら「発明の大原理1」と「発明の大原理2」とが同時に成立している以下のものとする。
最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツの材質に超磁歪物質を選択し、振動伝達経路がループ状になる様に発振体(2)や可動部分(3)を含んだ各パーツがしっかりと固定接続で配置構成されている、歪振動を発生するところの歪振動発生システム。
この様に、最終的に振動を対象に伝えるために設置された振動版(4)、又は本体(1)は、素材に超磁歪物質を含んだものとする訳であるが、もちろん超磁歪物質だけを素材としてもよいし、その他の素材と超磁歪物質とを混在させてもよい。
なお、この電磁波とは分野により骨伝導波、横波、物質波、S波、弾性波などとよばれている歪振動の種類のものであり、空気の粗密波といわれる音波とは別の波動の事とする。
発振体(2)とは電磁アクチュエータ、超磁歪素子アクチュエータなどの、振動発生体である。
本願発明の主要パーツである本体(1)、発振体(2)、可動部分(3)、振動板(4)を適宜固定具で接続する事もある。
本願発明の主要パーツである本体(1)、発振体(2)、可動部分(3)、振動板(4)を適宜パーツの一部を継手として形成してお互いのパーツを接続固定する事もある。
なお、この電磁波とは分野により骨伝導波、横波、物質波、S波、弾性波などとよばれている歪振動の種類のものであり、空気の粗密波といわれる音波とは別の波動の事とする。
発振体(2)とは電磁アクチュエータ、超磁歪素子アクチュエータなどの、振動発生体である。
本願発明の主要パーツである本体(1)、発振体(2)、可動部分(3)、振動板(4)を適宜固定具で接続する事もある。
本願発明の主要パーツである本体(1)、発振体(2)、可動部分(3)、振動板(4)を適宜パーツの一部を継手として形成してお互いのパーツを接続固定する事もある。
なお、本願発明は言わば発信元と発振先がループ状に成るように各パーツが順に、発振体(2)、可動部分(3)、振動板(4)、本体(1)、そして再び発振体(2)と直列に接続構成されている訳で、視点を少し変えるとレーザー発振回路、或いは電波発振回路と似た原理とも言えるものではある。とするならば、このいずれかのパーツとパーツの間に割り込ませる形で板バネやプラスチックゴムなどの素材より成る弾性体を挿入設置し、弾性体の共振作用を利用する事も可能であり、詳しくは実施例で開示する。
ところで、従来のスピーカーのコーンの周りのエッジ弾性体の様に、振動板であるコーンの往復運動をなるべく妨げない様にエッジの素材に薄い軽いウレタン素材などのものを選択してコーンを支持接続しているのとは違い、本願発明の弾性体は共振作用を利用するためのもので、振動板の往復運動はなるべくさせない様に、板バネやプラスチックゴムなどを利用しているので、弾性体の使い方は従来のスピーカーと本願発明とでは異なるものとする。
ところで、従来のスピーカーのコーンの周りのエッジ弾性体の様に、振動板であるコーンの往復運動をなるべく妨げない様にエッジの素材に薄い軽いウレタン素材などのものを選択してコーンを支持接続しているのとは違い、本願発明の弾性体は共振作用を利用するためのもので、振動板の往復運動はなるべくさせない様に、板バネやプラスチックゴムなどを利用しているので、弾性体の使い方は従来のスピーカーと本願発明とでは異なるものとする。
又、固定しやすくさせたり安定的に振動発生させたりるために、各パーツを設置する位置の調整や共振作用の利用も兼ねた弾性体の設置調整などで、振動板(4)など、最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツにはあらかじめ与圧を与えながら設置構成することもあり得る。
その他の与圧を与える方法として、あらかじめ例えば振動板(4)の場合、これを目的とする形とは少しだけ異なる様に成形しておき、目的とする形にすべく目的とする場所に振動板(4)を設置したら既に振動板(4)自体には予圧が加わっている状態になるように構成しても良い。例えば平板パネル状の振動板(4)を湾曲させて設置したり、或はこの逆にあらかじめ湾曲させたりして成形した板状の振動板(4)を平板状に設置するなど。
なお、骨伝導振動発生システム、歪振動発生システム、骨伝導スピーカーシステム、弾性波発生装置とは、スピーカーの使い方は音声波を発生させる事に限るものの、しかし振動発生の基本原理はどれも同じ歪振動発生システムなので、本願発明に於いては、これら名前の違いは同じシステムについて言い方だけを変えたものとする。
その他の与圧を与える方法として、あらかじめ例えば振動板(4)の場合、これを目的とする形とは少しだけ異なる様に成形しておき、目的とする形にすべく目的とする場所に振動板(4)を設置したら既に振動板(4)自体には予圧が加わっている状態になるように構成しても良い。例えば平板パネル状の振動板(4)を湾曲させて設置したり、或はこの逆にあらかじめ湾曲させたりして成形した板状の振動板(4)を平板状に設置するなど。
なお、骨伝導振動発生システム、歪振動発生システム、骨伝導スピーカーシステム、弾性波発生装置とは、スピーカーの使い方は音声波を発生させる事に限るものの、しかし振動発生の基本原理はどれも同じ歪振動発生システムなので、本願発明に於いては、これら名前の違いは同じシステムについて言い方だけを変えたものとする。
振動や音波と同時に電磁波を発生させる、スピーカーで言えばより生々しい音声再生が可能なシステムを構築することができる。
又、骨伝導スピーカーとして空気中に振動を与えるのにとどまらず、その他にも、テーブルなどをスピーカーにする骨伝導スピーカー、骨伝導イヤホン、振動試験機、又、水中、地中、物質内、などへ振動を与えるための振動発生システムとして利用可能であろう。
又、骨伝導スピーカーとして空気中に振動を与えるのにとどまらず、その他にも、テーブルなどをスピーカーにする骨伝導スピーカー、骨伝導イヤホン、振動試験機、又、水中、地中、物質内、などへ振動を与えるための振動発生システムとして利用可能であろう。
特許文献との比較
特許文献1,2に記載の発明は本願発明と同じように各パーツがループ接続されていて、振動版はそれぞれ特定の素材を利用した振動板を備えている骨伝導スピーカーなのでそれなりに電磁波(横波)が発生しているとするものであるが(特許文献1の0001を参照)、本願発明の振動板を利用した方がより効果的に音波に加えて電磁波(横波)を発生させることができる。
特許文献1,2に記載の発明は本願発明と同じように各パーツがループ接続されていて、振動版はそれぞれ特定の素材を利用した振動板を備えている骨伝導スピーカーなのでそれなりに電磁波(横波)が発生しているとするものであるが(特許文献1の0001を参照)、本願発明の振動板を利用した方がより効果的に音波に加えて電磁波(横波)を発生させることができる。
特許文献3には、低周波放射器13から音声としての電磁波だけを発生させるシステムも開示されているが、これはLC並列共振回路を利用し電気的に電磁波を発生させる原理だけれど、本願は振動板の物理的振動より電磁波を発生させているので、特許文献3とは異なる発明である。
(図1B参照)
本体(1)に設置されている発振体(2)への入力信号に応じて可動部分(3)が伸縮する形での振動が発生する。この可動部分(3)の先は、発振体(2)を設置したのと同じ本体(1)に接続されている超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されているので、振動板(4)に於いて、本体(1)を設置した場所と、可動部分(3)を設置した場所の間に歪みが発生し、それが振動板(4)全体に広がり超磁歪物質の性質が影響して音波とともに電磁波を発生する。
以下さまざまな実施例を示す。
本体(1)に設置されている発振体(2)への入力信号に応じて可動部分(3)が伸縮する形での振動が発生する。この可動部分(3)の先は、発振体(2)を設置したのと同じ本体(1)に接続されている超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されているので、振動板(4)に於いて、本体(1)を設置した場所と、可動部分(3)を設置した場所の間に歪みが発生し、それが振動板(4)全体に広がり超磁歪物質の性質が影響して音波とともに電磁波を発生する。
以下さまざまな実施例を示す。
(請求項2に該当)
空気中に音波を発振するのではなくて、物体に振動を与える様にするために振動板の形態を変更した例を図4に示す。超磁歪物質より成る振動板(4)のどの部分かを振動を与える対象物に接触させる使い方をする。例えばテーブルの上へ置いてテーブルをスピーカーにさせるとか、地面において地中へ振動を与えるなど。
本体(1)に設置された発振体(2)の可動部分(3)は超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、続いてこの振動板(4)は発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所で支持接続されていて、振動板(4)が歪み振動を発生することにより、振動を与えるべき対象を振動板(4)のどの部分に接触させても振動を取り出すことが出来る、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されている骨伝導振動発生システム。
空気中に音波を発振するのではなくて、物体に振動を与える様にするために振動板の形態を変更した例を図4に示す。超磁歪物質より成る振動板(4)のどの部分かを振動を与える対象物に接触させる使い方をする。例えばテーブルの上へ置いてテーブルをスピーカーにさせるとか、地面において地中へ振動を与えるなど。
本体(1)に設置された発振体(2)の可動部分(3)は超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、続いてこの振動板(4)は発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所で支持接続されていて、振動板(4)が歪み振動を発生することにより、振動を与えるべき対象を振動板(4)のどの部分に接触させても振動を取り出すことが出来る、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されている骨伝導振動発生システム。
(請求項3に該当)
実施例1の本体(1)を削除し、代わりに実施例1の振動板(4)を本体(1)に見立てた例を図5に示す。ここの例では本体(1)が超磁歪物質より成るものとする。
最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツである超磁歪物質より成る本体(1)に設置された発振体(2)の可動部分(3)は、発振体(2)を設置したのと同じ本体(1)の異なる場所に接続されていて、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されているところの、振動を与えるべき対象を本体(1)のどの部分に接触させても振動を取り出すことが出来る骨伝導振動発生システム。
実施例1の本体(1)を削除し、代わりに実施例1の振動板(4)を本体(1)に見立てた例を図5に示す。ここの例では本体(1)が超磁歪物質より成るものとする。
最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツである超磁歪物質より成る本体(1)に設置された発振体(2)の可動部分(3)は、発振体(2)を設置したのと同じ本体(1)の異なる場所に接続されていて、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されているところの、振動を与えるべき対象を本体(1)のどの部分に接触させても振動を取り出すことが出来る骨伝導振動発生システム。
(請求項3及び請求項4に該当)
実施例2と同じ原理で、板バネやプラスチックゴムなどの素材よりなる弾性体を利用した例を図6に示す。
超磁歪物質より成る上蓋下蓋有り円筒状の容器の本体(1)内の下蓋中央に円柱状の発振体(2)を設置し、その可動部分(3)は、間に弾性体(5)を直列に介して同じく本体(1)に接続してあり、弾性体(5)の共振作用を利用しながら動作し、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されていて、振動を与えるべき対象を本体(1)のどの部分に接触させても振動を取り出すことが出来る骨伝導振動発生システム。
実施例2と同じ原理で、板バネやプラスチックゴムなどの素材よりなる弾性体を利用した例を図6に示す。
超磁歪物質より成る上蓋下蓋有り円筒状の容器の本体(1)内の下蓋中央に円柱状の発振体(2)を設置し、その可動部分(3)は、間に弾性体(5)を直列に介して同じく本体(1)に接続してあり、弾性体(5)の共振作用を利用しながら動作し、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されていて、振動を与えるべき対象を本体(1)のどの部分に接触させても振動を取り出すことが出来る骨伝導振動発生システム。
(請求項1、請求項4に該当)
適宜物品に乗せて接触させ、物品に振動を与える例を図7で示す。
上蓋下蓋有り略円筒状の容器の本体(1)内の上蓋中央に円柱状の発振体(2)は下向きに設置され、その可動部分(3)は、間に弾性体(5)を直列に介して本体(1)の下蓋の中央に接続する形で、振動伝達経路はループ状にしっかりと固定接続で配置構成されている。そして、最終的に振動を対象に伝えるために下蓋の下に超磁歪物質より成る円盤状の振動板(4)が設置されていて、弾性体(5)の共振作用を利用し得ながら歪み振動を発生する骨伝導振動発生システム。
これを利用するには振動板(4)に振動を与えるべき対象物を接触させる。
適宜物品に乗せて接触させ、物品に振動を与える例を図7で示す。
上蓋下蓋有り略円筒状の容器の本体(1)内の上蓋中央に円柱状の発振体(2)は下向きに設置され、その可動部分(3)は、間に弾性体(5)を直列に介して本体(1)の下蓋の中央に接続する形で、振動伝達経路はループ状にしっかりと固定接続で配置構成されている。そして、最終的に振動を対象に伝えるために下蓋の下に超磁歪物質より成る円盤状の振動板(4)が設置されていて、弾性体(5)の共振作用を利用し得ながら歪み振動を発生する骨伝導振動発生システム。
これを利用するには振動板(4)に振動を与えるべき対象物を接触させる。
(請求項2請求項4に該当)
適宜物品に接触させて使用する超磁歪素子アクチュエータを利用した骨伝導スピーカーの例を図8に示す。
有下蓋略円筒状の本体(1)内部中央に、略円柱状の超磁歪素子(7)は深さ方向に立てて固定して設置される。超磁歪素子(7)の周りにはコイル(8)が固定
設置され又その周りにはバイアス磁石(9)が固定設置される。次に、超磁歪素子(7)の上部の可動部分(3)は間に弾性体(5)を介して、超磁歪物質より成る略円盤状の上蓋(10)の中央に接続されていて、上蓋(10)はネジ結合部(11)で本体(1)と結合されていて、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されていて、弾性体(5)の共振作用を利用し得ながら歪み振動を発生する、骨伝導スピーカーシステム。
これを利用するには上蓋(10)を適宜物品に接触させて音を再生させる。
適宜物品に接触させて使用する超磁歪素子アクチュエータを利用した骨伝導スピーカーの例を図8に示す。
有下蓋略円筒状の本体(1)内部中央に、略円柱状の超磁歪素子(7)は深さ方向に立てて固定して設置される。超磁歪素子(7)の周りにはコイル(8)が固定
設置され又その周りにはバイアス磁石(9)が固定設置される。次に、超磁歪素子(7)の上部の可動部分(3)は間に弾性体(5)を介して、超磁歪物質より成る略円盤状の上蓋(10)の中央に接続されていて、上蓋(10)はネジ結合部(11)で本体(1)と結合されていて、振動伝達経路がループ状にしっかりと固定接続で配置構成されていて、弾性体(5)の共振作用を利用し得ながら歪み振動を発生する、骨伝導スピーカーシステム。
これを利用するには上蓋(10)を適宜物品に接触させて音を再生させる。
(請求項2に該当)
発振体として従来からある先行技術である弾性体内装式発振体(9)を選択して構成したスピーカーシステムの立体図を図9に、弾性体内装式発振体(9)の断面図を図10に示した。
本体(1)に設置された弾性体内装式発振体(9)の可動部分(3)は、間に固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、続いてこの振動板(4)は、弾性体内装式発振体(9)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、振動板(4)の歪み運動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカーシステム。
又、弾性体内装式発振体(9)とは、図9に於いて、上蓋中央に丸い穴があり下蓋ありで中が空洞の円筒容器(15)の中の下蓋中央に下から順に、弾性体(5)下バイアス磁石(12)超磁歪素子ロッド(13)上バイアス磁石(14)弾性体(5)の順に円柱状で同じ太さに成る様に重ねて設置されていて、その周りにはボビン(16)に巻かれて固定されたコイル(17)が設置され、又、上の弾性体(5)のその上には可動部分(18)が、その先端は上蓋中央の穴から出ている形態で設置されている。
このような構造の弾性体内装式発振体(9)においては、中に設置された二つの弾性体(5)でみかけのバネ定数を調整する事が出来、共振周波数を所望の値に設定出来る。
発振体として従来からある先行技術である弾性体内装式発振体(9)を選択して構成したスピーカーシステムの立体図を図9に、弾性体内装式発振体(9)の断面図を図10に示した。
本体(1)に設置された弾性体内装式発振体(9)の可動部分(3)は、間に固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、続いてこの振動板(4)は、弾性体内装式発振体(9)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、振動板(4)の歪み運動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカーシステム。
又、弾性体内装式発振体(9)とは、図9に於いて、上蓋中央に丸い穴があり下蓋ありで中が空洞の円筒容器(15)の中の下蓋中央に下から順に、弾性体(5)下バイアス磁石(12)超磁歪素子ロッド(13)上バイアス磁石(14)弾性体(5)の順に円柱状で同じ太さに成る様に重ねて設置されていて、その周りにはボビン(16)に巻かれて固定されたコイル(17)が設置され、又、上の弾性体(5)のその上には可動部分(18)が、その先端は上蓋中央の穴から出ている形態で設置されている。
このような構造の弾性体内装式発振体(9)においては、中に設置された二つの弾性体(5)でみかけのバネ定数を調整する事が出来、共振周波数を所望の値に設定出来る。
(請求項2、請求項4に該当)
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図11に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は弾性体(5)を直列に介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
この実施例の形態は以下となる。
本体(1)に固定設置されている発振体(2)への入力信号に応じて可動部分(3)が伸縮する形での振動が発生する。
この振動は、固定具(6)で結合されている振動板(4)へ伝わる。
この時振動板(4)の他端は弾性体(5)を直列に介して、同じく本体(1)の発振体(2)を設置したところと異なる場所に接続固定されているので、固定具(6)と弾性体(5)の間で支えられた振動板(4)は、弾性体(5)との共振作用を得ながら、全方向へ歪み運動する形での振動が発生することになり、振動板(4)の材質である超磁歪物質の性質が効果的に働き電磁波の発生を伴い音声を再生する。
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図11に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は弾性体(5)を直列に介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
この実施例の形態は以下となる。
本体(1)に固定設置されている発振体(2)への入力信号に応じて可動部分(3)が伸縮する形での振動が発生する。
この振動は、固定具(6)で結合されている振動板(4)へ伝わる。
この時振動板(4)の他端は弾性体(5)を直列に介して、同じく本体(1)の発振体(2)を設置したところと異なる場所に接続固定されているので、固定具(6)と弾性体(5)の間で支えられた振動板(4)は、弾性体(5)との共振作用を得ながら、全方向へ歪み運動する形での振動が発生することになり、振動板(4)の材質である超磁歪物質の性質が効果的に働き電磁波の発生を伴い音声を再生する。
(請求項2、請求項4に該当)
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図12に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は弾性体(5)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は固定具(6)を介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図12に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は弾性体(5)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は固定具(6)を介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
(請求項2、請求項4に該当)
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図13に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は弾性体(5)を直列に介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図13に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は弾性体(5)を直列に介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
(請求項2、請求項4に該当)
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図14に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は下の弾性体(5)続いて下の固定具(6)を直列に介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は上の固定具(6)続いて上の弾性体(5)を直列に介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、上下二つの弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図14に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は下の弾性体(5)続いて下の固定具(6)を直列に介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は上の固定具(6)続いて上の弾性体(5)を直列に介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、上下二つの弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
(請求項2、請求項4に該当)
超磁歪物質よりなる円柱状の振動体(19)で構成した実施例の立体図、及び弾性体(5)の立体図を図15に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の可動部分(3)の先は、間に板バネより成る弾性体(5)、続いて下の固定具(6)を直列に介して超磁歪物質より成る振動体(19)に接続されていて、続いてこの振動体(19)は、発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に上の固定具(6)で支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動体(19)の歪み運動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカーシステム。
この実施例の形態は以下のとおりである。
本体(1)に固定設置されている発振体(2)への入力信号に応じて可動部分(3)が伸縮する形での振動が発生する。
この振動は、その先に結合されている弾性体(5)の共振作用を得ながら、下の固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動体(19)に伝わる。
この時、振動体(19)は、発振体(2)が設置されているのと同じ本体(1)の異なる場所に上の固定具(6)で支持接続されているので、これらの間で支えられた振動体(19)は、弾性体(5)との共振作用を得ながら、歪み運動する形での振動が発生することになり、電磁波の発生を伴い音声を再生する。
超磁歪物質よりなる円柱状の振動体(19)で構成した実施例の立体図、及び弾性体(5)の立体図を図15に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の可動部分(3)の先は、間に板バネより成る弾性体(5)、続いて下の固定具(6)を直列に介して超磁歪物質より成る振動体(19)に接続されていて、続いてこの振動体(19)は、発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に上の固定具(6)で支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動体(19)の歪み運動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカーシステム。
この実施例の形態は以下のとおりである。
本体(1)に固定設置されている発振体(2)への入力信号に応じて可動部分(3)が伸縮する形での振動が発生する。
この振動は、その先に結合されている弾性体(5)の共振作用を得ながら、下の固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動体(19)に伝わる。
この時、振動体(19)は、発振体(2)が設置されているのと同じ本体(1)の異なる場所に上の固定具(6)で支持接続されているので、これらの間で支えられた振動体(19)は、弾性体(5)との共振作用を得ながら、歪み運動する形での振動が発生することになり、電磁波の発生を伴い音声を再生する。
(請求項2、請求項4に該当)
実施例11の上の固定具(6)を円錐形としたものの実施例を図16に示しておく。
振動体(19)の上端は円錐形固定具(20)の頂点1点だけで本体(1)に支えられているので、振動体(19)の従来より安定した振動の仕方を実現できる。
実施例11の上の固定具(6)を円錐形としたものの実施例を図16に示しておく。
振動体(19)の上端は円錐形固定具(20)の頂点1点だけで本体(1)に支えられているので、振動体(19)の従来より安定した振動の仕方を実現できる。
超磁歪物質よりなる振動板(4)で構成した骨伝導スピーカーの例の立体図を図17に示した。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は上下2ケ所に設置してある弾性体(5)それぞれを直列に介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
各パーツのしっかりと固定接続されている配置により上下2つのループ状の振動伝達経路が構成されている。
本体(1)に設置された、発振体(2)の、その可動部分(3)は固定具(6)を介して超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、 続いてこの振動板(4)は上下2ケ所に設置してある弾性体(5)それぞれを直列に介して発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所に支持接続されていて、弾性体(5)の共振を積極的に起こさせてその作用を利用し得ながら、振動板(4)の歪み振動により発声する、特に共鳴箱に設置しなくても正常に動作する骨伝導スピーカー。
各パーツのしっかりと固定接続されている配置により上下2つのループ状の振動伝達経路が構成されている。
(請求項2、請求項4に該当)
振動を与えるべき対象物(21)に固定ピン(22)で固定した弾性波発生装置断面図を図18に示した。
上蓋有り下蓋開口の円筒状の容器の本体(1)内の上蓋中央に円柱状の発振体(2)は下向きに設置され、その可動部分(3)は、間に弾性体(5)を直列に介して、本体(1)の下蓋開口部に下蓋部としてシュリンクフィットで設置してある円盤状の超磁歪物質より成る振動板(4)の中央に接続してあり、この様に振動伝達経路はループ状にしっかりと固定接続で配置構成されている。そして、最終的に振動を対象に伝えるために下蓋として設置してある振動板(4)は複数の固定ピン(22)で振動を与えるべき対象物(21)と固定接続されていて、弾性体(5)の共振作用を利用し得ながら弾性波を発生する振動発生システム。
発振体(2)への入力信号に応じた振動を発生させることができる。
自動車のボディーへ接続して音響装置としても応用ができる。
振動を与えるべき対象物(21)に固定ピン(22)で固定した弾性波発生装置断面図を図18に示した。
上蓋有り下蓋開口の円筒状の容器の本体(1)内の上蓋中央に円柱状の発振体(2)は下向きに設置され、その可動部分(3)は、間に弾性体(5)を直列に介して、本体(1)の下蓋開口部に下蓋部としてシュリンクフィットで設置してある円盤状の超磁歪物質より成る振動板(4)の中央に接続してあり、この様に振動伝達経路はループ状にしっかりと固定接続で配置構成されている。そして、最終的に振動を対象に伝えるために下蓋として設置してある振動板(4)は複数の固定ピン(22)で振動を与えるべき対象物(21)と固定接続されていて、弾性体(5)の共振作用を利用し得ながら弾性波を発生する振動発生システム。
発振体(2)への入力信号に応じた振動を発生させることができる。
自動車のボディーへ接続して音響装置としても応用ができる。
1 本体
2 電磁式、あるいは超磁歪素子式の略円柱状の発振体
3 可動部分
4 振動板
5 弾性体
6 固定具
7 超磁歪素子
8 コイル
9 バイアス磁石
10 上蓋
11 ネジ結合部
12 下バイアス磁石
13 超磁歪素子ロッド
14 上バイアス磁石
15 円筒容器
16 ボビン
17 コイル
18 可動部分
19 振動体
20 円錐形固定具
21 対象物
22 固定ピン
2 電磁式、あるいは超磁歪素子式の略円柱状の発振体
3 可動部分
4 振動板
5 弾性体
6 固定具
7 超磁歪素子
8 コイル
9 バイアス磁石
10 上蓋
11 ネジ結合部
12 下バイアス磁石
13 超磁歪素子ロッド
14 上バイアス磁石
15 円筒容器
16 ボビン
17 コイル
18 可動部分
19 振動体
20 円錐形固定具
21 対象物
22 固定ピン
Claims (4)
- 最終的に振動を対象に伝えるために設置されたパーツの材質に超磁歪物質を選択し、振動伝達経路がループ状になる様に発振体(2)や可動部分(3)を含んだ複数のパーツはしっかりと固定接続で配置構成されていて、歪み振動を発生するところの歪振動発生システム。
- 本体(1)に設置された発振体(2)の可動部分(3)は超磁歪物質より成る振動板(4)に接続されていて、続いてこの振動板(4)は発振体(2)が設置されたのと同じ本体(1)の異なる場所で支持接続されていて、振動板(4)が歪み振動を発生するところの、振動伝達経路がしっかりと固定接続でループ状に構成されている請求項1の歪振動発生システム。
- 超磁歪物質より成る本体(1)に設置された発振体(2)の可動部分(3)は、発振体(2)を設置したのと同じ本体(1)の異なる場所に接続されていて、振動を与えるべき対象を本体(1)のどの部分に接触させても振動を取り出すことが出来る、振動伝達経路がしっかりと固定接続でループ状に構成されている請求項1の歪振動発生システム。
- 振動伝達経路がしっかりと固定接続でループ状に構成されているいずれかのパーツとパーツの間に割り込ませる形で弾性体を挿入設置し、弾性体の共振作用を利用して動作させる請求項1、請求項2、請求項3の歪振動発生システム。
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---|---|---|---|
JP2013105677A JP5342081B1 (ja) | 2013-05-18 | 2013-05-18 | 歪振動発生システム |
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