JP5339805B2 - 吹き付け装置及びコンクリート用補修材の吹き付け工法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート構造物の比較的小規模な補修を行なうのに適した機動性に優れる吹き付け装置、及び、これを用いたコンクリート用補修材の吹き付け工法に関する。
高架橋、鉄道橋、道路橋等のコンクリート構造物において、様々な要因によりコンクリートの一部が劣化し、場合によっては表面部分が剥落する問題が知られている。このようなコンクリートの劣化部分を補修するには、通常、こてを用いて補修材料を劣化部分に適用する左官工法による断面修復やモルタル材料の吹き付けによる断面修復が実施される。
断面修復を行なう施工面積が大規模である場合は、足場を組み、圧送ポンプと圧送ホースとでモルタルを施工現場まで搬送し、エアコンプレッサーから送給する圧縮空気を用いて、モルタルをスプレーガンにより補修面に吹き付ける工法が採用される。しかし、施工面積が中規模あるいは小規模の場合や、施工個所が点在する場合には、上記大規模工事の工法は不経済である。そこで、概ね施工面積が4m以下の断面修復に適したコンクリート用補修材の吹き付け装置及び工法が、特許文献1で提案されている。
特許文献1に記載のコンクリート用補修材吹き付け装置は、一端にノズルを備える筒状体に補修用モルタル材料を充填し、他端から押出手段で加圧することによりモルタル材料をノズルから押し出すと同時に、ノズルに接続した空気管を通じてエアコンプレッサーから送給される圧縮空気でモルタル材料を噴出させ、目標の修復個所に吹き付けるというものである。
特開2002−316074号公報
特許文献1に記載される補修材吹き付け装置は、モルタル材料を充填した重量のある筒状体を、作業員が保持した状態で吹き付け施工を行なうものである。そのため、作業員の負担が大きく、また、補修材を的確な位置に吹き付けるのに習熟が必要である。筒状体の寸法及びモルタル充填時の総重量は、作業員が一人で保持できる程度(約4〜5kg)に制限される。具体的には、筒状体の内径60mm長さ400〜500mmであり、モルタル材料の充填可能量は約1.1〜1.4リットルである。従って、一回の補修作業で吹き付け可能なモルタル量は比較的少ないから、所要の補修作業を完了するまでに、モルタル材料を筒状体内へ充填する作業を複数回反復しなくてはならない場合が多く、作業能率が良くないという問題がある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するため、作業者への負担が少なく、一回の作業で吹き付け可能な補修材量を多くすることができ、その上、小・中規模の補修作業に好適な機動性を発揮し得るコンクリート用補修材の吹き付け装置及び吹き付け工法を提供する。本発明に係る吹き付け装置の特徴とするところは、請求項1に記載する如く、上部に加圧空気導入口を有し下部に材料吐出口を有する材料タンクと、材料タンクの材料吐出口に連接され途中に加圧空気受入口を有する接続具と、基端部が接続具の材料送出口に接続され先端部にノズルが装着されたホースと、材料タンクの加圧空気導入口及び接続具の加圧空気受入口それぞれに加圧空気を送給する加圧空気供給装置とから構成したことである。
本発明で使用する材料タンクは、鋼鉄・ステンレス鋼・アルミニウム・強化プラスチック等の適度の剛性を有する材質で製作され、所定の内圧(0.5MPa以上。好ましくは1.0MPa以上程度)に耐えうる耐圧性能を備えるものとする。また自立可能とするため、スタンド等の適当な支持手段を付属させることが望ましい。タンク容量は、特に限定されるものではなく、施工態様に応じて適宜決定すればよい。通常は15〜20リットルの範囲とする。加圧空気供給装置は、エアコンプレッサーが代表的であり、その能力は、空気吐出量が毎分400リットル以上、最高使用圧力0.7MPa以上であればよい。
材料タンクとホースとを繋ぐ接続具については、請求項2に記載する如く、材料タンクの材料吐出口に連接される一次側管部と、ホースが接続され材料送出口を含む二次側管部と、加圧空気受入口を含む空気供給管部とから成り、一次側管部に対し二次側管部が90度以下の角度で折曲するように形成され、空気供給管部が二次側管部に対し同軸に接続されている形態とすることが望ましい。
また、請求項3に記載する如く、加圧空気供給装置と材料タンクの加圧空気導入口とを連絡する配管の途中、及び、加圧空気供給装置と接続具の加圧空気受入口とを連絡する配管の途中に、空気圧を調節するレギュレータを設けることが望ましい。
なお、請求項に記載する如く、材料タンクにおける少なくとも下部側の内表面を、下方へ向かって縮径する円錐形に形成した場合は、可撓性部材により円板状に製作され半径方向のスリットが形成された中蓋を、材料タンク内に収納した吹き付け材料の上面に配置すことが望ましい。この中蓋は、タンク内部の補修材を押し出すピストンとして機能するもので、厚さは2〜5mm、好ましくは3mmであり、例えば天然ゴム(NRB)又は合成ゴムで製作される。
本発明が採用するコンクリート用補修材の吹き付け工法の特徴とするところは、請求項に記載する如く、前記材料タンク内にコンクリート用の補修材を収納し、加圧空気導入口から材料タンク内へ加圧空気を供給することにより、補修材を、材料タンク内から前記接続具を介して、ホース内へ押し出すと同時に、押し出された補修材に加圧空気を作用させて、補修材をホース先端から目標物へ向かって吹き付けることである。
前記工法において、請求項に記載の如く、前記加圧空気導入口から材料タンク内へ供給した加圧空気により中蓋を介して補修材を材料タンク内から押し出すにあたり、材料タンクにおける内表面が円錐形の部分を中蓋が下降するときは、内表面の縮径に合わせて中蓋におけるスリットを挟む部分を重合させることにより、中蓋を円錐形に変形させる態様を採用するとよい。
請求項1に記載の本発明に係る吹き付け装置、及び、請求項に記載する吹き付け工法は、材料タンクに収納した補修材を、タンク上部の加圧空気導入口から供給する加圧空気により、接続具を介しホース内へ押し出すと同時に、押し出された補修材に接続具の加圧空気受入口を通じて加圧空気を作用させることにより、ホース先端のノズルから補修材を吹き出させるものである。
本発明では、補修材を収納するタンク部分とノズル部分とを、接続具を介しホースで接続する構造としたので、作業員は軽量なノズル部分だけを保持すればよい。従って、作業員に対する肉体的な負担が少なくなる。また熟練を要せずとも、補修材を施工面の目標位置へ吹き付けるのが容易になるから、的確な断面修復作業を実施できる。
材料タンクをノズルと分離したことにより、材料タンクを据え置き型に出来るから、タンク容量を大きくすることが可能である。従って、所定の施工面積を補修するにあたり、補修材の充填回数を少なくでき、あるいは補修材の補充作業を不要にできるので、作業能率が向上する。
接続具に加圧空気受入口を設け、ホース内の補修材に加圧空気を作用させる構造としたので、ホース内の補修材を押し出してほとんど残存させることがない。
加圧空気を用いて、補修材を材料タンクからホースへ押し出す構造としたので、動力源としてはエアコンプレッサー等の加圧空気供給装置だけを準備すればよく、補修材の圧送ポンプが不要であるから、構成が簡単である。なお、エンジン式のエアコンプレッサーを使用すれば、電源も不要にできる。
材料タンクと加圧空気供給装置との連絡は耐圧チューブ等の変形可能な部材でなされるから、材料タンク及び加圧空気供給装置をそれぞれ別個に適当個所へ設置することが可能である。従って、材料タンクを補修現場近くに設置して、材料タンクとノズルとを連絡するホースの長さを短く(1〜2m程度)することができる。これにより、ホース洗浄の手間を軽減できる。
さらに、補修現場近くには材料タンクだけを設置すればよいから、補修個所が点在するときには、材料タンクだけを移動させればよいので、優れた機動性を発揮する。
請求項2に記載する如く、接続具の二次側管部を、一次側管部に対し90度以下の角度で折曲するよう形成すると共に、空気供給管部を二次側部分に対し同軸に接続することにより、補修材が空気供給管部を通過しない構造となるので、空気供給管部の目詰まりが完全に防止される。また、二次側管部を、一次側管部に対し90度以下の角度で折曲したから、二次側管部の先端が水平方向又は水平方向より上を向くこととなり、ホースの有効長を増加できる。
請求項3に記載する如く、加圧空気供給装置と材料タンクの加圧空気導入口とを連絡する配管の途中、及び、加圧空気供給装置と接続具の加圧空気受入口とを連絡する配管の途中にレギュレータを設けることにより、加圧空気供給装置が圧力変動したり、補修材の軟らかさが増減したりした場合でも、これらの影響を排除して、補修材の吐出状態を安定させることができる。また、加圧空気供給装置の供給圧力が大きい場合、そのままでは補修材の吹き付け圧力が強く吐出速度が大きくなりすぎるが、レギュレータによって、これを適度な作用圧力まで低減し、補修作業の内容に適した吐出速度に調整することが可能である。
請求項に記載する如く、材料タンクにおける少なくとも下部側の内表面が下方へ向かって縮径する円錐形に形成された場合において、可撓性部材により円板状に製作された中蓋を材料タンク内に収納した吹き付け材料の上面に配置することにより、材料タンクに作用させた加圧空気の押圧力を、中蓋を介して、補修材に均一に作用させることができる。このため、補修材の吐出状態が安定する。
加圧空気を材料タンクに作用させて補修材を押し出すのに合わせて、中蓋もタンク内を下降する。そして、中蓋には半径方向のスリットを形成したから、請求項に記載する如く、中蓋は、タンクの円錐形部分を下降するとき、内表面の縮径に合わせてスリットを挟む部分が重合し、円錐形に変形する。その結果、中蓋による補修材の押し出しが確実になり、補修材のタンク残量を低減することができる。
図1に本発明に係る吹き付け装置Mの概略構成を示す。この吹き付け装置Mは、セメントモルタル等のコンクリート用補修材Sを修復の必要な個所へ吹き付けるためのものであって、補修材Sを収納する材料タンク1、材料タンク1下部の材料吐出口3に連接される接続具10、基端部が接続具10の材料送出口12aに接続され先端部にノズル5を装着したホース4、材料タンク1及び接続具10それぞれに加圧空気を送給するエアコンプレッサー等の加圧空気供給装置20から構成される。材料タンク1内に収納した補修材Sの上面には、ゴム等の可撓性部材により製作された薄い円板状の中蓋6が配置される。中蓋6には、中心から周縁部に向かう半径方向のスリットを形成してある。
図2に示す如く、材料タンク1は、本体部1Aと、本体部1Aの上部開口を開閉可能に閉止する蓋部1Bとから構成され、本体部1Aは、円筒状の円筒部a1と、下方へ向かって縮径する円錐形状の円錐部a2とから成っている。蓋部1Bには、加圧空気を導入するための加圧空気導入口2が設けられ、この加圧空気導入口2に、加圧空気供給装置20と連絡する上部空気配管P1が接続される。上部空気配管P1の途中には、空気圧を調節するためのレギュレータR1,ストップ弁V1,開放弁V2、及びリリーフ弁V3が設けられ、さらにレギュレータR1と、開放弁V2の一次側とには、圧力ゲージG1,G2が取り付けられる。
材料タンク1の本体部1A(円錐部a2)の下端には、補修材Sを送り出す材料吐出口3が形成され、材料吐出口3に接続具10が連接される。接続具10は、材料吐出口3に接続される一次側管部11と、一次側管部11に対しほぼ直角に折曲形成した二次側管部12と、二次側管部12に対し同軸に接続した空気供給管部13とから成る。本例では、一次側管部11と二次側管部12との接続部分Qを、円弧状に湾曲する形態とした。なお一次側管部11と二次側管部12とのなす角度は、90度より小さくてもよい。一次側管部11の途中には、ボールバルブ等の開閉弁V4が設けられ、必要に応じてレバー14を操作することにより、材料タンク1から接続具10内への補修材の流入を制御することができる。また空気供給管部13の加圧空気受入口13aにも、レバー15で必要に応じ管路を開閉操作するためのストップ弁V5が設けられる。二次側管部12の材料送出口12aにはホース4が接続される。空気供給管部13の加圧空気受入口13aには、加圧空気供給装置20と連絡する下部空気配管P2が接続される。下部空気配管P2の途中には、圧力ゲージG3を備えた空気圧調整用のレギュレータR2が設けられる。また、二次側管部12と、空気供給管部13とを分割可能とすれば、内部の清掃を簡単にすることができる。
材料タンク1における本体部1Aと蓋部1Bとの間には、蓋部1Bを本体部1Aに対し気密的に固定するための締結手段7が設けられる。この締結手段7は、例えば図3(A)(B)に示すような構造が考えられる。ロッド7aの一端部を本体部1Aのブラケット8にピン7bで回動自在に枢支し、他端部にハンドル7cと、ロッド7aに螺子嵌合させたストッパー7dとを設ける。また本体部1A及び蓋部1Bそれぞれには、接合部に臨んでフランジf1,f2が設けられる。蓋部1Bを取り外し可能とする時には、図3(A)に示す如く、締結手段7のロッド7aが、ピン7bから下方へ垂れ下がった状態とする。蓋部1Bを本体部1Aへ固定する時には、図3(B)に示すように、ロッド7aを上方へ起立回動させて、蓋部1Bに設けた受け部9内に挿入したのち、ハンドル7cを回転操作することにより、ストッパー7dを受け部9上面に押しつける。これにより、本体部1Aと蓋部1Bは、フランジf1,f2どうしが圧接されて、気密的に接合される。
接続具10の二次側管部12に接続したホース4の先端に装着されるノズル5は、例えば図5に示すように、先細り状のノズル本体部5aを、袋ナット5bとアタッチメント5cとを用いてホース4先端部に固定する構造が考えられる。ノズル本体部5aは、合成樹脂で製作され、先端部の口径は5〜10mm程度とする。但し、これら材質や数値は、使用する吹き付け材料の状態や物性に合わせて適宜変更が可能である。
前記の如く構成された本発明に係る吹き付け装置Mによるコンクリート用補修材の吹き付け工法は、以下の如く実施される。
(前処理工程)
コンクリート構造物における断面修復が必要な個所へ補修材を吹き付け施工するに先立ち、ハツリ作業を行なってコンクリートの劣化部分・不良部分を除去する。しかる後、必要に応じ、プライマーをスプレー、ローラ、ブラシ等により塗布する。さらに修復個所に鉄筋が露出している場合は、浮き錆や汚れを除去したのち、防錆剤処理を施すことが望ましい。
(補修材の調整)
次に、補修材を水と混練する。補修材の軟らかさは、施工時の気温や施工面の状態に基づき設定する。通常は、ミニスランプ値(JIS A 1171:2000「ポリマーセメントモルタルの試験方法」6.2スランプ試験による)が概ね30〜100mmの範囲内で用いるのが好ましい。
(吹き付け装置の準備)
水と混練した補修材Sを、材料タンク1内へ投入し、その上面に中蓋6を配置した後、蓋部1Bで密閉する。この材料タンク1を、施工現場付近の適当個所に設置し、蓋部1Bの加圧空気導入口2と、接続具10の加圧空気受入口13aとに、空気配管P1,P2を接続する。また、接続具10の材料送出口12aにホース4を接続する。
(吹き付け作業)
上部空気配管P1のストップ弁V1、並びに、接続具10の開閉弁V4及びストップ弁V5を閉じた状態で、エアコンプレッサー等の加圧空気供給装置20を起動させ、加圧空気を材料タンク1及び接続具10へ供給する。加圧空気の作用圧力はレギュレータR1,R2により設定することができ、実用的には0.3〜0.4MPaの範囲とする。但し、接続具10側のレギュレータR2の圧力値を、蓋部1B側のレギュレータR1の圧力値より低くならないように設定した方が、結果が良好になる傾向が見られる。圧力の設定が終了したら、上部空気配管P1のストップ弁V1及び接続具10のストップ弁V5を開き、材料タンク1内と、接続具10の二次側管部12及び空気供給管部13とに加圧空気が作用する状態にしたのち、接続具10の開閉弁V4を開く。これにより、材料タンク1内の補修材Sが、上部空気配管P1を通じ中蓋6を介して作用する加圧空気の圧力により、材料吐出口3から接続具10内へ押し出される。そして、接続具10内へ押し出された補修材Sは、下部空気配管P2を通じて作用する加圧空気の圧力により、ホース4へ送り出され、ノズル5先端から霧状に噴出して、目標の施工面へ吹き付けられる。
本例では、接続具10の開閉弁V4を開いて補修材Sを接続具10内へ導入させるときに、空気供給管部13に予め加圧空気を作用させている。しかも空気供給管部13と二次側管部12とを同軸に形成したことにより、加圧空気が、二次側管部12に対し、流路の上流側から作用する構造となっている。従って、補修材Sが空気供給管部13内へ流入するおそれがなく、下部空気配管P2と接続具10との接続部が補修材Sで目詰まりを起こすという問題は完全に回避される。
(終了処理)
所要の吹き付け作業が終わったならば、接続具10の開閉弁V4を閉じて、補修材Sの材料タンク1からの流出を停止させたのち、上部空気配管P1の圧力、及び、下部空気配管P2の圧力を降下させる。下部空気配管P2の圧力を降下させる前に、接続具10の開閉弁V4を閉じることにより、接続具10及びホース4内に残留する補修材Sをノズル5から排出することができるので、補修作業終了後の接続具10及びホース4の洗浄作業が簡単になる。また、補修作業を途中で一時中断するときも、接続具10及びホース4内から補修材Sを排除できるから、作業再開時に行なう接続具10及びホース4の洗浄作業を簡単にできる。
(中蓋の作用)
図5(A)に示す如く、材料タンク1内に収納した補修材Sの上面に中蓋6を配置することにより、上部空気配管P1を通じて供給される加圧空気の圧力を、補修材Sの表面に均一に作用させることができるから、補修材Sの押し出し効率が良好になる。
補修材Sの吹き付け作業を実行するに従い、材料タンク1内の補修材Sの貯留量が減少するが、材料タンク1の下部側は円錐形状となっているため、中蓋6が変形しないとすると、補修材Sの上面が円錐部a2の上端よりも下がったときには、中蓋6と補修材Sとの密着度が低下して、補修材Sの押し出し効率が悪くなる。しかるに本発明では、中蓋6に半径方向のスリット6aを形成したので、図5(B)に示す如く、中蓋6が材料タンク1の円錐部a1の上端よりも下降するときは、タンク内表面の縮径に合わせて、中蓋6におけるスリット6aを挟む部分6bが重なり合うことにより、中蓋6が円錐形に変形する。
図5(C)に示すように、中蓋6が下降するほど、重なり合う部分6bの割合は大きくなり、やがて中蓋6は、補修材Sのほとんどを材料タンク1から排出すると共に、円錐部a1にほぼ等しい頂角の円錐形状に達する。このような中蓋6の作用により、補修材Sの上面が円錐部a1の上端以下となったときでも、補修材Sの押し出し効率を良好に保つことができる。
次のような条件で、コンクリート用補修材の吹き付け実験を行なった。
(吹き付け装置)
・材料タンク
高さ600mm/円錐部高さ202mm/最大内径254mm/容量16.5リットル/鋼鉄製/肉厚6mm
・中蓋
直径240mm/厚さ3mm/天然ゴム製
・加圧空気供給装置(エアコンプレッサー)
出力307kw/空気吐出量 毎分400リットル/最大使用圧力0.99MPa
(コンクリート用補修材)
・BASFポゾリス株式会社製 ポリマーセメント系断面修復材「エマコS99P」
・調整方法
容量約20リットルのペール缶に、目標ミニスランプ値に応じて計量した練り混ぜ水を入れ、ハンドミキサで撹拌しながら補修材1袋(25kg)を徐々に投入し、全量投入後、2分間練り混ぜた。
(プライマー)
・BASFポゾリス株式会社製 アクリル樹脂系吸水防止下地処理材「マスターシール520」(主成分特殊アクリル酸エステル)
[試験方法]
(1)吹き付け性状確認試験
補修材の軟らかさ(ミニスランプ値)、及び、材料タンクと接続管とに作用させる空気圧の大きさが、吹き付け性状に及ぼす影響を調べたものである。
前記の調整方法により、目標ミニスランプ値を30・40・50・60mmのいずれかに設定して調整した補修材を材料タンクに投入し、中蓋を配置する。そして、上部空気配管P1のレギュレータR1のゲージ圧力(以下、上部圧力という)及び下部空気配管P2のレギュレータR2のゲージ圧力(以下、下部圧力という)を0.2〜0.35MPaの範囲で設定し、ノズルから吐出させた補修材の吹き付け状態を目視により観察した。
試験時データは、下記測定方法による。
(補修材温度)
練り上がり後の温度をアルコール温度計で測定した。
(ミニスランプ値:補修材の軟らかさ)
JIS A1171:2000「ポリマーセメントモルタルの試験方法」6.2スランプ試験による。
(吐出流量)
材料タンク内へ投入した補修材総重量(1袋25kg+混練水重量)、補修材吹き付け時の吐出時間、材料タンク内の補修材残量から、単位時間当たりの吐出流量を算出した。
(2)圧縮強度試験
補修材の軟らかさ(ミニスランプ値)が、補修材の圧縮強度に及ぼす影響を調べた。
(試験方法)
JIS A 1108:2006「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じる。
(供試体)
内径Φ=5cm深さ10cmのプラスチック製簡易型枠に、吹き付け前(練り上がり直後)の補修材を充填したもの、及び、吹き付け装置により補修材を吹き付けて充填したものを作製し、材齢2日で脱型したのち、材齢7日まで気中養生したものを供試体とした。
(単位容積質量)
JIS A 1171:2000「ポリマーセメントモルタルの試験方法」6.3単位容積質量試験に基づき、前記プラスチック製簡易型枠に、吹き付け前(練り上がり直後)の補修材を充填したもの、及び、吹き付け装置により補修材を吹き付けて充填したものを用いて測定した。
(3)付着力試験
補修材の軟らかさ(ミニスランプ値)が、補修材の付着強度に及ぼす影響を調べた。
(供試体)
JIS A5371:2004「プレキャスト無筋コンクリート製品」の規定に従い、図7(A)(B)に示す平面寸法300×300mm厚さ60mmの下地コンクリート板31を製作し、その三側面に取り付けた木枠32を利用して、同図(C)に示す如く下地コンクリート板31の表面から所定距離d(10,15,20mmの3種類)だけ離れた位置に、鉄筋(D19)33a,33bを中央で直交するように配設し、これを供試基板30とする。そして、この供試基板30を天井面に設置し、本発明吹き付け装置により、前記補修材「エマコS99P」を、その表面に吹き付けたのち、材齢7日まで気中養生したものを、後述の各試験に用いる供試体とした。
(層間付着力試験)
「コンクリート構造物補修の手引き[第三版](西日本旅客鉄道株式会社 平成15年4月)」の付属資料2−1 JRWCT A1−2003「JR西日本 断面修復材・層間付着力実地試験」に準じて行なった。
層間付着強度の測定個所は、図7(C)に示す鉄筋裏間隔d=10,15,20mmとした3種類の供試体それぞれについて、図(A)に符号Xで示す領域とする。
(界面付着力試験)
「コンクリート構造物補修の手引き[第三版](西日本旅客鉄道株式会社 平成15年4月)」の付属資料2−1 JRWCT A1−2003「JR西日本 断面修復材・界面付着力実地試験」に準じて行なった。
層間付着強度の測定個所は、図7(C)に示す鉄筋裏間隔d=10,15,20mmとした3種類の供試体それぞれについて、図(A)に符号Yで示す部分を用いる。
[試験結果]
(1)吹き付け性状確認試験
試験結果を[表1]に示す。
(試番1〜4)
上部圧力を0.3MPa、下部圧力を0.35MPaに設定すると、ミニスランプ値が30〜60mmの範囲のいずれの補修材についても、霧状に吐出する良好な吹き付け状態が得られた。
但し、試番3の補修材が硬めのとき(ミニスランプ値が小さい場合)については、吹き付け状態が若干変動する傾向が見られたが、施工後の品質に影響を及ぼすほどではなかった。
(試番5〜7)
上部圧力及び下部圧力を等しく0.3MPaに設定した場合、目標ミニスランプ値の設定を50mmとしたものについては、吹き付け性状は良好で問題がなかった。(試番5)
目標ミニスランプ値を30mmに設定したものは、補修材が硬めのため、脈動しながら吐出する現象が見られた。(試番6)
ミニスランプ値が60mmの若干軟らかい補修材の場合は、吹き付けの勢いで補修材が吹き飛ばされる現象が見られた。(試番7)
(試番8)
上部圧力を0.2MPa、下部圧力を0.35MPaに設定した場合、目標ミニスランプ値を50mmとした比較的軟らかい補修材のときは、吐出流量が不足する傾向がある。
(試番9)
上部圧力を0.3MPaに対し、下部圧力をそれより低く0.25MPaに設定した場合(ミニスランプ値50mm)は、補修材を吹き出させることができなかった。
(試番10〜12:比較例)
図6(A)に示すように、接続具10の形態を、一次側管部11と二次側管部12とを同軸とし、その途中に空気供給管部13を設ける構成とした場合は、概ね補修材の良好な吹き付け状態を得ることができた。(上部圧力0.3MPa、下部圧力0.35MPa、目標ミニスランプ値40〜60mm)
但し、接続具10の姿勢が鉛直方向であり、ホース4を接続する材料送出口12aが下端なので、ホース4の有効長を確保しにくい欠点がある。
(試番13:比較例)
図6(B)に示すように、接続具10の形態を、一次側管部11に対し二次側管部12を直角に折曲させ、折曲部Qよりも下流側に空気供給管部13を設ける構成とした場合、概ね補修材の良好な吹き付け状態を得ることができた。(上部圧力0.3MPa、下部圧力0.35MPa、ミニスランプ値36mm)
但し、吹き付け終了後、接続具10における開閉弁V4から、空気供給管部13の接続部Jまでの部分に補修材が残留する問題があった。
(2)圧縮強度試験
試験結果を[表2]に示す。
目標ミニスランプ値を30・50・60mmに設定して、軟らかさが硬め・標準・軟らかめの補修材を用意し、さらに標準軟らかさ(目標ミニスランプ値50mm)の補修材については吹き付け時の下部圧力を異ならせて、製作した供試体の圧縮強度を測定したところ、いずれも施工品質に問題のない値が得られた。
(3)付着力試験
試験結果を[表3]に示す。使用した補修材は、圧縮強度試験を行なったものと共通である。
(層間付着力試験)
いずれの条件においても平均値が1.0N/mm以上であり、規定値を満足する。
但し、ただ一つの供試体において測定値が1.0N/mmに達しなかったが、これは今回の試験では、供試体の材齢7日で評価したためと推察される。通常、材齢28日に達すれば強度が20〜30%程度向上することが知られているので、実用上は問題の無い値であると考えられる。
(界面付着力試験)
いずれの条件においても平均値が1.0N/mm以上、個々の測定値についても、すべて0.85N/mm以上であり、規定値を満足する。


本発明に係る吹き付け装置の概略構成を示す図面である。 本発明に係る吹き付け装置における材料タンク周辺の構造を示す概略図である。 本発明に係る材料タンクにおける締結手段を示すものであって、図(A)は蓋部を着脱自在としたときの正面図、図(B)は締結状態を示す正面図である。 本発明に係る吹き付け装置におけるノズル部分を示す一部断面した正面図である。 本発明に係る吹き付け装置の材料タンク内に配置する中蓋の作用を説明するためのものであって、図(A)は吹き付け作業を開始する前の材料タンクの正面断面図と中蓋の平面図、図(B)は吹き付け作業の途中における材料タンクの正面断面図とそのときの中蓋の平面図、図(C)は吹き付け作業の終了間際の材料タンクの正面断面図とそのときの中蓋の平面図である。 図(A)は、接続具に関する比較例を示す正面図、図(B)は、接続具に関する異なる比較例を示す正面図である。 本発明に係る吹き付け工法により吹き付けた補修材の付着力試験に用いる供試基板を示すものであって、図(A)は底面図、図(B)は正面図、図(C)は要部を拡大した正面図である。
符号の説明
M…吹き付け装置 1…材料タンク 1A…本体部 a1…円筒部 a2…円錐部 1B…蓋部 2…加圧空気導入口 3…材料吐出口 4…ホース 5…ノズル 6…中蓋 6a…スリット 10…接続具 11…一次側管部 12…二次側管部 13…空気供給管部 20…加圧空気供給装置 P1…上部空気配管 P2…下部空気配管 R1,R2…レギュレータ S…補修材

Claims (5)

  1. 上部に加圧空気導入口を有し下部に材料吐出口を有する材料タンクと、材料タンクの材料吐出口に連接され途中に加圧空気受入口を有する接続具と、基端部が接続具の材料送出口に接続され先端部にノズルが装着されたホースと、材料タンクの加圧空気導入口及び接続具の加圧空気受入口それぞれに加圧空気を送給する加圧空気供給装置とから構成し
    前記材料タンクにおける少なくとも下部側の内表面が下方へ向かって縮径する円錐形に形成され、可撓性部材により円板状に製作され半径方向のスリットが形成された中蓋を、材料タンク内に収納した吹き付け材料の上面に配置したことを特徴とする吹き付け装置。
  2. 前記接続具は、材料タンクの材料吐出口に連接される一次側管部と、ホースが接続され材料送出口を含む二次側管部と、加圧空気受入口を含む空気供給管部とから成り、一次側管部に対し二次側管部が90度以下の角度で折曲するように形成され、空気供給管部が二次側管部に対し同軸に接続されている請求項1に記載の吹き付け装置。
  3. 加圧空気供給装置と材料タンクの加圧空気導入口とを連絡する配管の途中、及び、加圧空気供給装置と接続具の加圧空気受入口とを連絡する配管の途中に、空気圧を調節するレギュレータを設けた請求項1又は2に記載の吹き付け装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の吹き付け装置を用いたコンクリート用補修材の吹き付け工法であって、
    前記材料タンク内にコンクリート用の補修材を収納し、加圧空気導入口から材料タンク内へ加圧空気を供給することにより、補修材を、材料タンク内から前記接続具を介して、ホース内へ押し出すと同時に、押し出された補修材に加圧空気を作用させて、補修材をホース先端から目標物へ向かって吹き付けることを特徴とするコンクリート用補修材の吹き付け工法。
  5. 前記加圧空気導入口から材料タンク内へ供給した加圧空気により中蓋を介して補修材を材料タンク内から押し出すにあたり、材料タンクにおける内表面が円錐形の部分を中蓋が下降するときは、内表面の縮径に合わせて中蓋におけるスリットを挟む部分を重合させることにより、中蓋を円錐形に変形させる請求項に記載するコンクリート用補修材の吹き付け工法。
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