JP5339530B2 - 帯電防止剤投入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球と研磨粒とを攪拌させることで遊技球を研磨する遊技球揚送研磨装置に取り付けられ、該遊技球に静電気が帯電することを防止する粉状の帯電防止剤を投入するための帯電防止剤投入装置に関する。
従来、遊技球揚送研磨装置には、遊技球と研磨粒とを攪拌させたときに、遊技球に静電気が帯電しないように粉状の帯電防止剤を投入しているが、帯電防止剤の投入は人為的に行われているため、投入すべき時期に投入し忘れたり、投入すべき量を誤ったりする場合があった。
このような状況を改善するために、例えば、洗濯用粉末洗剤を自動投入するために、モーターを駆動させることで洗剤搬送手段であるコイルを回転させ、コイルにより粉末洗剤を搬送させて排出する技術について開示された特許文献1に記載されたような技術を応用することも考えられる。
特開2002−102589号公報
しかしながら、遊技球揚送研磨装置に使用する帯電防止剤は、洗濯用粉末洗剤と比較すると温度や湿度の影響を受けて固まり易い性質を持っており、このような性質の帯電防止剤を搬送する場合に、特許文献1のように搬送を促進する機能しか設けられていないと、固まった(または湿気を多く含んだ)帯電防止剤が排出口を塞ぐ等して、常に安定した量の帯電防止剤を排出させることができなくなったり、帯電防止剤が排出口付近に偏った結果、搬送促進部の上に帯電防止剤が乗り上げるように固まってしまい、いつまでも排出されることなく滞留してしまう虞があった。
また、遊技球揚送研磨装置に対して規定量よりも多い量の帯電防止剤を投入してしまうと、帯電防止作用が向上するわけでもなく、遊技球の表面に必要以上の帯電防止剤が付着することで、かえって遊技球が汚れてしまうため、適量の帯電防止剤を間違いなく投入できるようにすることが望まれていた。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題点に着目してなされたものであり、遊技球揚送研磨装置に粉状の帯電防止剤を投入するに際して、固まり易い性質の帯電防止剤であっても、排出口付近に偏って滞留したりすることなく、安定した量の帯電防止剤を排出させることができる帯電防止剤投入装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存す
る。
[1]遊技球と研磨粒とを攪拌させることで遊技球を研磨する遊技球揚送研磨装置(1)に取り付けられ、該遊技球に静電気が帯電することを防止する粉状の帯電防止剤を投入するための帯電防止剤投入装置(10)において、
前記帯電防止剤を貯留するとともに、前記遊技球揚送研磨装置(1)側に前記帯電防止剤を排出するための排出口(17)を有する帯電防止剤貯留部(11)と、
前記帯電防止剤貯留部(11)内に設けられ、モーター(19)の駆動力により回転して前記帯電防止剤貯留部(11)に貯留されている帯電防止剤を前記排出口(17)へ向けて搬送する搬送促進部(20)と、
前記排出口(17)の手前側に設けられ、前記搬送促進部(20)の搬送方向に対して逆方向に搬送力を付与することで、前記搬送促進部(20)により前記排出口(17)に向けて搬送されている帯電防止剤の搬送を抑制する搬送抑制部(45)と、
を備えることを特徴とする帯電防止剤投入装置(10)。
[2]前記搬送促進部(20)は、前記排出口(17)に向かって長手方向に延びる軸心を中心に回転し、
前記搬送促進部(20)の始端(21)側を、前記モーター(19)に動力伝達可能に連結された駆動側キャップ(30)に取り付ける一方、
前記搬送促進部(20)の終端(22)側を、前記排出口(17)を臨む位置に回転可能に支持され前記搬送抑制部(45)を備えた従動側キャップ(40)に取り付けたことを特徴とする[1]に記載の帯電防止剤投入装置(10)。
[3]前記搬送促進部(20)は、前記駆動側キャップ(30)と前記従動側キャップ(40)との間で両端がそれぞれ定位置に支持され、
前記従動側キャップ(40)に取り付けられた前記搬送促進部(20)の終端(22)側は、前記排出口(17)を下方に臨む位置まで延ばされたことを特徴とする[2]に記載の帯電防止剤投入装置(10)。
[4]前記駆動側キャップ(30)と前記従動側キャップ(40)とを、その間に延ばしたシャフト(34)によって一体に連結したことを特徴とする[2]または[3]に記載の帯電防止剤投入装置(10)。
[5]前記搬送抑制部(45)は、前記従動側キャップ(40)に連結された前記シャフト(34)の後端側を中心にして、それぞれ放射方向に広がり回転方向へ円弧形断面に湾曲した複数の羽根(46)からなり、
前記各羽根(46)は、それぞれ前記従動側キャップ(40)の端面より前記シャフト(34)の軸方向と平行に延び出て、各羽根(46)の前記シャフト(34)の外周に対向する内周縁は、シャフト(34)の外周との間に隙間を空けた状態に配置されたことを特徴とする[4]に記載の帯電防止剤投入装置(10)。
[6]前記搬送促進部(20)はコイルスプリングからなり、
前記従動側キャップ(40)に、前記コイルスプリングの終端(22)側を外嵌させた状態で取り付ける装着部(40a)を設け、
前記装着部(40a)の外周に、外嵌させた前記コイルスプリングの終端(22)側のピッチ間隔を一定に保持するための間隔保持部(44)を設けたことを特徴とする[2],[3],[4]または[5]に記載の帯電防止剤投入装置(10)。
[7]前記帯電防止剤貯留部(11)は、前記コイルスプリングの下側半分の外周に近接する半円形断面の底面(12)を備え、
前記排出口(17)の上方に、前記コイルスプリングの終端(22)側の上側半分の外周に近接する天井面(13a)を備えた蓋体(13)を配置したことを特徴とする[6]に記載の帯電防止剤投入装置(10)。
前記本発明は次のように作用する。
前記[1]に記載の帯電防止剤投入装置(10)によれば、遊技球揚送研磨装置(1)に取り付けて、帯電防止剤貯留部(11)に粉状の帯電防止剤を貯留し、モーター(19)を駆動すると、モーター(19)の駆動力により搬送促進部(20)が回転する。この回転駆動された搬送促進部(20)によって、帯電防止剤貯留部(11)に貯留されている帯電防止剤は排出口(17)へ向けて搬送される。
ここで排出口(17)の手前側には、帯電防止剤の搬送を抑制する搬送抑制部(45)が設けられており、搬送抑制部(45)は、排出口(17)へ向けて搬送されてきた帯電防止剤に対して、前記搬送促進部(20)の搬送方向とは逆方向の搬送力を付与する。これにより、排出口(17)の方向に搬送された帯電防止剤は排出口(17)の手前で押し戻されることになるので、帯電防止剤が排出口(17)付近に極端に偏った状態で滞留した結果、排出口(17)を塞ぐような事態が防止される。
したがって、常に安定した量の帯電防止剤を排出口(17)より排出させて、遊技球揚送研磨装置(1)側に投入することが可能になる。なお、搬送抑制部(45)は排出口(17)の手前側(搬送の最終段階)に設けられるので、搬送促進部(20)により排出口(17)の方向へ搬送される帯電防止剤の搬送力を過度に阻害することはない。
前記[2]に記載の帯電防止剤投入装置(10)によれば、搬送促進部(20)は、排出口(17)に向かって長手方向に延びる軸心を中心に回転するものであり、搬送促進部(20)の両端である始端(21)側と終端(22)側は、それぞれキャップに取り付けた状態で取り扱うことができる。搬送促進部(20)の始端(21)側は、モーター(19)に動力伝達可能に連結された駆動側キャップ(30)に取り付け、搬送促進部(20)の終端(22)側は、前記排出口(17)を臨む位置に回転可能に支持され従動側キャップ(40)に取り付ける。
これにより、搬送促進部(20)、駆動側キャップ(30)、従動側キャップ(40)は、それぞれ一体となり駆動側キャップ(30)を介してモーター(19)によって確実に回転駆動される。特に、従動側キャップ(40)は搬送抑制部(45)を備えるものであるため、1つのモーター(19)の駆動によって帯電防止剤の搬送促進のみならず抑制も同時に実現することができる。
前記[3]に記載の帯電防止剤投入装置(10)によれば、搬送促進部(20)は、駆動側キャップ(30)と従動側キャップ(40)との間で両端がそれぞれ定位置に支持される。これにより、搬送促進部(20)が例えばコイルスプリングのように伸縮自在な部材であっても、回転時に無用に伸縮して全長が変化することはなく、搬送促進効率が不安定になったり、無用な伸びによる弾性破損が生じることを防止することができる。
特に、従動側キャップ(40)に取り付けられた搬送促進部(20)の終端(22)側は、排出口(17)を下方に臨む位置まで延ばされており当該定位置に支持される。したがって、搬送促進部(20)の終端(22)側が排出口(17)と対向する位置よりも駆動側にずれてしまい、帯電防止剤が排出口(17)から排出され難くなる事態はなく、排出口(17)からの帯電防止剤の排出量を安定した状態に保つことができる。
前記[4]に記載の帯電防止剤投入装置(10)によれば、駆動側キャップ(30)と従動側キャップ(40)とは、その間に延ばしたシャフト(34)によって一体に連結される。これにより、モーター(19)による駆動側キャップ(30)の回転力は、シャフト(34)を介して従動側キャップ(40)まで確実に伝達され、しかも、シャフト(34)の存在によって搬送促進部(20)の途中部位における捩れや変形も防止され、搬送促進部(20)の安定した回転による帯電防止剤の確実な搬送を実現することができる。
前記[5]に記載の帯電防止剤投入装置(10)によれば、搬送抑制部(45)は、従動側キャップ(40)に連結されたシャフト(34)の後端側を中心にして、それぞれ放射方向に広がり回転方向へ円弧形断面に湾曲した複数の羽根(46)からなる。ここで各羽根(46)は、それぞれ従動側キャップ(40)の端面よりシャフト(34)の軸方向と平行に延び出ている。
したがって、搬送抑制部(45)である各羽根(46)を従動側キャップ(40)と一体に成形することができる。このような簡易な構造の羽根(46)により、排出口(17)の手前側で固まった(または湿気を多く含んだ)帯電防止剤を効率良く攪拌して崩すことができる。
また、各羽根(46)のシャフト(34)の外周に対向する内周縁は、シャフト(34)の外周との間に隙間を空けた状態に配置される。このように搬送抑制部(45)の各羽根(46)とシャフト(34)との間に隙間を設けることにより、各羽根(46)による帯電防止剤の攪拌時の抵抗を低減することができる。
しかも、シャフト(34)と各羽根(46)の回転に伴い、帯電防止剤が円弧形断面の羽根(46)の内側に拾われる、そして下方へ落下する、さらに次の羽根(46)に拾われる、という状況が繰り返されることになり、前記隙間を設けたことで形成された空間を中心として、搬送促進部(20)の搬送方向に対して逆方向の搬送力が付与される。
これにより、搬送促進部(20)によって排出口(17)に向けて搬送される帯電防止剤の搬送が抑制され、帯電防止剤が排出口(17)付近に極端に偏った状態で滞留した結果、排出口(17)を塞ぐような事態が防止され、常に安定した量の帯電防止剤を排出させることが可能になる。
前記[6]に記載の帯電防止剤投入装置(10)によれば、前記搬送促進部(20)はコイルスプリングからなり、簡易に構成することができ、このコイルスプリングが螺進方向に回転駆動されると、コイルスプリングのピッチ間に帯電防止剤が入り込み、コイルスプリングの回転に伴い帯電防止剤は搬送される。
従動側キャップ(40)には、コイルスプリングの終端(22)側を外嵌させた状態で取り付ける装着部(40a)が設けられており、簡単に取り付けることができる。かかるコイルスプリングが付勢されても、排出口(17)を臨む位置にあるコイルスプリングの終端(22)側のピッチ間隔は、間隔保持部(44)によって常に一定間隔に保持されるので、コイルスプリングのピッチ間隔が無くなり(極端に狭くなり)、排出口(17)から帯電防止剤が排出され難くなることを防止することができる。
前記[7]に記載の帯電防止剤投入装置(10)によれば、帯電防止剤貯留部(11)は、コイルスプリングの下側半分の外周に近接する半円形断面の底面(12)を備え、排出口(17)の上方に、コイルスプリングの終端(22)側の上側半分の外周に近接する天井面(13a)を備えた蓋体(13)を配置した。これにより、排出口(17)の上方でコイルスプリングの終端(22)側は、上下から合致する形状の内壁に囲まれた状態となり、コイルスプリングや従動側キャップ(40)の外周側に付着した帯電防止剤を排出口(17)に向けて効率良く押し出すことができる。
本発明に係る帯電防止剤投入装置によれば、遊技球揚送研磨装置に粉状の帯電防止剤を投入するに際して、排出口方向に搬送促進された帯電防止剤を排出口手前で押し戻す機能を兼ね備えているから、固まり易い性質の帯電防止剤であっても、排出口付近に偏って滞留したりすることなく、安定した量の帯電防止剤を排出させることができる。
本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置のケース本体を縦半分に切断して示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置のケース本体を縦半分に切断して示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置を後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置を前方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置を底面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の平面図である。 図6のA−A線断面図である。 図7のB−B線断面図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の各部品を分解して後方から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の各部品を分解して前方から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の搬送促進部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の搬送促進部を別の回転角度で示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の駆動側キャップを後方より見た斜斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の駆動側キャップを前方より見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の従動側キャップを後方より見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の従動側キャップを前方より見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の従動側キャップを示す背面図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置の従動側キャップを示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る帯電防止剤投入装置を取り付ける遊技球揚送研磨装置を示す正面図である。
以下、図面に基づき本発明を代表する実施の形態を説明する。
図1〜図20は、本発明の一実施の形態を示している。
本実施の形態に係る帯電防止剤投入装置10は、遊技球と研磨粒とを攪拌させることで遊技球を研磨する遊技球揚送研磨装置1に取り付けられ、該遊技球に静電気が帯電することを防止する粉状の帯電防止剤を投入するための装置である。
図1は、帯電防止剤投入装置10のケース本体10aを縦半分に切断して示す正面図であり、図2は、同じく帯電防止剤投入装置10のケース本体10aを縦半分に切断して示す斜視図である。図3は、帯電防止剤投入装置10を後方から見た斜視図であり、図4は、帯電防止剤投入装置10を前方から見た斜視図であり、図5は、帯電防止剤投入装置10を底面側から見た斜視図である。
図6は、帯電防止剤投入装置10の正面図であり、図7は、帯電防止剤投入装置10の平面図である。図8は、図6のA−A線断面図であり、図9は、図7のB−B線断面図である。図10は、帯電防止剤投入装置10の各部品を分解して後方から見た分解斜視図であり、図11は、帯電防止剤投入装置10の各部品を分解して前方から見た分解斜視図である。
図1,図2に示すように、帯電防止剤投入装置10は、ケース本体10aの内部が、帯電防止剤を貯留するとともに、帯電防止剤を排出するための排出口17を有する帯電防止剤貯留部11となっている。帯電防止剤貯留部11内には、帯電防止剤を排出口17へ向けて搬送する搬送促進部20と、排出口17の手前側にて搬送促進部20により排出口17に向けて搬送されている帯電防止剤の搬送を抑制する搬送抑制部45とが設けられている。
詳しく言えばケース本体10aは、全体的には長手方向に延びる箱形に形成され、帯電防止剤貯留部11の底面部12は半円形断面であり上側は開口しており、この開口を閉じる蓋体13が着脱自在に取り付けられている。蓋体13の中央寄りの部位は一段高くなっており、その天井部分に帯電防止剤を入れるための受入口14(図10参照)が開設されている。また、受入口14を塞ぐ開閉板15が、その一端側を揺動中心として開閉可能に設けられている。
ケース本体10aの後端面18の直ぐ内側寄りの底面部12には、帯電防止剤を排出するための排出口17が開設されている。また、ケース本体10aの前端面16の外側には、次述する搬送促進部20を駆動するための電動モーター19が固定されている。電動モーター19は、そのケーシング内に減速機構を備えており、減速機構の出力軸19a(図10参照)は、前端面16を貫通して帯電防止剤貯留部11内に突出している。なお、底面部12の両脇には、後述する遊技球揚送研磨装置1に取り付けるための固定ブラケット12aが延設されている。
図12は、搬送促進部20を示す斜視図であり、図13は、搬送促進部20を別の回転角度で示す斜視図である。搬送促進部20は、電動モーター19の駆動力により回転し、帯電防止剤貯留部11に貯留されている帯電防止剤を排出口17へ向けて搬送するものである。本実施の形態に係る搬送促進部20は、金属線材を一定間隔のピッチで螺旋状に曲げたコイルスプリングからなり、帯電防止剤貯留部11の底面部12に回転可能に配されている。搬送促進部20は、排出口17に向かって長手方向に延びるコイルスプリングの軸心を中心に搬送方向に回転し、始端21側には駆動側キャップ30が取り付けられ、終端22側には従動側キャップ40が取り付けられている。
図14は、駆動側キャップ30を後方より見た斜視図であり、図15は、駆動側キャップ30を前方より見た斜視図である。駆動側キャップ30は、前記電動モーター19に動力伝達可能に連結されて、前記搬送促進部20の始端21側を取り付ける部品である。駆動側キャップ30は円柱形に形成され、搬送促進部20の始端開口内に嵌るように取り付けられる。
図10に示すように、搬送促進部20であるコイルスプリングの始端21は、軸心方向に折り曲げられており、図15に示すように、駆動側キャップ30の外周には、軸方向と平行に前記始端21を案内するガイド溝31が設けられ、このガイド溝31の最奥に前記始端21を差し込む止着孔32が設けられている。コイルスプリングの始端21は止着孔32に差し込まれた状態で、前記ガイド溝31の奧側に止める小ネジ33で固定される(図11参照)。
また、駆動側キャップ30の内端面には、軸心に沿って延びるシャフト34が一体に設けられている。シャフト34の先端部35は、キー状に形成されて次述する従動側キャップ40に回転不能に固結される。すなわち、図12に示すように、駆動側キャップ30と従動側キャップ40は、その間に延ばしたシャフト34によって一体に連結される。シャフト34は、搬送促進部20の軸心をなし、搬送促進部20の内側に挿通しても嵩張ることがなく、帯電防止剤の貯留・搬送スペースを侵食しない程度の外径に設定されている。
図1に示すように、駆動側キャップ30は、ケース本体10aの前端面16の内側にて、前記電動モーター19の出力軸19a(図10参照)により回転駆動可能に軸支されている。なお、駆動側キャップ30の外端面の外周に沿って、搬送促進部20の始端開口の位置を規制するフランジ36が設けられている。
図16は、従動側キャップ40を後方より見た斜視図であり、図17は、従動側キャップ40を前方より見た斜視図である。図18は、従動側キャップ40を示す背面図であり、図19は、従動側キャップ40を示す正面図である。従動側キャップ40は、前記ケース本体10aの排出口17を臨む位置に回転可能に支持され、前記搬送促進部20の終端22側を取り付ける部品である。従動側キャップ40は略円柱形に形成され、搬送促進部20の終端開口内に嵌るように取り付けられる。また、従動側キャップ40は後述する搬送抑制部45を備えている。
図11に示すように、搬送促進部20であるコイルスプリングの終端22も、前記始端21と同様に軸心方向に折り曲げられており、図17に示すように、従動側キャップ40の外周には、軸方向と平行に前記終端22を案内するガイド溝41が設けられ、このガイド溝41の最奥に前記終端22を差し込む止着孔42が設けられている。コイルスプリングの終端22は止着孔42に差し込まれた状態で、前記ガイド溝41の奧側に止める小ネジ43で固定される(図12参照)。
また、従動側キャップ40の外周は、搬送促進部20の終端22側を外嵌させた状態で取り付ける装着部40aとなっている。この装着部40aの途中に、図13に示すように、外嵌させた搬送促進部20であるコイルスプリングの終端22側のピッチ間隔を一定に保持するための間隔保持部44が設けられている。本実施の形態に係る間隔保持部44は小ネジからなるが、要はコイルスプリングの途中部位を掛止して、ピッチ間隔を一定に保持できる突起状のものであれば何でも良い。
さらに、従動側キャップ40には、搬送抑制部45が一体に設けられている。搬送抑制部45は、前記ケース本体10aの排出口17の手前側にて、前記搬送促進部20の搬送方向に対して逆方向に搬送力を付与することで、前記搬送促進部20により排出口17に向けて搬送されている帯電防止剤の搬送を抑制するものである。本実施の形態に係る搬送抑制部45は、従動側キャップ40に連結されたシャフト34の後端側を中心にして、それぞれ放射方向に広がり回転方向へ円弧形断面に湾曲した複数の羽根46からなる。
図17に示すように、各羽根46は、それぞれ従動側キャップ40の内端面よりシャフト34(図1参照)の軸方向と平行に延び出ており、各羽根46のシャフト34の外周に対向する内周縁46aは、シャフト34の外周との間に隙間を空けた状態に配置されている。また、各羽根46の外周縁46bは、それぞれ前記搬送促進部20であるコイルスプリングの内周面に近接するように配置されている。なお、本実施の形態における搬送抑制部45は、4枚の羽根46からなるが、この羽根46の数は設計事項であり、2枚、3枚、あるいは5枚に設定しても良い。もちろん6枚以上でも構わない。
前述したように駆動側キャップ30は、ケース本体10aの前端面16の内側にて電動モーター19の出力軸19aに軸支され、一方、従動側キャップ40は、ケース本体10aの後端面18の内側にて後端面18に突設された軸部47が回転可能に軸支されている。これにより、搬送促進部20は、帯電防止剤貯留部11の底面部12にて駆動側キャップ30と従動側キャップ40との間にて、両端がそれぞれ定位置に支持されることになる。
従動側キャップ40に取り付けられた搬送促進部20の終端22側は、前記排出口17を下方に臨む位置まで延ばされている。ところで、ケース本体10aの後端面18の内側に摺接する従動側キャップ40の外端面には、前記軸部47を中心とした円周方向に延びる一対の円弧形突起48が、互いに間隔を空けて設けられている。かかる円弧形突起48は、後端面18との面接触を防いで摺動抵抗を減らすための部位である。なお、軸部47の先端には、抜け止め用のEリング49が止着されている。
図8に示すように、帯電防止剤貯留部11の底面部12は、搬送促進部20であるコイルスプリングの下側半分の外周に近接する半円形断面に形成されている。また、図9に示すように、前記排出口17の上方に位置する蓋体13の後端側には、コイルスプリングの終端22側の上側半分の外周に近接する天井面部13aが設けられている。正確に言えば天井面部13aは、排出口17よりも少し手前側に配置されている。なお、蓋体13のみならずケース本体10aは、何れも塩化ビニルやアクリル等の透明な合成樹脂に代表される透明材質により形成されている。
図20に示すように、遊技球揚送研磨装置1は、遊技機島(図示せず)の略中央部に立設され、遊技機で使用する遊技球を揚送しつつ研磨するための装置である。遊技球揚送研磨装置1は、遊技球貯留タンク(図示せず)からの遊技球を球回収部2より回収し、ここで研磨剤貯留部3に貯留してある粒状の研磨剤(研磨粒)と混合し、移送管4内を移送して揚送部5に送り、揚送部5内で遊技球と研磨粒とを攪拌しながら揚送し、その間に遊技球を研磨するように構成されている。
本発明である帯電防止剤投入装置10は、球回収部2の上部に取り付けられて、この球回収部2に遊技球に静電気が帯電することを防止する粉状の帯電防止剤を投入する。ここで帯電防止剤は、具体的には例えば、界面活性剤としてグリセリン脂肪酸エステルを白色ビーズ状粉末に加工したものを用いると良い。グリセリン脂肪酸エステルは、25度以上で固まり易い性質を有している。このような帯電防止剤は、遊技球に付着すると滑り易くして摩擦を少なくすることで静電気の発生を抑えたり、表面に水を吸い易い膜を作り静電気を逃がすことができる。
揚送部5の上端に配設された上部タンク6には、研磨の終了した遊技球と研磨粒とを分離するための分離機構(図示せず)が内設されている。上部タンク6の両側より遊技球は補給樋に分配され、研磨粒は、上部タンク6の両側下方に接続された研磨粒戻し路7を通って循環部8に回収される。循環部8の上端側には、研磨粒から分離した粉塵を集塵機9aへ誘導するための粉塵誘導ホース9の先端が接続されている。
次に、帯電防止剤投入装置10の作用について説明する。
図20において、遊技球揚送研磨装置1に帯電防止剤を投入する場合には、球回収部2に帯電防止剤投入装置10を取り付けて、帯電防止剤貯留部11に適量の帯電防止剤を貯留する。ここで搬送促進部20の取り付けは、固定ブラケット12aを球回収部2側にネジ止めすれば良い。帯電防止剤投入装置10の蓋体13にある開閉板15を開くことで、受入口14より帯電防止剤貯留部11に帯電防止剤を入れることができる。
帯電防止剤投入装置10の駆動は、電動モーター19に給電することにより行われ、かかる給電は図示省略した制御手段により所定のプログラムにしたがい制御される。具体的には例えば、タイマー設定により1週間に1回作動するように設定し、1回当たりの電動モーター19の回転数は1rpm、回転時間は8分間にすると、遊技球揚送研磨装置1に対してゆっくりと約1gの帯電防止剤が投入される。このように本帯電防止剤投入装置10によれば、自動的に適量の帯電防止剤を遊技球揚送研磨装置1に間違いなく投入することが可能となる。
図1において、帯電防止剤貯留部11に帯電防止剤を貯留した状態で、電動モーター19を駆動すると、その回転力は減速されて駆動側キャップ30に伝達され、搬送促進部20であるコイルスプリングが回転する。ここでコイルスプリングは螺進方向に回転駆動され、ピッチ間に帯電防止剤が入り込み、コイルスプリングの回転に伴って排出口17へ搬送される。特に、搬送促進部20が配置されている底面部12は半円形断面であり、コイルスプリングの外周の下側半分に近接しているから、底面部12上の帯電防止剤はコイルスプリングのピッチ間に集約され、搬送効率が高められている。
また、搬送促進部20の回転と同時に、駆動側キャップ30とシャフト34を介して連結されている従動側キャップ40も一体に回転駆動される。従動側キャップ40には、排出口17の手前側に位置するように搬送抑制部45が設けられており、この搬送抑制部45の回転駆動により、排出口17へ向けて搬送されてきた帯電防止剤に対して、前記搬送促進部20の搬送方向とは逆方向の搬送力が付与される。
これにより、帯電防止剤は排出口17の手前で押し戻されることになるので、帯電防止剤が排出口17付近に極端に偏った状態で滞留した結果、排出口17を塞ぐような事態が防止される。搬送抑制部45がなければ、従動側キャップ40の手前付近から徐々に帯電防止剤がコイルスプリングの外径上端より上方に滞留し、かかる滞留が固まったままの状態になる虞がある。しかし、搬送抑制部45により帯電防止剤が押し戻されるので、帯電防止剤が固まるような事態を未然に防ぐことができる。
詳しく言えば図19に示すように、搬送抑制部45は、従動側キャップ40に連結されたシャフト34の後端側を中心にして、それぞれ放射方向に広がり回転方向へ円弧形断面に湾曲した複数の羽根46からなる。ここで各羽根46は、それぞれ従動側キャップ40の内端面よりシャフト34の軸方向と平行に延び出て、各羽根46のシャフト34の外周に対向する内周縁46aは、シャフト34の外周との間に隙間を空けた状態に配置される。
このように各羽根46とシャフト34との間に隙間を設けたことにより、各羽根46による帯電防止剤の攪拌時の抵抗を低減することができる。そして、各羽根46の回転に伴い、帯電防止剤が円弧形断面の羽根46の内側に拾われ、前記隙間を通って下方へ落下し、さらに次の羽根46に拾われる、という状況が繰り返される。これにより、前記隙間を設けたことで形成された空間を中心として、搬送促進部20の搬送方向に対して逆方向の搬送力が付与される。
したがって、常に安定した量の帯電防止剤を排出口17より排出させて、遊技球揚送研磨装置1に投入することが可能になる。搬送抑制部45は排出口17の手前側(搬送の最終段階)に設けられるので、搬送促進部20により排出口17の方向へ搬送される帯電防止剤の搬送力を過度に阻害することはない。また、搬送抑制部45は従動側キャップ40と一体に設けられているので、1つの電動モーター19の駆動によって帯電防止剤の搬送促進のみならず抑制も同時に実現することができ、構成を簡易化することができる。
また、図1に示すように、搬送促進部20は、駆動側キャップ30と従動側キャップ40との間で両端がそれぞれ定位置に支持される。これにより、搬送促進部20であるコイルスプリングのように伸縮自在な部材であっても、回転時に無用に伸縮して全長が変化することはなく、搬送促進効率が不安定になったり、無用な伸びによる弾性破損が生じることを防止することができる。
特に、従動側キャップ40に取り付けられた搬送促進部20の終端22側は、排出口17を下方に臨む位置まで延ばされており当該定位置に支持される。したがって、搬送促進部20の終端22側が排出口17と対向する位置よりも駆動側にずれてしまい、帯電防止剤が排出口17から排出され難くなる事態はなく、排出口17からの帯電防止剤の排出量を安定した状態に保つことができる。また、図2に示すように、ケース本体10aの後端面18の内側に摺接する従動側キャップ40の外端面には、面接触を防ぐための円弧形突起48が設けられている。これにより、従動側キャップ40の回転時における摺動抵抗を減らすことができる。
また、駆動側キャップ30と従動側キャップ40とは、その間に延ばしたシャフト34によって一体に連結されるので、電動モーター19による駆動側キャップ30の回転力は、シャフト34を介して従動側キャップ40まで確実に伝達される。しかも、シャフト34の存在によって搬送促進部20の途中部位における捩れや変形も防止され、搬送促進部20の安定した回転による帯電防止剤の確実な搬送を実現することができる。
ここでシャフト34は、搬送促進部20内に挿通しても嵩張らない外径寸法に設定されており、搬送促進部20の内側も含めた底面部12における帯電防止剤の貯留・搬送スペースを侵食しない。また、搬送促進部20の回転に伴って、コイルスプリングの外周上方まで掻き揚げられた帯電防止剤が落下する際、シャフト34にぶつかり拡散される。これにより、凝固し易い性質の帯電防止剤でも、最後まで粉末状態のまま搬送することが可能となる。
また、搬送促進部20の終端22側は、従動側キャップ40の装着部40aに外嵌させた状態で取り付けられているが、当該部位で搬送促進部20が付勢されても、排出口17を臨む位置にある搬送促進部20の終端22側におけるコイルスプリングのピッチ間隔は、間隔保持部44によって常に一定間隔に保持される。これにより、搬送促進部20であるコイルスプリングのピッチ間隔が極端に狭くなり、排出口17から帯電防止剤が排出され難くなることを防止することができる。なお、間隔保持部44は、1本の小ネジで簡単に構成することができる。
さらに、前述したように帯電防止剤貯留部11は、搬送促進部20であるコイルスプリングの下側半分の外周に近接する半円形断面の底面を備え、排出口17の上方には、コイルスプリングの終端22側の上側半分の外周には、蓋体13にある天井面部13aが近接している。これにより、図9に示すように、排出口17の上方で搬送促進部20の終端22側は、上下から合致する形状の内壁に囲まれた状態となり、搬送促進部20や従動側キャップ40の外周側に付着した帯電防止剤を排出口17に向けて効率良く押し出すことができる。なお、蓋体13を含めてケース本体10aは、透明材質で形成されており、保守・点検を容易に行うことができる。
図20において、遊技球揚送研磨装置1は、遊技球を球回収部2から回収し、そこで研磨剤貯留部3に貯留してある研磨粒と、前述した帯電防止剤投入装置10より投入された帯電防止剤とを混合し、移送管4を介して揚送部5の下部に送り出す。そして、揚送部5内で、遊技球と研磨粒を攪拌しながら揚送してその間に遊技球を研磨する。研磨後の遊技球は、上部タンク6にある分離機構により研磨粒から分離された後、各遊技機に供給されることになる。かかる遊技球は帯電していないため、遊技機内等で放電することもなく静電誘導ノイズを発生する虞がない。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、搬送促進部20は、コイルスプリング以外に、スクリューでも代用することができる。本発明に係る帯電防止剤投入装置10は、特許文献1に記載されたような洗剤投入装置のように粉状物を供給するための装置に広く適用することができる。
遊技機島に設置され、遊技球と研磨粒とを攪拌させることで遊技球を研磨する遊技球揚送研磨装置の付帯設備として、特に適用することができる。
1…遊技球揚送研磨装置
2…球回収部
3…研磨剤貯留部
4…移送管
5…揚送部
6…上部タンク
7…研磨粒戻し路
8…循環部
9…粉塵誘導ホース
10…帯電防止剤投入装置
10a…ケース本体
11…帯電防止剤貯留部
12…底面部
12a…固定ブラケット
13…蓋体
13a…天井面部
14…受入口
15…開閉板
16…前端面
17…排出口
18…後端面
19…電動モーター
20…搬送促進部
21…始端
22…終端
30…駆動側キャップ
31…ガイド溝
32…止着孔
33…小ネジ
34…シャフト
35…先端部
36…フランジ
40…従動側キャップ
40a…装着部
41…ガイド溝
42…止着孔
43…小ネジ
44…間隔保持部
45…搬送抑制部
46…羽根
46a…内周縁
46b…外周縁
47…軸部
48…円弧形突起
49…Eリング

Claims (7)

  1. 遊技球と研磨粒とを攪拌させることで遊技球を研磨する遊技球揚送研磨装置に取り付けられ、該遊技球に静電気が帯電することを防止する粉状の帯電防止剤を投入するための帯電防止剤投入装置において、
    前記帯電防止剤を貯留するとともに、前記遊技球揚送研磨装置側に前記帯電防止剤を排出するための排出口を有する帯電防止剤貯留部と、
    前記帯電防止剤貯留部内に設けられ、モーターの駆動力により回転して前記帯電防止剤貯留部に貯留されている帯電防止剤を前記排出口へ向けて搬送する搬送促進部と、
    前記排出口の手前側に設けられ、前記搬送促進部の搬送方向に対して逆方向に搬送力を付与することで、前記搬送促進部により前記排出口に向けて搬送されている帯電防止剤の搬送を抑制する搬送抑制部と、
    を備えることを特徴とする帯電防止剤投入装置。
  2. 前記搬送促進部は、前記排出口に向かって長手方向に延びる軸心を中心に回転し、
    前記搬送促進部の始端側を、前記モーターに動力伝達可能に連結された駆動側キャップに取り付ける一方、
    前記搬送促進部の終端側を、前記排出口を臨む位置に回転可能に支持され前記搬送抑制部を備えた従動側キャップに取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の帯電防止剤投入装置。
  3. 前記搬送促進部は、前記駆動側キャップと前記従動側キャップとの間で両端がそれぞれ定位置に支持され、
    前記従動側キャップに取り付けられた前記搬送促進部の終端側は、前記排出口を下方に臨む位置まで延ばされたことを特徴とする請求項2に記載の帯電防止剤投入装置。
  4. 前記駆動側キャップと前記従動側キャップとを、その間に延ばしたシャフトによって一体に連結したことを特徴とする請求項2または3に記載の帯電防止剤投入装置。
  5. 前記搬送抑制部は、前記従動側キャップに連結された前記シャフトの後端側を中心にして、それぞれ放射方向に広がり回転方向へ円弧形断面に湾曲した複数の羽根からなり、
    前記各羽根は、それぞれ前記従動側キャップの端面より前記シャフトの軸方向と平行に延び出て、各羽根の前記シャフトの外周に対向する内周縁は、シャフトの外周との間に隙間を空けた状態に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の帯電防止剤投入装置。
  6. 前記搬送促進部はコイルスプリングからなり、
    前記従動側キャップに、前記コイルスプリングの終端側を外嵌させた状態で取り付ける装着部を設け、
    前記装着部の外周に、外嵌させた前記コイルスプリングの終端側のピッチ間隔を一定に保持するための間隔保持部を設けたことを特徴とする請求項2,3,4または5に記載の帯電防止剤投入装置。
  7. 前記帯電防止剤貯留部は、前記コイルスプリングの下側半分の外周に近接する半円形断面の底面を備え、
    前記排出口の上方に、前記コイルスプリングの終端側の上側半分の外周に近接する天井面を備えた蓋体を配置したことを特徴とする請求項6に記載の帯電防止剤投入装置。
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