JP5339351B2 - 液晶表示パネル - Google Patents

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Description

本発明は横電界方式の液晶表示パネルに関するものである。詳しくは、一方の電極に屈曲した形状のスリット状開口を有する横電界方式の液晶表示パネルに関するものである。
液晶表示パネルはCRT(陰極線管)と比較して軽量、薄型、低消費電力という特徴があるため、表示用として多くの電子機器に使用されている。液晶表示パネルは、配向膜に対してラビング処理することにより所定方向に整列した液晶分子の向きを電界により変えて、光の透過量ないし反射量を変化させて画像を表示させるものである。
液晶表示パネルの液晶層に電界を印加する方法として、縦電界方式のものと横電界方式のものとがある。縦電界方式の液晶表示パネルは、液晶層を挟んで配置される一対の電極により、概ね縦方向の電界を液晶分子に印加するものである。この縦電界方式の液晶表示パネルとしては、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment)モード、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)モード等のものが知られている。横電界方式の液晶表示パネルは、液晶層を挟んで配設される一対の基板のうちの一方の内面側に、一対の電極を互いに絶縁して設け、この一対の電極間において発生する概ね横方向の電界を液晶分子に対して印加するものである。この横電界方式の液晶表示パネルとしては、一対の電極が平面視で重ならないIPS(In-Plane Switching)方式のものと、重なるFFS(Fringe Field Switching)方式のものとが知られている。
このうち、FFSモードの液晶表示パネルは、絶縁膜を介して上電極と下電極とからなる一対の電極をそれぞれ異なる層に配置し、上電極にスリット状開口を設け、このスリット状開口を通る概ね横方向の電界を液晶層に印加するものである。このFFSモードの液晶表示パネルは、広い視野角を得ることができると共に画像コントラストを改善できるという効果があるので、近年、多く用いられるようになってきている。
ところで、カラー表示用の液晶表示パネルにおいては、通常、R(赤色)・G(緑色)・B(青色)の3つのサブ画素が横並びに形成され、これらの3つのサブ画素の組み合わせで1画素(1ピクセル)が設定されている。通常、1画素は略正方形であるため、1サブ画素は縦長の長方形となる。そこで、FFSモードの液晶表示パネルにおいては、上電極に形成されているスリット状開口の両端では所望する方向の電界を形成することができないため、図16に示すように、スリット状開口の延在方向を縦方向にして開口率の低下を低減している。なお、図16は従来の液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。
また、FFSモードの液晶表示パネルでは、スリット状開口をラビング方向に対して僅かに傾斜するように延在させて、同一方向に液晶分子が回転することができるようにしている。そして、カラー表示用の液晶表示パネルにおいては、このスリット状開口の傾斜角度を正負の2つの領域に分けるマルチドメイン化により、視野角による色の変化を低減するなどによって視野角を広くすることができる。しかしながら、スリット状開口の両端は所望する方向の電界を形成することができないために、延在方向が異なるスリット状開口を分離させると、開口率が低くなる。そこで、下記特許文献1に開示されている液晶表示パネルでは、スリット状開口をジグザグ状にし、異なる方向に延在するスリット状開口を連結することによって開口率が広いマルチドメイン化を達成している。
特開2002−014374号公報
このように、延在方向が異なる2つのスリット状開口を形成すると、それぞれのスリット状開口の側において液晶分子の配向方向が異なる領域(ドメイン)が形成されるため、広視野角特性が得られるという利点がある。しかしながら、延在方向が異なる2つのスリット状開口を連結すると、連結部分は屈曲部分となるため、この連結部分において隣接する液晶分子の配向方向が異なる部分(ディスクリネーション)が生じる。このディスクリネーションが生じている領域は正常な表示ができない。また、単に、延在方向が異なる2つのスリット状開口を連結して、「く」字状(または「シェブロン(Chevron)」状)の屈曲形状にしたのみでは、液晶表示パネルが表面から押圧された場合、ディスクリネーションが大きくなって表示にムラが生じ、場合によっては押圧が解除されてもディスクリネーションが消失せず残留し続けてしまうことがある。
また、横電界方式の液晶表示パネルは、電極のエッジ部分が一番明るく、エッジから離れるほど暗くなる。そのため、延在方向が異なる2つのスリット状開口を連結して、スリット状開口を「く」字状に変更しただけでは、従来ほぼ直線で形成される信号線(または走査線)に近いスリット状開口のエッジ部分つまり電極のエッジ部分が、不透明な信号線に接近、あるいは平面視での重なりが生じてしまうので、明るい表示領域を遮光してしまうことになる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、「く」字状(または「シェブロン(Chevron)」状)に折り曲げられているスリット状開口を有する横電界方式の液晶表示パネルにおいて、ディスクリネーションの生成を抑制するとともに、表面から押圧されてもディスクリネーションの拡大を抑制することができる液晶表示パネルを提供することにある。また、本発明の別の目的は、「く」字状(または「シェブロン(Chevron)」状)に折り曲げられているスリット状開口を有する横電界方式の液晶表示パネルにおいて、スリット状開口の延在方向に沿って存在する明るい部分が不透明な信号線あるいは走査線によって遮られることがなく、明るい表示の液晶表示パネルを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液晶表示パネルは、液晶層を挟持して対向配置された一対の基板の一方に、互いに異なる方向に延在する走査線及び信号線を複数有し、前記液晶層側から順に、配向膜と、前記複数の走査線及び信号線で区画されたサブ画素の領域毎に複数のスリット状開口を有する上電極と、絶縁層と、下電極と、を備えた液晶表示パネルであって、前記スリット状開口は、前記配向膜のラビング処理方向に対して、互いに逆方向であって所定の角度傾いた方向に延在する2つの主部と、前記2つの主部を繋ぎ、前記配向膜のラビング処理方向に対して互いに逆方向で前記2つの主部のそれぞれの傾き角よりも大きな傾き角の方向に延在する2つの副部と、からなる屈曲形状を有するとともに、全ての前記スリット状開口の幅は、前記配向膜のラビング処理方向と垂直な方向において同一とされており、前記走査線または前記信号線のいずれかが、前記スリット状開口の前記2つの主部に沿って形成されている。
この構成によれば、主部より大きな傾き角を有する副部では、主部よりも液晶分子の回転力が大きくなる。従って、ディスクリネーションの発生および拡大を抑制することができる。また、信号線又は走査線をスリット状開口の主部に沿って延在させている。そのため、スリット状開口のエッジ部分が不透明な信号線あるいは走査線によって遮られることがないので、表示に不使用の領域が少なくなり、開口率が大きくなる。この結果、主部より大きな傾き角を有する副部によってディスクリネーションの拡大を抑制するとともに、明るい表示が可能な液晶表示パネルが得られる。また、スリット状開口の幅を一定にすると、折り曲げ部の形状が台形状となり、折り曲げ部の内角側と外角側とで辺の長さが異なってしまうため、折り曲げ部の内角側と外角側とでディスクリネーションの生成状態が異なってしまう。それに対し、折り曲げ部のスリット状開口におけるラビング方向に直角な方向の幅を一定とすると、折り曲げ部の形状が平行四辺形状となり、内角側と外角側の辺の長さが同一になる。そのため、本発明の液晶表示パネルによれば、折り曲げ部の内角側と外角側とでディスクリネーション生成状態が同様になるので、折り曲げ部においてディスクリネーションが発生し難くなると共に、表面から押圧されてもディスクリネーションの拡大を抑制することができるようになる。
また、本発明の液晶表示パネルは、前記走査線または前記信号線のいずれかが、さらに前記スリット状開口の前記2つの副部に沿って形成されていることとしてもよい。
こうすれば、信号線又は走査線を、スリット状開口の主部と副部との双方に沿って延在させることができる。そのため、副部を含めた開口部近傍の明るい部分が不透明な信号線あるいは走査線によって遮られることがなくなるため、主部より大きな傾き角を有する副部によってディスクリネーションの拡大を抑制するとともに、さらに明るい表示が可能な液晶表示パネルが得られる。
ここで、本発明の液晶表示パネルにおいては、α1<α2(ただし、α1及びα2は、それぞれ鋭角であり、任意の一方側への傾きを正とする)としたとき、前記スリット状開口の前記2つの主部は、前記配向膜のラビング処理方向に対して+α1、−α1のそれぞれの方向に延在し、前記スリット状開口の前記2つの副部は、前記配向膜のラビング処理方向に対して+α2、−α2のそれぞれの方向に延在することが好ましい。
こうすれば、スリット状開口の主部および副部の方向を、配向膜のラビング処理方向に対して逆方向であって同じ角度傾いた方向に延在させるので、画素の領域において各ドメイン領域における液晶分子の回転を対称的に形成することができる。この結果、主部より大きな傾き角を有する副部によってディスクリネーションの拡大を抑制するとともに、明るく広い視野角特性を有する液晶表示パネルが得られる。
あるいは、本発明の液晶表示パネルにおいては、γ1<γ2<γ3(ただし、γ1及びγ2、γ3は、それぞれ鋭角であり、任意の一方側への傾きを正とする)としたとき、前記スリット状開口の前記2つの主部は、前記配向膜のラビング処理方向に対して+γ1、−γ1の方向にそれぞれ延在し、前記スリット状開口の前記2つの副部は、前記配向膜のラビング処理方向に対して+γ2、+γ3の方向と、−γ2、−γ3の方向にそれぞれ延在することが好ましい。
こうすれば、スリット状開口の主部および副部の方向を、配向膜のラビング処理方向に対して逆方向であって同じ角度傾いた方向に延在させるので、画素の領域において各ドメイン領域における液晶分子の回転を対称的に形成することができる。また、主部より大きな傾き角が2段階形成された副部によって、ディスクリネーションの拡大を一層抑制するとともに、明るく広い視野角特性を有する液晶表示パネルが得られる。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記スリット状開口は隣接する前記サブ画素に跨って連結されていることが好ましい。
係る態様の液晶表示パネルによれば、隣接するサブ画素間のディスクリネーションを低減することができ、また、正常な表示ができないスリット状開口の端部の面積が減少するので、開口率が大きく明るい表示が可能な液晶表示パネルとなる。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記配向膜のラビング処理方向はサブ画素の長手方向であることが好ましい。
配向膜のラビング処理方向をサブ画素の長手方向とすると、スリット状開口はサブ画素の長手方向に延在するように形成される。そのため、係る態様の液晶表示パネルによれば、正常な表示ができないスリット状開口の閉鎖端部の面積を減らすことができるので、開口率が大きく明るい表示が可能な液晶表示パネルとなる。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記配向膜のラビング処理方向は前記サブ画素の長手方向と交差する短手方向とすることもできる。
配向膜のラビング処理方向をサブ画素の短手方向とすると、スリット状開口はサブ画素の短手方向に延在するように形成される。そのため、係る態様の液晶表示パネルによれば、1サブ画素内に多くのスリット状開口を形成することができるため、視野角特性が良好な液晶表示パネルとなる。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記配向膜のラビング処理方向は前記サブ画素の長手方向に対して傾斜している方向とすることもできる。
係る態様の液晶表示パネルによれば、例えば偏光サングラスを使用した観察者に対する輝度低下を低減したり、携帯機器用の表示部として使用されている液晶表示パネルの向きの縦横変更に対処したりすることができるようになる。
また、本発明の液晶表示パネルにおいては、前記スリット状開口の前記主部において、前記副部と反対側となる端部は、接線方向が前記配向膜のラビング処理方向に対して正方向となる曲線部と負方向となる曲線部を有し、前記正方向となる曲線部の長さよりも負方向となる曲線部の長さが短くされていることが好ましい。
係る態様の液晶表示パネルによれば、リバースツイストドメインが形成される部分の曲線の長さを短くしたため、スリット状開口の端部のリバースツイストドメインを狭くすることができ、表示画質が良好な液晶表示パネルが得られる。
第1の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 第1の実施形態の液晶表示パネルのスリット状開口の液晶分子の回転を示した図である。 スリット状開口の形状の比較図である。 第2の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。 第3の実施形態に係る液晶表示パネルのススリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。 信号線とスリット状開口との配置具合を示すサブ画素の正面図である。 第4の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。 図9のII−II線に沿った断面図である。 図9のIII−III線に沿った断面図である。 図9のIV−IV線に沿った断面図である。 図9のVII部分の拡大図である。 第5の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。 図14のIX部分の拡大図である。 従来の液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示パネルを例示したものであって、本発明をこの液晶表示パネルに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態にも等しく適応し得るものである。更に、この明細書における説明のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例して表示されているものではない。
図1は第1の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す正面図である。図2は図1のII−II線に沿った断面図である。図3は図1のIII−III線に沿った断面図である。図4は第1の実施形態の液晶表示パネルのスリット状開口の液晶分子の回転を示した図である。図5はスリット状開口の形状の比較図である。図6は第2の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。図7は第3の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る液晶表示パネル1を図1〜図4を用いて説明する。この液晶表示パネル1は、図2、図3に示すように、液晶層11をアレイ基板12とカラーフィルター基板14で挟持している。液晶層11の厚みはスペーサ111によって均一にされる。アレイ基板12の背面には第1偏光板15が形成され、カラーフィルター基板14の前面には第2偏光板16が形成されている。また、アレイ基板12の背面側に光を照射するバックライト17が配設されている。
まず、アレイ基板12の構成について説明する。アレイ基板12は、ガラスや石英、プラスチック等からなる基板本体121を基体としている。そして、アレイ基板12の基板本体121の液晶層11側に、走査線122が形成されており、走査線122を覆ってゲート絶縁膜123が形成されている。ゲート絶縁膜123上に、例えばアモルファスシリコンからなる半導体層124aが形成されており、半導体層124aに一部乗り上げるようにしてソース電極124bと、ドレイン電極124cとが形成されている。これらの半導体層124a、ソース電極124b、及びドレイン電極124cでTFT124を構成する。半導体層124aはゲート絶縁膜123を介して走査線122と対向配置されており、走査線122の半導体層124aと対向する部分がTFT124のゲート電極122aを構成する。ソース電極124bは信号線125から分岐して形成されている。走査線122と信号線125は、互いに異なる方向に延在して形成されている。なお、本実施形態では、図1に示すように、信号線125は概略Y軸方向に延在し、走査線122はX軸方向に延在して、それぞれ複数配置形成されている。また、走査線122及び信号線125で区画された領域がサブ画素の領域に相当する。
半導体層124a、ソース電極124b、ドレイン電極124cを覆って、酸化ケイ素ないし窒化ケイ素等からなる第1層間絶縁膜126が形成され、その第1層間絶縁膜126を覆って、樹脂層127が形成されている。樹脂層127を覆って、走査線122及び信号線125で区画されたサブ画素の領域毎に下電極128が形成されている。第1層間絶縁膜126及び電極間絶縁膜129を貫通してドレイン電極124cに達するコンタクトホールCHが形成されており、このコンタクトホールCHを介して下電極128とドレイン電極124cとが電気的に接続されている。そのため、第1の実施形態の液晶表示パネル1においては、下電極128は画素電極として作動する。
下電極128を覆って低温生成された酸化ケイ素ないし窒化ケイ素等からなる電極間絶縁膜129が形成されている。電極間絶縁膜129の液晶層側の表面にITO、IZO等の透明導電材料からなる上電極130が形成されている。この上電極130は対向電極として作動する。上電極130は、図1に示すように概略Y軸方向に延びる複数本のスリット状開口130aによって形成された帯状電極130bを備えている。スリット状開口130aはフォトリソグラフィー法によって上電極130を露光、エッチングすることによって形成される。下電極128と上電極130との間に挟持される電極間絶縁膜129が誘電体膜となり、下電極128と上電極130との間に蓄積容量が形成される。また、上電極130、電極間絶縁膜129を覆って例えばポリイミドからなる第1配向膜131が形成されている。この第1配向膜131には所定の方向にラビング処理が施されている。なお、第1の実施形態の液晶表示パネル1においてはスリット状開口130aを形成した上電極130を対向電極として作動させるようにした例を示したが、上電極130を画素電極として作動させるようにすることもできる。
次にカラーフィルター基板14について説明する。カラーフィルター基板14は、ガラスや石英、プラスチック等からなる基板本体141を基体としており、基板本体141には、サブ画素毎に異なる色光(例えば、R、G、B、無色等)を透過するCF(カラーフィルター)層142と遮光材のBM(ブラックマトリクス)層143が形成されている。CF層142とBM層143を覆うようにして保護樹脂層144が形成され、保護樹脂層144を覆うようにして例えばポリイミドからなる第2配向膜145が形成されている。また、第2配向膜145には第1配向膜131と逆方向のラビング処理が施されている。
アレイ基板12側の第1偏光板15の透過軸と、カラーフィルター基板14側の第2偏光板16の透過軸とは互いに直交するように配置されており、第2偏光板16の透過軸が図1のY軸と平行に配置されている。また、第1配向膜131のラビング方向は第2偏光板16の透過軸と平行である。第1配向膜131のラビング方向は、上電極130と下電極128との間に生じる電界の主方向と交差する方向とされる。そして、初期状態ではラビング方向に沿って平行配向している液晶分子が、上電極130と下電極128との間への電圧印加によって、上記電界の主方向側へ回転して配向する。この初期配向状態と電圧印加時の配向状態との差異に基づいて各サブ画素の明暗表示が行われる。このようにして、各サブ画素の駆動表示が行われる。なお、図示省略するが、液晶層11はアレイ基板12とカラーフィルター基板14の間に設けられたシール材で形成される密封エリア内に封止される。
次に上電極130のスリット状開口130aについて詳述する。電界は上電極130とスリット状開口130aに位置する下電極128の電位差によって生じる。電界はアレイ基板12の面に概略平行に生じ、平面視での電界の向きはスリット状開口130aの辺の法線方向となる。スリット状開口130aの両端では、電界方向がスリット状開口130aの長辺の電界方向とは異なるため、リバースツイストドメインが発生する。このリバースツイストドメインの発生領域は、正常な表示ができないので、開口率低下の原因となる。また、スリット状開口130aの両端近傍は、スリット状開口130aを閉結するための領域を必要とするため、更に開口率が低下する。第1の実施形態の液晶表示パネル1におけるサブ画素は縦方向(Y軸方向)つまり信号線125に沿う方向が長手方向となる形状であるため、スリット状開口130aを横方向(X軸方向)つまり長手方向と交差する短手方向に延在させるとスリット状開口130aの両端の数が多くなる。そこで、第1の実施形態の液晶表示パネル1では、図1に示すように、スリット状開口130aの延在方向を縦方向(Y軸方向)にすることにより、スリット状開口130aの端部の数を少なくし、開口率が低くならないようにしている。
第1配向膜131に施されているラビングの方向に対してスリット状開口130aの延在方向を所定角度α(例えば約5度〜約15度)傾ける。これにより、液晶分子が同じ方向に回転することができる。全てのスリット状開口130aを時計方向あるいは反時計方向にすると、液晶分子が一方向にねじれるために視角方向によって色が変化する現象が現れる。これは、液晶分子を見る方向によって見かけのリタデーションが変化するためである。これを低減するために、第1の実施形態の液晶表示パネル1ではスリット状開口130aの延在方向が時計方向に対して+α傾くドメインと−α傾くドメインを設けている。即ち、マルチドメイン化である。なお、第1の実施形態の液晶表示パネル1における配向方向が異なるドメイン数は2つであるが、更に配向方向が異なるドメインを多くしてもよい。
配向方向が異なるドメインのスリット状開口130aを分離させると、スリット状開口130aの端部が増加するため、正常に表示できない領域の面積が増加するので、開口率が減少する。そこで、本発明ではスリット状開口130aを「く」字状(または「シェブロン(Chevron)」状)の屈曲形状となるように折り曲げて配向方向が異なるドメインを形成するスリット状開口130aを連結している。このようにスリット状開口130aを「く」字状に折り曲げることによって、スリット状開口130aを分離した場合に比べて正常に表示できない領域の面積が減少するので、開口率を大きくすることができるようになる。しかしながら、単に配向方向が異なるドメインを形成するスリット状開口130aを連結して「く」字状に折り曲げられた状態としたのみでは、この「く」字状に折り曲げられている角部(屈曲部)で配向方向が異なるドメインが互いに行き来するために、リップル不良が発生する。
そこで、第1の実施形態に係る液晶表示パネル1では、図4に示すように、スリット状開口130aを、2段「く」字状に形成する。この2段「く」字状のスリット状開口130aは、第1〜第4スリット状開口S1〜S4からなる。第1スリット状開口S1及び第4スリット状開口S4が液晶分子の回転を制御するための主たるスリット状開口であり、第2及び第3スリット状開口S2及びS3よりも長くされている。また、第1及び第4スリット状開口S1及びS4は、主部S11及びS41と端部S12及びS42とからそれぞれなる。なお、第2及び第3スリット状開口S2及びS3は請求項記載の副部に相当し、これらは屈曲形状における折り曲がり部(以降「屈曲部」ともいう)を形成する。
ここで、時計方向を正方向(+)とすれば、第1スリット状開口S1の主部S11はラビング方向に対し−α1の角度で延在しており、第2スリット状開口S2はラビング方向に対し−α2の角度で延在しており、第1スリット状開口S1と第2スリット状開口S2とは互いに連通している。また、第3スリット状開口S3はラビング方向に対し+α2の角度で延在しており、第4スリット状開口S4の主部S41はラビング方向に対し+α1の角度で延在し、第3スリット状開口S3と第4スリット状開口S4とは互いに連通している。更に、第2スリット状開口S2と第3スリット状開口S3とも互いに連通している。α1及びα2は共に鋭角であり、α1<α2である。従って、図4に示すように、第2スリット状開口S2と第3スリット状開口S3とで角度β2=180度−α2×2をなす「く」字状に、第1スリット状開口S1と第4スリット状開口S4とで角度β1=180度−α1×2を加えた2段「く」字状となっている。
なお、第1スリット状開口S1の主部S11と第4スリット状開口S4の主部S41、および第2スリット状開口S2と第3スリット状開口S3、のそれぞれの方向を、ラビングの方向に対して逆方向であって同じ角度傾いた方向としているので、サブ画素の領域において2つのドメインの領域における液晶分子の回転を対称的に形成することができる。この結果、2段「く」字状のスリット状開口130aによってディスクリネーションの拡大を抑制するとともに、明るく広い視野角特性を有する液晶表示パネルが得られる。
また、第1スリット状開口S1の端部S12は内角側の縁線がラビング方向に対し−α3の角度で延在する第1直線部S12aと、外角側の縁線がラビング方向に対し−α4の角度で延在する第2直線部S12bと、両直線部を連結する曲線部S12cとを有している。同様に、第4スリット状開口S4の端部S42は内角側の縁線がラビング方向に対し−α3の角度で延在する第1直線部S42aと、外角側の縁線がラビング方向に対し−α4の角度で延在する第2直線部S42bと、両直線部を連結する曲線部S42cとを有している。そして、スリット状開口130aは図4において上下方向に線対称である。また、α3>α4>α1となっており、端部はスリット状開口幅が次第に細くなりつつ「く」字状の内角側に向かって屈曲している。そして、両曲線部S12c、S42cの曲率半径は「く」字状の内角側の方が小さくなっている。
このように主たる第1及び第4スリット状開口S1及びS4が、異なる勾配の第2及び第3スリット状開口S2及びS3を介して連結されていることにより、ラビング方向とスリット状開口130aの法線とのなす角度が変化している。これにより、電界の方向が変化しているため、配向方向が異なるドメインが互いに行き来し難くなり、リップル不良を低減することができるようになる。
また、図4に示すように、α2>α1とされているので、液晶分子に与えられる回転力は第1及び第4スリット状開口S1及びS4よりも第2及び第3スリット状開口S2及びS3の方が大きくなる。そのため、液晶表示パネル1が一時的に押圧されて液晶分子の回転角が変化し、ディスクリネーションが大きくなっても、屈曲部では液晶分子に大きな回転力が与えられているため、元の状態に戻り易くなる。また、α3>α4>α1とされているので、第1及び第4スリット状開口S1及びS4の端部S12及びS42についても、屈曲部の場合と同様に、液晶表示パネル1が一時的に押圧されて液晶分子の回転角が変化し、ディスクリネーションが大きくなっても、元の状態に戻り易くなり、リップルを軽減することができるようになる。
液晶表示パネル1におけるリップル抑制効果を検討した結果によると、第2及び第3スリット状開口S2及びS3の長さはラビングの方向で5μm〜10μmが好ましい。また、そのときのα2は15度〜25度が好ましく、特にα2は20度が最適である。α2が25度を超えるものは、リップルを抑制することができるが、第2及び第3スリット状開口S2及びS3の屈曲部分の透過率が低下するので好ましくない。また、α2が15度未満ではα2が小さくなるとそれに比例してリップルの抑制効果が低下するために好ましくない。
また、第1スリット状開口S1の曲線部S12cには、ラビング方向に対する延在方向の向きが主部S11と同じ負方向となる曲線部と、主部S11とは逆の正方向となる曲線部が存在する。また、同様に、第4スリット状開口S4の曲線部S42cには、ラビング方向に対する延在方向の向きが主部S41と同じ負方向となる曲線部と、主部S41とは逆の正方向となる曲線部が存在する。これら主部S11及びS41とは異なる接線方向の曲線部は、ラビング方向に対する電界方向が主部S11及びS41とは逆方向になるため、リバースツイストドメインとなる。第1の実施形態の液晶表示パネル1では、曲率半径が「く」字状の内角側の方を小さくなるようにして、ラビング方向に対する電界の方向が主部S11及びS41とは逆方向になる曲線部の長さが同じ方向となる曲線部の長さよりも短くしている。従って、第1の実施形態の液晶表示パネル1では、スリット状開口130aの端部でのリバースツイストドメインを低減することができるようになる。
また、第1の実施形態の液晶表示パネル1においては、図5に示すように、第2及び第3スリット状開口S2及びS3のラビング方向に垂直な方向のスリット状開口130aの幅が第1及び第4スリット状開口S1及びS4の場合と同一となるようにされている。これにより、第2及び第3スリット状開口S2及びS3の「く」字状の内角側の縁線の長さ(AB)と外角側の縁線の長さ(CD)は、四辺形ABCDが平行四辺形となるので、同一となり、ディスクリネーションの残留防止効果などの条件を内角側と外角側で同じにすることができるようになる。もし、スリット状開口130aの幅を、ラビング方向に垂直な方向ではなく、スリット状開口130aの延在方向に垂直な方向で同一となるようにすると、四辺形ABC'D'は台形状となり、内角側の縁線の長さ(AB)と外角側の縁線の長さ(C'D')が異なるようになってしまう。そのため、この場合は、内角側及び外角側の一方を最適状態にしても他方が最適状態にならないという問題が生じてしまう。
また、図1に示すように、信号線125はスリット状開口130aの第1及び第4スリット状開口S1及びS4と沿うように平行もしくは略平行な方向に延在させる。このように、スリット状開口の形状に合わせて信号線を形成すると、スリット状開口部のエッジ部分つまり電極のエッジ部分が不透明な信号線によって遮られることがないので、表示に不使用の領域が少なくなり、開口率を上げることができるようになるのである。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の液晶表示パネル2を、図6を用いて説明する。第2の実施形態の液晶表示パネル2が第1の実施形態の液晶表示パネル1と構成が相違する点は、第1の実施形態の液晶表示パネル1ではラビング方向及びスリット状開口130aの延在方向が縦方向(Y軸方向)であるのに対して、ラビング方向及びスリット状開口の延在方向が横方向(X軸方向)である点である。なお、以下においては、第2の実施形態の液晶表示パネル2において、第1の実施形態の液晶表示パネル1と同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。また、第2の実施形態の液晶表示パネル2のY軸方向とX軸方向の断面図は第1の実施形態の液晶表示パネルの断面図である図2及び図3と同様であるので、図示を省略する。
第2の実施形態の液晶表示パネル2は、ラビング方向及びスリット状開口130aの形成方向を第1の実施形態の液晶表示パネル1に対して反時計方向に90度回転させたものである。個々のサブ画素の形状は縦長となっているため、第1の実施形態の液晶表示パネル1におけるスリット状開口130a(図1参照)と比較すると、第2の実施形態の液晶表示パネル2におけるスリット状開口130aの長さは短くなり、数が増加している。ここでラビング方向を横向き(X軸方向)にすると、スリット状開口130aと信号線125とが同じ方向に並ばないので、信号線125に印加される信号によって液晶分子が動くことによる光漏れを防止することができる。加えて、第2の実施形態の液晶表示パネル2においては、第1の実施形態の液晶表示パネル1の場合と実質的に同様の効果が奏させることができる他、1サブ画素内に多くのスリット状開口130aを形成することができるため、視野角特性が良好な液晶表示パネルとなる。
また、図6に示すように、走査線122はスリット状開口130aの第1及び第4スリット状開口S1及びS4と沿うように平行もしくは略平行な方向に延在させる。このように、スリット状開口の形状に合わせて走査線122を形成すると、不使用の領域を少なくし、開口率を上げることができるようになる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態の液晶表示パネル3を、図7を用いて説明する。第3の実施形態の液晶表示パネル3が第1および第2の実施形態の液晶表示パネル1および2と構成が相違する点は、第1と第2の実施形態の液晶表示パネル1および2では、スリット状開口130aは1サブ画素内に独立して形成されているのに対して、第3の実施形態の液晶表示パネル3ではスリット状開口130aが複数のサブ画素に跨って形成されている点である。なお、第3の実施形態の液晶表示パネル3においては、第2の実施形態の液晶表示パネル2と同一の構成部分には同一の参照符号を付与して、その詳細な説明は省略する。
第3の実施形態の液晶表示パネル3は、図7に示すように、第2の実施形態の液晶表示パネル2におけるRGB3つのサブ画素のスリット状開口を横方向(X軸方向)に連結させたものである。その連結部分には第2スリット状開口S2と第3スリット状開口S3とを上下逆向きにして連結された屈曲形状を有する連結スリット状開口S5が形成されている。上電極130の開口である連結スリット状開口S5の下層には、対応する下電極128が形成されていない領域が存在する。このように連結スリット状開口S5を形成することにより、スリット状開口130aの端部の数を減少させることができるため、端部におけるディスクリネーションを低減させたり、正常に表示できない領域の面積を狭くしたりすることができるので、開口率を大きくすることができるようになる。また、連結スリット状開口S5はラビングの方向に対する傾斜角がα1よりも大きいα2となる(図4参照)であるので、連結スリット状開口S5においてもディスクリネーションを低減させることができる。
なお、本実施形態の液晶表示パネルにおいては、スリット状開口が横方向(X軸方向)に延在している場合、スリット状開口を横方向の複数のサブ画素に跨って形成してもよい。また、スリット状開口が第1実施形態の液晶表示パネル1のように縦方向(Y軸方向)に延在している場合においては、スリット状開口を縦方向のサブ画素に跨って形成してもよい。
ところで、上述した第1〜第3実施形態では、スリット状開口の2つの主部S11(S1)とS41(S4)に沿った方向に信号線125または走査線122を延在して形成した。しかしながら、横電界方式の液晶表示パネルは、電極のエッジ部分が一番明るく、エッジから離れるほど暗くなる。そのため、例えば図8に示したように、信号線125を、スリット状開口の1段目の「く」字状を呈する2つの主部S1とS4に沿って延在して形成しただけでは、信号線125に近いスリット状開口の2段目の「く」字状の2つの副部S2とS3は、不透明な信号線125に接近、あるいは平面視で重なってしまう虞がある。このため、図8の右上の部分拡大図に示したように、信号線125は、明るい表示領域を遮光してしまうこととなる。もとより、2段「く」字状のスリット状開口が走査線122と平行な方向に延在する液晶表示パネルについても同様の問題が生じる。
そこで、2段「く」字状に折り曲げられているスリット状開口を有する横電界方式の液晶表示パネルにおいて、2段目の「く」字の折り曲げ部の明るい部分が不透明な信号線125あるいは走査線122によって遮られることがなく、明るい表示が得られる液晶表示パネルについて、以下実施形態を用いて説明する。
図9は第4の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す正面図である。図10は図9のII−II線に沿った断面図である。図11は図9のIII−III線に沿った断面図である。図12は図9のIV−IV線に沿った断面図である。図13は図9のVII部分の拡大図である。図14は第5の実施形態に係る液晶表示パネルのスリット状開口を示す3サブ画素分の正面図である。図15は図14のIX部分の拡大図である。
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係る液晶表示パネル4を図9〜図13を用いて説明する。この液晶表示パネル4は、図10〜図12に示すように、液晶層11がアレイ基板12及びカラーフィルター基板14によって挟持されている。液晶層11の厚みはスペーサ(図示せず)によって均一にされている。アレイ基板12の背面には第1偏光板15が形成され、カラーフィルター基板14の前面には第2偏光板16が形成されている。また、アレイ基板12の背面側に光を照射するバックライト17が配設されている。
まず、アレイ基板12の構成について説明する。アレイ基板12は、ガラスや石英、プラスチック等からなる基板本体121を基体としている。そして、アレイ基板12の基板本体121の液晶層11側に、走査線122が形成されており、走査線122を覆ってゲート絶縁膜123が形成されている。ゲート絶縁膜123上に、例えばアモルファスシリコンからなる半導体層124aが形成されており、半導体層124aに一部乗り上げるようにしてソース電極124bと、ドレイン電極124cとが形成されている。これらの半導体層124a、ソース電極124b、及びドレイン電極124cでTFT124が構成されている。半導体層124aはゲート絶縁膜123を介して走査線122と対向配置されており、走査線122の半導体層124aと対向する部分がTFT124のゲート電極122aを構成する。ソース電極124bは信号線125から分岐して形成されている。走査線122と信号線125とは、互いに異なる方向に延在して形成されている。なお、本実施形態では、図9に示すように、信号線125は概略Y軸方向に延在し、走査線122はX軸方向に延在して、それぞれ複数配置形成されている。また、走査線122及び信号線125で区画された領域がサブ画素の領域に相当する。
半導体層124a、ソース電極124b、ドレイン電極124cを覆って、酸化ケイ素ないし窒化ケイ素等からなる第1層間絶縁膜126が形成され、その第1層間絶縁膜126を覆って、樹脂層127が形成されている。樹脂層127を覆って、走査線122及び信号線125で区画されたサブ画素の領域毎に下電極128が形成されている。第1層間絶縁膜126及び樹脂層127を貫通してドレイン電極124cに達するコンタクトホールCHが形成されており、このコンタクトホールCHを介して下電極128とドレイン電極124cとが電気的に接続されている。そのため、第4の実施形態の液晶表示パネル4においては、下電極128は画素電極として作動する。
下電極128を覆って低温生成された酸化ケイ素ないし窒化ケイ素等からなる電極間絶縁膜129が形成されている。電極間絶縁膜129の液晶層側の表面にITO、IZO等の透明導電材料からなる上電極130が形成されている。この上電極130は対向電極として作動する。上電極130は、図9に示すように概略Y軸方向に延びる複数本のスリット状開口130aによって形成された帯状電極130bを備えている。スリット状開口130aはフォトリソグラフィー法によって上電極130をエッチングすることによって形成される。下電極128と上電極130との間に挟持される電極間絶縁膜129が誘電体膜となり、下電極128と上電極130との間に蓄積容量が形成される。また、上電極130、電極間絶縁膜129を覆って例えばポリイミドからなる第1配向膜131が形成されている。この第1配向膜131には所定の方向にラビング処理が施されている。なお、第4の実施形態の液晶表示パネル4においてはスリット状開口130aを形成した上電極130を対向電極として作動させるようにした例を示したが、上電極130を画素電極として作動させるようにすることもできる。
次にカラーフィルター基板14について説明する。カラーフィルター基板14は、ガラスや石英、プラスチック等からなる基板本体141を基体としており、基板本体141には、サブ画素毎に異なる色光(例えば、R、G、B、無色等)を透過するCF(カラーフィルター)層142と遮光材のBM(ブラックマトリクス)層143が形成されている。CF層142とBM層143を覆うようにして保護樹脂層144が形成され、保護樹脂層144を覆うようにして例えばポリイミドからなる第2配向膜145が形成されている。また、第2配向膜145には第1配向膜131と逆方向のラビング処理が施されている。
アレイ基板12側の第1偏光板15の透過軸と、カラーフィルター基板14側の第2偏光板16の透過軸とは互いに直交するように配置されており、第2偏光板16の透過軸が図1のY軸と平行に配置されている。また、第1配向膜131のラビング方向は第2偏光板16の透過軸と平行である。第1配向膜131のラビング方向は、上電極130と下電極128との間に生じる電界の主方向と交差する方向とされる。そして、初期状態ではラビング方向に沿って平行配向している液晶分子が、上電極130と下電極128との間への電圧印加によって、上記電界の主方向側へ回転して配向する。この初期配向状態と電圧印加時の配向状態との差異に基づいて各サブ画素の明暗表示が行われる。このようにして、各サブ画素の駆動表示が行われる。なお、図示省略するが、液晶層11はアレイ基板12とカラーフィルター基板14の間に設けられたシール材で形成される密封エリア内に封止される。
上述の説明から解かるように、本実施形態の液晶表示パネル4の構成は、上記第1実施形態における液晶表示パネル1(図1参照)に対して、図9に示したように、サブ画素領域におけるTFT124の平面的な配置位置と、信号線125の平面形状とが異なる以外は同じ構成を有している。すなわち、上電極130に形成されたスリット状開口130aは、上記第1実施形態におけるスリット状開口130a(図4および図5参照)と同様な形状で形成されている。
従って、ここでは図を用いての詳細な説明は省略するが、上記第1の実施形態と同様に、第4の実施形態の液晶表示パネル4においても、図9に示すように、スリット状開口130aの延在方向を縦方向(Y軸方向)にすることにより、スリット状開口130aの端部の数を少なくし、開口率が低くならないようにしている。また、スリット状開口130aの延在方向が時計方向に対して+α傾くドメインと−α傾くドメインを設け、マルチドメイン化している。また、スリット状開口130aを「く」字状に折り曲げることによって、開口率を大きくしている。また、スリット状開口130aを2段「く」字状に形成して、配向方向が異なるドメインが互いに行き来するリップル不良の発生を抑制したり、リタデーションを低減したりしている。
また、第4の実施形態の液晶表示パネル4においては、上記第1実施形態において図5を用いて説明したように、ディスクリネーションの残留防止効果などの条件を内角側と外角側で同じにするため、第2及び第3スリット状開口S2及びS3のラビング方向に垂直な方向のスリット状開口130aの幅が第1及び第4スリット状開口S1及びS4の場合と同一となるようにされている。
また、同じく、曲率半径が「く」字状の外角側に対して内角側の方を小さくなるようにして、端部ラビング方向に対する電界の方向が主部S1及びS4とは逆方向になる曲線部の長さが、同じ方向となる曲線部の長さよりも短くしている。従って、スリット状開口130aの端部でのリバースツイストドメインを低減することができるようにされている。
さて、液晶表示パネル4では、図9に示すように、上記第1実施形態と同様に、信号線125をスリット状開口130aの長い第1及び第4スリット状開口S1及びS4と沿うように平行もしくは略平行な方向に延在させている。そして更に、本実施形態の液晶表示パネル4では、屈曲部分を拡大した図13(断面は図11参照)において符号T1〜T4で示したように、信号線125を、スリット状開口130aの短い第2及び第3スリット状開口S2及びS3に対しても、これらと沿うように平行もしくは略平行な方向に延在させている。
信号線125を主たる長い第1及び第4スリット状開口S1及びS4とのみ平行(略平行)になるように延在させると、第2及び第3スリット状開口S2及びS3が形成する2段目の「く」字の屈曲部分が、不透明な信号線125に接近、あるいは平面視で重なることとなる。そこで、本実施形態に係る液晶表示パネル4では、「く」字の折り曲がり部分のリップル低減対策として2段「く」字状のスリット状開口にしたとき、信号線125を2段目の「く」字状スリット状開口S2及びS3に対しても平行(略平行)に形成したので、不透明な信号線125で2段目の「く」字状スリット状開口S2及びS3の周縁の明るい部分(図13参照)が遮光されることを防止することができ、上記第1〜第3実施形態のものに比してより明るい表示が可能な液晶表示パネル4が得られるのである。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態の液晶表示パネル5を図14及び図15を用いて説明する。第5の実施形態の液晶表示パネル5が第4の実施形態の液晶表示パネル4と構成が相違する点は、スリット状開口が3段「く」字状(または「シェブロン(Chevron)」状)になっている点であり、その他の構成は実質的に第4の実施形態の液晶表示パネル4と同一である。そこで、第5の実施形態の液晶表示パネル5においては、第4の実施形態の液晶表示パネル4と同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。
第5の実施形態の液晶表示パネル5のスリット状開口230aは、主たる長い第5、第10スリット状開口S5、S10と、短い第6〜第9スリット状開口S6〜S9を備えている。第5、第6、第7スリット状開口S5、S6、S7はラビング方向に対して夫々−α6、−α7、−α8の角度で延在し、第8、第9、第10スリット状開口S8、S9、S10はラビング方向に対して夫々+α8、+α7、+α6の角度で延在している。そして、第5〜第10スリット状開口S5〜S10は順次連通しており、1段目が第5、第10スリット状開口S5、S10で、2段目が第6、第9スリット状開口S6、S9で、3段目が第7、第8スリット状開口S7、S8の3段「く」字状になっている。そして、信号線225は、図15において符号T5〜T10で示したように、第5〜第10スリット状開口S5〜S10と全て平行となるように延在している。なお、本実施形態での角度α6、α7、α8は、請求項記載のγ1、γ2、γ3に相当する。
これにより、第5の実施形態の液晶表示パネル5においても、短い第6〜第9スリット状開口S6〜S9の周縁の明るい領域が不透明な信号線225によって遮光されることを防止することができる。このようにして、第5の実施形態の液晶表示パネル5では、2段以上の多段「く」字状スリット状開口に適用しても、第4の実施形態の液晶表示パネル4の場合と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態について第1〜第5の実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。以下、変形例を挙げて説明する。
[変形例]
上記の各実施形態では、ラビングの方向をサブ画素領域の長手方向と一致する方向とし、このラビングの方向に対して、サブ画素の領域において2つのドメイン領域における液晶分子の回転を対称的に形成するべくスリット状開口における2つの主部の傾き角が、互いに逆方向であって同じ角度を有するように形成されるものとした。例えば上記第1実施形態では、第1スリット状開口S1の主部S11と第4スリット状開口S4の主部S41(および第2スリット状開口S2と第3スリット状開口S3)のそれぞれの方向を、ラビングの方向に対して逆方向であって同じ角度(例えば±α1)傾いた方向とした。
ところで、必ずしも2つのドメイン領域における液晶分子の回転を対称的に形成しなくてもよい場合が存在する。例えば、偏光サングラスを使用した観察者に対する輝度低下を低減したり、携帯機器用の表示部として使用されている液晶表示パネルの向きの縦横変更に対処したりする場合である。このような場合は、特定の方向に広い視野角(例えば偏光サングラスであればその偏光方向)を有する液晶表示パネルが好ましいことになる。そこで、2つのドメイン領域における液晶分子の回転を非対称とすることによって、特定の方向に広い視野角を呈するようにすればよい。
そこで、本変形例として、ラビングの方向をサブ画素領域の長手方向に対して傾けることとしてもよい。こうすれば、このラビングの方向に対して、スリット状開口における2つの主部の傾き角が、互いに逆方向であって異なる角度を有するように形成される。この結果、サブ画素の領域において、液晶分子の回転角が異なる2つのドメイン領域が形成されるので、視野角特性を非対称にすることができ、特定の方向に広い視野角(例えば偏光サングラスであればその偏光方向)を有する液晶表示パネルを得ることができる。なお、サブ画素領域の長手方向に対して傾けるラビングの方向の角度は、リバースツイストの発生を抑制するため、スリット状開口の主部の角度(±α1)よりも絶対値が小さい値の範囲が好ましい。
また、上述の第1〜第5の実施形態の液晶表示パネル1〜5においては、スリット状開口を設ける上電極130が対向電極として作動し、下電極128が画素電極として作動するものとして説明した。しかしながら、上下逆にして、上電極130を画素電極として作動するようにすると共に、下電極128を対向電極として作動するようにしてもよい。
また、上述の第1〜第5の実施形態の液晶表示パネル1〜5においては、「く」字状に折り曲げられた部分は直線状に屈曲しているものを示したが、「く」字状に折り曲げられた部分において電界の方向が変化すればよいので、曲線状に屈曲しているものであってもよい。
1〜5…液晶表示パネル、11…液晶層、12…アレイ基板、14…カラーフィルター基板、15…第1偏光板、16…第2偏光板、17…バックライト、111…スペーサ、121…基板本体、122…走査線、122a…ゲート電極、123…ゲート絶縁膜、124…TFT、124a…半導体層、124b…ソース電極、124c…ドレイン電極、125…信号線、126…第1層間絶縁膜、127…樹脂層、128…下電極、129…電極間絶縁膜、130…上電極、130a…スリット状開口、130b…帯状電極、131…第1配向膜、141…基板本体、142…CF層、143…BM層、144…保護樹脂層、145…第2配向膜、S1〜S10…スリット状開口。

Claims (9)

  1. 液晶層を挟持して対向配置された一対の基板の一方に、互いに異なる方向に延在する走査線及び信号線を複数有し、
    前記液晶層側から順に、配向膜と、前記複数の走査線及び信号線で区画されたサブ画素の領域毎に複数のスリット状開口を有する上電極と、絶縁層と、下電極と、を備えた液晶表示パネルであって、
    前記スリット状開口は、
    前記配向膜のラビング処理方向に対して、互いに逆方向であって所定の角度傾いた方向に延在する2つの主部と、
    前記2つの主部を繋ぎ、前記配向膜のラビング処理方向に対して互いに逆方向で前記2つの主部のそれぞれの傾き角よりも大きな傾き角の方向に延在する2つの副部と、
    からなる屈曲形状を有するとともに、全ての前記スリット状開口の幅は、前記配向膜のラビング処理方向と垂直な方向において同一とされており、
    前記走査線または前記信号線のいずれかが、前記スリット状開口の前記2つの主部に沿って形成されている
    液晶表示パネル。
  2. 請求項1に記載の液晶表示パネルであって、
    前記走査線または前記信号線のいずれかが、さらに前記スリット状開口の前記2つの副部に沿って形成されている
    液晶表示パネル。
  3. 請求項1または2に記載の液晶表示パネルであって、
    α1<α2(ただし、α1及びα2は、それぞれ鋭角であり、任意の一方側への傾きを正とする)としたとき、
    前記スリット状開口の前記2つの主部は、前記配向膜のラビング処理方向に対して+α1、−α1のそれぞれの方向に延在し、
    前記スリット状開口の前記2つの副部は、前記配向膜のラビング処理方向に対して+α2、−α2のそれぞれの方向に延在する
    液晶表示パネル。
  4. 請求項1または2に記載の液晶表示パネルであって、
    γ1<γ2<γ3(ただし、γ1及びγ2、γ3は、それぞれ鋭角であり、任意の一方側への傾きを正とする)としたとき、
    前記スリット状開口の前記2つの主部は、前記配向膜のラビング処理方向に対して+γ1、−γ1の方向にそれぞれ延在し、
    前記スリット状開口の前記2つの副部は、前記配向膜のラビング処理方向に対して+γ2、+γ3の方向と、−γ2、−γ3の方向にそれぞれ延在する
    液晶表示パネル。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の液晶表示パネルであって、
    前記スリット状開口は隣接する前記サブ画素に跨って連結されている、
    液晶表示パネル。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の液晶表示パネルであって、
    前記配向膜のラビング処理方向は前記サブ画素の長手方向である、
    液晶表示パネル。
  7. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の液晶表示パネルであって、
    前記配向膜のラビング処理方向は前記サブ画素の長手方向と交差する短手方向である、
    液晶表示パネル。
  8. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の液晶表示パネルであって、
    前記配向膜のラビング処理方向は前記サブ画素の長手方向に対して傾斜している方向である、
    液晶表示パネル。
  9. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の液晶表示パネルであって、
    前記スリット状開口の前記主部において、前記副部と反対側となる端部は、接線方向が前記配向膜のラビング処理方向に対して正方向となる曲線部と負方向となる曲線部を有し、前記正方向となる曲線部の長さよりも負方向となる曲線部の長さが短くされている、
    液晶表示パネル。
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