JP5339234B2 - 操作性評価装置、操作性評価方法、操作性評価プログラム、及び操作性評価システム - Google Patents

操作性評価装置、操作性評価方法、操作性評価プログラム、及び操作性評価システム Download PDF

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本発明は、ユーザインタフェースを有する機器の操作性評価装置、操作性評価方法、及び操作性評価プログラムに関する。
ユーザインタフェースを有する機器のユーザビリティ(操作性)を評価する方法として、操作のタイミングと関連付けた評価ユーザの感想・意見(ユーザデータ)を収集するもの(例えば、特許文献1参照。)や、ユーザが操作した画面遷移等のログデータとともにユーザの主観的な評価結果を取得するもの(例えば、特許文献2参照。)等、インタフェース操作時にユーザが主観的な評価を行うものが知られている。また、他にもインタフェース操作時のユーザの動作を評価者が目視しながら主観的な評価を行うものや、撮影装置でユーザの動作を録画して、後に映像を見ながら評価者が主観的な評価を行うものも知られている。
一方、定量的な評価方法としては、マウス等のポインティングデバイスについてのユーザビリティ評価方法が知られている(例えば、特許文献3参照。)。この方法は、まず、マウス等のポインティングデバイスのカーソル座標の値から、カーソルの移動距離を計算する。そして、あるユーザインタフェース部品をクリックした後に次のユーザインタフェース部品をクリックするまでに、マウスを大きく移動させなければならなかったことが示された場合、この距離間隔が長い操作が多く含まれているほどに、ユーザインタフェース部品のレイアウトが適切でないと評価する。
国際公開第2004−072883号パンフレット
特開2004−013242号公報
特開2002−123409号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の操作性評価装置で評価する場合には、評価に時間や費用がかかり、客観的な評価を得たい場合には問題がある。また、特許文献3に記載の操作性評価装置では、ポインティングデバイスのない機器のユーザインタフェースを定量的に評価することができないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、ポインティングデバイスのない機器に対しても、機器のユーザインタフェースのユーザビリティを定量的に評価することができる操作性評価装置、操作性評価方法、操作性評価プログラム、及び操作性評価システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る操作性評価装置は、評価基準インタフェースに向かって、一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、それぞれ異なる基本動作として負荷が課された第一動作、第二動作、並びに前記第一動作及び前記第二動作を含む評価対象インタフェースの操作時動作の第三動作、のそれぞれを行う複数の評価者の身体部位の撮像画像が入力される画像処理部と、前記撮像画像から、前記基準動作、前記第一動作、前記第二動作、及び前記第三動作に係る少なくとも一つの共通する物理量を算出する物理量演算部と、前記第一動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第一差分、前記第二動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第二差分、前記第三動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第三差分、としたとき、前記各差分を算出する差分演算部と、前記第一差分に第一係数を乗じ、かつ、前記第二差分に第二係数を乗じたものをそれぞれ加え、さらに第三差分を引いた値が最小となるように、前記第一係数及び前記第二係数を算出する係数演算部と、前記第一係数及び前記第二係数の大きさを比較する比較演算部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る操作性評価方法は、評価基準インタフェースに向かって、一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、それぞれ異なる基本動作として負荷が課された第一動作、第二動作、並びに前記第一動作及び前記第二動作を含む評価対象インタフェースの操作時動作の第三動作、のそれぞれを行う複数の評価者の身体部位の撮像画像が入力される画像処理工程と、前記撮像画像から、前記基準動作、前記第一動作、前記第二動作、及び前記第三動作に係る少なくとも一つの共通する物理量を算出する物理量演算工程と、前記第一動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第一差分、前記第二動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第二差分、前記第三動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第三差分、としたとき、前記各差分を算出する差分演算工程と、前記第一差分に第一係数を乗じ、かつ、前記第二差分に第二係数を乗じたものをそれぞれ加え、さらに第三差分を引いた値が最小となるように、前記第一係数及び前記第二係数を算出する係数演算工程と、前記第一係数及び前記第二係数の大きさを比較する比較演算工程と、を備えていることを特徴とする
また、本発明に係る操作性評価プログラムは、コンピュータを、評価基準インタフェースに向かって、一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、それぞれ異なる基本動作として負荷が課された第一動作、第二動作、並びに前記第一動作及び前記第二動作を含む評価対象インタフェースの操作時動作の第三動作、のそれぞれを行う複数の評価者の身体部位の撮像画像が入力される画像処理部、前記撮像画像から、前記基準動作、前記第一動作、前記第二動作、及び前記第三動作に係る少なくとも一つの共通する物理量を算出する物理量演算部、前記第一動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第一差分、前記第二動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第二差分、前記第三動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第三差分、としたとき、前記各差分を算出する差分演算部、前記第一差分に第一係数を乗じ、かつ、前記第二差分に第二係数を乗じたものをそれぞれ加え、さらに第三差分を引いた値が最小となるように、前記第一係数及び前記第二係数を算出する係数演算部、前記第一係数及び前記第二係数の大きさを比較する比較演算部、として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係る操作性評価システムは、評価基準インタフェースに向かって、一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、それぞれ異なる基本動作として負荷が課された第一動作、第二動作、並びに前記第一動作及び前記第二動作を含む評価対象インタフェースの操作時動作の第三動作、のそれぞれを行う複数の評価者の身体部位を撮像する撮像部と、前記身体部位の移動状態を表示する表示部と、本発明に係る操作性評価装置と、を備えていることを特徴とする。
この発明は、評価基準インタフェースに対する評価者の第一動作及び第二動作と基準動作とのそれぞれの差分をもとに算出される第一係数及び第二係数を比較することによって、第一動作及び第二動作を含む第三動作による評価対象インタフェースのユーザビリティに及ぼす影響を定量評価することができる。この際、評価者毎の定量評価を行うことによって、評価者の癖等のばらつきを考慮した評価結果を得ることができる。
本発明によれば、ポインティングデバイスのない機器に対しても、機器のユーザインタフェースのユーザビリティを定量的に評価することができる。
本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、評価基準インタフェースに対して基準動作をさせる際のユーザインタフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、評価基準インタフェースに対して思考動作をさせる際のユーザインタフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、評価基準インタフェースに対して探索動作をさせる際のユーザインタフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、評価対象インタフェースに対して思考・探索動作をさせる際のユーザインタフェースを示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、基準動作をさせた際の指先の状態をモニタ表示した図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、思考動作をさせた際の指先の状態をモニタ表示した図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、探索動作をさせた際の指先の状態をモニタ表示した図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、思考・探索動作をさせた際の指先の状態をモニタ表示した図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、各基本動作における指先の停留時間をヒストグラム表示させた図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、あるユーザの思考動作における指先の停留時間をヒストグラム表示させた図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、あるユーザの基準動作における指先の停留時間をヒストグラム表示させた図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、あるユーザの思考動作から基準動作のヒストグラム間で減算させた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、係数演算を行うための計算式を示すイメージ図である。 本発明の一実施形態に係る操作性評価システムの実施例において、比較演算を行った結果を示すグラフである。
本発明に係る一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る操作性評価システム1は、図1に示すように、評価対象機器Aのユーザインタフェース(評価基準インタフェース及び評価対象インタフェース)UIのユーザビリティを評価するための操作性評価装置10と、ユーザ(評価者)の操作行動を撮像するカメラ(撮像部)11と、身体部位の移動状態を表示する表示部12と、を備えている。
操作性評価装置10は、必要な処理を行うためのプログラム及びデータ等が記憶された不図示のROM(リードオンリーメモリ)、地図情報等の必要なデータを一時的に保存するための不図示のRAM(ランダムアクセスメモリー)、ROM等に記憶された操作性評価プログラムPに応じた処理を行う不図示のCPU(中央演算処理装置)、を備えている。
操作性評価プログラムPは、機能手段(プログラムモジュール)として、画像処理部13と、物理量演算部15と、差分演算部16と、係数演算部17と、比較演算部18と、を備えている。
ここで、操作性評価に際しては、複数のユーザに対して、評価基準インタフェースとしてのユーザインタフェースUIに向かって一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、基準動作とそれぞれ異なる負荷が課された基本動作としての思考動作(第一動作)、探索動作(第二動作)、並びに、思考動作及び探索動作を含む評価対象ユーザインタフェースとしてのユーザインタフェースUIの操作時動作の思考・探索動作(第三動作)、を実施してもらい、各動作を分析して評価する。
画像処理部13は、ユーザインタフェースUIに向かってユーザが指先(身体部位)を使って行う基準動作、思考動作、探索動作、及び思考・探索動作のそれぞれを撮像したカメラ11が取得した撮像画像から、フレーム毎の指先の位置座標を算出する。
物理量演算部15は、算出された位置座標から、基準動作、思考動作、探索動作、及び思考・探索動作に係る指先の停留時間(物理量)を算出する。物理量演算部15は、停留時間を表示部12上で円の大きさに換算する換算部20をさらに備えている。
差分演算部16は、思考動作と基準動作とにおける停留時間の差を第一差分、探索動作と基準動作における停留時間の差を第二差分、思考・探索動作と基準動作との停留時間の差を第三差分、としたとき、各差分をそれぞれ算出する。
係数演算部17は、第一差分に第一係数を乗じ、かつ、第二差分に第二係数を乗じたものをそれぞれ加え、さらに第三差分を引いた値が最小となるように、第一係数及び第二係数を算出する。算出の際は、換算部20にて算出した円を一定範囲内の大きさの径で分類し、それぞれの大きさの円の数の差分を算出する。
比較演算部18は、第一係数及び第二係数の大きさを比較する。この際、第一係数及び第二係数を所定の範囲内で変化させる。
次に、図2に示す操作性評価方法について、操作性評価プログラムPの処理の流れと合わせて説明する。
この操作性評価方法及びそのプログラムによる処理は、上述のように、操作性評価装置10で行われる。操作性評価方法は、画像取得工程(S01)と、画像処理工程(S02)と、物理量演算工程(S03)と、差分演算工程(S04)と、係数演算工程(S05)と、比較演算工程(S06)と、を備えている。
画像取得工程(S01)は、ユーザインタフェースUIに向かってユーザが指先を使って行う基準動作、思考動作、探索動作、及び思考・探索動作のそれぞれをカメラ11にて撮像する。
画像処理工程(S02)は、撮像画像から、公知の方法によってフレーム毎の所定の位置に基づく指先の位置座標を算出する。そして、位置座標に基づき指先の移動軌跡を算出してユーザインタフェースUIとともに表示部12に表示する。
物理量演算工程(S03)は、指先の停留時間を算出する。この際、例えば、現フレームの指先の動作状態を、過去T(Tは整数)フレーム間の指先の位置を参照することで、移動状態か停止状態かを判断する。
すなわち、現フレームの指先の位置座標と、iフレーム前の指の位置座標との距離をDi [pixel]とする。また、過去の参照するフレーム数をT [frame]とする。さらに、過去Tフレーム間の距離Diの平均の許容長をD [pixel]とする。このとき、式(1)が真なら移動、偽なら停止と判断する。
Figure 0005339234
次に、この情報を基に、公知の方法によって、指先が連続して停止状態であったフレーム数に比例する大きさの円を描く。ここでは、指先が連続して停止状態であったフレーム数をr [frame]とする。このとき、半径r [pixel]の円を描いて表示部12に表示するとともに、円の半径r [pixel]をファイルに記録する。
差分演算工程(S04)は、第一差分、第二差分、第三差分を算出する。ここでは、物理量演算工程(S03)で描いた円の大きさを所定の間隔で区分けして、各区分に含まれる円の数によるヒストグラムを基本動作毎に作成する。そして、思考動作のヒストグラムから基準動作のヒストグラムを引いたヒストグラムを第一差分H1として算出する。同様に、探索動作のヒストグラムから基準動作のヒストグラムを引いたヒストグラムを第二差分H2として算出する。また、思考・探索動作のヒストグラムから基準動作のヒストグラムを引いたヒストグラムを第三差分H3として算出する。
係数演算工程(S05)は、差分演算工程(S04)において算出した円の大きさをn区分したとして、ヒストグラムのi番目の要素をそれぞれH1i、H2i、H3iとする。そして、式(2)が最小となるように、第一係数α及び第二係数βをそれぞれ所定の範囲内で変化させて第一係数α、第二係数βを算出する。
Figure 0005339234
比較演算工程(S06)は、算出された第一係数α及び第二係数βの値をユーザ毎に比較して、第一係数αのほうが大きい場合には、思考動作の際にユーザビリティが低下すると評価する。一方、第二係数βのほうが大きい場合には、探索動作の際にユーザビリティが低下すると評価する。
この操作性評価装置10、操作性評価方法、操作性評価プログラムP、及び操作性評価システム1によれば、ユーザインタフェースUIに対するユーザの思考動作及び探索動作と基準動作とのそれぞれの差分をもとに算出されるα及びβを比較することによって、基本動作とした思考動作及び探索動作がユーザビリティに及ぼす影響を定量評価することができる。この際、ユーザ毎の定量評価を行うことによって、ユーザの癖等のばらつきを考慮した評価結果を得ることができる。
特に、撮像画像から指先の位置座標を算出するので、指先の軌跡を算出することができ、指先の停留時間を物理量として算出することができる。そして、この停留時間の長短によって、ユーザインタフェースUIのユーザビリティを評価することができる。
また、停留時間を円の大きさに換算し、所定の大きさの円の数を各動作で比較することによって、基本動作間の差分の算出を容易に行うことができる。
さらに、第一係数α及び第二係数βを所定の範囲内で変化させることによって、変動幅を制限した状態で、各係数の算出時間を短縮することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ユーザの指先の停留時間を物理量としているが、これに限らない。算出した位置座標等に基づき、指先の移動速度や移動加速度、指先がインタフェース枠から外れる(フレームアウト)の回数などを物理量としてもよい。
また、基本動作として思考動作及び探索動作としているが、これに限らず、ユーザインタフェースに合わせて反射動作、位置決め動作、思考動作を細かく分類した演算動作、認知動作等の他の基本動作から選択してもよい。
本実施形態に係る操作性評価システム1を用いて、ボタンを指で直接押して操作する形式(家電機器、情報機器等のインタフェースやタッチパネルでの操作等を想定)のユーザインタフェースUIを評価した。
まず、図3に示すように、1から50までの数字キーを常に同じ位置に表示させた状態で、上部に1から50までの整数をランダムに表示させたユーザインタフェース(評価基準インタフェース)UIに向かって、当該数字の数字キーを押させる動作を基準動作とした。また、図4に示すように、1から50までの数字キーを常に同じ位置に表示させた状態で、1から50までの任意の数字が答えとなるような加算式を上部に表示させたユーザインタフェースUI(評価基準インタフェース)に向かって、答えとなる数字に該当する数字キーを押させる動作を思考動作とした。さらに、図5に示すように、1から50までの数字キーをランダムに表示させた状態で、上部に1から50までの整数をランダムに表示させたユーザインタフェースUI(評価基準インタフェース)に向かって、その数字に該当する数字キーを押させる動作を探索動作とした。また、図6に示すように、1から50までの数字キーをランダムに表示させた状態で、1から50までの任意の数字が答えとなるような加算式を上部に表示させたユーザインタフェース(評価対象インタフェース)UIに向かって、答えとなる数字に該当する数字キーを押させる動作を思考・探索動作とした。
これらの動作を複数のユーザに対して行わせた。結果をそれぞれ図7から図10に示す。各図には、指先の軌跡とともに、指先の停留時間が円の大きさで表示されている。
そして、図11に示すように、基本動作毎に算出した円の大きさ別に間隔30[pixel]のヒストグラムを作成した。ここで、円の大きさを0から30、30から60、60から90、90以上 [pixel]、の4つに区分けしてその数を数えた。
次に、ヒストグラム同士で減算を行った。例えば、図12に示す思考動作のヒストグラムから、図13に示す基準動作のヒストグラムを引いて、図14に示すヒストグラムを作成した。
そして、図15に示すように、思考動作から基準動作を減算したものに第一係数αを掛け、かつ、探索動作から基準動作を減算したものに第二係数βを掛けて、それぞれを加算したものと、評価対象となる思考・探索動作から基準動作を減算したものとを比較しながら、第一係数α及び第二係数βをそれぞれ0から10まで0.01ずつ変化させた。そして、式(2)が最小となる第一係数α及び第二係数βを算出した。結果を図16に示す。
図16に示すように、グラフの対角線に対して、第一係数α、第二係数βの値が分散した状態を示している。この傾向は、再現試験によってもあまり変化しないことから、ユーザによる思考動作と探索動作との適応性の差であると思われる。このように、基準動作、思考動作、探索動作、並びに、思考動作及び探索動作を含む評価対象となるインタフェース操作時動作の思考・探索動作を行うことによってユーザビリティが悪化していることが、定量的に示された。
1 操作性評価システム
10 操作性評価装置
11 カメラ(撮像部)
12 表示部
13 画像処理部
15 物理量演算部
16 差分演算部
17 係数演算部
18 比較演算部
20 換算部
UI ユーザインタフェース(評価基準インタフェース、評価対象インタフェース)

Claims (19)

  1. 評価基準インタフェースに向かって、一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、それぞれ異なる基本動作として負荷が課された第一動作、第二動作、並びに前記第一動作及び前記第二動作を含む評価対象インタフェースの操作時動作の第三動作、のそれぞれを行う複数の評価者の身体部位の撮像画像が入力される画像処理部と、
    前記撮像画像から、前記基準動作、前記第一動作、前記第二動作、及び前記第三動作に係る少なくとも一つの共通する物理量を算出する物理量演算部と、
    前記第一動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第一差分、前記第二動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第二差分、前記第三動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第三差分、としたとき、前記各差分を算出する差分演算部と、
    前記第一差分に第一係数を乗じ、かつ、前記第二差分に第二係数を乗じたものをそれぞれ加え、さらに第三差分を引いた値が最小となるように、前記第一係数及び前記第二係数を算出する係数演算部と、
    前記第一係数及び前記第二係数の大きさを比較する比較演算部と、
    を備えていることを特徴とする操作性評価装置。
  2. 前記画像処理部が、前記各動作における前記身体部位の前記一定時間における位置座標を算出することを特徴とする請求項1に記載の操作性評価装置。
  3. 前記物理量が、前記評価基準インタフェース及び前記評価対象インタフェースに対する前記身体部位の停留時間であることを特徴とする請求項2に記載の操作性評価装置。
  4. 前記物理量演算部が、前記停留時間を円の大きさに換算する換算部を備え、
    前記差分演算部が、一定範囲内の大きさの径を有する前記円の数の差分を算出することを特徴とする請求項3に記載の操作性評価装置。
  5. 前記第一動作が、思考を表す基本動作とされ、
    前記第二動作が、探索を表す基本動作とされていることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の操作性評価装置。
  6. 前記比較演算部が、前記第一係数及び前記第二係数を所定の範囲内で変化させることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の操作性評価装置。
  7. 評価基準インタフェースに向かって、一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、それぞれ異なる基本動作として負荷が課された第一動作、第二動作、並びに前記第一動作及び前記第二動作を含む評価対象インタフェースの操作時動作の第三動作、のそれぞれを行う複数の評価者の身体部位の撮像画像が入力される画像処理工程と、
    前記撮像画像から、前記基準動作、前記第一動作、前記第二動作、及び前記第三動作に係る少なくとも一つの共通する物理量を算出する物理量演算工程と、
    前記第一動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第一差分、前記第二動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第二差分、前記第三動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第三差分、としたとき、前記各差分を算出する差分演算工程と、
    前記第一差分に第一係数を乗じ、かつ、前記第二差分に第二係数を乗じたものをそれぞれ加え、さらに第三差分を引いた値が最小となるように、前記第一係数及び前記第二係数を算出する係数演算工程と、
    前記第一係数及び前記第二係数の大きさを比較する比較演算工程と、
    を備えていることを特徴とする操作性評価方法。
  8. 前記画像処理工程が、前記各動作における前記身体部位の前記一定時間における位置座標を算出することを特徴とする請求項7に記載の操作性評価方法。
  9. 前記物理量が、前記評価基準インタフェース及び前記評価対象インタフェースに対する前記身体部位の停留時間であることを特徴とする請求項8に記載の操作性評価方法。
  10. 前記物理量演算工程が、前記停留時間を円の大きさに換算する換算工程を備え、
    前記差分演算工程が、一定範囲内の大きさの径を有する前記円の数の差分を算出することを特徴とする請求項9に記載の操作性評価方法。
  11. 前記第一動作が、思考を表す基本動作とされ、
    前記第二動作が、探索を表す基本動作とされていることを特徴とする請求項7から10の何れか一つに記載の操作性評価方法。
  12. 前記比較演算工程が、前記第一係数及び前記第二係数を所定の範囲内で変化させることを特徴とする請求項7から11の何れか一つに記載の操作性評価方法。
  13. コンピュータを、
    評価基準インタフェースに向かって、一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、それぞれ異なる基本動作として負荷が課された第一動作、第二動作、並びに前記第一動作及び前記第二動作を含む評価対象インタフェースの操作時動作の第三動作、のそれぞれを行う複数の評価者の身体部位の撮像画像が入力される画像処理部、
    前記撮像画像から、前記基準動作、前記第一動作、前記第二動作、及び前記第三動作に係る少なくとも一つの共通する物理量を算出する物理量演算部、
    前記第一動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第一差分、前記第二動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第二差分、前記第三動作及び前記基準動作における前記物理量の差を第三差分、としたとき、前記各差分を算出する差分演算部、
    前記第一差分に第一係数を乗じ、かつ、前記第二差分に第二係数を乗じたものをそれぞれ加え、さらに第三差分を引いた値が最小となるように、前記第一係数及び前記第二係数を算出する係数演算部、
    前記第一係数及び前記第二係数の大きさを比較する比較演算部、
    として機能させることを特徴とする操作性評価プログラム。
  14. 前記画像処理部が、前記各動作における前記身体部位の前記一定時間における位置座標を算出することを特徴とする請求項13に記載の操作性評価プログラム。
  15. 前記物理量が、前記評価基準インタフェース及び前記評価対象インタフェースに対する前記身体部位の停留時間であることを特徴とする請求項14に記載の操作性評価プログラム。
  16. 前記物理量演算部が、前記停留時間を円の大きさに換算する換算部を備え、
    前記差分演算部が、一定範囲内の大きさの径を有する前記円の数の差分を算出することを特徴とする請求項15に記載の操作性評価プログラム。
  17. 前記第一動作が、思考を表す基本動作とされ、
    前記第二動作が、探索を表す基本動作とされていることを特徴とする請求項13から16の何れか一つに記載の操作性評価プログラム。
  18. 前記比較演算部が、前記第一係数及び前記第二係数を所定の範囲内で変化させることを特徴とする請求項13から17の何れか一つに記載の操作性評価プログラム。
  19. 評価基準インタフェースに向かって、一定時間操作するときの負荷が最小となる基準動作に加え、それぞれ異なる基本動作として負荷が課された第一動作、第二動作、並びに前記第一動作及び前記第二動作を含む、評価対象インタフェースの操作時動作の第三動作、のそれぞれを行う複数の評価者の身体部位を撮像する撮像部と、
    前記身体部位の移動状態を表示する表示部と、
    請求項1から6の何れか一つに記載の操作性評価装置と、
    を備えていることを特徴とする操作性評価システム。
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