JP5335395B2 - 設計支援装置、設計支援方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ファーストプリント時間が所定の目標値を超えているか否かを検証することにより協調設計を支援する技術に関するものである。
従来、複写機の設計段階において、ファーストプリント時間が製品カタログに記載される値を超えていないかどうかを確かめるために、各設計部門の設計仕様書を用いて検証していたが、その検証は手作業によって行われていた。
また、設計仕様書に対して、予め定義された制約条件を満たしているかどうか検証し、検証結果をユーザ端末及び管理者端末に表示させるという手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。本従来例では、上記検証の結果、エラーが発見された場合、表示された検証結果を基にユーザがエラーを修正する。
特開2006−106893号公報
上述の如く、従来技術では、検証の結果、エラーが発見された場合、修正作業はユーザ自身の知識や経験を基に行われていた。従って、熟練設計者でなければ修正作業を行うことが困難だった。
そこで、本発明の目的は、経験に依らずどのようなレベルの設計者でも簡単に検証を行うことができ、検証の結果、エラーが発見された場合でも、時間をかけることなく修正作業を行うことを可能とすることにある。
本発明の設計支援装置は、各設計部門の設計仕様書データを取得する取得手段と、前記各設計部門の設計仕様書データに基づいてファーストプリント時間を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記ファーストプリント時間が所定の目標値を超えているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記ファーストプリント時間が前記所定の目標値を超えていると判定された場合、前記各設計仕様書データに含まれるマージンデータ及び前記各設計部門間に係るマージンデータを、前記ファーストプリント時間が前記所定の目標値を満たすように調整する調整手段とを有することを特徴とする
本発明においては、各設計部門の設計仕様書データに基づいてファーストプリント時間を算出し、算出したファーストプリント時間が所定の目標値を超えている場合に、各設計仕様書データに含まれるマージンデータ及び各設計部門間に係るマージンデータを調整するように構成している。従って、本発明によれば、経験に依らずどのようなレベルの設計者でも簡単に検証を行うことができ、検証の結果、エラーが発見された場合でも、時間をかけることなく修正作業を行うことが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る設計支援装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、101は中央演算装置(CPU)、102は表示装置(ディスプレイ)、103は入力装置、104は記憶装置である。
図1に示す設計支援装置においては、中央処理装置101は、入力装置103から入力された指示に従って、入力された設計対象のユニットの各種パラメータ設定、形状入力に対する処理を実行する。また、表示装置102は、その処理に応じてユニットの3次元形状の表示、入力情報(各種パラメータ、経路情報)の表示、処理途中の経緯の表示等を行う。入力装置103は、キーボード、マウス、ポインティングデバイス等を含み、作動のために必要な指定情報、情報の入力、メニューに選択指示、或いはその他の指示等を行うためのものである。記憶装置104は、処理を実行するためのプログラム、3Dモデルに対応するデータ等の情報を記憶する。また、記憶装置104は、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、HDD(ハードディスクドライブ)及び別途設けられた各種外部記憶装置等によって構成される。本実施形態に係る設計支援装置は、上記した各装置をその主要部として含むものである。
また、本設計支援装置においては、表示装置102に表示された情報を用紙に出力するためにプリンタ(不図示)を中央処理装置101に接続してもよく、また必要に応じてその他の周辺機器を接続してもよい。なお、これらのハード構成は、専用装置である必要はなく、パーソナルコンピュータ等の一般的なコンピュータシステムを利用することができる。
次に、図2を参照しながら、本実施形態における協調設計手法の好適な一例を説明する。図2は、本実施形態に係る設計支援装置における機能全体を一覧表示した画面の一例を示す図であり、設計者が本設計支援装置を立ち上げた場合に、最初に表示される画面の一例を示す図である。ここでの設計とは、メカ・プロセス・電気・ソフトといった製品設計に関わる全ての部門毎の設計作業を意味する。
まず、設計者は入力装置103を操作して設計仕様書データ(以下、単に設計仕様書と称す)の作成を開始する。ここでの設計仕様書とは、複写機開発における各設計部門で作成される、規定の動作を実現するためのシーケンス設計情報が登録されているものを意味する。仕様書の作成途中において、他の部門の設計仕様書の参照が必要な場合は、設計データ一覧表示ボタン201の押下により表示装置102に表示される専用画面から設計仕様書を取得できる。他の部門の設計仕様書の参照が必要な場合の一例として、メカ設計部門の作成した設計仕様書に含まれる製品の断面形状情報を、プロセス設計部門のシーケンス作成における条件として用いられること等が挙げられる。
次に、中央処理装置101は、作成した設計仕様書を記憶装置104へ登録する。登録された設計仕様書は、設計データ一覧表示ボタン201の押下により表示装置102に表示される専用画面で確認することができる。
続いて、設計者は、登録された各部門の設計仕様書を用いて行う統合的検証の準備として、製品の目標値を目標値設定ボタン202の押下により表示装置102に表示される目標値入力画面から設定する。ここでの目標値とは、統合的検証を実行する際の判定基準値のことであり、検証の結果、この目標値を超える値が算出された場合はエラーとみなす。
また、設計者は、統合的検証のもう一つの準備としてマージンデータ(以下、単にマージンと称す)を、マージン設定ボタン203の押下により表示装置102に表示されるマージン入力画面から設定する。ここでのマージンとは、各設計部門において規定の動作を実現するための安全量のことであり、さらには設計部門間の設計仕様書をつなぐための安全量のことも指す。次に、中央処理装置101は、登録された設計仕様書を用いて、検証実行ボタン204の押下により統合的検証を行う。
先ず、設計仕様書を取得する方法について図3を用いて説明する。図3は、記憶装置104上において登録されている設計仕様書とその履歴とを表示している画面の一例を示す図である。本画面は、図2の設計データ一覧表示ボタン201が押下された場合に表示される。
中央処理装置101は、登録されている全てのデータを、表示装置102における図3のデータ一覧表示部301に表示する。データ一覧表示部301では、メカ・プロセス・ソフト・電気といった設計部門毎にフォルダ分けしており、さらには各設計部門のフォルダもいくつかのフォルダで構成している。なお、図3のメカデータでは、搬送シーケンスと断面形状の二つのフォルダで構成しているが、製品によってフォルダの名称、個数は異なる。
データ一覧表示部301に表示されているファイル名が選択された場合、中央処理装置101は、最新版ダウンロード又は履歴表示を選択できる機能選択ウィンドウ303を表示装置102に表示する。
機能選択ウィンドウ303において最新版ダウンロードが選択された場合、中央処理装置101は、選択されているファイルの中で登録されている最新のファイルを記憶装置104から取得する。
また、機能選択ウィンドウ303において履歴表示が選択された場合、中央処理装置101は、上記ファイルの登録履歴をファイル履歴表示部302に表示する。なお、図3では、メカデータの搬送シーケンスというフォルダに登録されているシーケンス.xlsという名称のファイルが選択されている。但し、機能選択ウィンドウ303において履歴表示が選択された場合、中央処理装置101は、図3に示すようにシーケンス.xlsの登録履歴をファイル履歴表示部302に表示する。
ファイル履歴表示部302には、ファイルのバージョン、ファイルの登録日時、登録者名、コメントが表示される。中央処理装置101は、ファイルのバージョンが選択されると、過去に登録されたファイルのダウンロード処理を実行する。ここでのダウンロード処理とは、予めファイルのバージョンに紐付けされているファイルIDをキーとして、記憶装置104から該当するファイルを検索し、取得することを意味する。
次に、設計仕様書の登録方法について図4を用いて説明する。図4は、記憶装置104に設計仕様書を登録する際に表示する画面の一例を示す図であり、特に、メカ設計の設計仕様書を登録する際に表示する画面の一例を示している。
図4は、製品名が入力される製品名入力部401、ファイルを登録するフォルダが選択される保存先フォルダ選択肢402、コメント記入欄403及び登録ボタン404で構成されている。ここでの保存先フォルダとは、図3のデータ一覧表示部301で表示されているフォルダに相当するものである。
登録ボタン404が押された場合、中央処理装置101はユーザ認証画面405を表示装置102に表示する。本実施形態に係る設計支援装置では、予め登録されたユーザのみ設計仕様書を記憶装置104に登録することができる。従って、予めユーザ登録されていない場合は、ユーザ認証が通らず、設計仕様書の登録を行うことができない。
上記ユーザ認証が通った場合、中央処理装置101は記憶装置104に設計仕様書を格納する。格納する際には、新たなファイルIDを上記設計仕様書に付加する。付加したファイルIDは、登録後に設計仕様書を検索、取得する際に、キーとして使用するものである。
上記手順に従い設計仕様書の登録が実行された場合、初めて登録する設計仕様書であれば、中央処理装置101は図3のデータ一覧表示部301にファイル名を表示し、さらに図3のファイル履歴表示部302に履歴を追加して表示する。既に登録済みの設計仕様書であれば、中央処理装置101は図3のファイル履歴表示部302に履歴を追加して表示する。なお、図4の場合、中央処理装置101は、複写機Aという製品のメカデータの中の搬送シーケンスというフォルダに設計仕様書を登録する。また、図3のファイル履歴表示部302に表示される登録者は、ユーザ認証画面405で行った認証の結果、ユーザ登録されていた場合に自動的に取得するユーザ名を反映する。
続いて、目標値の入力を行う方法について図5を用いて説明する。図5は、目標値の入力を行う際に表示する画面の一例を示す図であり、図2の目標値設定ボタン202が押された場合に表示される。
ここでの目標値とは、図2の検証実行ボタン204から行う、ファーストプリント時間が製品カタログに記載される値を超えていないかどうかを検証する統合的検証を実行する際の判定基準値のことである。検証の結果、この目標値を超える値を算出した場合、中央処理装置101はエラーと判断する。図5の画面には、中央処理装置101は設計条件毎に目標値入力欄501とコメント入力欄502とを表示する。設計条件に関しては、統合的検証についての説明で詳細な説明を行う。
登録ボタン503が押された場合、中央処理装置101は、目標値入力欄501とコメント入力欄502のそれぞれの内容を記憶装置104に格納する。
続いて、マージンの入力を行う方法について図6を用いて説明する。図6は、マージンの入力を行う際に表示する画面の一例を示す図であり、図2のマージン設定ボタン203が押された場合に表示される。ここでのマージンとは、部門間の設計データをつなぐための安全量のことを指す。ここで入力されたマージン値は、図2の検証実行ボタン204の押下から行う、ファーストプリント時間が製品カタログに記載される値を超えていないかどうかを検証する統合的検証を実行する際に用いられる。図6では、マージン名入力欄601とマージン値入力欄602のセットを複数表示し、複数のマージンを登録することが可能となっている。
登録ボタン604が押された場合、中央処理装置101は、マージン名入力欄601、マージン値入力欄602及びコメント入力欄603のそれぞれの内容を記憶装置104へ格納する。
ここで、図2の検証実行ボタン204から行う、ファーストプリント時間が製品カタログに記載される値を超えていないかどうかを各設計部門の設計仕様書を用いて検証する統合的検証の仕組みについて、図7、図8及び図9を用いて説明する。
図7は、各部門の設計仕様書が記憶装置104内に登録されている様子を模式化した図である。図8は、統合的検証の計算方法を説明するための図である。図9は、統合的検証の処理の流れを示すフローチャートである。
記憶装置104内では、図7のメカデータ格納部701、プロセスデータ格納部702、ソフトデータ格納部703において、部門毎に設計仕様書を格納している。各設計仕様書には、設計条件(例えば、紙サイズ、給紙段名、排紙段名、搬送経路、白黒機又はカラー機であるか、といった情報)が含まれている。
本実施形態の統合的検証では、先ず中央処理装置101は、上記格納されている部門毎の設計仕様書から、図7の組合せ704が示すように、同じ設計条件の最新の設計仕様書を取得する(図9のステップST0)。なお、ステップST0は、本発明の取得手段の処理例である。
次に、中央処理装置101は、抽出したそれぞれの設計仕様書の中から検証に必要な数値をパラメータとして抜き出す(図9のステップST1)。ここでのパラメータとは、具体的には、図8の第一枚目の用紙の給紙開始位置801から転写ローラ位置802までにかかる用紙搬送時間804と、転写ローラ位置802から用紙の複写機外への排出完了位置803までにかかる用紙搬送時間805と、画像形成工程(印刷)の開始から終了までのプロセスの準備時間806とのことを指す。
続いて、中央処理装置101は、抽出したパラメータを規定の計算式に代入し、計算を実行する(図9のステップST2)。ここで、上記計算式について、図8を用いて説明する。先ず、中央処理装置101は、用紙搬送時間804とプロセスの準備時間806とを比較し、このうち値の大きい方と用紙搬送時間805とを足し合わせる。さらに、図2のマージン設定ボタン203の押下によりマージンの設定が行われている場合、中央処理装置101は、設計条件をキーとして、記憶装置104からマージンの値を取得し、合計値を上記足し算の結果に足し合わせる。この計算結果をファーストプリント時間とする。なお、ステップST2は、本発明の算出手段の処理例である。
中央処理装置101は、計算結果(ファーストプリント時間)を記憶装置104に格納するとともに(図9のステップST3)、検証結果として表示装置102上に表示する(図9のステップST4)。
ここでのファーストプリント時間とは、設計過程において設計者が常時監視すべき値のことであり、設計者は必ず規定値を満たすような設計仕様書を作成しなくてはならない。また、上記ファーストプリント時間は、一つの部門だけでなく複数の部門の設計仕様書を用いて算出される値である。
続いて、図2の検証実行ボタン204の押下から行う統合的検証を行った結果の表示について図10を用いて説明する。図10は、統合的検証を行った後に表示される検証結果表示画面の一例を示す図である。
中央処理装置101は、統合的検証の結果、設計条件毎に結果値表示部1001、目標値表示部1002、マージン合計値表示部1003に各値を表示する。ここでの目標値とは、ファーストプリント時間のことであり、マージン合計値も含んだ値のことである。また、ここでの結果値とは、設計条件(例えば、紙サイズ、給紙段名、排紙段名、搬送経路、白黒機又はカラー機であるか、といった条件)毎に行った統合的検証の結果、算出された値であり、設計条件毎に表示される。また、中央処理装置101は、検証実行の際に使用したパラメータの詳細情報(数値、どこの部門の設計仕様書か、仕様書のファイル名、ファイルのバージョン、ファイルの更新日時等)をパラメータ詳細情報表示部1006に表示する。ここでのパラメータ詳細情報表示部1006は、検証に使用したパラメータの数だけ表示する。なお、図10では、Data1、Data2として、2つのパラメータ詳細情報を表示している。
中央処理装置101は、検証の結果、結果値が目標値よりも大きい値であった場合はエラーとみなす。そして、中央処理装置101は、エラー表示部1004に示すように、結果値表示部1001を所定の色で塗りつぶしてハイライト表示することで、どの設計条件が目標値を満たさなかったのか、設計者が確認できるようになっている。
検証実行処理では、最新の検証結果のみを表示するが、履歴表示ボタン1005を押された場合は、過去の検証結果もまとめて表示することが可能である。過去の検証結果は、図9のフローチャートのステップST3にあるように、過去の検証処理によって格納された検証結果が記憶装置104から取得され、表示される。履歴を表示することにより、設計者は検証結果値の推移を確認することができる。
ここで、図2の検証実行ボタン204の押下から行う統合的検証で算出する値について図11を用いて説明する。図11は、統合的検証の結果値の内訳を説明するための模式図である。統合的検証の結果値は、メカデータの設計仕様書から抽出された値1101、プロセスデータの設計仕様書から抽出された値1102、ソフトデータの設計仕様書から抽出された値1103、部門間マージン値1104からなる数値である。なお、図11では、メカデータ値が25ms、プロセスデータ値が30ms、ソフトデータ値が65ms、部門間マージン値が32msであり、統合的検証の結果値は152msとなっている。
中央処理装置101が結果値であるファーストプリント時間が所定の目標値を超えているか否かを判定し、結果値が目標値を超えていると判定した場合、本実施形態に係る設計支援装置では、以下に示すような2通りの修正案を提案する。結果値は目標値を超えていると判定される例としては、結果値152msであるのに対し、目標値が120msである場合等が挙げられる。なお、上記の判定処理は、本発明の判定手段の処理例である。
先ず、統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合の処理の一つである「探索処理」について図12、図13を用いて説明する。図12は、統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合に実行する探索処理の一例を説明するための模式図である。図13は、統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合に実行する探索処理結果表示画面の一例を説明するための図である。
先ず、中央処理装置101は、過去の検証結果を保管している記憶装置104内の検証結果DB1204から、目標値を満たしている設計仕様書の組合せを探索する。なお、図12では、目標値120msに対して探索を実行した結果、組合せ1201、1202、1203の3つの組合せが抽出されたことを表している。また、上記の探索処理は、本発明の探索手段の処理例である。
次に、中央処理装置101は、探索した結果を、図13の探索結果表示部1301、1302、1303にあるように抽出された数の組合せを一段ずつ表示する。なお、図13では、図12の組合せ1201の表示が結果表示部1301、図12の組合せ1202の表示が結果表示部1302、図12の組合せ1203の表示が結果表示部1303に表示されている。設計者は、この探索結果を参考にしながら、設計仕様書の修正を行うことができる。
次に、統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合の処理の一つである「計算処理」について図14、図15を用いて説明する。図14は、統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合に実行する計算処理の一例を説明するための模式図である。図15は、統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合に実行する計算処理結果の一例を説明するための図である。
先ず、中央処理装置101は、図14のメカデータに含まれるマージン値1401、プロセスデータに含まれるマージン値1402、ソフトデータに含まれるマージン値1403、部門間マージン値1404を抽出し、各マージン値の比を計算する。中央処理装置101は、上記マージンの比を保持しながら、目標値を満たすようマージンの比例配分を行う。マージン値を算出する。即ち、中央処理装置101は、マージン値1401:マージン値1402:マージン値1403:マージン値1404=マージン値1405:マージン値1406:マージン値1407:マージン値1408となるように、目標値を満たすマージンの比例配分を行う。本処理は、本発明の調整手段の処理例である。なお、図14では、メカデータに含まれるマージン値の計算結果1405、プロセスデータに含まれるマージン値の計算結果1406、ソフトデータに含まれるマージン値の計算結果1407、部門間マージン値の計算結果1408が算出されることを表している。また、図14では、これらのマージンを含んだ組合せ1409が計算結果として得られたことも表している。
次に、中央処理装置101は、計算した結果を、図15の現状内容表示部1511とともに提案内容表示部1512に表示する。ここでは、図14のメカデータに含まれる現状のマージン値1401をData1マージン値表示部1501に表示している。また、プロセスデータに含まれる現状のマージン値1402をData2マージン値表示部1502に表示している。また、ソフトデータに含まれる現状のマージン値1403をData3マージン値表示部1503に表示している。また、現状の部門間マージン値1404を部門間マージン値表示部1504に表示している。さらに、検証結果値も検証結果値表示部1505に表示している。
これに対し、中央処理装置101は、マージンの比例配分の計算結果として、図14のメカデータに含まれる計算後のマージン値1405をData1マージン値表示部1506に表示している。また、プロセスデータに含まれる計算後のマージン値1406をData2マージン値表示部1507に表示している。また、ソフトデータに含まれる計算後のマージン値1407をData3マージン値表示部1508に表示している。計算後の部門間マージン値1408を部門間マージン値表示部1509に表示している。また、計算後のマージンを含んだ仕様書の組合せによる検証結果値も検証結果値表示部1510に表示している。設計者は、この計算結果を参考にしながら、設計仕様書のマージンの調整を行うことができる。
上述した実施形態は、複写機設計における問題点の中で、設計部門毎の検証の積み上げでは解決できないような総合的な問題である、ファーストプリント時間が製品カタログに記載される値を超えていないかどうかの検証を対象としている。本実施形態では、このような検証に関して、必要なデータを各設計部門から収集して統合的に検証し結果を表示するようにしている。これにより、設計者は設計全体を把握しながら仕様の修正を行うことができるため、柔軟な設計を行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、これまで手作業で行っていた上記検証を自動で行うことにより、作業時間やミスを大幅に削減することができる。
さらに、本実施形態によれば、上記検証の結果、設定された製品のファーストプリント時間を満たしている設計仕様書の組合せを、ノウハウとして蓄えておくことができる。
加えて、本実施形態においては、上記検証の結果、設定された製品のファーストプリント時間を満たしていない場合に、過去の検証結果から目標値を満たす設計仕様書の組合せを探索し、表示するようにしている。これにより、設計者は修正箇所が明確になり、効率のよい設計の実現に寄与できる。
また、本実施形態によれば、上記検証の結果、設定された製品のファーストプリント時間を満たしていない場合に、各設計仕様書に含まれるマージン及び設定された部門間マージンの配分を行って目標値を満たすマージン量を計算し、表示する。これにより、より質の高い仕様を設計することができる。
また、本実施形態によれば、設計段階で各部門の設計仕様書を用いて統合的検証を行えるようにすることで、実機における稼動トラブルの削減を図り、製造開始までの立ち上げ期間を短縮することが可能である。
また、本実施形態によれば、製品が満たさなくてはならない仕様・スペックを実現するための組合せを提案することにより、設計者のレベルによらず早く正確な仕様を作成することができ、製品開発期間の短縮・品質の向上につながる。
上述した本発明の実施形態を構成する各手段及び各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態に係る設計支援装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る設計支援装置における機能全体を一覧表示した画面の一例を示す図である。 記憶装置上において登録されている設計仕様書とその履歴とを表示している画面の一例を示す図である。 記憶装置に設計仕様書を登録する際に表示する画面の一例を示す図である。 目標値の入力を行う際に表示する画面の一例を示す図である。 マージンの入力を行う際に表示する画面の一例を示すための図である。 各部門の設計仕様書が記憶装置内に登録されている様子を模式化した図である。 統合的検証の計算方法を説明するための図である。 統合的検証の処理の流れを示すフローチャートである。 統合的検証を行った後に表示される検証結果表示画面の一例を示す図である。 統合的検証の結果値の内訳を説明するための模式図である。 統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合に実行する探索処理の一例を説明するための模式図である。 統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合に実行する探索処理結果表示画面の一例を説明するための図である。 統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合に実行する計算処理の一例を説明するための模式図である。 統合的検証の結果、目標値を満たしていなかった場合に実行する計算処理結果の一例を説明するための図である。
符号の説明
101:中央演算装置、102:表示装置、103:入力装置、104:記憶装置、201:設計データ一覧表示ボタン、202:目標値設定ボタン、203:マージン設定ボタン、204:検証実行ボタン、301:データ一覧表示部、302:ファイル履歴表示部、303:機能選択ウィンドウ、401:製品名入力欄、402:保存先フォルダ選択肢、403:コメント入力欄、404:登録ボタン、405:ユーザ認証画面、501:目標値入力欄、502:コメント入力欄、503:登録ボタン、601:マージン名入力欄、602:マージン値入力欄、603:コメント入力欄、604:登録ボタン、701:メカデータ格納部、702:プロセスデータ格納部、703:ソフトデータ格納部、704:設計仕様書組合せ、801:給紙開始位置、802:転写ローラ位置、803:廃止完了位置、804:用紙搬送時間、805:用紙搬送時間、806:プロセスの準備時間、1001:結果値表示部、1002:目標値表示部、1003:マージン合計値表示部、1004:エラー表示部、1005:履歴表示ボタン、1006:パラメータ詳細情報表示部、1101:メカデータの設計仕様書から抽出された値、1102:プロセスデータの設計仕様書から抽出された値、1103:ソフトデータの設計仕様書から抽出された値、1104:部門間マージン値、1201:探索結果の組合せ、1202:探索結果の組合せ、1203:探索結果の組合せ、1204:検証結果DB、1301:探索結果表示部、1302:探索結果表示部、1303:探索結果表示部、1401:メカデータに含まれるマージン値、1402:プロセスデータに含まれるマージン値、1403:ソフトデータに含まれるマージン値、1404:部門間マージン値、1405:メカデータに含まれるマージン値の計算結果、1406:プロセスデータに含まれるマージン値の計算結果、1407:ソフトデータに含まれるマージン値の計算結果、1408:部門間マージン値の計算結果、1409:計算結果の組合せ、1501:現状のData1マージン値表示部、1502:現状のData2マージン値表示部、1503:現状のData3マージン値表示部、1504:現状の部門間マージン値表示部、1505:現状の検証結果値表示部、1506:計算後のData1マージン値表示部、1507:計算後のData2マージン値表示部、1508:計算後のData3マージン値表示部、1509:計算後の部門間マージン値表示部、1510:計算後の検証結果値表示部、1511:現状内容表示部、1512:提案内容表示部

Claims (7)

  1. 各設計部門の設計仕様書データを取得する取得手段と、
    前記各設計部門の設計仕様書データに基づいてファーストプリント時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記ファーストプリント時間が所定の目標値を超えているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記ファーストプリント時間が前記所定の目標値を超えていると判定された場合、前記各設計仕様書データに含まれるマージンデータ及び前記各設計部門間に係るマージンデータを、前記ファーストプリント時間が前記所定の目標値を満たすように調整する調整手段とを有することを特徴とする設計支援装置。
  2. 前記ファーストプリント時間は、第一枚目の用紙を複写機が給紙開始してから印刷を終え、用紙を前記複写機外に排出完了するまでに要する時間であることを特徴とする請求項に記載の設計支援装置。
  3. 前記設計仕様書データは、複写機開発における前記各設計部門で作成される、規定の動作を実現するためのシーケンス設計情報が登録されるデータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の設計支援装置。
  4. 前記各設計仕様書データに含まれるマージンデータは、前記各設計部門において規定の動作を実現するための安全量を示すデータであることを特徴とする請求項に記載の設計支援装置。
  5. 前記各設計部門間に係るマージンデータは、前記各設計部門間の設計仕様書データをつなぐための安全量を示すデータであることを特徴とする請求項に記載の設計支援装置。
  6. 取得手段と算出手段と判定手段と調整手段とを有する設計支援装置によって実行される設計支援方法であって、
    前記取得手段が、各設計部門の設計仕様書データを取得する取得ステップと、
    前記算出手段が、前記各設計部門の設計仕様書データに基づいてファーストプリント時間を算出する算出ステップと、
    前記判定手段が、前記算出ステップにより算出された前記ファーストプリント時間が所定の目標値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
    前記調整手段が、前記判定ステップにより前記ファーストプリント時間が前記所定の目標値を超えていると判定された場合、前記各設計仕様書データに含まれるマージンデータ及び前記各設計部門間に係るマージンデータを、前記ファーストプリント時間が前記所定の目標値を満たすように調整する調整ステップとを含むことを特徴とする設計支援方法。
  7. 取得手段と算出手段と判定手段と調整手段とを有する設計支援装置を制御するコンピュータに、
    前記取得手段が、各設計部門の設計仕様書データを取得する取得ステップと、
    前記算出手段が、前記各設計部門の設計仕様書データに基づいてファーストプリント時間を算出する算出ステップと、
    前記判定手段が、前記算出ステップにより算出された前記ファーストプリント時間が所定の目標値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
    前記調整手段が、前記判定ステップにより前記ファーストプリント時間が前記所定の目標値を超えていると判定された場合、前記各設計仕様書データに含まれるマージンデータ及び前記各設計部門間に係るマージンデータを、前記ファーストプリント時間が前記所定の目標値を満たすように調整する調整ステップとを実行させるためのプログラム。
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