JP5334687B2 - 離隔地間会議システム - Google Patents

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Description

本願発明は、テレビ会議システムに類した離隔地間会議システム(双方向多重通信システムと呼ぶことのも可能である。)に関するものである。ここで、「会議」とは人と人とが情報や意見などをやりとりすることをいい、従って打ち合わせや雑談類、報告類も包含している。
テレビ会議システムは、おおよそ、テレビカメラ、モニタテレビ、マイクロフォン、スピーカを備えており、モニタテレビに他会場の出席者や様子を映し出しているが、会議で使用される資料は各自の手元にあるだけで、誰がどの資料のどこを見ているのかを他会場の出席者は分かりにくいため、臨場感に乏しいと共に議論を集約させにくいという問題がある。また、対面式の会議では事前の配布資料の他に出席者が持参した資料を追加したり変更したりして会議を進めることも多いが、テレビ会議は資料の追加や変更ができないという問題もある。
これらの点について特許文献1には、テレビ会議システムとパソコンとファクシミリとCADシステムとを併用し、パソコンの画面にファクシミリのデータやCADのデータを表示することで資料に関する問題を解消することが開示されている。
他方、離隔地会議に類したものとしてパソコンを使用した遠隔地講義(授業)があるが、この遠隔地講義では、質問や添削など講師と受講生との間での応答が不可欠である。この点について特許文献2,3には、講師のパソコンと各受講生のパソコンとで画面を共有する共に、講師のパソコンと受講生のパソコンとを相互にアクセス可能とすることにより、質問や書き込み・添削のリアリティを高めることが開示されている。
特開平5−244109号公報 特開2002−333820号公報 特開平11−338339号公報
特許文献2,3に記載されている講義システムを遠隔地会議システムに転用すると、資料等の情報を共有化できるのみならず変更や追加も容易で参加者全員の意見を集約することが容易となり、対面方式に近いリアリティの高い会議を実現できると言える。
しかしながら、問題点も見受けられる。例えば、資料類や討議事項は参加者のパソコンの画面に表示されるに過ぎないため、資料類や討議事項等の表示情報を視認しにくい場合がある。特に、近年はノート型パソコンが普及していて会議でもノート型パソコンを使用することが多いが、ノート型パソコンは当然ながら画面が小さいため視認性に劣る。また、テレビ会議は通常の対面式会議と同様に参加者(出席者)の顔を見ながら進行できるという点に特徴があるが、参加者が各自のノート型パソコンの画面だけを覗き込んでいると、カメラを設置しても俯いた状態しか写らずに臨場感に欠けるという問題もある。
また、セキュリティを確保しようとするとセッティングが煩わしくなって機動性に欠けるという点も問題である。つまり、近年、オフィスではフリーアドレスやノンテリトリアルと呼ばれる自席レスのワーキングスタイルが広がっており、固定席を持たないワーカーはノート型パソコンを所持する形式になっていることが多いが、ノート型パソコンをLANシステムに組み込むために無線方式を採用すると電波を外部から傍受される虞があるというセキリィティの問題が発生し、さりとて有線方式を採用すると各パソコンごとのコネクタ類をセットして使用する度に接続せねばならない煩わしさがあり、このためセキュリティと機動性とが相反するのであった。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、離隔地間会議システムをより改良された形で提供せんとするものである。
本願発明は、通信回線を使用して行われる離隔地間会議システムに関し、このシステムでは、信回線で接続され複数の場所に、操作手段及び専用表示手段を有する無線方式のコンピュータと、前記コンピュータで情報を表示するメインモニターと、前記コンピュータの無線電波を送受信可能な導波シートとがそれぞれ備えられており、前記導波シートは中継機器を介して前記通信回線に接続されている構成であって、
前記各コンピュータと導波シートとの間で無線信号を送受信することで前記各コンピュータ間のリモート接続が可能ならしめられており、前記複数の場所のコンピュータを、互いに遠隔操作できるか又は一方方向から遠隔操作できるように前記導波シートを介してリモート接続することにより、前記複数の場所において情報を共通しつつその情報の修正・変更が可能ならしめられており、かつ、共有された情報を前記各場所のメインモニターに表示可能になっている。
ここで、コンピュータとは電子化された情報を記憶し表示できると共に操作手段を有するものを広く含んでおり、ノート型パソコンのようなパソコンを典型として、携帯端末(PDA)やポータブルパソコンなども含んでいる。場合によって携帯電話を使用することも可能である。表示手段と操作手段とは本体に対して一体に組み込まれていてもよいし、本体とは別体であってもよい。操作手段はキーやマウスが一般的であるが、パネルへのタッチ方式や書き込み方式を採用することも可能である。
また、コンピュータとメインモニターとの関係は、各コンピュータに対応してメインモニターが1台ずつ又は複数台ずつ設置されている場合と、複数台のコンピュータで1台のメインモニターを共用している場合との両方を含んでいる。また、メインモニターの構造に限定はないのであり、例えばプロジェクターのような投射式表示装置も含んでいる。
請求項3の発明は、通信回線で接続された複数の場所に、操作手段及び専用表示手段を有するコンピュータと、前記コンピュータで情報を表示するメインモニターとがそれぞれ配置されており、前記複数の場所のコンピュータを、互いに遠隔操作できるか又は一方方向から遠隔操作できるようにリモート接続することにより、前記複数の場所において情報を共通しつつその情報の修正・変更が可能ならしめられており、かつ、共有された情報を前記各場所のメインモニターに表示可能になっている基本構成において、
前記複数の場所では1台のコンピュータと1台又は複数台のメインモニターとがセットで使用されており、1台のコンピュータに1台のメインモニターがセットで使用される場合には、前記コンピュータの表示装置にはカメラの映像を表示して前記メインモニターには共有情報を表示するように設定されており、1台のコンピュータに複数のメインモニターがセットで使用される場合には、カメラの映像と共有情報とが複数のメインモニターに別々に表示されるように設定されている、という特徴の構成を付加している。
請求項2の発明は、請求項1に請求項2の特徴部分を付加している。
本願発明は、出席者が使用するコンピュータの他にメインモニターを配置している点を特徴の一つとしており、このようにコンピュータの表示手段(画面)とは別に設けたメインモニターが会議室の白板やプロジェクタのような役割を果たし得ることにより、情報の視認性を格段に向上して臨場感のある会議を実現することができる(従って、メインモニターはできるだけ画面が大きいのが好ましいと言える。)。
また、本願発明では、コンピュータは遠隔操作によって各自が自分のコンピュータを通じて共有情報を変更できる点にも大きな特徴を有しており、共有情報を各メインモニターに見やすく表示しつつその内容を随時変更等できるため、対面式会議と同様の臨場感を得ることができて、全員参加で実のある会議を実現しやすくなる。
文字・文章のみを通じたやりとりは時間がかかると共に参加者の負担が大きいが、実施形態のようにカメラとマイクロフォンとスピーカとを併用すると、対面方式の会議と同様に会話によって意思の疏通が容易でしかも能率が良いと共に、相手の顔が見えるため雰囲気を対面式会議に近づけることができる。そして、本願発明ではメインモニターを有しているため、顔を起こしてメインモニターを見ている状態をカメラで撮影するという使い方をすることにより、参加者の表情をはっきりと把握することができ、その結果、会議のリアリティを一層高めることができる。
カメラとマイクロフォンとスピーカとのうち少なくとも1つがコンピュータ又はメインモニターに一体化されていると、別に用意する必要がないためコストダウンできる。カメラとマイクロフォンとをコンピュータ及びメインモニターとを別構造とする場合、マイクロフォン付きカメラを使用するとそれだけコストダウンできる。マイクロフォンやスピーカを単体としてコンピュータやメインモニターとは別に設けることも可能である、この場合は、指向性のあるマイクロフォンを使用してハウリングを防止できる利点や、音質のよいスピーカを使用して臨場感を高め得る利点がある。
複数のコンピュータは相互に操作(アクセス)できるように設定しておくことも可能であるが、実施形態のように1台をホストコンピュータに設定して他はゲストコンピュータに設定しておくと、信号の流れを整理する調整器を不要にできると共に信号の応答性を向上させ得る利点がある。
既述のように、現在のオフィスではノート型パソコンが広く普及しており、ノート型パソコンをツールとして仕事をすることが多いが、請求項1の発明では、ノート型パソコンのようなコンピュータは一々ケーブルの接続をすることなく導波シートに載せたり近づけたりするだけで使用可能な状態にし得るため、機動性に優れている。そして、導波シートとコンピュータとの間での信号のやりとりされる電波の強さを、室外には漏洩しない程度の強さに設定してくことにより、有線方式と同様の高いセキュリティを確保できる。
従って請求項4の発明では、臨場感のある遠隔地間会議を、高いセキュリティを確保しつつセッティングや後始末の煩わしさを無くした状態で行えるのである。
さて、従来のテレビ会議システムは専用の設備と会場とが必要になるため非常にコストが嵩み、他方、パソコンを使用したウエブ会議も専用の本体とモニターとを専用の部屋に設置することが多いためこれもコストが嵩んでいる。これに対して本願の請求項1の発明では、導波シートとメインモニターとはLANシステムの一部として使用できるものであり、ノート型パソコンとメインモニターとを使用しながら対面式会議を行ったり、自席レスのワーカーが単独で執務をしたりすることができるのであるが、LANシステムの一部として多目的に使用できる導波シートとメインモニターとを遠隔地会議システムに使用できるため、専用の部屋に専用の機器を設置する従来の遠隔地会議システムに比べてコスト面において格段に優れている。
また、ノート型パソコンやポータブルパソコンのような個人が持ち歩いているパソコンを遠隔地間会議システムのツールとしてそのまま使用できるため、コスト面での優位性が一層際立つのみならず、いちいちデータの移し替え作業をせずとも自分のパソコンをそのまま使用できるため、遠隔地間会議への参加も手軽に行うことができる。このように遠隔地会議を低コストで手軽に行えるのは本願発明の大きな特徴の一つである。
既述のように1台のコンピュータに複数台のメインモニターを配置することも可能であるが、請求項3の発明のうち1台のコンピュータと1台のメインモニターとをセットにして使用するとオーソドックスな態様で導入し易いと言える。この場合、人の顔は小さい画面でも容易に把握できるため、メインモニターとしてコンピュータの表示装置よりも画面が大きいものを使用して、コンピュータの画面には相手の顔を表示してメインモニターには共有情報を表示するという使い分けをすることにより、相手の顔と共有情報との両方を明瞭に把握できる。
請求項3の発明のうち、1台のコンピュータと複数のメインモニターとをセットで使用する態様を採用すると、人の顔をメインモニターに大きく映すことができるため臨場感を一層向上できる利点や、会議相手が多数人いる場合でも容易に分割表示できる利点がある。
第1実施形態に係る遠隔地間会議の概念図である。 会議室の状態を示す部分的な斜視図である。 システムの概略を示すブロック図である。 共有情報及びの第1表示態様を示す図である。 第1実施形態の第2表示態様を示す図である。 第2実施形態を示す図である。 第2実施形態の第2表示態様を示す図である。 第3実施形態を示す図である。 画面の使用方法に係る別例を示す図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。離隔地間会議が行われる2つの地点(会場)は、専用回線又は公衆回線のような通信回線Tで接続されている。敢えて述べるまでもないが、通信回線Tの送信はデータを圧縮した多重伝送装置(CODEC)で行われる。
図1では第1実施形態として便宜的に東京と大阪との会議を表示しているが、「離隔地」とは「互いに離れた場所」という意味であり距離の大小は問わない(従って、社内のような同一建物内での会議も有り得る。)。以下の説明では、2つの場所を区別するため、便宜的に、一方の場所をA地点と称し、他方の場所をB地点と称する。なお、A地点をA会場と呼び、B地点をB会場と呼ぶことも可能である。
(1).設備・機器類の概要
図1,2に示すように、本実施形態に係る離隔地間会議システムではテーブル1が使用されており、テーブル1に、コンピュータの一例としての個人所持のノート型パソコン2と、常設式のメインモニター3とが載置されている。テーブル1は、背中合わせに配置された細長い2枚の天板4をパネル状脚5で支持した構造になっており、2枚の天板4の間には配線用空間6が空いている。配線用空間6には着脱式の蓋7が配置されている。図示は省略しているが、配線空間6の下方には配線受け樋を配置している。
天板4には、電波を通す導波シート8が載っている。導波シート8は例えば特開2007−82178号公報に開示されているものと基本的には同じであり、図示での説明は省略するが、金属箔を格子状に打ち抜いた芯材と、この芯材が埋設された樹脂製の芯層と、芯層の上面に一体に設けた上保護層と、芯層の下面に一体に設けた金属製のシールド層と、シールド層を覆う下保護層とからなっている。
従って、導波シート8は、その内部に電波が通り得ると共に上面は電波の出射・入射が行われる通信面になっており、無線通信機能を有するノート型パソコン2であれば、図1,2のように部分的に又は全体的に載せたりある程度の距離まで近づけたりすることにより、ノート型パソコン2と導波シート8との間で無線信号を送受信することができる
前後に隣り合った2枚の導波シート8は、配線空間6の箇所に配置した中継シート9で互いに電波が通る状態に接続されており、接続シート9の下面にケーブル付きのコネクタ10(インターフェース装置)が接着されている。中継シート9は導波シート8と同じ材料であり、通信面を下向きにして配置している。従って、中継シート9はその下面において電波の入射・出射が行われる。なお、中継シート9はブラケット等で支持されていると共にカバーで覆われているが、これらは省略している。
前記コネクタ10は中継機(周波数変換器,アクセスポイント)11に接続されている。中継機11はハブ12に接続されている。離隔地間会議システムは更に、中間制御装置(DVI変換器)13と、マイクロフォン14が一体化したカメラ15とを有している。本実施形態の中間制御装置13は、ノート型パソコン2の画像データをメインモニター3に画像信号として送る画像送信機(或いは画像中継機)としての機能を有しており、ハブ12とメインモニター3とにケーブルで接続されている。
より正確に述べると、中間制御装置13は、当該中間制御装置13が設置されている地点のノート型パソコン2からのデータをメインモニター3に表示する機能を有すると共に、他の地点に置かれたノート型パソコン2から送信されたデータを表示する機能も有している。この機能により、例えば、B地点のメインモニター3にA地点のノート型パソコン2のデータをそのまま表示すること(すなわち、一方のノート型パソコン2のデータを両方の地点のメインモニター3に共有情報として表示すること)が可能になっている。
ハブ12はルータ16に接続されており、ルータ16はサーバ17に接続されている。サーバ17は専用回線又は公衆回線に接続されており、これにより、異なる2つの場所(2地点)に設置したノート型パソコン2が接続されている。
ノート型パソコン2は本体2aと表示装置(ディスプレイ)2bとを有しており、本体2には操作手段の一例としてキー2cの群やコントローラ、及びスピーカ18が設けられている。ノート型パソコン2には操作手段として有線式又は無線式のマウス19を接続することも可能である。また、別構造のキーボード20(図3参照)を接続することも可能である。
なお、導波シート8は天板4のうち背面寄りの半分程度の位置に配置しているが、天板4の全面に配置してもよい。また、テーブル1は様々の形状・構造のものを使用することができる。図3に示すように、ノート型パソコン2やメインモニター3とは別構造のマイクロフォン14及びスピーカ18を使用することも可能である。この場合は、マイクロフォン14とスピーカ18とはハブ12に個別に接続される。
図面では表示していないが、スキャナを併設することも可能であり、この場合は、スキャナはハブ12に接続される。ハブ12とルータ16とのうちいずれか一方が存在しない態様や、サーバ17が存在しない態様も採用可能である。離隔地間会議システムはLANシステムに組み込むこともできるし、LANシステムとは独立したシステムとして構築することも可能である。
(2).操作・第1表示態様
次に、第1実施形態の操作方法や表示の具体的態様を説明する。本実施形態では、A地点のノート型パソコン2をホストコンピュータに設定し、B地点のノート型パソコン2をゲストコンピュータに設定している。そして、両地点の2台のノート型パソコン2は、B地点のノート型パソコン2からA地点のノート型パソコン2を遠隔操作できるようにリモート接続されている。
A地点のメインモニター3は、A地点のノート型パソコン2で操作でき、当然ながらA地点のノート型パソコン2のデータを表示できる。他方、B地点のメインモニター3はB地点のノート型パソコン2の内容を表示できると共に、中間制御装置13により、A地点のノート型パソコン2の内容も表示できる。すなわち、B地点のメインモニター3の表示内容や表示態様をA地点のノート型パソコン2の操作で設定できる。
本実施形態では、A地点のカメラ15のデータはB地点のノート型パソコン2の表示装置2bに表示され、B地点のカメラ15のデータはA地点のノート型パソコン2の表示装置2bに表示される。また、A地点のマイクロフォン14で聴取した音声データはB地点のノート型パソコン2のスピーカ18で音声化され、B地点のマイクロフォン14からの音声データはA地点のノート型パソコン2のスピーカ18で音声化される。
ノート型パソコン2のハードディスクや外部媒体に格納(記録)されているデータをメインモニター3に表示する場合、ノート型パソコン2の表示装置2bの内容をそのまま反映させるミラーモードと、ノート型パソコン2の表示装置2bとは異なる内容を表示する移動モードとがあるが、図3及び図4に示す第1表示態様では、A地点及びB地点とも移動モードを採用して、ノート型パソコン2の表示装置2bには他地点のカメラ15を表示し、メインモニター3には共通情報Kを表示している。
共通情報Kは、A地点のノート型パソコン2のハードディスクのものか、又は、A地点のノート型パソコン2に装着した外部媒体のものである。B地点のノート型パソコン2に記録されている情報を基本に使用する場合、又は、B地点の出席者が所持している媒体の資料を基本に使用する場合は、本態様では、B地点の情報はいったんA地点のノート型パソコン2に移し替えることになる。敢えて述べるまでもないが、情報は、文書、図面、写真、イラスト、表、又はこれらが混在したものなど多種多様である。
図3,4ではA地点とB地点とに1人ずつ出席している状態を示しており、ノート型パソコン2の表示装置2bには相手の姿が表示されており、両地点のメインモニター3には共通情報Kが表示されている。そして、A地点の人が自分のノート型パソコン2を操作して共通情報Kの変更や修正を行うと、両方のメインモニター3に変更や修正がそのまま表示される。また、B地点の人は自分のノート型パソコン2を通じてA地点のノート型パソコン2を遠隔操作することができ、この遠隔操作に伴う修正や変更はそのまま両メインモニター3に表示される。
このように2人の人は変更・修正・追加等を任意に行える状態で情報を共有でき、しかも、メインモニター3は定置式(常設式)であって大きな画面のものを使用できるため視認性にも優れており、その結果、顔を突き合わせながら打ち合わせをしているような臨場感・リアリティを実現して会議・打ち合わせの実を上げることができる。図3以下では共通情報Kの流れを点線で表示、音声信号の流れを一点鎖線で示、信号の流れを二点鎖線で示している。
既述のとおり、マイクロフォン14とスピーカ18とを別構造とすることも可能である。この場合は、マイクロフォン14とスピーカ18とはハブ16に接続される。映像情報は表示位置等について加工を施す必要があるが、音声情報は共通情報Kや映像情報とは別系統とすることが可能である。従って、別売りのマイクロフォン14を使用する場合は、音声情報の送信手段として通常の電話回線を使用することも可能である。
(3).第2表示態様(図5)
図5では、第1実施形態において、A地点のノート型パソコン2とB地点のメインモニター3とに共通情報Kを表示して、A地点のメインモニター3にはB地点の映像Eを表示している。B地点のノート型パソコン2の表示装置2bには第1態様と同様にA地点の映像Eを表示している。
この第2表示態様では、A地点のメインモニター3はA地点のノート型パソコン2に対して移動モードの関係になっており、B地点のメインモニター3はA地点のノート型パソコン2に対してミラーモードの関係になっている。B地点のメインモニター3はB地点のノート型パソコン2では操作できないように設定されているが、当然のことながら、モードを変換すればB地点のノート型パソコン2でB地点のメインモニター3を操作することも可能である。
B地点に複数の出席者がいる場合や、B地点の出席者がA地点の出席者の上司であって立場を強調した場合など、図5のような表示態様が効果的であると言える。敢えて述べるまでもないが、独立したマイクロフォン14とスピーカ18とを使用することは、図5の表示態様や他の実施形態(表示態様)にも適用できる。
(4).第2実施形態及びその第1表示態様(図6)
図6及び図7に示す第2実施形態では、1台のノート型パソコン2に対応して第1及び第2の2台のメインモニター3′,3″を配置している。図では表示を省略しているが、各メインモニター3ごとに中間制御装置13を備えており、各中間制御装置13はハブ12に接続されている。
4台のメインモニター3を2台のノート型パソコン2でどのような内容を表示するかという操作系統は、様々な態様を選択できる。図6に示す第1表示態様では、A地点のノート型パソコン2に共通情報Kを表示している場合において、A地点の第1メインモニター3′はA地点のノート型パソコン2に移動モードで接続されており、A地点の第2メインモニター3″はA地点のノート型パソコン2にミラーモードで接続されている。従って、A地点の第2メインモニター3″には共通情報Kが表示されており、第1メインモニター3′にB地点のカメラ15の映像Eを表示している。
また、B地点のノート型パソコン2には、A地点のノート型パソコン2と同様に共通情報Kを表示されており、そして、B地点の第1メインモニター3′にはB地点のノート型パソコン2の内容が移動モードで表示されて、B地点の第2メインモニター3″にはB地点のノート型パソコン2の内容がミラーモードで表示されるように設定している。従って、A地点では,第2メインモニター3″には共通情報Kが表示されて、第1メインモニター3′にはB地点のカメラ15の映像Eを表示している。
この第1使用態様では、B地点の人はA地点のノート型パソコン2を遠隔操作できるが、A地点の人はB地点のノート型パソコン2を操作することができず、また、B地点の第2メインモニター3″をA地点のノート型パソコン2で操作することができない。この表示態様は、両方の地点のノート型パソコン2に共通情報Kが記憶されており、かつ、共通情報Kの修正や変更はない場合に有益であると言える。
(4).第2実施形態の第2使用態様(図7)
図7に示す第2使用態様では、両地点とも第1メインモニター3′にはノート型パソコン2の内容が移動モードで表示されるようになっており、このため、ノート型パソコン2には共通情報Kを表示して第1メインモニター3′には他会場の出席者の姿を表示することができる。
また、この第2使用態様では、A地点の第2メインモニター3″とB地点の第2メインモニター3″とはA地点のノート型パソコン2がミラーモードで表示されようになっており、従って、A地点のノート型パソコン2と2つの第2メインモニター3″とには共通情報Kが表示されている。この第2使用態様では、大きな画面の第1メインモニター3′に他会場の出席者を共通情報K表示と並べた状態で表示できるため、説得力を持った話し方ができる利点がある。複数人が出席している場合の表示にも好適である。
(5).第3実施形態(図8)
図8では、A地点とB地点とC地点との3つの会場を設定した同時会議システムに適用している。この実施形態では、各地点には1台のノート型パソコン2と第1メインモニター3′及び第2メインモニター3″の2台のメインモニターをセットにして使用している。この実施形態ではA地点のノート型パソコン2をホストコンピュータに設定して、B地点とC地点とのノート型パソコン2はゲストコンピュータに設定している。従って、A地点のノート型パソコン2とB地点のノート型パソコン2からA地点のノート型パソコン2にアクセスして操作をすることができる。
各ノート型パソコン2と各メインモニター3′,3″との表示関係としては、A地点のノート型パソコン2とA〜C地点の第1メインモニター3′とは挿入モードで接続されて、A地点のノート型パソコン2と各地点の第2メインモニター3″とはミラーモードに接続されており、これにより、各第1メインモニター3′には他地点の2つの映像Eを分割表示し、各地点のノート型パソコン2と各第2メインモニター3″とには共通情報Kを表示している。
3地点(或いはそれ以上の地点)を結ぶ離隔地間会議システムにおいても、第1実施形態のように1台のノート型パソコン2と1台のメインモニター3とをセットにして使用できることはいうまでもないない。この場合、各地点でのノート型パソコン2とメインモニター3とは移動モードに設定して、ホスト地点であるA地点のノート型パソコン2と各メインモニター3とをミラーモードで表示することにより、各ノート型パソコン2の表示装置2bには他地点の出席者(或いは会場風景)を表示して、各メインモニター3に共通情報Kを表示することが可能である。
また、3地点に1台ずつのノート型パソコン2とメインモニター3とを設置した場合、第1の第2使用態様と同様に、A地点のノート型パソコン2とA地点のメインモニター3とは移動モードの表示に設定し、A地点のノート型パソコン2と他の2地点のメインモニター3とはミラーモードの表示に設定して、A地点におけるノート型パソコン2の表示装置2bと他の2地点のメインモニター3とに共通情報Kを表示し、A地点のメインモニター3と他地点のノート型パソコン2の表示装置2bとにはそれぞれカメラ15の映像Eを表示することも可能である。
(6).他の表示方式
図9では、メインモニター3の表示内容の別例を示している。このうち(A)に示す第1別例では、各メインモニター3の画面を左右2つに分割して、一方のエリアには変更前の共通情報K1を表示し、他方のエリアには修正中の共通情報K2を表示している。メインモニター3の画面を複数に分割して、分割された各画面に各人の修正案を表示するといったことも可能である。
図9(B)に示す第2別例は3地点を結んだ離隔地間会議システムに適用したものであり、各地点のメインモニター3を、左右に大分割すると共に左又は右の片方のエリアを上下に小分割することにより、大きな1つのエリアと小さい2つのエリアとを形成し、大きな1つのA地点に共通情報Kを表示して小さい2つのエリアに他地点の映像Eを表示している。
(7).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば1つの会場に複数のコンピュータとメインモニターとを配置することも可能である。コンピュータとメインモニターとの台数の関係も任意に設定できる。例えば、1つの会場には1台のメインモニターを設置して、複数のコンピュータで共用するという使用方法や、1つの会場に映像表示用メインモニターと共通情報K表示用メインモニターとを設置して、任意の数のコンピュータで2台のメインモニターを共用するといったことも可能である。
電子白板をハブに接続し、手書き情報を電子化してこれをパソコンに取り込んで共通情報化するといったことも可能である。
本願発明は離隔地間会議システムに適用して高い実用性を発揮するものであり、従って産業上利用できる。
T 通信回線
K 共通情報
E 映像
1 テーブル
2 コンピュータの一例としてのノート型パソコン
3 メインモニター
4 天板
8 導波シート
10 導波用のコネクタ
11 中継器
12 ハブ
13 中間制御装置(DVI変換器)
14 マイクロフォン
15 カメラ
16 ハブ
17 ルータ

Claims (3)

  1. 信回線で接続され複数の場所に、操作手段及び専用表示手段を有する無線方式のコンピュータと、前記コンピュータで情報を表示するメインモニターと、前記コンピュータの無線電波を送受信可能な導波シートとがそれぞれ備えられており、前記導波シートは中継機器を介して前記通信回線に接続されている構成であって、
    前記各コンピュータと導波シートとの間で無線信号を送受信することで前記各コンピュータ間のリモート接続が可能ならしめられており、前記複数の場所のコンピュータを、互いに遠隔操作できるか又は一方方向から遠隔操作できるように前記導波シートを介してリモート接続することにより、前記複数の場所において情報を共通しつつその情報の修正・変更が可能ならしめられており、かつ、共有された情報を前記各場所のメインモニターに表示可能になっている、
    離隔地間会議システム。
  2. 更に、前記複数の場所では1台のコンピュータと1台又は複数台のメインモニターとがセットで使用されており、1台のコンピュータに1台のメインモニターがセットで使用される場合には、前記コンピュータの表示装置にはカメラの映像を表示して前記メインモニターには共有情報を表示するように設定されており、1台のコンピュータに複数のメインモニターがセットで使用される場合には、カメラの映像と共有情報とが複数のメインモニターに別々に表示されるように設定されている、
    請求項1に記載した離隔地間会議システム。
  3. 通信回線で接続された複数の場所に、操作手段及び専用表示手段を有するコンピュータと、前記コンピュータで情報を表示するメインモニターとがそれぞれ配置されており、
    前記複数の場所のコンピュータを、互いに遠隔操作できるか又は一方方向から遠隔操作できるようにリモート接続することにより、前記複数の場所において情報を共通しつつその情報の修正・変更が可能ならしめられており、かつ、共有された情報を前記各場所のメインモニターに表示可能になっている構成であって、
    前記複数の場所では1台のコンピュータと1台又は複数台のメインモニターとがセットで使用されており、1台のコンピュータに1台のメインモニターがセットで使用される場合には、前記コンピュータの表示装置にはカメラの映像を表示して前記メインモニターには共有情報を表示するように設定されており、1台のコンピュータに複数のメインモニターがセットで使用される場合には、カメラの映像と共有情報とが複数のメインモニターに別々に表示されるように設定されている、
    隔地間会議システム。
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