JP5333566B2 - ダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法 - Google Patents

ダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、データ保持のためにリフレッシュ動作が必要なダイナミック型半導体メモリおよびそのリフレッシュ制御方法に関する。
近年、ロジックチップに混載可能なダイナミック型メモリ(SoCメモリ:システム・オン・チップ・メモリ)が利用できるようになってきた。SoCメモリは、個別(単体)のメモリを利用するのに比べて、データ入出力のビット幅を大きくすることができ、データ転送レートを向上することが可能である。また、ロジック−メモリ間の接続配線負荷が大幅に低減されるため、システムの消費電流低減にも効果がある。
すなわち、例えば、パーソナルコンピュータのメモリのように、単体のダイナミック型半導体メモリ(DRAM)を使用した場合には、アクセススピードが遅くなって消費電力も大きくなるのに対して、SoCの内部にDRAMを埋め込むことによりアクセススピードの向上、消費電力の低減、並びに、小型化および高性能化を図ることができる。
しかしながら、SoCメモリは、単体のダイナミック型半導体メモリと比較して、データを保持するためのキャパシタの容量を大きくするのが困難なことや、セルのリーク電流が多いため、一般に、メモリセルのデータ保持時間(tREF)は短くなっている。
ここで、ダイナミック型半導体メモリの総ビット数をT、1回のリフレッシュ(データ保持)動作でアクセスされるビット数をRとすると、T/R回のリフレッシュ動作をtREF時間以内に行う必要がある。従って、tREFが短くなると、単位時間あたりのリフレッシュ動作回数が増加させなければならないことになる。
その結果、従来のSoCメモリでは、単体のメモリに比較してT(総ビット数)を少なく、或いは、R(1回のリフレッシュ動作でアクセスされるビット数)を可能な限り大きくする等によって、tREF時間の減少はあまり問題にならなかった。また、通常のメモリアクセスとリフレッシュアクセスを時分割で行い、外部に対しリフレッシュコマンドを要求しないことで問題を解決していた。
ところで、従来、リフレッシュ動作とその際の外部アクセス要求が競合した場合、外見上メモリコア動作1回分のアクセス時間で外部アクセスを動作させるようにした半導体記憶装置として、同じアドレスの複数のビットデータを複数のメモリセルブロックに分散し、複数のメモリブロックに対してそれぞれ独立にリフレッシュ動作を制御して、第1のメモリセルブロックと第2のメモリセルブロックとを異なるタイミングでリフレッシュ動作させるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、同じバンクに対してアクセス動作とリフレッシュ動作とを同時に実行することが可能な半導体記憶装置として、複数のビット線群のそれぞれを、第1のスイッチ手段を介して複数の第1のセンス線群に接続すると共に、第2のスイッチ手段を介して複数の第2のセンス線群に接続し、第1および第2のスイッチ手段を独立に制御することによって、或る活性化された1本のワード線によって同時に選択されたメモリセルからのデータの読み出し動作と並行して、他の活性化されたワード線によって同時に選択されるメモリセルのデータをリフレッシュするようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−173676号公報 特開2000−163956号公報
図1はダイナミック型半導体メモリの一例を示すブロック図である。図1において、参照符号100はダイナミック型半導体メモリ、101は周辺回路、102はメモリコア、そして、121はメモリブロックを示している。なお、本発明は、例えば、ロジックチップに混載されるDRAM等のSoCメモリに適したものであるが、必ずしもSoCメモリに限定されるものではなく、様々なダイナミック型半導体メモリに対して適用することができる。
図1に示されるように、一般的なダイナミック型半導体メモリ100は、メモリコア制御回路および電源回路等の周辺回路101、複数のメモリブロック121で構成されたメモリコア102で構成される。
周辺回路101は、半導体メモリ100の外部から入力される制御信号に従って、メモリコア102の動作を制御して外部とのデータの入出力を制御し、或いは、メモリコア102や周辺回路101で必要とされる電源供給の制御を行う。メモリコア102は、複数のメモリブロック121から構成され、例えば、256個のメモリブロック121から構成される。
図2は図1に示すダイナミック型半導体メモリにおける1つのメモリブロックの構成例を示す図である。
図2に示されるように、1つのメモリブロック121は、センスアンプ1211、並びに、センスアンプ1211に接続される複数のビット線BLおよび複数のワード線WLの各交差個所に設けられた複数のメモリセルMCを有するメモリセルアレイ1212により構成される。センスアンプ1211は、ワード線(行選択線)WLによって選択されたメモリセルMCのデータを(ビット線BLを介して)増幅して読み出し、また、外部からのデータを書き込み、或いは、メモリセルMCのリフレッシュを行うために設けられている。
ダイナミック型半導体メモリ100は、例えば、トランジスタおよびキャパタで構成されるメモリセルMCにおけるキャパシタの電荷の有無でデータを記憶しているため、構造上、キャパシタからの電荷リークが避けられず、一定時間毎に失った電荷の再注入(再書き込み)を行う必要がある。この一定時間毎の再書き込みが、リフレッシュ動作である。
すなわち、ダイナミック型半導体メモリ100では、ワード線WLによって選択されたメモリセルMCのデータを、ビット線BLを介してセンスアンプ1211で増幅することにより、ワード線WLで選択されたメモリセルMCへの再書き込み(リフレッシュ)が行われる。
センスアンプ1211は、メモリブロック121内の複数のメモリセルMCに対して共通に配置されている。詳述すると、メモリブロック121内の或る1つのセンスアンプ1211に接続されている複数のメモリセルMCは、ワード線WLによって1つが選択される。つまり、同一ブロック121内において、一度にリフレッシュ動作を行えるメモリセルMCは1つのワード線WLに共通に接続されているメモリセルだけであり、同時に2つ以上のワード線WLを選択してリフレッシュすることはできない。
ここで、半導体メモリ100が有するメモリブロック121の総数をMとし、メモリブロック121内のワード線WLの総数をNとすると、半導体メモリ100に含まれる全てのメモリセルMCをリフレッシュするには、M×N回のリフレッシュ動作を行う必要がある。そして、リフレッシュ動作は、どのメモリセルについてもメモリセルのデータ保持時間であるtREF(メモリセルのデータ保持時間)を超えない時間内に行う必要があるため、tREFの間にM×N回以上の頻度でリフレッシュ動作を続けなければならない。
従って、リフレッシュ動作を外部コマンドとして入力して実行させるには、メモリセルのデータ保持時間tREFの間に、M×N回以上の頻度でリフレッシュコマンドを要求することになる。一方、半導体メモリ100の内部で自動的にリフレッシュ処理を行う場合には、外部アクセスブロックとリフレッシュブロックとの衝突を想定し、時分割動作を行う必要がある。
図3は図1に示すダイナミック型半導体メモリにおけるリフレッシュ動作の一例を説明するための図であり、時分割動作を説明するためのものである。
半導体メモリ100の内部で自動的に行うリフレッシュ(内部リフレッシュ)は、予め設けられたカウンタによって自動生成したリフレッシュアドレスに対して定期的にリフレッシュ動作を行うものであるため、ランダムに与えられる外部アクセスに対してアクセスブロックが衝突することを避けることは困難である。
すなわち、図3に示されるように、外部コマンドによりアクセス(指定)されたメモリブロック(121)が、半導体メモリ内部で自動的に行う内部リフレッシュのアドレス指定されたメモリブロックと衝突した場合、例えば、そのメモリブロックの内部リフレッシュを遅らせて実行する。従って、外部コマンドによりアクセスされたメモリブロックと内部リフレッシュによるメモリブロックの衝突を予め想定し、図3に示すようなタイミングで時分割動作を行うことになる。
ところで、近年、SoCメモリの容量の増大、並びに、サイクル時間の縮小に対する要求は益々高くなって来ている。これに対して、例えば、1回のリフレッシュ(データ保持)動作でアクセスされるビット数(前述したR)を大きくすると、アクセス時の消費電流が大きくなり、それに対応する電源設計が困難になる。
また、1回のアクセスにより通常アクセスとリフレッシュアクセスを連続して行う方法では、サイクル時間(アクセス周期)が増大する。このアクセス周期の増大を低減するには、ワード線WLの長さやビット線BLの長さを短くすることが考えられるが、その場合には、全体としてのメモリコア102のサイズ(面積)が大きくなり、すなわち、製造コストが増大することになってしまう。
本発明は、上述した従来技術が有する課題に鑑み、リフレッシュコマンドの要求頻度を下げると共に、時分割動作を必要としないダイナミック型半導体メモリおよびそのリフレッシュ制御方法の提供を目的とする。
本発明の実施形態によれば、リフレッシュ動作時に、同時に活性化するセンスアンプ郡を共有するメモリセルアレイを有するメモリブロックを複数設けて構成されるダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法であって、前記複数のメモリブロックにおいて、異なる第1および第2のリフレッシュブロック候補を予め用意し、前記第1または第2のいずれかのメモリブロックに対して前記リフレッシュ動作を行い、前記リフレッシュ動作を、定期的な制御信号を元に生成したリフレッシュ信号に従って行い、前記リフレッシュ信号を、前記定期的な制御信号を第1の分周率で分周した第1のクロック信号に同期して生成し、前記定期的な制御信号を第1の分周率とは異なる第2の分周率で分周した第2のクロック信号により、リフレッシュ動作を開始し、その後、前記第1のクロック信号に従って、全てのメモリセルに対してリフレッシュ動作を逐次行い、全てのメモリセルに対するリフレッシュ動作が終了したら、次の前記第2のクロック信号が与えられるまでリフレッシュ動作を行わないことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法が提供される。
本発明によれば、外部アクセスブロックとリフレッシュブロックが可能な限り衝突しないように、リフレッシュブロックを制御し、外部アクセスとリフレッシュを同時に行うことによって、リフレッシュ動作を時分割で行う場合のようなサイクル時間の増大を防止することができる。また、どうしても衝突なしではリフレッシュ動作が行えない一部のメモリブロックに対しては、そのメモリブロックだけにリフレッシュコマンドを与えてリフレッシュ動作を行い、全てのメモリブロックのリフレッシュに対してリフレッシュコマンドを与える必要があった従来に比べて、コマンド入力の頻度を大幅に低減することができる。
本発明によれば、リフレッシュコマンドの要求頻度を下げると共に、時分割動作を必要としないダイナミック型半導体メモリおよびそのリフレッシュ制御方法を提供することができる。
ダイナミック型半導体メモリの一例を示すブロック図である。 図1に示すダイナミック型半導体メモリにおける1つのメモリブロックの構成例を示す図である。 図1に示すダイナミック型半導体メモリにおけるリフレッシュ動作の一例を説明するための図である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリの第1実施例における要部を示すブロック図である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリの一実施例におけるリフレッシュカウンタを示すブロック図である。 図5に示す本発明に係るリフレッシュカウンタにおけるカウンタ部の一例を示すブロック図である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法の一例を説明するためのフローチャート図である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法の一例を説明するためのタイミング図(その1)である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法の一例を説明するためのタイミング図(その2)である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリの一実施例におけるリフレッシュアドレスの生成を説明するための図である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリの一実施例において、特定のメモリブロックにアクセスが集中する場合を説明するためのタイミング図である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリの第2実施例における要部を示すブロック図である。 本発明に係るダイナミック型半導体メモリの第3実施例における要部を示すブロック図である。
以下、本発明に係るダイナミック型半導体メモリおよびそのリフレッシュ制御方法の実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図4は本発明に係るダイナミック型半導体メモリの第1実施例における要部を示すブロック図である。図4(a)および図4(b)において、参照符号11は第1の分周器、12は第2の分周器、21は第1のリフレッシュカウンタ、そして、22は第2のリフレッシュカウンタを示している。
図4(a)に示されるように、半導体集積メモリ(100)には、システムクロック信号CLK(例えば、100MHz)が供給されているが、このシステムクロック信号CLKを第1の分周器11で分周(例えば、2分周)して第1のクロック信号CLK1(例えば、50MHz)を生成し、且つ、第1の分周器11の出力信号(CLK1)をさらに第2の分周器12で分周(例えば、104分周)して第2のクロック信号CLK2(例えば、5KHz)を生成する。
ここで、第2のクロック信号CLK2は、システムクロック信号CLKを直接分周して生成することもできる。また、システムクロック信号CLKが100MHz、第1のクロック信号CLK1が50MHz、そして、第2のクロック信号CLK2が5KHzとするのは単なる例であり、様々に変化し得る。また、分周器ではなく、PLL(Phase Locked Loop)回路等を利用して任意の周波数のクロック信号を生成することもでき、さらに、例えば、第2のクロック信号CLK2を単独に外部から与えることも可能である。ただし、システムクロック信号CLKの周期P0、第1のクロック信号CLK1の周期P1および第2のクロック信号CLK2の周期P2の間には、少なくとも、P0≦P1≦P2の関係が成立している。
図4(b)において、参照符号R1およびR2は、それぞれ内部リフレッシュ候補アドレス(第1および第2のリフレッシュブロック候補)を示し、これらの内部リフレッシュ候補アドレスR1およびR2は、それぞれ第1のリフレッシュカウンタ21および第2のリフレッシュカウンタ22から出力される。第1のリフレッシュカウンタ21および第2のリフレッシュカウンタ22には、それぞれカウント信号CNT1およびCNT2、並びに、共通に利用されるリセット信号RSTが入力される。
内部リフレッシュ候補アドレスR1およびR2は、それぞれワード線WLのアドアレス(ワード線アドレス)およびブロック121のアドレス(ブロックアドレス)により構成される。ここで、ブロックアドレスとは、ダイナミック型半導体集積メモリ中の複数メモリブロックの1つを選択するアドレス信号を示し、例えば、メモリブロック0〜255の256個のメモリブロック内の任意の1つのメモリブロックを選択するアドレス信号を示し、また、ワード線アドレスとは、例えば、1つのメモリブロック中の複数のワード線1つを選択するアドレス信号、例えば、1つのメモリブロック121に含まれるワード線0〜15の16本のワード線中の任意の1本のワード線を選択するアドレス信号を示している。
なお、内部リフレッシュ候補アドレスR1としては、例えば、メモリブロック0またはワード線0を指定するLSB(Least Significant Bit:最下位ビット)を初期値とし、また、内部リフレッシュ候補アドレスR2としては、例えば、メモリブロック255またはワード線15を指定するMSB(Most Significant Bit:最上位ビット)を初期値として設定するようになっている。
図5は本発明に係るダイナミック型半導体メモリの一実施例におけるリフレッシュカウンタを示すブロック図であり、図6は図5に示す本発明に係るリフレッシュカウンタにおけるカウンタ部の一例を示すブロック図である。
図5に示されるように、第1のリフレッシュカウンタ21は、第1のカウント信号CNT1およびリセット信号RSTが入力されたカウンタ210を備え、また、第2のリフレッシュカウンタ22は、第2のカウント信号CNT2およびリセット信号RSTが入力されたカウンタ220、並びに、カウンタ220の出力を受け取って補数変換する補数変換回路221を備える。
図6に示されるように、カウンタ210(220)は、ワード線WLのアドレスをカウントするためのカウント信号CNT1(CNT2)およびリセット信号RSTが入力されたワード線アドレスカウンタ32、並びに、ワード線アドレスカウンタ32からのキャリー信号およびリセット信号RSTが入力されたブロックアドレスカウンタ31を備える。
ワード線アドレスカウンタ32は、リセット信号RSTが与えられるとワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR[WL]を、例えば、LSB(最下位ビットのアドレス:全て『0』)にリセットされ、カウント信号CNT1が与えられると、ワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR[WL]を順次カウントアップする。
ワード線アドレスカウンタ32は、ワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR[WL]だけでなく、キャリー信号(桁上げ信号)Cも出力する。このキャリー信号Cは、ワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR[WL]が順次カウントアップされて、MSB(最上位のアドレス:全て『1』)からLSBに復帰するときに出力され、このキャリー信号Cはブロックアドレスカウンタ31に供給される。
ブロックアドレスカウンタ31は、ワード線アドレスカウンタ32からのキャリー信号Cをカウントし、ブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスR[Block]を出力する。
ここで、リセット信号RSTは、ブロックアドレスカウンタ31およびワード線アドレスカウンタ32の両方に入力されるが、カウント信号CNT1(CNT2)は、ワード線アドレスカウンタ32のカウント端子に対してのみ入力される。
図5に示されるように、第1のリフレッシュカウンタ21は、図6に示すカウンタ210をそのまま適用し、リセット信号RSTおよび第1のカウント信号CNT1をカウンタ210に入力して、ワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR[WL]およびブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスR[Block]を内部リフレッシュ候補アドレスR1として出力する。
また、第2のリフレッシュカウンタ22は、図6に示すカウンタ210および補数変換回路221で構成され、リセット信号RSTおよび第2のカウント信号CNT2をカウンタ210に入力し、そのカウンタ210の出力信号を補数変換して、ワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR[WL]およびブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスR[Block]を内部リフレッシュ候補アドレスR2として出力する。ここで、補数変換回路221は、例えば、4ビットの信号の場合、カウンタ210の出力信号が『0000』の場合は『1111』を出力し、『1000』の場合は『0111』を出力し、そして、『0100』の場合は『1011』を出力する。
図7は本発明に係るダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法の一例を説明するためのフローチャート図であり、図8および図9は本発明に係るダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法の一例を説明するためのタイミング図である。なお、図7〜図9に示す例は、説明を簡略化するために、4つのメモリブロック121(メモリブロック0〜3:2ビット『00』〜『11』)でメモリコア102を構成し、また、4本のワード線WL(ワード線0〜3:2ビット『00』〜『11』)で1つのメモリブロック121を構成した場合を示している。また、図8および図9は、第2のクロック信号CLK2の1周期における各信号波形のタイミングを示すものであり、図8中の(α)が図9中の(α)に繋がり、また、図9中の(β)が図8中の(β)に繋がる。
ここで、図8に示されるように、第1の内部リフレッシュ候補アドレスR1の初期状態は、第1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスR1[Block]が「0」(最下位ビット『00』)で、且つ、第1のワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR1[WL]が「0」(最下位ビット『00』)となっており、また、第2の内部リフレッシュ候補アドレスR2の初期状態は、第2のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスR2[Block]が「3」(最上位ビット『11』)で、且つ、第2のワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR2[WL]が「3」(最上位ビット『11』)となっている。
まず、図7および図8に示されるように、本発明に係るダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御処理が開始すると、まず、ステップST1において、最も周期の長い第2のクロック信号CLK2(例えば、周波数が5KHzのクロック)の立ち上がりエッジを待ち、その第2のクロック信号CLK2の立ち上がりエッジが来たら第1のクロック信号(例えば、周波数が50MHzのクロック)CLK1に同期してリフレッシュ動作を開始する。なお、リフレッシュ動作は、例えば、定期的な第1のクロック信号CLK1を元に生成したリフレッシュ信号に従って行われる。
このリフレッシュ動作は、ステップST2に示されるように、第1のクロック信号CLK1毎に、外部からアクセスされたブロックのアドレス(外部アクセスアドレスで指定されたメモリブロック)および第1のリフレッシュを行うメモリブロックのアドレス(第1の内部リフレッシュ候補アドレスで指定されたメモリブロック)R1を比較する。ステップST2において、外部アクセスアドレスがR1に一致しないと判定されると、ステップST3に進む。
具体的に、図8に示されるように、外部アクセスアドレスで指定されたメモリブロックが「ブロック3→2→1→0→0→1→…」と変化するとき、R1[Block]は「ブロック0→0→0→0→0→0→…」となるため、外部アクセスアドレスで指定されたメモリブロックが「ブロック3→2→1」となる範囲(図8中のAA1)では、R1[Block]の「ブロック0→0→0」とは一致しないので、ステップST3に進む。
ステップST3では、R1で指定されたメモリブロック(「ブロック0」)をリフレッシュし、さらに、ステップST4に進んで、R1をカウントアップしてステップST5に進む。
すなわち、図8の例では、最初の外部アクセスブロックは「3」で、これはR1[Block](=「0」)とは異なるため(ステップST2のNo)、外部アクセスアドレスに対するアクセスと同時にR1に対してリフレッシュ動作が行われ(ステップST3)、その後、R1[WL]がカウントアップ(「0」→「1」:ステップST4)される。また、次のクロックタイミングでは第1のクロック信号CLK1が与えられないため、外部アクセスアドレスに対するアクセス動作のみが行われ、R1およびR2のアドレスはそのまま維持される。
さらに、図8に示されるように、次のクロックタイミングでは第1のクロック信号CLK1が与えられているため、外部アクセスブロック(=「1」)とR1[Block](=「0」)が比較され(ステップST2)、異なるため(ステップST2のNo)、前回のリフレッシュ動作と同様に外部アクセスアドレスに対するアクセスと同時に、R1に対してリフレッシュ動作が行われ(ステップST3)、その後、R1[WL]がカウントアップ(「1」→「2」:ステップST4)される。
そして、次のクロックタイミングでは第1のクロック信号CLK1が与えられないため、外部アクセスアドレスに対するアクセス動作のみが行われ、R1およびR2のアドレスはそのまま維持される。さらに、次のクロックタイミングでは第1のクロック信号CLK1が与えられているため、外部アクセスブロック(=「0」)とR1(=「0」)が比較され(ステップST2)、一致するため(ステップST2のYes)、外部アクセスアドレスに対するアクセスと同時にR2に対してリフレッシュ動作が行われ(ステップST10)、その後、R2[WL](ワード線の内部リフレッシュ候補アドレス)がカウントアップ(カウントダウン:「3」→「2」:ステップST11)される。
以降このような動作を繰り返して、R1がR2に一致するまで繰り返す(ステップST5およびST12)。
ステップST5では、R1がR2に一致するかどうかを判定し、R1がR2に一致しない(No)と判定されると、ステップST2に戻る。
ここで、第1の内部リフレッシュ候補アドレスR1は、例えば、第1のワード線の内部リフレッシュ候補アドレスR1[WL]が最下位ビット『00』からステップST4で順次カウントアップされて最上位ビット『11』になり、さらにカウントアップされて最下位ビット『00』に復帰するとき、キャリー信号(図6中の符号C参照)が出力されて、第1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスR1[Block]が最下位ビット『00』から『01』にカウントアップ(メモリブロック「0」→「1」)される。
このカウントアップされたR1[Block](第1の内部リフレッシュ候補アドレスR1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレス)が、例えば、初期状態で最上位ビット『11』に設定されたR2[Block](第2の内部リフレッシュ候補アドレスR2のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレス)に一致した場合には、ステップST5において、R1がR2に一致する(Yes)と判定されて、ステップST6に進む。
ここで、図9に示されるように、R1をカウントアップしたことによりR2のブロックと一致すると(ステップST5のYes)、以降はR2のアドレスのみをリフレッシュ候補とする(ステップST6〜ST9)。
従って、例えば、外部アクセスアドレスで指定されたメモリブロックが「ブロック2」となる範囲(図9中のAA3)では、R2[Block](=「2」)が一致するため(ステップST6のYes)、アクセスブロックを優先しリフレッシュ動作は行わない(図9中のBB1)。このように、全てのメモリブロックの全てのワード線(全WL)に対してリフレッシュが完了したら(ステップST9のYes)、R1およびR2をリセット(図9中のRST)して、次の第2のクロック信号CLK2が与えられるまでリフレッシュを休止する。
すなわち、ステップST6では、第1のクロック信号CLK1毎に、外部アクセスアドレスおよびR2を比較する。ステップST6において、外部アクセスアドレスがR2に一致する(Yes)と判定されると、リフレッシュ動作を行わずに次のリフレッシュタイミングを待ち、そして、外部アクセスアドレスがR2に一致しない(不一致:No)と判定されると、ステップST7に進む。
ステップST7では、R2で指定されたメモリブロック(「ブロック3」)をリフレッシュし、さらに、ステップST8に進んで、R2をカウントアップ(例えば、R2の初期状態が最上位ビットの場合には、カウントダウン)してステップST9に進む。
ステップST9では、現メモリブロックの全てのワード線WLをリフレッシュしたかどうかを判定し、現メモリブロックの全てのワード線WLのリフレッシュを完了していない(No)と判定されると、ステップST6〜ST9の処理を繰り返し、また、現メモリブロックの全てのワード線WLのリフレッシュを完了した(Yes)と判定されると、ステップST17に進む。
一方、ステップST2において、第1のクロック信号CLK1毎に行う判定で、外部アクセスアドレスがR1に一致すると判定されると、ステップST10に進み、R2で指定されたメモリブロックをリフレッシュし、さらに、ステップST11に進んで、R2をカウントアップ(カウントダウン)してステップST12に進む。
すなわち、図8を参照して説明したように、外部アクセスアドレスで指定されたメモリブロックが「ブロック3→2→1→0→0→1→…」と変化するとき、R1[Block]は「ブロック0→0→0→0→0→0→…」となるため、外部アクセスアドレスで指定されたメモリブロックが「ブロック3→2→1」となる範囲(図8中のAA1)では、R1[Block]の「ブロック0→0→0」とは一致しない。
しかしながら、外部アクセスアドレスで指定されたメモリブロックが「ブロック→0→0」となる範囲(図8中のAA2)では、R1[Block]の「ブロック→0→0」と一致するため、このブロック0のリフレッシュを行わずに、R2で指定されたメモリブロックをリフレッシュする。すなわち、図8に示されるように、R2[Block]は「ブロック3→3→3→3→3→3→…」となっているため、外部アクセスアドレスで指定されたメモリブロック0とは異なるメモリブロック3をリフレッシュすることになる。
ここで、前述したように、R1(第1の内部リフレッシュ候補アドレス)の初期状態は、R1[Block](第1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレス)が「0」(最下位ビット『00』)で、且つ、R1[WL](第1のワード線の内部リフレッシュ候補アドレス)が「0」(最下位ビット『00』)となっており、また、R2(第2の内部リフレッシュ候補アドレス)の初期状態は、R2[Block](第2のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレス)が「3」(最上位ビット『11』)で、且つ、R2[WL](第2のワード線の内部リフレッシュ候補アドレス)が「3」(最上位ビット『11』)となっているため、外部アクセスアドレスがR1に一致する場合には、必ず外部アクセスアドレスはR2に一致しないことになり、そのR2で指定されたメモリブロックをリフレッシュすることになる。
なお、上述したステップST10〜ST12の処理および後述するステップST13〜ST16の処理は、前述したステップST3〜ST5の処理およびステップST6〜ST9においてR1とR2とを入れ換えたものに相当する。
ステップST12では、R1がR2に一致するかどうかを判定し、一致しないと判定されると、ステップST2に戻って同様の処理を繰り返し、一致すると判定されると、ステップST13に進む。
ここで、R2は、例えば、R2[WL]が最上位ビット『11』からステップST11で順次カウントアップ(カウントダウン)し、また、R2[WL]が最下位ビット『00』からカウントダウンして最上位ビット『11』に復帰するとき、キャリー信号が出力されて、R2[Block]が最上位ビット『11』(メモリブロック「3」)からカウントダウンされる。
このカウントダウンされたR2[Block]が、例えば、初期状態で最下位ビット『00』に設定されたR1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスR1[Block]に一致した場合には、ステップST12において、R1がR2に一致すると判定されて、ステップST13に進む。
ステップST13では、第1のクロック信号CLK1毎に、外部アクセスアドレスおよびR1を比較する。ステップST13において、外部アクセスアドレスがR1に一致すると判定されると、ステップST13の処理を繰り返し、外部アクセスアドレスがR1に一致しないと判定されると、ステップST14に進む。
ステップST14では、R1で指定されたメモリブロックをリフレッシュし、さらに、ステップST15に進んで、R1をカウントアップしてステップST16に進む。
ステップST16では、現メモリブロックの全てのワード線WLをリフレッシュしたかどうかを判定し、現メモリブロックの全てのワード線WLのリフレッシュを完了するまで、ステップST13〜ST16の処理を繰り返し、また、現メモリブロックの全てのワード線WLのリフレッシュを完了したと判定されると、ステップST17に進む。
ステップST17では、第1のリフレッシュカウンタ21および第2のリフレッシュカウンタ22をリセットして、次の第2のクロック信号CLK2が与えるまで待機する。すなわち、R1(R1[Block]およびR1[WL])、並びに、R2(R2[Block]およびR2[WL])を、初期状態にリセットする。
以上の説明から分かるように、リフレッシュ動作自体は第1のクロック信号CLK1に同期しているが、一連の動作が終了すれば、次の第2のクロック信号CLK2が与えられるまでリフレッシュ動作は休止される。すなわち、一連のリフレッシュ動作は、第2のクロック信号CLK2の周期で繰り返されることになる。
前述したように、図7〜図9に示す例では、説明を簡略化するために、メモリブロックの数が4で、各メモリブロック内のワード線WLの数が4の場合を説明したが、例えば、メモリブロック数は256で、各メモリブロック内のワード線数は16といった必要とするダイナミック型半導体メモリの仕様に応じて様々な構成とすることができるのはいうまでもない。
図10は本発明に係るダイナミック型半導体メモリの一実施例におけるリフレッシュアドレスの生成を説明するための図であり、第1および第2のカウント信号CNT1およびCNT2の生成、並びに、第1および第2の内部リフレッシュ候補アドレスR1およびR2の選択を実現するための構成例を示すものである。
比較器41は、入力された外部アクセスブロックアドレスとR1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスR1[Block]を第1のクロック信号CLK1に同期して比較し、比較結果として、一致信号HITおよび不一致信号MISSを出力する。
一致信号HITおよび不一致信号MISSは、それぞれ第1のカウント信号CNT1および第2のカウント信号CNT2として、R1およびR2のカウント信号として使用する。なお、比較器41には、第2のクロック信号CLK2およびリセット信号RSTが入力されているが、リセット信号RSTは、図4(b)および図5を参照して説明した第1のリフレッシュカウンタ21および第2のリフレッシュカウンタ22に入力されるリセット信号と同一の信号であり、第2のクロック信号CLK2が与えられてから第1のクロック信号CLK1に同期して比較動作を行い、リセット信号RSTが与えられたら、次の第2のクロック信号CLK2が与えられるまで待機状態(比較動作を行わないこと)になる。
なお、このような制御を行わないで常に第1のクロック信号CLK1に同期して比較動作を行ってもよいが、リフレッシュ動作に関係しない比較動作も行うことになる。
セレクタ42は、一致信号HIT、および/または、不一致信号MISSの状態により、R1またはR2のどちらを出力するか選択する。具体的に、図7〜図9を参照して説明した例では、比較器41で一致(HIT)の判定がなされるとR2を選択し、また、比較器41で不一致(MISS)の判定がなされるとR1を選択し、リフレッシュアドレスとして出力する。
ところで、以上の動作において、例えば、常に同一のメモリブロックに外部アクセスが集中した場合が問題になるが、図7〜図9を参照して説明した例では、常にメモリブロック0に外部アクセスが入りつづけた場合を考える。初めのうちは、R2を利用して外部アクセスとリフレッシュを並行して行うが、R2がカウントを続けてメモリブロック1のリフレッシュを完了すると、第1および第2の内部リフレッシュ候補アドレスR1およびR2が共にメモリブロック0を示すようになり、これ以降リフレッシュ動作が一切できなくなる(外部アクセスがメモリブロック0に入り続けるため)。
これに対する解決策としては、大きく2種類ある。その1つは、半導体メモリ側からビジー信号(Busy)を出力し、ビジー信号が出力されている間は外部アクセスを受け付けないようにすることでリフレッシュ動作を優先的に行うようにするものである。また、他の一つは、定期的なリフレッシュコマンド入力を半導体メモリの仕様として規定しておき、リフレッシュコマンド入力時にリフレッシュ動作を優先的に行うようにする。これにより、たとえ外部アクセスが継続して同一のメモリブロックに対して集中するような場合でも、全てのメモリセルに対するリフレッシュ処理を行うことが可能になる。
図11は本発明に係るダイナミック型半導体メモリの一実施例において、特定のメモリブロックにアクセスが集中する場合を説明するためのタイミング図である。図11を参照して、上述した外部アクセスが継続して同一のメモリブロックに対して集中する場合を、さらに詳しく説明する。
図11において、CLK=CLK1(分周数=1)、メモリブロック数=M、各メモリブロック中のワード線WLの数=N、LSB(最下位ビット)=0、MSB(最上位ビット)=M×N−1と仮定する。
図11において、外部アクセスがアドレス0(=LSB)に集中するとLSB『00』はブロック「0」に相当するため、リフレッシュ動作が始まるとアドレス比較判定時は必ずR1(第1の内部リフレッシュ候補アドレス)にHIT(一致)するため、R2(第2の内部リフレッシュ候補アドレス)のアドレスを利用しながらリフレッシュ動作が進む。
すなわち、R2によりMSBから順にMSB−1,MSB−2…とリフレッシュして行き、Nまでは外部アクセスとリフレッシュが同時進行で進む。しかしながら、R2=Nのリフレッシュが終了すると、R2のブロックアドレスがブロック「0」を示すため、これ以降外部アクセスアドレスとの比較がHITするため、リフレッシュ動作が保留され続けることになる。ここで、図11においては、タイミングTT0までに、ブロック「0」以外のメモリブロックのリフレッシュ処理は完了している。
そこで、最終的に残ったリフレッシュ未ブロック(ブロック「0」)を確実にリフレッシュするために、期間AにリフレッシュコマンドRefを外部から与えることで対応する場合を示している。
図11に示す例では、1つのメモリブロック中のワード線WLの数はNであるため、次のCLK2のタイミングが来るまでの期間Aの間にN回のリフレッシュコマンドRefが与えられれば全てのメモリセルに対してリフレッシュ動作を行うことができる。
ここで、期間Aの時間は、CLKの周期をtCYとし、且つ、CLK2の周期をtCY2とすると、tCY2−tCY×(M−N)×N(=tRとする)となる。従って、例えば、平均tR/N(=tCY2/N−tCY×(M−N)の間隔でリフレッシュコマンドRefを与えればよいことが分かる。
次に、期間Aの後は、外部アクセスがMSB(=M×N−1)に集中する場合を考える。外部アクセスがMSBに集中すると、MSBはブロック「M−1」に相当するため、リフレッシュ動作が始まると、アドレス比較判定時は必ずR1とは異なる(MISSする)ため、R1のアドレスを利用しながらリフレッシュ動作が進む。
すなわち、R1によりLSBから順に0,1,2,…とリフレッシュし、(M−1)×N−1までは、外部アクセスとリフレッシュが同時進行で進む。しかしながら、R1=(M−1)×N−1のリフレッシュが終了すると、R1のブロックアドレスがブロック「M−1」を示し、これ以降外部アクセスアドレスとの比較がHITすることになってリフレッシュ動作が保留され続ける。
上述したのと同様に、最終的に残ったリフレッシュ未ブロックを確実にリフレッシュするために、この期間BにリフレッシュコマンドRefを外部から与える。すなわち、次のCLK2タイミングが来るまでの期間Bの間にN回のリフレッシュコマンドRefが与えられれば全てのメモリセルに対してリフレッシュ動作を行うことができる。
ここで、MSBが属するブロックのリフレッシュ間隔に注目すると、このブロックではリフレッシュ間隔が2×tCY2となっていることが分かる。この2×tCY2の時間がメモリセルのデータ保持時間tREFよりも小さくてはならないので、tCY2≦tREF/2を満たす必要がある。
従って、tREF/2−tCY×(M−1)×Nの時間内にN回のリフレッシュコマンドRefを投入すればメモリセルのデータを保持し続けられることが分かる。すなわち、任意のXについてX回目のリフレッシュコマンドとX+N回目のリフレッシュの時間間隔は、tREF/2−tCY×(M−1)×N時間以内であることが必要である。
上述した第1実施例において、第2のクロック信号CLK2は、システムクロック信号CLKから分周して生成した信号として説明したが、CLKは適用されるシステムによって周波数が異なり、また、CLK2の周期はメモリセルのデータ保持時間を考慮して設定する必要があるため、CLKの周期によってCLK2の周期が変動するのは不都合な場合がある。
このような場合、図12および図13に示される第2および第3実施例のように、CLK2はCLKとは違うクロックを利用して生成することができる。
図12は本発明に係るダイナミック型半導体メモリの第2実施例における要部を示すブロック図であり、図13は本発明に係るダイナミック型半導体メモリの第3実施例における要部を示すブロック図である。
図12に示されるように、本第2実施例のダイナミック型半導体メモリは、第1のクロック信号CLK1を、システムクロック信号CLKを分周器511で分周することにより生成し、また、第2のクロック信号CLK2を、時計クロックTCLKを分周器512で分周することにより生成する。なお、時計クロックTCLKは、本発明のダイナミック型半導体メモリが適用される装置、例えば、携帯電話機等の情報端末で一般的に仕様されるものであり、その時計クロックTCLKを転用して第2のクロック信号CLK2を生成するようになっている。
図13に示されるように、本第3実施例のダイナミック型半導体メモリは、第1のクロック信号CLK1を、システムクロック信号CLKを分周器511で分周することにより生成し、また、第2のクロック信号CLK2を、発振器513により直接生成する。なお、発振器513としては、例えば、奇数段のインバータによるリングオシレータとして構成することができる。
ところで、図11では、最終的に残った未リフレッシュブロックを確実にリフレッシュするため、半導体メモリを利用するシステムに対してリフレッシュコマンドRefを挿入する例を説明したが、例えば、半導体メモリ側から、tR/N(=tCY2/N−tCY×(M−N)の間隔に、以下の周期でビジー(Busy)信号を出力し、このBusy信号が出力されている場合には、外部アクセスを受け付けずに内部リフレッシュ動作を優先して行うように構成することもできる。
また、R1とR2が同一ブロックを示してから、全てのメモリセルがリフレッシュ完了するまでBusy信号を出力して制御するように構成してもよい。この場合、Busy信号はN回連続で出力される。
さらに、未リフレッシュメモリセルが残っている状態で次のCLK2が与えられたことを受けて、全てのメモリセルがリフレッシュを完了するまでBusy信号を出し続けるように構成することもできる。この場合、未リフレッシュアドレスは最大N個であるため、Busy信号は最大N回連続して出力されるが、外部アクセスアドレスに偏りがなくてランダムな場合、次のCLK2が与えられるまで未リフレッシュアドレスが残る確率は非常に低いため、Busyを殆ど出力することなくアクセス効率を向上させることが期待できる。ただし、本方式では、次のCLK2が与えられてから未リフレッシュブロックをリフレッシュするため、CLK2の周期をtCY2≦tREF/2−tCY1×Nと設定する必要がある。
ここで、外部アクセスアドレスに偏りがなくてランダムな場合において、次のCLK2が与えられるまで未リフレッシュアドレスが残る確率を求める。具体的に、例えばM=128、N=32、tREF=200μsec、tCY=tCY1=10nsとすると、
A期間は、tREF/2−tCY×(M−1)×Nより、160μsecとなり、この期間Aのアクセス回数は16000回となる。期間Aに未リフレッシュアドレスをリフレッシュしきれない場合は、未リフレッシュブロック(=1ブロック)以外へのアクセスが0〜N−1回の場合である。具体的に、例えば、
0回である確率は、COMBIN{16000, 0}×(1/128)^16000×(127/128)^0
1回である確率は、COMBIN{16000, 1}×(1/128)^15999×(127/128)^1
2回である確率は、COMBIN{16000, 2}×(1/128)^15998×(127/128)^2
3回である確率は、COMBIN{16000, 3}×(1/128)^15997×(127/128)^3



31回である確率は、COMBIN{16000, 31}×(1/128)^15969×(127/128)^31
以上の、合計が未リフレッシュアドレスをリフレッシュしきれない確率となるが、計算するとほぼ0となる。すなわち、外部アクセスアドレスに偏りがなくランダムな場合には、期間A(期間B)の間に未リフレッシュアドレスに対してリフレッシュ動作が行われない確率はほぼ0になる。従って、未リフレッシュメモリセルが残っている状態で次のCLK2が与えられたことを受けて、全てのメモリセルがリフレッシュ完了するまでBusy信号を出しつづける方式を取った場合、上記の計算により、Busy信号が実際に出力される確率はほぼ0であることが分かる。
本発明は、例えば、ロジックチップに混載されるDRAM等のSoCメモリに適したものであるが、必ずしもSoCメモリに限定されるものではなく、様々なダイナミック型半導体メモリに対して適用することができる。
(付記1)
センスアンプ、および、該センスアンプに接続された複数のビット線と複数のワード線との交差個所にそれぞれメモリセルが設けられたメモリコアを有するメモリブロックを複数有し、前記ワード線を選択して当該ワード線に接続されたメモリセルを前記センスアンプにより同時に活性化して前記メモリブロックを順次リフレッシュするダイナミック型半導体メモリであって、
第1の内部リフレッシュ候補アドレスを出力する第1のリフレッシュカウンタと、
第1の内部リフレッシュ候補アドレスとは異なる第2の内部リフレッシュ候補アドレスを出力する第2のリフレッシュカウンタと、を備え、リフレッシュ動作時において、外部からアクセスされたアドレスが前記第1の内部リフレッシュ候補アドレスに一致したときは、前記第2の内部リフレッシュ候補アドレスからリフレッシュ動作を開始することを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記2)
付記1に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、
前記第1のリフレッシュカウンタは、第1のカウント信号をカウントして前記第1の内部リフレッシュ候補アドレスを出力する第1のカウンタを備え、
前記第2のリフレッシュカウンタは、第2のカウント信号をカウントする第2のカウンタと、該第2のカウンタの出力を補数変換して前記第2の内部リフレッシュ候補アドレスを出力する補数変換回路と、を備えることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記3)
付記1または2に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、
前記第1のリフレッシュカウンタは、第1のカウント信号をカウントして第1のワード線の内部リフレッシュ候補アドレスを出力する第1のワード線アドレスカウンタ、および、該第1のワード線アドレスカウンタからのキャリー信号をカウントして第1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスを出力する第1のブロックアドレスカウンタを備え、
前記第2のリフレッシュカウンタは、第2のカウント信号をカウントして第2のワード線の内部リフレッシュ候補アドレスを出力する第2のワード線アドレスカウンタ、および、該第2のワード線アドレスカウンタからのキャリー信号をカウントして第2のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスを出力する第2のブロックアドレスカウンタを備えることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記4)
付記3に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、
前記第1のワード線アドレスカウンタおよび前記第1のブロックアドレスカウンタは、初期状態において、ワード線アドレスおよびブロックアドレスの最下位ビットが設定されて前記第1のカウント信号に従ってカウントアップされ、且つ、
前記第2のワード線アドレスカウンタおよび前記第2のブロックアドレスカウンタは、初期状態において、ワード線アドレスおよびブロックアドレスの最上位ビットが設定されて前記第2のカウント信号に従ってカウントダウンされることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記5)
付記3に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、
リフレッシュ動作時に外部からアクセスされたブロックのアドレスが前記第1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスに一致しないときは、前記第1の内部リフレッシュ候補アドレスからリフレッシュ動作を開始し、且つ、
前記リフレッシュ動作時に外部からアクセスされたブロックのアドレスが前記第1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスに一致したときは、前記第2の内部リフレッシュ候補アドレスからリフレッシュ動作を開始することを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記6)
付記1に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、さらに、
前記リフレッシュ動作は、定期的な制御信号を元に生成したリフレッシュ信号に従って行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記7)
付記6に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、さらに、
前記定期的な制御信号を第1の分周率で分周して第1のクロック信号を生成する第1の分周器を備え、前記リフレッシュ信号は前記第1のクロック信号に同期して生成されることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記8)
付記7に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、
前記定期的な制御信号は、該ダイナミック型半導体メモリの外部から与えられるシステムクロック信号であることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記9)
付記7に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、さらに、
前記定期的な制御信号を第1の分周率とは異なる第2の分周率で分周して第2のクロック信号を生成する第2の分周器を備えることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記10)
付記7に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、さらに、
前記定期的な制御信号とは異なる他の定期的な制御信号を分周して第2のクロック信号を生成する第2の分周器を備えることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記11)
付記10に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、前記他の定期的な制御信号は、時計クロック信号であることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記12)
付記7に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、さらに、
第2のクロック信号を生成する発振器を備えることを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記13)
付記9〜12のいずれか1項に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、
前記第2のクロック信号によりリフレッシュリ動作が開始され、その後、前記第1のクロック信号に従って全てのメモリセルに対するリフレッシュ動作が終了したら、次の前記第2のクロック信号が与えられるまでリフレッシュ動作を行わないことを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記14)
付記13に記載のダイナミック型半導体メモリにおいて、該ダイナミック型半導体メモリに対する外部アクセス動作および前記リフレッシュ動作を同時に行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリ。
(付記15)
リフレッシュ動作時に、同時に活性化するセンスアンプ郡を共有するメモリセルアレイを有するメモリブロックを複数設けて構成されるダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法であって、
前記複数のメモリブロックにおいて、異なる第1および第2のリフレッシュブロック候補を予め用意し、
前記第1または第2のいずれかのメモリブロックに対して前記リフレッシュ動作を行うようにしたことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記16)
付記15に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記リフレッシュ動作は、定期的な制御信号を元に生成したリフレッシュ信号に従って行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記17)
付記16に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記定期的な制御信号は、該ダイナミック型半導体メモリの外部から与えられるシステムクロックであることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記18)
付記16に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記リフレッシュ信号は、前記定期的な制御信号を第1の分周率で分周した第1のクロック信号に同期して生成されることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記19)
付記18に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
さらに、前記定期的な制御信号を第1の分周率とは異なる第2の分周率で分周した第2のクロック信号により、リフレッシュ動作を開始し、その後、前記第1のクロック信号に従って、全てのメモリセルに対してリフレッシュ動作を逐次行い、全てのメモリセルに対するリフレッシュ動作が終了したら、次の前記第2のクロック信号が与えられるまでリフレッシュ動作を行わないことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記20)
付記18に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記第1のクロック信号とは異なる周波数の第2のクロック信号を用意し、
該第2のクロック信号により、リフレッシュ動作を開始し、その後、前記定期的な制御信号に従って、全てのメモリセルに対してリフレッシュ動作を逐次行い、全てのメモリセルに対するリフレッシュ動作が終了したら、次の前記第2のクロック信号が与えられるまでリフレッシュ動作を行わないことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記21)
付記20に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記第2のクロック信号は、前記定期的な信号とは異なる他の定期的な制御信号を元に生成されることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記22)
付記21に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記他の定期的な制御信号は、該ダイナミック型半導体メモリの外部から与えられることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記23)
付記22に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記他の定期的な制御信号は、時計クロック信号であることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記24)
付記21に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記他の定期的な制御信号は、該ダイナミック型半導体メモリの内部で発生されることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記25)
付記24に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記他の定期的な制御信号は、該ダイナミック型半導体メモリに設けられた発振器の出力信号であることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記26)
付記15〜25のいずれか1項に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
該ダイナミック型半導体メモリに対する外部アクセス動作および前記リフレッシュ動作を同時に行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記27)
付記15〜26のいずれか1項に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
該ダイナミック型半導体メモリに対する外部アクセス動作が、予め用意された第1および第2のリフレッシュブロック候補のどちらとも一致しない場合、該第1のリフレッシュブロック候補に対してリフレッシュ動作を行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記28)
付記27に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
該ダイナミック型半導体メモリに対する外部アクセスブロックが、前記第2のリフレッシュブロック候補と一致する場合、前記第1のリフレッシュブロック候補に対してリフレッシュ動作を行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記29)
付記27に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
該ダイナミック型半導体メモリに対する外部アクセスブロックが、前記第1のリフレッシュブロック候補と一致する場合、前記第2のリフレッシュブロック候補に対してリフレッシュ動作を行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記30)
リフレッシュ動作時に、同時に活性化するセンスアンプ郡を共有するメモリセルアレイを有するメモリブロックを複数設けて構成されるダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法であって、
前記各メモリブロックにおいて、1行のメモリセルを選択してリシュレッシュを行うワード線の論理アドレスをリフレッシュワード線アドレスとし、且つ、リフレッシュするメモリブロックアドレスおよびリフレッシュするワード線のアドレスを総称してリフレッシュアドレスとし、
第1のリフレッシュアドレスおよび第2のリフレッシュアドレスをそれぞれ独立したリセット機能付き第1のリフレッシュカウンタおよび第2のリフレッシュカウンタにより生成することを特徴とすることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記31)
付記30に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、前記各第1および第2のリフレッシュカウンタは、
ワード線の内部リフレッシュ候補アドレスを生成するワード線アドレスカウンタと、
該ワード線アドレスカウンタからのキャリー信号をカウントしてブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレスを生成するブロックアドレスカウンタと、を備えることを特徴とすることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記32)
付記30に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記第1のリフレッシュアドレスを生成する第1のリフレッシュカウンタ、および、前記第2のリフレッシュアドレスを生成する第2のリフレッシュカウンタにおいて、リフレッシュを行ったメモリブロックに対応する前記第1または第2のリフレッシュカウンタに対してカウント信号が与えられることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記33)
付記30に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記第1のリフレッシュカウンタおよび前記第2のリフレッシュカウンタは、初期状態においてそれぞれ最下位ビットおよび最上位ビットを示すことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記34)
付記33に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記初期状態において最下位ビットを示すリフレッシュカウンタにカウント信号が入力されると順次カウントアップし、且つ、
前記初期状態において最上位ビットを示すリフレッシュカウンタにカウント信号が入力されると順次カウントダウンすることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記35)
付記30に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記第1のリフレッシュカウンタは、第1のカウント信号をカウントして前記第1の内部リフレッシュ候補アドレスを出力する第1のカウンタを備え、
前記第2のリフレッシュカウンタは、第2のカウント信号をカウントする第2のカウンタと、該第2のカウンタの出力を補数変換して前記第2の内部リフレッシュ候補アドレスを出力する補数変換回路と、を備えることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記36)
付記30に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
第1のリフレッシュブロックと第2のリフレッシュブロックが同一のブロックアドレスを示し、且つ、当該ブロックの全てのワード線のアドレスに対してリフレッシュ動作が完了したことを受けて前記第1および第2のリフレッシュカウンタをリセットすることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記37)
付記36に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記第1のリフレッシュカウンタがカウントしたことによって、前記第2のリフレッシュブロックと同一のブロックアドレスを示した場合、それ以降は、前記第1および第2のリフレッシュカウンタをリセットするまで前記第2のリフレッシュアドレスのみをリフレッシュアドレス候補とすることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記38)
付記37に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記第2のリフレッシュアドレスと外部アクセスブロックのアドレスが一致した場合は、リフレッシュ動作を行わないことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記39)
付記30に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
第1のリフレッシュブロックと第2のリフレッシュブロックが同一ブロックアドレスを示した場合、当該ブロックの全てのワード線のアドレスに対してリフレッシュ動作が完了するまで、ビジー信号を出力することを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記40)
付記30に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
第1のリフレッシュブロックと第2のリフレッシュブロックが同一ブロックアドレスを示し、且つ、第2のクロック信号が与えられた場合、当該ブロックの全てのワード線のアドレスに対してリフレッシュ動作が完了するまで、ビジー信号を出力することを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記41)
付記40に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
前記第2のクロック信号の周期は、ダイナミック型半導体メモリのデータ保持時間以下であることを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記42)
付記30〜41のいずれか1項に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
リフレッシュブロックの総数をM、ブロック中のワード線の総数をN、メモリセルのデータ保持時間をtREF、第1のクロックの周期をtCYとするとき、tREF/2−tCY×(M−1)×Nの時間内にN回のリフレッシュコマンドを要求することを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
(付記43)
付記42に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
{tREF/2−tCY×(M−1)×N}/N周期以下の頻度でビジー信号を自動的に且つ定期的に出力することを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
11 第1の分周器
12 第2の分周器
21 第1のリフレッシュカウンタ
22 第2のリフレッシュカウンタ
31 ブロックアドレスカウンタ
32 ワード線アドレスカウンタ
41 比較器
42 セレクタ
100 ダイナミック型半導体メモリ
101 周辺回路(メモリコア制御回路、電源回路他)
102 メモリコア
121 メモリブロック
210,220 カウンタ
221 補数変換回路
511,512 分周器
513 発振器
1211 センスアンプ
1212 メモリセルアレイ
BL ビット線
C キャリー信号
CLK システムクロック信号(定期的な制御信号)
CLK1 第1のクロック信号
CLK2 第2のクロック信号
CNT1 第1のカウント信号
CNT2 第2のカウント信号
MC メモリセル
R1 第1の内部リフレッシュ候補アドレス
R1[Block] 第1のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレス(第1のリフレッシュブロック候補)
R1[WL] 第1のワード線の内部リフレッシュ候補アドレス
R2 第2の内部リフレッシュ候補アドレス
R2[Block] 第2のブロックメモリの内部リフレッシュ候補アドレス(第2のリフレッシュブロック候補)
R2[WL] 第2のワード線の内部リフレッシュ候補アドレス
Ref リフレッシュコマンド
RST リセット信号
WL ワード線

Claims (3)

  1. リフレッシュ動作時に、同時に活性化するセンスアンプ郡を共有するメモリセルアレイを有するメモリブロックを複数設けて構成されるダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法であって、
    前記複数のメモリブロックにおいて、異なる第1および第2のリフレッシュブロック候補を予め用意し、
    前記第1または第2のいずれかのメモリブロックに対して前記リフレッシュ動作を行い、
    前記リフレッシュ動作を、定期的な制御信号を元に生成したリフレッシュ信号に従って行い、
    前記リフレッシュ信号を、前記定期的な制御信号を第1の分周率で分周した第1のクロック信号に同期して生成し、
    前記定期的な制御信号を第1の分周率とは異なる第2の分周率で分周した第2のクロック信号により、リフレッシュ動作を開始し、その後、前記第1のクロック信号に従って、全てのメモリセルに対してリフレッシュ動作を逐次行い、全てのメモリセルに対するリフレッシュ動作が終了したら、次の前記第2のクロック信号が与えられるまでリフレッシュ動作を行わないことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
  2. 請求項1に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
    該ダイナミック型半導体メモリに対する外部アクセス動作および前記リフレッシュ動作を同時に行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
  3. 請求項1または2に記載のダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法において、
    該ダイナミック型半導体メモリに対する外部アクセス動作が、予め用意された第1および第2のリフレッシュブロック候補のどちらとも一致しない場合、該第1のリフレッシュブロック候補に対してリフレッシュ動作を行うことを特徴とするダイナミック型半導体メモリのリフレッシュ制御方法。
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