JP5332104B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いて画像形成を行うプリンタや複写機等の画像形成装置には、記録用紙上に転写されたトナー像を、ハロゲンヒータ等の熱源を備えた定着ローラ又は定着ベルトと加圧ローラとで形成されるニップ部に通して、熱と圧力の作用でトナーを溶融して定着する定着装置が利用されている。
画像形成装置の定着ローラ又は定着ベルトの温度検知手段としては、サーミスタにより温度検知する接触式温度センサと、赤外線の吸収量により温度検知する非接触式温度センサがあり、定着ローラ又は定着ベルトの耐久性を上げるために、非接触式温度センサを用いた画像形成装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の画像形成装置では、定着ローラと非接触式温度センサとの間に空気の流通路を形成し、ファンで排気して、非接触式温度センサの過度の温度上昇を防いでいる。
特開2001−228742
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、定着ローラと非接触式温度センサとの間を熱せられた空気流が通過することにより、非接触式温度センサにおける検知温度が変動し、定着設定温度に到達したとみなされて加熱が停止される場合があった。このため、記録媒体上の現像剤に十分な熱量を与えられず、定着性が低下していた。
本発明は、非接触の温度検知手段加熱部材の温度測定するときの空気流発生手段による空気流の影響を抑制し、記録媒体への現像剤の定着性を向上させることができる画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、回転可能に支持され、記録媒体上の現像剤を加熱定着する加熱部材と、前記加熱部材と共に前記記録媒体を加圧する加圧部材と、前記加熱部材に対し非接触で配置され、前記加熱部材の温度を検知する赤外線センサと、前記加熱部材を回転駆動する駆動手段と、を備えた定着装置と、前記定着装置の外側に設けられ前記赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流を発生させる空気流発生手段と、前記空気流発生手段が動作する前に、前記加熱部材が回転するよう前記駆動手段を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、空気流発生手段が赤外線センサの周囲に空気流を発生させると、熱い空気が赤外線センサと加熱部材の間に流れ込み、非接触で配置された赤外線センサで検知される温度が変動することになる。
しかし、制御手段が、駆動手段及び空気流発生手段の動作を制御して、空気流発生手段が動作する前に、加熱部材を回転させて加熱部材周辺の空気を拡散させて温度を均等にするので、加熱部材の温度検知時に、空気流の影響による検知温度の変動を抑えることができる。
これにより、加熱部材が所定の定着温度となるように制御できるため、非接触の赤外線センサを用いても記録媒体への現像剤の定着時にコールドオフセット等が発生しにくく、定着性が向上する。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、回転可能に支持され、記録媒体上の現像剤を加熱定着する加熱部材と、前記加熱部材と共に前記記録媒体を加圧する加圧部材と、前記加熱部材に対し非接触で配置され、前記加熱部材の温度を検知する赤外線センサと、前記加熱部材を回転駆動する駆動手段と、を備えた定着装置と、前記定着装置の外側に設けられ前記赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流を発生させる空気流発生手段と、前記空気流発生手段を動作させてから前記赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流が発生するまでの時間をt1とし、前記空気流発生手段を動作させてから前記駆動手段を動作させるまでの時間をt2として、0<t2<t1となるように前記駆動手段及び前記空気流発生手段を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、空気流発生手段が駆動手段よりも先に動作可能となるタイミングを見出すことで、例えば、空気流発生手段として、記録媒体を吸着して定着装置に搬送する搬送手段を加熱部材より先に作動させ、定着の処理速度を上げることができる。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、前記赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流が発生するまでの時間t1は、前記赤外線センサで検知される温度が、前記空気流発生手段の動作開始時に検知された温度よりも高くなるまでの経過時間とすることを特徴としている。
上記構成によれば、赤外線センサで検知される温度が空気流発生手段の動作開始時に検知された温度よりも高くなるまでの経過時間を測定する。
ここで、駆動手段が停止されているため、この温度上昇は、空気流発生手段で発生した空気流によるものとなる。
これにより、空気流発生手段を動作させてから赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流が発生するまでの経過時間t1が分かり、空気の流れを検知しなくても、赤外線センサで温度変動が起きないように空気流発生手段を動作させることができる。
請求項1の発明は、非接触の温度検知手段加熱部材の温度測定するときの空気流発生手段による空気流の影響を抑制し、記録媒体への現像剤の定着性を向上させることができる
請求項2の発明は、本構成を有していない場合に比較して、定着の処理速度を上げることができる。
請求項3の発明は、検知手段の周囲に空気流が発生するまでの時間が分かる。
本発明の画像形成装置の実施形態を図面に基づき説明する。
図1には、画像形成装置としてのプリンタ10が示されている。
プリンタ10において、プリンタ10の本体を構成する筐体12に光走査装置54が固定されており、光走査装置54に隣接する位置に、光走査装置54及びプリンタ10の各部の動作を制御する制御ユニット50が設けられている。
光走査装置54は、図示しない光源から出射された光ビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー)で走査し、反射ミラー等の複数の光学部品で反射して、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及び ブラック(K)の各トナーに対応した光ビーム60Y、60M、60C、60Kを出射するようになっている。
光ビーム60Y、60M、60C、60Kは、それぞれ対応する各感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kに導かれる。
プリンタ10の下方側には、記録用紙Pを収納する用紙トレイ14が設けられている。用紙トレイ14の上方には、記録用紙Pの先端部位置を調整する一対のレジストローラ16が設けられている。
プリンタ10の中央部には、画像形成ユニット18が設けられている。画像形成ユニット18は、前述の4つの感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kを備えており、これらが上下一列に並んでいる。
感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kの回転方向上流側には、感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kの表面を帯電する帯電ローラ22Y、22M、22C、22Kが設けられている。
また、感光体ドラム20Y、20M、20C、20Kの回転方向下流側には、Y、M、C、Kの各トナーをそれぞれ感光体20Y、20M、20C、20K上に現像する現像器24Y、24M、24C、24Kが設けられている。
一方、感光体ドラム20Y、20Mには第1中間転写体26が接触し、感光体ドラム20C、20Kには第2中間転写体28が接触している。そして、第1中間転写体26、第2中間転写体28には第3中間転写体30が接触している。
第3中間転写体30と対向する位置には、転写ローラ32が設けられている。転写ローラ32と第3中間転写体30との間を記録用紙Pが搬送され、第3中間転写体30上のトナー画像を記録用紙Pに転写させる。
記録用紙Pが搬送される用紙搬送路34の下流には、定着装置100が設けられている。定着装置100は、定着ローラ102と加圧ローラ104を有しており、記録用紙Pを加熱・加圧してトナー画像を記録用紙P上に定着させる。
トナー画像が定着された記録用紙Pは、用紙搬送ローラ36でプリンタ10の上部に設けられたトレイ38に排出される。
ここで、プリンタ10の画像形成について説明する。
画像形成が開始されると、各感光体ドラム20Y〜20Kの表面が帯電ローラ22Y〜22Kによって一様に帯電される。
光走査装置54から出力画像に対応した光ビーム60Y〜60Kが、帯電後の感光体ドラム20Y〜20Kの表面に照射され、感光体ドラム20Y〜20K上に各色分解画像に応じた静電潜像が形成される。
この静電潜像に対して、現像装置24Y〜24Kが選択的に各色、すなわちY〜Kのトナーを付与し、感光体ドラム20Y〜20K上にY〜K色のトナー画像が形成される。
その後、マゼンタ用の感光体ドラム20Mから第1中間転写体26にマゼンタのトナー画像が一次転写される。また、イエロー用の感光体ドラム20Yから第1中間転写体26にイエローのトナー画像が一次転写され、第1中間転写体26上で前記マゼンタのトナー画像に重ね合わされる。
一方、同様にブラック用の感光体ドラム20Kから第2中間転写体28にブラックのトナー画像が一次転写される。また、シアン用の感光体ドラム20Cから第2中間転写体28にシアンのトナー画像が一次転写され、第2中間転写体28上で前記ブラックのトナー画像に重ね合わされる。
第1中間転写体26へ一次転写されたマゼンタとイエローのトナー画像は、第3中間転写体30へ二次転写される。一方、第2中間転写体28へ一次転写されたブラックとシアンのトナー画像も、第3中間転写体30へ二次転写される。
ここで先に二次転写されているマゼンタ 、イエローのトナー画像と、シアンおよびブラックのトナー画像とが重ね合わされ、カラー(3色)とブラックのフルカラートナー画像が第3中間転写体30上に形成される。
二次転写されたフルカラートナー画像は、第3中間転写体30と転写ローラ32との間のニップ部に達する。そのタイミングに同期して、レジストローラ16から記録用紙Pが当該ニップ部分に搬送され、記録用紙P上にフルカラートナー画像が三次転写(最終転写)される。
この記録用紙Pは、その後、定着装置100に送られ、定着ローラ102と加圧ローラ104とのニップ部を通過する。その際、定着ローラ102と加圧ローラ104とから与えられる熱と圧力との作用により、フルカラートナー画像が記録用紙Pに定着する。定着後、記録用紙Pは用紙搬送ローラ36によりトレイ38に排出され、記録用紙Pへのフルカラー画像形成が終了する。
次に、本実施形態に係る定着装置100、及び定着装置100の周囲の構成について説明する。
図2に示すように、定着装置100は、記録用紙P(図示せず)を進入させるための進入口116と、排出させるための排出口118とが形成された筐体106を備えている。
筐体106の内部には、図示しないモータ及びギアからなる駆動機構により矢印X方向へ回転する定着ローラ102が設けられている。
定着ローラ102は、アルミニウム又はSUS等の金属製の芯金108の周囲に、図示しないシリコンゴム等からなる弾性層とフッ素系の樹脂等からなる離型層が被覆されている。芯金108の内部には、ハロゲンヒータ等の熱源(図示せず)が設けられており、この熱源が発熱することで、定着ローラが加熱されるようになっている。
また、図示しないモータ及びギアからなる駆動機構により矢印Y方向へ回転する加圧ローラ104が、定着ローラ102と接触して所定のニップ幅(接触幅)となるように、スプリング等の付勢手段(図示せず)で定着ローラ102に向けて付勢されている。
加圧ローラ104は、アルミニウム又はSUS等の金属製の芯金110の周囲に、図示しないシリコンゴム等からなる弾性層とフッ素系の樹脂等からなる離型層が被覆されている。
定着ローラ102の表面近傍で、排出口118に近い位置には、定着ローラ102に記録用紙Pが巻きつくのを防止する分離爪114が固定されている。
また、定着ローラ102と非接触状態で対向するようにして、定着ローラ表面の温度を検知する温度センサ112が固定されている。
温度センサ112は、赤外線センサ(サーモパイル)であり、定着ローラ102から放射される赤外線を吸収して、そのエネルギー量に応じて熱起電力を発生させる。温度センサ112は、定着ローラ102の軸方向における略中央部に位置している。
ここで、定着装置100の用紙搬送方向上流側には、前述の用紙搬送路34(図1参照)の一部を形成する用紙搬送装置120が設けられている。
用紙搬送装置120は、所定距離離間して回転可能に配置された一対の張架ローラ122と、張架ローラ122に張架され複数の穴が形成された無端状の搬送ベルト124と、搬送ベルト124の内側に設けられたダクト126と、ダクト126の内側に配置され吸気を行う吸気ファン128を備えている。これにより、記録用紙Pを吸引しながら搬送することができるので、記録用紙Pの搬送性が向上する。
なお、ダクト126を通過した空気流は、プリンタ10の側壁80(図1参照)に設けられた図示しない排気口から排気されるようになっている。
一方、定着装置100の用紙搬送方向下流側には、前述の用紙搬送路34(図1参照)の一部を形成する搬送路140が設けられている。
搬送路140は、複数の穴が形成された2枚の金属製プレートが、記録用紙P(図示せず)が通過可能となるように所定距離離間して対向配置された構成となっている。
搬送路140の一方を構成するプレートの裏側には、該プレートの複数の穴を通して用紙搬送路34に送風する送風装置142が設けられている。
送風装置142は、図示しないモータ等の駆動手段で駆動され送風する送風ファン144を備えている。送風ファン144から送られた空気は、メッシュ状の送風口146を通して搬送路140に送風され、搬送路140を通過する定着後の記録用紙Pを冷却するようになっている。これにより、前述のトレイ38(図1参照)に排出された直後の記録用紙Pを、すぐに回収することができる。
また、定着装置100の筐体106の周囲には、空気流が通過する通路132、134を有するダクト130が設けられている。ダクト130の内側には、図示しないモータ等の駆動手段で駆動され、通路132、134の空気を排気する排気ファン136が設けられている。
排気ファン136で定着装置100の周囲から排気された空気は、ダクト130の端部に設けられた開口部138を通って、プリンタ10(図1参照)の外部に排気されるようになっている。これにより、定着装置100の周囲に熱せられた空気が滞留して、定着装置100自体が温度上昇するのを防いでいる。
ここで、前述の制御ユニット50(図1参照)の内部には、複数の回路からなり、定着装置100及び定着装置100周辺の各装置の駆動を制御する定着部制御ユニット160が設けられている。
定着部制御ユニット160には、モータM1、M2、M3、M4が接続されている。また、定着部制御ユニット160には、温度センサ112で得られた起電力に基づいて定着ローラ102の温度測定を行う測定回路150が接続されている。
モータM1は、定着ローラ102に接続されており、定着部制御ユニット160によって駆動制御され、定着ローラ102の回転又は停止を行う。モータM2は、吸気ファン128に接続されており、定着部制御ユニット160によって駆動制御され、吸気ファン128の回転又は停止を行う。
モータM3は、送風ファン144に接続されており、定着部制御ユニット160によって駆動制御され、送風ファン144の回転又は停止を行う。モータM4は、排気ファン136に接続されており、定着部制御ユニット160によって駆動制御され、排気ファン136の回転又は停止を行う。
測定回路150は、温度センサ112送られた起電力に基づいて定着ローラ102表面の温度を測定し、この測定温度と予め記憶させてある定着設定温度と比較する。そして、測定温度が定着設定温度よりも低い場合は、ON信号を定着部制御ユニット160に送り、前述のハロゲンヒータを発熱させる。また、測定温度が定着設定温度よりも高い場合は、OFF信号を定着部制御ユニット160に送り、ハロゲンヒータへの通電を停止させるようになっている。
次に、本発明の実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、吸気ファン128が回転して吸気を開始した場合、定着装置100内部の空気が吸引され、定着ローラ102と温度センサ112との間に空気流A(矢印A)が発生する。
また、送風ファン144が回転して送風を開始した場合、搬送路140を経由して排出口118から定着装置100内部に空気が進入し、筐体106と定着ローラ102の間に空気流B(矢印B)が発生する。
さらに、排気ファン136が回転して排気を開始した場合、ダクト130内に溜まっている空気が排気され、ダクト130内に空気流C、D(矢印C、D)が発生する。
ここで、温度センサ112の温度検知における温度変動に最も大きく影響するのは、空気流Aである。このため、吸気ファン128の回転を開始してから、空気流Aが発生するまでの時間t1を測定する。
なお、定着ローラ102及び加圧ローラ104が回転を開始した後は、定着ローラ102の表面近傍の空気流A及び空気流Bが拡散されるため、定着ローラ表面近傍の温度が均等となり、温度センサ112における検知温度の変動は小さくなる。
時間t1を測定するため、まず、定着ローラ102及び加圧ローラ104を停止した状態で、定着ローラ102内部のハロゲンヒータ(図示せず)に通電して、温度センサ112での検知温度が一定の温度T1になるまで加熱する。
続いて、吸気ファン128の回転を開始する。ここで、吸気ファン128の回転開始時から、温度センサ112で検知される温度が温度T1から急激に上昇するまでの時間を測定し、この時間をt1とする。
このようにして、時間t1を予め測定して、この時間t1に基づいて吸気ファン128と、定着ローラ102及び加圧ローラ104の回転開始のタイミングを決めることで、空気流Aによる検知温度の変動を抑えられる。
次に、吸気ファン128と定着ローラ102の回転開始タイミングについて説明する。
前述のように、定着ローラ102を回転した後は、温度センサ112の温度検知が空気流A又は空気流Bの影響を受けにくい。このため、図4aに示すように、定着ローラ102のモータM1(図2b参照)をONにし、時間t0経過後に吸気ファン128をONするようにすれば、温度センサ112での検知温度の変動は抑えられることになる。
ただし、吸気ファン128は、定着装置100に記録用紙Pを搬送するためのものであるから、定着ローラ102の回転よりも先に動作させた方が余計な待機時間を設けずに済み、処理スピードが上がる。
ここで、図4bに示すように、吸気ファン128の回転開始時から定着ローラ102の回転開始時までの経過時間をt2とし、0<t2<t1と設定することで、空気流Aが発生するタイミングでは、必ず定着ローラ102が回転していることになる。これにより、温度センサ112(図2参照)における検知温度の変動が抑えられる。
次に、定着動作について説明する。
図3に示すように、プリンタ10(図1参照)の立ち上げ時において、定着ローラ102及び加圧ローラ104が停止した状態で、定着ローラ102の加熱昇温が行われる。
続いて、前述のプリンタ10の画像形成が開始されるとともに、吸気ファン128が吸気を開始する。また、張架ローラ122が回転を開始する。
続いて、吸気ファン128が吸気を開始してから時間t2経過後に、定着ローラ102及び加圧ローラ104が回転を開始する。
ここで、定着ローラ102及び加圧ローラ104の回転によって、定着ローラ102の熱が加圧ローラ104に移動し、一時的に定着ローラ102の表面温度が低下する。しかし、測定回路150で定着設定温度との差分が測定され、この差分に基づいて定着部制御ユニット160が定着ローラ102内部のハロゲンヒータを作動させて加熱するので、定着ローラ102の表面温度は所定の定着設定温度に復帰する。
なお、定着ローラ102の表面温度が定着設定温度に復帰するまでの間に、吸気ファン128の回転開始時からの経過時間がt1を超えるが、既に定着ローラ102が回転して空気流Aは拡散されているため、温度センサ112で検知される温度は影響されない。
続いて、トナーTが転写された記録用紙Pが搬送ベルト124上に送られ、記録用紙Pは、搬送ベルト124と密着した状態で定着装置100に搬送される。
続いて、定着装置100では、定着ローラ102と加圧ローラ104で記録用紙Pが挟持搬送され、トナーTが溶融するとともに、記録用紙P上に定着される。
続いて、トナーTが定着された記録用紙Pは、搬送路140を通過するとともに、送風ファン144によって送風冷却され、トレイ38(図1参照)に排出される。
このように、記録用紙P上のトナーTが、所定の定着設定温度で定着されることにより、コールドオフセットの発生が抑えられ、定着性が向上する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
プリンタ10は、固体の現像剤を用いる乾式の電子写真方式だけでなく、液体現像剤を用いるものであってもよい。
また、吸気ファン128、送風ファン144、排気ファン136を全て用いなくてもよく、必要に応じて、いずれか1つ、又は2つ用いてもよい。
定着ローラ102と加圧ローラ104は、定着ベルト又は加圧ベルトで構成してもよく、定着ベルトに発熱層を形成して電磁誘導方式により加熱してもよい。
定着装置100のレイアウトの変更等により、温度センサ112の温度変動に最も影響を与えるファンが、送風ファン144又は排気ファン136となる場合は、送風ファン144又は排気ファン136の動作開始時から、温度センサ112の温度上昇時までの時間を測定し、定着ローラ102の回転開始時を決めてもよい。
吸気ファン128、送風ファン144、排気ファン136以外で、温度センサ112に影響を与えるファンがあれば、そのファンを対象として定着ローラ102の回転開始時を決めればよい。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体図である。 本発明の実施形態に係る定着装置周辺の構成の模式図である。 本発明の実施形態に係る定着装置周辺の空気の流れを示した模式図である。 (a)本発明の実施形態に係る定着ローラをファンよりも先に回転させる場合のタイミングチャートである。(b)本発明の実施形態に係るファンを定着ローラよりも先に回転させる場合のタイミングチャートである。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置)
100 定着装置(定着装置)
102 定着ローラ(加熱部材)
104 加圧ローラ(加圧部材)
112 温度センサ(検知手段)
128 吸気ファン(空気流発生手段)
160 定着部制御ユニット(制御手段)
M1 モータ(駆動手段)
P 記録用紙(記録媒体)
T トナー(現像剤)

Claims (3)

  1. 回転可能に支持され、記録媒体上の現像剤を加熱定着する加熱部材と、前記加熱部材と共に前記記録媒体を加圧する加圧部材と、前記加熱部材に対し非接触で配置され、前記加熱部材の温度を検知する赤外線センサと、前記加熱部材を回転駆動する駆動手段と、を備えた定着装置と、
    前記定着装置の外側に設けられ前記赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流を発生させる空気流発生手段と、
    前記空気流発生手段が動作する前に、前記加熱部材が回転するよう前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 回転可能に支持され、記録媒体上の現像剤を加熱定着する加熱部材と、前記加熱部材と共に前記記録媒体を加圧する加圧部材と、前記加熱部材に対し非接触で配置され、前記加熱部材の温度を検知する赤外線センサと、前記加熱部材を回転駆動する駆動手段と、を備えた定着装置と、
    前記定着装置の外側に設けられ前記赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流を発生させる空気流発生手段と、
    前記空気流発生手段を動作させてから前記赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流が発生するまでの時間をt1とし、前記空気流発生手段を動作させてから前記駆動手段を動作させるまでの時間をt2として、0<t2<t1となるように前記駆動手段及び前記空気流発生手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記赤外線センサと前記加熱部材との間に空気流が発生するまでの時間t1は、前記赤外線センサで検知される温度が、前記空気流発生手段の動作開始時に検知された温度よりも高くなるまでの経過時間とすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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