JP5328860B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に係り、特に、線状や細長形状の導光部を備えた発光装置に関する。
線状や細長形状とされ光源からの光を導光して外部に出光する導光部を備えた発光装置は、例えば、階段の踏み板に取り付けられ、導光部の発光によって踏み板の先端位置を容易に把握できるようにして昇降時の安全性を高めたり、カーテンレールに沿って設けられ、導光部からの出光でカーテンの上方部を照明してインテリア性を高める、などの用途に好適である。
階段の踏み板に取り付けられる発光装置の例として特許文献1に記載されたもの(特許文献1では「照明装置」と称されている)がある。
特開2009−280989号公報
このように、線状や細長状の導光部を備えた従来の発光装置は、把握したい部材(把握対象物)に取り付けられてその位置を、導光部からの出光によって人に把握させたり、照明したい部材(照明対象物)を、導光部からの出光によって照明する用途に用いられる。
前者を例にとれば、線状の導光部の長さを、把握対象物の範囲(長手方向の長さ)にほぼ対応した長さとして、その把握対象物専用の発光装置とされていた。
さらに特許文献1においては、照明装置は階段用として製作され、階段の踏み板に埋め込まれて踏み板の位置を把握させるよう設置される階段専用の装置である。
この事例からわかるように、従来の発光装置は、発光の位置を変更したり、他の把握対象物又は照明対象物へ転用することは考慮されてなく、汎用性に富むものではなかった。
例えば、長手方向の発光範囲や発光位置が異なる把握対象物や照明対象物に対しては、それらの寸法に適合した別の装置を製作しなければならず、手間と費用が多く掛かってしまうという問題が生じる。
具体例としては、天井に発光装置を取り付けて壁に掛けられた絵画を照明する用途において、模様替えなどで幅の異なる絵画に交換したり、絵画を掛ける位置を変える場合に、天井の発光装置も、交換後の絵画の幅に適合したその絵画専用の装置に交換しなければならない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、細長形状(線状を含む)の導光部を備えていても、発光位置の変更、異なる把握対象物又は照明対象物への転用が容易で、高い汎用性を有する発光装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1) 光源(4a)を有する光源部(4)と、
光透過性を有する材料により細長形状に形成され、内部を進行する光を反射して外表面から外部に出光させる反射部(2k1〜2kn)を有する導光体(2)と、
前記導光体(2)の長手方向に延在し前記導光体(2)に一体的に設けられた導電部(7a,7b)と、
前記光源部(4)及び前記導光体(2)を、所定の軌道上で移動可能に、かつ前記軌道上で前記光源部(4)と前記導光体(2)とを当接させたときに前記光源(4a)からの光が前記導光体(2)の端面(2t2)から内部に入射するように保持する保持部(1)と、
前記保持部(1)側に取り付けられ前記導電部(7a,7b)に接触する第1の接触子(8sa,8sb)と、
前記光源部(4)側に取り付けられ前記光源(4a)に電気的に接続すると共に前記導電部(7a,7b)に接触する第2の接触子(4sa,4sb)と、を備え、
前記光源(4a)への電源供給が、前記第1の接触子(8sa,8sb)と前記導電部(7a,7b)と前記第2の接触子(4sa,4sb)とを介して可能とされている発光装置(51)である。
2) 光源(4Aa)を有する光源部(4A)と、
光透過性を有する材料により細長形状に形成され、内部を進行する光を反射して外表面から外部に出光させる反射部(2k1〜2kn)を有する導光体(2)と、
前記光源部(4A)及び前記導光体(2)を、所定の軌道上で移動可能に、かつ前記軌道上で前記光源部(4A)と前記導光体(2)とを当接させたときに前記光源(4a)からの光が前記導光体(2)の端面(2t2)から内部に入射するように保持する保持部(1A)と、
前記保持部(1A)の長手方向に延在し前記保持部(1A)に一体的に設けられた導電部(7Aa,7Ab)と、
前記光源部(4A)側に取り付けられ前記光源(4Aa)に電気的に接続すると共に前記導電部(7Aa,7Ab)に接触する接触子(4Asa,4Asb)と、を備え、
前記光源(4Aa)への電源供給が、前記導電部(7Aa,7Ab) と前記接触子(4Asa,4Asb)とを介して可能とされている発光装置(51A)である。
3) 前記導電部(7a,7b,7Aa,7Ab)は、光反射性を有していることを特徴とする1)又は2)に記載の発光装置(51,51A)である。
4) 前記導光体(2)の移動を規制する移動規制手段(3)を有することを特徴とする1)〜3)のいずれか一つに記載の発光装置(51,51A)である。
5) 前記保持部(1,1A)は、当該発光装置(51,51A)を他の部材に取り付ける際に前記他の部材に当接させる取り付け面部(1b1,1Ab1)を有していることを特徴とする1)〜4)のいずれか一つに記載の発光装置(51,51A)である。
6) 前記軌道は直線状であることを特徴とする1)〜5)のいずれか一つに記載の発光装置(51,51A)である。
7) 前記導光体(2)の前記端面(2t2)以外の面から外部に出射した光を再度前記導光体(2)の内部に導入するよう反射する反射壁(1as,1Aas)を有することを特徴とする1)〜6)のいずれか一つに記載の発光装置(51,51A)である。
本発明によれば、細長形状の導光部を備えていても、発光位置の変更、異なる把握対象物又は照明対象物への転用が容易で、高い汎用性を有する、という効果が得られる。
本発明の発光装置の実施例1を説明するための、一部を破断した平面図である。 本発明の発光装置の実施例1における保持部を説明するための平面図及び断面図である。 本発明の発光装置の実施例1を説明するための図1のS2−S2における縦断面図である。 本発明の発光装置の実施例1を説明するための図1のS3−S3における縦断面図である。 本発明の発光装置の実施例1を説明するための図1のS11−S11,S22−S22,S33−S33における各横断面図である。 本発明の発光装置の実施例1における導光部を説明するための第1の部位の斜視図である。 本発明の発光装置の実施例1における導光部を説明するための第2の部位の斜視図である。 本発明の発光装置の実施例1における光源部を説明するための斜視図である。 本発明の発光装置の実施例1における光源基板を説明するための斜視図である。 本発明の発光装置の実施例1におけるカバーを説明するための斜視図である。 本発明の発光装置の実施例1におけるストッパを説明するための斜視図である。 本発明の発光装置の実施例1における給電部を説明するための斜視図である。 本発明の発光装置の実施例1における発光状態を説明するための模式図である。 本発明の発光装置の実施例1における変形例を説明するための断面図である。 本発明の発光装置の実施例1における変形例を説明するための斜視図である。 本発明の発光装置の実施例2を説明するための、一部を破断した平面図である。 本発明の発光装置の実施例2における要部を説明するための斜視図である。 本発明の発光装置の実施例2を説明するための横断面図である。 本発明の発光装置の実施例2における変形例を説明するための横断面図である。 本発明の発光装置の各実施例に適用される変形例における発光状態を説明するための模式図である。 本発明の発光装置の各実施例に適用される他の変形例を説明するための横断面図である。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図21を用いて説明する。
<実施例1>
まず、図1〜図5を参照して、実施例1の発光装置51について概略を説明する。発光装置51は長尺であるため、図1においては中央部を破断し、一方の端部側を上段に、他方の端部側を下段に配置して示している。
発光装置51は、断面形状において略C字状の係合部1a及び係合部1aに連結しこの発光装置51を対象物へ取り付けるための台座部1bを有するレール状の保持部1と、光透過性を有する細長の板状であって係合部1a内に係合して係合部1aの延在方向(図1の左右方向)に移動可能な導光体2と、係合部1a内における導光体2の一方側(図1の左方側)に係合して係合部1aの延在方向に移動可能なストッパ3と、光源4aを有し係合部1a内における導光体2の他方側(図1の右方側)に係合して係合部1aの延在方向に移動可能な光源部4と、を有して構成されている。
導光体2は、光源部4からの光を自身の形状に沿うように導く導光部であり、さらにその導いた光を外部に出光する出光機能も有する(詳細は後述する)。
ストッパ3と光源部4とは、係合部1aの任意の位置でそれぞれ固定ねじNJ2,NJ1により固定できるようになっている(詳細は後述する)。
また、導光体2は、内部を進行する光の一部を反射して外表面から外部に出射させる複数の切り込み部2k1〜2knを有している(詳細は後述する)。
この構成により、導光体2を係合部1aの延在方向における所望の位置に移動させ、その位置で一方端側への移動をストッパ3で規制し、他方端側への移動を光源部4で規制した状態で、光源部4の光源4aからの光を導光体2の端面2t2から内部に導入して導光体2の外表面から外部に出射させることができるようになっている。
給電機構KDは、外部からこの発光装置51に電気を供給する構造として設けられている。
以下、係合部1aで案内される導光体2,ストッパ3,及び光源部4の移動軌跡を軌道と称する。図1に示す係合部1aによる軌道は直線軌道である。
次に各部材について詳述する。
<保持部1について>
主に図2を参照して説明すると、保持部1は、例えば樹脂やアルミニウムの押出材で形成されている。
係合部1aは、袋状ではなく、開口部としてスリット1a1が形成されている。
スリット1a1は、長手方向に沿って同じ幅W1で形成されている。
この幅は必ずしも同じ幅でなくてもよく、用途に応じ長手方向において部分的に拡大又は縮小させてもよい。
係合部1aの内側面1asは、後述する導光体2の側面2sから外部に出射した光を反射して再度導光体2内に導入させるため、良好に反射する反射面とされていることが望ましい。この場合、係合部1aは、導光体2の側面2sに対向する反射面を有する反射壁を有する。
また、その内面は光沢面でもよく、反射が拡散して行われるように梨地面とされていてもよい。
保持部1を樹脂材で形成した場合は、係合部1aの内面を二次加工無しで良好な反射面にすることは難しい。その場合、その内面に対し、良好な反射が行えるよう反射膜を形成してもよく、反射シート等の別部材を貼付などで取り付けてもよい。
台座部1bは、係合部1aと共に保持部1の内部空間Vの一部を共有し、取り付け対象物に当接させるための取り付け面部1b1を有する。取り付け面部1b1の中央部には、長手方向に延在する凹部1b3が形成されている。凹部1b3の底面には、保持部1を対象物に固定するための雄ねじを通す取り付け孔1b2と、長手方向に開口した長孔1b4とが、それぞれ複数箇所形成されている。
<導光体2について>
図1,図3〜図5に示されるように、導光体2は細長形状に形成されており、光透過性を有している。ここで細長形状とは、幅に対して極端に長手が長い、実質線形状として認識されるものも含む。
導光体2は、係合部1aに係合し係合部1aの長手方向に、ほぼガタなく、滑らかに移動可能となる断面形状で形成されている。この滑らかさの程度は、自然落下する程度を含め、移動抵抗が生じても指で移動可能な程度であることが好ましい。
発光装置51においては、導光体2は断面形状が矩形に形成されている。矩形は一例であって、導光体2の断面形状は矩形に限定されない。
導光体2の一方の表面2a(図1における手前側の面)に対向する裏面2rには、複数の切り込み部2k1〜2knが形成されている。ここでは、個数をn(1以上の整数)とし、光源部4に近い側をn=1として符号は連番で付与している。
図3,図4に示されるように、切り込み部2k1〜2knは、その縦断面形状が略直角三角形となるような三角柱状に抉られた形状を呈している。
この切り込み部2k1〜2knは、光源部4から導光体2の内部に導光された光LT1(主に図3,図4の右方から左方へ進行する光)を斜面2ksで反射して表面2a側から光LT2として外部に放出するための反射部として機能する。
従って、斜辺の傾斜角度α(図3参照)は45°〜60°が好ましく、50°〜55°であるとさらに好ましい。
斜面2ksで反射した光LT2が導光体2の表面2aから外部に放出されると、その光の内、保持部1のスリット1a1の開口部分において放出された光がスリット1a1を通過して、概ね図5(a)の矢印DR2方向(取り付け面部1b1に対して概ね直交する方向)に出射し、外部から視認される。すなわち、表面2aは、外部から発光部として視認される面である。
従って、外部から視認される発光エリアは、長手方向が、主として切り込み部2k1〜2knが形成された範囲となり、幅方向が、スリット1a1の幅W1の範囲となる。
導光体2は、例えば、光透過性を有する樹脂やガラスで形成されている。光透過性を有していれば、透けていても透けていなくてもよい。
樹脂例は、アクリル,ポリカーボネート(PC),ポリエチレンテレフタレート(PET),エポキシ,シリコンであり、特に、耐久性、加工性が良好なことから、アクリル,PC,PETは好適である。
切り込み部2k1〜2knの大きさ(幅や深さ)は、1番目からn番目まで同じであってもよいし、光源部4からの距離に応じて異ならせてもよい。表面2a側から外部に放出する光を長手方向でより均一化させる場合には、光源部4からの距離が遠い程、反射量が増加する形状にするとよい。具体的な方法としては、縦断面形状における斜辺の長さを増加させる、すなわち、斜面2ksの面積を増加させる、などがある。
図6,図7を参照して導光体2について更に詳述する。
図6は、導光体2の一方の端面2t1近傍を裏面2r側から見た斜視図である。
導光体2の端面2t1には、反射部材2bが設けられている。反射部材2bの例は、金属薄膜又は反射シートである。
反射部材2bは、光源部4から他方の端面2t2を介して導光体2内に入射した光の内、切り込み部2k1〜2knで反射せずに通過して端面2t1に到達した光を、外部に出ないよう反射する。
図7は、導光体2の他方の端部近傍を裏面2r側から見た斜視図である。
導光体2の他方の端部には凹部2cが形成されている。ここでは凹部2cの底面を端面2t2とする。この凹部2cは、後述する光源部4の光源4aの形状に対応して設けられており、凹部2c内に光源4aが入りこむように導光体2と光源部4との相対位置が決められている。
また、導光体2の外面における端面2t2側の所定範囲AR1(図6のクロスハッチングの範囲であって表面2aも含む)は、黒塗装が施されている。
この黒塗装は、導光体2内を延在方向に対して直交に近い方向で進行する光が外面から外部に出射して、高輝度部位として外部から認識されてしまうのを防止するために施されている。特に光源4a近傍はこの光が多いので、端面2t2側の所定範囲に外面から外部に光が出て行かないように黒塗装する。
黒塗装の代替えとして、外面における該当する範囲に反射膜を設けてもよい。
図6,図7に示されるように、裏面2rには、切り込み部2k1〜2knを間に挟むように長手方向に延在する一対の導電部7a,7bが設けられている。導電部7a,7bは、例えば、銅などの導電性金属の薄板片である。導電部7a,7bは、裏面2r上に貼付又は接着により取り付けられている。この導電部7a,7bの取り付け方法及び形成方法は限定されない。
導電部7a,7bは、裏面2rに対して突出していなくてもよい。例えば、裏面2rに凹みを設け、その凹みに嵌め込んで裏面2rから突出させないように設けてもよい。
導電部7a,7bは、導光体2に対して後づけ固定するものに限らない。導光体2を射出成形で形成する場合には、いわゆるインサート成形により一体的に形成してもよい。
導電部7a,7bは、裏面2rに導電塗料を塗布することで形成してもよい。
なお、黒塗装が施されている所定範囲AR1には、導電部7a,7bも含まれている。
<光源部4について>
図1,図4,図8,図9を主に参照して光源部4について詳述する。
図8は、光源部4を図1における斜め左手前方から見下ろした斜視図である。
光源部4は、ベース4部bと、ベース部4bに取り付けられた発光基板4cと、を有して構成されている。発光基板4cは所謂フレキシブル基板である。
ベース部4bは、本体部4bhと本体部4bhの下部側において長手方向に延出した延出部4beとを有し、例えば樹脂やアルミニウムにより形成されている。ベース部4bは、保持部1の係合部1aに係合してその延在方向に移動可能とされている。本体部4bhには、雌ねじ4faが形成されたねじプレート4fが取り付けられている。
図9に示されるように、発光基板4cは階段状に形成されており、本体部4bhにおける上面及び端面と、延出部4beの上面と、に跨って取り付けられている。
発光基板4cにおける本体部4bhの上面となる位置には、例えば抵抗などの電子部品4eが配置されている。また、本体部4bhの端面となる位置には光源4aが配置されている。また、延出部4beの上面となる位置には、銅の薄板からなる端子部4ta,4tbが設けられている。光源4aは、例えばLEDである。以下、光源4aをLED4aとも称する。
端子部4ta及び端子部4tbは、それぞれ銅の薄板から切り起こされ可撓性を有する接触子4sa,4sbを備え、互いに電気的に独立して設けられている。発光基板4c上で、端子部4ta,4tbと光源4aと電子部品4eとは所定の配線パターンにより電気的に接続されている。
光源部4において、接触子4saと接触子4sbとの間に所定の電圧が印加されると、光源4aが発光するようになっている。
光源部4及び導光体2が保持部1に係合した状態で、接触子4sa,4sbは、導電部7a,7bに対し付勢しつつ接触可能とされている。従って、接触子4sa,4sbが導電部7a,7bに接触した状態で、導電部7a,7b間に所定の電圧を印加させることでLED4aを発光させることができる。
ベース4bの材料は限定されないが、LED4aが発生する熱を良好に伝導して表面積の大きい保持部1へ逃がせるように、アルミニウムを代表とする熱伝導率の高い材料で形成されていることが好ましい。
ねじプレート4fにおける雌ねじ4faには、固定ねじNJ1が螺合する。
光源部4が係合部1a内に係合した状態で固定ねじNJを締め付けると、固定ねじNJ1の先端が台座部1bを押しつけるので、光源部4は係合部1aの所望の位置で固定される。
すなわち、光源部4は、導光体2の軌道上での移動を規制する移動規制手段であり、また、導光体2を軌道上の所望の位置で固定する固定手段でもある。
発光基板4cは、ベース部4bに対し接着等で取り付けられる。
LED4aは、導光体2と光源部4とを当接させた際に導光体2の端面2t2と対向する位置にある。
また、端面2t2に対し、導光体2の延在方向に対して直交する方向のいずれにおいも、ほぼ中央位置で対向するようになっている。
すなわち、LED4aの位置は、軌道上で導光体2と光源部4とを当接させた際に、LED4aからの光が導光体2の端面2t2から内部に入射する位置に設定されている
図7に示された、導光体2における端面2t2の両脇の端面2t3,2t4は、ベース部4bの本体部4bhにおけるLED4aの両脇の面である面4bh1,4bh2にそれぞれ当接する。
LED4aは、傾向として、出力が高い程、すなわち高輝度であるほど、出光角が広くなる。すなわち、広指向性となる。
この特性に対応して、本実施例では、導光体2に凹部2cを設け、その凹部2cで形成された空間内にLED4aを位置させている。
これにより、LED4aから広い角度範囲で放出した光を、遍く導光体2内に取り込めるようになっている。
<カバー5について>
図1,図4,図10などに示されるカバー5は、スリット1a1に嵌り込む形状でアルミニウムや樹脂で形成され、光源部4を覆うようにベース4bに貼り付け又は接着により取り付けられている。カバー5は、導光体2を挟んで延出部4beと対向する鍔部5aを有している。
このカバー5は、光源部4を覆って外観品位を向上させることと、LED4a又は導光体2のLED4a近傍から図4の上方に放出された光が外部へ出射されて他の発光部位に対する著しい輝点として視認されないように遮光することを目的として設けられている。この遮光は、鍔部5aによって行われる。カバー5は、樹脂又は金属によって形成され光不透過性を有して形成されている。鍔部5aの内側の面5a1は、光反射性を有するように表面処理等が施されている。
すなわち、カバー5は、スリット1a1にほぼ隙間なく収まり、鍔部5aにより導光体2の表面2aにおける端面2t2側の所定範囲を覆うようになっている。
これにより、LED4aから導光体2内にその延在方向に対して直交方向に近い大きな角度で入射した光が台座部1bで反射して表面2aから外部に放出され、局所的に過剰な高輝度部位として視認されることを防いでいる。
また、鍔部5aの内側の面5a1は、表面2aから外部に放出された光を反射して再度導光体2内に導入させる反射壁となっている。
<ストッパ3について>
図11に示されるように、ストッパ3は、横断面形状が略T字状とされたベース部3bと、ベース部3bにおける図11の上方面に突出すると共にさらに長手方向に延出する舌片部3cを有する凸部3dと、を有して形成されている。ベース部3bには、貫通する雌ねじ部3eが形成されている。
ストッパ3は、ベース部3bが係合部1aに係合し、雌ねじ部3eに螺合させた固定ねじNJ2によって、光源部4と同様に係合部2の任意の位置で固定することができるようになっている。ストッパ3は、係合部1aに係合した状態で凸部3dがスリット1a1に嵌り込むようになっている。
ストッパ3は、導光体2の軌道上での移動を規制する移動規制手段である。また、導光体2を軌道上の所望の位置で固定する固定手段でもある。
その際、導光体2の端面2t1と当接面3tとを当接又は近接対向させる。
ストッパ3の材質は限定されないが、アルミニウム等の反射率の高い材料で形成した場合、導光体2の端面2t1に設ける反射部材2bは省略してもよい。
仮に光が導光体2内から端面2t1を通過して外部に出光しても、ストッパ3の当接面3tで反射して再び導光体2の内部に導入される。すなわち、ストッパ3は、当接面3tを有する反射壁を備えている。
<給電機構KDについて>
図12は、給電機構KDにおける給電部8を示している。
給電部8は、樹脂又は金属により薄いプレート状に形成されたベース部8bと、ベース部8bの一面にベース部8bに対し絶縁状態で互いに電気的に独立して形成された端子部8ta,8tbと、端子部8tb,8tbそれぞれに接続されたコード8cと、を有して構成されている。
ベース部8bは、中心線上において、複数の雌ねじ部8dが形成されている。
端子部8ta,8tbは、銅の薄板から形成されており、その一部が切り起こしにより可撓性を有する接触子8sa,8sbとされている。
図3,図5(c)に示されるように、給電部8は、保持部1における、内部空間Vの取り付け面部1b1側に取り付けられている。
給電部8は、ワッシャ9aとボルト9bにより、保持部1に対し長孔1b4を介して締め付け固定されている。
保持部1には長孔1b4が複数設けられ、ベース部8bには雌ねじ部8dが複数設けられているので、ボルト9bをどの長孔1b4のどの位置に通すかの選択と、ボルト9bを螺合可能な複数の雌ねじ8dの内のどれにするか、の選択との組み合わせにより、給電部8は、保持部1の長手方向における任意の位置に固定できるようになっている。
一端側が端子部8ta,8tbに接続されたコード8cは、長孔1b4を通して外部へ引き出され、他端側が外部の電源に接続される。コード8cの引き出し方法は限定されないが、例えば、図3,図5(c)に示されるように、保持部1の凹部1b3内に通して保持部1の側方側へ引き出すようにすることができる。
給電部8の接触子8sa,8sbは、導光体2に設けられた導電部7a,7bに対し、それぞれ付勢しつつ接触する。また、上述のように、導電部7a,7bには、光源部4の接触子4sa,4sbがそれぞれ接触する。
従って、発光装置51は、コード8cを介して外部から端子部8ta,8tbに所定の電圧が印加されると、接触子8sa,8sb、導電部7a,7b,接触子4sa,4sbを通じて光源部4に電力が供給され、LED4aが発光する。
すなわち、実施例1の発光装置51は、導光体2に、その長手方向に延在する導電部7a,7bを設け、導電部7a,7bと、導電部7a,7bそれぞれに摺接して電気的接続が得られる接触子4sa,4sb及び8sa,8sbと、を介して外部からの印加電圧を光源部4に供給する構造を有している。
この構造により、発光装置51は、電源供給のためのコードが光源部4から引き出されることなく、導光体2を保持部1のどの位置に固定しても、光源部4に対して電圧供給を行い発光させることができる。
実施例1の光源装置51において、導光体2とストッパ3と光源部4との合計長さよりも係合部1aの長さが長くなっている。これと上述した給電構造とにより、導光体2を移動して移動可能な範囲内における任意の位置で発光させることができる。
以下、説明容易のため、導光体2に対してストッパ3及び光源部4を当接させた3者一体のものを、便宜的に発光体HTと称する。
図13(a)〜(c)は、保持部1における導光体2の位置を変えた場合の発光状態を説明する模式図である。
各図において、ハッチングを付した範囲が非発光範囲であり、ハッチングを付していない白抜きの範囲が発光範囲である。
図13(a)は、保持部1の最も左側に発光体HTを位置させた状態であり、図13(b)は、保持部1の中央付近に発光体HTを位置させた状態であり、図13(c)は、保持部1の最も右側に発光体HTを位置させた状態を示している。
このように、発光装置51は、光源部4から引き出されるコードがないので、導光体2を発光位置の設定のため保持部1内を長手方向に移動させる際の位置決め作業が容易である。また、発光装置51の設置に関し、コードの引き回しや固定に配慮が不要なので、設置作業は容易であり設置後の外観は高品位で良好なものとなる。
<変形例1−1>
導電部7a,7bは、導光体2に設けられていれば、その場所は上述の裏面2rに限定されない。
例えば、図14,図15に示される変形例1−1であってもよい。
変形例1−1は、導電部7a,7bが導光体2の両側面2s,2sにそれぞれ設けられているものである。図14は、図5(c)に対応する図であり、図15は、変形例1−1の導光体2及び光源部4の一部斜視図である。
図14に示されるように、保持部1における係合部1aの両内側面1asに、導電部7a,7bにそれぞれ接触する接触子8sa,8sbを有する端子部8ta,8tbが、実施例1と同様の取り付け構造で取り付けられている。
図15に示されるように、光源部4におけるベース部4は、導光体2の両側面に対応して延出した延出部4be1,4be2を有しており、各延出部4be1,4be2には、導電部7a,7bにそれぞれ接触する接触子4sa,4sbを有する端子部4ta,4tbが設けられている。端子部4ta,4tbは、LED4aと電子部品4eと共にフレキシブルな発光基板4cに搭載され、実施例1と同様に電気的に接続されている。
この変形例1−1の構造と実施例1の構造との主な違いは、端子部8ta,8ts及び端子部4ta,4tbが隣接配置されてなく導光体2の両側面に対応した位置に離れて配置されているという配置位置にある。従って、変形例1−1は実施例1と同様の効果が得られる。
<実施例2>
次に、本発明の発光装置の実施例2として発光装置51Aを説明する。
発光装置51Aは、実施例1の発光装置51において導光体2に設けていた導電部7a,7bを、保持部1に相当する保持部1Aに設けたものである。
発光装置51Aについて、図16〜図19を参照して説明する。
図16は、図1に対応する図であり、保持部1A及びカバー5Aは一部を破断してある。図17は、発光装置51Aの保持部1Aの一端側を導光部2及び光源部4Aと共に説明するための斜視図である。保持部1Aは一部を破断してある。
図18は、図16におけるS16−S16において導光部2は省略した断面図である。光源部4Aは、発光装置51における光源部4に相当する。
発光装置51Aは、長尺であるため、図16においては中央部を破断し、一方の端部側を上段に、他方の端部側を下段に配置して示している。
発光装置51Aは、断面形状において略C字状の係合部1Aa及び係合部1Aaに連結しこの発光装置51Aを対象物へ取り付けるための台座部1Abを有するレール状の保持部1Aと、光透過性を有する細長の板状であって係合部1Aa内に係合して係合部1Aaの延在方向(図16の左右方向)に移動可能な導光体2と、係合部1Aa内における導光体2の一方側(図1の左方側)に係合して係合部1Aaの延在方向に移動可能なストッパ3と、光源4Aaを有し係合部1Aa内における導光体2の他方側(図1の右方側)に係合して係合部1Aaの延在方向に移動可能な光源部4Aと、を有して構成されている。
導光体2は、光源部4Aからの光を自身の形状に沿うように導く導光部であり、さらにその導いた光を外部に出光する出光機能も有する。
ストッパ3と光源部4Aとは、係合部1Aaの任意の位置でそれぞれ固定ねじNJ2,NJ1により固定できるようになっている。
また、導光体2は、内部を進行する光の一部を反射して外表面から外部に出射させる複数の切り込み部2k1〜2kn(n:1以上の整数)を有している。
この構成により、導光体2を係合部1Aaの延在方向における所望の位置に移動させ、その位置で一方端側への移動をストッパ3で規制し、他方端側への移動を光源部4Aで規制した状態で、光源部4Aの光源4Aaからの光を導光体2の端面2t2から内部に導入して導光体2の外表面から外部に出射させることができるようになっている。
ストッパ3及びカバー5は、実施例1と同様の構造及び機能を有している。
光源部4Aは、例えば樹脂やアルミニウムの押出材で形成されている。
係合部1Aaは、袋状ではなく、開口部としてスリット1Aa1が形成されている。スリット1Aa1は、長手方向に沿って同じ幅WA1で形成されている。
この幅は必ずしも同じ幅でなくてもよく、用途に応じ長手方向において部分的に拡大又は縮小させてもよい。
係合部1Aaの内側面1Aasは、導光体2の側面2sから外部に出射した光を反射して再度導光体2内に導入させるため、良好に反射する反射面とされていることが望ましい。この場合、係合部1aは、導光体2の側面2sに対向する反射面を有する反射壁を有する。
また、その内面は光沢面でもよく、反射が拡散して行われるように梨地面とされていてもよい。
保持部1Aを樹脂材で形成した場合は、係合部1Aaの内面を二次加工無しで良好な反射面にすることは難しい。その場合、その内面に対し、良好な反射が行えるよう反射膜を形成してもよく、反射シート等の別部材を貼付などで取り付けてもよい。
一対の内側面1Aasには、それぞれ、長手方向に延在する導電部7Aa,7Abが設けられている。導電部7Aa,7Abは、例えば、銅などの導電金属材の薄板片である。導電部7Aa,7Abは、内側面1Aas上に貼付又は接着により取り付けられている。この取り付け方法は限定されない。
保持部1Aの一方の端部において、導電部7Aa,7Abにはそれぞれコードやコネクタ(図示せず)に所定の電圧を印加することができるようになっている。
導電部7Aa,7Abは、内側面1Aasから突出していなくてもよい。例えば、内側面1Aasに凹みを設け、その凹みに嵌め込んで内側面1Aasから突出させないように設けてもよい。
導電部7Aa,7Abは、保持部1Aに対して後づけ固定するものに限らない。保持部1Aを射出成形で形成する場合には、いわゆるインサート成形により一体的に形成してもよい。
導電部7Aa,7Abは、内側面1Aasに導電塗料を塗布することで形成してもよい。
台座部1Abは、取り付け対象物に当接させるための取り付け面部1Ab1を有する。取り付け面部1Ab1には、保持部1を対象物に固定するための雄ねじを通す図示しない取り付け孔1b2が、複数箇所形成されている。
光源部4Aは、ベース部4Abと、ベース部4Abに取り付けられた発光基板4Acと、を有して構成されている。発光基板4Acは所謂フレキシブル基板である。
ベース部4Abは、概ね直方体を呈し、例えば樹脂やアルミニウムにより形成されている。ベース部4Abは、保持部1Aの係合部1Aaに係合してその延在方向に移動可能とされている。ベース部4Abには、雌ねじを有する貫通孔4Afaが形成されている。
発光基板4Acは、ベース部4Abの一端面とこの一端面に連接する三つの側面(上面及び両側面)とに跨って取り付けられている。
発光基板4Acにおけるベース部4Abの上面となる位置には、例えば抵抗などの電子部品4Aeが配置されている。また、ベース部4Abの端面となる位置には光源4Aaが配置されている。また、両側面となる位置には、それぞれ、銅の薄板からなる端子部4Ata,4Atbが設けられている。光源4Aaは、例えばLEDである。以下、光源4AaをLED4Aaとも称する。
端子部4Ataと端子部4Atbとは、それぞれ銅の薄板から切り起こされた可撓性を有する接触子4Asa,4Asbを備え、互いに電気的に独立して設けられている。発光基板4Ac上で、端子部4Ata,4AtbとLED4Aaと電子部品4Aeとは所定の配線パターンにより電気的に接続されている。
光源部4Aは、接触子4Asaと接触子4Asbとの間に所定の電圧が印加されると、LED4Aaが発光するようになっている。
光源部4A及び導光体2が保持部1Aに係合した状態で、接触子4Asa,4Asbは、導電部7Aa,7Abに対し付勢しつつ接触可能となっている。
従って、接触子4Asa,4Asbが導電部7Aa,7Abに接触した状態で導電部7Aa,7Ab間に所定の電圧を印加することにより、LED4Aaを発光させることができる。
ベース4Abの材料は限定されないが、LED4Aaが発生する熱を良好に伝導して表面積の大きい保持部1Aへ逃がせるように、アルミニウムを代表とする熱伝導率の高い材料で形成されていることが好ましい。
実施例2の発光装置51Aは、保持部1Aに、その長手方向に延在する導電部7Aa,7Abを設け、導電部7Aa,7Abそれぞれに摺接して電気的接続が得られる接触子4Asa,4Asbを通じて外部からの印加電圧を光源部4Aに供給する構造を有している。
この構造により、発光装置51Aは、電源供給のためのコードが光源部4Aから引き出されることなく、保持部1Aのどの位置に導光体2を固定しても、光源部4Aに対して電圧供給を行うことができる。
このように、発光装置51Aは、光源部4Aから引き出されるコードがないので、導光体2を発光位置の設定のため保持部1A内を長手方向に移動させる際の位置決め作業が容易である。また、発光装置51Aの設置に関し、コードの引き回しや固定に配慮が不要なので、設置作業は容易であり設置後の外観は高品位で良好なものとなる。
<変形例2−1>
導電部7Aa,7Abは、保持部1Aに設けられていれば、その場所は上述の内側面1Aasに限定されない。
例えば、図19に示される変形例2−1であってもよい。図19は、実施例2の図18に対応する図である。
変形例2−1は、導電部7Aa,7Abが保持部1Aの台座部1Abの内底面1Ab1に設けられているものである。保持部1Aの一方の端部において、導電部7Aa,7Abにはそれぞれコードやコネクタ(図示せず)が接続されている。これらコードやコネクタを介して、導電部7Aaと導電部7Abに所定の電圧を印加することができるようになっている。
光源基板4Acは、ベース部4Abにおける上面側と端面側に加え底面4Ab1側にも回りこむように設けられている。
光源基板4Acは、ベース部4Abの上面側に電子部品4Aeを、端面側(図19の手前側)にLED4Aaを、底面4Ab1側に端子部4Ata,4Atbが取り付けられている。端子部4Ata,4Atbは、導電部7Aa,7Abにそれぞれ可撓性を有して接触する接触子4Asa,4Asbを有している。
LED4Aaと電子部品4Aeと接触子4Asa,4Asbは、所定の配線パターンにより電気的に接続されている。
光源部4Aは、接触子4Asaと接触子4Asbとの間に所定の電圧が印加されると、LED4Aaが発光するようになっている。
光源部4A及び導光体2が保持部1Aに係合した状態で、接触子4Asa,4Asbは、導電部7Aa,7Abに対し付勢しつつ接触可能となっている。
従って、接触子4Asa,4Asbが導電部7Aa,7Abに接触した状態で導電部7Aa,7Ab間に所定の電圧を印加することにより、LED4Aaを発光させることができる。
この変形例2−1の構造と実施例2の構造との主な違いは、端子部4Ata,4Ats及び端子部4Ata,4Atbが、保持部1Aの内側面1Asaに配置されてなく、台座部1Abの内底面1Ab1に隣接して配置されているという配置位置にある。従って、変形例2−1は実施例2と同様の効果が得られる。
実施例1,2及び変形例1−1,2−1の発光装置51,51Aは、次に示す変形例A〜Dとしてもよい。以下、実施例2に対応する符号は( )付で記載する。
<変形例A>
係合部1a(1Aa)の一端をゴムなどのキャップにより塞ぎ、コード4d(8c)が延出する側をグロメットで塞ぎ、スリット1a1(1Aa1)(実施例2ではさらに凹部1b3を含む)を塞ぐように保持部1(1A)の表面に透明のフィルムを貼付することで、保持部1(1A)内に外部から雨や水などの液体が浸入することを防止できる。すなわち、防滴性や防水性が向上する。
従って、発光装置51(51A)を、屋外や水がかかる可能性の高い所に設置して使用することが可能となる。
また、係合部1a(1Aa)の内部等へ外部からゴミは埃が侵入することを有効に防止できるので、防塵性が向上する。
従って、発光装置51(51A)を、埃の多い場所や粉塵が発生する場所などで使用することができる。
更なる変形例として、導光体2と光源部4(4A)との突き合わせ部分を含む所定範囲を、熱収縮チューブで覆うことにより、外部から水等の液体が発光基板4c(4Ac)へ浸入することを防止できる。導光体2及び光源部4(4A)と係合部1a(1Aa)との係合を遊嵌状態に設定し、熱収縮チューブをかぶせた状態で良好な移動感触が得られるように寸法設定をしておくとよい。
この場合においても、防滴性や防水性が向上するので、発光装置51(51A)を、屋外や水などの液体がかかる可能性の高い所に設置して使用することが可能となる。
<変形例B>
保持部1(1A)に複数の発光体HTを係合させてもよい。
図20(a),(b)は、保持部1(1A)に一例として3つの発光体HT1〜HT3を係合させた発光装置52を模式的に示した図である。
各図において、ハッチングを付した範囲が非発光範囲であり、ハッチングを付していない白抜きの範囲が発光範囲である。
図20(a)に示すように、発光体HT1〜HT3は、それぞれの係合順が入れ替わらない範囲で、保持部1(1A)上の自由な位置に固定することができる。
各発光体HT1〜HT3は互いに離間していなくてもよい。
また、図20(b)に示すように、互いを連結することで、各発光体の単独では得られない長さの発光部を得ることができる。
<変形例C>
発光基板4cがLED4aの発光強度、発光タイミングなど、発光を制御する制御部を備える。発光基板に通信部を備え、外部機器との無線通信により外部の制御部からの指令で発光が制御されるようにしてもよい。
<変形例D>
実施例の発光装置51(51A)の軌道は直線に限らない。
保持部1(1A),導光体2,ストッパ3,及び光源部4(4A)のベース部4b(4Ab)を、ある程度の変形可能な材料(ゴム質の含有比率の高い樹脂材)で形成することにより、曲線軌道とすることができる。
曲線は一平面内に設定されるものに限らない。三次元的に湾曲していてもよい。
上述した実施例及び変形例によれば、保持部1(1A)を所定の部材に設置後も、導光体2の位置を軌道上〔係合部1a(1A)での移動可能範囲〕の所望の位置に移動させ、その位置で固定することができる。
これにより、長手方向の発光位置の変更が容易であり、把握対象物や照明対象物に対して専用のものを製作しなくても対象物を把握させたり照明することができる。
例えば、部屋の天井隅に保持部1(1A)を取り付けておけば、壁に掛けられた絵画を交換したり、絵画を掛ける位置を変更しても、導光体2の位置を容易に移動できるので、発光装置全体を交換する必要がなく、便利である。
導光体2を別の長さの導光体と交換することにより、把握対象物や照明対象物の長手長さが異なるものへの対応も容易に可能である。
このように、実施例の発光装置51,51A,52は、極めて汎用性に富む。
本発明の各実施例及び各変形例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてさらに別の変形例としてもよいのは言うまでもない。
導光体2とストッパ3又は導光体2と光源部4(4A)とは、近接して対向,接触して対向,又は係合手段により互いに係合して対向、のいずれかで構成されている。係合手段による係合対向の具体例としては、導光体2の側面に凹部を形成し、ストッパ3又は光源部4(4A)の側面に導光体2の凹部に係合する突起を有して延出する可撓性腕部を設け、いわゆるスナップフィット係合とする。
実施例1,2では、スリット1a1(1Aa1)から出光する光の方向が概ね取り付け面部1b1(1Ab1)に対して直交する方向の例を説明したが、これに限るものではない。
スリット1a1(1Aa1)からの出光方向と取り付け面部1b1(1Ab1)が含まれる平面との角度は限定されない。
例えば、図21に示す保持部1Bのように、出光方向DR12と直交する取り付け面を有する取り付け面部1Bb1と、直交しない(例えば平行)取り付け面を有する取り付け面部1Bb2とを備え、選択的に出光方向を選択することができるようにしてもよい。
導光体2の両端側にそれぞれ光源部4(4A)を設け、両端面から光を内部に入射させるようにしてもよい。この場合、切り込み部は、縦断面形状が長手方向に対称逆向きの略三角形となるものを併設する。これにより、発光強度を増加させることができる。
光源4a(4Aa)はLEDに限定されない。例えば、外部光源からの光を光ファイバで導光し、導光部の端面から内部に入光するように構成してもよい。すなわち、上述した光源4a(4Aa)の位置に光ファイバの出光口が位置するように配置すればよい。
導光体2の軌道上の移動を規制する手段は限定されない。
導光体2又はストッパ3若しくは光源部4(4A)を樹脂材で形成すると共に保持部に対して付勢して摩擦力を発生させる可撓性の樹脂腕部を形成し、自然落下せず、かつ、所定の力以上の力を付与しないと摺動しないように付勢力等が設定された規制手段としてもよい。
各実施例及び各変形例において、導電部7a,7b(7Aa,7Ab)は、高効率の光反射性を有すると、より好ましい。これにより、導電部7a,7b(7Aa,7Ab)が導光体2に設けられている場合は、導光体2から外部への出光を効果的に防止し、保持体1(1A)の内面に設けられている場合は、高効率で光を反射して再度導光体2へ入光させることができる。
係合部1a(1Aa)における係合のための形状は断面C字状に限定されない。所定の軌道上を少なくとも導光体2と光源部4(4A)とが移動可能なよう係合するものであればよい。
保持部1(1A)において、台座部1b(1Ab)は必ずしも必要ではない。台座部1b(1Ab)を有していない場合は、例えば、保持部1(1A)の外面に、この発光装置51(51A)を取り付ける相手部材と当接する当接面を設けてもよい。
導電部7a,7b(7Aa,7Ab)は、導光体2又は保持部1(1A)の長手方向の全範囲に延在しているものに限らない。導光体2又は保持部1(1A)に部分的に設けられていてもよい。また、複数の範囲に分かれて設けられていてもよい。
以上詳述した各実施例及び各変形例は、互いに自由に組み合わせてよい。
1,1A,1B 保持部
1a,1Aa 係合部、1a1,1Aa1 (開口部)スリット
1as 内側面、1Aas 内側面、1Ab1 内底面、1b,1Ab 台座部
1b1 取り付け面部、1b2 取り付け孔
1b3 凹部、1b4 長孔
2 導光体(導光部)
2a 表面、2b 反射部材、2c 凹部、2r 裏面
2k1〜2kn 切り込み部、2ks 斜面
2s 側面、2t1 (一方の)端面、2t2 (他方の)端面
3 ストッパ
3b ベース部、3c 舌片部、3d 凸部、3e 雌ねじ部、3t 当接面
4,4A 光源部
4a,4Aa (光源)LED、4b,4Ab ベース部
4bh 本体部、4bh1,4bh2 (両脇の)面
4be,4be1,4be2 延出部、4c,4Ac 発光基板
4f ねじプレート、4fa 雌ねじ、4e 電子部品
4sa,4sb,4Asa,4Asb 接触子
4ta,4tb,4Ata,4Atb 端子部、4Afa 貫通孔
5,5A カバー、5a 鍔部、5a1 (内側の)面
7a,7b,7Aa,7Ab 導電部
8 給電部、8b ベース部、8cコード、8d 雌ねじ部
8sa,8sb 接触子、8ta,8tb 端子部
9a ワッシャ、9b ボルト
51,51A,52 発光装置
AR1 (黒塗装の)範囲、HT 発光体、KD 給電機構、LT1,LT2 光
NJ1,NJ2 固定ねじ
V 内部空間、W1,WA1 幅

Claims (6)

  1. 光源を有する光源部と、
    光透過性を有する材料により細長形状に形成され、内部を進行する光を反射して外表面から外部に出光させる反射部を有する導光体と、
    前記導光体の長手方向に延在し前記導光体に一体的に設けられた導電部と、
    前記光源部及び前記導光体を、所定の軌道上で移動可能に、かつ前記軌道上で前記光源部と前記導光体とを当接させたときに前記光源からの光が前記導光体の端面から内部に入射するように保持する保持部と、
    前記保持部側に取り付けられ前記導電部に接触する第1の接触子と、
    前記光源部側に取り付けられ前記光源に電気的に接続すると共に前記導電部に接触する第2の接触子と、
    を備え、
    前記光源への電源供給が、前記第1の接触子と前記導電部と前記第2の接触子とを介して可能とされている発光装置。
  2. 前記導電部は、光反射性を有していることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記導光体の移動を規制する移動規制手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記保持部は、当該発光装置を他の部材に取り付ける際に前記他の部材に当接させる取り付け面部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記軌道は直線状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記導光体の前記端面以外の面から外部に出射した光を再度前記導光体の内部に導入するよう反射する反射壁を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
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