JP5328120B2 - 像振れ補正装置およびそれを具備する光学機器、撮像装置 - Google Patents

像振れ補正装置およびそれを具備する光学機器、撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5328120B2
JP5328120B2 JP2007198704A JP2007198704A JP5328120B2 JP 5328120 B2 JP5328120 B2 JP 5328120B2 JP 2007198704 A JP2007198704 A JP 2007198704A JP 2007198704 A JP2007198704 A JP 2007198704A JP 5328120 B2 JP5328120 B2 JP 5328120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image blur
movable member
optical axis
blur correction
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007198704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009036815A (ja
JP2009036815A5 (ja
Inventor
香織 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007198704A priority Critical patent/JP5328120B2/ja
Publication of JP2009036815A publication Critical patent/JP2009036815A/ja
Publication of JP2009036815A5 publication Critical patent/JP2009036815A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5328120B2 publication Critical patent/JP5328120B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Description

本発明は、像振れを補正するための補正手段を、光軸と垂直な平面内で移動させる像振れ補正装置およびそれを具備する光学機器、撮像装置に関するものである。
従来、手持ち撮影において生じやすい手振れ等による像振れを補正するため、撮像レンズに含まれる一部のレンズ(補正レンズ)を光軸と垂直な平面内でシフトさせることにより、像振れを解消しようとする像振れ補正装置が知られている。
このような像振れ補正装置として、補正レンズを第1の方向あるいは第2の方向(前記第1の方向に垂直な方向)に、光軸回りに回転させることなくシフトさせるようにしたものが知られている。
上記の像振れ補正装置は、補正レンズをシフトさせる際の光学性能の劣化を防ぐため、光軸に対して倒れを防止しながら該補正レンズをシフトさせる必要がある。このことに鑑み、例えば特許文献1に示される像振れ補正装置では、図11のように、補正レンズ101を保持している可動部材102と、固定部材104との間にボール103を介在させ、バネ105で付勢する。このことによって、補正レンズ101を光軸106と垂直な平面内でシフトさせる際に傾きが生じない構成としている。
特開平10−319465号公報
しかしながら、特許文献1では、図11に示すように、補正レンズユニットの外部に付勢バネ105が露出しているため、鏡筒組み立て中などに作業者が不用意に接触する可能性が高い。この接触によってバネ特性が変化すると、補正レンズ101が固定部材104に対して確実に付勢されず、傾きを生じさせる恐れがある。さらには、第1の方向と第2の方向の駆動特性を変化させる恐れもある。また、この付勢バネ105に接触しないように該付勢バネ105を可動部材102の内側に設けようとすると、バネの組み込み性が悪くなるので好ましくない。
(発明の目的)
本発明の目的は、高精度で、量産性の良い像振れ補正装置および撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、像振れを補正するための補正手段と、前記補正手段を保持する可動部材と、前記可動部材との間に位置する複数の支持点を介して、光軸に垂直な平面内で移動可能に前記可動部材を支持する地板部材と、前記地板部材の係止部に一端が係止され、前記可動部材に他端が係止されて、前記地板部材に対し、前記可動部材との間で光軸方向に押圧力を発生するとともに、前記可動部材の光軸回りの回転防止を行う複数の付勢部材と、前記地板部材に固定され、光軸方向から見て前記可動部材の一部を被うように配置された保護部材とを有し、前記地板部材の外周部には前記係止部を備えた切欠部が形成され、前記保護部材には、前記保護部材から光軸方向に延出した保護部が形成され、前記保護部前記切欠部に配された前記付勢部材および前記係止部を外周側から覆うように前記切欠部に挿入されることを特徴とする像振れ補正装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、本発明の上記像振れ補正装置を具備する撮像装置とするものである。
本発明によれば、高精度で、量産性の良い像振れ補正装置または撮像装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1ないし3に示す通りである。
図1〜図4は本発明の実施例1に係る像振れ補正装置(機構部のみ)の構造を示す図である。詳しくは、図1は像振れ補正装置の分解斜視図、図2は図1に示す像振れ補正装置の上面図、図3は図2に示す像振れ補正装置のA−o−A’断面図、図4は可動部材の支持点と付勢部材との関係を示す図である。
本実施例1に係わる像振れ補正装置は、補正レンズ2を光軸と垂直な平面内で第1の方向および第2の方向に移動させ、像振れを補正するものである。なお、第1の方向とは、カメラの所定方向の角度変化、本実施例1では、図2に示す右上がり方向をいう。また、第2の方向とは、カメラの所定方向に対して直角な角度変化、本実施例1では、図2に示す左上がり方向をいう。補正レンズ2は、第1の方向および第2の方向にそれぞれの専用の駆動部および位置検出部により、独立に駆動されて位置決めされる。
以下、像振れ補正装置の構成について説明する。図1〜図4において、1は中央に撮影光束が通過する開口部1aが形成されたベースユニットである。フォロアピンが鏡筒を構成する不図示のカムに倣うことによって、光軸方向にのみ移動可能となっている。ベースユニット1には、後述の3つの付勢部材を係止するフック状の第1係止部1e、第2係止部1f、第3係止部1g(図2参照)を設けている。さらにこれらの係止部のうち、第1係止部1eと第2係止部1fは、図2のような外径からの切欠部1j,1kに設けられている。係止部1e,1fはベースユニット1の外周からはみ出ることなく、かつ外周面から見て隠れない位置に設けられている。
3は中央のレンズ保持部3aに補正レンズ2を保持したレンズホルダである。このレンズホルダ3は、後述の付勢部材を係止するフック形状からなる第1係止部3d、第2係止部3e、第3の係止部3fを持っている。さらに、補正レンズ2の外周部には、2極に着磁された第1マグネット3bと、同じく補正レンズ2の外周部で、光軸を中心に第1のマグネット3bから90度回転した位置に第2マグネット3cが一体に形成されている。2極の着磁の方向は図1の通りであるが、着磁の方向は逆転していてもよい。
4(4a〜4c)は3つのボールであり、図3に示すように、ベースユニット1とレンズホルダ3に挟まれるようにして配される。ベースユニット1には、光軸と垂直な平面部を持つ第1ボール受け部1b、第2ボール受け部1c、第3ボール受け部1dを有する。第1〜第3ボール受け部1b〜1dは前記平面部を底面とする凹形状である。レンズホルダ3の背面側には、前記平面部と平行な面を持つ第1受け面3g、第2受け面3h、第3受け面3iが設けられている。そして、これら第1ボール受け部1b、第2ボール受け部1c、第3ボール受け部1dと、第1受け面3g、第2受け面3h、第3受け面3iとの間にそれぞれ挟まれるようにしてボール4a〜4cは配置される。
5(5a〜5c)は3本の付勢バネであり、ベースユニット1とレンズホルダ3を光軸と平行な方向に付勢している引っ張りコイルバネより成る。第1付勢バネ5aは、一端がベースユニット1の第1係止部1eに、他端がレンズホルダ3の第1係止部3dに、それぞれ係止される。第2付勢バネ5bは、一端がベースユニット1の第2係止部1fに、他端がレンズホルダ3の第2係止部3eに、それぞれ係止される。また、第3付勢バネ5cは一端がベースユニット1の第3係止部1gに、他端がレンズホルダ3の第3係止部3fに、それぞれ係止される。そして、図2に示すように、第1付勢バネ5aは、ベースユニット1の切欠部1j内に配され、第2付勢バネ5bはベースユニット1の切欠部1kに配される。更に、第3付勢バネ5cは、レンズホルダ3の内部に配される。また、各付勢バネ5a〜5cは、ベースユニット1の各ボール受け部1b〜1dとレンズホルダ3の各受け面3g〜3iによって、ボール4を安定して挟持できる必要最低限の力を発生するものとしている。
6はコイルユニットであり、第1コイルユニット6aと第2コイルユニット6bからなる。それぞれ、第1マグネット3bと対向する位置および第2マグネット3cと対向する位置で、ベースユニット1のコイル固定部1h,1iにそれぞれ固定される。
7はセンサーホルダであり、ベースユニット1に固定され、レンズホルダ3の一部を覆うように形成される。そして、第1マグネット3bと対向する位置に第1ホール素子8aを保持し、第2マグネット3cと対向する位置に第2ホール素子8bを保持している。さらに、センサーホルダ7には、光軸方向に延出した第1保護部7cと第2保護部7dが設けられている。これら保護部7c,7dは、各々ベースユニット1の切欠部1jおよび1kに挿入されるように組み立てられ、付勢バネ5を外周側から覆うようになっている。このようになっていることによって、センサーホルダ7の組み付け後は、付勢バネ5に接触できないようになっている。
コイルユニット6a,6bは、第1マグネット3bと第2マグネット3cの間にわずかなエアギャップを有し、各マグネット3b,3cによって形成される磁気回路中に置かれている。コイルユニット6a,6bに電流を流すことで、可動部材の一部を成す第1マグネット3bと第2マグネット3およびレンズホルダ3が移動させられる。詳しくは、レンズホルダ3に保持される補正レンズ2は、第1コイルユニット6aに電流を流すことによって図2に示す第1の方向へ駆動され、第2コイルユニット6bに電流を流すことによって図2に示す第2の方向へ駆動される。
第1マグネット3bと第2マグネット3cの上面にはセンサーホルダ7に固定されたホール素子8aと第1ホール素子8bを有し、上記のようにして駆動された第1マグネット3bと第2マグネット3、つまりは補正レンズ2の位置の検出を行っている。不図示の加速度センサーによってカメラの振れ(揺れ)を検出すると、この振れに起因する像振れを補正するように、不図示のマイコンにてフィードバック制御して補正レンズ2を駆動している。
次に、図4を用いて、3つのボール4と3つの付勢バネ5との配置関係について説明する。
上記のようにレンズホルダ3は、ベースユニット1に対してボール4を介し、付勢バネ5によって光軸方向の移動規制を受けている。これらを組み立てるには、まずコイルユニット6が固定されるベースユニット1の各ボール受け部1b〜1dに3つのボール4a〜4cを置き、さらにその上からレンズホルダ3の各受け面3g〜3iを乗せる。そして、レンズホルダ3に付勢バネ5をかける。このとき、例えば付勢バネ5が係止される係止部がレンズホルダ3の内側に設けられているとバネの組み込み性が悪いため、出来るだけ外周側で、該外側から直接触れる位置に設けることが望ましい。しかし、図4のような3つのボール位置を頂点として作られる三角形Aの外側に付勢バネ5を設けようとすると、付勢バネ5を一つ掛けたところで該付勢バネ5に最も近いボールを支点にしてレンズホルダ3が傾いて浮き上がってしまう。そのため、やはり組み立て性が悪くなる。このレンズホルダ3の傾きを防止するには、三角形Aの内側に付勢バネを設けることが好ましいと言える。
上記2点のことにより、本実施例1では、バネ掛け性は悪いが、組み立て時にレンズホルダ3が安定して3つのボール4の上に乗った状態になるように、組み立ての最初の1本(本実施例1では、第3付勢バネ5c)のみ、三角形Aの内側に配する。そして、残りの2本(本実施例1では、第1付勢バネ5a及び第2付勢バネ5b)はバネ掛け性をよくするために三角形Aの外側に配すようにしている。このように第3付勢バネ5cについては、レンズホルダ3の内部である三角形Aの内側に配したことにより、外側から接触する恐れが少ない。このため、センサーホルダ7に保護部を設けてこの第3付勢バネ5cを覆う必要がない。
しかしながら、冶具などを用い、レンズホルダ3が傾かないようにして組み込むことが可能であれば、付勢バネは3本とも図4に示す三角形Aの外側に設けても構わない。その場合には、第3付勢バネ5cは、切欠部1jと同様にレンズホルダ1に設けた切欠部内に配し、センサーホルダ7には保護部7c,7dのような保護部を更に設け、第3付勢バネを外周側から覆うように構成にする必要がある。
上記のように、付勢バネ5の組込み性をよくするためには、付勢バネ5は出来るだけレンズホルダ3の外周部でかつ係止部が露出している方が良い。しかし、このようにすると特許文献1に示されるように、補正レンズユニットとして組み立て後に付勢バネ5が外側に露出することになる。このままであると、前述したように組み立て後に付勢バネを作業者が誤って触れてしまうことがある。付勢バネの接触によって付勢力が変化すると、レンズホルダ3を確実に光軸方向に規制できなくなるだけでなく、例えば左右のバランスが悪くなってレンズホルダ3が傾いたりする。さらには、駆動の第1の方向、第2の方向の負荷バランスが崩れるので、安定した駆動をすることが困難になったりする。
そこで、本実施例1では、センサーホルダ7に第1保護部7cおよび第2保護部7dを設け、センサーホルダ7の組み付け後は、作業者が誤って付勢バネ5に接触する危険性を少なくしている。
本実施例1の像振れ補正装置は、外周部に第1,第2切欠部1j,1kを有するとともに、該第1,第2切欠部1j,1kに第1、第2係止部1e,1fを有するベースユニット1を有する。さらに、光軸を偏心させる補正レンズ2を保持するとともに、該補正レンズ2を光軸に垂直な平面内でシフトさせるレンズホルダ3を有する。さらに、第1〜第3係止部1e,1f,1gに一端が係止され、ベースユニット1に対し、他端が係止されるレンズホルダ3との間で光軸方向に押圧力(付勢力)を発生するとともに、レンズホルダ3の光軸回りの回転防止を行う複数の付勢バネ5を有する。さらには、第1,第2切欠部1j,1kに挿入され、光軸方向から見て付勢バネ5の外周側を覆うように構成された第1,第2保護部7c,7dとを有する。
また、付勢バネ5の押圧力によってレンズホルダ3を少なくとも3つの支持点にて支持されており、付勢バネ5のうち少なくとも1つが、支持点を頂点として形成される多角形よりも外側に配置されるようにしている。
換言すれば、地板1とレンズホルダ3との間に挟持される複数個のボールによってレンズホルダ3が光軸と垂直方向に移動可能となっている。そして、付勢バネ5のうちの少なくとも1つ(実施例1では、2つ)が、前記ボール位置を頂点として形成される多角形よりも外側に配置される。
上記のように、補正レンズ2に傾きが生じないように設けた付勢バネ5を、レンズホルダ3の外周側に設けられた係止部に係止することによって組み立て性を良くしている。さらに、像振れ補正装置の組み立て後は、付勢バネ5に接触しないような構成としている。これにより、高精度で量産性の良い像振れ補正装置を実現することができる。
図5および図6を用いて、本発明の実施例2に係わる像振れ補正装置(機構部のみ)について説明する。図5は本実施例2に係わる像振れ補正装置の分解斜視図、図6は図5に示す像振れ補正装置の光軸方向の断面図である。なお、上記実施例1の図1ないし図4に示した像振れ補正装置と同じ形状の部品については、ベースユニット11に設けられた各構成に関しては、実施例1のベースユニト1で用いた符番の10の位に1を加えるように符番を変更し(たとえば、第1係止部1eの符番を11eに、第2係止部1fの符番を11fに変更)、ベースユニット11以外の部品に関しては同一の符号を付し、その説明は省略する。
上記の実施例1において、レンズホルダ3が3つのボール4(4a〜4c)によって光軸方向に支持されていたのに対し、本実施例2では、ベースユニット11に設けられた半球形状からなる3つの滑り部11b,11c,11dによって行っている。レンズホルダ3が3点によって支持されること自体は実施例1と変わりがなく、該3点によって形成される三角形に対する付勢バネ5の位置関係も同じである。このような構成にすることにより、上記実施例1に示したボール4に比べて、レンズホルダ3との滑り摩擦は増えるが、部品点数の削減に貢献できると共に、組み立て性を向上させることができる。
本実施例2では、3つのボールを全て廃止して、ベースユニット11に設けた球状の受け部である滑り部11b,11c,11dによってレンズホルダ3を支持した。しかし、ボールを1つだけ廃止して、ベースユニット11で受け残る2点はボールによって支持したり、ボールを2つ廃止して、1点のみボールで支持したりしても構わない。
図7ないし図10を用いて、本発明の実施例3に係わる像振れ補正装置(機構部のみ)及び隣接配置されたシャッタ装置について説明する。図7は本発明の実施例3に係わる像振れ補正装置を示す分解斜視図である。図8は、像振れ補正装置に隣接されたシャッタ装置のみの分解斜視図であり、図7の背面側から見た図である。また、図9は図8に示すシャッタ装置の開放状態の上面図であり、図10は図8に示すシャッタ装置の閉鎖状態の上面図である。なお、上記実施例1の図1ないし図4に示した像振れ補正装置と同じ形状の部品については同一の符号を付し、その説明は省略する。
本実施例3に係わる像振れ補正装置においては、センサーホルダ26に保護部は設けられていない。また、ベースユニット21の背面側に、開口部21aを覆う位置と退避する位置に移動可能なシャッタ羽根を有するシャッタ装置を設けている。
図7ないし図10において、21はベースユニットであり、表面側は、実施例1におけるベースユニット1と同様の構成であって、21aは開口部、21b,21c,21dは第1〜第3ボール受け部である。さらに、21eは第1係止部、21fは第2係止部、21gは第3径止部である。さらに、21h,21iはコイル固定部、21jは第1切欠部、21kは第2切欠部である。また、実施例3におけるベースユニット21には、後述のアクチュエータ22を保持するアクチュエータ保持部21lを設けている。
ベースユニット21の背面側には、第1羽根軸21mと、第2羽根軸21nが設けられており、後述のシャッタ羽根をそれぞれ回転可能に保持している。22はシャッタ羽根を駆動させるアクチュエータである。このアクチュエータ22の構成は省略するが、内部にコイルを持ち、コイルへの正逆通電によって、駆動アーム22aが第1の位置と第2の位置とに移動するものである。
23は第1シャッタ羽根であり、24は第2シャッタ羽根である。穴23aがベースユニット21に設けられた回転軸21mに回転可能に保持され、穴24aが21nに回転可能に保持されている。さらに、長穴23b,24bがアクチュエータ22の駆動アーム22aに挿入され、摺動可能となっているので、駆動アーム22aの移動に従い、第1および第2のシャッタ羽根23,24が移動可能となっている。
25は中央に開口部25aが設けられたシャッタカバーであって、シャッタ装置のカバーとなる部品であり、ベースユニット21に固定される。シャッタカバー25には、光軸方向に延出した第1保護部25bおよび第2保護部25cが設けられている。これら第1保護部25bおよび第2保護部25cは、シャッタカバー25をベースユニット21に固定した際、ベースユニット21の切欠部21j,21k内に挿入され、第1付勢バネ5aおよび第2付勢バネ5bの外周部を覆うものである。つまり、上記実施例1において、センサーホルダ7に設けられていた第1保護部7cおよび第27dと同様の働きを有するものである。
上記の実施例1と同様、付勢バネ5を出来るだけ外周部に配置して、付勢バネ5を取りつけ易くするとともに、シャッタユニット21を取り付け後は、付勢バネ5に接触することがなく、不良の起こりにくい像振れ補正装置となっている。
なお、上記実施例1〜3では、付勢バネ5を保護するための保護部をベースユニットやシャッタカバーと一体で構成した例を述べたが、これに限定されるものではなく、像振れ補正装置に隣接配置される部品であれば何に設けていても構わない。
(本発明と実施例に対応)
第1,第2切欠部1j,1k,11j,11k,21j,21kが本発明の切欠部に、第1〜第3係止部1e,1f,1g,11e,11f,11g,21e,21f,21gが係止部に、それぞれ相当する。また、ベースユニット1,11,21が地板部材に、補正レンズ2が補正手段に、レンズホルダ3が可動部材に、それぞれ相当する。また、付勢バネ5が本発明の付勢部材に、第1,第2保護部7c,7dまたは第1保護部25、第2保護部25cが保護部材に、それぞれ相当する。また、ボール4又は滑り部11が、本発明の、地板部材と可動部材との間に挟持される転動部材、もしくは、地板部材と可動部材の一方から他方に対して突出する滑り部材によって構成される支持点に相当する。また、ボール4が転動部材に、滑り部11が滑り部材に、それぞれ相当する。
上記実施例1〜3では、補正手段として補正レンズを用いているが、光軸に垂直な平面内で移動される撮像素子を補正手段とすることもできる。
本発明の実施例1に係る像振れ補正装置を示す分解斜視図である。 図1の像振れ補正装置を構成するベースユニットの上面図である。 図1の像振れ補正装置の図2におけるA−o−A’断面図である。 図1の像振れ補正装置を構成するボールと付勢バネとの関係を示す図である。 本発明の実施例2に係る像振れ補正装置を示す分解斜視図である。 図5の像振れ補正装置の光軸方向の断面図である。 本発明の実施例3に係る像振れ補正装置およびシャッタ装置を示す分解斜視図である。 図7の像振れ補正装置に隣接配置されるシャッタ装置のみを示す分解斜視図である。 図8に示すシャッタ装置の開放状態を示す上面図である。 図8に示すシャッタ装置の閉鎖状態を示す上面図である。 従来の像振れ補正装置を示す断面図である。
符号の説明
1,11,21 ベースユニット
1e,11e,21e 第1係止部
1f,11f,21f 第2係止部
,11,21 第3係止部
1j,11j,21j 第1切欠部
1k,11k,21k 第2切欠部
2 シフトレンズ
3 レンズホルダ
4a 第1ボール
4b 第2ボール
4c 第3ボール
5a 第1付勢バネ
5b 第2付勢バネ
5c 第3付勢バネ
6a 第1コイルユニット
6b 第2コイルユニット
7 センサーホルダ
7c 第1保護部
7b 第2保護部
11b 滑り部
11c 滑り部
11d 滑り部
22 アクチュエータ
23 第1シャッタ羽根
24 第2シャッタ羽根
25 シャッタカバー
25b 第1保護部
25c 第2保護部

Claims (7)

  1. 像振れを補正するための補正手段と、
    前記補正手段を保持する可動部材と、
    前記可動部材との間に位置する複数の支持点を介して、光軸に垂直な平面内で移動可能に前記可動部材を支持する地板部材と、
    前記地板部材の係止部に一端が係止され、前記可動部材に他端が係止されて、前記地板部材に対し、前記可動部材との間で光軸方向に押圧力を発生するとともに、前記可動部材の光軸回りの回転防止を行う複数の付勢部材と、
    前記地板部材に固定され、光軸方向から見て前記可動部材の一部を被うように配置された保護部材とを有し、
    前記地板部材の外周部には前記係止部を備えた切欠部が形成され、
    前記保護部材には、前記保護部材から光軸方向に延出した保護部が形成され、
    前記保護部は、前記切欠部に配された前記付勢部材および前記係止部を外周側から覆うように前記切欠部に挿入されることを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記付勢部材の押圧力によって前記可動部材が少なくとも3つの支持点にて前記地板部材に支持されており、前記付勢部材のうち少なくとも1つは、前記支持点を頂点として形成される多角形よりも外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  3. 前記支持点は、前記地板部材と前記可動部材との間に挟持される転動部材によって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記支持点は、前記地板部材と前記可動部材の一方から他方に対して突出する滑り部材によって構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の像振れ補正装置。
  5. 前記保護部材には、前記可動部材の位置を検出する位置検出手段が配置されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の像振れ補正装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の像振れ補正装置を具備することを特徴とする光学機器。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載の像振れ補正装置を具備することを特徴とする撮像装置。
JP2007198704A 2007-07-31 2007-07-31 像振れ補正装置およびそれを具備する光学機器、撮像装置 Expired - Fee Related JP5328120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007198704A JP5328120B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 像振れ補正装置およびそれを具備する光学機器、撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007198704A JP5328120B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 像振れ補正装置およびそれを具備する光学機器、撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009036815A JP2009036815A (ja) 2009-02-19
JP2009036815A5 JP2009036815A5 (ja) 2010-09-02
JP5328120B2 true JP5328120B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=40438823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007198704A Expired - Fee Related JP5328120B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 像振れ補正装置およびそれを具備する光学機器、撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5328120B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003131280A (ja) * 2001-10-29 2003-05-08 Nikon Corp ブレ補正装置
JP4547937B2 (ja) * 2004-03-01 2010-09-22 株式会社ニコン レンズ鏡筒
JP2007108557A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP3813167B1 (ja) * 2006-04-13 2006-08-23 マイルストーン株式会社 撮像レンズ繰出し装置及びその組み立て方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009036815A (ja) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112105987B (zh) 光学单元
JP5769712B2 (ja) 傾き補正ユニット
CN108873562B (zh) 带抖动修正功能的光学单元
CN108693677B (zh) 带抖动修正功能的光学单元
JP6800706B2 (ja) 光学ユニット
JP5383734B2 (ja) 像ブレ補正装置および撮像装置
JP5197033B2 (ja) 像振れ補正装置、撮像装置および光学装置
CN108873563B (zh) 带抖动修正功能的光学单元
JP5090410B2 (ja) 像振れ補正装置、レンズ鏡筒、撮像装置および携帯情報端末
KR101525816B1 (ko) 상흔들림 보정 장치
JP7320403B2 (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
JP6029830B2 (ja) レンズ駆動装置
JP6989254B2 (ja) 光学モジュールおよび光学ユニット
JP2013134455A (ja) 像振れ補正装置及びレンズ駆動装置
JP6180304B2 (ja) 撮像装置
US20160187669A1 (en) Image blur correction apparatus, image pickup apparatus and optical apparatus
KR102401342B1 (ko) 광학 유닛
US9798158B2 (en) Optical apparatus capable of retracting optical element from optical path
JP7237686B2 (ja) 振れ補正機能付き光学ユニット
JP2008191615A (ja) 手振れ補正装置
JP2008026619A (ja) レンズ駆動装置
JP5117360B2 (ja) 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット
JP5328120B2 (ja) 像振れ補正装置およびそれを具備する光学機器、撮像装置
JP5192998B2 (ja) ブレ補正装置、レンズ鏡筒および光学機器
CN114185226A (zh) 光学单元

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100520

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130723

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5328120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees