JP5327375B2 - ピッチ検出装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、音響信号のピッチ(基本周波数)を検出する技術に関する。
音響信号のピッチを検出する技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、ローパスフィルタの通過後の音響信号についてピッチを検出する構成のもとで、ローパスフィルタの遮断周波数をピッチの検出の結果に応じて可変に制御する技術が開示されている。特許文献1の構成によれば、音響信号のうちピッチに対応するピーク以外のピークの強度が抑制されるから、音響信号のピッチを高精度に検出できるという利点がある。
特開昭61−26089号公報
しかし、特許文献1の技術においては、音響信号のピッチの検出後の所定の時点においてローパスフィルタの遮断周波数が瞬時的に音響信号のピッチに応じた周波数に変更されるから、遮断周波数の変更の前後で検出されるピッチが不安定になるという問題がある。以上の事情を背景として、本発明は、音響信号のピッチを高精度かつ安定的に検出することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の第1の態様に係るピッチ検出装置は、音響信号のうち低域側遮断周波数を下回る周波数成分と高域側遮断周波数を上回る周波数成分とを抑制する帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタによる処理後の音響信号のピッチを順次に検出するピッチ検出手段と、ピッチ検出手段が検出したピッチを下回る低域側目標値と当該ピッチを上回る高域側目標値とを当該ピッチに応じて可変に設定する目標設定手段と、低域側遮断周波数を低域側目標値に経時的に近づけるとともに高域側遮断周波数を高域側目標値に経時的に近づけるフィルタ制御手段とを具備する。以上の構成においては、帯域通過フィルタの通過帯域が、低域側目標値と高域側目標値との間の目標帯域に経時的に近づくから、通過帯域が瞬時的に目標帯域に変更される構成と比較して、音響信号のピッチを安定的に検出できる。
本発明の好適な態様において、フィルタ制御手段は、低域側遮断周波数と高域側遮断周波数とを初期化する。例えば、ピッチ検出手段がピッチを検出できない場合にフィルタ制御手段が低域側遮断周波数と高域側遮断周波数とを初期化する構成や、音響信号のアタックが検出された場合にフィルタ制御手段が低域側目標値と高域側目標値とを初期化する構成が好適である。
本発明の第2の態様に係るピッチ検出装置は、音響信号の各単位区間を順次に保持する保持手段と、音響信号のうち通過帯域の外側の周波数成分を抑制する帯域通過フィルタと、帯域通過フィルタの処理後の音響信号のピッチを単位区間毎に検出するピッチ検出手段と、ピッチ検出手段が検出したピッチに応じて帯域通過フィルタの通過帯域を可変に設定する制御手段と、各単位区間の音響信号を第1周期で帯域通過フィルタに供給する一方、一の単位区間について検出されたピッチに応じた通過帯域の設定後の再処理期間において、一の単位区間を含む過去の複数の単位区間を、第1周期よりも短い第2周期で保持手段から順次に帯域通過フィルタに供給する出力制御手段とを具備する。以上の構成においては、ピッチ検出手段が検出したピッチに応じた通過帯域の設定後の再処理期間において、過去の単位区間を対象として帯域通過フィルタによる処理やピッチ検出手段によるピッチの検出が実行されるから、帯域通過フィルタの通過帯域をピッチに応じて瞬時的に変更した場合であっても、各単位区間のピッチを安定的に検出することが可能である。
以上の各態様に係るピッチ検出装置は、音響信号の処理に専用されるDSP(Digital Signal Processor)などのハードウェア(電子回路)によって実現されるほか、CPU(Central Processing Unit)などの汎用の演算処理装置とプログラムとの協働によっても実現される。本発明の第1の態様に係るプログラムは、音響信号のうち低域側遮断周波数を下回る周波数成分と高域側遮断周波数を上回る周波数成分とを抑制する帯域通過フィルタ処理と、帯域通過フィルタ処理後の音響信号のピッチを順次に検出するピッチ検出処理と、ピッチ検出処理で検出したピッチを下回る低域側目標値と当該ピッチを上回る高域側目標値とを設定する目標設定処理と、低域側遮断周波数を低域側目標値に経時的に近づけるとともに高域側遮断周波数を高域側目標値に経時的に近づけるフィルタ制御処理とをコンピュータに実行させる。以上のプログラムによれば、本発明の第1の態様に係るピッチ検出装置と同様の作用および効果が実現される。
第2の態様に係るプログラムは、音響信号の各単位区間を順次に保持する保持手段を具備するコンピュータに、音響信号のうち通過帯域の外側の周波数成分を抑制する帯域通過フィルタ処理と、帯域通過フィルタ処理後の音響信号のピッチを単位区間毎に検出するピッチ検出処理と、ピッチ検出処理で検出したピッチに応じて帯域通過フィルタ処理の通過帯域を可変に設定する制御処理と、各単位区間の音響信号を第1周期で帯域通過フィルタに供給する一方、一の単位区間について検出されたピッチに応じた通過帯域の設定後の再処理期間において、一の単位区間を含む過去の複数の単位区間を、第1周期よりも短い第2周期で帯域通過フィルタ処理のために順次に保持手段から取得する出力制御処理とをコンピュータに実行させる。以上のプログラムによれば、本発明の第2の態様に係るピッチ検出装置と同様の作用および効果が実現される。
以上の各態様に係るプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で利用者に提供されてコンピュータにインストールされるほか、通信網を介した配信の形態でサーバ装置から提供されてコンピュータにインストールされる。
本発明の第1実施形態に係るピッチ検出装置のブロック図である。 目標帯域とピッチとの関係を説明する概念図である。 制御部の動作のフローチャートである。 通過帯域とピッチとの関係を例示するタイミングチャートである。 通過帯域とピッチとの関係を例示するタイミングチャートである。 通過帯域とピッチとの関係を例示するタイミングチャートである。 第2実施形態に係るピッチ検出装置のブロック図である。 第3実施形態に係るピッチ検出装置のブロック図である。 第3実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るピッチ検出装置のブロック図である。ピッチ検出装置100には音響信号A0が供給される。音響信号A0は、音響(音声や楽音)の時間軸上の波形を表す信号値の時系列(例えば強度のサンプル列)である。音響信号A0の供給元(図示略)は、例えば、周囲の音響に応じた音響信号A0を生成する収音機器や、記録媒体から音響信号A0を取得して出力する再生装置である。ピッチ検出装置100は音響信号A0のピッチ(基本周波数)PAを検出する。
図1に示すように、ピッチ検出装置100は、演算処理装置12と記憶装置14とを含むコンピュータシステムで実現される。記憶装置14は、音響信号A0からピッチPAを検出するためのプログラムや各種のデータを記憶する。半導体記録媒体や磁気記録媒体などの公知の記録媒体が記憶装置14として任意に採用される。
演算処理装置12は、記憶装置14に格納されたプログラムを実行することで複数の要素(信号区分部22、帯域通過フィルタ24、ピッチ検出部26、制御部30)として機能する。なお、音響信号A0の処理に専用される電子回路(DSP)が演算処理装置12の各要素を実現する構成や、演算処理装置12の各要素を複数の集積回路に分散的に搭載した構成も採用される。
図1の信号区分部22は、音響信号A0を時間軸上で複数の区間(以下「単位区間」という)Uに区分する。単位区間Uは、ピッチPAの検出の単位となる区間(すなわち、単位区間U毎にピッチPAが検出される)であり、例えば音響信号A0の信号値の所定の個数分(例えば128個のサンプル)に相当する。
帯域通過フィルタ24は、信号区分部22による処理後の音響信号A0のうち通過帯域Bの外側の周波数成分を減衰させることで音響信号A1を生成する。通過帯域Bは、低域側遮断周波数FC_Lと高域側遮断周波数FC_Hとの間の周波数帯域である。すなわち、帯域通過フィルタ24は、音響信号A0のうち低域側遮断周波数FC_Lを下回る周波数成分と高域側遮断周波数FC_Hを上回る周波数成分とを抑制する。低域側遮断周波数FC_Lおよび高域側遮断周波数FC_Hは制御部30による制御のもとで可変に設定される(詳細は後述する)。低域側遮断周波数FC_Lを遮断周波数とするハイパスフィルタと高域側遮断周波数FC_Hを遮断周波数とするローパスフィルタとの組合せで帯域通過フィルタ24が構成され得る。なお、帯域通過フィルタ24による処理後の音響信号A1を信号区分部22が各単位区間Uに区分する構成も採用される。
ピッチ検出部26は、帯域通過フィルタ24による処理後の音響信号A1のピッチPAを単位区間U毎に検出する。音響信号A1のうちピッチPAが検出されない単位区間U(例えば明確な調波構造が存在しない無声音や無音の単位区間U)については、ピッチPAの非検出という結果が出力される。
ピッチPAは、以下の数式(1)で定義されるように、セント(cent)を単位とした対数値として算定される。数式(1)の係数F0は、音響信号A1に想定される周波数(Hz)の最低値であり、音響信号A0の発音源(例えば楽器や発声者)の特性に応じて適宜に設定される。例えばギターの演奏音を採取した音響信号A0を想定すると、係数F0は8.1757989Hzに設定される。また、数式(1)の係数FPは、ヘルツ(Hz)を単位とした音響信号A1のピッチ(基本周波数)である。
PA=1200.0*log2(FP/F0) [cent]……(1)
音響信号A1のピッチPAの検出には公知の技術が任意に採用される。例えば、音響信号A1の各ピークの強度から経時的に減衰する基準値と音響信号A1の信号値とのうちの大きい方の軌跡の極値点を音響信号A1のピークとして検出し、各ピークの間隔からピッチPAを特定する方法(例えば特開昭61−44330号公報に開示された方法)が採用される。また、音響信号A1の強度がゼロを跨いで変化する地点(零交叉点)の間隔からピッチPAを検出する零交叉法や、音響信号A1のうち自己相関値が最大となる区間(音響信号A1のピッチ周期)からピッチPAを検出する自己相関法も好適である。
制御部30は、帯域通過フィルタ24の通過帯域B(低域側遮断周波数FC_Lおよび高域側遮断周波数FC_H)を可変に制御する要素であり、目標設定部32とフィルタ制御部34とを含んで構成される。目標設定部32は、低域側遮断周波数FC_Lの目標値(以下「低域側目標値」という)FT_Lと高域側遮断周波数FC_Hの目標値(以下「高域側目標値」という)FT_Hとを、ピッチ検出部26が検出したピッチPAに応じて可変に設定する。
図2に示すように、低域側目標値FT_LはピッチPAを下回る周波数であり、高域側目標値FT_HはピッチPAを上回る周波数である。具体的には、目標設定部32は、ピッチPAから所定値OFST_Lを減算した周波数(cent)を低域側目標値FT_Lとして算定し(数式(2a))、ピッチPAに所定値OFST_Hを加算した周波数(cent)を高域側目標値FT_Hとして算定する(数式(2b))。低域側目標値FT_Lと高域側目標値FT_Hとの間の周波数帯域(以下「目標帯域」という)BTが、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bの変化の目標となる。図2に示すように、ピッチPAは目標帯域BTの内側の周波数となる。なお、目標帯域BTの帯域幅は、ピッチPAに依存しない固定値(OFST_L+OFST_H)である。
FT_L=PA−OFST_L ……(2a)
FT_H=PA+OFST_H ……(2b)
図2の所定値OFST_Lや所定値OFST_H(オフセット値)は、例えば音響信号A0の発音源の特性に応じて適宜に選定される。例えば、ギターの楽音には、ピッチ(基本周波数)PAの成分と比較して倍音(特に第2倍音)の成分の強度が高いという特性がある。したがって、音響信号A1における倍音の成分を確実に検出するために、音響信号A1に想定されるピッチPAに対応する第2倍音や第3倍音の周波数を目標帯域BTが含むように、所定値OFST_Hは所定値OFST_Lと比較して大きい数値に設定される。したがって、図2に示すように、目標帯域BTは、ピッチPAからみて低域側よりも高域側が広い周波数帯域となる。
図1のフィルタ制御部34は、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bが単位区間U毎に経時的に目標帯域BTに近づくように通過帯域Bの低域側遮断周波数FC_Lと高域側遮断周波数FC_Hとを単位区間U毎に順次に更新する。
図3は、制御部30(目標設定部32,フィルタ制御部34)の動作のフローチャートである。ピッチ検出部26がピッチPAを検出するたび(すなわち単位区間U毎)に図3の処理が実行される。また、図4は、通過帯域B(低域側遮断周波数FC_L,高域側遮断周波数FC_H)とピッチPAとの経時的な変化が例示されている。図4においては、単位区間U1および単位区間U2のピッチPAが検出されなかった場合(図4における記号“×”)が想定されている。
図3の処理を開始すると、制御部30は、ピッチ検出部26がピッチPAを検出できたか否かを判定する(ステップS1)。ピッチPAが非検出である場合(すなわち、単位区間U内に明確な調波構造が存在しない場合)、フィルタ制御部34は、図4に示すように、通過帯域Bの低域側遮断周波数FC_Lを所定値(以下「低域側初期値」という)F0_Lに初期化するとともに高域側遮断周波数FC_Hを所定値(以下「高域側初期値」という)F0_Hに初期化する(ステップS2)。すなわち、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bは、低域側初期値F0_Lと高域側初期値F0_Hとの間の初期帯域B0に初期化される。低域側初期値F0_Lおよび高域側初期値F0_Hは、音響信号A0について検出される可能性がある総てのピッチPAが初期帯域B0の内側の周波数となるように、音響信号A0の発音源の特性に応じて設定される。初期帯域B0の帯域幅は目標帯域BTの帯域幅(OFST_L+OFST_H)よりも広い。
ピッチ検出部26がピッチPAを検出した場合(ステップS1:YES)、制御部30は、当該ピッチPAが直前の単位区間UのピッチPAから変化したか否かを判定する(ステップS3)。さらに詳述すると、制御部30は、今回の単位区間UのピッチPAと直前の単位区間UのピッチPAとの差分値の絶対値が所定値を上回る場合にはピッチPAが変化したと判断し、所定値を下回る場合にはピッチPAが変化していないと判断する。前回の単位区間UについてピッチPAが非検出であった場合にもステップS3の結果は肯定となる。
ピッチPAが変化した場合、目標設定部32は、今回の変化後のピッチPAに応じて目標帯域BT(低域側目標値FT_L,高域側目標値FT_H)を更新する(ステップS4)。すなわち、目標設定部32は、今回の単位区間UのピッチPAについて数式(2a)および数式(2b)の演算を実行することで低域側目標値FT_Lおよび高域側目標値FT_Hを設定する。以上のように、低域側目標値FT_Lおよび高域側目標値FT_Hは、音響信号A0のピッチPAが変化するたびに更新される。
ステップS4に続いて、フィルタ制御部34は、帯域通過フィルタ24の通過帯域BがステップS4における更新後の目標帯域BTに近づくように低域側遮断周波数FC_Lおよび高域側遮断周波数FC_Hを更新する(ステップS5)。一方、ピッチ検出部26の検出したピッチPAが前回の単位区間Uから変化していない場合(ステップS3:NO)、フィルタ制御部34は、目標帯域BTの更新(ステップS4)を実行せずに処理をステップS5に移行して低域側遮断周波数FC_Lおよび高域側遮断周波数FC_Hを更新(補間)する。ステップS5における具体的な動作を以下に詳述する。
図4のように単位区間U3についてピッチPA1が検出され(ステップS3:YES)、単位区間U3以後の各単位区間U(U4,U5,……)にてピッチPA1が変化しない場合を想定する。目標設定部32は、ピッチPA1に対応した目標帯域BT1を設定する。フィルタ制御部34は、ピッチPA1に対応する目標帯域BT1の低域側目標値FT_Lに近づくように低域側遮断周波数FC_Lを単位区間U毎に所定値(変化の単位量)Δずつ増加または減少させる。ただし、低域側目標値FT_Lを含む所定の範囲内に低域側遮断周波数FC_Lが到達した場合(すなわち、低域側遮断周波数FC_Lが低域側目標値FT_Lに充分に近づいた場合)、フィルタ制御部34は、低域側遮断周波数FC_Lの変化を停止させる。同様に、フィルタ制御部34は、高域側遮断周波数FC_Hが高域側目標値FT_Hに充分に近づくまで高域側遮断周波数FC_Hを所定値Δずつ増加または減少させる。以上の動作が反復されることで、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bは経時的(段階的)に目標帯域BT1に近づいて、単位区間U8の時点で目標帯域BT1に到達する。
次に、図5には、通過帯域BがピッチPA1に対応した目標帯域BT1に変化している途中でピッチPAが変化(PA1→PA2)した場合の通過帯域Bの経時的な変化が図示されている。具体的には、単位区間U6のピッチPA1とは相違するピッチPA2が単位区間U7について検出された場合(ステップS3:YES)を想定する。目標設定部32は、変化前のピッチPA1に対応する目標帯域BT1を、変化後のピッチPA2に対応する目標帯域BT2に更新する(ステップS4)。したがって、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bは、単位区間U8以後の各単位区間Uにおいて、単位区間U7の時点における通過帯域Bから更新後の目標帯域BT2に向けて経時的に縮小していく(ステップS5)。
図6には、通過帯域Bが目標帯域BT1に到達した以後の単位区間U10にてピッチPAが変化(PA1→PA2)した場合の通過帯域Bの経時的な変化が図示されている。目標帯域BT1の帯域幅はピッチPAに依存しない固定値(OFST_L+OFST_H)に設定されるから、単位区間U10以後の各単位区間Uでの通過帯域Bは、帯域幅が所定値(OFST_L+OFST_H)に維持されたまま、周波数軸上の位置のみが目標帯域BT2(変化後のピッチPA2に対応する目標帯域BT)に経時的に近づく。
以上のように通過帯域B(低域側目標値FT_L,高域側目標値FT_H)は、音響信号A0のピッチPAが変更されるたびに変更後のピッチPAに対応した目標帯域BTに経時的に近づき、ピッチPAが検出されない状態になると(ステップS1:NO)、初期帯域B0に初期化される。
以上の形態においては、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bが音響信号A0のピッチPAに応じて可変に設定される。すなわち、音響信号A0のうちピッチPAから乖離した周波数成分(例えば雑音の成分)が抑制されたうえでピッチPAの検出に利用される。したがって、通過帯域Bが固定された構成や帯域通過フィルタ24が省略された構成と比較して、音響信号A0のピッチPAを高精度に検出することが可能である。発音源が弦である楽器(例えばギターやピアノ)の楽音は、発生の直後から強度が減衰して雑音が相対的に強調されるという傾向が顕著であるから、雑音の影響を抑制してピッチPAを高精度に検出できるという第1実施形態の効果は、発音源を弦とする楽音のピッチPAを検出する場合に格別に有効である。
また、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bは目標帯域BTに向けて経時的(段階的)に変化するから、通過帯域Bが瞬時的に目標帯域BTに変更される構成と比較すると、音響信号A0のピッチPAを安定的に検出できるという利点がある。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態においてはピッチPAが非検出となった場合(図3のステップS1:NO)に帯域通過フィルタ24の通過帯域Bが初期帯域B0に初期化される。第2実施形態においては、音響信号A0のアタックが検出された場合に通過帯域Bが初期帯域B0に初期化される。なお、以下の各形態において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、以上と同じ符号を付して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図7に示すように、第2実施形態に係るピッチ検出装置100は、第1実施形態の要素にアタック検出部42を追加した構成である。アタック検出部42は、音響信号A0のアタック(強度の立上がり)を検出する。アタックが検出されるとアタック検出部42から制御部30に信号SATKが供給される。アタックの検出には公知の技術が任意に採用される。例えば、音響信号A0の信号値(強度)が所定の範囲を超えて上昇した時点をアタックとして検出する技術が好適に採用される。
制御部30は、アタック検出部42から信号SATKが供給された場合(すなわち音響信号A0のアタックが検出された場合)に帯域通過フィルタ24の通過帯域Bを初期帯域B0に初期化する。図3のステップS1およびステップS2の処理は省略される。ステップS3以後の処理は第1実施形態と同様である。
第1実施形態においては、ピッチPAの非検出を契機として通過帯域Bが初期化されるから、音響信号A0のアタックから遅延した時点で通過帯域Bが初期化される場合がある。通過帯域Bの初期化が遅延すると、音響信号A0のアタックから通過帯域Bの初期化(拡大)までの区間内におけるピッチPAの成分が初期化前の狭い通過帯域Bの外側に存在する(したがって、帯域通過フィルタ24にて抑制される)場合に、ピッチPAが正確に検出されない場合がある。第2実施形態においては、音響信号A0のアタックの検出を契機として通過帯域Bが初期化されるから、ピッチ検出部26による検出の結果(検出/非検出)を待たずに迅速に通過帯域Bを初期化することが可能である。したがって、第1実施形態と比較して高精度にピッチPA(特に音響信号A0のアタックの近傍におけるピッチPA)を検出することが可能である。
<C:第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態に係るピッチ検出装置100のブロック図である。図8に示すように、第3実施形態のピッチ検出装置100は、保持部52と出力制御部54と調整部56とを第1実施形態の要素に追加した構成である。
保持部52は、信号区分部22による区分後の複数個(N個)の単位区間Uの音響信号A0を信号区分部22から供給される順番で順次に保持するFIFO(first-in-first-out)形式の遅延バッファである。なお、図8においては保持部52を記憶装置14とは別個の要素として図示したが、記憶装置14の記憶領域が保持部52として利用される構成も好適である。
出力制御部54は、N個の単位区間Uの何れかの音響信号A0を保持部52から選択的に取得する。出力制御部54が保持部52から取得する単位区間U(すなわち保持部52からの読出し位置)は可変に制御される。したがって、保持部52および出力制御部54は、各単位区間Uの音響信号A0に可変の遅延量Dを付与する遅延回路として機能する。すなわち、N個の単位区間Uのうち最新(第1段目)の単位区間Uを出力制御部54が取得する動作は、遅延量Dを最小値(ゼロ)に設定した遅延回路の動作に相当し、N個の単位区間Uのうち最古(第N段目)の単位区間Uを出力制御部54が取得する動作は、遅延量Dを最大値Nに設定した遅延回路の動作に相当する。
調整部56は、出力制御部54が取得および出力する単位区間Uの音響信号A0の強度を調整する。例えば、可変の調整値Mを音響信号A0の信号値に乗算する乗算器が調整部56として利用される。なお、調整値Mの制御については後述する。調整部56による調整後の音響信号A0が帯域通過フィルタ24に供給される。
図9は、第3実施形態の動作を示すタイミングチャートである。図9(保持部52入力)に示すように、音響信号A0の各単位区間Uは周期t1で順次に保持部52に供給される。ピッチ検出部26が単位区間UのピッチPAを検出するまで、出力制御部54の遅延量Dは最小値(ゼロ)に設定されるとともに、調整部56の調整値Mは基準値「1」に設定される。したがって、信号区分部22による区分後の各単位区間Uが遅延なく周期t1で順次に保持部52と調整部56とを経由して帯域通過フィルタ24に供給される。ピッチ検出部26がピッチPAを検出するまで、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bは初期帯域B0に設定される。図9(ピッチPA検出)に示すように、単位区間Uk-1以前はピッチPAが検出されず(図9の記号“×”)、単位区間Uk以後の各単位区間UについてピッチPAが検出された場合を想定する。
ピッチ検出部26が単位区間UkのピッチPA[Uk]を検出すると、制御部30の目標設定部32は、ピッチPA[Uk]について数式(2a)および数式(2b)の演算を実行することで目標帯域BT(低域側目標値FT_L,高域側目標値FT_H)を算定する。さらに、フィルタ制御部34は、目標設定部32がピッチPA[Uk]に応じて設定した目標帯域BTを通過帯域Bとして帯域通過フィルタ24に設定する。すなわち、第1実施形態や第2実施形態においては通過帯域Bを経時的に目標帯域BTに近づけたのに対し、第3実施形態においては、ピッチPA[Uk]が検出された直後に(すなわち経時的ではなく瞬時的に)通過帯域Bが目標帯域BTに設定される。
通過帯域Bが目標帯域BTに設定されると、出力制御部54は、遅延量Dを最大値N(第N段の単位区間Uに対応する遅延量D)に設定する。そして、出力制御部54は、目標帯域BTの設定後で周期t1以下の時間長の期間(以下「再処理期間」という)TR内において、周期t1よりも短い周期t2(例えばt2=t1/N)で遅延量Dを最小値(ゼロ)まで順次に減少させながら、各遅延量Dに対応する単位区間Uを保持部52から順次に取得して調整部56に出力する。したがって、図9(保持部52出力)に示すように、再処理期間TRの終点にて保持部52が保持するN個の単位区間U(Uk-(N-2)〜Uk+1)が、最古の単位区間U(第N段に格納された単位区間Uk-(N-2))から最新の単位区間U(第1段に格納された単位区間Uk+1)に向かう順番で、再処理期間TRにて周期t2で順次に調整部56に出力される。すなわち、ピッチPAが検出されない場合(再処理期間TR以外の期間)と比較して速い速度(N倍速)で保持部52からN個の単位区間Uが順次に出力される。一方、調整部56の調整値Mは、通過帯域Bが目標帯域BTに設定された時点で基準値「1」を下回る正数に設定されるとともに経時的に増加して基準値に到達する。
通過帯域Bが目標帯域BTに制御された帯域通過フィルタ24は、保持部52からN倍速で出力されたN個の単位区間Uを順次に処理し、ピッチ検出部26は、図9(ピッチPA検出)に示すように、帯域通過フィルタ24による処理後のN個の単位区間Uの各々のピッチPA(PA[Uk-(N-1)]〜PA[Uk+1]を順次に検出および出力する。以上のように、単位区間UkのピッチPA[Uk]が検出された時点で保持部52に保持されている各単位区間Uについては、通過帯域Bが初期帯域B0に設定された帯域通過フィルタ24によるフィルタ処理とピッチ検出部26によるピッチ検出とが周期t1で実行されるだけでなく、通過帯域Bが目標帯域BTに設定された状態の帯域通過フィルタ24によるフィルタ処理とピッチ検出部26によるピッチ検出とが再処理期間TR内にて周期t2で(N倍速で)実行される。再処理期間TR内においては通過帯域Bが音響信号A0のピッチPAに応じた目標帯域BTに設定されるから、再処理期間TR内で各単位区間Uについて検出されるピッチPAは、再処理期間TRの開始前に初期帯域B0のもとで検出されるピッチPAと比較して正確である。
再処理期間TRの終点にて遅延量Dはゼロまで減少する。したがって、再処理期間TRの経過後には、再処理期間TRの開始前と同様に、信号区分部22から周期t1で順次に供給される単位区間U(単位区間Uk+1以降)について、帯域通過フィルタ24によるフィルタ処理(目標帯域BT)とピッチ検出部26によるピッチ検出とが順次に実行される。再処理期間TRの経過後にピッチPAが変化した場合の動作は、図6を参照して説明した動作と同様である。また、再処理期間TRの経過後にピッチPAが検出されなくなると、制御部30(フィルタ制御部34)は帯域通過フィルタ24の通過帯域Bを初期帯域B0に初期化する。
以上の形態においては、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bが音響信号A0のピッチPAに応じて可変に設定されるから、第1実施形態と同様に、音響信号A0のピッチPAを高精度に検出することが可能である。さらに、第3実施形態においては、初期帯域B0のもとでフィルタ処理やピッチ検出が実行された過去の単位区間Uについて、ピッチPAに応じた目標帯域BTを利用したフィルタ処理やピッチ検出(ピッチ検出のやり直し)が実行されるから、帯域通過フィルタ24の通過帯域BがピッチPAに応じた目標帯域BTに瞬時的に変更される構成にも拘わらず、各単位区間UのピッチPAが安定的に検出されるという利点がある。また、再処理期間TR内においては保持部52からN倍速で各単位区間Uが出力されるから、再処理期間TRの経過後に新たに保持部52に供給される単位区間Uについては遅延なくピッチPAを検出することが可能である。
さらに、再処理期間TRの開始の当初には音響信号A0の信号値が調整値Mに応じて低減されるから、再処理期間TRの始点における音響信号A0の波形の不連続が抑制されるという利点もある。もっとも、音響信号A0の波形の連続性が問題とならないのであれば、図9の調整部56は省略される。
なお、図9においては第1実施形態を基礎とした構成を例示したが、音響信号A0のアタックの検出を契機として通過帯域Bを初期帯域B0に初期化するという第2実施形態の構成は、第3実施形態(図9)にも追加され得る。
<D:変形例>
以上に例示した各形態には様々な変形が加えられる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の例示から2以上の態様を任意に選択して組合せてもよい。
(1)変形例1
以上の各形態においては目標帯域BTの帯域幅を固定値(OFST_L+OFST_H)に設定したが、目標帯域BTの帯域幅を例えばピッチPAに応じて可変に制御する構成も採用される。例えば、ピッチPAが高いほど目標帯域BTを広い帯域幅に設定する。
(2)変形例2
帯域通過フィルタ24の通過帯域Bを初期化する契機は、ピッチPAの非検出(第1実施形態)や音響信号A0のアタックの検出(第2実施形態)に限定されない。例えば、音響信号A0のリリース(立下がり)の検出を契機として通過帯域Bを初期帯域B0に初期化する構成も採用される。
(3)変形例3
第1実施形態および第2実施形態においては、低域側遮断周波数FC_Lや高域側遮断周波数FC_Hを所定値Δずつ変化させることで低域側目標値FT_Lや高域側目標値FT_Hに近づけたが、帯域通過フィルタ24の通過帯域Bを目標帯域BTに近づける方法は以上の例示に限定されない。例えば、所定の時間をかけて通過帯域Bが目標帯域BTに到達するように途中の各時点における低域側遮断周波数FC_Lや高域側遮断周波数FC_Hを制御(補間)する構成も好適である。したがって、低域側遮断周波数FC_Lや高域側遮断周波数FC_Hの変化の単位量が固定値Δである必要はない。
100……ピッチ検出装置、12……演算処理装置、14……記憶装置、22……信号区分部、24……帯域通過フィルタ、26……ピッチ検出部、30……制御部、32……目標設定部、34……フィルタ制御部、42……アタック検出部、52……保持部、54……出力制御部、56……調整部。

Claims (2)

  1. 音響信号の各単位区間を順次に保持する保持手段と、
    音響信号のうち通過帯域の外側の周波数成分を抑制する帯域通過フィルタと、
    前記帯域通過フィルタの処理後の音響信号のピッチを単位区間毎に検出するピッチ検出手段と、
    前記ピッチ検出手段が検出したピッチに応じて前記帯域通過フィルタの通過帯域を可変に設定する制御手段と、
    各単位区間の音響信号を第1周期で前記帯域通過フィルタに供給する一方、一の単位区間について検出されたピッチに応じた前記通過帯域の設定後の再処理期間において、前記一の単位区間を含む過去の複数の単位区間を、前記第1周期よりも短い第2周期で前記保持手段から順次に前記帯域通過フィルタに供給する出力制御手段と
    を具備するピッチ検出装置。
  2. 音響信号の各単位区間を順次に保持する保持手段を具備するコンピュータに、
    音響信号のうち通過帯域の外側の周波数成分を抑制する帯域通過フィルタ処理と、
    前記帯域通過フィルタ処理後の音響信号のピッチを単位区間毎に検出するピッチ検出処理と、
    前記ピッチ検出処理で検出したピッチに応じて前記帯域通過フィルタ処理の通過帯域を可変に設定する制御処理と、
    各単位区間の音響信号を第1周期で前記帯域通過フィルタに供給する一方、一の単位区間について検出されたピッチに応じた前記通過帯域の設定後の再処理期間において、前記一の単位区間を含む過去の複数の単位区間を、前記第1周期よりも短い第2周期で前記帯域通過フィルタ処理のために順次に前記保持手段から取得する出力制御処理と
    を実行させるプログラム。
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