JP5326937B2 - Cmos固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、CMOS固体撮像素子の駆動方法に関する。
一般にMOS型半導体装置では、素子分離として長くLOCOS(選択酸化)分離が用いられ、近年、微細化のためSTI(シャロー・トレンチ・アイソレーション)が用いられるようになってきている。
CMOS固体撮像素子においても、同様に素子分離にSTIを採用することが一般的になってきている。CMOS固体撮像素子は、画素領域とそれを駆動し信号処理する周辺回路とから成っており、周辺回路の微細化技術を画素領域でも採用している。近年の微細CMOS固体撮像素子の画素の素子分離においても、周辺と同じSTI素子分離法が用いられることが一般的である。
図9にCMOS固体撮像素子における画素領域の要部を上面から見た概略構成を示し、図10に従来のSTI分離によるフォトダイオード(光電変換部)と画素のトランジスタの断面構造を示す。なお、図10は図9のAーA線上の断面に対応する。
CMOS固体撮像素子は、光電変換部となるフォトダイオードPDと、複数のMOSトランジスタとで単位画素2〔2A,2B,2C,2D〕を形成し、複数の単位画素2がマトリクス状に配列して画素領域3を構成している。単位画素2は、例えば、1つのフォトダイオードPDと4つのCMOSトランジスタ、すなわち読み出しトランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタ及び増幅トランジスタで構成される。図9では、説明の簡略化のために、単位画素2としてフォトダイオードPDとこれに接続された読み出しトランジスタTr1、リセットトランジスタTr2 及び増幅トランジスタTr3のみを示し、他の選択トランジスタは省略した。読み出しトランジスタは,フォトダイオードPDの電荷蓄積領域とフローティングディフュージョン(FD)となるソース・ドレイン領域4とゲート絶縁膜を介して形成された転送ゲート電極5とで形成される。リセットトランジスタTr2 は、一対のソース・ドレイン領域4及び6とゲート絶縁膜を介して形成されたリセットゲート電極7とで形成される。増幅トランジスタTr3は、ソース・ドレイン領域6及び8とゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極とで形成される。垂直方向に配列された各画素の読み出しトランジスタTr1の一方のソース・ドレイン領域8には垂直信号線10が接続され、リセットトランジスタTr2の一方のソース・ドレイン領域6には電源電圧Vddを供給する電源線が接続される。画素2〔2A,2B,2C,2D〕の相互間は素子分離領域22により分離される。
従来のSTI分離によりCMOS固体撮像素子11は、図10の断面構造に示すように、例えば、n型シリコン半導体基板12にp型半導体ウェル領域13が形成され、このp型半導体ウェル領域13にトレンチ14が形成されると共にトレンチ14内にシリコン酸化膜15が埋め込まれて、隣合う画素2間を素子分離する素子分離領域、すなわちSTI領域221(図9の素子分離領域22に相当する)が形成される。このSTI領域221により、一方の画素2BのフォトダイオードPDとこれに隣合う画素2AのフォトダイオードPDが分離され、また一方の画素2Bの読み出しトランジスタTr1 のフローティング・ディフージョン(FD)と他方の画素2Aの増幅トランジスタTr3 のソース・ドレイン領域8とが分離される。
フォトダイオードPDは、いわゆるn型基板12とp型半導体ウェル領域13とn型電荷蓄積領域18とその表面側の絶縁膜20との界面のp+アキューミュレーション層19とからなるHAD(Hall Acumulated Diode)構造に形成されている。読み出しトランジスタTr1 では、フォトダイオードPDのn型電荷蓄積領域18とフローティングディフュージョン(FD)となるソース・ドレイン領域4間にゲート絶縁膜21を介して転送ゲート電極5を形成して構成される。一方、STI領域221では、深く埋め込まれたシリコン酸化膜15とn型電荷蓄積領域18及びp型半導体ウェル領域13との界面に、暗電流や白傷を抑制するためのp+ 半導体領域17が形成される。
一方、MOS固体撮像素子において、素子分離部として半導体基板を侵食しないように、半導体基板上に形成した絶縁膜で素子分離部を構成するようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−270808号公報
画素領域の分離技術として上述したSTI素子分離方式を用いたCMOS固体撮像素子では、大きく2つの問題がある。
STI素子分離方式は、シリコン基板(12、13)に深いトレンチ14を形成し、シリコン酸化膜15を埋め込んで素子分離領域221を形成するため、微細な素子分離領域の形成に優れている。しかしながら、深く埋め込まれたシリコン酸化膜15とシリコン基板(12、13)との熱膨張係数の違いなどから、熱応力に起因した結晶欠陥が入り易いという第1の問題点がある。そのため、STI形状をテーパーにするなどの工夫が行われている。しかし、STI形状をテーパー状にすることは、フォトダイオードPDの領域を狭くすることになり、飽和信号量や感度の減少につながってしまう。
第2の問題点は、トレンチ14内のシリコン酸化膜15とフォトダイオードPDに界面にあるp+ 半導体領域17の存在である。フォトダイオードPD、いわゆるHADセンサでは、n型電荷蓄積領域18を空乏化状態にするが、シリコン酸化膜15との境界は界面準位からの少数電流キャリアの発生による暗電流や白傷を抑制するため、拡散層によるP+ 半導体領域17で覆う必要がある。そのため、STI領域221のシリコン酸化膜15の界面をHADセンサのp+アキューミュレーション層19と同程度の濃度を有するp+半導体領域17で覆う必要がある。3次元的に深さ方向を十分な濃度で覆うことの製造上の問題がある。例えば、STI領域221のトレンチ側面に、p+半導体領域17を形成するためのp型不純物をイオン注入で導入することが難しい。すなわち、斜めイオン注入で狭いところ(トレンチ側面)に不純物を導入するためイオン注入が難しい。また、さらに工程の初期にp+半導体領域17を導入するため、熱拡散によりp+半導体領域17がフォトセンサ(フォトダイオードPD)側へ大きく広がり、フォトセンサを狭めてしまうという問題がある。例え、熱処理が少なくできても、原理的にSTI領域221のトレンチ側面を高濃度のp+半導体領域17で覆う必要があるという理由から、図10に示すように、フォトセンサのn型電荷蓄積領域18の面積は狭くなり、飽和信号量が減少するという根本的な問題がある。
従来の微細化技術であるSTI領域221による素子分離は、単純なMOSトランジスタの分離法としては微細な分離を実現できるが、CMOS固体撮像素子の画素間分離にとっては、上述した2点の問題があり、画像の劣化と微細画素の製造を困難にしている。
本発明は、上述に点に鑑み、結晶欠陥による白傷の発生や暗電流の発生を抑制しつつ、かつ飽和信号量を従来に比べて増大させたCMOS固体撮像素子を提供し、その駆動において、電荷蓄積期間の光電変換部(フォトダイオード)に不要な電荷が流れ込まないようにしたCMOS固体撮像素子の駆動方法を提供するものである。
すなわち、本発明は、上述した本来微細化のために採用するSTI分離法では、界面の暗電流を抑制するための表面ピンニング層(いわゆるp型半導体領域)を必要とし、実効的なセンサ面積が稼げない、という問題を解決し、同一面積の画素サイズにてより大きな飽和信号量を得ると共に、暗電流の発生も抑制できるCM固体撮像素子を用いる。本発明は、このCMOS固体撮像素子において、良好に動作させる駆動方法である。特に、分離領域で多くの領域を占める、フォトダイオード間と、フォトダイオードとトランジスタ間の分離領域に関してセンサ領域を広げることにより、飽和信号量を増やすことを可能とするCMOS固体撮像素子を用いた駆動技術を提供するものである。
本発明に係るCMOS固体撮像素子の駆動方法は、隣合う画素間が、拡散層と当該拡散層よりも太い幅を有するその上の絶縁膜とで構成された素子分離手段により分離され、当該拡散層よりも浅く形成された当該画素の光電変換部が当該絶縁膜の下方に延在して当該拡散層に接し、当該拡散層よりも浅く形成された当該画素のソース・ドレイン領域が当該拡散層に接すると共に、当該光電変換部のアキューミュレーション層が前記絶縁膜と前記拡散層との間に延長して一定の深さで形成されているCMOS固体撮像素子の駆動方法であって、少なくとも、画素の光電変換部に素子分離手段を介して隣接する他の画素のトランジスタのソース・ドレイン領域の電位を、光電変換部に電荷を蓄積する電荷蓄積期間内で0Vにならない電位に設定して、各画素を駆動することを特徴とする。
本発明に係るCMOS固体撮像素子の駆動方法によれば、少なくとも、画素の光電変換部に素子分離手段を介して隣接する他の画素のトランジスタのソース・ドレイン領域に電位を、上記光電変換部の電荷蓄積期間内に0Vにならない電位に設定することにより、素子分離手段の絶縁膜直下にはポテンシャバリアが形成される、このポテンシャルバリアにより、上記絶縁膜上に延長した例えばゲート電極の電位で、絶縁膜直下に空乏化あるいは反転層が誘起されても、ソース・ドレイン領域から光電変換部へ電荷が漏れ込むことがなく、CMOS固体撮像素子を良好に動作させることができる。
本発明に係るCMOS固体撮像素子の第1実施の形態を示す要部の構成図である。 本発明に係るCMOS固体撮像素子の第2実施の形態を示す要部の構成図である。 本発明に係るCMOS固体撮像素子の第3実施の形態を示す要部の構成図である。 A 本発明に係るCMOS固体撮像素子の駆動方法の説明に用いたCMOS固体撮像素子の実施の形態を示す要部の構成図である。 B 素子分離領域を挟んでフォトダイオードと隣接画素のトランジスタのソース・ドレイン領域における表面ポテンシャル分布の比較図である。 C 素子分離領域を挟んでフォトダイオードと隣接画素のトランジスタのソース・ドレイン領域における本実施の形態の表面ポテンシャル分布図である。 A〜B 本発明に係るCMOS固体撮像素子の製造方法の参考例を示す製造工程図(その1)である。 C〜D 本発明に係るCMOS固体撮像素子の製造方法の参考例を示す製造工程図(その2)である。 E〜F 本発明に係るCMOS固体撮像素子の製造方法の参考例を示す製造工程図(その3)である。 本発明に係るCMOS固体撮像素子の製造方法の参考例を示す製造工程図(その4)である。 CMOS固体撮像素子の画素領域の一例の概略的上面図である。 従来例1のCMOS固体撮像素子の要部(図9のA−A線上)の断面図である。 CMOS固体撮像素子の参考例を示す要部の断面図である。
本実施の形態の駆動方法を適用するCMOS固体撮像素子の特徴は、少なくとも複数の画素が配列された画素領域において、画素内の素子分離、隣合う画素間の素子分離を拡散層とその上の絶縁膜で構成した素子分離手段により行うようになす。すなわち、フォトダイオード間の素子分離には、従来のSTI領域のシリコン酸化膜よりも浅い深さの分離用絶縁膜と、この分離用絶縁膜下の設けた所要導電型拡散層、好ましくはHADセンサのアキューミュレーション層と同程度以上の高濃度の所要導電型拡散層とから構成された素子分離手段にて行う。このとき、分離用絶縁膜の底(いわゆる下面)は、HADセンサのアキューミュレーション層側のpn接合位置と同等か、これより浅い位置にする。この構成により、分離用絶縁膜の下までフォトセンサの電荷蓄積領域を延長し易くし、従来よりも実効的なフォトセンサの電荷蓄積領域の面積を増加させ、白点、暗電流を増加させることなく、飽和信号電荷量を増加させること可能にする。本実施の形態のかかる素子分離手段は、フォトダイオードとトランジスタのソース・ドレイン領域との間にも適用し、ここでもフォトセンサの電荷蓄積領域の面積を増大させることを可能にする。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
先ず、本発明のCMS固体撮像素子の駆動方法が適用されるCMOS固体撮像素子の実施の形態を説明する。
図1に、本発明に係るCMOS固体撮像素子の第1実施の形態を示す。図1は、図9の画素領域のBーB線上に対応した断面構造を示す。
第1実施の形態に係るCMOS固体撮像素子31は、第1導電型、例えばn型のシリコン半導体基板32に第2導電型の例えばp型の半導体ウェル領域33が形成され、このp型半導体ウェル領域33に光電変換部となるフォトダイオードPDと複数のMOSトランジスタからなる単位画素2〔2A,2B,2C,2D〕が複数形成され、各隣合う単位画素2の間に、また単位画素内に本発明に係る素子分離手段となる素子分離領域82(図9の素子分離領域22に相当する)が形成される。図1では、p型半導体ウェル領域33に画素2Bを構成するフォトダイオードPD及び転送トランジスタTr1 と、画素2Aを構成するフォトダイオードPDと、画素2Dを構成するフォトダイオードPDと、さらに各画素2B,2A,2Dの相互間を分離する素子分離領域82が形成されて成る。
フォトダイオードPDは、前述と同様に、シリコン基板表面の絶縁膜40との界面の第2導電型のp+アキューミュレーション層39とその下の光電変換された信号電荷を蓄積する第1導電型のn型電荷蓄積領域38からなるHAD型センサを形成している。p+ アキューミュレーション層39は、例えば5×1017cm−3以上の高濃度のp型拡散層で形成される。n型電荷蓄積領域38は、例えばドーズ量が1×1012cm−2程度のイオン注入で形成される。
転送トランジスタTr1 は、フローティングディフュージョン(FD)となるn型ソース・ドレイン領域34(図9の領域4(FD)に相当する)と、フォトダイオードPDのn型電荷蓄積領域38と、その間にゲート絶縁膜41を介して形成された例えば他結晶シリコン膜からなる転送ゲート電極35(図9の転送ゲート電極5に相当する)とにより形成される。
素子分離領域82は、p型半導体ウェル領域33にイオン注入で形成したp型分離拡散層43と、その上に形成された分離絶縁膜、本例では分離酸化膜(SiO2 膜)44で構成される。分離酸化膜44は、従来より非常に浅い位置に酸化膜44の底が存するように形成される。この分離酸化膜44の底は、n型電荷蓄積領域38とp+アキューミュレーション層39で形成されるpn接合の位置45jより浅い位置、本例ではpn接合位置45jとシリコン基板表面32aとの間に位置するように形成される。従って、少なくとも画素2間の素子分離領域82においては、この分離酸化膜44の下も、フォトダイオードPDから連続するp+アキューミュレーション層39にて界面準位が覆われる。
分離酸化膜44下に連続して延長するp+アキューミュレーション層39は、界面準位による暗電流、白点の原因を抑制する働きをする。分離酸化膜44は、非常に浅い酸化膜のため、熱ストレスに起因した結晶欠陥を生じさせることがない。p型分離拡散層43は、隣合うフォトダイオードPD間の深さ方向の分離も行っている。このとき、p型分離拡散層43は、深さ方向に複数回のイオン注入で形成してもよい。
一方、フォトダイオードPDにおけるn型電荷蓄積領域38は、飽和信号量(いわゆる信号電荷量)を増大させるため,分離酸化膜44の下に存在してp型分離拡散層43に接するように横方向に広げて形成される。このため、p型分離拡散層43の幅d1 は、加工線幅の許す限り細くする。 p型分離拡散層43の幅d1 としては、0.05μmから10μmとすることができる。なお、p型分離拡散層43の分離幅d1 としては、前述のSTI領域221のトレンチ14の幅d2 と同程度とすることもできる。p型分離拡散層43は、n型電荷蓄積領域38のイオン注入のドーズ量が1×1012cm−2程度であるから、これと同程度のドーズ量で形成することができる。
画素2DのフォトダイオードPDと,画素2Bの読み出しトランジスタTr1 のフローティング・ディフージョン(FD)となるソース・ドレイン領域34との間の素子分離領域82による分離において、フォトダイオードPD側は、上述とまったく同じ構造することができる。すなわち、分離酸化膜44下にp+アキューミュレーション層39が延長して形成される。フローティング・ディフージョン(FD)側は、分離酸化膜44下及び側面にP+アキューミュレーション層39を形成しても、形成しなくても構わない。
第1実施の形態に係るCMOS固体撮像素子31によれば、素子分離領域82をp型分離拡散層43とその上の分離酸化膜44で構成する。このp型分離拡散層43により、隣合う画素2のフォトダイオードPD間、あるいは隣合う画素2のフォトダイオードPDとMOSトランジスタのソース・ドレイン領域34、隣合う画素2のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域間の実質的な分離が行われる。また、分離酸化膜44を有することにより、この分離酸化膜44上にゲート電極あるいは配線が延長した(いわゆる乗り上げた)場合にも、分離酸化膜44の直下に空乏化あるいは反転層などの寄生チャネル層が誘起するのを阻止することができ、確実に素子間分離が行える。
そして、フォトダイオードPDのn型電荷蓄積領域38を分離酸化膜44の下に存在しp型分離拡散層43に接するように形成することにより、n型電荷蓄積領域の面積を拡大し、飽和信号量を従来のSTI分離方式に比べて大幅に増加することができる。また、分離酸化膜44をその底がp+アキューミュレーション層39側のpn接合位置45jより浅い位置になるように形成し、フォトダイオードPD側において、分離酸化膜44下にp+アキューミュレーション層39が延長して形成されるので、暗電流、白点を抑制することができる。従って、暗電流と白点を増やすことなく、実行的なフォトダイオードPDの開孔を増加させることができ、飽和信号量を大幅に増加することができる。
分離酸化膜44としては、シリコン基板表面より深く形成しなくても構わない。分離酸化膜44を薄い酸化膜とした場合には、分離酸化膜44直下のp型領域の不純物濃度を増加させる。これによって分離酸化膜4を薄くしても、分離酸化膜44の直下に寄生チャネルの発生を阻止できる。分離酸化膜44の膜厚としては、分離酸化膜44直下のp型領域の表面濃度とも関係するが、1nmから1000nmとすることができる。
ここで、分離酸化膜44の底の深さをpn接合位置45j付近とした上記以外の理由を説明する。因みに、図11Aに示すように、従来のSTI分離方式の場合にSTI領域221の側面に沿ってn型電荷蓄積領域18を深さ方向まで延長し、すなわちpn接合を深さ方向まで伸ばせば、見かけ上のn型電荷蓄積領域18の容量が増加し、信号電荷量をより多く蓄積することが可能になる。しかしながら、特にHAD構造のフォトダイオードPDにおいては、その多く蓄積された信号電荷を完全に読み出すことが必要である。しかし、図11Bに示すように、HADセンサ内の電位分布23にSTI領域18に沿って3次元効果によりより深くなるポテンシャルヂップ24が発生し、信号電荷の読み残しが発生する。従って、HADセンサのpn接合jは、できるだけ水平に素子分離領域の際まで伸ばした状態の方が信号電荷を読み出し易くなる。
第1実施の形態では、HADセンサのpn接合が素子分離領域82の際まで水平に延長して形成できるので、弊害なく飽和信号電荷量を増加させ、且つこの信号電荷を読み残しなく完全に読み出すことができる。
次に、図2に、本発明に係るCMOS固体撮像素子の第2実施の形態を示す。図2は、前述と同様の画素領域の要部の断面構造を示し、図1と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
第2実施の形態に係るCMOS固体撮像素子51は、フローティングディフュージョン(FD)や他のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域49と、隣接画素のフォトダイオードPDとを分離する素子分離領域83(図9の素子分離領域22に相当する)が、第1のp型分離拡散層43とその上の第2のp型分離拡散層47とその上の分離酸化膜44ととにより構成される。第2の分離拡散層47は、p+ アキューミュレーション層39と同等以上の不純物濃度を有するように形成される。
その他の構成は、前述の図1と同様であるので詳細説明を省略する。
第2実施の形態に係るCMOS固体撮像素子51によれば、第2のp型分離拡散層47を設けることにより、さらに分離能力を上げることができる。すなわち、フローティングディフュージョン(FD)や他のトランジスタのソース・ドレイン領域49と、フォトダイオードPDとの間の素子分離領域においては、ゲート電極48が分離酸化膜44上に乗り上げる。このため、P+アキューミュレーション層39が無い領域で、第1のp型分離拡散層43しかない場合、ゲート電極48の電位により第1のp型分離拡散層43の表面が反転し易くなり、フォトダイオードPDへの電荷の漏れ込みがし易くなる。しかし、本実施の形態では、少なくとも表面を反転する電位がかかるところの分離酸化膜44下に濃度の高い第2のp型分離拡散層47が形成されることにより、反転層の発生が阻止され分離能力が向上する。その他、暗電流、白点を増やすことなく、実行的なフォトダイオードPDの面積を増やして飽和信号両を大幅に増加することができるなど、第1実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、反転層を阻止する効果は、例えば分離酸化膜44を厚く形成することによっても可能であるが、分離酸化膜の加工が困難になるという欠点がある。第2実施の形態では、分離酸化膜44は、比較的薄く形成することができ、分離酸化膜44の加工がし易くなる。
図3に、本発明に係るCMOS固体撮像素子の第3実施の形態を示す。図3は、前述と同様の画素領域の要部の断面構造を示し、図1と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
第3実施の形態に係るCMOS固体撮像素子52は、フローティング・ディフージョン(FD)や他のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域49と、隣接画素のフォトダイオードPDとの間に、p型分離拡散層43とその上に分離酸化膜44とからなる素子分離領域84(図9の素子分離領域22に相当する)が形成される。
本実施の形態においては、特に、フローティング・ディフージョン(FD)や他のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域49、及び素子分離領域のp型分離拡散層43の不純物濃度が濃い場合に、少なくとも分離酸化膜44上にゲート電極が乗り上げない素子分離領域84で、ソース・ドレイン領域34をp型分離拡散層43から所要距離だけはなれるように離間領域53を形成する。すなわち、ソース・ドレイン領域49とp型分離拡散層43との間にp型半導体ウェル領域33が存在するように離間領域53を形成する。
本構成において、分離酸化膜44が厚い場合には、分離酸化膜44をマスクにセルファラインソース・ドレイン領域39を形成することが可能である。分離酸化膜44が薄い場合には、レジストマスクを介してソース・ドレイン領域39を形成することが可能である。
その他の構成は、前述の図1と同様であるので詳細説明を省略する。
第3実施の形態に係るCMOS固体撮像素子52によれば、ソース・ドレイン領域49と素子分離領域84との間に離間領域53を設けたことにより、ソース・ドレイン領域49及びp型分離拡散層43が高濃度であっても、ソース・ドレイン領域9の接合電界が高くなることを防ぐことができる。その他、暗電流、白点を増やすことなく、実行的なフォトダイオードPDの面積を増やして飽和信号量を大幅に増加することができるなど、第1実施の形態と同様の効果を奏する。
上例では、分離絶縁膜44をシリコン酸化膜で形成したが、その他、分離絶縁膜44をシリコン酸化膜、シリコン窒化膜を含む絶縁膜で形成することもできる。
本発明の他の実施の形態としては、図示せざるも、素子分離領域の分離酸化膜44の直下のp型分離拡散層43の表面濃度をp+ アキューミュレーション層39の濃度以上とし、且つp型分離拡散層43の濃度を深さ方向へ順に低減した構成とすることができる。特に、表面を除いて、n型電荷蓄積領域38との分離部分に対応するp型分離拡散層43の部分が最も濃度が高くなる構成とすることができる。
p型分離拡散層43の濃度を深さ方向へ順に低濃度とすることにより、p型分離拡散層43の横方向への拡散を抑制することができ、フォトダイオードの面積の減少を阻止することができる。
次に、本発明に係るCMOS固体撮像素子の駆動方法の実施の形態を説明する。
本実施の形態の素子分離領域において、素子分離に必要な分離酸化膜44とその下のp型分離拡散層43の濃度とを決定するのは、画素内のゲート電極が分離酸化膜44上に乗り上げるところである。図4Aに実施の形態に係るCMOS固体撮像素子の要部の断面構造を示す。本実施の形態においては、フォトダイオードPDとこれに隣接する画素のMOSトランジスタとが、前述したp型分離拡散層43とその上の分離酸化膜44による素子分離領域85(図9の素子分離領域22に相当する)により分離される。すなわち、n型電荷蓄積領域38が分離酸化膜44の下に存するようにp型分離拡散層38に対接され、またn型ソース・ドレイン領域49がp型分離拡散層38に対接される。この場合、フォトダイオードPDのp+アキューミュレーション層39が分離酸化膜44下に延長して形成される。MOSトランジスタでは、一対のソース・ドレイン領域とゲート絶縁膜上のゲート電極により形成される。そして、分離酸化膜44上にはゲート電極が乗り上げて形成されている。
その他の構成は、図1と同様であるので対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。
素子分離領域85において、分離酸化膜44はより厚く、p型分離拡散層43の濃度はより高くすれば分離特性は良くなる。しかし、この場合、分離酸化膜44の形成やゲート電極の加工が困難になる。p型分離拡散層43の濃度が高いとp型不純物の拡散によりn型電荷蓄積領域38を侵食して飽和信号量が減るなどの虞れがある。
そこで、本実施の形態においては、分離酸化膜44を薄く且つp型分離拡散層43の濃度も低くした素子分離領域85を形成し、CMOS固体撮像素子の画素の駆動条件として、画素の光電変換部に電荷を蓄積する電荷蓄積期間内に、この電荷蓄積する画素の光電変換部に素子分離領域を介して隣接する他の画素のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域の電位を0Vにならないようにする。例えばソース・ドレイン領域に印加される電圧を0Vにならないようにする。分離酸化膜44の膜厚としては、1nmから1000nm の薄さとすることができる。すなわち、分離酸化膜44は、ポリシリコン電極と基板間電位差で分離酸化膜に電流が流れない程度の膜厚があればよい。通常電界強度で5MV/cmより下回るように酸化膜厚が厚ければよい。2.5Vであれば、膜厚は5nm程度とすることができる。
図4Bは、ソース・ドレイン領域が何らかの要因で0Vになったときのポテンシャル分布を示す。p型分離拡散層43には接地電位が印加されるので、素子分離領域直下のポテンシャルは0Vとなる。このため、分離酸化膜上に配されたゲート電極の電位により、分離酸化膜直下に空乏化もしくは反転層が誘起されると、ソース・ドレイン領域から電荷蓄積中のフォトダイオードPDのn型電荷蓄積領域へ電子(電荷)が流れる虞れがある。このソース・ドレイン領域の電位が0VになるCMOS固体撮像素子においては、素子分離領域の分離酸化膜の膜厚を大きくし、p型分離拡散層43の濃度も高くし、空乏化あるいは反転層が誘起されないようにする必要がある。因みに、ソース・ドレイン領域が0Vになる場合の一例を説明する。例えば、図9に示す画素の増幅トランジスタTr3は、電荷の読み出しやリセットの前に、垂直信号線のリセットのためにプリチャージされる。そのとき垂直信号線10はグランド(GND)レベルまでさげることになり、垂直信号線10に繋がるソース・ドレイン領域8が0Vになる。
一方、図4Cは、本実施の形態のポテンシャル分布を示す。ソース・ドレイン領域の電位が0Vより高い電位、例えば+0.2〜0.3V程度、あるいは0.数Vでもプラス電位に設定している。p型分離拡散層43は接地電位が印加されるので、素子分離領域直下のポテンシャルは0Vとなる。このように素子分離領域直下のポテンシャルバリアが形成されるようなポテンシャル分布を有することにより、例え分離酸化膜上に配されたゲート電極の電位により分離酸化膜直下のシリコン領域に空乏化あるいは反転層が誘起されたとしても、n型電荷蓄積領域38の電荷蓄積期間において、隣接する画素のトランジスタのソース・ドレイン領域からn型電荷蓄積領域へ電子(電荷)が漏れ込むことが阻止される。従って、素子分離領域の分離酸化膜を薄く且つp型分離拡散層の濃度を低くすることができる。例えば、ソース・ドレイン領域の電圧が0.5Vであるなら、分離酸化膜44の膜厚を50nm、p型分離拡散層43の濃度を1×1013cm−2として分離が可能となる。この条件下では特に分離酸化膜44の加工に問題がなく、ソース・ドレイン領域の接合電界も弱い。また、p型分離拡散層の濃度を低くすることができるため、不純物拡散でn型電荷蓄積領域が侵食されることがなく、飽和信号量の増加を維持することができる。
次に、図5〜図8を用いて本発明に係るCMOS固体撮像素子の製造方法の参考例を説明する。同図は、分かり易くするためにフォトダイオード間の分離と、フォトダイオード及びソース・ドレイン領域間の分離を含む領域について示す。
先ず、図5Aに示すように、第1導電型の例えばn型シリコン基板32に第2導電型の例えばp型半導体ウェル領域33を形成したシリコン基体30を設ける。このシリコン基体30の表面にシリコン酸化膜40を形成し、その上にシリコン窒化膜55を成長させた後、例えばレジストマスク(図示せず)を介してフォトダイオードとなる領域にn型電荷蓄積領域38をイオン注入により形成する。例えば,n型不純物をドーズ量1×1012cm−2程度イオン注入してn型電荷蓄積領域38を形成する。このとき、n型不純物としては、Asである方が熱処理での拡散が抑制されるが、燐(P)を用いることもできる。また、n型電荷蓄積領域38の形成に際し、フォトダイオードと隣接するところは、p型不純物で打ち返して素子分離領域のp型分離領域とするため、連続パターンでn型電荷蓄積領域を形成することもできる。本例では、隣合う画素に連続してn型電荷蓄積領域38を形成している。
次に、図5Bに示すように、素子分離領域を形成すべき部分、すなわち隣合う画素のフォトダイオード間の部分、及び隣合う画素のフォトダイオードとソース・ドレイン領域間の部分のシリコン窒化膜55を選択的にエッチング除去し、続いて下層のシリコン酸化膜40を選択的にエッチング除去して、開口56を形成する。
次に、図6Cに示すように、シリコン窒化膜55及びシリコン酸化膜450をマスクに、浅いエッチング処理で開口56に対応するシリコン基体表面に浅い溝57を掘る。このときの溝深さは、前述したHAD構造のpn接合深さよりは浅いものとする。なお、ここでは必要なシリコン酸化膜が出来る場合には、シリコン基体の表面を掘らなくても構わない。次に、p型不純物をイオン注入して溝57の底面に素子分離用の第2のp型分離拡散層47を形成する。この第2のp型分離拡散層47は、例えばボロン(B)をドーズ量2×1012cm−2〜1×1014cm−2、打ち込みエネルギー数keV〜50keVでイオン注入して形成する。
次に、図6Dに示すように、第2のp型分離拡散層47に下に、この第2のp型分離拡散層47より細い幅で第1のp型分離拡散層43〔43a,43b〕をイオン注入により形成する。このとき、イオン注入を深さ方向に複数に分けて行う。本例では深さ方向に2回荷分けてイオン注入し、浅い方に濃度の高いp型分離拡散層43aを形成し、深い方に濃度の低いp型分離拡散層43bを形成する。
次に、図7Eに示すように、例えばHDP−CVD法(High Density Plasma Chemical Vapor Deposition:高密度プラズマ絶縁膜CVD装置)にて溝57及び開口56を埋め込むように表面全面に分離酸化膜となるシリコン酸化膜44′を形成する。
次に、図7Fに示すように、シリコン酸化膜44′を例えばCMP(化学機械研磨)法によりシリコン窒化膜55の表面まで平坦化し、溝57及び開口56内に埋め込まれた分離酸化膜44を残す。分離酸化膜44、第2のp型分離拡散層47及び第1のp型分離拡散層43〔43a,43b〕により素子分離領域86を形成する。
次に、図8に示すように、シリコン窒化膜55を除去し、以後、通常の工程により、MOSトランジスタのソース・ドレイン領域49、フォトダイオードのp+アキューミュレーション層39を形成する。なお、ソース・ドレイン領域49の深さは、p+アキューミュレーション層39の深さと同じ場合、あるいは図1のソース・ドレイン領域34と同じようにp+アキューミュレーション層39の深さより深く形成する場合のいずれもあり得る。このp+アキューミュレーション層39、n型電荷蓄積領域38、p型半導体ウェル領域33及びn型シリコン基板32により、HAD構造のフォトダイオードPDが形成される。その後、ゲート絶縁膜及びゲート電極を形成して各対応するMOSトランジスタを形成する。図8では分離酸化膜44をマスクに一部としてイオン注入でソース・ドレイン領域49を形成している。これによって、目的のCMOS固体撮像素子を得る。
他の参考例の製造方法としては、図5Bの工程のシリコン窒化膜55及びシリコン酸化膜40に開口56を形成した後、シリコン基体表面に溝を形成せず、イオン注入前にシリコン窒化膜55をマスクにシリコン基体表面を酸化する。この工程により、シリコン基体に表面ダメージの少ない浅い溝57を形成することができる。表面酸化膜は残して、以後、上記と同様の工程で目的のCMOS固体撮像素子を製造することができる。
上述の参考例に係るCMOS固体撮像素子の製造方法によれば、シリコン窒化膜55の開口56内にシリコン酸化膜44′を埋め込み、シリコン窒化膜55を除去して表面がシリコン基体30の表面より突出するシリコン酸化膜で分離酸化膜44を形成することにより、面積の小さい分離酸化膜44を容易に且つ精度よく形成することができる。
図7E、F工程で開口56内を埋め込むようにシリコン窒化膜55上にシリコン酸化膜44′を形成した後、CMP法によりシリコン窒化膜55の表面まで平坦化処理することにより、膜厚が制御された分離酸化膜44を容易に且つ精度よく形成することができる。
開口56を形成した後、開口56に臨むシリコン基体表面を僅かに選択エッチングして浅い溝57を形成してシリコン酸化膜44′を埋め込むことにより、下面がシリコン基体表面より下がった位置に存する分離酸化膜44を形成することができる。
図6C工程で開口56に臨むシリコン基体表面に高濃度のp型領域47を形成し、図6D工程で深さ方向に濃度が低くなるように複数のイオン注入でp型分離拡散層43〔43a,43b〕を形成することにより、表面濃度が高く、基体深さ方向に濃度が低くなるp型分離拡散層43を容易に形成することができる。
開口56、シリコン酸化膜44を形成する前にn型電荷蓄積領域38を形成するので、最終的にn型電荷蓄積領域38を分離酸化膜44の下に延長してp型分離拡散層43に接するように形成することができる。
p型領域47、p型拡散層43,343bのイオン注入を行う前に、シリコン窒化膜をマスクにシリコン基体表面を酸化して置くことにより、表面ダメージの少ない浅いシリコンの溝57を形成することができる。
上例では、シリコン窒化膜55をマスクにシリコン基体表面に浅い溝57を形成した後、分離酸化膜44を形成したが、その他の実施の形態としては、図示せざるも、シリコン基体30を選択エッチングで溝57を掘らないで、非酸化性膜、例えばシリコン窒化膜5をマスクに開口56に臨むシリコン基体表面を局所的に酸化して分離酸化膜44を形成することもできる。
2〔2A〜2D〕・・画素、31、51、52・・CMOS固体撮像素子、30・・半導体基体、32・・n型半導体基板、32a・・半導体表面、33・・p型半導体ウェル領域、PD・・フォトダイオード、Tr1 ・・読み出しトランジスタ、34(FD)・・ソース・ドレイン領域(フローティングディフュージョン)、35・・ゲート電極、38・・電荷蓄積領域、39・・アキューミュレーション層、41・・ゲート絶縁膜、40・・絶縁膜、43・・p型分離拡散層、44・・分離絶縁膜、82〜86・・素子分離領域、45j・・pn接合位置、49・・ソース・ドレイン領域、53・・離間領域、55・・シリコン窒化膜、56・・開口、57・・溝

Claims (4)

  1. 隣合う画素間が、拡散層と当該拡散層よりも太い幅を有するその上の絶縁膜とで構成された素子分離手段により分離され、当該拡散層よりも浅く形成された当該画素の光電変換部が当該絶縁膜の下方に延在して当該拡散層に接し、当該拡散層よりも浅く形成された当該画素のソース・ドレイン領域が当該拡散層に接すると共に、当該光電変換部のアキューミュレーション層が前記絶縁膜と前記拡散層との間に延長して一定の深さで形成されているCMOS固体撮像素子の駆動方法であって、
    少なくとも、画素の光電変換部に前記素子分離手段を介して隣接する他の画素のトランジスタのソース・ドレイン領域の電位を、前記光電変換部に電荷を蓄積する電荷蓄積期間内で0Vにならない電位に設定して、各画素を駆動する
    CMOS固体撮像素子の駆動方法。
  2. 前記ソース・ドレイン領域の電位を、0Vより高い電位にする
    請求項1記載のCMOS固体撮像素子の駆動方法。
  3. 前記絶縁膜の厚さは、前記絶縁膜上に乗り上げて形成されるゲート電極と基板間の電位差で絶縁膜に電流が流れない程度の厚さに設定する
    請求項1または2記載のCMOS固体撮像素子の駆動方法。
  4. 前記絶縁膜の厚さは、1nmから1000nmとする
    請求項1〜3の何れかに記載のCMOS固体撮像素子の駆動方法。
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