JP5326097B2 - 界面剥離破断、ネッキング破断のない強度−延性バランスにすぐれた複層鋼 - Google Patents
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しかし、鋼材の代わりに比重の小さい非鉄材料、例えば、Al合金やMg合金などの合金、を用いると、鋼材に比して、強度や剛性等の機械的特性が十分でないため、鋼材と同等の機械的特性を得るためには、板厚を大にしなければならず、また、断面形状を複雑にしなければならないため、成形性の低下、異材接合における脆化、腐食などの問題も発生し、期待に応えられるほどに十分な軽量化効果を得ることができなかった。
一方、自動車用鋼材を高強度化することにより薄肉化を図った場合には、鋼を高強度化することに付随して派生する、諸特性(延性、靭性、剛性、加工性、安全性、脆化特性、耐疲労特性、耐腐食性、耐環境性等)の低下という問題点を解消することが必要とされるが、特に、高強度化と高延性化は一般的に相反する特性であるため、高強度を有すると同時に高延性を備える所謂強度−延性バランスにすぐれた鋼材が強く求められてきた。
また、例えば、高炭素鋼と黄銅を、複数層重ねあわせて圧接、圧延して得た複層材料においても、高強度、高延性を示す複層材料が得られること(例えば、非特許文献1)が知られている。
しかし、上記従来技術1においては、特に大きな負荷がかかる加工を受けたような場合には、第1の層と第2の層の層間で界面剥離が生じたり、強度の高い第2の層の内部でネッキングが発生したりすることにより、これを原因とした複層鋼の破断が生じることがあった。
したがって、高負荷が加わるような状況下でも、界面剥離破断、ネッキング破断のない強度−延性バランスにすぐれた複層鋼の開発が強く望まれている。
「(1) オーステナイト組織又はフェライト組織が最大の体積分率を占め、引張強さTS1が1200MPa未満の鋼からなる第1の層と、マルテンサイト組織が最大の体積分率を占め、引張強さTS2が1200MPa以上の鋼からなる第2の層を、各層間に厚さ0.2〜50μmのNi合金層を配して積層し、さらに、上記第1の層を表層とし、第1の層と第2の層とを合計で3層以上積層一体化してなり、前記Ni合金層の板厚方向の中央におけるビッカース硬さ(Hv)が150以上、かつ、Fe含有量が10〜98質量%であることを特徴とする、複層鋼全体としての引張強さが900MPa以上で引張強さと全伸びの積が20000MPa・%以上である複層鋼。
(2) 第2の層が、質量%(以下同じ)で、
C:0.05〜0.4%、
Si:0.05〜3.0%、
Mn:0.05〜3.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼Aからなり、
第1の層が、
C:0.01〜0.15%、
Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.01〜2.0%、
Cr:12.0〜24.0%、
Ni:4.0〜14.0%、
N:0.001〜0.3%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼C、又は、
C:0.001〜0.15%、
Si:0.05〜3.0%、
Mn:15.0〜32.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼E、又は、
C:0.0001〜0.4%、
Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.01〜2.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼G、
の何れかの1種又は2種以上からなることを特徴とする前記(1)に記載の複層鋼。
(3) 第2の層を構成する鋼Aが、
Nb:0.001〜0.1%、
Ti:0.001〜0.1%、
V:0.001〜0.5%、
Cr:0.01〜16.0%、
Ni:0.01〜12.0%、
Mo:0.01〜3.0%、
Cu:0.01〜1.0%
のうちの1種又は2種以上をさらに含有することを特徴とする前記(2)に記載の複層鋼。
(4) 第1の層を構成する鋼Cが、
Nb:0.001〜0.1%、
Ti:0.001〜0.1%、
V:0.001〜0.5%、
Mo:0.01〜3.0%、
Cu:0.01〜1.0%
のうちの1種又は2種以上をさらに含有することを特徴とする前記(2)、(3)に記載の複層鋼。
(5) 第1の層を構成する鋼Eが、
Nb:0.001〜0.1%、
Ti:0.001〜0.1%、
V:0.001〜0.5%、
Cr:0.01〜12.0%、
Ni:0.01〜40.0%、
Mo:0.01〜3.0%、
Cu:0.01〜1.0%、
N:0.001〜0.3%
のうちの1種又は2種以上をさらに含有することを特徴とする前記(2)〜(4)に記載の複層鋼。
(6) 第1の層を構成する鋼Gが、
Nb:0.001〜0.1%、
Ti:0.001〜0.1%、
V:0.001〜0.5%、
Cr:0.01〜12.0%、
Ni:0.01〜40.0%、
Mo:0.01〜3.0%、
Cu:0.01〜1.0%
のうちの1種又は2種以上をさらに含有することを特徴とする前記(2)〜(5)に記載の複層鋼。」
を特徴とするものである。
複層鋼全体としての高強度化、高延性化を図るためには、Mar鋼が高い引張強さを有することが必要とされ、その一方で、γ/α鋼にはすぐれた延性が必要とされる。強度とは延性とは一般的に相容れない特性であるから、γ/α鋼にすぐれた延性を有せしめるためには、ある程度の強度の低下を許容せざるを得ないことから、γ/α鋼の引張強さを1200MPa未満、好ましくは1000MPa以下として高延性を有せしめた。一方、Mar鋼は、複層鋼全体としての強度を担保するために、1200MPa以上の引張強さを備えることを必須とした。
上記第1の層と第2の層との界面のNi合金層は、以下の方法によって形成することができる。
まず、第1の層と第2の層を、その間に厚さ50〜1000μmのNi箔を配して積層し、ついで、圧延(熱間圧延、温間圧延、冷間圧延等)および熱処理を行い積層体を一体化する。Ni箔は圧延されてNi層となり、熱間圧延、温間圧延、熱処理の際に、層間に介挿されたNi層に第1の層及び第2の層からFeが拡散し、Ni合金層となる。その結果、第1の層および第2の層との間に形成された、Ni合金層の板厚方向の中央におけるビッカース硬さ(Hv)は150以上、かつ、Fe含有量は10〜98質量%となる。
なお、界面に形成されるNi合金層のビッカース硬さ(Hv)およびFe含有量は、素材を積層した際の界面、すなわち積層界面を挟んで連続的に変化している。したがって、ビッカース硬度は、複層鋼の板厚断面で、マイクロビーカース硬度計、必要に応じてナノインデンテーションを用いて、Ni合金層の厚さの中央部の硬度を測定する。また、Ni合金層のFe濃度は、電子線マイクロアナライザ(EPMA)の線分析で行い、Ni合金層の板厚の中央部で測定する。Ni合金層の厚みは、光学顕微鏡や走査型電子顕微鏡(SEM)によって測定することができる。
なお、この複層鋼の第1の層と第2の層との界面に形成されたNi合金層のビッカース硬さ(Hv)およびFe含有量は、それぞれ、165および23%であった。
これを、図1として示すが、図1によれば、この複層鋼は、SUS304相当の延性を維持したままで、引張強さが約10%向上していることがわかる。すなわち、引張強さが1200MPa以上のMar鋼は、単独では、伸びが数%程度であるが、複層鋼としてSUS304およびNi合金層によってMar鋼を拘束すると、60%も延びるという極めて特徴的な挙動を示す。
さらに、上記引張試験片について、引張試験前後の界面近傍を光学顕微鏡で観察した。その結果を、図2(a)、(b)として示す。
図2(a)は、引張試験開始前の界面の状態を示し、第1の層と第2の層の間には、界面剥離、クラック等の欠陥は見られない。一方、図2(b)は、引張試験によって破断した試験片の界面の状態を示すものであるが、引張試験開始前と同様、第1の層と第2の層の間には、界面剥離、クラックは発生していない。したがって、複層鋼(試験片)の破断は、界面剥離などを原因として発生したものでなく、第2の層の延性的な破断によるものである。
つまり、第1の層と第2の層との間に、厚さが0.2〜50μm、板厚方向の中央におけるビッカース硬さ(Hv)が150以上、かつ、Fe含有量が10〜98質量%のNi合金層を形成した本発明の複層鋼では、第1の層と第2の層との界面剥離強度(ピール強度)が向上し、さらに、強度の高い第2の層内におけるネッキング発生が抑えられていることがわかる。なお、ネッキング発生が抑制されるメカニズムについては現時点では明らかでないが、Ni合金層が設けられていることによって、第2の層におけるネッキング発生箇所が集中せず、多数箇所に分散され、その結果として、ネッキング破断が抑制されるものと推測される。また、第1の層と第2の層との相互の炭素の拡散が抑制され、炭化物の析出がなく、組織の変化もない。
第2の層を構成するMar鋼としては、延性は低くても高引張強さを有する鋼を用いることが必要であり、具体的には、質量%(以下同じ)で、
C:0.05〜0.4%、
Si:0.05〜3.0%、
Mn:0.05〜3.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼Aを用いることができる。
また、第1の層を構成するγ/α鋼としては、引張強さは十分でないが延性にすぐれた鋼を用いることが必要であり、具体的には、
C:0.01〜0.15%、
Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.01〜2.0%、
Cr:12.0〜24.0%、
Ni:4.0〜14.0%、
N:0.001〜0.3%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼C、又は、
C:0.001〜0.15%、
Si:0.05〜3.0%、
Mn:15.0〜32.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼E、又は、
C:0.0001〜0.4%、
Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.01〜2.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼G、
の何れかの1種又は2種以上を用いることができる。
これらの合金成分をそれぞれ上記のごとく定められた所定量含有することによって、Mar鋼(鋼A)それ自体の有する強度、延性、靭性等の機械的特性を調整することができる。
まず、第1の層と第2の層を構成する材料の間に、厚さ50〜1000μmのNi箔を介挿し、第1の層が表面になるように積層する。ついで、熱間圧延(圧延温度:600〜1100℃,圧下率:20〜90%)、温間圧延(圧延温度:400〜600℃,圧下率:20〜90%)、冷間圧延(圧下率:35〜90%)あるいはこれらを組み合わせた圧延を行うことによって最終目標厚さとし、ついで、熱処理(加熱温度:750〜1100℃,加熱時間:1〜120分、水冷)を行う。、これにより、材料間に介挿されたNi箔は第1の層及び第2の層からのFeの拡散によって合金化され、Ni合金層となる。その結果、第1の層と第2の層の間に、板厚方向の中央におけるビッカース硬さ(Hv)が150以上、かつ、Fe含有量が10〜98質量%のNi合金層が存在する積層一体化構造の複層鋼が形成される。
なお、上記圧延条件、熱処理条件については、各層の界面に新生面を形成し、積層界面を介して原子を相互に拡散させて、原子的な結合を得るという観点から、上記の各数値範囲内で行うことが望ましい。
さらに、複層鋼全体としての引張強さが900MPa以上で、引張強さと全伸びの積が20000MPa・%以上というすぐれた強度−延性バランスを備えることから、高強度、高延性、良加工性が要求され、軽量化が求められる自動車用材料として好適な材料であるといえる。
上記の熱処理を行うことによって、主として、圧延された第1の層、第2の層からFeがNi層中へ拡散し、第1の層と第2の層との間のNi層は、板厚方向の中央におけるビッカース硬さ(Hv)が150以上、かつ、Fe含有量が10〜98質量%のNi合金層となる。
また、表3に示すように、実施例1の複層鋼の第1の層と第2の層との間には厚さ5μmのNi合金層が形成されており、該層の板厚方向の中央部において、ビッカース硬さ(Hv)をマイクロビッカース硬度計で測定し。EPMAでNi合金層のFe量の線分析を行い、板厚方向の中央部のFe含有量を測定したところ、Hv:197,Fe含有量:55質量%であった。
その結果を表3に示す。
なお、上記の引張強さ(MPa)、伸び(%)、界面剥離強度(ピール強度)の測定は、つぎのような試験法により測定したものである。すなわち、引張試験は、JIS Z 2201の5号試験片を用いて、JIS Z 2241に準拠して行った。また、ピール強度は、界面の引き剥がし引張試験を行い、界面を引き剥がすに必要な引張荷重(剥離ストロークに対して安定な荷重領域の荷重を採用)を試験片の幅で除した値である。
表3の結果からも明らかなように、実施例1〜8の界面剥離強度(ピール強度)はいずれも10N/mm以上であって、すぐれた界面強度を備え、さらに、炭素の拡散に起因する各層の金属組織の変化もなく、本発明複層鋼は、界面剥離破断、ネッキング破断の恐れはなく強度−延性バランスにすぐれた複層鋼であることが確認された。
得られた比較例21〜24の比較例複層鋼について、複層鋼全体としての引張強さ(MPa)、伸び(%)、強度−延性バランス指標値(引張強さ(MPa)×伸び(%)の値)および界面剥離強度(ピール強度)を、実施例1〜8と同様な方法で測定した。
その結果を表5に示す。
さらに、比較例22、24については、第1の層と第2の層との間のNi合金層の組織を光学顕微鏡で観察し、さらに、Ni合金層の板厚方向の中央部のマイクロビッカース硬度を測定し、EPMAでNi合金層のFe量の線分析を行い、板厚方向の中央部のFe量を求めたので、その結果を同じく表5に示す。
比較例21は、実施例1と比べてNi合金層を有さず、1000℃での保持時間を150分と長くした点が異なる。そのため、第1の層と第2の層の間で炭素が拡散し、積層界面の近傍に、Cr系炭化物が析出し、ピール強度および延性が低下している。
また、比較例22は、実施例2と比較して、Ni合金層の厚みが異なる(60μmと厚い)だけであるが、Ni合金層の中央部までFeが十分に拡散せず、Fe濃度とビッカース硬度が低下し、ピール強度および延性が劣っていることがわかる。
また比較例23は、実施例5と比較して、熱処理条件が異なる(保持時間が20秒と短い)だけであるが、Ni合金層の中央部ではFeの拡散が不十分になり、Fe濃度とビッカース硬度が低下し、ピール強度および延性が劣っている。
比較例24は、実施例7と比べてNi合金層を有さない点のみが異なるが、第1の層と第2の層の間で炭素が拡散し、第1の層と第2の層の組織が変化し、延性が劣っている。
Claims (6)
- オーステナイト組織又はフェライト組織が最大の体積分率を占め、引張強さTS1が1200MPa未満の鋼からなる第1の層と、マルテンサイト組織が最大の体積分率を占め、引張強さTS2が1200MPa以上の鋼からなる第2の層を、各層間に厚さ0.2〜50μmのNi合金層を配して、上記第1の層を表層とし、第1の層と第2の層とを合計で3層以上積層一体化してなり、前記Ni合金層の板厚方向の中央におけるビッカース硬さ(Hv)が150以上、かつ、Fe含有量が10〜98質量%であることを特徴とする、複層鋼全体としての引張強さが900MPa以上で引張強さと全伸びの積が20000MPa・%以上である複層鋼。
- 第2の層が、質量%(以下同じ)で、
C:0.05〜0.4%、
Si:0.05〜3.0%、
Mn:0.05〜3.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼Aからなり、
第1の層が、
C:0.01〜0.15%、
Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.01〜2.0%、
Cr:12.0〜24.0%、
Ni:4.0〜14.0%、
N:0.001〜0.3%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼C、又は、
C:0.001〜0.15%、
Si:0.05〜3.0%、
Mn:15.0〜32.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼E、又は、
C:0.0001〜0.4%、
Si:0.01〜1.0%、
Mn:0.01〜2.0%
を含有し、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼G、
の何れかの1種又は2種以上からなることを特徴とする請求項1に記載の複層鋼。 - 第2の層を構成する鋼Aが、
Nb:0.001〜0.1%、
Ti:0.001〜0.1%、
V:0.001〜0.5%、
Cr:0.01〜16.0%、
Ni:0.01〜12.0%、
Mo:0.01〜3.0%、
Cu:0.01〜1.0%
のうちの1種又は2種以上をさらに含有することを特徴とする請求項2に記載の複層鋼。 - 第1の層を構成する鋼Cが、
Nb:0.001〜0.1%、
Ti:0.001〜0.1%、
V:0.001〜0.5%、
Mo:0.01〜3.0%、
Cu:0.01〜1.0%
のうちの1種又は2種以上をさらに含有することを特徴とする請求項2または3に記載の複層鋼。 - 第1の層を構成する鋼Eが、
Nb:0.001〜0.1%、
Ti:0.001〜0.1%、
V:0.001〜0.5%、
Cr:0.01〜12.0%、
Ni:0.01〜40.0%、
Mo:0.01〜3.0%、
Cu:0.01〜1.0%、
N:0.001〜0.3%
のうちの1種又は2種以上をさらに含有することを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の複層鋼。 - 第1の層を構成する鋼Gが、
Nb:0.001〜0.1%、
Ti:0.001〜0.1%、
V:0.001〜0.5%、
Cr:0.01〜12.0%、
Ni:0.01〜40.0%、
Mo:0.01〜3.0%、
Cu:0.01〜1.0%
のうちの1種又は2種以上をさらに含有することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の複層鋼。
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