JP5323437B2 - シリンジポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、種々のシリンジを載置及び固定し、載置されたシリンジにおける押子の押子フランジをスライダで押し出すことにより送液するシリンジポンプに関する。
集中治療室(ICU)等において、患者へ薬液又は栄養剤等を正確且つ長時間にわたって送液する際にシリンジポンプが広く用いられている。シリンジポンプは、種々のシリンジを載置及び固定し、載置されたシリンジにおける押子の押子フランジをスライダによって正確に速度制御をしながら押し出すことにより高精度の送液ができる。
シリンジポンプは、種々の大きさのシリンジが載置可能であり、しかも送液量を簡便に設定可能な構成となっており、汎用性が高い。このようなシリンジポンプは、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
シリンジポンプでは、種々の大きさのシリンジを載置して送液をするために、弾性体によって引き下げられ、載置された外筒に対して上面に接触して固定するクランプと、載置されたシリンジにおける押子の押子フランジをスライダに保持するレバーが設けられている。クランプは、リリース位置と固定位置とを回転して選択可能となっており、固定位置において弾性的に降下させることにより外筒を固定することができる。レバーは弾性的に開閉可能な一対が設けられ、種々の径の押子フランジを挟持してスライダに固定することができる。
また、駆動ロッドは、本体の所定の孔から延在してスライダに接続されており、本体とスライダとの間には、駆動ロッドを囲う伸縮自在な蛇腹筒が設けられている。
さらに、送液量は回転式の設定ダイアルによって簡便に設定することができる。設定ダイアルは、本体の長手方向側面のダイアル孔に回転可能に挿入されており、側面が露呈されている。
シリンジポンプは、シリンジをセットする際にシリンジ内の薬液がこぼれ落ちたり、上方に設けた点滴薬がこぼれ落ちたり、周辺で用いる消毒液等が飛散して降りかかったりすることがあるため基本的に防沫構造となっている。
このため、蛇腹筒と本体との接続は、水滴等が入り込まないように液密に固定されており、また設定ダイアルは、本体に埋め込まれた埋め込みシャフトに外嵌して回転する構造となっており内部への水滴の浸入はない。
特開2004−73373号公報 特開2007−306990号公報
シリンジポンプには薬液等がこぼれ落ちても、防沫構造によって内部に進入することがなく動作には支障がないが、薬液等は本体の表面に付着し得ることから、運転終了後や所定のメンテナンス時には付着物を拭き取る等の清掃をすることが望ましい。
しかしながら、スライダがスライド動作をする箇所では蛇腹筒が設けられていることから、該蛇腹筒が邪魔になり本体表面の清掃が難しい。また、設定ダイアルとダイアル孔との隙間は非常に狭いため、この部分に薬液等が溜まって固化すると清掃が難しい。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、薬液等による汚れが付きにくく、汚れた場合にも清掃が容易なシリンジポンプを提供することを目的とする。
本発明に係るシリンジポンプは、アクチュエータを収納するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、シリンジの外筒を載置するシリンジ載置部と、前記シリンジ載置部に載置されたシリンジの押子を保持するスライダと、前記アクチュエータによって駆動され、前記ハウジングの孔部から延在して前記スライダに接続され、該スライダをスライドさせて前記押子を移動させる駆動ロッドと、前記ハウジングと前記スライダとの間で前記駆動ロッドを囲い、前記ハウジングの側の端部に内径方向に張り出した環状突出部を備え、伸縮自在な蛇腹筒と、前記環状突出部を前記孔部の周囲面に押し当てて固定するナイラッチとを有し、前記ナイラッチは、複数のスナップフィットを備えるとともに前記孔部に挿入される中空のグロメットと、前記グロメットに挿入されるとともに前記駆動ロッドが内側に挿通され、複数の前記スナップフィットを外側へ押し広げる中空のプランジャとを有することを特徴とする。
このようにナイラッチによって蛇腹筒をハウジングの孔部に固定しておくと、必要に応じて蛇腹筒を本体の外側から取り外すことができ、通常は蛇腹筒によって隠れてしまう本体側面部を容易に清掃することができる。ナイラッチは、構造上、不用意に取り外されることはなく耐水性、信頼性が維持される。
なお、ナイラッチを中空構造にすると、駆動ロッドを挿通させることができ、好適である。
ここで、ナイラッチとは、所定の部材を壁体の孔に取り付けるための固定具であり、環状に配列された複数の先太のスナップフィットを備えて孔に挿入されるグロメットと、該グロメットの中空部に挿入されて軸方向に変位することで、スナップフィットが内径側から適度に押し広げて保持するプランジャとを有する。スナップフィットの先太部は孔を貫通しており、スナップフィットが保持されることにより、先太部で孔に対する固定及び抜け止め作用が得られる。
記グロメット及び前記プランジャはそれぞれ基端側にフランジを有し、前記グロメットに前記プランジャが挿入されたときに、各フランジが互いに隣接し、各フランジは、対向する側にそれぞれテーパ面を有し、2つの該テーパ面により断面V字形状を形成し、前記蛇腹筒が前記ナイラッチによって前記ハウジングに固定された状態で、前記断面V字形状の部分は、前記蛇腹筒内に位置し、前記断面V字形状の部分に、前記蛇腹筒を介して解除部材が挿入されることに伴って、前記グロメットと前記プランジャとの係合が解除されてもよい。このようなテーパ面によれば、形成される断面V字形状の環状溝部に薄棒を挿入することでグロメットとプランジャの係合状態及びナイラッチによる蛇腹の固定が解除され、蛇腹筒を本体から取り外すことができる。また、前記グロメットは基端側にフランジを有し、前記蛇腹筒が前記ナイラッチによって前記ハウジングに固定された状態で、前記環状突出部は、前記フランジと前記ハウジングとにより挟まれることで圧縮され、これによってシール作用が奏されてもよい。
本発明に係るシリンジポンプは、アクチュエータを収納するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、シリンジの外筒を載置するシリンジ載置部と、前記シリンジ載置部に載置されたシリンジの押子を保持するスライダと、前記シリンジ内の薬液の送液量を設定する回転式の設定ダイアルと、前記ハウジングの側面に設けられ、前記設定ダイアルが回転可能に配置され、該設定ダイアルの側面を露呈するダイアル配置穴とを有し、前記ダイアル配置穴の側面には、外径側に窪み、且つ側方に開口する側面凹部が設けられていることを特徴とする。
このような側面凹部によれば、狭い設定ダイアルとダイアル孔との隙間に薬液等が入り込んだ場合にも、薬液等は側面凹部から容易に排出され、この部分で溜まって固化するようなことがなく、汚れにくく、清掃も容易である。ここでいう送液量とは、一般的には単位時間当たりの送液量であるが、設計条件によっては積算総送液量でもよい。
前記側面凹部は、開口方向に向かって外径側に広がる所定幅のテーパ部であると、薬液等を一層排出させやすい。
前記側面凹部の傾斜は、前記設定ダイアルの軸方向を基準として、5°〜30°であってもよい。側面凹部の傾斜を5°〜30°にすることにより、不必要に急傾斜にならず、しかも薬液等を排出させるのには十分である。
前記側面凹部は、前記シリンジポンプの鉛直下方向を基準として前方に60°傾斜させたときに、鉛直下方を含む位置に設定されていてもよい。
前記側面凹部は、前記設定ダイアルの軸を中心とし、水平面載置状態の鉛直下方を基準として前方に60°の位置を含む位置に設定されていてもよい。シリンジポンプは適度に傾斜させた状態で使用されることが多い。鉛直下方向を基準として前方に60°傾斜させたときに、所定角度幅が鉛直下方を含む位置に設定することにより、一般的な傾斜使用状態において薬液等を排出させやすい。
前記側面凹部の角度幅は30°〜90°であってもよい。所定角度幅を30°〜90°にすることにより、不必要に広くなく、しかも薬液等を排出させるのには十分である。
本発明に係るシリンジポンプによれば、ナイラッチによって蛇腹筒を本体の孔に固定しておき、必要に応じて蛇腹筒を本体の外側から取り外すことができ、通常は蛇腹筒によって隠れてしまう本体側面部を容易に清掃することができる。
以下、本発明に係るシリンジポンプについて実施の形態を挙げ、添付の図1〜図19を参照しながら説明する。先ず、本実施の形態に係るシリンジポンプ10に適用されるシリンジ12aについて説明する。
図1に示すように、シリンジ12aは、従来用いられている汎用品であり、シリンジ外筒(外筒)18と押子16とからなる。シリンジ外筒18は薬液等が充填される透明のシリンジ本体14と、基端側に設けられた外筒フランジ20と、先端側に設けられてチューブ22が接続される排出ポート24とを有する。外筒フランジ20は略楕円形状であって、その短径方向の幅は本体14の径よりもやや幅広であり、大径方向幅は人が指をかけることのできる程度の幅に設定されている。外筒フランジ20は適度に薄く、例えば1〜2mm程度の厚みである。チューブ22は、一端が排出ポート24に接続され、他端が図示しない留置針等に接続されて患者に薬液を注入することができる。
押子16は、先端に設けられてシリンジ外筒18内の薬液を送り出すガスケット26と、基端側で円盤状の押子フランジ28と、ガスケット26と押子フランジ28とを接続するリブ30とを有する。押子フランジ28は、人が親指で押すことができる程度の面積で、適度に薄く、例えば1〜2mm程度の厚みである。リブ30は、先端側が太く基端側が細い断面十字形状になっており、十分な剛性を有するとともに軽量な構成となっている。シリンジポンプ10には、複数の大きさのシリンジ(例えば、5mLタイプ、10mLタイプ、20mLタイプ、30mLタイプ、50mLタイプ、100mLタイプ)を適用することができ、シリンジ12aは、最長、且つ最大径タイプ(最大容量タイプで、例えば、100mLタイプ)である。図1に併記するシリンジ12bは最短、且つ最も細径タイプ(最小容量タイプで、例えば、5mLタイプ)である。シリンジポンプ10に適用可能なシリンジを代表的にシリンジ12とも呼ぶ。
以下、シリンジポンプ10の説明において、長尺な幅方向をX方向、短尺な幅方向をY方向、高さ方向をZ方向と呼ぶ。必要に応じて、図1を基準として、X方向に関して左側をX1方向とも呼び、右側をX2方向とも呼ぶ。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係るシリンジポンプ10は、X方向にやや長尺な箱形状のハウジング11をベースに構成されており、平面視(図1で認識可能であることから平面図は省略している。)で下側略半分の操作部32と、上側で略左半分のシリンジ載置部34と、上側で略右半分の押子駆動部36とを有する。シリンジポンプ10の左側端部には取っ手37が設けられており、可搬性に優れる。シリンジポンプ10の上面略全面は、奥行き方向に対して非常に緩やかな弧を形成する略平面状となっている。シリンジポンプ10は、操作部32の各スイッチ類(例えばタクトスイッチ)が表面化粧シートで覆われた耐水性の高い構造となっている。
シリンジポンプ10は、シリンジ12をセットする際にシリンジ12内の薬液がこぼれ落ちたり、上方に設けた点滴薬がこぼれ落ちたり、周辺で用いる消毒液等が飛散して降りかかったりすることがあるため基本的に防沫構造となっている。
シリンジポンプ10は、側面下部に設けられた電源コンセント(電源端子)39にACケーブル39aを接続し、外部電源(AC100V、AC200V等)から電力が供給される。
以下の説明では、シリンジポンプ10を水平な机上に置いた状態として上下方向を規定するが、実際に使用する向きはこれに限られず、例えば図4に示すように輸液スタンド400の載置具402に固定して斜めに設定した状態で使用してもよい。載置具402はシリンジポンプ10を安定して保持したまま傾斜角度及び高さを調整することができる。また、載置具402からは電源コンセント39とは別の図示しない専用端子に給電することができて好適である。
図1〜図3に戻り、シリンジ載置部34は、排出ポート24が左側となる向きでシリンジ外筒18を載置及び固定する部分であり、操作部32の面よりもシリンジ外筒18(最大径のもの)の径に応じた凹状円弧面の湾曲部38が設けられている。湾曲部38は、載置されるシリンジ外筒18の軸方向(X方向)を基準とした凹状の円弧柱面を形成している。
湾曲部38は、シリンジ載置部34における略右半分に位置しており、手前側と奥側に設けられた壁部により構成されている。湾曲部38には、最下面で軸方向に延在する細溝38aと、X2方向近傍に設けられた軸方向に隣接する2つの検出スイッチ(シリンジ外筒検出部)40a及び40bと、X2方向端部に設けられ、外筒フランジ20を保持する縦方向のセット溝42と、載置された外筒フランジ20を弾性的に押圧して安定させるばね体44とを有する。
セット溝42は、外筒フランジ20が装着及び載置される浅い溝であって、該外筒フランジ20の最大径方向が縦向きとなる形状であり、スライダ60の側を構成する第1溝壁42aと、シリンジ載置部の側を構成する第2溝壁42bによって構成されている。外筒フランジ20の厚みは製造メーカによって異なっていることから、セット溝42の溝幅は、適度な余裕をもって3.5mm程度に形成されている。このセット溝42によって、シリンジ外筒18は軸方向の位置決めが適正になされる。
シリンジ外筒18をシリンジ載置部34に載置したとき、ばね体44の爪44cはセット溝42に装着された外筒フランジ20の最下部に当接してシリンジ載置部34の側(X1方向)へ押圧して第2溝壁42bの端面に当接させる。これにより、シリンジ外筒18の軸方向のがたつきがなくなって安定した送液が可能になるとともに、スライダ60によって押子16を押し始めるときに、即時に送液を開始することができ、流量立ち上がり性能が向上する。
細溝38aは、細径タイプのシリンジ12bを載置する際にその安定化を図るものである。
2つの検出スイッチ40a及び40bは、下面から僅かに突出しており、シリンジ外筒18を正しく載置することによってそれぞれ押し込まれて、該シリンジ外筒18が載置されたことを検出することができる。2つの検出スイッチ40a及び40bの軸方向間隔は、5mm〜10mmが好適であり、単一のエチレン・プロピレンゴム膜で覆われ、耐水性、耐候性が高い。エチレン・プロピレンゴム膜及び湾曲部38は、シリンジ外筒18に設けられた黒印刷の目盛りが見やすいように白色系にするとよい。検出スイッチ40a、40bは、最短タイプのシリンジ12のシリンジ外筒18が載置される長さの範囲内で3つ以上設けてもよい。2つの検出スイッチ40a及び40bは、必ずしも直線状に配設されていなくてもよく、載置されるシリンジ12の軸方向に向かって異なる位置に配設されていればよい。
図3に示すように、ばね体44は、樹脂製であって、湾曲部38の側面に取り付ける取付板44aと、該取付板44aから上方に突出したばね板部44bと、該ばね板部44bの先端から鋭角に屈曲して斜め下方に向かう短い爪44cと、ばね板部44bと爪44cとの接続部における両側で上方に低く突出した一対の薄い突起(突起部)44dとを有する。取付板44aはビスによって第1溝壁42aの側面に取り付けられており、爪44cがセット溝42にやや入り込んでいる。一対の突起44dは、X−Z平面を形成しており、Y方向から見て山形となっている。
検出スイッチ40a及び40bのやや手前側で、操作部32とシリンジ載置部34との境界部には載置されたシリンジ外筒18に対して上面に接触して固定するクランプ50が設けられている。クランプ50は、操作部32の上面から突出した昇降ロッド52と、該昇降ロッド52の上端に設けられた回転レバー54とを有する。回転レバー54は人手によって操作しやすい大きさ及び形状である。シリンジ12の非載置時には、昇降ロッド52は図示しない弾性体によって引き下げられており、回転レバー54は昇降ロッド52からX1方向に向かって略水平に配置されている。
シリンジ載置部34にシリンジ外筒18を載置した後、該シリンジ12を固定する際には、先ず、回転レバー54を持ってクランプ50全体を引き上げ、所定のストッパで回転が制限されるまで時計方向に90°回転させる。次に、回転レバー54を持ったまま、弾性体の弾性力によってクランプ全体を下降させ、回転レバー54の下面によってシリンジ外筒18の上面を弾性的に接触させ、適度な力で押圧及び固定する(図2、図8参照)。回転レバー54は、シリンジ外筒18における外筒フランジ20の近傍部分を押圧及び固定する。
昇降ロッド52は、クランプセンサ(クランプ検出部)136(図5参照)によって、下降量が検出され、回転レバー54によって固定された対象としてシリンジ12a、12b等を識別することができる。シリンジ外筒18の固定を解除するときには逆の操作をすればよい。クランプセンサ136は、回転状態を検出できるようにしてもよい。
操作部32におけるクランプ50の近傍には、一対の検出スイッチ40a及び40bがオフ状態又はクランプ50がシリンジ外筒18を固定していないと判断されたときに消灯状態から点滅状態になるクランプ確認LED58が設けられている。クランプ確認LED58にはシンボルが隣接して描かれており、操作者はその機能を概念的に理解可能である。
押子駆動部36は、操作部32よりも低い段差面36aと、該段差面36aと操作部32との間の略垂直の壁面36bと、シリンジ載置部34との間の略垂直の壁面36cによって区画される空間部に設けられている。押子駆動部36は、X方向に移動するスライダ60と、該スライダ60と壁面36cとを接続する柔軟で伸縮可能な蛇腹筒62とを有する。
スライダ60は、底部が段差面36a近傍高さで、上面部が操作部32の操作面よりも適度に高い位置で、操作しやすいように丸みを帯びた箱体である。スライダ60は、X1方向側の接続面62aでシリンジ12の押子フランジ28が当接する位置に設けられた押子検出スイッチ(押子検出部)64と、押子フランジ28を接続面62aに当接させた状態で固定する一対のレバー66と、接続面62aに設けられて押子フランジ28を支持する円弧状の支持台68と、スライダ60をスライド方向に固定・解除するロックレバー70とを有する。
スライダ60は、載置されたシリンジ12における押子16の押子フランジ28をレバー66で保持し、該押子16を押し出す機能を有する。押子検出スイッチ64は、押子フランジ28が当接することによりオンとなる。
ロックレバー70は非操作時にはスライダ60の側面から手前側に突出しており、スライダ60を固定し、弾性的に押し込み操作をすることによりスライダ60のX方向への手動スライドを許容する。ロックレバー70の操作状態はロックセンサ138によって検出する。
一対のレバー66は、シリンジ12の軸を基準として対称な内向きの円弧形状であり、ロックレバー70を押し込むことに連動して下方の各軸66aを中心として傾動し、相互に離間するように拡開し、ロックレバー70を開放することに連動して弾性的に閉じて押子フランジ28の両脇を把持することができる。レバー66は押子フランジ28の外周面と、X2方向側の面を保持し、押子フランジ28がスライダ60から抜けることを防止できる。押子フランジ28は、一対のレバー66と支持台68の3箇所で保持され、安定する。
スライダ60の上面には、スライダ確認LED72が設けられている。スライダ60を手動で移動させて押子フランジ28がその側面に当接して押子検出スイッチ64がオンとなり且つロックレバー70を開放してレバー66が押子フランジ28がスライダ60に固定されるとともに該スライダ60が固定されたと判断されたときにスライダ確認LED72が点滅状態から消灯状態になる。
スライダ60は、クランプ確認LED58及びスライダ確認LED72が消灯している状態(つまり、シリンジ12が正確に載置された状態。以下、シリンジ正常載置状態という。)で、蛇腹筒62内に設けられた駆動ロッド63(図5参照)の退行動作によりX1方向へ自動進行が可能である。
該駆動ロッド63は設定ダイアル86で設定された送液量と、クランプ50で検出されたシリンジ12の種類に基づいて退行速度が決定され、正確に速度制御をしながら押子16を押し出すことにより送液をする。
操作部32は、電源機能に関して電源スイッチ80と、緑の外部電源ランプ82と、赤のバッテリランプ84とを有する。外部電源ランプ82は、電源コンセント39に外部電源が接続されていると外部電源検出部125(図5参照)によって判断されるときに点灯する。バッテリランプ84は、リチウムイオンバッテリ(二次電池)122の充電残量(SOC(State of Charge)とも呼ばれる。)が低下したときに点滅する。リチウムイオンバッテリ122の充電残量が低下したときにはブザー144による警告及び液晶モニタ102による文字表示も行う。リチウムイオンバッテリ122の充電残量は、所定の充電量検出センサ151(図5参照)によって検出される。電源スイッチ80の操作により、内部のメインコンタクタ152(図5参照)がオンとなり、シリンジポンプ10全体としての電源がオンになる。
操作部32は、送液量の操作に関して設定ダイアル86と、設定送液量表示部88とを有する。設定ダイアル86は、シリンジポンプ10の長手方向側面における有底のダイアル配置穴91内に回転可能に配置され、側面が露呈している。
ダイアル配置穴91は、上面で設定ダイアル86の上方部分を露呈する縦長切欠部91aと、開口方向に向かって外径側に広がる所定幅でテーパ形状の側面凹部91bとを有する。設定ダイアル86は、側面又は縦長切欠部91aから露呈する部分を指で回転操作をすることにより、本体内のダイアル回転センサ150(図5参照)が設定ダイアル86内部に設けられた磁性体に反応し、回転方向及び回転量を検出可能となる。ダイアル回転センサ150は例えばホール素子である。設定ダイアル86はエンドレスに回転可能である。設定ダイアル86による送液量増減の極性は、近傍の極性表示シンボル87で示されるように上方(側面視で時計方向)がプラスで、下方(側面視で反時計方向)がマイナスである。極性表示は、本体側面にも設けられている(図3参照)。設定ダイアル86によって設定された送液量は不揮発性目盛り116に記録し、電源をオフにした後も保持させてもよい。
設定送液量表示部88は、5つの7セグメントLEDが設けられ、設定ダイアル86によって設定される設定送液量[mL/h]を最大5桁で表示する。設定送液量表示部88は、緑色で点灯する4桁の整数部88aと、赤で点灯する1桁の小数部88bと、これらの間に配置される赤の小数点LED88cとを有する。小数部88bは、整数部88aよりもやや小さい。このような構成によれば、色及び大きさの違いと、小数点の明示により、桁の確認が一層容易となる。特に、小数部88b及び小数点LED88cは、注意喚起効果のある赤で表示することから、これらで示される部分が小数に関わる箇所であることが強調され、桁の確認が容易になる。設定送液量表示部88は、設定ダイアル86の近傍に配置され、操作者にその対応関係が容易に理解される。
操作部32は、送液操作に関してスタートスイッチ90aと、ストップスイッチ90bと、早送り停止スイッチ90cとを有する。スタートスイッチ90aはシリンジ正常状態で有効になる。
操作部32は、送液状態に関する表示部として、動作インジケータ92と、閉塞圧モニタ94と、残量検知LED96とを有する。
動作インジケータ92は、全体として低い円錐台形状に突起しており、平面視90°区分で4つのLEDからなる。各LEDは、赤及び緑に点灯可能な2色タイプである。動作インジケータ92は、送液状態に応じ、回転体が回転をしているイメージで、4つのLEDが緑で時計方向に順に点灯を繰り返す。動作インジケータ92は、チューブ22に閉塞が発生したと判断されるときなどの様々の異常が検出されたときには赤に点滅する。動作インジケータ92は、突起形状であることから、上方はもちろん側方からも視認性に優れる。
閉塞圧モニタ94は、シリンジ外筒18内に発生する圧力から判断されるチューブ22の閉塞状態を4つの点灯可能なシンボル94a、94b、94c及び94dで示す。シンボル94a〜94dは左から右に向かって配列されており、圧力が十分に低いときはシンボル94a〜94dの全てが消灯し、圧力が高まるに従って順にシンボル94a、94b、94cと点灯させ、シンボル94a〜94cが点灯した状態から、規定圧力に達したときには、チューブ22に閉塞が発生したと判断して、シンボル94a〜94cが点灯した状態でシンボル94dを点滅させる。
残量検知LED96は、シリンジ12内の残液量が少なくなったと判断されるときに警報として点滅する。シリンジ内の残液量は、スライダ60の位置から求めればよい。
操作部32は、情報入出力手段100として、液晶モニタ102と、ファンクションスイッチ104a、104b、104cと、積算クリアスイッチ106とを有する。
液晶モニタ102は、視認性のよい位置で、視認に適した適度に広い面積を有している。液晶モニタ102は、ドットマトリックス型であり、簡便、廉価且つ省電力でありながら種々のシンボルや文字列を任意に表示することができ、もちろん、仕向地に応じて異なる種類の言語表示が可能である。液晶モニタ102は、操作部32に応じた横長形状であり、例えば240×64ドットで、99.5mm×28.0mmの形状である。液晶モニタ102は、赤及び白でオン・オフ可能なバックライト機能を有する。
積算クリアスイッチ106は、その時点で液晶モニタ102に表示されている送液積算量の値をクリアするスイッチであり、液晶モニタ102との関係を明示するために両者を接続する線がプリントされている。
ファンクションスイッチ104a〜104cは、液晶モニタ102の下側に等間隔に配置されており、液晶モニタ102の下部に表示される3つの選択肢表示に対応している。
図5に示すように、シリンジポンプ10は、全体的な制御を行うコンピュータ(制御部)110と、該コンピュータ110は、例えばワンチップのマイクロコンピュータであり、ROM112、RAM114、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ等)116と、クロック118とを有する。コンピュータ110は図示しないインターフェースを有し、上述の各センサ、各スイッチ及び各ランプに対する入出力処理を行う。クロック118は所定の操作により現在修正が可能であり、現在時刻の取得や、所定の作業の経過時間の計測、及び速度制御の基準時間の計測等が可能である。
シリンジポンプ10は、交流(又は直流)の外部電力が供給され、電源部120を介して各部に給電する電源コンセント39と、電源コンセント39から電源部120を介して充電され、各部に給電可能なリチウムイオンバッテリ(二次電池)122と、外部電源の電源コンセント39への接続状態を検出する外部電源検出部125とを有する。電源部120は、交流から安定した直流電源を生成し各部に供給する。リチウムイオンバッテリ122によれば相当に長時間の動作が可能である。電源部120はシリンジポンプ10に内蔵されている必要はなく、例えばDCアダプターとして外部に設けられていてもよい。
コンピュータ110は、外部電源検出部125から得られる信号に基づいて、外部電源が接続されていないと判断されるときに液晶モニタ102に、外部電源の接続を促す情報を表示するとともに(図5参照)、外部電源ランプ82を消灯させる。
シリンジポンプ10では、スライダ60をスライドさせる駆動ロッド63はハウジング11内のモータ128によって駆動され、その駆動量はエンコーダ130によって検出される。モータ128の駆動電流は電流センサ132によって検出される。モータ128は、コンピュータ110の作用下にモータドライバ134を介して駆動される。コンピュータ110はスライダ60にかかる圧力を歪みゲージで検出して、動作インジケータ92、閉塞圧モニタ94の点灯制御をする。
昇降ロッド52の変位量はクランプセンサ136によって検出され、ロックレバー70の操作状態はロックセンサ138によって検出され、それぞれの信号がコンピュータ110に供給されて、クランプ50によるシリンジ外筒18の固定及びスライダ60の固定が判断される。コンピュータ110では、検出スイッチ40a及び40bがオンとなり且つクランプ50がシリンジ外筒18を固定したと判断したときにクランプ確認LED58を消灯させ、押子検出スイッチ64がオンとなり且つスライダ60が固定したと判断したときにスライダ確認LED72を消灯させる。
コンピュータ110は、液晶ドライバ140を介して液晶モニタ(表示部)102の表示制御を行い、所定のタイミングでバックライト142を点灯させる。コンピュータ110には、汎用の出力手段として液晶モニタ102の他に、ブザー144、スピーカ146、通信ポート148及びナースコール出力部149が接続されている。通信ポート148は所定の外部コンピュータに対して情報の入出力が可能である。以下の説明では、所定の警報、注意報として音響的にブザー144を吹鳴することとするが、スピーカ146から所定の音響や音声による案内をしてもよい。
次に、このように構成されるシリンジポンプ10における液晶モニタ102の作用について説明する。本実施の形態に係るシリンジポンプでは、動作状態に応じて液晶モニタ102に詳細、多様で、且つ操作に不慣れな者にとっても理解が容易な情報をシンボルや文字列で表示することができ、例えば、(1)シリンジポンプ10に対してシリンジ12をセットする操作時の表示、(2)電源状態に関する表示、(3)警報発生時の表示、及び(4)規定された点検動作を行う際の表示を好適に行うことができる。先ず、(1)項のシリンジポンプ10に対してシリンジ12をセットする操作時の表示について説明する。
操作者が電源スイッチ80を押してシリンジポンプ10を起動すると、コンピュータ110は所定の初期処理をした後、シリンジ12をセットする3つの操作を促し、各操作の確認をし、確認結果を表示する。シリンジ12をセットする3つの操作は、一般的で好適な操作順として、以下のa操作、b操作及びc操作である(a操作、b操作及びc操作は便宜上の呼称である。)。シリンジ12をセットする3つの操作の順は、例えばb操作とc操作を逆に行ってもよい。
図6に示すように、a操作は、外筒フランジ20とセット溝42に合わせて、シリンジ12のシリンジ外筒18をシリンジ載置部34に載置する操作である。
図7に示すように、b操作は、スライダ60を適当な位置にスライドさせ、レバー66によってスライダ60に押子フランジ28をセットし、スライダ60を固定する操作である。b操作は、厳密にはスライダ60に押子フランジ28をセットする操作とスライダ60を固定する2つの操作からなるが、操作者からみるとロックレバー70の操作だけであることから1つの操作として区分することが適当である。
図8に示すように、c操作は、クランプ50を適度に引き上げ、回転レバー54を時計方向に90°回した後に下降させ、該回転レバー54によってシリンジ外筒18の上面を押さえて固定する操作である。
コンピュータ110では、シリンジ正常載置状態になるまでは、液晶モニタ102に後述する表示を行うとともに、該液晶モニタ102のバックライト142を赤と白で交互に点滅させ、対応するクランプ確認LED58及びスライダ確認LED72を点滅させ、ブザー144を間欠吹鳴させることにより、操作者に対してシリンジ12のセットを促す。バックライト142は、赤で点灯又は点滅させることにより、操作者に対する心理的に注意喚起効果がある。バックライト142が赤のタイプであるときには、単純な点滅をさせればよい。
次に、押子駆動部36における蛇腹筒62と本体の壁面36cとの接続構造について説明する。
図3及び図9に示すように、駆動ロッド63は壁面36cに設けられた丸孔200から延在してスライダ60に接続されている。押子駆動部36に設けられている蛇腹筒62は、X1方向端部において、ブーツ202と、最先端部で内径方向に張り出した環状突出部204を有している。
本体の壁面36cとスライダ60との間で駆動ロッド63は蛇腹筒62に囲まれて保護されている。蛇腹筒62のX1方向端部では、中空のナイラッチ206によって丸孔200の周囲面に押し当てて固定されている。
図9及び図10に示すように、ナイラッチ206は、所定の部材を壁体の孔に取り付けるための固定具であり、丸孔200に挿入されるグロメット208と、該グロメット208の中空部に挿入され軸方向に変位する中空のプランジャ210とを有する。
グロメット208は、環状に配列された6つのスナップフィット212と、基端側に設けられた第1フランジ214とを有する。6つのスナップフィット212によって形成される円柱部の外径は丸孔200の径に略等しく、内腔面216は先端に向かって内径側にやや狭まるテーパ形状となっている。各スナップフィット212は第1フランジ214から軸方向に延在し、先端に断面三角状の先太部218を有する。スナップフィット212における先太部218を除く平坦部220は、丸孔200の深さよりも僅かに短い。
第1フランジ214は、基端側のテーパ面222と、先端側の段差面224とを有する。段差面224は、外径が環状突出部204の内径に略等しく、軸方向幅が環状突出部204の幅より僅かに短い。第1フランジ214は、丸孔200よりも大径であり、ブーツ202の内径に略等しい。ブーツ202の内腔には、第1フランジ214の周面に弾性的に当接する低い環状突起が設けられており、シール作用を奏する。
プランジャ210は、グロメット208の内腔部に挿入されて一部が貫通する筒232と、基端側に設けられ、筒232よりも大径の第2フランジ234とを有する。筒232の外径は、6つのスナップフィット212の先端部で形成される内腔部の内径よりも僅かに大きい。筒232の先端には、対称位置で、スナップフィット212の抜け止めとしての微小な一対の突起236が設けられている。第2フランジ234の先端側面にはテーパ面238が設けられている。
次に、このように構成されるナイラッチ206によって蛇腹筒62及び環状突出部204を丸孔200の周囲面に押し当てて固定する作用及び取り外し手順について説明する。
図11に示すように、先ず、プランジャ210はグロメット208内の途中まで挿入させた状態で、グロメット208及びプランジャ210に蛇腹筒62のブーツ202を被せる。この時点では、各スナップフィット212に外力は作用せず、内向きにも外向きにも弾性変形可能である。ナイラッチ206の内腔部には駆動ロッド63を挿通させておく。
次に、図12に示すように、ブーツ202の部分をつまんで、ナイラッチ206が丸孔200に挿入されるように押し込む。各スナップフィット212は先太部218が丸孔200の内壁に押されることにより、内向きに弾性変形する。
図13に示すように、さらにナイラッチ206を押し込むと、先太部218は丸孔200を貫通し、各スナップフィット212はもとの状態に戻る。この状態でグロメット208の進行は一度停止する。
図9に示すように、プランジャ210を押し込むと軸方向にさらに変位し、筒232の先端部がプランジャ210を貫通し、突起236がスナップフィット212よりも先に出て抜け止めとなる。また、各フランジ214及び234は、対向する側にそれぞれテーパ面222及び238を有していることから、これらのテーパ面222及び238により断面V字形状の環状溝部239が形成されている。
このとき、各スナップフィット212は、内径側からプランジャ210の筒232によって適度に押し広げられて保持される。スナップフィット212は弾性的に押し広げられることから、先太部218の基端側傾斜面は丸孔200の内周縁を軸方向に押す力が生じ、環状突出部204は、第1フランジ214と壁面36cによって適度に圧縮されてシール作用を奏する。環状突出部204は、段差面224によって圧縮量が適度に制限される。
このようにして、ナイラッチ206によれば、スナップフィット212がやや外側に押し広げられて保持されることにより、先太部218で丸孔200に対する固定及び抜け止め作用が得られる。なお、図11から図12、図13及び図9までの動作は、理解が容易となるように微小時間ごとに分けて図示及び説明をしたが、実際には一度の押し込み動作によって瞬時に終了するものであり、操作は簡便である。
図14に示すように、ナイラッチ206による環状突出部204を丸孔200の周囲面に押し当てを解除して蛇腹筒62を取り外す場合には、テーパ面222及び238により形成された断面V字形状の環状溝部239に、ブーツ202を介して薄棒240を挿入する。これにより環状溝部239は軸方向に押し広げる力を受けて、微小な突起236はスナップフィット212の先端部を乗り越えて、係合状態が解除され、蛇腹筒62を本体の壁面36cから簡便に取り外すことができる。図15に示すように、薄棒240は先端が半円形状であると操作しやすい。薄棒240は、基本的には、専門のメンテナンス担当者に配付されるものであって、医療従事者が不必要に蛇腹筒62を取り外してしまうことはない。
図16に示すように、蛇腹筒62を壁面36cから取り外してX2方向に縮めると、押子駆動部36において、通常は蛇腹筒62によってほぼ隠れている段差面36a及び壁面36bが露呈し、メンテナンス担当者によってこの部分の清掃が容易に行われる。
上述したように、本実施の形態に係るシリンジポンプ10では、ナイラッチ206によって蛇腹筒62を本体の丸孔200に固定しておくことにより、必要に応じて蛇腹筒62を本体の外側から取り外すことができ、通常は蛇腹筒62によって隠れてしまう本体側面部を容易に清掃することができる。ナイラッチ206は、構造上、不用意に取り外されることはなく耐水性、信頼性が維持される。ナイラッチ206を中空構造にすることにより、駆動ロッド63を挿通させることができ、好適である。
次に、設定ダイアル86及びその周辺構造について詳細に説明する。上述したように、ダイアル配置穴91(図3参照)には、上面で設定ダイアル86の上方部分を露呈する縦長切欠部91a、側面凹部91bが設けられている。側面凹部91bは、外径側に窪み、且つ側方(X2方向)に開口する形状であり、より詳細には所定幅で開口方向に向かって外径側に広がる形状である。
ダイアル配置穴91は、設定ダイアル86より僅かに大径であり、その隙間は狭い。ダイアル配置穴91の深さは、設定ダイアル86の高さとほぼ同じであり、該設定ダイアル86はシリンジポンプ10の本体から殆ど突出していない。このように無駄な突出や隙間がない構成は、デザイン性に優れるとともに、隙間に指が入り込んでしまうことが防止され、操作性に優れる。設定ダイアル86によって設定される送液量は、上記の通り、単位時間当たりの送液量であるが、設計条件によっては積算総送液量でもよい。
図17に示すように、設定ダイアル86は、等間隔で放射状の16個(22.5°ピッチ)の極性を持つドーナツ形状の磁石300と、有底穴304とを有する(図19参照)。
図17及び図18に示すように、ダイアル配置穴91には、有底穴304に挿入する中心位置の埋込シャフト306と、230°程度の範囲に設けられた鉄板308と、鉄板308の略反対側に設けられた一対のホールIC310a及び310bとを有する。ホールIC310a及び310bは、前記のダイアル回転センサ150に相当する。鉄板308及びホールIC310a、310bは、薄い樹脂カバー312(図17参照)によって覆われて耐水性が確保されているが、図18では理解が容易となるように樹脂カバー312の図示を省略している。
鉄板308は、磁石300の配置間隔(22.5°)と同間隔の10本の凸部308aが放射状に設けられており、設定ダイアル86の磁石300を吸着し、該設定ダイアル86が抜け落ちることを防止するともに、回転時に適度なクリック感を発生させることができる。
2つのホールIC310a及び310bは、磁石300の配置間隔による位相と90°ずれた位相の位置に設けられている。これにより、設定ダイアル86を回転させる際、磁石300が正面を通過するときに発生する磁界変化の位相がホールIC310aとホールIC310bでは90°異なって検出され、いわゆるA相信号とB相信号を発生させることができる。このA相信号及びB相信号を所定のカウンタ回路により設定ダイアル86の回転量を検出することができる。
ところで、図4に示すように、シリンジポンプ10は、輸液スタンド400の載置具402に固定して斜めに設定した状態で使用することが多い。適度な傾斜で設定することにより立っている医療従事者の操作性が向上する。
載置具402では、シリンジポンプ10の傾斜角度を任意に調整可能であるが、実際の医療現場では、図18に示すように概ね60°程度に傾斜させている。
図18に示すように、シリンジポンプ10を鉛直下方向Vを基準として前方に60°傾斜させたときに、側面凹部91bの角度幅の範囲が鉛直下方向Vの方向を含む位置に設定されており、詳細には、側面凹部91bの角度幅の中心が鉛直下方向Vを指向している。また、換言すれば、側面凹部91bは、設定ダイアル86の軸を中心とし、水平面載置状態の鉛直下方を基準として前方に60°の位置を含む位置に設定されている。これにより、一般的な傾斜使用状態においてダイアル配置穴91から薬液等を排出させやすい。
側面凹部91bの角度幅Wは、30°〜90°にすることにより、不必要に広くなく、しかも薬液等を排出させるのには十分である。ここで、角度幅Wは側面凹部91bの両端部の角度によって規定される。
図19に示すように、側面凹部91bの傾斜θ2は、設定ダイアルの軸方向を基準として、5°〜30°にすることにより薬液等を排出させるのには十分である。また、このような角度では側面凹部91bは不必要に急傾斜にならず、設定ダイアル86との隙間が過度に広くなることがない。
上述したように、本実施の形態に係るシリンジポンプ10では、ダイアル配置穴91に側面凹部91bを設けることにより、設定ダイアル86とダイアル配置穴91との狭い隙間に薬液等が入り込んだ場合にも、薬液等は側面凹部91bから容易に排出され、この部分で溜まって固化するようなことがなく、汚れにくく、清掃も容易である。設定ダイアル86とダイアル配置穴91との狭い隙間で薬液等が固化することがないため、設定ダイアル86の回転がスムーズであり、しかもメンテナンス時及び清掃時には容易に取り外しが可能である。
本発明に係るシリンジポンプは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
シリンジが載置される前の本実施の形態に係るシリンジポンプの斜視図である。 シリンジが載置された本実施の形態に係るシリンジポンプの斜視図である。 本実施の形態に係るシリンジポンプを背面から見た斜視図である。 斜めに設定されたシリンジポンプの斜視図である。 本実施の形態に係るシリンジポンプのブロック構成図である。 シリンジをセットするa操作の様子を示す図である。 シリンジをセットするb操作の様子を示す図である。 シリンジをセットするc操作の様子を示す図である。 ナイラッチと、該ナイラッチにより丸孔の周囲に固定された蛇腹筒の断面側面図である。 丸孔が設けられた壁面、ナイラッチ及び蛇腹筒の分解斜視図である。 ナイラッチにより蛇腹筒を丸孔の周囲に固定する第1段階の断面側面図である。 ナイラッチにより蛇腹筒を丸孔の周囲に固定する第2段階の断面側面図である。 ナイラッチにより蛇腹筒を丸孔の周囲に固定する第3段階の断面側面図である。 ナイラッチによる蛇腹筒の丸孔の周囲に対する固定を解除する様子を示す断面側面図である。 薄棒の斜視図である。 固定が解除された蛇腹筒を縮めた状態のシリンジポンプの一部背面図である。 設定ダイアルをダイアル配置穴から抜いた状態の該ダイアル配置穴及び設定ダイアルの斜視図である。 シリンジポンプを60°傾斜させた状態における樹脂カバーを省略したダイアル配置穴の正面図である。 シリンジポンプを60°傾斜させた状態におけるダイアル配置穴及び設定ダイアルの断面側面図である。
符号の説明
10…シリンジポンプ 12a、12b…シリンジ
14…シリンジ本体 16…押子
18…シリンジ外筒 20…外筒フランジ
28…押子フランジ 30…リブ
32…操作部 34…シリンジ載置部
36…押子駆動部 36a…段差面
36b、36c…壁面 39…電源コンセント
39a…ACケーブル 40a、40b…検出スイッチ
42…セット溝 42a…第1溝壁
42b…第2溝壁 44…ばね体
44d…突起 50…クランプ
54…回転レバー 60…スライダ
62…蛇腹筒 63…駆動ロッド
64…押子検出スイッチ 66…レバー
86…設定ダイアル 88…設定送液量表示部
91…ダイアル配置穴 91a…縦長切欠部
91b…側面凹部 102…液晶モニタ
200…丸孔 202…ブーツ
204…環状突出部 206…ナイラッチ
208…グロメット 210…プランジャ
212…スナップフィット 214、234…フランジ
218…先太部 222、238…テーパ面
236…突起 239…環状溝部
300…磁石 308…鉄板
310a、310b…ホールIC

Claims (3)

  1. アクチュエータを収納するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、シリンジの外筒を載置するシリンジ載置部と、
    前記シリンジ載置部に載置されたシリンジの押子を保持するスライダと、
    前記アクチュエータによって駆動され、前記ハウジングの孔部から延在して前記スライダに接続され、該スライダをスライドさせて前記押子を移動させる駆動ロッドと、
    前記ハウジングと前記スライダとの間で前記駆動ロッドを囲い、前記ハウジングの側の端部に内径方向に張り出した環状突出部を備え、伸縮自在な蛇腹筒と、
    前記環状突出部を前記孔部の周囲面に押し当てて固定するナイラッチと、
    を有し、
    前記ナイラッチは、複数のスナップフィットを備えるとともに前記孔部に挿入される中空のグロメットと、前記グロメットに挿入されるとともに前記駆動ロッドが内側に挿通され、複数の前記スナップフィットを外側へ押し広げる中空のプランジャとを有することを特徴とするシリンジポンプ。
  2. 請求項1記載のシリンジポンプにおいて
    記グロメット及び前記プランジャはそれぞれ基端側にフランジを有し、前記グロメットに前記プランジャが挿入されたときに、各フランジが互いに隣接し、
    各フランジは、対向する側にそれぞれテーパ面を有し、2つの該テーパ面により断面V字形状を形成し、
    前記蛇腹筒が前記ナイラッチによって前記ハウジングに固定された状態で、前記断面V字形状の部分は、前記蛇腹筒内に位置し、
    前記断面V字形状の部分に、前記蛇腹筒を介して解除部材が挿入されることに伴って、前記グロメットと前記プランジャとの係合が解除されることを特徴とするシリンジポンプ。
  3. 請求項1記載のシリンジポンプにおいて、
    前記グロメットは基端側にフランジを有し、
    前記蛇腹筒が前記ナイラッチによって前記ハウジングに固定された状態で、前記環状突出部は、前記フランジと前記ハウジングとにより挟まれることで圧縮され、これによってシール作用が奏されることを特徴とするシリンジポンプ。
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