JP5322133B2 - 網状無線通信網でルーティングメッセージを交換するための方法 - Google Patents

網状無線通信網でルーティングメッセージを交換するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のネットノードと、対応するネットノードと、網状無線通信網とを備える網状無線通信網でルーティングメッセージを交換するための方法に関する。
従来技術から、多数のネットノードを備える通信網において、ネット内の経路に沿ってデータをさらに導くことができる多数の異なる機構が公知である。特許文献1には、多数のネットノードを備える網状無線通信網で、双方向のデータ伝送経路を確立する方法が公知である。ここではルーティングツリーが、ルーツネットノードとして機能するノードから発して無線通信ネットノード間で確立され、ルーツノードはルーティングツリーを確立するために、規則的な時間間隔でルーティング問い合わせをネットノードに送信する。ルーティング問い合わせを介して、まずルーティングツリーにあるそれぞれのネットノードからルーツノードに至る単方向のデータ伝送経路が形成される。2つのフラグをそれぞれのネットノードで使用することにより、特定の条件の下で、受信されたルーティング問い合わせへの応答としてルーティング応答をルーツノードに返信することができる。このことは、ルーツネットノードから、ルーティング応答を送信するネットノードへの帰還経路の形成に作用する。これによって必要な場合には、双方向データ伝送経路を、ルーツネットノードとルーティング応答を送信するネットノードとの間に確立することができる。この刊行物には、双方向のデータ経路を確立するモードと、単方向だけのデータ経路を確立するモードとの切り換えを、ルーツノードを介してどのように開始するのかは記載されていない。
無線網状ネットワークにおけるL2層でのデータ伝送を既述する規格802.11sには、データ伝送経路を形成するためのHWMPプロトコル(HWMP=Hybrid Wireless Mesh Protocol)が記載されている。このプロトコルにより、ルーティングツリーがルーティング問い合わせを用いてプロアクティブに確立される。このルーティング問い合わせは、ルーティングツリーにある対応するルーツノードから送信される。ルーティング問い合わせにあるフラグにより、ルーティング問い合わせの受信に対する応答で、ネットノードにおいて対応するルーティング応答を送信すべきかどうかが特定される。すなわち単方向のデータ伝送経路を形成するモード、または双方向のデータ伝送経路を形成するモードのいずれを使用すべきか特定される。しかしネットノードにおけるフラグのセットによって、ルーティング問い合わせのモードを明示的に考慮せずに、どうやってモード間を切り換えることができるのか記述がない。
WO2008/058933A1
したがって本発明の課題は、無線網状通信網でルーティングメッセージの交換を可能にし、これにより1つの統一的方法において単方向データ伝送によるモードと、双方向データ伝送によるモードとが切り換えられるようにすることである。
この課題は、請求項1による方法、請求項10によるネットワークノード、および請求項12による通信網によって解決される。本発明のさらなる構成は、従属請求項に記載されている。
本発明の方法では、ルーティングメッセージが、多数のネットノードを備える無線網状通信網において交換され、この通信網ではルーティングツリーがデータ伝送経路によりネットノード間で形成され、ネットノードの1つはルーティングツリーのルーツであるルーツノードとなる。ここおよび以降で、ルーツノードに対応しない通信網のノードをネットノードと称し、ルーツノードとして機能するネットノードを明示的にルーツノードと常に称する。
データ伝送経路を形成するために、ルーツノードは規則的な時間間隔でネットノードにルーティング問い合わせを送信する。ここでルーティング問い合わせは、通信網でネットノードからさらに転送される。これによりそれ自体公知の方法によって、対応するルーティング情報が個々のネットノードで特定され、このルーティング情報によってデータパケットを1つのネットノードから次のネットノードへ、そしてルーツノードへと、設定されたデータ伝送経路を介してさらに転送することができる。本発明の方法では、それぞれのルーティング問い合わせにおいて第1のモードと第2のモードが特定される。第1のモードは、双方向データ伝送経路をルーツノードとそれぞれのネットノードとの間に形成するモードに対応する。これに対して第2のモードは、それぞれのネットノードからルーツノードへの単方向データ伝送経路を形成するモードである。とりわけ第1のモードは、通信網での第1のモードの確立後に、それぞれのネットノードがルーティング応答を、ルーティング問い合わせの受信への応答としてルーツノードへ、常に送信することを特徴とする。これに対して第2のモードは、通信網での第2のモードの確立後に、それぞれのネットノードがルーティング応答を、ルーティング問い合わせの受信への応答としてルーツノードへ、必ずしも常には送信しないことを特徴とする。「第1ないしは第2のモードの確立後」とは、モード切り換えが実行されず、場合により所定の時間の間、第1または第2のモードに対する固有の条件がまだ存在していないと理解すべきである。
上記第1のモードでは、ネットノードからルーツノードへのデータ伝送経路の形成を行わせるルーティング問い合わせをネットノードで受信した後、送信されたルーティング応答によって反対方向に経路が形成され、これにより双方向データ伝送経路がルーティングツリーに存在するようになる。これは第2のモードでは行われない。なぜならここではルーティング問い合わせの受信に対する応答で、通例、ルーティング応答がネットノードから送信されないからである。それにもかかわらず、第2のモードで対応するルーティング応答を送信することもできる。しかしこのルーティング応答の送信は、第1のモードとは異なり、ルーティング問い合わせの受信に結合していないか、または例外的に、あるいは必要な場合だけ結合する。
本発明の方法では、それぞれのネットノードで第1のフィールドを介して、それぞれのネットノードの第1の状態または第2の状態が指示される。この第1のフィールドは、ルーティング問い合わせで特定された第1または第2のモードに依存しないでルーティング応答の送信を特定する。本発明では、ルーティング問い合わせがそれぞれのネットノードで受信され、それぞれのネットノードの第1のフィールドが第1の状態である場合、ルーティング応答が常に、すなわちルーティング問い合わせで特定されたモードに関係なく、それぞれのネットノードから送信される。その代わり、第1のフィールドが第2の状態にある場合、ルーティング応答はそれぞれのネットノードから送信されない。続いてそれぞれのネットノードにより、受信されたルーティング問い合わせで特定されたモードが検査される。ここでは、受信されたルーティング応答で第1のモードが特定される場合、第1のフィールドが検査後に第1の状態であることが保証される。これはたとえば、第1のフィールドを第1の状態に(フィールドの目下の状態に関係なく)セットすることにより達成できる。その代わり、ルーティング問い合わせで第2のモードが特定されている場合、第1のフィールドが第2の状態であることが保証される。これはたとえば、第1のフィールドを第2の状態にセットすることにより達成される。またはモードの検査前にすでに第2の状態にセットされた第1のフィールドを変化しないことによって達成される。
さらに本発明の方法では、それぞれのネットノードによって、それぞれのネットノードからルーツノードへデータ伝送する場合、それぞれのネットノードの第1のフィールドが引き続き(すなわちデータ伝送後に)第1の状態であることが保証される。これはたとえば、第1のフィールドを第1の状態に(フィールドの目下の状態に関係なく)セットすることにより達成できる。
本発明の方法により、個々のネットノードにおいてモードを明示的に設定しなくても、双方向データ伝送経路による第1のモードと、単方向データ伝送経路による第2のモードでの動作が可能である。さらにモードに依存せずに、データ伝送の場合には、伝送すべきデータに対してルーツノードから対応するネットノードへの帰還経路が形成されることが保証される。
本発明の方法のとくに有利な実施形態では、それぞれのネットノードで第1のフィールドの他に、第2のフィールドが使用され、この第2のフィールドを介してネットノードの第3または第4の状態が指示される。ここでそれぞれのネットノードは第2のフィールドを、ルーティング応答の送信後に第3の状態にセットする。
本発明の方法の第1の実施形態では、それぞれのネットノードで、ルーティング問い合わせの受信に対する応答で、常に以下のステップa)からc)が順次実施される。
a)それぞれのネットノードの第2のフィールドを第4の状態にセットし;
b)それぞれのネットノードの第1のフィールドの状態を検査し;ここでは、
・第1のフィールドが第1の状態の場合、それぞれのネットノードからルーティング応答が送信され、引き続き第1のフィールドが第2の状態にセットされ、第2のフィールドが第3の状態にセットされ;
・第1のフィールドが第2の状態の場合、それぞれのネットノードからルーティング応答は送信されず、第1のフィールドと第2のフィールドの状態は不変のままであり;
c)どちらのモードが受信されたルーティング問い合わせで特定されたかを検査し;ここでは、
・受信されたルーティング問い合わせで第1のモードが特定された場合、第1のフィールドが第1の状態にセットされ、第2のフィールドは不変のままとし;
・受信されたルーティング問い合わせで第2のモードが特定された場合、第1のフィールドと第2のフィールドの状態は不変のままとする。
本発明の方法の択一的な実施形態では、それぞれのネットノードで、ルーティング問い合わせの受信に対する応答で、常に以下のステップi)からii)が順次実施され、
i)それぞれのネットノードの第1のフィールドの状態を検査し;ここでは、
・第1のフィールドが第1の状態の場合、それぞれのネットノードからルーティング応答が送信され、それぞれのネットノードの第2のフィールドが第3の状態にセットされ、第1のフィールドは不変のままとし;
・第1のフィールドが第2の状態の場合、それぞれのネットノードからルーティング応答は送信されず、第2のフィールドが第4の状態にセットされ、第1のフィールドは不変のままとし;
ii)どちらのモードが受信されたルーティング問い合わせで特定されたかを検査し;こでは、
・受信されたルーティング応答で第1のモードが特定された場合、第1のフィールが第1の状態にセットされ、第2のフィールドは不変のままとし;
・受信されたルーティング問い合わせで第2のモードが特定された場合、第1のフィールドが第2の状態にセットされ、第2のフィールドは不変のままとする。
本発明の別の実施形態では、それぞれのネットノードが、1つまたは複数の基準に依存して、それぞれのネットノードの第2のフィールドが第4の状態にある場合、それぞれのネットノードからルーツノードへのデータ伝送の開始前に、ルーティング応答を送信するステップを実施する。このようにして、すでにデータ伝送の前にルーティング応答の送信によって、ルーツノードからそれぞれのネットノードへの帰還経路が形成されることが保証される。したがって1つまたは複数の基準により、それぞれのネットノードへの帰還経路の形成が望まれており、したがってデータ伝送時点までに双方向データ伝送経路の形成が必要であるかどうかが特定される。
本発明の別の実施形態では、ルーティング応答の送信の際に、第2のモードから第1のモードへの切り換え時の遅延が回避される。このことは、第1のモードが特定されたルーティング問い合わせがそれぞれのネットノードで受信され、かつ第1のフィールドが第2の状態にあるという条件が存在する場合、受信されたルーティング問い合わせに対する応答としてのルーティング応答がそれぞれのネットノードから送信されることによって達成される。それぞれのネットノードで第2のフィールドが定義される上記の変形実施形態によればさらに、この条件が存在する場合には、ルーティング応答の送信後にさらにそれぞれのネットノードで第1のフィールドが第1の状態にセットされ、第2のフィールドが第3の状態にセットされる。
本発明の方法はとりわけ、規格IEEE802.11sで動作する通信網に使用される。ここではルーティング問い合わせまたはルーティング応答は、そこに定義されたHWMPプロトコルによるプロアクティブなパス要求またはパス応答である。
本発明の方法の別の実施形態では、ルーティング問い合わせにおける第1および第2のモードが、および/またはそれぞれのネットノードの第1のフィールドにおける第1および第2の状態が、および/またはそれぞれのネットノードの第2のフィールドにおける第3および第4の状態がフラグの状態によって定義される。ここで1つの状態がフラグのセットにより指示され、別の状態はフラグがセットされないことにより指示される。
本発明の方法はさらに、本発明の方法が実施される無線網状通信網に関するものであり、この通信網では、ルーティングツリーがデータ伝送経路によりネットノード間で形成され、ネットノードの1つはルーティングツリーのルーツであるルーツノードとなる。ネットノードは、ルーツノードが規則的な時間間隔で、データ伝送経路の形成のためにネットノードに送信するルーティング問い合わせを受信する第1の手段を有し、それぞれのルーティング問い合わせでは、双方向データ伝送経路を形成するための第1のモードと、単方向データ伝送経路を形成するための第2のモードが特定される。ネットノードはさらに、第1のフィールドにおいて第1または第2の状態をセットするための手段を有する。さらにルーティング応答を送信するための第3の手段が設けられており、この第3の手段は、ルーティング問い合わせが第1の手段により受信され、ネットノードの第1のフィールドが第1の状態にある場合、ルーティング応答が第3の手段によって常に送信され、それ以外の場合には、ルーティング応答が第3の手段によって送信されないように構成されている。引き続き、受信されたルーティング問い合わせで特定されたモードが検査され、受信されたルーティング問い合わせで第1のモードが特定される場合には第1のフィールドが第1の状態であることが保証され、それ以外の場合は第1のフィールドが第2の状態であることが保証される。さらに、ネットノードからルーツノードへのデータ伝送が行われる場合、第1のフィールドが第1の状態であることが保証される。
前記ネットノードは好ましくは、上記本発明の方法の各変形実施形態を実施するための別の手段を有するように構成されている。
本発明はさらに、複数のネットノードを備える無線網状通信網に関するものであり、この通信網ではネットノードが本発明の方法を実施するように確立されている。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
網状無線パケット交換通信網の概略図であり、この通信網ではルーティングメッセージが本発明の方法の実施形態に基づいて交換される。 ルーティングメッセージとデータが第1のモードで、本発明の方法の第1の実施形態に基づいて送信および受信される様子を示すタイムフローチャートである。 ルーティングメッセージとデータが第1のモードで、本発明の方法の第2の実施形態に基づいて送信および受信される様子を示すタイムフローチャートである。 ルーティングメッセージとデータが、本発明の方法の第1の実施形態にしたがい第1と第2のモードで送信および受信される様子を示すタイムフローチャートである。 ルーティングメッセージとデータが、本発明の方法の第2の実施形態にしたがい第1と第2のモードで送信および受信される様子を示すタイムフローチャートである。
図1は、網状無線通信網の概略図であり、この通信網ではデータパケットをルーティングするために本発明の方法の実施形態が使用される。通信網は、サークルとして示された多数のネットノードを含み、ネットノードは互いに無線で通信することができる。ネットノード間の通信経路は、一方では実線で、他方では破線で示されている。図1の通信網は規格IEEE802.11sに基づくものであり、L2層でのデータ交換を網状通信網で特定する。ここではデータパケットを転送するために、経路選択プロトコルHWMP(HWMP=Hybrid Wireless Mesh Protocol)が使用される。このプロトコルは以下の実施形態では、いわゆる「プロアクティブなツリー形成モード」で駆動される。ここでルーティングツリーは、通信網のルーツネットノードから発して他のネットノードへ形成される。このようなルーティングツリーは図1では黒い実線により示されており、ルーツノードは参照符合Rにより、他のすべてのノードは参照符合Mにより示されている。以下では、「ネットノード」は常に、ルーツノードRに依存するノードMに対して使用され、ルーツノードは常にルーツノードと称される。
図示のルーティングツリーは、前記の「プロアクティブなツリー形成モード」においてルーティング問い合わせの送信により形成される。このルーティング問い合わせは、HWMPプロトコルではプロアクティブなパス要求PREEQと称される。このプロアクティブなルーティング問い合わせは、ルーツネットノードRにより周期的に送信され、HWMPプロトコルにおける特別のパス要求メッセージとなる。このメッセージでは、目標アドレスのフィールドすべてが「1」にセットされており(いわゆる同報通信アドレスに対応する)、いわゆるターゲットオンリーフラグとリプレーアンドフォワードフラグも同様に「1」にセットされている。その結果、ルーティング問い合わせが、受信側のネットノードMの各々により処理される同報通信メッセージとなる。このルーティング問い合わせに基づいてルーティングツリーが、標準機構によりディスタンスベクタとリンクステートプロトコルの使用の下で確立される。これらのディスタンスベクタとリンクステートプロトコルは規格IEEE802.11sの上記ルーティングプロトコルHWMPに設けられている。各ネットノードMには転送情報が格納されており、これらの転送情報は周期的に受信するルーティング問い合わせに基づいて更新される。転送情報を介して、ネットノードMからルーツノードRへの最短経路が特定される。ここでは各ネットノードMに、このネットノードが次のどのネットノードに受信したデータパケットを送信するかが格納されている。
ルーツノードRから周期的に送信されるルーティング問い合わせを介して、個々のネットノードMからルーツノードRへの単方向データ伝送経路が確立される。そのようなデータ伝送経路が図1に例として経路区間L1とL2により示されており、これらの経路を介してネットノードは最下位の階層レベルからデータパケットをルーツノードRに送信する。上記のデータ伝送を形成するためのツリー形成モードは、第1のモードと第2のモードを含んでおり、これらのモードは、個々のネットノードMが受信したルーティング問い合わせに応答してプロアクティブなルーティング応答(HWMP規格ではプロアクティブなパス応答PREPと称される)をルーツノードRに、反対方向の、すなわちルーツノードRからノードMへのデータ伝送経路を形成するために送信したかどうかを特定する。これによりルーツノードRとそれぞれのネットノードMとの間に双方向データ伝送経路が形成される。ここで第1のモードは、「プロアクティブなパス応答PREPを備えるプロアクティブなパス要求PREQ」のモードであり、これによれば、それぞれのネットノードが双方向データ伝送経路の形成のためルーティング問い合わせの受信の際に、対応するルーティング応答で応答する。第2のモードは、「プロアクティブなパス応答PREPのないプロアクティブなパス要求PREQ」のモードである。このモードの確立後、ルーティング応答の送信は、ルーツネットノードからのルーティング問い合わせの受信に結合されないか、または必要な場合だけ結合される。すなわちルーティング応答は送信は、通例、ルーティング問い合わせの受信に応答して行われない。むしろそのようなルーティング応答は必要な場合だけ送信される。すなわちルーツノードRとそれぞれのネットノードMとの間に双方向データ伝送経路が必要な場合だけ送信される。
上記の第1のモードと第2のモードを区別するために、ルーツノードRのルーティング問い合わせにはフラグが含まれており、このフラグは、第1のモードが存在するのか、または第2のモードが存在するのかを指示する。このフラグを以下、PREPフラグと称する。ここに説明する実施形態で、「1」にセットされたフラグは第1のモードが存在することを指示し、「0」にセットされたフラグは第2のモードが存在することを指示する。
それぞれのネットノードMでは、上記の転送情報に2つのフラグが含まれており、これらのフラグはHWMPプロトコルで、「プロアクティブなPREP」および「プロアクティブなPREP送信された」と称される。このフィールドは、特許文献1に記載された2つのフラグに対応する。フラグ「プロアクティブなPREP」を以下、第1のフィールドと称することとし、これはそれぞれのネットノードがプロアクティブなルーティング問い合わせに応答してルーティング応答を送信することを指示する。ここに説明する実施形態で、ルーティング応答は第1のフィールドが状態「1」であるときに送信され、第1のフラグが状態「0」であるときにルーティング応答は送信されない。以下、第2のフィールドと称する第2のフィールド「プロアクティブなPREP送信された」を介して、それぞれのネットノードが前もってプロアクティブなルーティング応答を送信していたかどうかが指示される。ここに説明する実施形態で、状態「1」にセットされた第2のフィールドは、ルーティング応答が尊信されたことを指示し、状態「0」にセットされたフィールドはルーティング応答が送信されなかったことを指示する。この第2のフィールドは、前記の基準にしたがい常に状態「0」にリセットされる。
以下に説明する本発明の方法の変形実施形態は、上記第1のモードと第2のモードを駆動し、それらモード間を切り換えるための統一的機構が通信網に形成されることを特徴とし、その際に、どちらのモードで通信網が現在駆動されるのかを明示的に区別する必要がない。
以下、この方法を図2から図5による2つの実施例に基づいて説明する。これらの図面では統一された参照符合が使用され、ネットノードMの第1のフィールド「プロアクティブなPREP」は参照符合F1により特定され、ネットノードMの第2のフィールド「プロアクティブなPREP送信された」は参照符合F2により示される。さらに図面にはプロアクティブなルーティング問い合わせがREQ1により示されており、ここでは第1のモードがPREPフラグにより指示される。さらに第2のモードがPREQフラグにより指示される第2のモードがREQ2により示されている。ネットノードMから送信されたデータは図面でDにより示されており、対応して送信されたプロアクティブな経路応答はREPにより示されている。以下で、ルーティング問い合わせは常にプロアクティブなルーティング問い合わせであり、したがって付記「プロアクティブな」は部分的に省略される。
図2から5は、例として通信網における任意のネットノードMに関するタイムフローチャートを示す。ここで時間軸は縦方向に下方に伸びており、ノードMにおけるフィールドF1とF2の状態0と1が階段状のラインによって示されている。さらに階段状のラインに向かう対応する矢印によって、ネットノードでのルーティング問い合わせの受信が示され、階段状のラインから離れる方向の矢印によって、ネットノードによるデータまたはルーティング応答の送信が示されている。ルーティングメッセージまたはデータの送信および受信の種々の状況が、図2から図5に参照符合S1,S2,..S48によって示されている。
以下に説明する本発明の2つの実施形態の一般的概念は、次のように総括することができる。
・プロアクティブなルーティング問い合わせ間には、そこで特定される第1のモードと第2のモードに関して、1つのステップを除いて何ら相違がない。すなわちプロアクティブなルーティング問い合わせにおけるPREPフラグの値は通例、無視される。
・プロアクティブなルーティング応答の形成は、常に、それぞれのノードにおける第1のフィールドの値に依存している。すなわち、第1のフィールドが状態「1」であるときは常にルーティング応答REPが送信され、これはルーティング問い合わせが第1または第2のモードのいずれを特定したかに関係ない。
・ネットノードがデータパケットをルーツノードRに送信する場合、ネットノードで第1のフィールドが「1」にセットされ、これはルーツノードRがそのルーティング問い合わせに第1または第2のモードのいずれを特定したかに関係ない。
・以前に受信されたプロアクティブなルーティング問い合わせのPREPフィールドが「1」にセットされている場合には第1のフィールドが状態「1」であることが保証され、これにより第1のモードが特定される。この条件が満たされない場合、第1のフィールドが状態「0」であることが保証される。
上に述べた一般的概念を、2つの択一的実施例に基づいて説明する。2つの実施形態は、データパケットをルーツノードに送信しようとするネットノードが、第1のフィールドを常に状態「1」にセットする点で共通である。さらに2つの実施形態は、データパケットをルーツノードに、双方向データ伝送経路を使用して送信しようとするソースノードとしてのネットノードが、第2のフィールドが状態「0」である場合、伝送すべきデータパケットに先行してプロアクティブなルーティング応答を送信する点でも同じである。
本発明の第1と第2の実施形態は、どのようにそれぞれのネットノードがプロアクティブなルーティング問い合わせの受信に応答するかという手順の点で異なる。変形例Aと称される第1の実施形態によれば、以下の3つのステップが順番に実行される。
1.プロアクティブなルーティング問い合わせの受信の際に、この問い合わせで特定されるモードに関係なく、第2のフィールドがネットノードで状態「0」にセットされる。
2.続いて第1のフィールドの状態がネットノードで検査される。この第1のフィールドの状態が「1」であれば、ルーティング応答がネットノードからルーツノードへ送信され、引き続き第1のフィールドが状態「0」にセットされる。さらにネットノードの第2のフィールドが状態「1」にセットされる。
3.続いて、受信されたプロアクティブなルーティング応答におけるPREPフラグの状態が検査される。このフラグにしたがい第1のモードが特定されている場合、ネットノードは第1のフィールドを状態「1」にセットする。第2のモードが特定されている場合、第1のフィールドは状態「0」に留まる。
変形例Bとも称される第2の実施形態では、ネットノードがプロアクティブなルーティング問い合わせの受信に別のやり方で応答し、以下のステップを順次実行する。
1.プロアクティブなルーティング問い合わせを受信すると、まず、受信したネットノードの第1のフィールドの状態が検査される。第1のフィールドが第1の状態であれば、プロアクティブなルーティング応答がネットノードからルーツノードへ送信され、ネットノードの第2のフィールドが状態「1」にセットされる。これに対してネットノードの第1のフィールドが第2の状態であれば、ネットノードからルーティング応答は送信されず、第2のフィールドが状態「0」にセットされる。この場合、第1のフィールドは状態「0」のままである。
2.続いて、どちらのモードが受信されたルーティング問い合わせで特定されたかが検査される。ルーティング問い合わせにおけるPREPフラグにしたがい第1のモードが特定されている場合、ネットノードは第1のフィールドを状態「1」にセットする。これに対して、受信されたルーティング問い合わせにおけるPREPフラグにしたがい第2のモードが特定されている場合、ネットノードは第1のフィールドを状態「0」にセットする。第2のフィールドは両方の場合とも変化しない。
図2は、変形例Aを説明するためのタイムフローチャートであり、ここではもっぱら第1のモードがルーティングプロトコルで使用される。すなわちもっぱらプロアクティブなルーティング問い合わせREQ1がルーツノードにより送信され、他のネットノードで受信される。図2のシナリオでは、注目するネットノードのフィールドF1は最初、状態「1」であり、フィールドF2も同様に状態「1」である。状況S1によれば、第1のモードが特定されたプロアクティブなルーティング問い合わせREQ1が受信される。その結果、第2のフィールドF2が状態「0」にセットされ、これに対して第1のフィールドは状態「1」に留まる。フィールドF1が状態「1」である結果として、ルーティング応答REPが送信される。続いて第2のフィールドF2が状態「1」にセットされ、第1のフィールドが状態「0」にセットされる。最後にどちらのモードがルーティング問い合わせで特定されたかが検査される。この問い合わせでは第1のモードが特定されるから、状態「0」にセットされているフィールドF1が再び状態「1」にセットされ、さらなるメッセージが存在しなければこの状態に留まる。
状況S2は、次のルーティング問い合わせPREQ1が注目のネットノードで受信される場合を示し、状況S1と同じである。これに基づいてルーティング応答REPが再び送信される。状況S3では、データパケットDがネットノードからルーツノードへ2回送信される。ここおよび以下のすべての実施形態では、データ伝送に双方向データ経路を使用することが前提である。データパケットDの送信の際に第2のフィールドは状態「1」であるから、データパケットの送信の前にルーティング応答は送信されない。状況S3では、それぞれのデータパケットDの送信後に、フィールドF1が状態「1」にセットされる。フィールドF1はすでに前から状態「1」であるから、この状態が維持される。状況S1とS2に対応する状況S4では、ルーティング問い合わせREQ1が受信され、引き続きルーティング応答REPが送信される。状況S5は状況S3に対応するが、ここではデータパケットDが一度だけ送信される。続いて状況S6,S7,S8,S9,S10が示されているが、状況S6,S7,S8,S9は状況S1に対応し、状況S7は状況S3に対応する。
図3は、本発明の方法の変形例Bについてのタイムフローチャートであり、ここでは第1のモードだけに基づくルーティングが使用される。方法の開始時に、フィールドF1は状態「1」であり、フィールドF2も同様に状態「1」である。注目のネットノードで第1のルーティング問い合わせREQ1が受信されると(状況S11)、まず第1のフィールドF1がどの状態であるか検査される。このフィールドは状態「1」であるから、ルーティング応答REPがルーティング問い合わせREQ1に対する応答して送信され、第2のフィールドが状態「1」にセットされる。続いてどちらのモードがルーティング問い合わせで特定されたかが検査される。第1のモードが特定されているから、第1のフィールドF1が状態「1」にセットされ、第2のフィールドF2は状態「1」に留まる。2つのフィールドはすでに前から状態「1」であるから、両フィールドに対して状態「1」が維持される。状況S12は状況S11に対応するので、再度説明しない。状況S13では、データパケットDがネットノードからルーツノードへ2回送信される。データパケットDの送信の際に第2のフィールドは状態「1」であるから、データパケットDの送信の前にルーティング応答REPは送信されない。状況S14も状況S11に対応する。状況S15は状況S13に対応するが、ここではデータパケットDが一度だけ送信される。さらなる状況S16からS20で、状況S16,S18,S19,S20は状況S11ないしはS12に対応し、状況S17は状況S13に対応する。
図4は、本発明の変形例Aによるフローチャートを示す。ここでは第1のモードと第2のモードとが切り換えられる。ここで方法の開始時には第2のモードであり、PREQフラグが状態「0」であるルーティング問い合わせREQ2が送信される。フローチャートの開始時に、注目するネットノードの第1のフィールドF1と第2のフィールドF2は状態「0」である。
状況S21で、注目するネットノードによりルーティング問い合わせREQ2が受信される。特定されたモードに関係なく、まずフィールドF2が状態「0」にセットされる。ここでフィールドF2は状態「0」であるから、この状態に留まる。続いて第1のフィールドの状態が検査される。第1のフィールドは状態「0」であるから、ネットノードからルーティング応答REPは送信されない。最後にルーティング問い合わせで特定されたモードが検査される。問い合わせREQ2では第2のモードがセットされているから、第1のフィールドF1と第2のフィールドF2は変化しないままである。続いて図4に示された状況S22は、状況S21に対応し、したがってルーティング問い合わせREQ2の受信後にルーティング応答は送信されず、フィールドF1とF2の状態も変化しない。
状況S23でネットノードは、データパケットDを伝送しようとする。ここでネットノードはデータ伝送の開始前にまず、第2のフィールドF2の状態を検査する。このフィールドは状態「0」であるから、ネットノードはルーティング応答REPをルーツノードに送信し、これにより双方向データ伝送経路を形成する。メッセージREPの送信により、続いてフラグF2が状態「1」にセットされる。最後に対応するデータパケットDが伝送され、これに基づき第1のフィールドF1が、どちらのモードが存在しているかに関係なく状態「1」にセットされる。状況S24は、再度、データパケットDの伝送を示す。ここもデータ伝送の開始前にまず、第2のフィールドF2の状態が検査される。状況S23との相違は、ここではフィールドF2が状態「1」であり、したがってデータ伝送Dの前にルーティング応答REPは送信されないことである。データ伝送が行われると、続いてフィールドF1が状態「1」にセットされる。ここでフィールドF1はすでに前から状態「1」であり、したがってこの状態に留まる。
状況S25によれば、再びルーティング問い合わせREQ2が受信される。そしてまずフィールドF2が状態「0」にセットされる。続いて第1のフィールドF1の状態が検査される。第1のフィールドF1が状況S25では状態「1」であるので、ネットノードからルーティング応答REPが送信され、引き続き第1のフィールドが状態「0」にセットされ、第2のフィールドが状態「1」にセットされる。最後に、どちらのモードがルーティング問い合わせで特定されたかが検査される。第2のモードが設定されているから、第1のフィールドF1と第2のフィールドF2は変化しない。状況S25にしたがい、ネットノードは再びデータパケットDを送信する。ここではデータパケットDの送信前に、第2のフィールドF2の状態が検査されている。状況S23との相違は、ここでは第2のフィールドF2が状態「1」であることである。その結果、データパケットDの送信前にルーティング応答は送信されない。データパケットDの送信時または送信後に、第1のフィールドF1は状態「1」にセットされる。
後続の状況S27は状況25に対応する。ここではルーティング問い合わせREQ2の受信に対する応答で、ルーティング応答REPがネットノードから送信される。状況S28では、次のルーティング問い合わせREQ2がネットノードで受信される。ここでもまずフィールドF2が状態「0」にセットされる。続いて第1のフィールドF1の状態が検査される。第1のフィールドが状態「0」であるから、ネットノードからルーティング応答は送信されず、第1のフィールドF1と第2のフィールドF2の状態は変化しないままである。状況S29によれば、第2のモードから第1のモードへの切り換えが開始される。このことは、第1のモードが特定されたルーティング問い合わせREQ1が、ルーツノードから送信されることによって行われる。状況S29では、まずフィールドF2が状態「0」にセットされる。ここではすでに前から状態「0」が存在しているので、これが維持される。続いて第1のフィールドF1の状態が検査される。第1のフィールドが状態「0」であるから、ネットノードからルーティング応答は送信されず、第1のフィールドF1と第2のフィールドF2の状態は変化しないままである。続いてどちらのモードがルーティング問い合わせで特定されたかが検査される。第1のモードが特定されているから、第1のフィールドF1が状態「1」にセットされ、第2のフィールドF2は変化しないままである。すなわち状況S29では、ルーティング問い合わせREQ1の受信の際にルーティング応答は送信されない。しかし後でのすべてのルーティング問い合わせの際にルーティング応答が送信されることが保証される。なぜなら状況S29では、第1のフィールドF1が状態「1」にセットされていることが保証されているからである。
後続の状況S30で、ネットノードはデータパケットDをルーツノードに送信しようとする。データパケットDの送信前に、ネットノードは第2のフィールドF2の状態を再び検査する。第2のフィールドは状態「0」であるから、ネットノードは、まずルーティング応答REPをルーツノードに送信し、これにより双方向データ伝送経路を形成する。ルーティング応答REPの送信によって、第2のフィールドが状態「1」にセットされる。続いて再びデータパケットDが送信され、データパケットDの送信後に第1のフィールドF1が状態「1」であることが保証される。このことは、第1のフィールドの状態「1」への明示的なセットにより達成される。フィールドF1はすでにデータパケットDの送信前から状態「1」であるから、この状態に留まる。続いて状況S31では、さらなるルーティング問い合わせREQ1が受信される。これによりまず第2のフィールドF2が状態「0」にセットされる。続いて第1のフィールドF1の状態が検査される。この場合、フィールドは状態「1」であるから、ルーティング応答REPが送信される。送信後に、第1のフィールドF1が状態「0」にセットされ、第2のフィールドが状態「1」にセットされる。最後にルーティング問い合わせで特定されたモードが検査される。第1のモードが設定されているから、第1のフィールドF1が再び状態「1」にリセットされ、これに対し第2のフィールドF2は状態「1」に留まる。図4に示した状況S32は状況S31に対応するので、詳細に説明しない。
状況S33では、第1のモードから第2のモードへの切り換えが開始される。このことは、第2のモードが特定されたルーティング問い合わせREQ2の送信により行われる。まずメッセージの受信後に、フィールドF2が状態「0」にセットされる。続いて第1のフィールドF1の状態が検査される。第1のフィールドは状態「1」であるから、ルーティング応答REPが送信される。続いて第1のフィールドF1が状態「0」にセットされ、第2のフィールドが状態「1」にセットされる。最後にルーティング問い合わせのモードが検査される。第2のモードが存在しているから、第1のフィールドF1と第2のフィールドF2は変化しない。
確かに状況S33では、ルーティング問い合わせREQ2の受信によりルーティング応答が送信されるが、後のすべてのルーティング問い合わせREQ2では、対応するルーティング応答の送信が中止される。これが状況S34に示されている。ルーティング問い合わせREQ2の受信時にまず、ネットノードは再びフィールドF2を状態「0」にセットする。続いて第1のフィールドF1の状態が検査される。第1のフィールドが状態「0」であるから、ルーティング応答は送信されず、第1のフィールドF1と第2のフィールドF2の状態は変化しないままである。続いてルーティング問い合わせREQ2で特定されたモードが検査される。この問い合わせで第2のモードが特定されているから、第1のフィールドと第2のフィールドの状態は変化しないままである。
図5は、本発明の変形例Bのタイムフローチャートを示し、ここには第2から第1のモードへの切り換え、および第1から第2のモードへの切り換えが示されている。フローチャートの開始時に、第2のモードが存在し、注目するネットノードの第1のフィールドF1と第2のフィールドF2は状態「0」である。状況S35では、第2のモードが特定されたルーティング問い合わせREQ2がネットノードで受信される。ここではまず、第1のフィールドF1がどの状態であるかが検査される。このフィールドは状態「0」であるから、ネットノードからルーティング応答REPは送信されず、第2のフィールドF2が状態「0」にセットされる。ここで第2のフィールドはすでに前から状態「0」であるから、この状態にトドマス。第1のフィールドF1の状態は変化されない。状況S36は状況S35に対応する。すなわちルーティング問い合わせREQ2の受信後に、応答はネットノードから送信されない。
状況S37でネットノードは、データパケットDを伝送しようとする。ここでネットノードはデータパケットの伝送の開始前にまず、第2のフィールドF2の状態を検査する。第2のフィールドは状態「0」であるから、ネットノードはルーティング応答REPを、データパケットDの伝送に送信し、これにより双方向データ伝送経路を形成する。後続のデータパケットDの送信に続いて、ネットノードはフィールドF1を状態「1」にセットする。状況S38では、再びデータパケットDがネットノードにより送信される。データパケットDの送信前に再び、第2のフィールドがどの状態であるかが検査される。第2のフィールドは状態「1」であるから、前もってルーティング応答REPは送信されない。後続のデータパケットDの送信に続いて状況S38では、再びフィールドF1が状態「1」にセットされる。このフィールドはすでにこの状態であるから、その状態はデータパケットの送信後も変化しない。
状況S39では、次のルーティング問い合わせREQ2がネットノードで受信される。再びネットノードは、第1のフィールドF1がどの状態であるかを検査する。第1のフィールドは状態「1」であるから、ネットノードからルーティング応答REPが送信される。続いてネットノードの第2のフィールドが状態「1」にセットされる。このフィールドF2はすでに状態「1」であるから、この状態に留まる。第1のフィールドF1の状態は変化されない。最後にどちらのモードがルーティング問い合わせで特定されたかが検査される。第2のモードが特定されている場合、第1のフィールドは状態「0」にセットされる。これに対して第2のフィールドF2の状態は変化されない。
状況S40では、ネットノードによりデータパケットDがルーツノードに送信される。ここでネットノードは再び、第2のフィールドF2の状態を検査する。第2のフィールドは状態「1」であるから、データ伝送の前にルーティング応答REPは送信されない。データパケットDの伝送に続いて、フィールドF1が状態「1」にセットされる。状況S41では、次のルーティング問い合わせREQ2がネットノードで受信される。状況S41は、上に詳しく説明した状況S39に対応する。繰り返しを避けるため、上記説明を参照されたい。状況S42では、次のルーティング問い合わせREQ2がネットノードで受信される。再びネットノードは、第1のフィールドF1がどの状態であるかを検査する。第1のフィールドは状態「0」であるから、ルーティング応答REPは送信されない。続いて第2のフィールドF2が状態「0」にセットされ、これに対して第1のフィールドは変化されないままである。最後にどちらのモードがルーティング問い合わせで特定されたかが検査される。第2のモードがこのルーティング問い合わせで設定されているから、第1のフィールドが状態「0」にセットされる。ここでこの状態はすでに前もって存在しているから、変化されない。第2のフィールドF2の状態は変化されない。すなわち第2のフィールドF2は状態「0」に留まる。
状況S43では、第2のモードから第1のモードへの切り換えが行われる。このためにルーツネットノードから、第1のモードが特定されたルーティング問い合わせREQ1が送信される。さらにまず、ネットノードにより第1のフィールドF1がどの状態であるかが検査される。第1のフィールドF1は状態「0」であるから、ネットノードからルーティング応答REPは送信されない。さらに第2のフィールドF2が状態「0」にセットされるが、すでに前からこの状態「0」であるから、その状態は変化されない。第1のフィールドF1の状態は変化されない。続いてルーティング問い合わせで特定されたモードが検査される。ルーティング問い合わせでは第1のモードが設定されているから、第1のフィールドは状態「1」にセットされる。これに対して第2のフィールドF2の状態は変化されない。図4で説明した実施形態と同じように、モード切り換えの場合には状況S43で、受信されたルーティング問い合わせREQ1に対してルーティング応答REPはとりあえず送信されない。しかし第1のフィールが状態「1」であるので、次のルーティング問い合わせの受信の際にはルーティング応答も送信されることが保証される。
状況S44では、ネットノードがデータパケットDをルーツノードへ送信する。ここではデータパケットDの送信前にまず、第2のフィールドF2がどの状態であるかが検査される。第2のフィールドF2は状態「0」であるから、ネットノードは、まずルーティング応答REPを送信し、これにより双方向データ伝送経路を形成する。続いてデータパケットDが送信される。データパケットDの送信に応答して、フィールドF1が状態「1」にセットされるが、フィールドF1はすでに前から状態「1」であるから、この状態は変化されない。状況S45では、次のルーティング問い合わせREQ1がネットノードで受信される。第1のフィールドF1の状態が再び検査される。第1のフィールドは状態「1」であるから、ルーティング応答REPが送信される。続いて第2のフィールドF2が状態「1」にセットされるが、第2のフィールドはすでに前から状態「1」であるから、その状態は変化されない。第1のフィールドの状態は変化されない。最後に、どちらのモードがルーティング問い合わせREQ1で特定されたかが検査される。第1のモードが特定されているから、第1のフィールドは状態「1」にセットされる。しかし第1のフィールドはすでに前から状態「1」であるから、その状態は変化されない。対応して、第2のフィールドF2の状態は変化されない。状況S46は状況S45に対応するので、再度詳細に説明しない。状況S45と同じように、ルーティング問い合わせREQ1を受信すると、ルーティング応答REPが送信される。
状況S47では、第1のモードから第2のモードへの切り換えが実行される。このことは、第2のモードが特定されたルーティング問い合わせREQ2の送信により開始される。ルーティング問い合わせREQ2の受信の際に、ネットノードは、まずフィールドF1の状態を再び検査する。第1のフィールドF1は状態「1」であるから、ネットノードからルーティング応答REPが送信される。さらに第2のフィールドF2が状態「1」にセットされるが、第2のフィールドはすでに前から状態「1」であるから、その状態は変化されない。対応して、フィールドF1でも変化は行われない。最後にネットノードは、どちらのモードがルーティング問い合わせで特定されたかを検査する。第2のモードが特定されているから、第1のフィールドF1は状態「0」にセットされる。対応して、第2のフィールドF2の状態は変化されない。状況S47では、モード切り換えの際に、ルーティング問い合わせREQ2に対する応答でルーティング応答REPがまず送信される。しかし後続のすべてのルーティング問い合わせREQ2において、ルーティング応答の送信は行われない。なぜならフィールドF1が状態「0」だからである。これが状況S48に示されている。そこではまずルーティング問い合わせREQ2が受信される。まず、第1のフィールドF1がどの状態であるかが再び検査される。今度は第1のフィールドが状態「0」であるから、ルーティング応答REPは送信されない。さらに第2のフィールドF2が状態「0」にセットされ、これに対して第1のフィールドF1は変化されないままである。
図4と5の説明から分かるように、モードの切り換えにより、次のルーティング問い合わせの受信の際に初めてモードが最終的に確立される。したがって対応するモードの確立の際に遅延が生じる。第2のモードから第1のモードへの切り換えの際のこの遅延を回避するために、すなわち第1のモードが特定されたルーティング問い合わせの最初の受信の際にルーティング応答が送信されることを保証するために、上記の2つの変形例を以下の規則で拡張することができる。受信されたルーティング問い合わせが第1のモードを特定し、かつ同時にルーティング問い合わせを受信するネットノードの第1のフィールドF1が状態「0」である場合、直ちにルーティング応答REPがルーツノードに送信される。続いて、第1のフィールドF1も第2のフィールドF2も、状態「1」にセットされる。
前の実施例から分かるように前記2つの変形例によれば、対応する第1と第2のモードをプロアクティブなツリー形成モードで実現することのできるメカニズムが創成される。この統一的メカニズムは実現コストが低く、さらに2つのモード間の簡単な切り換えを可能にする。

Claims (11)

  1. 複数のネットノード(M,R)を備える網状無線通信網でルーティングメッセージを交換するための方法であって、
    通信網では、ネットノード(M,R)間にデータ伝送経路を備えるルーティングツリーが形成され、ネットノードの1つが、ルーティングツリーのルーツであるルーツノード(R)である方法において、
    (A)データ伝送経路を形成するために、前記ルーツノード(R)が規則的な時間間隔でネットノード(M)にルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)を送信するステップ;
    ただし、それぞれのルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)では、双方向データ伝送経路を形成するための第1のモード、または単方向データ伝送経路を形成するための第2のモードが特定されており、
    (B)それぞれのネットノード(M)で第1のフィールド(F1)を介して、それぞれのネットノード(M)の第1の状態または第2の状態を指示するステップ;
    (C)ルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)がそれぞれのネットノード(M)で受信されるときに、それぞれのネットノード(M)の第1のフィールド(F1)が第1の状態である場合、常にルーティング応答(REP)がそれぞれのネットノード(M)から送信され、第1の状態でなければルーティング応答(REP)はそれぞれのネットノード(M)から送信されないステップ;
    (D)引き続き、それぞれのネットノード(M)により、受信されたルーティング問い合わせで特定されたモードが検査されるステップ;
    ただし、受信されたルーティング問い合わせで第1のモードが特定される場合には、第1のフィールド(F1)が第1の状態にセットされ、それ以外の場合は第1のフィールド(F1)が第2の状態にセットされ
    (E)それぞれのネットノード(M)によって、それぞれのネットノード(M)からルーツノード(R)へデータ伝送される場合、それぞれのネットノード(M)の第1のフィールド(F1)が引き続き第1の状態にセットされるステップ;
    を有する方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    ・それぞれのネットノード(M)で第2のフィールド(F2)を介して、それぞれのネットノード(M)の第3の状態または第4の状態を指示するステップ;
    ただし、それぞれのネットノード(M)は第2のフィールド(F2)を、ルーティング応答(REP)の送信後に第3の状態にセットする方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、
    請求項1に記載のステップ(C)および(D)の代わりに、
    それぞれのネットノード(M)で、ルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)の受信に対する応答で、常に以下のステップa)からc)が順次実施され、
    a)それぞれのネットノード(M)の第2のフィールド(F2)を第4の状態にセットするステップ;
    b)それぞれのネットノード(M)の第1のフィールド(F1)の状態を検査するステップ;ここでは、
    ・第1のフィールド(F1)が第1の状態の場合、それぞれのネットノード(M)からルーティング応答(REP)が送信され、引き続き第1のフィールド(F1)が第2の状態にセットされ、第2のフィールド(F2)が第3の状態にセットされ、
    ・第1のフィールド(F1)が第2の状態の場合、それぞれのネットノード(M)からルーティング応答(REP)は送信されず、第1のフィールド(F1)と第2のフィールド(F2)の状態は不変のままであり、
    c)どちらのモードが、受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)で特定されたかを検査するステップ;ここでは、
    ・受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)で第1のモードが特定された場合、第1のフィールド(F1)が第1の状態にセットされ、第2のフィールド(F2)は変化しないままであり、
    ・受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)で第2のモードが特定された場合、第1のフィールド(F1)と第2のフィールド(F2)は変化しないままである方法。
  4. 請求項2に記載の方法において、
    請求項1に記載のステップ(C)および(D)の代わりに、
    それぞれのネットノード(M)で、ルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)の受信に対する応答で、常に以下のステップ)とii)が順次実施され、
    i)それぞれのネットノード(M)の第1のフィールド(F1)の状態を検査するステップ;ここでは、
    ・第1のフィールド(F1)が第1の状態の場合、それぞれのネットノード(M)からルーティング応答(REP)が送信され、それぞれのネットノード(M)の第2のフィールド(F2)が第3の状態にセットされ、第1のフィールド(F1)は変化しないままとされ、
    ・第1のフィールド(F1)が第2の状態の場合、それぞれのネットノード(M)からルーティング応答(REP)は送信されず、第2のフィールド(F2)が第4の状態にセットされ、第1のフィールド(F1)変化しないままであり、
    ii)どちらのモードが、受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)で特定されたかを検査するステップ;ここでは、
    ・受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)で第1のモードが特定された場合、第1のフィールド(F1)が第1の状態にセットされ、第2のフィールド(F2)は変化しないままであり、
    ・受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)で第2のモードが特定された場合、第1のフィールド(F1)が第2の状態にセットされ、第2のフィールド(F2)は変化しないままである方法。
  5. 請求項2から4までのいずれか1項に記載の方法において、
    それぞれのネットノード(M)で、1つまたは複数の基準に依存して、
    それぞれのネットノード(M)の第2のフィールド(F2)が第4の状態にある場合、それぞれのネットノード(M)からルーツノード(R)へのデータ伝送の開始前に、ルーティング応答を送信するステップが実施される方法。
  6. 請求項から5までのいずれか1項に記載の方法において、
    第1のモードが特定されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)がそれぞれのネットノード(M)で受信され、第1のフィールド(F1)が第2の状態にあるという条件が存在する場合、受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)に対する応答としてのルーティング応答(REP)がそれぞれのネットノード(M)から送信される方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、
    それぞれのネットノード(M)で、第1のモードが特定されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)が受信され、第1のフィールド(F1)が第2の状態であるという条件が存在する場合、ルーティング応答(REP)の送信後にさらに、第1のフィールド(F1)が第1の状態にセットされ、第2のフィールド(F2)が第3の状態にセットされる方法。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法において、
    通信網は、規格IEEE802.11sにしたがい動作し、ルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)とルーティング応答(REP)は、当該規格のHWMPプロトコル(HWMP=Hybrid Wireless Mesh Protocol)によるプロアクティブなパス要求とパス応答である方法。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法において、
    ルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)における第1および第2のモードが、および/またはそれぞれのネットノード(M)の第1のフィールド(F1)における第1および第2の状態が、および/またはそれぞれのネットノード(M)の第2のフィールド(F2)における第3および第4の状態がフラグの状態によって定義される方法。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法が実施される網状無線通信網で使用されるネットノード(M)であって、
    通信網では、ネットノード(M,R)間にデータ伝送経路を備えるルーティングツリーが形成され、ネットノードの1つが、ルーティングツリーのルーツであるルーツノード(R)であり、
    前記ネットノード(M)は、
    ・ルーツノード(R)が規則的な時間間隔で、データ伝送経路の形成のためにネットノード(M)に送信するルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)を受信する第1の手段を有し;
    それぞれのルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)では、双方向データ伝送経路を形成するための第1のモード、または、単方向データ伝送経路を形成するための第2のモードが特定され、
    ・第1のフィールド(F1)において第1または第2の状態をセットするための第2の手段を有し;
    ・ルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)が第1の手段により受信され、ネットノード(M)の第1のフィールド(F1)が第1の状態にある場合、ルーティング応答(REP)を常に送信し、そうでない場合にはルーティング応答(REP)を送信しないように構成された第3の手段を有し;
    引き続き、受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)で特定されたモードが検査され、受信されたルーティング問い合わせ(REQ1,REQ2)で第1のモードが特定される場合には第1のフィールドが第1の状態にセットされ、それ以外の場合は第1のフィールドが第2の状態にセットされ
    さらに、ネットノード(M)からルーツノード(R)へのデータ伝送が行われる場合、第1のフィールド(F1)が第1の状態にセットされるネットノード。
  11. 請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法を実施するように構成されているネットノード(R,M)を複数備える網状無線通信網。
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