JP5322050B2 - マーカの3次元位置計測方法及びシステム - Google Patents
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具体的には、
作業環境の基準となる位置に世界座標系の原点を選んで右手系(3次元直交軸系)で世界座標系の各軸を選定して前記原点と各軸に貼付された基準マーカ、及び作業環境の適当な位置に貼付されたその他のマーカに対し、
作業環境にレーザ距離計測器とビデオカメラを電動雲台を介して配置して制御用コンピュータと通信可能に接続することによりマーカ位置計測システムを構成し、前記制御用コンピュータにより前記レーザ距離計測器とビデオカメラと電動雲台を制御することにより、
ビデオカメラで環境を撮影し、マーカ認識アルゴリズムを実現するプログラムを実行することによりカメラ画像上の総てのマーカを認識してビデオカメラとマーカの間の大まかな相対的な位置関係を求め、
求めた位置関係を用いて電動雲台を駆動してレーザ距離測定器をマーカが存在する方向に向け、
マーカにレーザを照射し、その照射位置がマーカ上の特徴点の位置に合っているかどうかを確認してレーザ照射の位置をマーカ上の特徴点の位置に合わせ、
レーザ距離計測器を用いてマーカと該レーザ距離計測器の間の距離を求めて電動雲台の位置情報に基づいて個々のマーカの正確な方向を求め、
求めた情報に基づいて個々のマーカの3次元位置を求めて該3次元位置データを保存する計測を、前記ビデオカメラの焦点距離を設定可能な最も短い値に設定して撮影した総てのマーカと、焦点距離をその2倍及び3倍の値に設定して撮影した総てのマーカについて行う構成である。
レーザ距離計測器と、電動ズーム機能付きビデオカメラと、前記レーザ距離計測器と電動ズーム機能付きビデオカメラを支持する電動雲台と、環境に貼り付けられたマーカの位置情報を前記レーザ距離計測器とビデオカメラと電動雲台を利用して取得して処理することにより計測対象のマーカの3次元位置を計測する制御用コンピュータを備えたマーカ位置計測システムを構成し、前記制御用コンピュータにより前記レーザ距離計測器とビデオカメラと電動雲台を制御することにより、
ビデオカメラで環境を撮影し、マーカ認識アルゴリズムを実現するプログラムを実行することによりカメラ画像上の総てのマーカを認識してビデオカメラとマーカの間の大まかな相対的な位置関係を求め、
求めた位置関係を用いて電動雲台を駆動してレーザ距離計測器をマーカが存在する方向に向け、
マーカにレーザを照射し、その照射位置がマーカ上の特徴点の位置に合っているかどうかを確認してレーザ照射の位置をマーカ上の特徴点の位置に合わせ、
レーザ距離計測器を用いてマーカと該レーザ距離計測器の間の距離を求めて電動雲台の位置情報に基づいて個々のマーカの正確な方向を求め、
求めた情報に基づいて個々のマーカの3次元位置を求めて該3次元位置データを保存する計測を、前記ビデオカメラの焦点距離を設定可能な最も短い値に設定して撮影した総てのマーカと、焦点距離をその2倍及び3倍の値に設定して撮影した総てのマーカについて行うようにする。
アルゴリズム2:ビデオカメラを用いてマーカの位置を計測するアルゴリズム
アルゴリズム3:レーザ距離計測器を用いてマーカの位置を計測するアルゴリズム
アルゴリズム4:マーカの位置を世界座標系に変換するアルゴリズム
アルゴリズム5:1つのマーカの位置を自動的に計測するアルゴリズム
アルゴリズム6:総てのマーカの位置を自動的に計測するアルゴリズム
これらのアルゴリズムは、制御用コンピュータ5に組み込んだマーカの3次元位置計測プログラムを実行することにより実現する。
ステップS50101
ビデオカメラ2により環境を撮影してRGBカラー画像(カメラ画像)データを取得する。
ステップS50102
取得したカラー画像をグレースケール画像に変換した後、ラプラシアンフィルタを適用して予め定められた閾値で2値化することにより、画像のエッジ(輝度の変化の大きい部分)を認識する。
ステップS50103
画像のエッジとして認識した画素間の連結性(互いに隣り合っているかどうか)を調べ、連結すると認識した個々のエッジ群が楕円(マーカの外形)に整合(フィッティング)するかどうかを判定する。
ステップS50104
楕円にフィッティングできると判定されたエッジ群の中の領域を解析し、その領域がマーカ画像であるかどうかを判定する。
ステップS50105
マーカ画像である場合には、マーカの種類を判定すると共に、整合した楕円の中心をマーカ画像の中心とし、楕円の長軸の長さをマーカの画像上の大きさとする。
ステップS50106
マーカの種類と位置と大きさを認識する。
ステップS50201
カメラ画像上のマーカ画像の位置(xc,yc)と半径rimageを求める。
ステップS50202
ビデオカメラ2及び電動雲台4と通信して該ビデオカメラ2の現在のパン方向cpanとチルト方向ctiltと焦点距離fの情報を得る。
ステップS50203
(数1)式によりビデオカメラ2と実際のマーカ9の間の距離dcmを求める。
カメラ座標系で表されたマーカのパン方向mpanとチルト方向mtiltを(数2)式及び(数3)式により求める。
電動雲台座標系で表されたマーカの3次元位置ベクトルTSMを(数4)式を用いて求める。
ここで、Dm=(dcm,0,0)とし、Ry(α),Rz(β)は、それぞれ、y軸を中心にα回転、z軸を中心にβ回転させる回転行列である。
ステップS50301
手作業もしくは後述する自動化手法により、レーザ距離計測器1によるレーザ照射位置を計測の対象となる円形マーカ9の中心に合わせる。
ステップS50302
レーザ距離計測器1を作動させて該レーザ距離計測器1とマーカ9の中心の間の距離dlmの情報を得る。
ステップS50303
電動雲台3のパン方向span,チルト方向stiltの情報を得る。
ステップS50304
電動雲台座標系で表されたマーカの3次元位置ベクトルTSMを次式(数6)により求める。
ここで、Dr=(dlm,0,0)とし、Ry(α),Rz(β)は、それぞれ、y軸を中心にα回転、z軸を中心にβ回転させる回転行列である。
ステップS50401
レーザ距離計測器1を用いてマーカの位置を計測するアルゴリズムにより、作業環境に貼り付けられた総てのマーカの電動雲台座標系で表された3次元位置TSMi(iは、マーカの番号)を求める。このとき、1番のマーカ及び2番から4番のマーカのうちの少なくとも2つのマーカの3次元位置を計測することが必要である。2番から4番の総てのマーカの3次元位置が求められている場合にはステップS50402へ進み、2つのマーカの3次元位置しか求められていない場合には、以下のようにして残りのマーカの3次元位置を求めた後にステップS50402へ進む。
TSM4=(TSM2−TSM1)×(TSM3−TSM1) ……(数7)
ii)2番と4番のマーカの3次元位置が求められている場合
(TSM4−TSM1)×(TSM2−TSM1) ……(数8)
iii)3番と4番のマーカの3次元位置が求められている場合
(TSM3−TSM1)×(TSM2−TSM1) ……(数9)
ステップS50402
電動雲台座標系で表された世界座標系のx,y,z軸方向の単位ベクトルXu,Yu,Zuを次式(数10),(数11),(数12)で求める。
ステップS50403
電動雲台座標系から世界座標系への回転行列Rswを次式(数13)により求める。
世界座標系で表された電動雲台3の3次元位置Swを次式(数14)により求める。
ステップS50405
電動雲台座標系から世界座標系への変換行列を次式(数15)により求める。
次式(数16)を用いて電動雲台座標系で表されたマーカの3次元位置を世界座標系で表されたマーカの3次元座標系に変換する。
ステップS50501
前述したビデオカメラを用いてマーカの位置を計測するアルゴリズムにより、カメラ座標系で表されたマーカのパン・チルト方向を求める。
ステップS50502
前記ステップS50501で求めたマーカのパン・チルト方向の情報を用いて、マーカ9がカメラ画像の中心に写るようにビデオカメラ2の撮影方向を調整する。
ステップS50503
前記ステップS50501で実行したビデオカメラを用いてマーカの位置を計測するアルゴリズムにより電動雲台座標系で表されたマーカの3次元位置位置ベクトルTSMi=(xsi,ysi,zsi)を求め、次式(数17),(数18)を用いて、電動雲台座標系で表されたマーカのパン方向mpans,チルト方向mtiltsを求める。
前記ステップS50503で求めたパン・チルト方向を用いて、レーザ距離計測器1をマーカ9の方向に向ける。これは、レーザ距離計測器1がこれから計測するマーカ9の方向とは違う方向を向いている場合に、レーザ距離計測器1がビデオカメラ2の視野を遮ることを避けるためである。ただし、前述したように、ビデオカメラ2のみを用いて求めたマーカ9の3次元位置情報には比較的大きな誤差が含まれるため、この時点でレーザを照射してもマーカ9の中心から離れた位置にレーザが照射される可能性が高い。
カメラ画像上でのマーカ画像の半径が、ビデオカメラ2の縦方向の解像度の35%になるようにビデオカメラ2の焦点距離を調整する。その際の焦点距離f35%は、次式(数19)により近似的に求める。
レーザ距離計測器1がマーカ9の方向に正確に向いているかどうかを判定して処理を分岐する。この判定は、ステップS50505において焦点距離の調整制御を行ったかどうかに基づいて行うものであり、焦点距離調整を行ったときには、レーザ距離計測器1がマーカ9の正確な方向からずれた、と判定する。レーザ距離計測器1がマーカ9の方向に正確からずれたときにはステップS50501に戻る。
ビデオカメラ2のシャッタースピードを早くしてカメラ画像の全体的な明るさを下げる。カメラ画像の明るさは、カメラ画像データ信号系のゲインを下げることによって行うこともできる。
レーザ距離計測器1のレーザ照射をOFFにする。
現在のカメラ画像を保存する。このカメラ画像をIorgとする。
レーザ距離計測器1のレーザ照射をONにする。
現在のカメラ画像を保存する。このカメラ画像をIlaserとする。
画像Iorgと画像Ilaserの差分を取り、予め定めた閾値よりも大きい画素を求め、その画素の面積Sを求める。
求めた面積Sを予め定めた閾値と大小判定して処理を分岐する。
面積Sが閾値よりも小さい場合には、カメラ画像にレーザの照射が正しく写っていない状態であることから、レーザ距離計測器1の向きをマーカ9が存在すると思われる方向を中心に回転させてステップS50508に戻ってステップS50508〜ステップS50513を繰り返す。ただし、この繰り返し回数が規定値を超えたときには自動計測が失敗したと判断する。
面積Sが閾値以上であるときには、そのカメラ画像上での重心座標G=(xG,yG)を求める。
重心座標GとステップS50501を再実行することにより得たカメラ画像上でのマーカ画像の中心座標(xc,yc)の差のベクトルを計算する。
ステップS50517
差のベクトルの長さとステップS50501を再実行することにより得たカメラ画像上でのマーカ画像の短軸半径bの1.5倍の値とを長短を判定して処理を分岐する。長いときには、ステップS50514でレーザ距離計測器1の向きをマーカ9が存在すると思われる方向を中心に回転させてステップS50508に戻り、短いときにはステップS50518に進む。
ステップS50516で求めたベクトルの長さと予め定めた閾値(例えば、2画素)とを長短判定して処理を分岐する。ベクトルの長さが閾値よりも短いときには、レーザがマーカ9の中心に照射されているものと判断してステップS50520に進み、閾値以上のときにはステップS50519に進む。
ステップS50516で求めたベクトルを用いてレーザ距離計測器1の向きをマーカ9の中心位置方向に向けるように調整してステップS50508に戻る。ここで、レーザ距離計測器1の向きをマーカ9の中心位置に向けるように調整するための方向は、次式(数20),(数21)により求める。
stilt=stilt0+(vh/wreso)(yG−yC) ……(数21)
ただし、vhは、ステップS50506の時点でのビデオカメラ2の水平方向の半画角、span0,stilt0は、ステップS50511の時点でのレーザ距離計測器1のパン・チルト方向である。
前述したレーザ距離計測器を用いてマーカの位置を計測するアルゴリズムを用いてマーカ9の正確な3次元位置を求める。
ビデオカメラ2の焦点距離を設定可能な最も短い値に設定して総ての方向について撮影して取得した画像データを記憶する。
ビデオカメラ2の焦点距離を設定可能な最も短い値の2倍に設定して総ての方向について撮影して取得した画像データを記憶する。
ビデオカメラ2の焦点距離を設定可能な最も短い値の3倍に設定して総ての方向について撮影して取得した画像データを記憶する。
各記憶画像の総てのマーカ画像を認識する。
認識した総てのマーカの3次元位置を計測する。
(1)環境に貼り付けられた総てのマーカを自動的に計測する方法
(2)MAMSからある範囲の距離だけ離れた限定された範囲のマーカを自動的に計測する方法
(3)個々のマーカを半自動的に計測する方法
環境に貼り付けられた総てのマーカを自動的に計測する方法について、図12を参照して説明する。
制御用コンピュータ5は、ディスプレイ51にインターフェース画面5100(図11) (3.3)を表示する。
ステップS50702
マーカ位置自動計測インターフェース5120における「全自動」ボタン5121による指示入力を確認すると、前述した総てのマーカの位置を自動的に計測するアルゴリズムを実現するプログラムを起動して全自動計測を開始する。
ステップS50703
ビデオカメラ2の焦点距離を制御することにより近・中・遠の位置にある総てのマーカ9を撮影して認識する。
認識したマーカの3次元位置を計測する。
認識した総てのマーカの位置の計測を終了すると、ベルを鳴らしてその旨を報知する。
「結果をファイルに保存」ボタン5153による指示入力を確認すると、ファイル名と保存先を入力するダイアログを表示して入力させ、計測結果をテキストファイルに保存して自動計測を終了する。
マーカの計測状態一覧表5151において、「認識」に「■」印が付いているマーカに限って実行可能である。この方法では、マーカの計測状態一覧表5151から追加で計測したいマーカを選択して特定した後に、「選択中のマーカ」ボタン5125から指示入力することにより、ビデオカメラ2を自動的に当該マーカ9を撮影・認識することができる方向と焦点距離に調整し、1つのマーカの位置を自動的に計測するアルゴリズムを実現するプログラムを実行して3次元位置を自動的に計測する。
ユーザが、カメラ制御インターフェース5130を用いて追加計測したいマーカ9をシステムが認識している状態に操作した後に、「現在撮影中のマーカ」ボタン5126により指示入力することにより、カメラに写っている個々のマーカに対して、1つのマーカの位置を自動的に計測するアルゴリズムを実現するプログラムを実行してビデオカメラ2で撮影して認識している総てのマーカの3次元位置を自動的に計測する。
ユーザが、マーカの計測状態一覧表5151において、追加で計測するマーカ9の「予定」の項目を「■」印を付けた状態に操作した後に、「予定■付きのマーカ」ボタン5127により指示入力することにより、「■」印を付けた個々のマーカに対して、1つのマーカの位置を自動的に計測するアルゴリズムを実現するプログラムを実行して計測を実現する。この方法では、マーカの計測状態一覧表5151における「予定」の項目に「■」印が付いている総てのマーカ9を自動計測する。
制御用コンピュータ5は、ディスプレイ51にインターフェース画面5100(図11)を表示する。
インターフェース画面5100のレーザ距離計測器制御インターフェース5140における「レーザ照射ON」ボタン5144から指示入力を確認し、この指示入力に基づいてレーザ距離計測器1によるレーザ照射をONする。
レーザ照射位置をマーカの中心に合わせる。この制御は、ユーザがインターフェース画面5100におけるアングルマップ5134やカメラ画像表示インターフェース5110、実際のレーザ照射位置等を見ながらレーザ距離計測器制御インターフェース5140を操作して入力する指示に基づいて距離計測器1を追加計測するマーカ9に向けるようにして行う。
「照射位置を計測」ボタン5161からの指示入力に基づいて計測対象マーカの3次元位置を計測し、計測結果表示欄5163に表示して位置データをユーザに確認させる。
ユーザがマーカの計測状態一覧表5151から追加で計測したマーカを選択し、「選択中のマーカの位置として設定」ボタン5162を操作して指示入力すると、この指示入力に基づいて、計測結果を一覧表に追加して表示する。
「結果をファイルに保存」ボタン5153からの指示入力に基づいて結果を保存する。
Claims (2)
- 作業環境の基準となる位置に世界座標系の原点を選んで3次元で世界座標系の各軸を選定して前記原点と各軸に貼付された基準マーカと、作業環境の計測したい位置に貼付されたその他のマーカに対し、
作業環境にレーザ距離計測器とビデオカメラを電動雲台を介して配置して制御用コンピュータと通信可能に接続することによりマーカ位置計測システムを構成し、前記制御用コンピュータにより前記レーザ距離計測器とビデオカメラと電動雲台を制御することにより、
ビデオカメラで環境を撮影し、マーカ認識アルゴリズムを実現するプログラムを実行することによりカメラ画像上の総てのマーカを認識してビデオカメラとマーカの間の大まかな相対的な位置関係を求め、
求めた位置関係を用いて電動雲台を駆動してレーザ距離測定器をマーカが存在する方向に向け、
マーカにレーザを照射し、その照射位置がマーカ上の特徴点の位置に合っているかどうかを確認してレーザ照射の位置をマーカ上の特徴点の位置に合わせ、
レーザ距離計測器を用いてマーカと該レーザ距離計測器の間の距離を求めて電動雲台の位置情報に基づいて個々のマーカの正確な方向を求め、
求めた情報に基づいて個々のマーカの3次元位置を求めて該3次元位置データを保存する計測を、前記ビデオカメラの焦点距離を設定可能な最も短い値に設定して撮影した総てのマーカと、焦点距離をその2倍及び3倍の値に設定して撮影した総てのマーカについて行うことを特徴とするマーカの3次元位置計測方法。 - レーザ距離計測器と、電動ズーム機能付きビデオカメラと、前記レーザ距離計測器と電動ズーム機能付きビデオカメラを支持する電動雲台と、制御用コンピュータとを備え、
前記制御用コンピュータにより前記レーザ距離計測器とビデオカメラと電動雲台を制御することにより、
作業環境の基準となる位置に世界座標系の原点を選んで3次元で世界座標系の各軸を選定して前記原点と各軸に貼付された基準マーカと、作業環境の計測したい位置に貼付されたその他のマーカを、ビデオカメラで撮影し、マーカ認識アルゴリズムを実現するプログラムを実行することによりカメラ画像上の総てのマーカを認識してビデオカメラとマーカの間の大まかな相対的な位置関係を求め、
求めた位置関係を用いて電動雲台を駆動してレーザ距離測定器をマーカが存在する方向に向け、
マーカにレーザを照射し、その照射位置がマーカ上の特徴点の位置に合っているかどうかを確認してレーザ照射の位置をマーカ上の特徴点の位置に合わせ、
レーザ距離計測器を用いてマーカと該レーザ距離計測器の間の距離を求めて電動雲台の位置情報に基づいて個々のマーカの正確な方向を求め、
求めた情報に基づいて個々のマーカの3次元位置を求めて該3次元位置データを保存する計測を、前記ビデオカメラの焦点距離を設定可能な最も短い値に設定して撮影した総てのマーカと、焦点距離をその2倍及び3倍の値に設定して撮影した総てのマーカについて行うことを特徴とするマーカの3次元位置計測システム。
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