JP2016008830A - 測量装置、測量装置の表示方法およびプログラム - Google Patents

測量装置、測量装置の表示方法およびプログラム Download PDF

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健 石田
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【課題】測量装置が撮像した画像上に表示されるレチクルの表示が見難くなる問題を解決する。
【解決手段】
第1撮像部201,第2撮像部202と、第1撮像部201,第2撮像部202が撮像した画像中にレチクルを表示する制御を行うレチクル表示制御部212と、当該画像中におけるレチクルが表示される領域の色情報を取得する色情報取得部210と、レチクルが表示される領域の色に対して際立って視認できる色を前記レチクルの色とするレチクル表示色選択部211とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示機能を有する測量装置に関する。
画像表示機能を有する測量装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この測量装置は、カメラを搭載し、そのカメラが撮像した画像をディスプレイ上に表示する。測量を行うユーザは、この表示を見て測量対象物や専用のターゲットを視認し測量を行う。また、測量装置が撮像した画像や測量データを無線通信等で端末に送り、ターゲットを持って移動する側の人間がそれを端末で視認し、測量装置の遠隔操作を行う技術も知られている。
上記の測量装置が撮像した画像上には、測量点(測量用の測定光が照射される点)が画面上で視認し易いように、照準用の目印となるレチクルが表示される。ユーザは、測量装置の操作やターゲットの移動等に際して、画面上に表示されるレチクルを参考にする。
特開2008−268004号公報
一般的に測量装置は、建築現場や土木工事現場等の野外で使用され、また、撮像する対象の色彩や明度も多様である。ところで、最近の測量装置は、ターゲットを認識し、本体測距部を回動させて、測量点を移動するターゲットを追尾することで、動的に測量を行う。この際、表示される画像は流れるように刻々と変化する。当然レチクルが表示されている部分の画像の色や明度も刻々と変化する。よって、レチクルの色が背景の色に近い色となり、視認し難くなる場合がある。
装置によっては、レチクルの色を手動で変更可能であるが、レチクルの色をユーザが手動で選択する形態では、流れるように変化する画像の色や明度の変化に対応することは困難である。
このような背景において、本発明は、測量装置が撮像した画像上に表示されるレチクルの表示が見難くなる問題を解決することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、撮像部と、前記撮像部が撮像した画像中にレチクルを表示する制御を行うレチクル表示制御部と、前記撮像部が撮像した画像中における前記レチクルが表示される領域の色情報を取得する色情報取得部と、前記色情報取得部が取得した前記レチクルが表示される領域の色に対して際立って視認できる色を前記レチクルの色とするレチクル表示色選択部とを備えることを特徴とする測量装置である。
請求項1に記載の発明によれば、レチクルの背景の色が変化してもそれに応じてレチクルの色が背景に比較して視認性の高い色に変化するので、測量中にレチクルが見難くなる問題が解消される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レチクル表示色選択部が行う処理には、前記色情報取得部が取得した前記レチクルが表示される領域の色の補色の色を選択する処理が含まれることを特徴とする。請求項2に記載の発明によれば、レチクルの色として背景の色に対して補色の関係にある色を選択することで、レチクルが際立って見える状態を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記レチクル表示色選択部は、HSV表色系で捉えた前記色情報に対して、色相が180°異なる色の選択と、彩度が閾値を下回った場合に当該彩度を100%とし、前記閾値以上である場合に当該彩度を0%とする処理と、明度が閾値を下回った場合に当該明度を100%とし、前記閾値以上である場合に当該明度を0%とする処理とを行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、レチクルの色として背景色の補色を選択するのに加えて、彩度と明度の点でも背景に対して際立って見える状態が選択される。そのため、レチクルの視認性を更に高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記色情報が複数に分割された領域のそれぞれにおいて取得され、前記複数に分割された領域のそれぞれにおいて前記レチクルの色が選択されることを特徴とする。請求項4に記載の発明によれば、レチクルの背景が異なる色彩の組み合わせで構成されていても、レチクルを部分的に異なる色で構成することで、レチクルが部分的に視認し難くなる問題が解決される。
請求項5に記載の発明は、撮像部が撮像した画像中におけるレチクルが表示される領域の色情報を取得する色情報取得ステップと、前記色情報取得ステップで取得した前記レチクルが表示される領域の色に対して際立って視認できる色を前記レチクルの色とするレチクル表示色選択ステップとを備えることを特徴とする測量装置の表示方法である。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに読み取らせて実行させるプログラムであって、コンピュータに撮像部が撮像した画像中におけるレチクルが表示される領域の色情報を取得する色情報取得ステップと、前記色情報取得ステップで取得した前記レチクルが表示される領域の色に対して際立って視認できる色を前記レチクルの色とするレチクル表示色選択ステップとを実行させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、測量装置が撮像した画像上に表示されるレチクルの表示が見難くなる問題を解決できる。
実施形態の測量装置の外観斜視図である。 実施形態の測量装置のブロック図である。 処理の手順の一例を示すフローチャートである。 処理の手順の一例を示すフローチャートである。 レチクルが表示された画面の一例を示す図面代用写真である。 レチクルが表示された画面の一例を示す図面代用写真である。
1.第1の実施形態
(構成)
図1には、実施形態の測量装置1が示されている。測量装置1は、トータルステーションであり、測定点にパルスレーザ光を照射し、測定点からのパルス反射光を受光して、測距を行う機能を有する。測量装置1は、図示しない三脚等に取り付けられる支持部2を備えている。支持部2には、基盤部3が固定されている。基盤部3には、本体部4が鉛直軸を中心として回転可能な状態で保持されている。本体部4は内部にモータを備え、このモータにより基盤部3に対して本体部4は回転する。
本体部4には、可動部5が保持されている。可動部5は、本体部4に対して仰角方向および俯角方向に回転可能である。本体部4は、可動部5を駆動するモータを備え、このモータにより仰角制御および俯角制御が行われる。また、本体部4は、本体部4の基盤部3に対する水平角度位置および可動部5の上下振り角の角度位置を検出するエンコーダを備えている。
本体部4は、操作パネル7と表示部6を備えている。ユーザにより操作パネル7が操作されることで、ユーザによる測量装置1の操作が行われる。表示部6は、操作内容や各種の情報、更に後述する第1撮像部201および第2撮像部202が撮像した画像を表示する。なお、表示部6をタッチパネルディスプレイとして、表示部6に操作パネル7の機能の少なくとも一部を持たせてもよい。操作パネル7と表示部6は、本体部4の反対側にも同じものが配置されている。
可動部5は、望遠鏡8と撮像窓9を備えている。望遠鏡8が測定対象物付近を拡大した挟角画像を捉え、この挟角画像は、可動部5の内部に配置された第2撮像部202(図2参照)で受像される。また、望遠鏡8の光軸中心からは、測定用のレーザ光が測定対象物に対して照射される。撮像窓9は、望遠鏡8が捉える挟角画像に対して広い領域の広角画像を撮像するための光学窓であり、その奥には、光学系と第1撮像部201(図2)が配置されている。
図2には、図1に示す測量装置1のブロック図が示されている。測量装置1は、処理部200を備えている。処理部200は、コンピュータの機能を有し、測量装置1の動作および測量に係る処理を行う。処理部200は、CPU、メモリ、各種インターフェース回路、その必要な電子回路を備えている。図2に示す各種の機能ブロックは、ソフトウェア的に構成されていてもよいし、その少なくとも一部が専用のハードウェアによって構成されていてもよい。
操作受付部203は、操作パネル7の操作内容を受け付ける。また、操作受付部203は、外部の端末等からの操作内容に係るデータを適当な通信回線を介して受け付ける。画像データ受付部204は、第1撮像部201と第2撮像部202が撮像した画像データを受け付ける。第1撮像部201と第2撮像部202は、動画撮影が可能なカメラであり、CCDカメラやCMOSカメラによって構成されている。第1撮像部201は、広角画像の撮像を行い、第2撮像部202は、図1の望遠鏡8を介した挟角画像の撮像を行う。
画像データ切替部205は、第1撮像部201が撮像した広角画像と第2撮像部202が撮像した挟角画像の中から表示部6に表示させる画像を選択する処理を行う。広角画像を選択するか、挟角画像を選択するのかの指示は、操作パネル7を操作するユーザにより行われる。画像処理部206は、画像データ切替部205で選択された画像に対する各種の表示を付加する処理、画質の調整処理、その他必要な画像処理を行う。
動作制御部207は、本体部4の回転制御、可動部5の仰角および俯角制御、その他測量時に必要な測量装置1の制御を行う。測量データ処理部208は、レーザ光を用いた測距等の各種の測量に係るデータを処理する。この処理の内容は、通常の測量装置と同じである。
画像取得部209は、表示部6に表示されている動作のフレーム画像(例えば、1秒間に30枚)を順次取得する。色情報取得部210は、画像取得部209が取得したフレーム画像中のレチクルが表示されている部分の画像がどのような色で構成されているのかに係る色情報を取得する。レチクル表示色選択部211は、色情報取得部210が取得したレチクルが表示された部分の色情報に基づき、レチクルが際立って見えるレチクルの色(レチクルを描画する色)を選択する。
レチクル表示制御部212は、レチクルの表示を制御する。撮像画像表示制御部213は、表示部6に表示される第1撮像部201または第2撮像部202が撮像した画像の中心にレチクルが表示されるように撮像画像中にレチクルの表示を埋め込み、またこのレチクルが埋め込まれた撮像画像を表示部6に表示する。
(処理の一例)
以下、表示部6に表示した撮像画像中にレチクルを表示する場合の処理の一例を説明する。この処理は、測量装置1を用いての測量作業において行われる。ここでは、測量装置1と専用のターゲットを用いての測量が行われる場合を想定する。この場合、ターゲット持った人間が測量現場内において歩きまわり、測量装置1が当該ターゲットを追尾し、測量を行ってゆくという手順が踏まれる。この際、測量装置1は、広角および挟角の撮像を行い、その撮像画像が表示部6に表示される。
この際、表示部6には、レーザ測距光の照射位置を示すマーカであるレチクルが表示される。例えば、図5(A)および(B)には、表示される画面の中央に三角形のレチクルが表示される場合が示されている。ユーザは、レチクルの位置にターゲットがくるように測量装置1の視準を行い、レーザ光による測量を行う。この操作は、操作パネル7を用いて行うこともできるし、ターゲットを持った人間の側の端末を用いて行うこともできる。この場合、当該端末の表示部に測量装置1が撮像した画像およびレチクルが表示される。
上記の作業の過程において、測量装置1が撮像を開始すると、図3に示す処理が行われる。図3に示す処理の手順を決めるプログラムは、処理部200内のメモリに記憶されており、処理部200内のCPUによって実行される。当該プログラムを外部の記憶媒体に記憶し、そこから測量装置1に提供される形態も可能である。
図3に示す処理では、まず、その時点で表示部6に表示させるフレーム画像が取得される(ステップS201)。この処理は、図2の画像取得部209において行われる。フレーム画像を取得したら、当該フレーム画像におけるレチクルを表示させる領域(画像の中央の部分)における色情報を取得する(ステップS202)。例えば、測量装置1がビルの白い壁の部分を撮像しているとする。この場合、当該フレーム画像中におけるレチクルが表示される領域の画像は白い画像となる。よって、この場合、色情報として白色やそれに近い色が取得される。この処理は、色情報取得部210で行われる。
色情報を取得する範囲は、レチクルが表示される範囲とする。例えばレチクルが図5の図面代用写真に示すような三角形の表示であるとする。この場合、レチクルの三角形の部分の色情報を取得する。
ステップS202において、レチクル表示領域の色情報を取得したら、レチクル表示色(つまりレチクルの色)の選択を行う(ステップS203)。ステップS203では、ステップS202で取得した色に対して目立つ色が選択される。この例では、ステップS202で取得した色に対して基本的に補色の関係にあり、更に加えて見た目の識別性が強調される色の選択が行われる。この処理は、レチクル表示色選択部211において行われる。
以下、ステップS203の処理の詳細な一例を説明する。図4には、ステップS203の処理の詳細な一例が示されている。図4に示す処理の手順を決めるプログラムは、処理部200内のメモリに記憶されており、処理部200内のCPUによって実行される。当該プログラムを外部の記憶媒体に記憶し、そこから測量装置1に提供される形態も可能である。
図3におけるステップS202において、レチクル表示領域の色情報を取得したら、取得した色情報の平均色を算出する(ステップS401)。平均色を算出したら、その色情報をRGB表色系からHSV表色系に変換する(ステップS402)。
HSV表色系というのは、色彩を色相H、彩度S、明度Vの三成分からなる色空間で把握するモデルである。色彩Hは、色の種類を示すパラメータであり、0〜360°の色空間として表される。ここで、0〜360°の間の位相値によって色が指定される。彩度Sは、色の鮮やかさを示すパラメータであり、0〜100%の範囲で表現される。明度Vは、色の明るさを示すパラメータであり、0〜100%の範囲で表現される。RGB表色系からHSV表色系への変換は、各種のプログラムが公知であるので、それを利用して行われる。
RGB表色系からHSV表色系への変換を行ったら、色相Hに色相空間における180°を加える(ステップ403)。色相Hに180°を加えることで、ステップS401で得た平均色は、補色関係にある色に変換される。次いで、ステップS403で得られた色相Hが360°を超えているか否か、の判定を行う(ステップS404)。ステップS403で得た色相Hが360°を超えている場合、それを0〜360°の範囲に収めるために当該色相Hから360°を差し引く(ステップS405)。なお、色相は、360°で一巡するので、ステップS405の処理を行っても色相が他の色相に変換される訳ではない。
ステップS404またはステップS405の後、ステップS402で得た彩度Sが50%未満であるか否か、が判定される(ステップS406)。ステップS402で得た彩度Sが50%未満である場合、当該彩度Sを100%とする(ステップS407)。また、ステップS403で得た彩度Sが50%以上である場合、当該彩度Sを0%とする(ステップS408)。
ステップS407およびS408の後、ステップS402で得た明度Vが50%未満であるか否か、が判定される(ステップS409)。ステップS402で得た明度Vが50%未満である場合、当該明度Vを100%とする(ステップS410)。また、ステップS403で得た明度Vが50%以上である場合、当該明度Vを0%とする(ステップS411)。
そして、ステップS404〜S411の処理の結果得られた、色彩をRGB表色系に変換し、RGBで表現できるようにする。そしてこの色彩をレチクルの色とする(ステップS412)。
図4に戻り、ステップS203によりレチクル表示色の選択を行ったら、選択された色で当該フレーム画像の中心にレチクルを表示する(ステップS204)。そして、次のフレーム画像がある場合は、ステップS205からステップS201の前の段階に戻り、次のフレーム画像に対してS201以下の処理を行う。次のフレーム画像がない場合は、処理を終了する。
ここでは、1フレーム毎にレチクルの表示色を選択する例を示したが、レチクルの表示色を選択する処理を複数フレームに1回行う態様も可能である。また、ステップS406および/またはステップS409における閾値を50%以外の値に設定することも可能である。
(優位性)
通常は、測量点は多数あり、各ポイントにターゲットを移動させながら、流れ作業的に次々に測量が行われる。この際、測量装置1は回転および視準方向を上下させつつ測量を行い、撮像対象も次々と別の場所に移動する。よって、表示部6に表示される画像も動画のように変化する。この際、レチクルの背景の色彩が変化する。
図3の処理によれば、レチクルの背景の色彩が変化しても、それに合わせてレチクルを識別し易い色が動的に選択され、レチクルの色が動的に変化する。このため、レチクルの色が背景の色と同様な色となり、レチクルが識別し難くなる問題が生じない。
図5には、撮像中心を少し変化させた場合に、レチクルの表示色が図3および図4の処理によって変更された場合の一例が示されている。図5(A)では、三角形状のレチクルの背景が白っぽい色であるので、レチクルを濃い色で表示し、レチクルが際立って見えるようにしている。図5(B)は、図5(A)の状態から視準方向を少し左に振った状態が示されている。この場合、レチクルの背景が暗色になるので、レチクルを明るい色に変更し、レチクルが際立って見えるようにしている。このレチクルの色の変更は、視準方向を動かし、レチクル部分の画像の色が変化すると、それに応じて自動的行われる。よって、レチクルの色の変更は、ユーザの負担にならない。
また、図4の処理では、レチクルの色を背景の補色とするだけでなく、その彩度(S)および明度(V)が背景から際立つ値となるように処理を行うことでレチクルの視認性をより高めている。
(その他)
ステップS202における処理において、レチクル表示領域を2×2や3×3といった複数の領域に分割し、その各領域において色情報を取得するようにしてもよい。この場合、レチクルは単一の色ではなく、部分的に異なる色での表示が可能となる。この態様では、レチクルの背景が顕著に異なる複数の色彩を持っている場合にレチクルが一部欠けずに視認できる優位性が得られる。
また、上記の複数の領域に分割して色情報を得る方法の一つとして、図5に示すような三角形のレチクルの場合において、各辺の部分でレチクル背景画像の色情報を取得し、レチクルの辺毎に表示色を設定する構成も可能である。
2.第2の実施形態
図1の測量装置では、望遠鏡8と、カメラの撮像窓9の取り付け位置が異なっている。従って、望遠鏡8が視準している中心(視準点)と撮影窓9の奥にある第1撮像部201を構成するカメラの画像中心は異なり、両者には視差が存在している。この視差があるために、第1撮像部201の撮像画像の画像中心と望遠鏡8の視準点(測定用のレーザ光の照射点)とは一致せず、ずれがある。
この撮像画像中における画像中心と望遠鏡8の視準点とのずれは、望遠鏡8や第1撮像部201に係る光学系を構成するレンズのパラメータ、望遠鏡8と撮像窓9の相対位置、撮像対象までの距離(測距値)によって決まる。ここで、レンズのパラメータ、および望遠鏡8と撮像窓9の相対位置は機器毎に高精度に算出することで既知であるが、測距値はレーザ光を用いての測距を行わなければ未知である。
そこでこの例では、レチクル表示制御部212において、以下の制御が行われる。まず、測距が行われていない状態では、第1撮像部201の撮像画像中における視準点(測定用のレーザ光の照射点)の正確な位置が不明であるので、表示部6に第1撮像部201が撮像した画像を表示する際に、画面上の予め定めた位置に実施形態1で説明した識別性を強調した色彩による三角形のレチクルを表示する。この場合、ユーザは、正確ではないが概略の視準点の位置を三角形のレチクルにより認識することができる。なお、この三角形のレチクルに関しては、三角形の中に視準点が収まるよう、または三角形の頂点が概略位置を示すように、三角形のレチクルの画面上における位置と大きさが設定される。
他方において、撮像対象物の測距が行われ、撮像対象物までの距離が判明した場合、第1撮像部201の撮像画像の画像中心と望遠鏡8の視準点(測定用のレーザ光の照射点)とのずれを計算する。そして、レチクルを十字線の表示に変更し、上記のずれの計算結果に基づき、十字線の中心が視準位置となるように当該レチクルを画面上に表示する。勿論、このレチクルの表示は、実施形態1で説明した識別性を強調した色彩によるものとする。
図6(A)には、測距が行われていない状態で三角形のレチクルが表示された場合の図面代写真が示されている。図6(B)には、測距が行われ、十字線のレチクルが表示された場合の図面代写真が示されている。
本発明は、測量装置に利用することができる。
1…測量装置、2…支持部、3…基盤部、4…本体部、5…可動部、6…表示部、7…操作パネル、8…望遠鏡、9…撮像窓。

Claims (6)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部が撮像した画像中にレチクルを表示する制御を行うレチクル表示制御部と、
    前記撮像部が撮像した画像中における前記レチクルが表示される領域の色情報を取得する色情報取得部と、
    前記色情報取得部が取得した前記レチクルが表示される領域の色に対して際立って視認できる色を前記レチクルの色とするレチクル表示色選択部と
    を備えることを特徴とする測量装置。
  2. 前記レチクル表示色選択部が行う処理には、前記色情報取得部が取得した前記レチクルが表示される領域の色の補色の色を選択する処理が含まれることを特徴とする請求項1に記載の測量装置。
  3. 前記レチクル表示色選択部は、HSV表色系で捉えた前記色情報に対して、
    色相が180°異なる色の選択と、
    彩度が閾値を下回った場合に当該彩度を100%とし、前記閾値以上である場合に当該彩度を0%とする処理と、
    明度が閾値を下回った場合に当該明度を100%とし、前記閾値以上である場合に当該明度を0%とする処理と
    を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の測量装置。
  4. 前記色情報が複数に分割された領域のそれぞれにおいて取得され、
    前記複数に分割された領域のそれぞれにおいて前記レチクルの色が選択されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の測量装置。
  5. 撮像部が撮像した画像中におけるレチクルが表示される領域の色情報を取得する色情報取得ステップと、
    前記色情報取得ステップで取得した前記レチクルが表示される領域の色に対して際立って視認できる色を前記レチクルの色とするレチクル表示色選択ステップと
    を備えることを特徴とする測量装置の表示方法。
  6. コンピュータに読み取らせて実行させるプログラムであって、
    コンピュータに
    撮像部が撮像した画像中におけるレチクルが表示される領域の色情報を取得する色情報取得ステップと、
    前記色情報取得ステップで取得した前記レチクルが表示される領域の色に対して際立って視認できる色を前記レチクルの色とするレチクル表示色選択ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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