JP5321453B2 - 半二重通信システム、半二重通信装置、通信内容確認方法、及びそのプログラム - Google Patents

半二重通信システム、半二重通信装置、通信内容確認方法、及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、半二重通信システム、通信内容確認方法及びそのプログラムに関し、特に通信中に過去の通信記録を確認することができる半二重通信システム、半二重通信装置、通信システム及びそのプログラムに関する。
半二重通信はトランシーバや携帯電話をトランシーバのように利用するPoC(Push-to-Talk over Cellular)に利用されている技術であり、1対Nの通信を可能にするものである。近年、米国のNextel社をはじめとしてサービスが行われているPoCが普及しつつある。PoCの実現方式はいくつかあるが、その基本的な仕組みは同じであり、セッション管理機能やフロア制御機能を備えるPoCサーバと、グループ・リストを管理するGLMS(Group and List
Management Server)とからなる。本発明では、非特許文献1に示される用語を用いている。尚、後述する本発明の一部を構成するユーザー端末は、この非特許文献1でUEと呼んでいるものに相当する。
前述したPoCは、リアルタイムなコミュニケーションを行うサービスであるため、グループ通信を行う場合には、圏外のユーザーなど、その時点でPoC通信に参加できないユーザーは、コミュニケーションに参加することができない。また、通信内容を記録する手段がないため、一連の通信の構成としてのセッションまたはセッションの一部に参加できなかったユーザーが通信内容を取得して確認したり、グループ通信に参加したユーザーが後から通信内容を確認したりする手段がない。
このような問題を解決する方法として、PoC通信システムにおいて、通信内容を記録する手段を備えるようにした技術が報告されている(特許文献1参照)。又、受信側の端末が通信不能状態である場合に、送信側から送信された音声メッセージなどの通信内容を保存する手段を備えた技術が報告されている(特許文献2参照)。更に、会話内容を記録する手段を有し、予め登録されているメンバーの中で今回不参加のメンバーがあると、会話の記録がある旨を通知して対処する技術が報告されている(特許文献3参照)。
Comneon,Ericsson,Motorola,Siemens,Nokia発行、PoC Architecute;PoC Release 2.0 特開2005−234666号公報 特開2006−191555号公報 特開2005−278109号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に示されるような通信記録確認方式では、通信端末が送信端末とが切り離された状態で、送信端末からの受信が不可能な状態においては通信内容の確認を行うことはできるが、送信端末からの受信が可能な状態にあってセッションが行われている最中に今まで行われた通信内容の記録を確認しようとすると、リアルタイムの通信内容を聞き漏らしてしまったり、聞き漏らした通信内容を確認することが困難となるという問題があった。
本発明の目的は、通信グループに属するユーザー端末の間で一連の半二重通信が行われている最中でも、その通信グループに属するあるユーザー端末の1つが、現在行われている通信内容を保持しつつ過去の通信内容を確認することが可能な半二重通信システム、半二重通信装置、通信内容確認方法及びそのプログラムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る半二重通信システムは、一のユーザー端末を発信端末とし、他のユーザー端末を受信端末とすることにより、1対Nの通信を行う半二重通信システムであって、
前記1対Nの通信を行う際の通信内容を、ユーザー端末を識別する識別子に対応させて記録している通信記録データベースと、
前記識別子に対応させて前記通信内容の前記通信記録データベースへの書込み・読み出しを行う通信記録手段と、
前記発信端末から受信した通信内容を発信端末の識別子に対応させて前記通信記録手段に出力し、ユーザー端末から受信した確認要求に応じて前記通信内容を前記通信記録手段により前記通信記録データベースから読み出させて、その通信内容を確認要求先のユーザー端末に送信するセッション管理部とを有することを特徴とする。
本発明に係る半二重通信装置は、一のユーザー端末を発信端末とし、他のユーザー端末を受信端末とすることにより、1対Nの通信を制御する半二重通信装置であって、
前記1対Nの通信を行う際の通信内容を、ユーザー端末を識別する識別子に対応させて記録している通信記録データベースと、
前記識別子に対応させて前記通信内容の前記通信記録データベースへの書込み・読み出しを行う通信記録手段と、
前記発信端末から受信した通信内容を発信端末の識別子に対応させて前記通信記録手段に出力し、ユーザー端末から受信した確認要求に応じて前記通信内容を前記通信記録手段により前記通信記録データベースから読み出させて、その通信内容を確認要求先のユーザー端末に送信するセッション管理部とを有することを特徴とする。
本発明に係る通信内容確認プログラムは、一のユーザー端末を発信端末とし、他のユーザー端末を受信端末とすることにより、1対Nの通信を行うための通信内容確認プログラムであって、
コンピュータに
前記1対Nの通信を行う際の通信内容を、ユーザー端末を識別する識別子に対応させて通信記録データベースに記録する機能と、
前記識別子に対応させて前記通信内容の前記通信記録データベースへの書込み・読み出しを行う機能と、
ユーザー端末から受信した確認要求に応じて前記通信内容を前記通信記録データベースから読み出して、その通信内容を確認要求先のユーザー端末に送信する機能とを実行させることを特徴とする。
本発明に係る半二重通信プログラムは、一のユーザー端末を発信端末とし、他のユーザー端末を受信端末とすることにより、1対Nの通信を制御する半二重通信プログラムであって、
コンピュータに、
前記1対Nの通信を行う際の通信内容を、ユーザー端末を識別する識別子に対応させて前記通信内容の前記通信記録データベースへの書込み・読み出しを行う機能と、
前記発信端末から受信した通信内容を発信端末の識別子に対応させて出力し、ユーザー端末から受信した確認要求に応じて前記通信内容を前記通信記録データベースから読み出させて、その通信内容を確認要求先のユーザー端末に送信する機能を実行させることを特徴とする。
本発明に係る通信内容確認方法は、一のユーザー端末を発信端末とし、他のユーザー端末を受信端末とすることにより、1対Nの通信を行うための通信内容確認方法であって、
前記1対Nの通信を行う際の通信内容を、ユーザー端末を識別する識別子に対応させて通信記録データベースに記録し、
前記識別子に対応させて前記通信内容の前記通信記録データベースへの書込み・読み出しを行い、
ユーザー端末から受信した確認要求に応じて前記通信内容を前記通信記録データベースから読み出して、その通信内容を確認要求先のユーザー端末に送信することを特徴とする。
本発明によると、通信内容を識別子と共に記録してユーザー端末の要求に対して読み出し可能としたことにより、半二重通信が行われている最中においても現在行われている通信内容を保持しつつユーザー端末が過去の通信記録の確認および検索を実行することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
まず、図1は、本第1実施形態における半二重通信システムの構成を示すブロック図である。尚、以下の記述において、「通信内容」とは音声や動画をはじめとしたコンテンツの通信内容、「記録する」とは通信内容を通信記録データベースに保存すること、「通信記録」とは、通信内容が通信記録データベースに保存されたログをそれぞれ指すものとする。
本発明の第1の実施形態は、一度には一方向にしか通信を行えない半二重通信を制御し管理する半二重通信装置10と、この半二重通信装置10を介して半二重通信を行う予め登録されている通信グループに属する複数のユーザー端末30、31、32とを備えた半二重通信システムにおいて、前記半二重通信装置10を介して半二重通信の通信内容を通信内容の識別子であるメディアバースト識別子と共に全て記録する通信記録データベース20を有している。前記半二重通信装置10は、前記複数のユーザー端末30、31、32のうちの1つに優先的に通信の発信端末となるフロア権を与えるフロア権管理部13と、前記発信端末であるユーザー端末(以下、発信端末という)31から送信される通信内容を受信し前記発信端末31以外のユーザー端末であるユーザー端末(以下、受信端末という)30、32へ中継送信すると共に前記半二重通信の通信状況を管理するセッション管理部11と、前記セッション管理部11から前記通信内容を受信し前記通信記録データベース20に送信して記録させると共に前記セッション管理部11からの要求に応じて通信記録を読み出す通信記録制御装置(通信記録制御部)12とを備えている。
以上の構成により、本発明の第1の実施形態は、特定のユーザー端末を発信端末に指定して半二重通信を実行させ、その半二重通信の通信内容を全て記録すると共に、その通信記録を検索して読み出し、ユーザー端末からの要求に対応することが可能となる。
ここで、前記ユーザー端末30、31、32は前記半二重通信装置10に前記通信記録データベース20に記録された前記通信内容の通信記録を読み出させて過去の通信記録を確認する記録内容取得確認手段30B、31B、32Bを備えている。前記半二重通信装置のセッション管理部11は、前記発信端末31から送信されてくる前記通信内容を前記通信記録データベース20に記録する処理を前記通信記録制御装置12を介して実行するデータベース駆動制御手段11Aと、前記通信記録データベース20に記録された前記通信記録に対して前記ユーザー端末30、31、32から取得要求がなされると前記通信記録制御部12を介して前記通信記録データベース20から対応する通信記録を読み出すと共に当該ユーザー端末に送信する通信記録送信手段11Bとを備えている。
また、前記ユーザー端末30、31、32は、前記通信内容を一時記録する通信記録バッファ30A、31A、32A、を備え、前記発信端末31は自己が送信する前記通信内容を、前記受信端末30、32は受信した前記通信内容をそれぞれこの自己の通信記録バッファ30A、31A、32Aに優先的に記録し、前記通信記録の確認に当たってまず自己の通信記録バッファ30A、31A、32Aの通信記録を確認する一時記録確認機能30C、31C、32Cによって通信記録バッファ30A、31A、32Aに記録されている内容から先に確認した後、記録されていない部分について前記セッション管理部11に前記通信記録データベース20に記録された前記通信記録の読出しを要求するように構成されている。
以上の構成により、本発明の実施形態は、通信内容を通信記録バッファにも記録するようにして、通信記録バッファに充分記録できるような長さの通信記録については、その内容の確認を短時間に実行することが可能な半二重通信システムを実現することができる。
更に、前記セッション管理部11は、通信内容がユーザー端末30、31、32のいずれかに送信されない状態が生じた場合に、その未送信の事実を当該ユーザー端末の識別子と共に予め装備された未送信記録データマップ40(未送信記録手段)に記録する未送信記録手段11Cと、未送信記録データマップ40に記録された未送信の事実に対応するユーザー端末が通信記録の確認を終了した時点或いは通信が終了した時点の何れか一方の時点で当該ユーザー端末に向けて未送信の通信記録を通信記録データベース20から読み出して送信する未送信内容送信手段11Dと、未送信にかかる通信記録が送信された場合にその都度対応する未送信記録を未送信記録手段から消去する未送信記録消去手段11Eとを備えている。未送信記録データマップ40は、ユーザー端末ごとに区別して未送信の通信内容のメディアバースト識別子(通信内容の識別子)を格納し保持するデータベースである。この場合、ユーザー端末を識別するユーザー識別子とメディアバースト識別子とを関連付けて格納する制御が行われる。
半二重通信装置10、未送信記録データマップ40は、ユーザー端末内に実装するようにしてもよい。通信記録データベース20、通信記録バッファ30A、31A、32Aは、どちらか一方のみを利用して実装することも可能である。これらの半二重通信装置10、通信記録データベース20、ユーザー端末30、通信記録バッファ30A、31A、32Aおよび未送信記録データマップ40は、プログラム制御により動作するようにしても良い。
また、ユーザー端末30、31、32ごとに設けられそのユーザー端末が記録内容取得確認手段30B、31B、32Bによって通信記録の確認を行っていることを示すセッション管理部11によって管理される通信記録確認フラグ70を備え、この通信記録確認フラグ70がオン(ON)の場合に、発信端末31から送信される通信内容分は未送信記録データマップ40の当該ユーザー端末欄に記録される。
図1では、半二重通信装置10が備える基本機能のうち、本実施形態にかかるセッション管理手段をセッション管理部11として開示している。セッション管理部11は、一連の通信を管理する通常のセッション管理機能に加えて、通信記録制御装置12への記録要求の送信と要求した内容の受信、未送信通信データマップ40の制御、通信記録確認フラグ70の管理を行う。また、半二重通信装置10には、通信グループとその通信グループに属するユーザー端末とを予め登録しておくグループ・メンバー登録装置(登録手段)50を備えても良い。
本発明の第1の実施形態に係る動作を図に沿って説明する。図2は、通信記録データベース20への通信内容データの保存の手順を示すフローチャートである。
(動作:通信記録データベースへの保存)
通信記録データベース20への保存は以下の順序で行われる。
(1) セッション管理部11は予めグループ・メンバー登録装置から今回の通信を行う通信グループに属するユーザー端末を読み出して記憶する(ステップS101)。
(2) セッション管理部11は、フロア権管理部13によってフロア権を与えた発信者のユーザー端末(以下「発信端末」と略す)31からの通信内容を受信する(ステップS102)。
(3) セッション管理部11は、受信端末30、32と共に、データベース駆動制御手段11Aによって通信内容を通信記録データベース20に保存するために通信記録制御装置12に対し受信した通信内容を送信する(ステップS103)。
(4) 通信記録制御装置12はセッション管理部11から通信内容を受信すると、通信内容に通信内容の識別子をつけて通信記録データベース20に保存する(ステップS104:通信内容記録工程)。
このステップS101からステップS104までの処理は通信が行われる度に毎回行われる。
(5) 通信の終了によって終了(ステップS105)。
(動作:通信内容データの保存)
図3は、ユーザー端末30、31、32の通信記録バッファ30A、31A、32Aへの通信内容データの保存の手順を示すフローチャートである。
通信記録バッファ30A、31A、32A、への記録は、以下の順序で行う。
(1) 発信端末31は通信内容を送信すると共に、通信内容を通信記録バッファ31Aに記録する(ステップS201)。
(2) 発信端末31からの通信内容をセッション管理部11が受信する(ステップS202)。
(3) セッション管理部11は、ユーザー端末30、32に対し通信内容を送信する(ステップS203)。
(4) ユーザー端末30、32は受信した通信内容を自らが備えている通信記録バッファ30A、32Aにそれぞれ保存する(ステップS204)。
ステップS201からステップS204までの処理は通信が行われる度に毎回行う。尚、ここで通信記録バッファ30A、31A、32Aに行う記録は通信記録データベース20に記録するデータと同一のものである。但し、通信記録バッファ30A、31A、32Aの容量より大きなデータは保存する場合には容量の限界まで記録を行い、容量を超えた通信内容の記録については通信記録バッファ30A、31A、32Aでは行わない。
(5) 通信の終了によって終了する(ステップS205)。
即ち、前述した通信内容記録工程にあっては、前述した複数の各ユーザー端末(ユーザー端末)が送信し又は受信する通信内容を対象として、それぞれが予め備えている自己の通信記録バッファ30A、31A、32A内に優先的に記録する工程を備えている点に特徴を有する。
図4は、本発明の第1の実施形態において、ユーザー端末30からの通信記録確認要求に対応する処理のフローチャートである。又、図5に、本発明の第1実施形態における当該確認要求処理のタイムチャートを示す。
(動作:通信記録確認要求処理)
以下、この図4と図5に沿って、本発明の第1の実施形態における通信記録確認要求処理について説明する。尚、上述した図5のタイムチャート上のS……で表される数字は図4のフローチャートのステップに対応し、( )付きで示される数字は以下に示す各段落の冒頭の番号に対応している。
(1) 通信記録確認を行うユーザー端末30は、セッション管理部11に対し、通信記録確認要求手段30Bに基づいて通信記録確認要求を送信する(ステップS301:確認要求送信工程)。
(2) 通信記録確認要求を受信したセッション管理部11は、通信記録確認フラグ70を立てる(ステップS302)。
(3) ユーザー端末30は通信記録バッファ30Aに指定した通信記録があるかどうかを判定する(ステップS303)。
記録がある場合は、セッション管理部11は、一時記録確認機能30Cに基づいて通信記録バッファ30Aから指定した通信記録データを読み出し、通信内容が完全に記録されているかどうかを確認する(ステップS304)。指定した通信記録が通信記録データ30Aの容量内で収まっていなかった場合、完全な通信記録との差分データをセッション管理部11に対し通信記録差分読み出し要求を行う(ステップS306)。ステップS303で指定した通信記録が通信記録バッファ30Aにない場合には、セッション管理部11に通信記録確認要求を送信する(ステップS305:確認要求送信工程)。ステップS303で指定した通信記録が通信記録バッファ30Aにあり、ステップS304で通信内容が完全に記録されていると確認された場合は、通信記録の確認を通信記録バッファ30Aの記録で行う(ステップS307)。
(4) 通信記録確認要求、若しくは通信記録差分読み出し要求を受信したセッション管理部11は、通信記録制御装置12に指定された通信記録の読出しを要求し、通信記録制御装置12は要求された記録の通信記録を通信記録データベース20より読み出す(ステップS308)。この読出しは、通信記録制御装置12と通信記録データベース20のやり取りによって行われる。
(5) 通信記録制御装置12は、通信記録データベース20より読み出した通信記録をセッション管理部11に対し送信する。
(6) セッション管理部11は、通信記録送信機能11Bに基づいて通信記録制御装置12より受信した通信記録をユーザー端末30に送信する(ステップS309:通信内容抽出工程)。
(7) 要求した通信記録を受信したユーザー端末30は通信記録を確認する(ステップS310)。
(8) 一方、ユーザー端末30が通信記録を確認している際に、ユーザー端末31がフロア権を取得しセッション管理部11に対し通信内容を送信している(ステップS320)。
(9) 通信内容を受信したセッション管理部11は、受信した内容を通信記録制御装置12経由で通信内容の識別子であるメディアバースト識別子と共に通信記録データベース20に記録すると共に、発信者端末(ユーザー端末31) でない、かつ、通信記録確認フラグ70の立っていないユーザー端末(ユーザー端末32) に対し通信内容を送信する(ステップS321:通信内容抽出工程)。また、通信記録確認フラグ70の立っている端末に対し、未送信記録機能11Cに基づいて、端末毎に通信されたメディアバースト識別子を未送信記録データマップ40に追加保存する。即ち、前記通信内容が前記ユーザー端末のいずれかに送信されない状態が生じた場合には、ユーザー識別子とメディアバースト識別子とを未送信記録データマップ(未送信記録手段)40にマッピングし、その未送信の事実を記録する(ステップS322:未送信記録工程)。ここで、ステップステップS320とステップS321の処理は繰り返し行われても構わない。
(10) ステップS307またはステップS 310での通信記録確認を終えたユーザー端末30はセッション管理部11に確認を終えたことを伝えるシグナルを送る(ステップS311)。
(11) シグナルを受けたセッション管理部11は、未送信記録データマップ40に対し未送信記録があるかどうか問い合わせる(ステップS312)。
未送信記録がある場合、セッション管理部11は、未送信記録データマップ40からマッピング情報すなわちユーザー端末30に対応する未送信データのメディアバースト識別子を読み出し、このメディアバースト識別子に対応する記録を通信記録制御装置12に対し通信記録読み出し要求する(ステップS313)。未送信記録がない場合、通信記録確認フラグ70を下げて終了する(ステップS318)。
(12) 上記ステップS313で、通信記録読み出し要求を受信した通信記録制御装置12は要求された記録についてメディアバースト識別子を用いて通信記録データベース20より読み出す(ステップS314)。
(13) 通信記録制御装置12は通信記録データベース20より読み出した通信記録をセッション管理部11に対し送信する。
(14) セッション管理部11は通信記録制御装置12より受信した通信記録を、通信記録確認の要求を行ったユーザー端末30に送信する。即ち、前述した未送信記録データマップ(未送信記録手段)40に記録された未送信の事実に対応する前記ユーザー端末(ユーザー端末)30が前記通信記録の確認を終了した後、或いは通信が終了した後の何れかの場合に、通信記録確認の要求を行ったユーザー端末30に対し、未送信の通信記録を前記通信記録データベース20から読み出して送信する(ステップS315:未送信記録送信工程)。
このステップS312からステップS315までのセッション管理部11の動作は、未送信内容送信機能11Dに基づくものである。それと共に、未送信記録消去機能11Eに基づいて、要求を行ったデータに対応するマッピング情報を、その都度未送信記録データマップ40から消去する(ステップS316:未送信記録消去制御工程)。
(15) 要求した通信記録を受信したユーザー端末30は通信記録を確認する(ステップS317)。前述した(11)で、更に未送信記録がある場合には、ステップS311乃至ステップS317の処理を、その都度繰り返す。
(16) 未送信記録データマップ40の未送信記録が全てなくなったときには通信記録確認フラグ70を下げて(ステップS318)終了する。
この第1実施形態によると、半二重通信によるセッション中においても通信記録を確認することができると共に、通信記録を確認中に新たに通信が行われた際にはその通信内容についても前述の通信記録を確認後、通信記録を確認中に行われた通信内容をその通信記録に続けて漏れなく確認することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、前述した第1の実施形態と同様に、半二重通信装置10、通信記録データベース20、ユーザー端末30、31、32、通信記録バッファ30A、31A、32A、および通信内容がユーザー端末30、31、32のいずれかに送信されていない場合には当該ユーザー端末30、31、32別にその未送信の事実を記録する未送信記録データマップ40、とを備えて構成されている。
この第2実施形態が前述した第1実施形態と異なる点は、ユーザー端末30、31、32が通信記録の格納および読み出しに際し、自己の通信記録バッファ30A、31A、32Aを、通信記録データベース20に優先して使用するように構成した点である。
図6は、本第2実施形態でユーザー端末30からの通信記録確認要求に対応する処理を示すフローチャートである。又、図7は、本第2実施形態でのこの処理のタイムチャートを示す。
(動作説明:通信記録確認要求処理)
以下、ユーザー端末30が通信記録確認要求を行った場合の処理について図6および図7に沿って説明する。尚、図7のタイムチャート上のS……で表される数字は図6のフローチャートの各ステップに対応し、( )付きで締めされる数字は以下に示される各段落の冒頭の番号に対応している。
(1) まず、通信記録確認を行うユーザー端末30はセッション管理部11に対し、通信記録確認要求を送信する(ステップS401:確認要求送信工程)。
(2) 通信記録確認要求を受信したセッション管理部11は、通信記録確認フラグ70を立てる(ステップS402)。
(3) 続いて、ユーザー端末30は、通信記録バッファ30Aに指定した通信記録があるかどうかを判定する(ステップS403)。
そして、通信記録がある場合は、セッション管理部11は一時記録確認機能30Cに基づいて指定した通信記録データを読み出し、通信内容が完全に記録されているかどうかを確認する(ステップS404)。指定した通信記録が通信記録データ30Aの容量内で収まっていなかった場合、完全な通信記録との差分データをセッション管理部11に対し通信記録差分読み出し要求を行う(ステップS406)。即ち、ユーザー端末(ユーザー端末)30は予め装備した自己の通信記録バッファ30Aの記録内容を優先的に抽出して使用すると共に、当該自己の通信記録バッファ30Aに格納されていない不足する通信記録については前記半二重通信装置に対して対応する内容の確認要求を送信する(ステップS406:確認要求送信工程)。
これらにより、通信内容を通信記録バッファにも記録するようにして、通信記録バッファに充分記録できるような長さの通信記録については、その内容の確認を短時間に実行することが可能な通信内容確認方法を実現することができる。
一方、ステップS403で指定した通信記録が通信記録バッファ30Aにない場合には、セッション管理部11に通信記録確認要求を送信する(ステップS405:確認要求送信工程)。
ステップS403で指定した通信記録が通信記録バッファ30Aにあり、ステップS404で通信内容が完全に記録されていると確認された場合は、通信記録の確認を通信記録バッファ30Aの記録で行う(ステップS407)。
(4) 通信記録確認要求、若しくは通信記録差分読み出し要求を受信したセッション管理部11は、通信記録制御装置12に指定された通信記録の読出しを要求し、通信記録制御装置12は要求された記録の通信記録を通信記録データベース20より読み出す(ステップS408)。
(5) 通信記録制御装置12は、通信記録データベース20より読み出した通信記録をセッション管理部11に対し送信する。
(6) セッション管理部11は、通信記録送信機能11Bに基づいて通信記録制御装置12より受信した通信記録をユーザー端末30に送信する(ステップS409)。
(7) 要求した通信記録を受信したユーザー端末30は通信記録を確認する(ステップS410)。
(8) ユーザー端末30が通信記録を確認している際に、ユーザー端末31がフロア権を取得しセッション管理部11に対し通信内容を送信する(ステップS420)。
(9) 通信内容を受信したセッション管理部11は、受信した内容を通信記録制御装置12経由で通信内容の識別子であるメディアバースト識別子と共に通信記録データベース20に記録すると共に、発信者端末( ユーザー端末31) でなく、且つ通信記録確認フラグ70の立っていないユーザー端末( ユーザー端末32) に対し通信内容を送信する(ステップS421)。
また、通信記録確認フラグ70の立っている端末に対しては、通信記録バッハ30Aの記憶容量に余裕があるかどうかを調べ(ステップS422)、通信記録バッファ30Aの容量に余裕のある場合は送信を行い通信記録バッファ30Aに通信内容を格納する(ステップS423)。このステップ422からの工程を、通信記録確認フラグ70の立っている全端末に対して行う(ステップS424)。
(10) 通信記録バッファ30Aの容量に余裕のない場合は、未送信記録機能11Cに基づいて、ユーザー識別子とメディアバースト識別子とを未送信記録データマップ40にマッピングし、その未送信の事実を追加記録する(ステップS425)。ここで、ユーザー端末30は、セッション管理部11に対して通信記録バッファ30Aでの記録状況について応答を行って記録内容と残りの容量を報告する。
これらが終了すると、元のルーチンに戻る(ステップS426)。
ここで、ステップS420およびステップS421での処理は繰り返し行うようにしてもよい。
(11) ステップS407またはステップS410での通信記録確認を終えたユーザー端末30はセッション管理部11に確認を終えたことを伝えるシグナルを送る(ステップS
411)。
(12) シグナルを受けたセッション管理部11は、未送信記録データマップ40に対しこのユーザー端末30への未送信記録があるかどうか問い合わせる(ステップS412)。未送信記録がある場合、マッピング情報すなわちユーザー端末30に対応する未送信データのメディアバースト識別子を読み出し、このメディアバースト識別子に対応する記録を通信記録制御装置12に対し通信記録読み出し要求する(ステップS413)。未送信記録がない場合、通信記録確認フラグ70を下げて(ステップS418)終了する。
(13) ステップS413で通信記録読み出し要求を受信した通信記録制御装置12は要求された記録について通信記録データベース20より読み出す(ステップS414)。
(14) 通信記録制御装置12は通信記録データベース20より読み出した通信記録をセッション管理部11に対し送信する。
(15) セッション管理部11は、通信記録制御装置12より受信した通信記録を、通信記録確認の要求を行ったユーザー端末30に送信する(ステップS415)。
このステップS412からステップS415までのセッション管理部11の動作は、未送信内容送信機能11Dに基づくものである。それと共に、要求を行ったデータに対応するマッピング情報を、未送信記録消去機能11Eに基づいて、未送信記録データマップ40から消去する(ステップS416)。
(16) 要求した通信記録を受信したユーザー端末30は通信記録を確認する(ステップS417)。
(17) 未送信記録データマップ40の未送信記録が全てなくなったときには通信記録確認フラグ70を下げて(ステップS418)終了する。
(18) ユーザー端末30が未送信の通信記録を確認している際に、ユーザー端末31がフロア権を取得しセッション管理部11に対し通信内容の送信があった場合には、先のステップ420以降と同様に、通信内容を受信したセッション管理部11は、受信した内容を発信者端末(ユーザー端末31) でない、かつ、通信記録確認フラグ70の立っていないユーザー端末(ユーザー端末32) に対し通信内容を送信する。また、通信記録確認フラグ70の立っている端末に対しては、通信記録バッファ30Aの容量に余裕がある場合は、送信を行い、通信記録バッファ30Aに通信内容を格納する。通信記録バッファ30Aの容量に余裕がない場合には、ユーザー識別子とメディアバースト識別子とを未送信記録データマップ(未送信記録手段)40にマッピングし、その未送信の事実を記録する。
ステップS412で未送信記録がある場合にはステップS420およびステップS421での処理をその都度繰り返す。
このように、本第2の実施形態では、通信記録を確認に際して通信記録バッファ30A、31A、32Aを優先して使用しているので、通信記録バッファ30A、31A、32Aに余裕がある場合は通信内容を必ず通信記録バッファ30A、31A、32Aに記録し、確認に際しては通信記録バッファ30A、31A、32Aの内容から読み出すので通信記録データベース20の内容を読み出さずに通信記録の確認に要する時間を短縮することができる。
〔第3の実施形態〕
次に、第3の実施形態について説明する。
図8は、本第3の実施形態における半二重通信システムの構成を示すブロック図である。
この図8において、半二重通信システムは、半二重通信装置110、通信記録データベース120、ユーザー端末130、131、132、通信内容がユーザー端末130、131、132のいずれかに送信されていない場合にユーザー端末130、131、132別にその未送信の事実を記録する未送信記録データマップ140、および通信を行うグループとそのメンバーを登録しておくメンバー登録装置150と、通信記録確認フラグ170とから構成されている。
これらの半二重通信装置110、通信記録データベース120、ユーザー端末130、131、132、未送信記録データマップ140、メンバー登録装置150、通信記録確認フラグ170は、それぞれ前述した図1に示す第1の実施形態における半二重通信装置10、通信記録データベース20、ユーザー端末30、31、32、未送信記録データマップ40、メンバー登録装置50、通信記録確認フラグ70と、それぞれ同等の機能を備えている。
また、半二重通信装置110のセッション管理部111、通信記録管理部112、フロア権管理部113は、前述した第1実施形態におけるセッション管理部11、通信記録管理部12、フロア権管理部13とそれぞれ同等の機能を有している。更に、セッション管理部111のデータベース駆動制御機能111A、通信記録送信機能111B、未送信記録機能111C、未送信内容送信機能111D、未送信記録消去機能111Eは、前述した第1実施形態におけるデータベース駆動制御機能11A、通信記録送信機能11B、未送信記録機能11C、未送信内容送信機能11D、未送信記録消去機能11Eと、それぞれ同等の機能を有している。
この第3実施形態が前述した第1実施形態と異なる点は、ユーザー端末130〜131に図1のユーザー端末30〜31とは異なり、通信記録バッファと通信記録バッファを確認する一時記録確認機能が設けられていない点にある。
(動作:通信記録データベースへの保存)
次に、本第3の実施形態の動作を、図に沿って説明する。
まず、通信記録データベース120への保存は以下の順序で行われる。
(1) セッション管理部111は予めグループ・メンバー登録装置150から今回の通信を行う通信グループに属するユーザー端末を読み出して記憶する。
(2) セッション管理部111は発信者のフロア権管理部113がフロア権を与えた発信端末131からの通信内容を受信する。
(3) セッション管理部111は、受信端末130、132と共に、データベース駆動制御機能111Aによって通信記録制御装置112に対し受信した通信内容を送信する。
(4) 通信記録制御装置112はセッション管理部111から通信内容を受信すると、通信内容に通信内容の識別子であるメディアバースト識別子をつけて通信記録データベース120に保存する。
この(1) 〜(4) の処理は、通信が行われる度に毎回行われる。又、この各工程は、図2に示した第1実施形態での処理工程とほぼ同じである。
(動作:通信記録確認要求処理)
次に、ユーザー端末130が通信記録確認要求を行った場合の処理について、図9に示すフローチャートに沿って説明する。
(1) 通信記録確認を行うユーザー端末130はセッション管理部111に対し、通信記録確認要求を送信する(ステップS501)。
(2) 通信記録確認要求を受信したセッション管理部111は、通信記録制御装置112に対し通信記録読み出し要求を送信すると共に、通信記録確認フラグ170を立てる(ステップS502)。
(3) 通信記録読み出し要求を受信した通信記録制御装置112は要求された記録について通信記録データベース120より読み出す。
(4) 通信記録制御装置112は、通信記録送信機能111Bに基づいて、通信記録データベース120より読み出した通信記録をセッション管理部111に対し送信する(ステップS503)。
(5) セッション管理部111は通信記録制御装置112より受信した通信記録を、通信記録確認の要求を行ったユーザー端末130に送信する(ステップS504)。
(6) 要求した通信記録を受信したユーザー端末130は通信記録を確認する(ステップS505)。
(7) ユーザー端末130が通信記録を確認している際に、ユーザー端末131がフロア権を取得しセッション管理部に対し通信内容を送信する(ステップS520)。
(8) 通信内容を受信したセッション管理部111は、受信した内容を発信者端末131でない、かつ、通信記録確認フラグ170の立っていないユーザー端末132に対し通信内容を送信する(ステップS521)。又、通信記録確認フラグ170の立っている端末に対し、未送信記録機能111Cに基づいて、ユーザー識別子とメディアバースト識別子とを未送信記録データマップ140にマッピングし、その未送信の事実を追加記録する(ステップS522)。ここで、ステップS520乃至ステップS522の処理は繰り返し行われようにしてもよい。
(9) 通信記録確認を終えたユーザー端末130はセッション管理部111で確認を終えたことを伝えるシグナルを送る(ステップS506)。
(10) シグナルを受けたセッション管理部111は、未送信記録データマップ40に対し
未送信記録があるかどうか問い合わせる(ステップS507)。未送信記録がある場合、マッピング情報すなわちユーザー端末130に対応する未送信データのメディアバースト識別子を読み出し、メディアバースト識別子に対応する記録を通信記録制御装置112に対し通信記録読み出し要求する(ステップS508)。未送信記録がない場合、通信記録確認フラグ170を下げ(ステップS513)、終了する。
(11) 通信記録読み出し要求を受信した通信記録制御装置112は要求された記録をメディアバースト識別子を用いて通信記録データベース120より読み出す(ステップS509)。
(12) 通信記録制御装置112は通信記録データベース120より読み出した通信記録をセッション管理部111に対し送信する。
(13) セッション管理部111は通信記録制御装置112より受信した通信記録を、通信記録確認の要求を行ったユーザー端末130に送信する(ステップS510)。このステップS507からステップS510までのセッション管理部111の動作は、未送信内容送信機能111Dに基づくものである。そうしてそれと共に、未送信記録消去機能111Eに基づいて、要求を行ったデータに対応するマッピング情報を未送信記録データマップ40から消去する(ステップS511)。
(14) 要求した通信記録を受信したユーザー端末130は通信記録を確認する(ステップS512)。
ここで、前述した(10)で未送信記録がある場合には、ステップS506乃至ステップS512の処理をその都度繰り返す。
この第3の実施形態によると、前述した第1の実施形態で通信内容を記録する記録装置を、通信記録バッファ30A、31A、32Aと通信記録データベース20に分けたような分散はせずに一括管理が行われているため、通信記録の処理をより一層簡単にすることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
図10は、本発明の半二重通信システムの第4の実施形態の構成を示すブロック図である。この第4の実施形態は、前述した第1実施形態とは、ユーザー端末230〜231に通信記録バッファが設けられていない点、およびメディア合成装置260が設けられている点が、相違する。
即ち、この第4の実施形態では、半二重通信システムに通信内容をメディアごとに分離、合成して出力するメディア合成装置(メディア合成手段)260を設け、ユーザー端末(ユーザー端末)230、231、232は、半二重通信装置210に通信記録データベース220に記録された通信内容の記録を読み出させて過去の通信記録を確認する記録内容取得確認機能230B、231B、232Bを備えている。
また、半二重通信装置210のセッション管理部211は、発信端末231から受信した通信内容の通信記録制御装置212を介した通信記録データベース220への送信とメディア合成手段260への送信を行うデータベース駆動制御機能211Aと、通信記録制御装置212を介した通信記録データベース220に記録された通信記録の読出しとメディア合成手段260への送信を制御する通信記録送信機能211Bとを備えている。
更に、このセッション管理部211は、受信端末230、231のいずれかからの記録内容取得確認機能に基づく通信記録の読み出し要求に応じて、受信した通信内容と通信記録送信機能211Bで読み出した通信記録とをメディア合成装置260によってメディアごとに合成させ、この合成結果を当該受信端末に送信するミキシング情報送信機能211Cを備えて構成されている。
又、前述した第1の実施形態の未送信記録データマップ40、未送信記録機能11C、未送信内容送信機能11D、未送信記録消去機能11Eに相当する未送信記録データマップ240と、未送信記録機能211D、未送信内容送信機能211E、未送信記録消去機能211Fとを備えている。第1の実施形態の通信記録確認フラグ70に相当するものは設けられていない。
メディア合成装置260は、通信内容を受信すると、音声や動画をはじめとしたメディアごとに通信内容を分離し、メディアごとに同一時間中に通信内容を確認できる形式にデータを変換する。例えば、通信内容が音声の場合は音声自体のミキシング、通信内容が動画の場合には端末で動画を二画面表示、などの変換を行う。
(動作説明)
次に、本第4の実施形態の動作を、図11に示すフローチャートに沿って説明する。
本第4の実施形態において、ユーザー端末230が通信記録確認要求を行った場合には以下の処理を行う。
(1) 通信記録確認を行うユーザー端末230は、セッション管理部211に対し、記録内容取得確認機能230Bに基づいて、通信記録確認要求を送信する(ステップS601)。
(2) 通信記録確認要求を受信したセッション管理部211は、通信記録制御装置212に対し通信記録読み出し要求を送信すると共に、通信記録確認フラグ270を立てる(ステップS602)。
(3) 通信記録読み出し要求を受信した通信記録制御装置212は要求された記録について通信記録データベース220より読み出す(ステップS603)。
(4) 通信記録制御装置212は通信記録データベース220より読み出した通信記録をセッション管理部211に対し送信する。
(5) セッション管理部211は通信記録制御装置212より受信した通信記録を、通信記録確認の要求を行ったユーザー端末230に送信する(ステップS604)。
(6) 要求した通信記録を受信したユーザー端末230は通信記録を確認する(ステップS605)。
(7) ユーザー端末230が通信記録を確認している際に、ユーザー端末231がフロア権を取得しセッション管理部に対し通信内容を送信する(ステップS620)。
(8) 通信内容を受信したセッション管理部211は、受信した内容を発信者端末(ユーザー端末231) でない、且つ通信記録確認フラグ270の立っていないユーザー端末(ユーザー端末232) に対し通信内容を送信する(ステップS621)。
通信記録確認フラグ270の立っている端末に対しては、通信記録確認フラグ270が立っている事、およびユーザー端末231がフロア権を取得している事、を同時に満たしている場合に(ステップS606)、ユーザー端末230が確認している通信内容とユーザー端末231が送信した通信内容をメディア合成装置260に送信する(ステップS607)。
(9) ユーザー端末230が確認している通信内容とユーザー端末231が送信した通信内容を受信したメディア合成装置260は、通信内容を音声や動画をはじめとしたメディアごとにミキシングを行う(ステップS608)。
(10) メディア合成装置260はミキシングされた通信内容をセッション管理部211に送信する。
(11) ミキシングされた通信記録を受信したセッション管理部211はこの通信記録をユーザー端末230に送信する(ステップS609:通信内容抽出工程)。
即ち、この一連の通信内容抽出工程では、抽出された通信記録の通信内容と、フロア権に基づいて送信実行中の他のユーザー端末(ユーザー端末)が発信した通信内容とを、メディア毎にミキシングして前記ユーザー端末(一のユーザー端末)へ送信するように構成され実行されるようになっている。
(12) ミキシングされた通信記録を受信したユーザー端末30は通信記録を確認する。
この第4の実施形態によると、メディア合成装置でミキシングすることで、ユーザー端末は過去の通信記録と現在の通信内容とを同時に確認することが可能になり、過去の通信記録の確認を行いながら現在の通信内容を受信して半二重通信を続けることができる。
〔第5の実施形態〕
次に、第5の実施形態について説明する。
図12は、この第5の実施形態の構成を示すブロック図である。この第5の実施形態の構成が前述した第1実施形態と異なる点は、ユーザー端末330〜331に通信記録バッファが設けられていないこと、半二重通信装置310のセッション管理部311に非受信状態設定機能311Cが設けられていることである。
ユーザー端末330、331、332は、半二重通信装置310に前記通信記録データベース320に記録された通信内容の記録を読み出させて過去の通信記録を確認する記録内容取得確認機能を備えていて、セッション管理部311は発信端末であるユーザー端末331から受信した通信内容のデータベース320への記録と記録された通信記録の読出しを制御する通信制御機能と、受信端末であるユーザー端末330、332のいずれかからの記録内容取得確認機能に基づく通信記録の読み出し要求に応じて当該受信端末にフロア権を与えて他のユーザー端末からの受信を一時停止した上で通信記録の確認を実行させる非受信状態設定機能311Cとを備えている。
更に、前述した第1の実施形態における未送信記録データマップ40、グループ・メンバー登録装置50、未送信記録機能11C、未送信内容送信機能11D、および未送信記録消去機能11Eに、それぞれ相当する未送信記録データマップ340、グループ・メンバー登録装置350、未送信記録機能311D、未送信内容送信機能311E、および未送信記録消去機能311Fを備えた構成となっている。又、前述した第1の実施形態の通信記録確認フラグ70に相当するものは設けられていない。
本第5の実施形態で、ユーザー端末330が通信記録確認要求を行った場合の処理フローチャートを図13に示す。
(動作:通信記録確認要求処理)
次に、この実施形態にあって、通信記録確認要求があった場合の処理を図13に基づいて説明する。
(1) まず、通信記録確認を行うユーザー端末330は、セッション管理部311に対して通信記録確認要求を送信する(ステップS701)。
(2) 通信記録確認要求を受信したセッション管理部311は、通信記録制御装置312に対し通信記録読み出し要求を送信すると共に、通信記録確認要求を行ったユーザー端末330にフロア権を割り当てる(ステップS702)。ユーザー端末330がフロア権を取得している状態では、ユーザー端末331、332は通信内容を送信することはできない。
(3) 通信記録読み出し要求を受信した通信記録制御装置312は要求された記録について通信記録データベース320より読み出す(ステップS703)。
(4) 通信記録制御装置312は通信記録データベース320より読み出した通信記録をセッション管理部311に対し送信する。
(5) セッション管理部311は通信記録制御装置312より受信した通信記録を、通信記録確認の要求を行ったユーザー端末330に送信する(ステップS704)。
(6) 要求した通信記録を受信したユーザー端末330は通信記録を確認する(ステップS705)。
(7) 通信記録確認を終えたユーザー端末330はセッション管理部311で確認を終えたことを伝えるシグナルを送る(ステップS706)。
(8) セッション管理部311はユーザー端末330に割り振られているフロア権を開放する(ステップS707)。
(9) そうして、ユーザー端末330が通信記録確認要求をする前の処理に戻る(ステップS708)。
この第5の実施形態によると、通信記録確認の際に通信記録確認要求を行ったユーザー端末にフロアを割り当てることで、半二重通信の流れを一旦止めて確認を行わせるので、通信記録確認によって未送信の通信内容が発生することがなくなり、以降の処理を容易にすることができる。
ここで、上述した第1乃至第5の実施形態にあっては、要求した通信記録を受信したユーザー端末は通信記録を確認する際に、その通信記録の再生速度をどのような設定にしてもよい。例えば倍速にしてもよい。このようにすることで、ユーザーは通信記録を通常速度で確認する場合に比べ早い時間で確認を終えることができる。
以上の説明では、ユーザー端末を三台を用いて半二重通信を行っている場合を例示したが、ユーザー端末30、130、230、330は通信記録確認を要求する端末であり、ユーザー端末31、131、231、331は通信記録確認が行われている最中にフロア権を取得し通信を行う端末であり、ユーザー端末32、132、232、332は他の端末が通信記録を確認している最中に通信内容を受信する端末であり、それぞれの代表を例示したもので、端末数を限定するものではない。また端末の役割は使用状況に応じて動的に切り替た構成としてもよい。
ここで、以上に述べた各実施形態にあって、通信記録内容の確認方法にかかる各工程については、その実行内容をプログラム化してコンピュータに実行させるように構成しても良い。このようにしても、上述した各実施形態における通信記録内容の確認方法にかかる各工程の場合と同等の確認処理を実行することができ、前述した本発明の目的を有効に達成することができる。
本発明は、以上に述べたように構成され機能するので、通信内容を識別子と共に記録しておいてユーザー端末の要求において読み出し可能にしたことにより、半二重通信が行われている最中においてもユーザー端末が過去の通信記録の確認を実行することができると共に、現在行われている通信内容を保持しつつ上記通信記録の確認を実行することができ、通信記録確認中の通信内容についても漏れなく確認することができる半二重通信システム、半二重通信システムにおける通信内容確認方法および通信内容確認処理プログラムを実現することができる。
本発明の他の実施形態に係る半二重通信システムは、一度には一方向にしか通信を行えない半二重通信を制御し管理する半二重通信装置と、この半二重通信装置を介して半二重通信を行う複数のユーザー端末とを備えた半二重通信システムにおいて、
前記半二重通信装置に、当該半二重通信装置を介して実行される前記半二重通信の通信内容をその識別子とを合わせて記録する通信記録データベースを装備し、
前記半二重通信装置が、前記複数のユーザー端末の内の1つに他に優先して発信端末となり得るフロア権を設定するフロア権設定管理部と、前記フロア権を設定された発信端末から発信される通信内容を受信し前記発信端末以外の前記ユーザー端末である受信端末へ中継送信すると共に前記半二重通信の通信状況を管理するセッション管理部とを備え、
このセッション管理部からの要求により前記通信内容を記録した通信記録を前記通信記録データベースから読み出す通信記録制御部を、前記セッション管理部に併設した構成としてもよい。
前記半二重通信システムにおいて、
前記ユーザー端末は、前記半二重通信装置に対して前記通信記録データベースに記録された前記通信記録を取得すると共に該通信記録を確認する記録内容取得確認手段を有し、
前記半二重通信装置のセッション管理部が、前記発信端末から送信されてくる前記通信内容の前記通信記録データベースに対する記録および読出しを前記通信記録制御部を介して実行するデータベース駆動制御手段と、前記通信記録データベースに記録された前記通信記録に対して前記ユーザー端末から取得要求がなされると前記通信記録制御部を介して前記通信記録データベースから対応する通信記録を読み出すと共に当該ユーザー端末に送信する通信記録送信手段とを備えた構成としてもよい。
前記半二重通信システムにおいて、
前記各ユーザー端末は、前記通信内容を一時的に記録する通信記録バッファを装備すると共に、自己が送信し又は受信する通信内容をそれぞれ自己の通信記録バッファに優先的に記録する手段を備えた構成としてもよい。
前記半二重通信システムにおいて、
前記各ユーザー端末が有する前記半二重通信装置に対する記録内容取得確認手段は、その実行に際しては、自己の通信記録バッファを優先的に確認すると共に当該通信記録バッファに記録されていない部分について前記セッション管理部に対して当該通信記録の取得を要請し実行するように構成された構成でもよい。
前記半二重通信システムにおいて、
前記半二重通信装置に前記通信内容をメディアごとに分離し又は合成して出力するメディア合成手段を併設し、
このメディア合成手段が、前記半二重通信装置に対する前記記録内容取得確認機能を実行中の前記ユーザー端末が受信する前記通信記録と、前記フロア権を取得し当該フロア権を実行中の他のユーザー端末が発信する通信内容とを、前記半二重通信装置から入力すると共に、この通信記録及び通信内容をメディアごとにミキシングして前記セッション管理部に送信する合成メディア発信手段を有し、
前記セッション管理部が、前記ミキシングされた通信内容を前記記録内容取得確認機能を実行中の前記ユーザー端末に送信するミキシング情報送信手段を備えた構成でもよい。
前記半二重通信システムにおいて、
前記ユーザー端末は、前記半二重通信装置に対して前記通信記録データベースに記録された前記通信記録を要求すると共にその通信記録を確認する記録内容取得確認手段を有し、
前記半二重通信装置の前記セッション管理部は、前記通信記録制御部を介して前記通信記録データベースに対する前記通信内容の記録及び読出し動作を制御するデータベース駆動制御機能と、前記何れかの受信端末によって前記記録内容取得確認機能が実行された場合にこれに基づいて当該受信端末にフロア権を与え、他のユーザー端末の送信動作を一時停止した上で前記通信記録の確認を実行させる非受信状態設定手段を備えた構成であってもよい。
前記半二重通信システムにおいて、
前記セッション管理部は、前記通信内容が前記ユーザー端末のいずれかに送信されない状態が生じた場合にその未送信の通信があった事実を当該ユーザー端末の識別子と共に予め装備された未送信記録手段に記録する未送信記録手段と、前記未送信記録手段に記録された未送信の事実に対応する前記ユーザー端末が前記通信記録の確認を終了した時点或いは通信が終了した時点の何れか一方の時点で当該ユーザー端末に向けて未送信の通信記録を前記通信記録データベースから読み出して送信する未送信内容送信手段と、前記未送信にかかる通信記録が送信された場合にその都度対応する未送信記録を前記未送信記録手段から消去する未送信記録消去手段とを備えた構成であってもよい。
本発明の他の実施形態に係る通信内容確認方法は、相互に一方向通信を行う形態の半二重通信の動作を制御して管理する半二重通信装置と、この半二重通信装置を介して半二重通信を行う複数のユーザー端末とを備えた半二重通信システムにあって、
前記半二重通信装置を介して前記複数のユーザー端末間で実行される半二重通信の通信内容とその識別子とを合わせて通信記録データベースに記録し、
前記複数のユーザー端末の内の何れか一のユーザー端末から前記半二重通信装置に対して前記通信記録データベースに記録された通信記録の一部につき確認要求を送信し、
前記一のユーザー端末からの確認要求を受信すると共にこれに基づいて前記半二重通信装置が作動し前記通信記録データベースに記録された通信記録から対応する通信内容を抽出し前記一のユーザー端末へ送信する構成であってもよい。
前記通信内容確認方法において、
前記通信内容を記録する際に、前記複数の各ユーザー端末が送信し又は受信する通信内容を対象として、それぞれが予め備えている自己の通信記録バッファ内に優先的に記録する構成としてもよい。
前記通信内容確認方法において、
前記確認要求を送信する際に、前記一のユーザー端末は予め装備した自己の通信記録バッファの記録内容を優先的に抽出して使用すると共に、当該自己の通信記録バッファに格納されていない不足する通信記録について前記半二重通信装置に対して対応する内容の確認要求を送信する構成としてもよい。
前記通信内容確認方法において、
前記通信内容を抽出する際に、抽出された通信記録の記録内容と、フロア権に基づいて送信実行中の他のユーザー端末が発信した通信内容とを、メディアごとにミキシングして前記一のユーザー端末へ送信する構成としてもよい。
前記通信内容確認方法において、
前記通信内容が前記ユーザー端末のいずれかに送信されない状態が生じた場合にその未送信の事実を当該ユーザー端末の識別子と共に未送信記録手段に記録し、
前記未送信記録手段に記録された未送信の事実に対応する前記ユーザー端末が前記通信記録の確認を終了した時点或いは通信が終了した時点の何れか一方の時点で当該ユーザー端末に向けて前記未送信の通信記録を前記通信記録データベースから読み出して送信し、
この未送信にかかる通信記録が送信された場合にその都度対応する未送信記録を前記未送信記録手段から消去する構成としてもよい。
本発明の他の実施形態に係る通信内容確認プログラムは、相互に一方向通信を行う形態の半二重通信の動作を制御して管理する半二重通信装置と、この半二重通信装置を介して半二重通信を行う複数のユーザー端末とを備えた半二重通信システムにあって、前記半二重通信装置が備えているコンピュータに、
前記半二重通信装置を介して前記複数のユーザー端末間で実行される半二重通信の通信内容とその識別子とを合わせて通信記録データベースに記録処理する通信内容記録機能、
前記複数のユーザー端末の内の何れか一のユーザー端末から前記半二重通信装置に対して前記通信記録データベースに記録された通信記録の一部につき確認要求を送信されてきた場合にこれを受信処理する確認要求受信機能、
この前記一のユーザー端末からの確認要求に基づいて前記半二重通信装置が作動し前記通信記録データベースに記録された通信記録から対応する通信内容を抽出し前記一のユーザー端末へ送信処理する通信内容抽出送信機能、
を、実行させる構成としてもよい。
前記通信内容確認プログラムにおいて、
前記通信内容を記録する際に、前記複数の各ユーザー端末が送信し又は受信する通信内容を対象として、それぞれが予め備えている自己の通信記録バッファ内に優先的に記録する構成としてもよい。
前記通信内容確認プログラムにおいて、
前記確認要求を送信する際に、前記一のユーザー端末は予め装備した自己の通信記録バッファの記録内容を優先的に抽出して使用すると共に、当該自己の通信記録バッファに格納されていない不足する通信記録について前記半二重通信装置に対して対応する内容の確認要求を送信処理する構成としてもよい。
前記通信内容確認プログラムにおいて、
前記通信内容を抽出する際に、抽出された通信記録の記録内容と、フロア権に基づいて送信実行中の他のユーザー端末が発信する通信内容とを、メディアごとにミキシングして前記一のユーザー端末へ送信する構成としてもよい。
前記通信内容確認プログラムにおいて、
前記通信内容が前記ユーザー端末のいずれかに送信されない状態が生じた場合にその未送信の事実を当該ユーザー端末の識別子と共に未送信記録手段に記録する未送信記録処理機能、前記未送信記録手段に記録された未送信の事実に対応する前記ユーザー端末が前記通信記録の確認を終了した時点或いは通信が終了した時点の何れか一方の時点で当該ユーザー端末に向けて前記未送信の通信記録を前記通信記録データベースから読み出して送信する未送信記録送信処理機能、この未送信にかかる前記通信記録が送信された場合にその都度対応する未送信記録を前記未送信記録手段から消去する未送信記録消去処理機能、
を前記確認要求送信機能に併設し、これを前記コンピュータに実行させる構成としてもよい。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は上述したように構成され機能するので、PoCやトランシーバなどの半二重通信を用いたグループ通信の分野、およびPoCやトランシーバなどの半二重通信を用いた遠隔会議システムなどの通信産業分野で広く利用される可能性を有している。
本発明にかかる半二重通信システムの第1の実施形態を示すブロック図である。 図1に示す第1実施形態での通信記録データベースへの通信内容データの保存の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態でのユーザー端末の通信記録バッファへの通信内容データの保存の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態でのユーザー端末からの通信記録確認要求に対応する処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態でのユーザー端末からの通信記録確認要求に対応する処理動作を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態におけるユーザー端末からの通信記録確認要求に対応する処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるユーザー端末からの通信記録確認要求に対応する処理動作を示すタイムチャートである。 本発明にかかる半二重通信システムの第3の実施形態を示すブロック図である。 図8に示す第3実施形態にあってユーザー端末からの通信記録確認要求に対応する処理手順を示すフローチャートである。 本発明にかかる半二重通信システムの第4の実施形態を示すブロック図である。 図10に示す第4実施形態におけるユーザー端末からの通信記録確認要求に対応する処理手順を示すフローチャートである。 本発明にかかる半二重通信システムの第5の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態にあってユーザー端末からの通信記録確認要求に対応する処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10、110、210、310 半二重通信装置
20、120、220、320 通信記録データベース(通信記録データベース)
30、31、32、130、131、132、230、231、232、330、331、332 ユーザー端末(ユーザー端末)
40、140、240、340 未送信記録データマップ(未送信記録手段)
50、150、250、350 グループ・メンバー登録装置(登録手段)
260 メディア合成装置(メディア合成手段)
70、170 通信記録確認フラグ

Claims (8)

  1. 複数のユーザー端末と、一のユーザー端末を発信端末とし、他のユーザー端末を受信端末とすることにより、1対Nの通信を制御する半二重通信装置とを有する半二重通信システムであって、
    前記半二重通信装置は、
    前記1対Nの通信を行う際の通信内容を、ユーザー端末を識別する識別子に対応させて記録している通信記録データベースと、
    前記識別子に対応させて前記通信内容の前記通信記録データベースへの書込み・読み出しを行う通信記録手段と、
    前記発信端末から受信した通信内容を発信端末の識別子に対応させて前記通信記録手段に出力し、ユーザー端末から受信した確認要求に応じて前記通信内容を前記通信記録手段により前記通信記録データベースから読み出させて、その通信内容を確認要求先のユーザー端末に送信するセッション管理部とを含み、
    さらに、ユーザー端末ごとに区別して未送信の通信内容のメディアバースト識別子(通信内容の識別子)を格納し保持する未送信記録データマップを有し、
    前記セッション管理部は、通信内容がユーザー端末のいずれかに送信されない状態が生じた場合に、その未送信の事実を当該ユーザー端末の識別子と共に前記未送信記録データマップに記録し、前記未送信記録データマップに記録された未送信の事実に対応するユーザー端末が通信記録の確認を終了した時点或いは通信が終了した時点の何れか一方の時点で当該ユーザー端末に向けて未送信の通信記録を前記通信記録データベースから読み出して送信し、未送信にかかる通信記録が送信された場合にその都度対応する未送信記録を前記未送信記録データマップから消去するものであることを特徴とする半二重通信システム。
  2. 前記セッション管理部は、受信端末のユーザー端末が通信内容を確認している際に一のユーザー端末にフロア権を付与し、そのユーザー端末が送信する通信内容を前記内容確認中のユーザー端末以外に送信する手段を有する請求項1に記載の半二重通信システム。
  3. 前記セッション管理部は、通信内容を確認しているユーザー端末にフロア権を付与する手段を有する請求項1に記載の半二重通信システム。
  4. 前記通信内容をメディア毎に分離し、或いは合成するメディア合成手段を有する請求項1に記載の半二重通信システム。
  5. 一のユーザー端末を発信端末とし、他のユーザー端末を受信端末とすることにより、1対Nの通信を行うための通信内容確認プログラムであって、
    コンピュータに
    前記1対Nの通信を行う際の通信内容を、ユーザー端末を識別する識別子に対応させて通信記録データベースに記録する機構と、
    前記識別子に対応させて前記通信内容の前記通信記録データベースへの書込み・読み出しを行う機能と、
    前記発信端末から受信した通信内容を発信端末の識別子に対応させて前記通信記録データベースに出力し、ユーザー端末から受信した確認要求に応じて前記通信内容を前記通信記録データベースから読み出させて、その通信内容を確認要求先のユーザー端末に送信する機能と、
    前記通信内容を確認要求先のユーザー端末に送信する際に、ユーザー端末ごとに区別して未送信の通信内容のメディアバースト識別子(通信内容の識別子)を格納し保持する未送信記録データマップに、通信内容がユーザー端末のいずれかに送信されない未送信の事実を当該ユーザー端末の識別子と共に記録し、前記未送信記録データマップに記録された未送信の事実に対応するユーザー端末が通信記録の確認を終了した時点或いは通信が終了した時点の何れか一方の時点で当該ユーザー端末に向けて未送信の通信記録を前記通信記録データベースから読み出して送信し、未送信にかかる通信記録が送信された場合にその都度対応する未送信記録を前記未送信記録データマップから消去する機能とを実行させることを特徴とする通信内容確認プログラム。
  6. 前記コンピュータに、受信端末のユーザー端末が通信内容を確認している際に一のユーザー端末にフロア権を付与する機能と、そのユーザー端末が送信する通信内容を前記内容確認中のユーザー端末以外に送信する機能とを実行させる請求項に記載の通信内容確認プログラム。
  7. 前記コンピュータに、通信内容を確認しているユーザー端末にフロア権を付与する機能を実行させる請求項に記載の通信内容確認プログラム。
  8. 前記コンピュータに、通信内容をメディア毎に分離し、或いは合成する機能を実行させる請求項に記載の通信内容確認プログラム。
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