JP5321144B2 - 航空機管制システム - Google Patents
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Description
第1の効果は、管制室の管制室管制官の負荷が軽減することである。その理由は、管制室管制官が到着機の到達距離を常に目視で監視し、到着機があらかじめ定めた規定距離(例えば、10NM(Nautical Mile)、6NM、3NM等)に達する都度、レーダ表示装置の手動操作により管制塔の管制塔管制官に対して距離通知を行う必要がなくなるためである。
従来、管制室管制官がレーダ表示画面を見ながら、到着機があらかじめ定めた規定距離に到達したことを視認した際に、手動操作にて、管制塔管制官へ伝達していたクリアランスライト機能を、精測進入レーダ(PAR:Precision Approach Radar)や空港監視レーダ(ASR:Airport Surveillance Radar)の探知結果を利用して、コンピュータによって自動化し、到着機があらかじめ定めた規定距離に到達したことを、管制室管制官を介することなく、自動的に、管制塔管制官へ伝達することを可能としている点に、本発明の特徴がある。
次に、本発明に係る航空機管制システムの第1の実施形態の構成例について図1を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る航空機管制システムの第1の実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
次に、図1〜3を参照しながら、本発明の第1の実施形態の動作の一例について詳細に説明する。
Stop)が表示される。
Stop)が着陸形式表示部42にセットされ、かつ、到着機到達距離表示部43の「15」が点滅して、あらかじめ定めた規定距離のうち空港0から最も遠い規定距離である15NMに達していることを示すとともに、「ピー・ピー・ピー」の警告音が鳴動する。
以上に詳細に説明したように、本発明の第1の実施形態においては、以下のような効果が得られる。
次に、本発明に係る航空機管制システムの第2の実施形態の構成例について図4を用いて説明する。図4は、本発明に係る航空機管制システムの第2の実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
(2)前記情報処理装置は、算出した前記到着機の到達距離が前記規定距離に達していた場合、前記管制室に備えているレーダ表示装置にその旨を表示するとともに、警告音を鳴動させる上記(1)の航空機管制システム。
(3)前記情報処理装置は、前記クリアランスライト端末から前記距離通知を受信した旨を示す確認信号が返送されてきた際に、あるいは、あらかじめ定めた時間が経過した際に、前記警告音を停止させるとともに、前記レーダ表示装置に表示されている前記規定距離に達した旨の表示を消去する上記(2)の航空機管制システム。
(4)前記情報処理装置は、あらかじめ定めた前記規定距離として、当該空港から最も遠い距離になる第1回目の規定距離に前記到着機の到達距離が達したことを前記レーダ装置の探知結果に基づいて管制官が認識した場合、該管制官の操作により、前記到着機の着陸形式を前記管制官が選択するための着陸形式選択メニューを前記レーダ表示装置に表示させ、該着陸形式選択メニューからいずれかの着陸形式の選択操作が前記管制官によってなされるまで、前記クリアランスライト端末に対する前記距離通知の送信を抑止する上記(1)ないし(3)のいずれかの航空機管制システム。
(5)前記情報処理装置は、前記レーダ表示装置に前記規定距離に達した旨を表示する際に、前記到着機の着陸形式を管制官が選択するための着陸形式選択メニューを前記レーダ表示装置に表示させることを可能とし、該着陸形式選択メニューを前記レーダ表示装置に表示した場合には、該着陸形式選択メニューからいずれかの着陸形式の選択操作が前記管制官によってなされるまで、前記クリアランスライト端末に対する前記距離通知の送信を抑止する上記(1)ないし(3)のいずれかの航空機管制システム。
(6)前記情報処理装置は、前記到着機の着陸形式として前記管制室管制官が前記着陸形式選択メニューの中から着陸形式を選択する操作を行った際に、選択した前記着陸形式を前記レーダ表示装置に表示するとともに、前記クリアランスライト端末に対して前記距離通知を送信する上記(4)または(5)の航空機管制システム。
(7)前記情報処理装置は、前記クリアランスライト端末から前記距離通知に対する着陸許可信号または着陸不可信号が返送されてきた際に、その旨を示す情報を前記レーダ表示装置に表示するとともに、警告音を鳴動させる上記(1)ないし(6)のいずれかの航空機管制システム。
(8)前記情報処理装置は、管制官が確認した旨を示す操作をした際に、あるいは、あらかじめ定めた時間が経過した際に、前記警告音を停止させるとともに、前記レーダ表示装置に表示されている着陸許可または着陸不可の旨の表示を消去する上記(7)の航空機管制システム。
(9)前記クリアランスライト端末に送信する前記距離通知として、該当する到着機を特定する航空機識別符号、1ないし複数の前記規定距離のうち、前記到着機が到達した規定距離、を示す情報が少なくとも含まれている上記(1)ないし(8)のいずれかの航空機管制システム。
(10)前記クリアランスライト端末は、航空機識別符号表示部、着陸形式表示部、到着機到達距離表示部、着陸許可ボタン、着陸不可ボタン、確認ボタンを少なくとも有するタッチパネル形式の表示画面を備え、前記情報処理装置から前記距離通知を受信した際に、該距離通知に含まれている前記航空機識別符号、選択された着陸形式、到達した前記規定距離を示す情報を、前記航空機識別符号表示部、前記着陸形式表示部、前記航空機識別符号表示部にそれぞれ表示するとともに、警告音を鳴動させる上記(9)の航空機管制システム。
(11)前記クリアランスライト端末は、前記表示画面上の前記確認ボタンが押下された際に、到達した前記規定距離を示す情報を前記航空機識別符号表示部から消去し、前記警告音の鳴動を停止させるとともに、その旨を示す確認信号を前記情報処理装置に返送する上記(10)の航空機管制システム。
(12)前記クリアランスライト端末は、前記表示画面上の前記着陸許可ボタンまたは前記着陸不可ボタンが押下された際に、その旨を示す着陸許可信号または着陸不可信号を前記情報処理装置に送信する上記(10)の航空機管制システム。
(13)前記レーダ装置は、空港監視レーダと精測進入レーダとの双方または空港監視レーダからなっている上記(1)ないし(12)のいずれかの航空機管制システム。
1 滑走路
2 到着機
3 航空機
4 管制室管制官
5 管制塔管制官
11 管制室
12 管制塔
13 空港監視レーダ(ASR:Airport Surveillance Radar)
14 精測進入レーダ(PAR:Precision Approach Radar)
22 情報処理装置
23 レーダ表示装置
24 クリアランスライト端末
31 状態表示
31 状態表示
32 状態表示
32a TOL(着陸形式)選択メニュー
33 状態表示
34 状態表示
35 状態表示
36 状態表示
37 状態表示
40 タッチパネル
41 航空機識別符号表示部
42 着陸形式表示部
43 到着機到達距離表示部
44 着陸許可ボタン(LANDINGボタン)
45 着陸不可ボタン(CLEARボタン)
46 確認ボタン(ACKボタン)
100 航空機管制システム
100A 航空機管制システム
Claims (12)
- 空港に設置されたレーダ装置により探知された到着機の管制を行う航空機管制システムであって、前記レーダ装置が探知した前記到着機の航空機位置情報に基づいて到達距離を算出し、該到達距離があらかじめ定めた複数の規定距離に達する都度、空港内及び空港周辺を目視にて監視して航空機管制を行うための管制塔のクリアランスライト端末に対して距離通知を自動的に送信する情報処理装置を、レーダ表示装置を備え当該レーダ表示装置を見ながら航空機管制を行うための管制室に備え、
前記情報処理装置は、前記レーダ表示装置に前記規定距離に達した旨を表示する際に、前記到着機の着陸形式を管制官が選択するための着陸形式選択メニューを前記レーダ表示装置に表示させることを可能とし、該着陸形式選択メニューを前記レーダ表示装置に表示した場合には、該着陸形式選択メニューからいずれかの着陸形式の選択操作が前記管制官によってなされるまで、前記クリアランスライト端末に対する前記距離通知の送信を抑止することを特徴とする航空機管制システム。 - 前記情報処理装置は、算出した前記到着機の到達距離が前記規定距離に達していた場合、前記レーダ表示装置にその旨を表示するとともに、第1の警告音を鳴動させることを特徴とする請求項1に記載の航空機管制システム。
- 前記情報処理装置は、前記クリアランスライト端末から前記距離通知を受信した旨を示す確認信号が返送されてきた際に、あるいは、あらかじめ定めた時間が経過した際に、前記第1の警告音を停止させるとともに、前記レーダ表示装置に表示されている前記規定距離に達した旨の表示を消去することを特徴とする請求項2に記載の航空機管制システム。
- 前記情報処理装置は、あらかじめ定めた前記規定距離として、当該空港から最も遠い距離になる第1回目の規定距離に前記到着機の到達距離が達したことを前記レーダ装置の探知結果に基づいて管制官が認識した場合、該管制官の操作により、前記着陸形式選択メニューを前記レーダ表示装置に表示させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の航空機管制システム。
- 前記情報処理装置は、前記到着機の着陸形式として前記管制官が前記着陸形式選択メニューの中から着陸形式を選択する操作を行った際に、選択した前記着陸形式を前記レーダ表示装置に表示するとともに、前記クリアランスライト端末に対して前記距離通知を送信することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の航空機管制システム。
- 前記情報処理装置は、前記クリアランスライト端末から着陸許可信号または着陸不可信号が返送されてきた際に、その旨を示す情報を前記レーダ表示装置に表示するとともに、第2の警告音を鳴動させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の航空機管制システム。
- 前記情報処理装置は、管制官が確認した旨を示す操作をした際に、あるいは、あらかじめ定めた時間が経過した際に、前記第2の警告音を停止させるとともに、前記レーダ表示装置に表示されている着陸許可または着陸不可の旨の表示を消去することを特徴とする請求項6に記載の航空機管制システム。
- 前記クリアランスライト端末に送信する前記距離通知として、該当する到着機を特定する航空機識別符号、複数の前記規定距離のうち、前記到着機が到達した規定距離、を示す情報が少なくとも含まれていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の航空機管制システム。
- 前記クリアランスライト端末は、航空機識別符号表示部、着陸形式表示部、到着機到達距離表示部、着陸許可ボタン、着陸不可ボタン、確認ボタンを少なくとも有するタッチパネル形式の表示画面を備え、前記情報処理装置から前記距離通知を受信した際に、該距離通知に含まれている前記航空機識別符号、選択された着陸形式、到達した前記規定距離を示す情報を、前記航空機識別符号表示部、前記着陸形式表示部、前記到着機到達距離表示部にそれぞれ表示するとともに、第3の警告音を鳴動させることを特徴とする請求項8に記載の航空機管制システム。
- 前記クリアランスライト端末は、前記表示画面上の前記確認ボタンが押下された際に、到達した前記規定距離を示す情報を前記到着機到達距離表示部から消去し、前記第3の警告音の鳴動を停止させるとともに、その旨を示す確認信号を前記情報処理装置に返送することを特徴とする請求項9に記載の航空機管制システム。
- 前記クリアランスライト端末は、前記表示画面上の前記着陸許可ボタンまたは前記着陸不可ボタンが押下された際に、その旨を示す着陸許可信号または着陸不可信号を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項9に記載の航空機管制システム。
- 前記レーダ装置は、空港監視レーダと精測進入レーダとの双方または空港監視レーダからなっていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の航空機管制システム。
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2009
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