JP5321058B2 - 情報付与システム、情報付与方法、情報付与プログラム及び情報付与プログラム記録媒体 - Google Patents

情報付与システム、情報付与方法、情報付与プログラム及び情報付与プログラム記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報付与システム(応用システムを含む)、情報付与方法、情報付与プログラムおよび情報付与プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、文章の感情や発話スタイル等を示す属性情報を付与したテキストを得ることのできる情報付与システム、情報付与方法、情報付与プログラムおよび情報付与プログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、文章に、文字の単純な羅列だけでは表現できない感情や発話スタイル等の属性情報を付与し、平板なテキストや合成音声ではなく、より自然に表現したいという要求が高まっている。ここで属性情報とは、文章の出力時の表現性を高めるために利用可能な文字本来の意味合いとは離れた情報のことであり、例えば、喜怒哀楽等の話者の感情や、朗読調、DJ(ディスクジョッキー)調といった話者の発話スタイル等を示す情報が挙げられる。この属性情報を用いた文章の表現方法としては、声や音楽等で耳に訴える方法、テキストの色、絵や光などで目に訴える方法が考えられている。また既に、感情を込めて文章を読み上げる音声合成システムや、受信したメールの内容を一つのアイコンで表示する携帯電話等が実現されている。
特許文献1に、感情を込めてテキストを読み上げることのできる音声合成システムの一例が記載されている。この従来の音声合成システムは、発話モード指定部と、音声制御パラメータ記憶部と、音声制御レベル設定部と、合成音声部と、から構成されている。
特許文献1の音声合成システムは、ユーザに付与された属性情報に従って文章全体を読み上げるシステムである。即ち、ユーザより任意の発話モードの指定を受け付けると、特許文献1の音声合成システムは、指定された発話モードに対応する発生速度、抑揚の大きさ等のレベルの組み合わせを音声制御パラメータ記憶部から読み出す。そして、この音声合成システムは、音声制御レベル設定部にて、前記読み出したレベルの組み合わせを一括して設定し、合成音声部にて感情を表す合成音声を生成する。
特許文献2には、属性情報を細かく付与して感情の遷移をなめらかに表すことのできる音声合成システムが開示されている。特許文献2の音声合成システムは、テキスト解析部と、感情情報付与部と、感情情報補間部と、から構成されている。
特許文献2の音声合成システムは、テキスト解析部で入力文章をセグメントに分割し、感情を表す文字列表現に対して感情情報を定義した感情付与規則を参照して、感情情報が定義された文字列を含むセグメントに感情情報を付与する。そして、この音声合成システムは、隣接するセグメントに異なる感情情報が付与されている場合に、その感情の移り変わりをなめらかに変化させる補間感情情報を付与することによって、自然な感情の変化を表現可能としている。
特開平5−100692号公報 特開2005−181840号公報
以下に本発明による関連技術の分析を与える。上述の各特許文献、非特許文献の全記載内容は、引用をもって本書に繰り込み記載される。
しかしながら、上記した従来技術は、依然として、自然な表現ができないという問題点がある。本来、文章における感情や発話スタイルは、特定の文字列表現を含むセグメントのみでなく複数文にまたがり、また、文章の途中で変化することが一般的であるところ、上記した従来技術は、文章全体、あるいは、文字列表現の有無にて属性情報を付与するものであるため、属性情報の付与単位が長すぎたり短すぎたりするためである。
この点、特許文献2の音声合成システムは、特許文献1の音声合成システムよりも属性情報を細かく付与することが可能となっているが、属性情報(感情情報)を付与されるのは、辞書(感情付与規則)に登録されている語彙を含んだセグメントのみである。
以下、特許文献2の音声合成システムに、「人身事故だって。まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」という文章を読み上げさせる場合の例を挙げて、その問題点を説明する。セグメントの分割単位(言語単位)が「一文」であるとすると、特許文献2の音声合成システムのテキスト解析部は、入力文章を「人身事故だって。」「まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」という2つの文に分割する。
ここで、感情付与規則に「(-_-メ)」という顔文字に対して「怒り」の属性情報が対応付けられているとすると、特許文献2の音声合成システムは、第2文「まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」に「怒り」の属性情報を付与し、第1文「人身事故だって。」には属性情報を付与しない。
更に、第1文「人身事故だって。」と、第2文「まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」との間に適宜感情補間処理(平静(なし)→怒り)が行われるが、基本的には、第2文「まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」のみが怒りの感情で読み上げられ、第1文「人身事故だって。」は標準の韻律で読み上げられることになる。
しかしながら、第2文「まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」の方が怒りの感情が強いとしても、文脈からすると、第1文「人身事故だって。」の部分にも遅刻の理由に対する怒りの感情が含まれていると考えるのが自然である。
同様のことが発話スタイルを決定する属性情報を付与する場合にも起こり得る。例えば、特許文献2の音声合成システムでは、「DJ調」の属性情報に対応付けられた文字列を含む文をDJ調にて読み上げることが可能となるが、前後の文に該文字列が含まれない場合、DJ調で読み上げることができなくなり、聞き手側に大きな違和感を感じさせる。
本発明は、上記した各事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、特定の文字列表現を含む言語単位のみならず、属性情報を付与した言語単位との関係に鑑みて、文脈上適切な部分に属性情報を付与できる情報付与システム、情報付与方法、情報付与プログラムおよび情報付与プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、辞書を用いて言語表現を所定の言語単位に分割する解析手段と、辞書を用いて前記言語単位から所定の語彙を抽出し、感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報を決定する第1の属性情報決定手段と、を備えて、言語単位レベルで言語表現に属性情報を付与する情報付与システムであって、前記各言語単位の接続関係と前記第1の属性情報決定手段によって付与済みの属性情報とに基づいて、属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定する第2の属性情報決定手段を備え、前記第2の属性情報決定手段は、前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わっておらず、同一の属性情報を与えるべきと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と同一の属性情報とし、前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わったと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1情報付与システムと、該情報付与システムによって付与された属性情報を用いた音声合成やテキスト出力を行う情報処理システムが提供される。
本発明の第2の視点によれば、辞書を用いて言語表現を所定の言語単位に分割する解析手段と、辞書を用いて前記言語単位から所定の語彙を抽出し、感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報を決定する第1の属性情報決定手段と、を備えて、言語単位レベルで言語表現に属性情報を付与する情報付与システムに実行させるプログラムであって、前記情報付与システムを、前記各言語単位の接続関係と前記第1の属性情報決定手段によって付与済みの属性情報とに基づいて、属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定する第2の属性情報決定手段として機能させ、かつ、前記情報付与システムを、前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わっておらず、同一の属性情報を与えるべきと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と同一の属性情報とし、前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わったと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と異なる属性情報に変更するよう機能させるためのプログラム及び該プログラムを記録した記録媒体が提供される。
本発明の第3の視点によれば、辞書を用いて言語表現を所定の言語単位に分割する解析手段と、辞書を用いて前記言語単位から所定の語彙を抽出し、感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報を決定する第1の属性情報決定手段と、を備えて、言語単位レベルで言語表現に属性情報を付与する情報付与システムを用いて実施する情報付与方法であって、前記情報付与システムが、前記第1の属性情報決定手段によって、言語表現に含まれる言語単位の属性情報を決定するステップと、前記情報付与システムが、前記各言語単位の接続関係と前記第1の属性情報決定手段によって付与済みの属性情報とに基づいて、属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定するステップと、を含み、前記属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定するステップにおいて、前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わっておらず、同一の属性情報を与えるべきと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と同一の属性情報とし、前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わったと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と異なる属性情報に変更する情報付与方法が提供される。

本発明によれば、属性情報が対応付けられた特定の文字列表現を含まない言語単位にも、文脈上適切な属性情報を付与することが可能となり、文章中の感情の流れや発話スタイルの変化に対応し、より自然な態様で文章全体を出力することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る音声合成システムの構成を表したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る音声合成システムの動作を表した流れ図である。 本発明の第2の実施形態に係るテキスト表示システムの構成を表したブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るテキスト表示システムの動作を表した流れ図である。 辞書に定義される語彙と属性情報の対応関係を説明するための図である。 文(言語単位)間の接続関係を分析する際の考え方を説明するための図である。 本発明の実施例の説明で使用するサンプル文章である。 図7の入力文章の解析結果の一例を表した図である。 図8の状態から各文に含まれる語彙に基づき属性情報を付与した状態を表した図である。 図9の状態から文の接続関係に基づき属性情報の付与を行った結果を表した図である。 従来技術(特許文献2)を用いて属性情報の付与を行った結果を表した図である。 表現辞書に定義される属性情報と表現情報の対応関係を説明するための図である。 本発明の実施例2のテキスト表示システムによる出力例を表した図である。 本発明の実施例2のテキスト表示システムによる出力例を表した図である。 本発明の実施例2のテキスト表示システムによる出力例を表した図である。
符号の説明
10 入力手段
20 データ処理部
21 解析手段
22 属性情報決定手段
23 属性情報付与言語単位選択手段
24 合成手段
25 表現付与手段
30 記憶部
31 辞書
32 合成辞書
33 表現辞書
40 出力手段
続いて、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る音声合成システムの構成を表したブロック図である。図1を参照すると、本実施形態に係る音声合成システムは、キーボードやマイク等の入力手段10と、プログラム制御により動作するデータ処理部20と、情報を記憶する記憶部30と、ディスプレイ装置やスピーカー等の出力手段40とから構成されている。
入力手段10は、文章を入力したり、オペレータによる選択が必要な場合に指示を入力したりするためのものである。
データ処理部20は、解析手段21と、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22と、属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23と、合成手段24とを含む。
解析手段21は、辞書31を参照して、文章に対して形態素解析及び構文解析を実行する。
属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22は、辞書31を参照して、解析手段21による解析結果から属性情報を決定する語彙を抽出し、付与する属性情報を決定する。
属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、解析手段21による解析結果と辞書31を参照して言語単位の接続関係を解析するとともに、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22によって決定された属性情報と、前記言語単位の接続関係に基づいて、追加に、属性情報を付与する言語単位を決定する。
合成手段24は、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22及び属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23の出力結果と合成辞書32とを参照して、文章を合成音声で読み上げるために必要な情報を出力する。
記憶部30は、辞書31と、合成手段24による音声合成処理のための合成辞書32とを含む。
辞書31には、見出しと、該見出しに対応する読み、品詞、用例などの情報が登録されている。
合成辞書32には、文章を合成音で読み上げるために必要な韻律等の情報が属性情報等と対応付けて登録されている。
出力手段40は、データ処理部20により出力された結果を用いて、入力された文章を画面に表示したり、音声で出力したりするためのものである。
続いて、図1及び図2のフローチャートを参照して、本実施形態の全体の動作について詳細に説明する。
入力手段10から文章が入力されると、解析手段21は、辞書31を参照して、文章に対して形態素解析及び構文解析を実行する(図2のステップS101)。
続いて、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22が、辞書31を参照して、解析結果中に属性情報を決定する語彙が存在するか否かを検索する(図2のステップS102)。ここで、属性情報を決定する語彙が一つも抽出されなかった場合には(図2のステップS103のNO)、合成手段24が、合成辞書32を参照して、文章全体に標準の韻律を付与し、出力手段40に合成音声を出力する(図2のステップS108)。
一方、図2のステップS103にて、属性情報を決定する語彙が抽出された場合は、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22は、付与すべき属性情報を決定する(図2のステップS104)。
属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22による属性情報の決定が完了すると、属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、解析手段21による解析結果と辞書31を参照して言語単位の接続関係を解析するとともに、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22によって決定された属性情報と、前記言語単位の接続関係に基づいて、追加に、属性情報を付与する言語単位を決定する(図2のステップS105)。
属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23による追加の属性情報の付与が完了すると、合成手段24が、合成辞書32を参照して、属性情報に対応した韻律を文章に付与する(図2のステップS106)。
最後に出力手段40が、韻律が付与された文章を合成音声で出力する(図2のステップS107)。
以上のように、本発明の第1の実施形態では、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22で文章中の属性情報を決定してから、属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23で各属性情報を付与する言語単位を更に決定するように構成されているため、文章作成時の感情の流れや意図した発話スタイルの変化を反映することができる。
続いて、上記第1の実施形態に変更を加え、テキストに表示態様等を変更することにより前記属性情報を表現するようにした本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るテキスト表示システムの構成を表したブロック図である。図3を参照すると、上記第1の実施形態との変更点は、上記第1の実施形態における合成辞書32と合成手段24とに代えて、表現辞書33と表現付与手段25を備えている点である。
表現付与手段25は、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22及び属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23の出力結果と表現辞書33とを参照して、フォント情報や付加するアイコン等の表現を付与する。
表現辞書33には、フォントや記号、図形、絵文字等のアイコンが属性情報と対応付けて登録されている。
続いて、図3及び図4のフローチャートを参照して、本実施形態の全体の動作について詳細に説明する。
図4のステップS111からS115までで示される動作は、第1の実施の形態における図2のステップS101〜S105の動作と同一のため、説明を省略する。
まず、図4のステップS113で属性情報を決定する語彙が一つも抽出されなかった場合には(図4のステップS113のNO)、属性情報が付与されることはなく、文章全体が属性情報なしで出力される(図4のステップS118)。
一方、図4のステップS113で属性情報を決定する語彙が抽出され、属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23による追加の属性情報の付与が完了すると、表現付与手段25は、表現辞書33を参照して、属性情報に対応したフォントの指定やアイコンを文章に付与する(図4のステップS116)。
なお、アイコンを付与する場合、その位置は「属性情報を付与する言語単位の始まりと終わり」か「属性情報を付与する言語単位の始まりのみ」のいずれかをオペレータが予め選択できるようにすることが望ましい。
最後に出力手段40が、フォントやアイコンが付与された文章を画面に表示する(図4のステップS117)。
以上のように、本発明の第2の実施形態では、音声出力ができない(許されない)環境においても、文章の属性情報を表現することが可能となる。また、本実施形態では、容量の大きい合成辞書32を用意する必要がなくなり、記憶部の容量を削減することができる。
続いて、上記した本発明の実施形態をより具体的に説明すべく、本発明の第1の実施例について図面を参照して説明する。
[実施例1]
本発明の第1の実施例は、上記本発明の第1の実施形態に対応するものであり、入力手段10としてキーボードを、データ処理手段20としてパーソナル・コンピュータを、記憶手段30として磁気ディスクを、出力手段40としてスピーカーを備えた構成にて実現される。
磁気ディスクには、辞書31、合成辞書32のほか、解析手段21、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22、属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23、合成手段24として、パーソナル・コンピュータ(中央演算装置)を機能させるコンピュータプログラムが保持されている。
入力手段10から言語表現が入力されると、解析手段21は、辞書31を参照して形態素解析や構文解析を実行し、言語表現を1からnの複数の言語単位に分割する。なお、本実施例では、言語表現とは言語で表現されたものすべてを指す。また、本実施例では、言語単位とは、文章を構成する段落、節、章、文などの単位、文を構成する単語、文節、句などの単位、さらには新聞やWEBページのように複数の文章から構成される場合の一つ一つの文章も指すものとする。また、解析技術については公知の技術であるので説明を省略する。
属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22では、辞書31を参照して、1からnの言語単位に属性情報を決定する語彙が含まれているか否かを検索する。なお、本実施例では、属性情報とは、喜怒哀楽などの感情や、朗読調、DJ調といった発話スタイルをいう。また、語彙には顔文字(フェイスマーク)、記号、定型表現を含み、定型表現とはことわざ等の決まった言い回しも含まれるものとする。
図5は、辞書31に含まれる語彙と属性情報の対応例を示している。図5を参照すると、例えば、1からnの言語単位から語彙「うれしい」が抽出された場合は、該言語単位の属性情報を「喜び」と決定する。
属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23では、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22で決定した言語単位の属性情報を、隣接する言語単位に付与するかどうかを決定する。例えば、語彙「うれしい」がd番目の言語単位から抽出され、d番目の言語単位の属性情報「喜び」が決定されている場合に、その属性情報をd−1番目の言語単位に付与するかどうか、d+1番目の言語単位に付与するかどうかを反復的に決定していく。
上記隣接する言語単位に属性情報を波及させるか否かは、解析手段21による解析結果と辞書31を参照して、言語単位に含まれる語彙から言語単位と言語単位の関係(接続関係)を分析し、その分析結果に基づいて決定する。言語単位と言語単位の関係(接続関係)の分析(判定)は、隣接する言語単位のいずれか一方以上に含まれる接続詞や接続助詞のような言語単位接続用語彙や、隣接する言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化などを用いてなされる。
図6は、言語表現として複数の文からなる「文章」から切り出された言語単位「文」の関係(接続関係)を分析する際の考え方を説明するための図である。
言語単位と言語単位の関係(接続関係)は、(1)関係がある、(2)関係がない、(3)独立した文(言語単位)である、(4)隣接する文(言語単位)に別の属性情報が決定している、の大きく4つに分類することができる。以下、図6を参照しながら、上記接続関係(1)〜(4)について、例を交えて詳細に説明する。
(1)関係がある
文と文に関係があるとは、例えば、前後の文で話題や語調が変わらず、理由や補足を述べているときである。
話題が変わらないと判断する語彙には、接続詞と接続助詞がある。例えば、文頭に順接の接続詞「だから」、「そこで」、累加の接続詞「なお」、「しかも」、並立の接続詞「また」、「および」、説明・補足の接続詞「つまり」、「なぜなら」、例示の接続詞「たとえば」、等がある場合と、文末に「ので」、「から」などの理由の接続助詞を挙げることができる。
また、「これ」、「それ」等の指示語がそれ以前に出現している事柄と照応している範囲も、(1)関係があると分析すべきである。例えば、「セーター送ってくれてありがとう。あれ、前から欲しかったからすっごくうれしかった。」というような場合が挙げられる。また、上記指示語の照応範囲は、複数の言語単位に及ぶことも考えられる。
また、図6では省略しているが、主語の省略のように、以前に述べられた事柄が省略されていると認められる範囲も、(1)関係があると分析すべきである。例えば、「私たちも本当に驚いています。こんなことになるとは思ってもいませんでした。」というような場合が挙げられる。
また、単語間に関連がある範囲も、(1)関係があると分析すべきである。単語間に関連がある範囲とは、同じ単語が繰り返し使われている範囲、「買う」と「購入する」のように意味の似ている語が使われている範囲、「ランドセル」と「小学生」のように結びつきの強い語が使われている範囲をいう。
また、主題が変わらない範囲も、(1)関係があると分析すべきである。例えば、「新しい仲間を紹介します。名前は鈴木太郎君。出身は北海道です。」のように、主語は変わっても、「名前」や「出身地」は「人(仲間)」に付随する事柄であることからテーマの一貫性が認められる場合である。
また、理由や背景が属性情報を決定する語彙の前後に記述されていることが多いという知見に照らせば、属性情報の付与規則を定め、隣接する文の属性情報を一つ一つ(反復的に)決定していくのではなくて、属性情報を決定する語彙が含まれる文との相対位置により属性情報を一括設定することも可能である。前記属性情報の付与規則としては、「属性情報を決定する語彙を含む文の前後3文には同じ属性情報を付与する」、「転換・逆接の接続詞が出現しない限り、関係があると見做す」、「別の属性情報を持つ文が出現するまで、関係があると見做す」といったものが考えられる。
以上のように、隣接する文同士に(1)関係がある、との接続関係が認められる場合、隣接する文に同じ属性情報を付与すべきであり、いずれか一方の文(言語単位)と同じ属性情報(既に決定済みの属性情報)が他方の文(言語単位)にも付与される。
(2)関係がない
文と文に関係がないとは、例えば、前後の文で話題や語調が変わるときである。
話題が変わったと判断する語彙には、接続詞がある。文頭に転換の接続詞「ところで」、「さて」、逆接の接続詞「しかし」、「だが」、対比・選択の接続詞「それとも」、「または」等を挙げることができる。
また、先に主語が省略されている場合は(1)関係があると述べたが、反対に、主題が変わる場合は、原則として、(2)関係がない、と分析すべきである。
また、語調が変わった場合も、原則として、(2)関係がない、と分析すべきである。語調の変化は、文末表現に顕著に現れる。例えば、「楽しかったですねー。また会いましょう。」のように終助詞や助動詞が変わる場合、「対応する予定はあるのでしょうか?教えてください。」のように、疑問文、平叙文、命令文等の文の種類が変わった場合を挙げることができる。但し、この文末表現の変化は、他に比べて影響度は小さい。例えば、文末表現が変わっても主題が変わらなければ、(1)関係があると判断すべきことが多い。
以上のように、隣接する文同士に(2)関係がない、との接続関係が認められる場合、先行する文(言語単位)と同じ属性情報を付与させるべきではない。後ろの文(言語単位)の属性情報は、以降の文(言語単位)との接続関係と、以降に最初に現れる属性情報に基づいて決定されるべきである。
(3)独立した文(言語単位)である
あいさつ文や「>」で始まる電子メールの引用部分は、原則として、(3)独立した文(言語単位)である、と分析すべきである。また例えば、あいさつ文や引用部分であることは、解析結果、引用記号の存在や文章全体のレイアウト等から判断することができる。
このように、後続する文が(3)独立した文(言語単位)である場合、例えば、「おはよう」「お世話になっております」等のあいさつ文は、合成辞書32にその韻律が付与されていることが多いので、それをそのまま利用して出力することができ、また、引用部分も標準の韻律で読み上げれば足りる。以上のように、(3)独立した文(言語単位)である場合、前後の文(言語単位)の属性情報に合わせる必要がない。
(4)隣接する文(言語単位)に別の属性情報が決定している
隣接する文(言語単位)にそれぞれ別の属性情報が決まっているときには、お互いの属性情報の影響は受けず、それぞれの文(言語単位)の属性情報を保持させるべきである。例えば、「悲しかった。腹が立った。」のように、話題や語調は変わらないのに、隣接する文で別の属性情報が決まっている場合が該当する。
合成手段24では、合成辞書32を参照して、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22で属性情報を決定する語彙が一つも抽出されなかった場合には、文章全体に属性情報のない、標準の韻律を付与して合成音声を生成し、出力手段40に出力する。また、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22で文の属性情報が決まり、属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23で各属性情報を付与する文の範囲が決まった場合には、決定した属性情報に対応した韻律を付与して合成音声を生成し、出力手段40に出力する。
以上の構成よりなる本実施例の動作について、図5の語彙と属性情報の対応例と、図7の例文を用いて詳細に説明する。
図7に示すとおり、入力手段10から「おはよ〜!今電車が止まっちゃったよ。人身事故だって。まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。ところでさぁ、こないだの試験どうだった?私は受かったよ(^。^)。」という文章が入力されたとする。
図8は、パーソナル・コンピュータ上に起動された解析手段21により、上記文章を6つの文(言語単位)に分割した例を示している。
パーソナル・コンピュータ上に起動された属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22は、辞書31を参照して、上記6つの文中に、属性情報を決定する語彙が含まれているか否かを検索する。図5を参照すると、「!」と「(^。^)」が「喜び」、「あったまくる」と「(-_-メ)」が「怒り」という属性情報と対応付けられているので、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22は、図9に表されたように、1文目の属性情報を「喜び」、4文目の属性情報を「怒り」、6文目の属性情報を「喜び」と決定する。
続いて、パーソナル・コンピュータ上に起動された属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23により、属性情報の付与が行われる。
まず属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、1文目の「喜び」の属性情報を2文目にも付与するかどうかを決定する。しかしながら、1文目は「おはよ〜」というあいさつ文であるので((3)独立)、標準の韻律を利用することとし、「喜び」の属性情報は廃棄され、2文目にも属性情報は付与されない。
次に属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、4文目の「怒り」の属性情報を3文目と5文目にも付与するかどうかを決定する。4文目と5文目では、5文目が「ところで」という転換の接続詞で始まっているので、ここで話題が変わったと判断し((2)関係なし)、5文目に「怒り」の属性情報は付与しない。一方、4文目と3文目では、3文目に、4文目と話題や語調が変わったか否かを判断する語彙がないが、「怒り」と異なる属性情報を決定する語彙も存在しないので((1)関係)、4文目と同じ「怒り」の属性情報を付与する。
次に属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、前記3文目の「怒り」の属性情報を2文目にも付与するかどうかを決定する。3文目と2文目では、2文目に、3文目と話題や語調が変わったか否かを判断する語彙がないが、「怒り」と異なる属性情報を決定する語彙も存在しないので((1)関係)、3文目と同じ「怒り」の属性情報を付与する。
最後に、属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、6文目の「喜び」の属性情報を5文目にも付与するかどうかを決定する。6文目と5文目では、「受かる」と「試験」という単語に関連があるので同じ属性情報を付与すると決定し((1)関係)、5文目にも「喜び」の属性情報を付与する。
図10は、図9の状態から、上記属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23により隣接する文(言語単位)に属性情報が付与された状態を表している。
パーソナル・コンピュータ上に起動された合成手段24は、合成辞書32を参照し、図10の属性情報付きの文章に韻律を付与する。そして、入力文章は最終的に出力手段40にて、次のように読み上げられる。
「おはよ〜!」…標準の韻律。
「今電車が止まっちゃったよ。人身事故だって。まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」…怒り。
「ところでさぁ、こないだの試験どうだった?私は受かったよ(^。^)。」…喜び。
図11は、図7と同じ文章を、特許文献2の音声合成システムを用いて、文単位に属性情報を付与した場合の出力結果を示している。この場合、入力文章は次のように読み上げられる。
「おはよ〜!」…喜び。
「今電車が止まっちゃったよ。」…属性情報なし。
「人身事故だって。」…属性情報なし。
「まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」…怒り。
「ところでさぁ、こないだの試験どうだった?」…属性情報なし。
「私は受かったよ(^。^)。」…喜び。
このように本実施例と従来技術(特許文献2)とでは、属性情報を付与する文の範囲が異なるものとなる。従来技術(特許文献2)では、属性情報特定語彙を含んでいない文(2文目、3文目、5文目)における話者の感情を表現できず、文章を一連に読み上げた場合に、感情がころころ変わるような話し方となる。これに対し、本実施例では、属性情報特定語彙を含んでいない文についても、前後の属性情報を適宜波及させる処理を行っているため、感情が移り行く様を表現でき、違和感を覚えない話し方を実現できている。
以上、感情の属性情報を付与した例をあげて説明したが、本発明は、発話スタイルの属性情報を付与する場合にも有効である。以下、発話スタイルの属性情報を付与した例を説明する。
ここでは、辞書31に、「さぁ〜ましょう!」という語彙について「DJ調」という属性情報が対応付けられているものとする。また、入力文章は、「みなさん、こんにちは。レッスン担当の花子です。今日のレッスンはbe動詞です。さぁ、今日のレッスンを始めましょう!」であるものとする。
この場合、解析手段21は、入力文章を「みなさん、こんにちは。」、「レッスン担当の花子です。」、「今日のレッスンはbe動詞です。」、「さぁ、今日のレッスンを始めましょう!」という4つの文に分割する。
そして、属性情報決定手段(第1属性情報決定手段)22は、4文目から属性情報を決定する語彙「さぁ〜ましょう!」を抽出し、4文目の属性情報を「DJ調」と決定する。
そして、属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、4文目の「DJ調」の属性情報を3文目にも付与するかどうかを決定する。4文目と3文目では、「レッスン」という単語が繰り返し使用されていることから同じ属性情報を付与すると決定し、3文目にも「DJ調」の属性情報を付与する。
次に属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、前記3文目の「DJ調」の属性情報を2文目にも付与するかどうかを決定する。3文目と2文目でも、「レッスン」という単語が繰り返し使用されていることから同じ属性情報を付与すると決定し、2文目にも「DJ調」の属性情報を付与する。
最後に属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23は、2文目の「DJ調」の属性情報を1文目にも付与するかどうかを決定する。しかし、1文目はあいさつ文であるので、標準の韻律を利用することし、属性情報は付与しない。
この結果、入力文章は最終的に出力手段40にて、次のように読み上げられる。
「みなさん、こんにちは。」…標準の韻律。
「レッスン担当の花子です。今日のレッスンはbe動詞です。さぁ、今日のレッスンを始めましょう!」…DJ調。
一方、特許文献2の音声合成システムを用いた場合、上記文章は次のように読み上げられる。
「みなさん、こんにちは。」…属性情報なし。
「レッスン担当の花子です。」…属性情報なし。
「今日のレッスンはbe動詞です。」…属性情報なし。
「さぁ、今日のレッスンを始めましょう!」…DJ調。
以上のように、発話スタイルの属性情報を付与する場合においても、本実施例の方が、属性情報特定語彙を含んでいない文についても、前後の属性情報を適宜波及させる処理を行っているため、違和感を覚えない話し方を実現できている。
[実施例2]
続いて、上記本発明の第2の実施形態に対応する本発明の第2の実施例を、図面を参照して説明する。本実施例と上記第1の実施例との相違点は、合成手段24に代えて表現付与手段25を有し、記憶手段30としての磁気ディスクに、合成辞書32に代えて表現辞書33を記憶し、更に、出力手段40としてディスプレイを用いる点である。
以下、実施例1で既に説明した事項は適宜省略して、その動作について説明する。入力文章が解析され、文の属性情報が決定され、更に文(言語単位)の接続関係により属性情報を付与する文(言語単位)の範囲が決定されるまでの動作は第1の実施例と同様なので、説明を省略する。
属性情報と属性情報を付与する文の範囲が決定されると、パーソナル・コンピュータ上に起動された表現付与手段25が表現辞書33を参照して、属性情報に応じた表現情報を付与する。ここでは、表現辞書33に属性情報と対応付けて記憶されたフォントの変化や、記号、図形、絵文字等のアイコン表示等から、オペレータが予め選択した体系の表現情報が付与されるものとする。
ここでは、フォントの変化により、属性情報に対応する表現を行う例を挙げて説明する。図12は、表現辞書33に含まれる属性情報と表現情報の対応例を示している。
以下、実施例1の図7に示した「おはよ〜!今電車が止まっちゃったよ。人身事故だって。まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。ところでさぁ、こないだの試験どうだった?私は受かったよ(^。^)。」という文章が入力されたものとして説明する。
上記文章が6つの文に分割され、各文の属性情報が決定され、属性情報を付与する文の範囲が決定されるまでは第1の実施例と同様で、ここまでで入力文章には次のように属性情報が付与される。
「おはよ〜!」…標準の韻律。
「今電車が止まっちゃったよ。人身事故だって。まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」…怒り。
「ところでさぁ、こないだの試験どうだった?私は受かったよ(^。^)。」…喜び。
表現付与手段25は、表現辞書33を参照して、この結果をフォントの変化で表現するのに必要な情報を付与する。
即ち、「喜び」という属性情報は「ポップ体」、「怒り」という属性情報は「ゴシック体」と対応付けられている。従って、上記例文は、図13のようにそれぞれ属性情報に対応するフォントで表現され出力手段40に出力される。
また、表現情報としてアイコン表示を選択することも可能である。この場合、アイコンを付与する位置は、図14に示すように属性情報を付与する言語単位の始まりと終わりとするか、図15に示すように属性情報を付与する言語単位の始まりのみとする等を選択することができるようにすることが望ましい。
以上本発明の好適な実施形態について説明したが、更に、上記属性情報付与言語単位選択手段(第2属性情報決定手段)23が付与する属性情報に該属性の強弱に関する情報を付けることも可能である。強弱の付け方としては、(1)語彙の持つ強さに応じる方法や(2)隣接する言語単位のつながりの強さに応じる方法、(3)オペレータが設定した規則に従う方法等を採ることができる。
(1)属性情報を決定する語彙の強さに応じる方法の場合、「怒っていた」のように感情を直接的に表現する語彙が使われているときには、属性情報を決定する語彙を含む文(言語単位)の前後3文を強調し、「腹に据えかねた」のように感情を間接的に表現する語彙が使われているときには、属性情報を決定する語彙を含む文(言語単位)のみを強調するというようにして強弱を付けることができる。また、属性情報を決定する語彙が複数存在する文(言語単位)は、属性情報を決定する語彙が一つしかない文(言語単位)よりも2倍強調するというように違いを付けることもできる。
(2)隣接する言語単位のつながりの強さに応じる方法の場合、例えば、「だから」という接続詞でつながる文はつながりが強く、指示語の照応でつながる文はつながりが弱い等と、属性情報を付与する文の範囲を決定する際に用いた言語単位の接続関係の分析結果に基づいて、強弱を付けることができる。
(3)また、オペレータが入力文章の内容等に応じて定めた規則に応じる方法の場合、例えば、「属性情報を決定する語彙のみ」、「属性情報を決定する語彙を含む一文」、「属性情報を決定する語彙を含む文の前後3文」等の、属性情報を決定する語彙からの位置による規則で強弱を付けることができる。
上記(1)〜(3)いずれの方法でも、強調する度合いを段階的に設定することも可能である。例えば、属性情報を決定する語彙を含む文の強さを10とすると、すぐ隣の文は5、そのまた隣の文は3等と強弱の度合いを多段階に設定することができる。
以上のうち(3)オペレータが設定した規則に従う方法を用いて、図7の「今電車が止まっちゃったよ。人身事故だって。まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」という文章に強弱をつける例を示す。
例えば、オペレータが「属性情報を決定する語彙を含む一文」を強調する規則を設定した場合、文章の後半の「まったくあったまきちゃう、また遅刻だよ(-_-メ)。」に対し、前半の「今電車が止まっちゃったよ。人身事故だって。」よりも強い「怒り」の属性情報が付与され、強く読みあげられ、あるいは、強調する字体やアイコンで表現されることになる。
もちろん、上記「強弱をつける」を、属性情報の付与処理のオプション項目とし、オペレータが予め選択設定できるようにすることも好ましい。
以上、本発明を実施するための好適な形態を説明したが、本発明はこれら記載によって限定されるものではなく、辞書に基づいて決定された属性情報を他の言語単位に波及させる追加の属性情報決定手段を備えるという本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種の変形を加えることが可能である。例えば、上記した実施形態では、本発明を音声合成システムと、テキスト表示システムに適用した例を挙げて説明したが、その他の応用システムにも適用可能である。
また、上記した各実施形態、実施例に示した各要素もあくまでその好適な一例を示したものであり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種の変形を加えることが可能であることはいうまでもない。
本発明は、上記のとおり、文章の感情や発話スタイル等の属性情報を音で表現する音声合成システムや、音声合成装置の機能をコンピュータにより実現させるためのプログラムといった用途に適用できる。また、前記属性情報を視覚的に表現するための表示手段を有する装置や、文章の送受信のための装置といった各種テキスト出力システムにも適用可能である。

Claims (24)

  1. 辞書を用いて言語表現を所定の言語単位に分割する解析手段と、辞書を用いて前記言語単位から所定の語彙を抽出し、感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報を決定する第1の属性情報決定手段と、を備えて、言語単位レベルで言語表現に属性情報を付与する情報付与システムであって、
    前記各言語単位の接続関係と前記第1の属性情報決定手段によって付与済みの属性情報とに基づいて、属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定する第2の属性情報決定手段を備え、
    前記第2の属性情報決定手段は、
    前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わっておらず、同一の属性情報を与えるべきと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と同一の属性情報とし、
    前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わったと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と異なる属性情報に変更すること、
    を特徴とする情報付与システム。
  2. 前記第2の属性情報決定手段は、隣接する言語単位に前記辞書に登録された言語単位接続用語彙が含まれているか否かにより、前記各言語単位の接続関係を判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の情報付与システム。
  3. 前記解析手段は、前記言語表現を、単語、文節、句、文、段落、項、節、章のいずれかの言語単位に分割すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報付与システム。
  4. 前記各言語単位に含まれる語彙又は文の構成が予め定める条件を満たす場合には、前記第2の属性情報決定手段は、該当する言語単位に付与された属性情報を削除すること、
    を特徴とする請求項1乃至いずれか一に記載の情報付与システム。
  5. 前記第2の属性情報決定手段は、前記各言語単位の接続関係と付与済みの属性情報とに基づいて、前記属性情報を決定した言語単位に隣接する言語単位の属性情報の決定を反復的に実行することにより、前記属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定すること、
    を特徴とする請求項1乃至いずれか一に記載の情報付与システム。
  6. 前記第2の属性情報決定手段は、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位に対し、所定の範囲内にある言語単位の属性情報を一括して決定すること、
    を特徴とする請求項1乃至いずれか一に記載の情報付与システム。
  7. 感情又は発話スタイルの強弱を示す強弱レベル情報を含んだ属性情報を付与可能であること、
    を特徴とする請求項1乃至いずれか一に記載の情報付与システム。
  8. 請求項1乃至いずれか一に記載の情報付与システムを含んだ音声合成システムであって、
    前記情報付与システムにより決定された各言語単位の感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報と、言語表現を前記属性情報に対応する合成音声にて読み上げるためのデータを格納した合成辞書と、を用いて音声データを合成する合成手段を備えたこと、
    を特徴とする音声合成システム。
  9. 請求項1乃至いずれか一に記載の情報付与システムを含んだテキスト表示システムであって、
    前記情報付与システムにより決定された各言語単位の感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報と、言語表現を前記属性情報に対応する態様にて表示するためのデータを格納した表現辞書と、を用いて、前記言語単位で、テキストの表示態様を制御する表現付与手段を備えたこと、
    を特徴とするテキスト表示システム。
  10. 辞書を用いて言語表現を所定の言語単位に分割する解析手段と、辞書を用いて前記言語単位から所定の語彙を抽出し、感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報を決定する第1の属性情報決定手段と、を備えて、言語単位レベルで言語表現に属性情報を付与する情報付与システムに実行させるプログラムであって、
    前記情報付与システムを、前記各言語単位の接続関係と前記第1の属性情報決定手段によって付与済みの属性情報とに基づいて、属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定する第2の属性情報決定手段として機能させ、
    かつ、前記情報付与システムを、
    前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わっておらず、同一の属性情報を与えるべきと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と同一の属性情報とし、
    前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わったと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と異なる属性情報に変更する
    よう機能させるためのプログラム。
  11. 隣接する言語単位に前記辞書に登録された言語単位接続用語彙が含まれているか否かにより、前記各言語単位の接続関係を判定すること、
    を特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 単語、文節、句、文、段落、項、節、章のいずれかにより分割された言語単位の属性情報を決定すること、
    を特徴とする請求項10又は11に記載のプログラム。
  13. 前記各言語単位に含まれる語彙又は文の構成が予め定める条件を満たす場合には、該当する言語単位に付与された属性情報を削除すること、
    を特徴とする請求項10乃至12いずれか一に記載のプログラム。
  14. 前記各言語単位の接続関係と付与済みの属性情報とに基づいて、前記属性情報を決定した言語単位に隣接する言語単位の属性情報の決定を反復的に実行することにより、前記属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定すること、
    を特徴とする請求項10乃至13いずれか一に記載のプログラム。
  15. 前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位に対し、所定の範囲内にある言語単位の属性情報を一括して決定すること、
    を特徴とする請求項10乃至14いずれか一に記載のプログラム。
  16. 感情又は発話スタイルの強弱を示す強弱レベル情報を含んだ属性情報を付与可能であること、
    を特徴とする請求項10乃至15いずれか一に記載のプログラム。
  17. 辞書を用いて言語表現を所定の言語単位に分割する解析手段と、辞書を用いて前記言語単位から所定の語彙を抽出し、感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報を決定する第1の属性情報決定手段と、を備えて、言語単位レベルで言語表現に属性情報を付与する情報付与システムを用いて実施する情報付与方法であって、
    前記情報付与システムが、前記第1の属性情報決定手段によって、言語表現に含まれる言語単位の属性情報を決定するステップと、
    前記情報付与システムが、前記各言語単位の接続関係と前記第1の属性情報決定手段によって付与済みの属性情報とに基づいて、属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定するステップと、を含み、
    前記属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定するステップにおいて、
    前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わっておらず、同一の属性情報を与えるべきと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と同一の属性情報とし、
    前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わったと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と異なる属性情報に変更すること、
    を特徴とする情報付与方法。
  18. 前記情報付与システムが、隣接する言語単位に前記辞書に登録された言語単位接続用語彙が含まれているか否かにより、前記各言語単位の接続関係を判定すること、
    を特徴とする請求項17に記載の情報付与方法。
  19. 前記言語単位が、単語、文節、句、文、段落、項、節、章のいずれかであること、
    を特徴とする請求項17又は18に記載の情報付与方法。
  20. 前記情報付与システムは、前記各言語単位に含まれる語彙又は文の構成が予め定める条件を満たす場合には、該当する言語単位に付与された属性情報を削除すること、
    を特徴とする請求項17乃至19いずれか一に記載の情報付与方法。
  21. 前記情報付与システムが、前記各言語単位の接続関係と付与済みの属性情報とに基づいて、前記属性情報を決定した言語単位に隣接する言語単位の属性情報の決定を反復的に実行することにより、前記属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定すること、
    を特徴とする請求項17乃至20いずれか一に記載の情報付与方法。
  22. 前記情報付与システムが、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位に対し、所定の範囲内にある言語単位の属性情報を一括して決定すること、
    を特徴とする請求項17乃至21いずれか一に記載の情報付与方法。
  23. 前記情報付与システムは、感情又は発話スタイルの強弱レベル情報を含んだ属性情報を付与すること、
    を特徴とする請求項17乃至22いずれか一に記載の情報付与方法。
  24. 辞書を用いて言語表現を所定の言語単位に分割する解析手段と、辞書を用いて前記言語単位から所定の語彙を抽出し、感情又は発話スタイルのいずれか一方を規定する属性情報を決定する第1の属性情報決定手段と、を備えて、言語単位レベルで言語表現に属性情報を付与する情報付与システムに実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記情報付与システムを、前記各言語単位の接続関係と前記第1の属性情報決定手段によって付与済みの属性情報とに基づいて、属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を決定する第2の属性情報決定手段として機能させ、
    かつ、前記情報付与システムを、
    前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間、話題又は語調が変わっておらず、同一の属性情報を与えるべきと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と同一の属性情報とし、
    前記各言語単位に含まれる指示語の照応、単語間の関連、主題の変化、文末表現の変化のいずれか一つ以上に基づいて、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と後続する属性情報が付与されていない言語単位との間で、話題又は語調が変わったと判定した場合、前記後続する属性情報が付与されていない言語単位の属性情報を、前記第1の属性情報決定手段によって属性情報が決定された言語単位と異なる属性情報に変更するよう機能させるためのプログラムを格納した記録媒体。
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