JP5320043B2 - ダイヤフラムバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造分野、液晶製造分野、化学物質製造分野又は食品分野などの各種産業分野に使用されるダイヤフラムバルブに関するものである。
従来、半導体製造分野や液晶製造分野などにおいて、純水などの流体の流れを制御するために、流体を封止する弁体を備えたダイヤフラムバルブを用いることが一般的である。
このようなダイヤフラムバルブとして、例えば特許文献1では、本体とハウジングとによってダイヤフラムの周縁部を挟持して本体内部の流体をシールする構造のバルブにおいて、ダイヤフラムバルブの環状嵌合部が、本体に設けられた環状溝に嵌められ、Oリングによって押圧された状態で固定される構成が開示されている。
この構成によれば、シール部分が流体の圧力変動や温度変化などによってクリープ変形しても、液漏れが生じないようになっている。
また、特許文献2では、本体の弁座上端の当接端から内側へ向かって傾斜する内周テーパ面と、内周テーパ面に対向する凸部と、を備えることで、弁体の動き始めから最小流路断面積を除々に小さくして、弁を閉じる構成が開示されている。
したがって、比較的簡単な構成によって、弁を閉じたときに流速や圧力が急に変化して生じるウォータハンマを防止することができる。
特開2004−169886号公報 特開2004−316679号公報
しかしながら、前記した特許文献1では、バルブの開閉度の変化に対する流量調整制御構造が弁体に付与されていないため、ウォータハンマが大きく、その振動によって配管系・装置系が破損するおそれがあった。
また、前記した特許文献2では、ウォータハンマは低減できるものの、弁体の構造が複雑であるため、従来製品と同等の開閉ストロークを設けるとコンパクト性に欠けるという問題があった。
そこで、本発明は、簡単かつコンパクトな構造によってウォータハンマを低減できるダイヤフラムバルブを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のダイヤフラムバルブは、弁本体に形成される流路と、前記流路の途中に開口した一次側弁孔と、前記一次側弁孔の周囲に設けられる弁座と、前記弁座の周囲に環状に開口した二次側弁孔と、前記二次側弁孔の周囲に設けられる環状溝と、周縁部が前記環状溝に掛止されるとともに中央部の底面が前記弁座に当接して前記流路を封止する弁体と、を備えるダイヤフラムバルブであって、
前記弁体は、前記中央部の底面から前記周縁部まで円錐台状に広がる薄肉部と、前記中央部の底面から突出されて前記一次側弁孔に挿入される円盤状突部と、を一体に有し、
円盤状突部が、その側面と前記一次側弁孔の内面との間に隙間を有すると共に、該隙間の数倍の高さの突出量を有して、前記一次側弁孔に嵌合されることを特徴とする。
また、前記流路を封止するために前記弁体に連結されたピストンをハウジング内で摺動させる空気の給排気口は、前記弁体が所定時間をかけて前記弁座に当接するように、前記ハウジングの壁内部で縮径されることが好ましい。
さらに、前記弁座の頂面には、周方向に沿って断面台形状のテーパ状突出部が設けられるとともに、前記弁体の中央部の底面には、前記テーパ状突出部に当接する平坦面が形成される構成とすることができる。
そして、前記弁座の頂面は、平坦に形成されるとともに、前記弁体の前記薄肉部の前記底面に対する付け根には、前記頂面に当接する平坦面が形成される構成とすることができる。
また、前記弁座の頂面は、平坦に形成されるとともに、前記弁体の前記薄肉部の前記底面に対する付け根には、前記頂面の内側の角に線接触するテーパ面が形成される構成とすることができる。
このように、本発明のダイヤフラムバルブは、弁体は中央部の底面から周縁部まで円錐台状に広がる薄肉部と中央部の底面から突出されて一次側弁孔に挿入される円盤状突部とを一体に有し、円盤状突部が、その側面と一次側弁孔の内面との間に隙間を有すると共に、該隙間の数倍の高さの突出量を有して、一次側弁孔に嵌合されることを特徴とする。
したがって、流路を封止する際には、円盤状突部の側面と一次側弁孔の内面との間の隙間を通じて流体を流すことで、封止直前の流量を減少させてウォータハンマを低減することができる。
また、円盤状突部を、上記した隙間の幅の数倍の高さに形成することにより、開弁した際に流体の流れを妨げないようにすることができる。
また、弁体に連結されたピストンをハウジング内で摺動させる空気の給排気口は、弁体が所定時間をかけて弁座に当接するようにハウジングの壁内部で縮径されることで、弁体の移動速度が遅くなってウォータハンマを低減することができる。
さらに、弁座の頂面にはテーパ状突出部が設けられるとともに、弁体の中央部の底面には平坦面が形成されることで、簡単かつコンパクトな構造によってウォータハンマを低減できる。
そして、弁座の頂面は平坦に形成されるとともに、弁体の薄肉部の付け根には頂面に当接する平坦面が形成されることで、簡単かつコンパクトな構造によってウォータハンマを低減できる。
また、弁座の頂面は平坦に形成されるとともに、弁体の薄肉部の付け根には頂面の内側の角に線接触するテーパ面が形成されることで、簡単かつコンパクトな構造によってウォータハンマを低減できる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図2を用いて、本実施の形態のダイヤフラムバルブVの全体構成を説明する。
本実施の形態のダイヤフラムバルブVは、図2に示すように、管路85,86の間に挿入されるものである。そして、ハウジング5に設けたインサート58,59に装着されたエア配管88,89を通じて空気が送られることで、ピストン4(図1,3参照)を移動させて弁本体1の内部の弁体2(図1,3参照)を開閉し、管路85,86を流れる薬液や純水などの流体の流れを制御するものである。
次に、図3の分解斜視図を用いて、本実施の形態のダイヤフラムバルブVの構成を説明する。なお、この図3には、内ばね61及び外ばね62を用いて逆作動に用いる場合が図示されている。
本実施の形態のダイヤフラムバルブVは、図1,3に示すように、流路が設けられた弁本体1と、流路を封止する弁体2と、弁体2を弁本体1に押圧する弁体押さえ3と、円柱状の摺動部41を有して弁体2を開閉するピストン4と、このピストン4を摺動自在に内蔵するハウジング5と、を備えている。
この弁本体1は、ポリ塩化ビニルや耐衝撃性硬質塩化ビニルや耐熱性硬質塩化ビニルやポリプロピレンやポリフッ化ビニリデンなどの樹脂によって容器状に形成されるもので、図1に示すように、上流側の管路の延長に形成される上流側流路18と、下流側の管路の延長に形成される下流側流路19と、この上流側流路18を屈曲して側面に開口させた一次側弁孔11と、この一次側弁孔11の周囲に環状に形成されて下流側流路19に繋がる二次側弁孔12と、を一体に備えている。
この一次側弁孔11は、円形断面の上流側流路18を弁本体1内部の中央近傍で略直角に屈曲することで、弁本体1の中央近傍の側面に、円形に開口するように設けられる。
また、二次側弁孔12は、上記した一次側弁孔11の周囲に、一次側弁孔11と同心円の環状に開口するように設けられるもので、下流側流路19の上流側に接続されている。
そして、一次側弁孔11の周囲には、二次側弁孔12と分離するための円筒状の隔壁が設けられており、この隔壁には頂面13bの内周側を上方に向かって台形断面状に突出させたテーパ状突出部13aを有する弁座13が形成されている(図5参照)。
加えて、この円筒状の隔壁の先端近傍の内面13cは、真円になるように周方向に沿って薄く切削されており、内面13cには切削面と非切削面によって構成される二段の円筒内面が形成されている(図1,4,5参照)。
さらに、二次側弁孔12の周囲には傾斜面を介して、環状溝14が形成されており、後述する弁体2の周縁部23を嵌合して弁体2を掛止できるようになっている。
そして、本実施の形態の弁体2は、ポリテトラフルオロエチレンなどの合成樹脂やエチレンプロピレンゴムなどの合成ゴムによって形成されるもので、図1,3,4に示すように、短円柱状の中央部21と、この中央部21の底面に接続するように円錐台状に外側に広がる薄肉部22と、この薄肉部22の周縁を下向きのL字状に屈曲するように形成される周縁部23と、短円柱状の中央部21の底面からひとまわり小さい外径の短円柱状(円盤状)に突出した円盤状突部24と、を一体に備えている。
この中央部21は、弁座13の内径よりも大きい外径を有する短円柱状に形成されるもので、円柱の一方の端面の中心にピストン4の軸部42の先端が取り付けられる取付孔27を有しており、他方の端面には円盤状突部24が形成されている。
加えて、この中央部21の底面の円盤状突部24よりも外側には、円環状に平坦面25が形成されて、後述するテーパ状突出部13aの上面に当接される。
また、薄肉部22は、中央部21の底面の平坦面25に連続して周囲に広がる薄肉の円盤状に形成されており、中央から周縁に向かって傾斜することで円錐台状になっている。
さらに、ダイヤフラムバルブVの作動時には、図4(a)(b)に示すように、この薄肉部22の周縁と付け根が樹脂の有する可撓性によって変形するため、ピストン4の摺動に伴って弁体2の中央部21の底面の円盤状突部24の周囲の円環状の平坦面25を弁座13に当接させて閉弁させたり、弁体2の中央部21の底面の円盤状突部24の周囲の円環状の平坦面25を弁座13から離して開弁させたりできる。
加えて、本実施の形態のダイヤフラムバルブVは、弁体2の移動方向の厚みが小さく構造が単純であることに加えて、移動範囲が狭い(ストロークが短い)ことで、図1に示すように、全体的に高さH、幅W、面間Zを抑制したコンパクトな構造となっている。
そして、円盤状突部24は、閉弁の直前に、弁体2と弁座13との間に流体が通過する隙間を形成するために設けられるもので、中央部21の外径を縮径することで、中央部21の底面から突出した薄い(高さの低い)円盤状に形成される。
したがって、図5に示すように、円盤状突部24の側面24aと弁座13の内面13cとの間には、閉弁する直前に少量の流体が通過できる程度の微小な幅Bの隙間が形成される。
加えて、この円盤状突部24は、開弁した際に流体の流れを妨げないようにするために、あまり大きく突出させず、隙間の幅Bの数倍程度の高さhに形成される。
なお、後述する実施例の実験に示すように、配管径25mmの場合には、この円盤状突部24を外径24mmで高さ1mm程度に形成すれば、片側の幅B=0.5mm(配管径の1/50)で高さh=1mm(配管径の1/25)の円筒状の微小隙間が形成され、効率よくウォータハンマを抑制できることが確認されている。
さらに、弁体押さえ3は、図1,3に示すように、樹脂によって、円孔31を有する円柱状に形成されるもので、円柱の側面及び一方の端面にOリング73,74が嵌め合わされている。なお、弁体押さえ3には、後述するように、ハウジング5の空気抜き孔に対応した位置に、内側の弁体2の摺動空間と外側とを連通する連通孔が設けられている。
そして、ピストン4は、樹脂によって形成されるもので、太径の円柱状の摺動部41と、この摺動部41の一方の面の中心から突出する細径の円柱状の軸部42と、を一体に備えている。
この摺動部41は、図1に示すように、所定の高さの円柱状に形成されるもので、側面にOリング71が嵌め合わされるとともに、頂面には円柱が同心円状に重ね合わされた突起部43を備えている。
そして、この突起部43には、コイルばねとしての内ばね61と、コイルばねとしての外ばね62と、が入れ子状に配設されている。
この内ばね61及び外ばね62は、弁本体1にハウジング5が固定された状態では、ハウジング5の頂部とピストン4に挟まれて軸方向に圧縮されて設置されている。
したがって、インサート59の給排気口59aを通じて空気が送られていない場合は、内ばね61及び外ばね62の弾性反力によってピストン4に接続された弁体2が弁座13に押しつけられて一次側弁孔11を閉じている。
さらに、本実施の形態のハウジング5は、樹脂によって形成されるもので、側面にはエア配管88,89(図2参照)を装着するためのインサート58,59が突設され、さらに弁体押さえ3の連通孔に対応して空気抜き孔が設けられ、内部にはピストン4の摺動面51を備えている。
そして、弁体2に近い側のインサート59内の給排気口59aから空気が導入されると、内ばね61及び外ばね62の弾性反力に抗して、ピストン4が摺動面51にガイドされて弁体2を開く方向に移動する。
一方、弁体2から遠い側のインサート58内の給排気口58aから空気が導入されると、内ばね61及び外ばね62の弾性反力によって、ピストン4が摺動面51にガイドされて弁体2を閉じる方向に移動し、弁体2の中央部21に設けた円盤状突部24の底面が弁座13のテーパ状突出部13aの上面に当接して止水が達成される。
さらに、本実施の形態の空気の給排気口58a,59aのうち弁体2が下降(閉弁)する際に排気される側の給排気口59aは、弁体2が所定時間をかけて弁座13に当接するように、ハウジング5の壁内部に形成される孔の径が通常よりも縮径されている。具体的には、下降の際に給気される側の給排気口58aが1.0mmであるのに対して、排気される側の給排気口59aは0.4mmに形成されている。
つまり、配管径25mmの場合には、後述する実施例の実験に示すように、弁体2の閉止に要する時間が従来の0.186秒から1.30秒と長くなるように、弁体2が下降(閉弁)する際に排気される側の給排気口59aのみの孔径が小さく形成されている。
次に、本実施の形態のダイヤフラムバルブVの動作について、図4(a),(b),図5を参照しながら説明する。
本実施の形態のように逆作動に用いる場合、弁体2は空気が供給されていない常時の状態で閉とされる。
そして、開弁する場合には、図1,4(b)に示すように、インサート59内の給排気口59aを通じて弁体2に近い側の気密空間に空気を送ることで、内ばね61及び外ばね62の弾性反力に対抗してピストン4を弁座13から遠ざける。
そうすると、ピストン4の移動に伴って、弁体2も弁座13から離れるように移動し、弁体2の下面と弁座13との間に流路となる隙間が生じることになり、この隙間を通じて流体が上流側流路18から下流側流路19へと流れる。
逆に、閉弁する場合には、インサート59の給排気口59aを通じた弁体2に近い側の気密空間への空気の供給を遮断すると、内ばね61や外ばね62の弾性反力が開放され、ピストン4に接続された弁体2が弁座13に押し付けられて、もとの状態に戻る。
この際、弁体2の円盤状突部24の側面24aと弁座13の内面13cとの間に幅Bの隙間が形成され、この隙間を通じて少量の流体が上流側流路18から下流側流路19へと流れる。
そして、隙間の流路方向の長さ(円盤状突部24の高さhに相当)を通過する時間だけ、流体が上流側流路18から下流側流路19へと流れた後に、弁体2の平坦面25が弁座13のテーパ状突出部13aの上面に当接されて流路は完全に封止される。
次に、本実施の形態のダイヤフラムバルブVの作用について説明する。
このように、本実施の形態のダイヤフラムバルブVは、弁体2は中央部21の底面から周縁部23まで円錐台状に広がる薄肉部22と中央部21の底面に設けられて一次側弁孔11に挿入される円盤状突部24とを一体に有し、円盤状突部24が、その側面24aと一次側弁孔11を形成する弁座13の内面13cとの間に隙間を有すると共に、この隙間の数倍の高さhの突出量を有して、一次側弁孔11に嵌合されることを特徴とする。
したがって、流路を封止する際には、円盤状突部24の側面24aと一次側弁孔11の内面13cとの間の隙間を通じて流体を流すことで、流量を減少させつつ流体を通過させてウォータハンマを低減することができる。
つまり、図6のグラフに示すように、従来型の場合には、隙間が設けられていないことで、封止する際に開口最小面積が直線的に減少するため、封止直前・直後の流量差が大きくなる。
ここにおいて、開口最小面積とは、弁体2と弁座13との最短距離を円環状の隙間に沿って1周分だけ積分して求めた面積をいう。
これに対して、突起高さ1mmの場合(実施例及び変形例1,2と同型)には、隙間が設けられていることで、封止する際に開口最小面積が所定時間一定に維持されて曲線状にゆるやかに減少することで、その間に一定量の流体が流れるため封止直前・直後の流量差がそれ程大きくはならない。
このように、封止直前・直後の流量差が大きくならないことで、短時間に衝撃的に圧力変動が発生して伝播するウォータハンマを防止することができる。
つまり、閉弁する途中の段階において流量を減らして流体が持つエネルギーを徐々に小さくしていくことで、封止する際に流体が持つエネルギーが小さくなるため、圧力変動のピーク値が小さくなる。
加えて、一次側弁孔11を封止する際には、同時に二次側弁孔12を塞ぐように薄肉部22が移動することになるため、中央部21の側方などに流体が滞留することを防止できる。
したがって、閉弁した後に滞留した流体が引き続き下流側に流れ込んで振動が減衰するまでの時間が長くなることを防止できる。
さらに、この弁体2は、中央部21の円盤状突部24の底面が平坦に形成されているため、従来と比べて全開のときの流量が大きくなる。
また、弁体2に連結されたピストン4をハウジング5内で摺動させる弁体2が下降(閉弁)する際に排気される側の給排気口59aは、弁体2が所定時間をかけて弁座13に当接するように、ハウジング5の壁内部で縮径されることで、弁体2の移動速度が遅くなってウォータハンマを低減することができる。
すなわち、後述の実施例1に示す実験で説明するように、従来は応答性を考慮して早く閉弁するために弁体2が下降(閉弁)する際に排気される側の給排気口59aの孔径を比較的大きくしていた。
これに対して本実施の形態では、ウォータハンマを考慮して、ゆっくりと所定時間をかけて閉弁できるように、排気側の給排気口59aの孔径を従来と比較して小さくしている。
このように時間をかけて閉弁することで、流体が持つエネルギーが時間をかけて減少するため、ウォータハンマを低減することができる。
加えて、このように所定時間をかけて弁体2を弁座13に当接させることによって、弁体2自体が流体と逆方向に移動することによって流体に生じる衝撃を緩和することができる。
そして、本実施の形態の弁体2のストローク(移動範囲)は小さいため、封止する際に弁体2の移動によって生じる流体の体積変化を抑制することができる。
また、このように弁体2のストロークを小さくしたうえで、上述したように給排気口59aの孔径を細く絞ることで、給排気口59aを絞ったことによる動作遅れを抑制できる。
つまり、給排気口59aを絞れば、その分だけ時間をかけて閉弁することになるため動作が遅れることになるが、ストロークを短くすることで弁体2の閉弁に要する時間を短縮してやれば、このような動作遅れを抑制できることになる。
さらに、弁座13の頂面にはテーパ状突出部13aが設けられるとともに、弁体2の中央部21の底面には円盤状突部24の周囲に円環状の平坦面25が形成されることで、簡単かつコンパクトな構造によってウォータハンマを低減できる。
すなわち、テーパ状突出部13aは、内面が弁座13の内面13cから連続する台形に形成される単純な形状であり、弁体2の平坦面25は、円盤状突部24の周囲に円環面状に形成される単純な形状であるため、弁体2や弁本体1の加工が容易になる。
加えて、この弁座13の頂面は、円環状の平坦面25の外周縁に設けられる薄肉部22の付け根近傍よりも若干内側にずれた位置で接触することとなるため、強度上の弱点となりやすい薄肉部22の付け根近傍を避けて弁体2の耐久性を向上させることができる。
また、円筒状の隔壁の先端近傍の内面13cは、周方向に沿って薄く円径に切削されているため、円盤状突部24の側面24aとの間で隙間の幅Bを全周で均一に保ちつつ、一定時間は隙間の幅Bを維持して閉弁することができるようになる(図1,4,5参照)。
つまり、一般に円孔を切削する加工の精度は高いため、同様に精度よく加工された弁体2との間に、微小な幅Bを全周に渡って所定の高さhで均一に形成できる。
以下、前記実施の形態に記載したダイヤフラムバルブVの弁体2の円盤状突部24の形状を決めるためにおこなった実験について説明する。
まず、実験条件について説明する。
この実験は、図2に示すように、管路85,86の途中にダイヤフラムバルブVを挿入し、エア配管88,89を通じて空気を送ることで弁体2を開閉して、二次側(下流側)の管路86の圧力変動を圧力計によって計測した。
管路85の口径を25(mm)、流速を3(m/s)、流量を88(リットル/分)、ポンプ元圧を0.2(MPa)として実験を実施した。
次に、弁体2及び弁座13の形状と弁体2の閉止速度を変えて行った実験の結果を図7〜図11を用いて実験例ごとに説明する。この図7〜図11では、(a)に用いた弁体2及び弁座13の構成を示し、(b)に上流側(一次側)管路85の圧力変動(上側)と下流側(二次側)管路86の圧力変動(下側)とを示した。
図7(b)〜図11(b)において、縦軸は圧力、横軸は時間を表し、縦軸の1目盛は0.2(MPa)を表し、横軸の1目盛は1(s)を表している。なお、横軸の左から2目盛目の破線で示した時点で閉弁を開始している。
(従来例)
まず、従来例として、弁体2の中央部21の底面が円錐台状に形成され、弁座13の頂面が平坦に形成され、弁体2の閉止時間0.186(s)の場合の実験結果について、図7を用いて説明する。
図7(b)の実験結果に示すように、一次側の最大圧力は0.424(MPa)となり、二次側の最大圧力は0.469(MPa)となった。
これは、全閉になる際の流量が大きいことと、単位時間当たりの流量変化が大きいことが原因と考えられる。
つまり、この弁体2には、閉止する際に流体が通過する隙間が設けられていないため、図6の従来型の例に示すように、開度0(%)になる直前の流量が大きくなる。
また、弁体2が下降(閉弁)する際に排気される側の給排気口59a(図1参照)が縮径されていないことで、弁体2が流路を閉止する際の移動速度が大きくなり、単位時間当たりの流量変化が大きくなる。
(従来例の変形例)
次に、図7に示す従来例の変形例として、弁体2の中央部の底面が円錐台状に形成され、弁座13の頂面が平坦に形成され、弁体2の閉止時間1.10(s)の場合の実験結果について、図8を用いて説明する。
図8(b)の実験結果に示すように、一次側の最大圧力は0.251(MPa)となり、二次側の最大圧力は0.189(MPa)となった。
これは、全閉になる際の流量が大きい一方で、閉止時間が長くなっているため単位時間当たりの流量変化が小さいことが原因と考えられる。
つまり、この弁体2には、閉止する際に流体が通過する隙間が設けられていないため、図6の従来型の例に示すように、開度0(%)になる直前の流量が大きくなる。
一方で、弁体2が下降(閉弁)する際に排気される側の給排気口59a(図1参照)が縮径されていることで、弁体2が流路を閉止する際の移動速度が小さくなり、単位時間当たりの流量変化が小さくなる。
(実施例)
次に、前記実施の形態に対応する実施例として、弁体2の中央部の底面に円盤状突部24が設けられ、弁座13の頂面にテーパ状突出部13aが設けられ、弁体2の閉止時間1.30(s)の場合の実験結果について、図9を用いて説明する。
図9(b)の実験結果に示すように、一次側の最大圧力は0.257(MPa)となり、二次側の最大圧力は0.122(MPa)となった。
これは、全閉になる際の流量が小さいうえに、閉止時間が長くなっているため単位時間当たりの流量変化が小さいことが原因と考えられる。
つまり、この弁体2には、閉止する際に流体が通過する隙間が円盤状突部24の側面24aと弁座13の内面13cとの間に設けられているため、図6の例に示すように、開度0(%)になる直前の流量が小さくなる。
さらに、弁体2が下降(閉弁)する際に排気される側の給排気口59a(図1参照)が縮径されていることで、弁体2が流路を閉止する際の移動速度が小さくなり、単位時間当たりの流量変化が小さくなる。
加えて、閉弁した際には、薄肉部22によって中央部21の側方の空間を封鎖してこの部分に流体が滞留しないようにされることで、減衰に要する時間が短くなっている。
(比較例)
次に、比較例として、弁体2の中央部21の上部側面に湾曲した薄肉部22が設けられ、弁体2の中央部21の底面に円錐状突起が設けられ、弁座13の頂面にテーパ状突出部が設けられ、弁体2の閉止時間1.36(s)の場合の実験結果について、図10を用いて説明する。
図10(b)の実験結果に示すように、一次側の最大圧力は0.244(MPa)となり、二次側の最大圧力は0.115(MPa)となった。
しかしながら、減衰に要する時間が従来例よりも長くなっているのは、薄肉部22が弁体2の中央部21の上部側面に設けられており、中央部21の側方に空間が生じているため、この空間に閉弁直前に通過した流体が滞留してしまうことが原因と考えられる。
(変形例1)
以下、図11を用いて、前記実施の形態とは別の形態の弁体2及び弁本体1の組み合わせについて説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
変形例1では、前記実施の形態とは異なり、弁座13が平坦に形成される場合について説明する。
まず、構成から説明すると、変形例1の弁座13は、頂面13bにテーパ状突出部13aを設けることなく、平坦な頂面13bを備えている。
また、弁体2の中央部21は、短円柱状に形成されるもので、円柱の一方の端面の中心にピストン4の軸部42の先端が取り付けられる取付孔27を有しており、他方の端面には円盤状突部24が形成されている。
加えて、この中央部21の底面の円盤状突部24よりも外側には、円環面状に平坦面25が形成されて、平坦な頂面13bの上面に当接される。
次に、作用について説明する。
このように、変形例1の弁座13の頂面13bは平坦に形成されるとともに、弁体2の薄肉部22の中央部21に対する付け根には弁座13の頂面13bに当接する平坦面25が形成されることで、簡単かつコンパクトな構造によってウォータハンマを低減できる。
すなわち、平坦な頂面13bは弁座13の上端を平面に加工した単純な形状であり、弁体2の平坦面25は、円盤状突部24の周囲に円環面状に形成される単純な形状であるため、弁本体1や弁体2の加工が容易になる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
(変形例2)
以下、図12を用いて、前記実施の形態及び変形例1とは別の形態の弁体2及び弁本体1の組み合わせについて説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
変形例2では、前記実施の形態とは異なり、弁座13が平坦に形成され、かつ円盤状突部24の周囲にテーパ面26が形成される場合について説明する。
まず、構成から説明すると、変形例2の弁座13は、頂面13bにテーパ状突出部13aを設けることなく、平坦な頂面13bを備えている。
また、弁体2の中央部21は、短円柱状に形成されるもので、円柱の一方の端面の中心にピストン4の軸部42の先端が取り付けられる取付孔27を有しており、他方の端面には円盤状突部24が形成されている。
加えて、この中央部21の底面の円盤状突部24よりも外側には、円盤状突部24の側面24aから薄肉部22の付け根へと斜めに傾斜して円錐台状のテーパ面26が形成されている。
したがって、弁座13の平坦な頂面13bの内側の角と、この弁体2の円錐台状のテーパ面26と、は円形に線接触することになる。
次に、作用について説明する。
このように、変形例2の弁座13の頂面13bは平坦に形成されるとともに、弁体2の薄肉部22の付け根には頂面13bの内側の角に線接触するテーパ面26が形成されることで、簡単かつコンパクトな構造によってウォータハンマを低減できる。
すなわち、平坦な頂面13bは弁座13の上端を平面に加工した単純な形状であり、弁体2のテーパ面26は、円盤状突部24の周囲に円錐台状に形成される単純な形状であるため、弁本体1や弁体2の加工が容易になる。
加えて、変形例2のように閉弁する際に、流路(隙間)が斜めに形成されることで、封止直前に流体が斜めに通過するため、流体が滞留することなく通過してウォータハンマを低減できる。
なお、この他の構成および作用効果については、前記実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、弁体2に円柱状の中央部21よりも小さい径の円盤状突部24が設けられることで、弁座13との間に隙間を形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、弁座13の頂面近傍の一次側弁孔11の内径が大きくされて弁体2との間に隙間を形成するものであってもよい。
また、前記実施の形態及び実施例では、逆作動のダイヤフラムバルブVの弁座13及び弁体2が隙間を生じる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、正作動や復作動のダイヤフラムバルブに適用することもできる。
本発明の最良の実施の形態のダイヤフラムバルブの構成を説明する断面図である。 ダイヤフラムバルブを備える管路の構成を説明する斜視図である。 本発明の最良の実施の形態のダイヤフラムバルブの構成を分解して説明する分解斜視図である。 実施例のダイヤフラムバルブの動作を説明する説明図である。(a)は開いた状態であり、(b)は閉じた状態である。 弁本体と弁体の構成を拡大して説明する拡大断面図である。 弁体のストロークと一次側弁孔の開口最小断面積との関係を示したグラフである。 従来例の実験を説明する説明図である。(a)は断面図であり、(b)は圧力変動を示したグラフである。 従来例の変形例の実験を説明する説明図である。(a)は断面図であり、(b)は圧力変動を示したグラフである。 実施例の実験を説明する説明図である。(a)は断面図であり、(b)は圧力変動を示したグラフである。 比較例の実験を説明する説明図である。(a)は断面図であり、(b)は圧力変動を示したグラフである。 変形例1のダイヤフラムバルブの構成を説明する断面図である。(a)は閉じた状態の断面図であり、(b)は拡大断面図である。 変形例2のダイヤフラムバルブの構成を説明する断面図である。(a)は閉じた状態の断面図であり、(b)は拡大断面図である。
符号の説明
V ダイヤフラムバルブ
1 弁本体
11 一次側弁孔
12 二次側弁孔
13 弁座
13a テーパ状突出部
14 環状溝
18 上流側流路(流路)
19 下流側流路(流路)
2 弁体
21 中央部
22 薄肉部
23 周縁部
24 円盤状突部
25 平坦面
26 テーパ面
4 ピストン
5 ハウジング
58a,59a 給排気口

Claims (5)

  1. 弁本体に形成される流路と、前記流路の途中に開口した一次側弁孔と、前記一次側弁孔の周囲に設けられる弁座と、前記弁座の周囲に環状に開口した二次側弁孔と、前記二次側弁孔の周囲に設けられる環状溝と、周縁部が前記環状溝に掛止されるとともに中央部の底面が前記弁座に当接して前記流路を封止する弁体と、を備えるダイヤフラムバルブであって、
    前記弁体は、前記中央部の底面から前記周縁部まで円錐台状に広がる薄肉部と、前記中央部の底面から突出されて前記一次側弁孔に挿入される円盤状突部と、を一体に有し、
    円盤状突部が、その側面と前記一次側弁孔の内面との間に隙間を有すると共に、該隙間の数倍の高さの突出量を有して、前記一次側弁孔に嵌合されることを特徴とするダイヤフラムバルブ。
  2. 前記流路を封止するために前記弁体に連結されたピストンをハウジング内で摺動させる空気の給排気口は、前記弁体が所定時間をかけて前記弁座に当接するように、前記ハウジングの壁内部で縮径されることを特徴とする請求項1に記載のダイヤフラムバルブ。
  3. 前記弁座の頂面には、周方向に沿って断面台形状のテーパ状突出部が設けられるとともに、
    前記弁体の中央部の底面には、前記テーパ状突出部に当接する平坦面が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイヤフラムバルブ。
  4. 前記弁座の頂面は、平坦に形成されるとともに、
    前記弁体の前記薄肉部の前記底面に対する付け根には、前記頂面に当接する平坦面が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイヤフラムバルブ。
  5. 前記弁座の頂面は、平坦に形成されるとともに、
    前記弁体の前記薄肉部の前記底面に対する付け根には、前記頂面の内側の角に線接触するテーパ面が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイヤフラムバルブ。
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